◆−センジ−1−−斉藤ぐみ(8/24-21:53)No.4112
 ┣ぐみさんが書いてます!!−桜井  ゆかり(8/24-22:08)No.4114
 ┃┗読んでくれてありがとうございます^^−斉藤ぐみ(8/25-14:02)No.4117
 ┗センジ−2−−斉藤ぐみ(8/25-13:58)No.4116
  ┣はじめまして!−ねんねこ(8/25-14:39)No.4122
  ┃┗嬉しい限りです。−斉藤ぐみ(8/26-21:39)No.4137
  ┣Re:センジ−2−−雫石彼方(8/25-21:21)No.4131
  ┃┗可愛かったです^^−斉藤ぐみ(8/26-21:44)No.4138
  ┗センジ−3−−斉藤ぐみ(8/27-13:25)No.4144
   ┗センジ−4−−斉藤ぐみ(8/27-20:28)No.4150
    ┗センジ−5−−斉藤ぐみ(8/28-10:27)No.4153


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4112センジ−1−斉藤ぐみ E-mail 8/24-21:53


センジ

こんにちは。
斉藤ぐみです。
なんか、ゼルアメで盛り上がってきているので、
私もなにか書こうと思います。
ゼルアメの話なので、苦手な方はおさけ下さい。

設定としては、ゼルとアメリアが結婚して、すぐあとのセイルーンで、
戦争が勃発し…
と言う話です。
ある漫画に、感化され書いた話なので分かる方も居るかもしれませんね…
いつもの仲良し四人組プラスゼロスです。
ダークになるかも…
では本編です。
************************************
―――アメリア・・・

―――はい・・・

―――俺はこれから…



――――――――――――――――――え?



がちゃん!
アメリアの手にしていたカップは、床に落ち粉々に砕けた。





―――――――――――――――――――セイルーン部隊の指揮官に…



幸せの時計が止まった音が聞こえる…

センジ―1―

「いってらっしゃい…気をつけて…」
涙が出るのを必死でこらえて、ゼルガディスを見送る。
「お前もあんまり無理するなよ…お前の腹にはもう命が宿ってんだからな…」
アメリアは、一回顔を俯け顔を上げる。
「ゼル…ガディスさんが…帰ってくる頃にはもう赤ちゃん産まれてますから…ゼルガディスさんが…帰ってくるまでに…私は…この子を…守ります…」
途切れ途切れの声。
泣いている…
分かっているのだ。

――もう帰ってこれない事を…

ゼルガディスの身体は、人間に戻っている。
前の身体だったら、多少なにかあっても、生きていられるが…
この身体は、そういうわけにはいかない。
大量の出血死…
何かのショック…麻痺
いろいろな事が…
いろいろな死に方が考えられる。
戦争のど真ん中の真ん前に立って指揮をとる。
かなり危険だ。
生きていられるか…?
きっと、生きては帰れない。
――普通の人間なら、下級魔族なら…
彼にかなう者など居ない。
だが、今回の相手は――魔族…
それこそ、中級・上級の・・・
今まで使えた魔法も使える。
知識もある。
だが、危険な事には変わりは無い。
ゼルガディスは、自ら、指揮官を申し出たのだ。
セイルーンの代表者として…
もし、ゼルガディスが行かないのなら、アメリアにこの役が回ってくる。
アメリアには、生きていて欲しい…
その想いからゼルガディスは、戦場に赴く。
自らの身体で、人間の姿で、好きな女とそしてそのお腹の中の小さな命を守れるなら・・・
きっと…
本望だろう…


「アメリア…泣かないでくれ…笑顔を見せてくれ…」
きっと、最後の願い。
本人に向かって直接いえる最後の…


――彼女は、涙でぬらした顔をそのままに……笑った…


―――いってらっしゃい…

続く












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4114ぐみさんが書いてます!!桜井 ゆかり 8/24-22:08
記事番号4112へのコメント


>
>こんにちは。
>斉藤ぐみです。
こんばんわ。ぐみさん。

>なんか、ゼルアメで盛り上がってきているので、
>私もなにか書こうと思います。
>ゼルアメの話なので、苦手な方はおさけ下さい。
わぁあああ!!(拍手)
2の方、ゼルアメでもりあがってますね。


>ある漫画に、感化され書いた話なので分かる方も居るかもしれませんね…
にょぉ・・・わかりません・・・・



>
>ゼルガディスの身体は、人間に戻っている。
>前の身体だったら、多少なにかあっても、生きていられるが…
>この身体は、そういうわけにはいかない。
>大量の出血死…
>何かのショック…麻痺
>いろいろな事が…
>いろいろな死に方が考えられる。
死ですか・・・・・。最初からこれですか・・・・?
でも、魔族との戦いならじわじわとだと・・・・・


>アメリアには、生きていて欲しい…
>その想いからゼルガディスは、戦場に赴く。
>自らの身体で、人間の姿で、好きな女とそしてそのお腹の中の小さな命を守れるなら・・・
>きっと…
>本望だろう…
ゼルガディスさんかっこいいですね。



>
>続く
続き物ですか。
続きがものすごく楽しみです。
では、感想でした。

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4117読んでくれてありがとうございます^^斉藤ぐみ E-mail 8/25-14:02
記事番号4114へのコメント

こんにちわ^^
感想ありがとうございます^^v




>死ですか・・・・・。最初からこれですか・・・・?
>でも、魔族との戦いならじわじわとだと・・・・・
はうっ!(←忘れていたらしい)
>続き物ですか。
>続きがものすごく楽しみです。
>では、感想でした。
ありがとうございます。
結構、ダークになってしまうかもしれませんが、お付き合いよろしくお願いいたします^^

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4116センジ−2−斉藤ぐみ E-mail 8/25-13:58
記事番号4112へのコメント


「遅かったじゃないの。」
「久しぶりだなっ!ゼルガディス!!」
金髪の剣士(だが脳みそヨーグルト)と、茶髪の女魔導師(極悪な…)が、アメリア(いとおしい妻)に別れを告げてからそう時間も経ってない時にあった。
「お前らも…行くのか?」
「もちろんよ!あんたとアメリアの国を滅ぼさせるわけには行かないのよ!」
こういう時って、友達…戦友と言うのは、とても頼りに…
「あっ!でも、終わったら、金貨五千万枚ね!」
ならない…
「ゼルガディス…」
金髪の剣士・ガウリイが問う。
「あ?」
「…無事に帰ってやれよ。アメリアの元に…それがアメリアにとって一番の幸せだ。」
真面目な顔で言った。
「ああ。死ぬつもりは、毛頭無い。」
俺は笑顔で答えた。
「そう言えば、赤ちゃん宿したんだって?!やるじゃん!!ゼル!にくいねこの色男!」
茶髪の女魔導師リナは、にやけながら俺をからかった。
「へぇ、おめでたなのかアメリア。」
とガウリイ。
「うるさい!そういうリナたちは、全然進展は無いのか?」
今度は俺がからかう番だ。
毎度毎度、なにかあるごとにからかいやがって…
「なっ!!!あたし達はそんな仲じゃないのっ!!!」
真っ赤になって、言い返すリナ。
「大変だな…旦那も…」
「分かってくれるか?」
「ああ…」

他愛も無い話をしていたその時!!!

どがんっ!!!
がぁぁぁぁん!!
セイルーンの城内での爆発。
「なっ!!」
「よりによって…城内を…!!」
ゼルガディスは、来た道を引き返した。
「っ!!いくわよガウリイ!」
「おお!」
そこには、悪夢が待っていた。

続く

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4122はじめまして!ねんねこ 8/25-14:39
記事番号4116へのコメント

はじめましてっ! ねんねこというものです。
唐突ですが、ぽん太郎さんのHPの投稿BBSのぐみさんの作品を読みました。
密かにぐみさんのファンやってます(どきどき)

今回の話、ダークになるんですかぁ。いいですね。なんとなくねんねこはダークなのが書けずにギャグでがっ、と切り替えしちゃいますから……(汗)
ゼルとアメリアが幸せなのも嬉しいけど、悲恋話になって、でもお互い愛し合っている……というのも好きです。

リナとガウリイも相変わらずでいい感じです(笑)
続きも絶対に読みますんで頑張ってくださいっ! 少し短いですが、ねんねこでした。では。

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4137嬉しい限りです。斉藤ぐみ E-mail 8/26-21:39
記事番号4122へのコメント

>はじめましてっ! ねんねこというものです。
こちらこそ、初めまして。以後お見知りおきを。^^

>唐突ですが、ぽん太郎さんのHPの投稿BBSのぐみさんの作品を読みました。
>密かにぐみさんのファンやってます(どきどき)
ぐふっ!!はっ恥かしいです^^;でも、ありがとうございます^^

>今回の話、ダークになるんですかぁ。いいですね。なんとなくねんねこはダークなのが書けずにギャグでがっ、と切り替えしちゃいますから……(汗)
>ゼルとアメリアが幸せなのも嬉しいけど、悲恋話になって、でもお互い愛し合っている……というのも好きです。
私は、ギャグは書けません(泣)書きたいんですが、どうしてもシリアスになってしまい、さらには暗い話に…;;
ギャグ書けるねんねこさんが羨ましいです。

>リナとガウリイも相変わらずでいい感じです(笑)
あの二人は、ずっとあんな感じで旅してて欲しいです^^

>続きも絶対に読みますんで頑張ってくださいっ! 少し短いですが、ねんねこでした。では。
はい!がんばります^^
ツリーが落ちないうちになんとか終わらせたいです^^;
こんな奴ですが、これからも読んでいってくださいね^^

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4131Re:センジ−2−雫石彼方 E-mail 8/25-21:21
記事番号4116へのコメント


こんにちはー、雫石です。
先ほどほんっとに久々の、ファックス送りました。いつもさぼってばっかですみません;

連載ですねー。
ああ、でもダーク・・・(泣)悲恋、ダークが苦手な私としてはひじょーに複雑ですが、でもちゃんと読ませていただきます。頑張ってくださいね!

なんかめちゃめちゃ短いですが、この辺で失礼します;

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4138可愛かったです^^斉藤ぐみ E-mail 8/26-21:44
記事番号4131へのコメント


>こんにちはー、雫石です。
>先ほどほんっとに久々の、ファックス送りました。いつもさぼってばっかですみません;
いえいえ。私もたまにしか送っていませんし;;
ファックスのゼル達の子供は、女の子はカッコ良くて、男の子は、可愛かったです^^
うぬぬ…私もしっかり設定作って、話を書いてみようかなぁ…

>連載ですねー。
>ああ、でもダーク・・・(泣)悲恋、ダークが苦手な私としてはひじょーに複雑ですが、でもちゃんと読ませていただきます。頑張ってくださいね!
ダーク苦手な方って結構居るんですよね
私は、話的にこっちのほうが書いてて楽しい(死)し、書きやすいんです。
(自分の根性が曲がりまくっているのと性格悪いのがきっといけないんだ)

>なんかめちゃめちゃ短いですが、この辺で失礼します;
いえいえ。
私と違って忙しいようなので、感想くださっただけでも嬉しいです^^
これからも(ダークですが;;)読んでくださいね^^
では!

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4144センジ−3−斉藤ぐみ E-mail 8/27-13:25
記事番号4116へのコメント

―――――――――ゼルガディスさん…

フワフワした感覚

―――――――――――私は、どうしても産みたいんです。

アメリアの声が聞こえる。
脳に、直接響く。

――――――――この子には悪いと思いますが…

…………なに言ってる?

――――――私達の子です。産んでもいいですよね?



………………………………当たり前だ…………………









ごうぅぅぅん
だがががぁぁあ!
城内のすごい騒音は、さっきから途絶えない。
ゼルガディス達はとにかく急いだ。
アメリアの元に…


「アメリア!」
ばぁん!!
ドアを蹴破るるような感じで開ける。
「?ゼルガディスさん?」
ベットの端っこで泣いているアメリア。
眼の下が真っ赤に腫れている。
「??どうしたんですか?もう帰ってきてくださったんですか?」
うれしそうな表情をするアメリアに対し、ゼルガディスはアメリアを睨んだままだ。
「お前…ゼロスだろう。こんなところで何をやっている。」
剣を引き抜き、アストラスバインをかける。
「なに言ってるんですか?ゼルガディスさん。」
ゼルガディスに近づこうとする『アメリア』
「エルメキア・ランス!」
リナのはなった呪文が『アメリア』を狙う。

―シュン―

かき消える『アメリア』
【なんでばれちゃったんですか】
どこからとも無く聞こえるゼロス声。
―シュン―
もう一度姿を現すゼロス。
「簡単よ。」
リナがふっと笑う。
「あんたの化けた『アメリア』のお腹はぜんぜん膨れてなかったからね!」
「そうだ。あいつは今やゼルの子供宿してるもんな。」
リナとガウリイがいう。
「まぁ、お前達魔族にとって、出産なんか、最悪な事だろうからな。」
「はは。さすがに、あの化け化けしい姿にはちょっとなれませんでした。」
苦笑いをするゼロス。
「所で、アメリアはどこだ?」
「そうよ!あんた知ってるんでしょ!アメリアの居場所!」
「アメリアさんなら、城の庭で僕の上司様のゼラス・メタリオム様とお話してますよ」
と笑いながらそう言いふわりと身体を浮かせる。
「あなたの…ゼルガディスさんとの子供について話し合っていましたよ…あなたなら…心当たりがあるはずですよ?ゼルガディスさん…」
そう言って消えた。
「??どう言う事よ…ゼル?」
リナが問いてもなにも言わない。
「……その話は、お前にあとで説明する。とりあえずアメリアを…」
と言って、テラスから、レイ・ウイングで飛んでいった。

「どうしたんだろ…ゼルの奴。」
「さあな。それより早く行こうぜ。」
リナとガウリイも、アメリアの部屋を後にした。





がたっ・・・
窓の開いたままのアメリアの部屋に1つの、ノートが落ちた。

それにはこう記してあった。

『子供は成長するにつれ、どんどん魔力が強くなっていく…もう私やゼルガディスさんの魔力…果てにはりなさんの魔力まで超えてしまっている…』

と・・・




続く








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4150センジ−4−斉藤ぐみ E-mail 8/27-20:28
記事番号4144へのコメント

前書き
と言ってもそんなたいそうな物じゃないんですが…
注意:この話に、なぜか《死》ゼラス・メタリオムさんが出てきますが、本編のゼラスさんとはかなり違いますのであしからずです。
姿も、本編じゃなく、アニメのあのスレンダーで大人ナゼラスさんを思い浮かべてくださったほうがよろしいかと…
ではいきます。
***********************************
「分かってるわよね…アメリアちゃん…」
「…いくら話しても…無駄です。誰がなんと言おうと私とゼルガディスさんの子供は、殺させませんっっっ!!!!」
「そう・・・じゃぁ、ちょっとだけ、遊ばせてもらうわね…」


かっっっっっっっっ・・・


あたり一面が、黄緑色の光で包まれる。

「きゃっ!嫌・・・いや・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


じゃしゅっ

なにかが切れる音。

「どうして?ゼルガディスさ…ん…」

ぱたっ
アメリアの手が、動く事はもう無かった。
「さて、これからよ…まだまだあなたにはさせなきゃいけない事が沢山あるの・・・
そう…たとえばゼルガディスを殺すとか…ね…」
ゼラスがそう言ったとたん、何かの気配がする。

「アメリアっ!どこだっ!」
ゼルガディスを見たぜラスは、ふっと笑い、アメリアを生き返らせる。
ただし…身体のみの再生…


「ご飯は、最高の食材でつくんなきゃぁ・・・ねぇ?ダルフ・・・」
「ありゃ…ばれちゃったみたいですわね…」
ぽちゃんという、水の音がして、ゼラスの隣に、ダルフが姿を現す。
「おいしそうだからね。つい来ちゃった。」
ぺろりと舌を出すダルフ。
「どうせ、最初っから居たんでしょ。」
じと眼でにらむゼラス。
「あはは。でもまぁ、協力するわよ。」
ぽぉぅと手を光らせ、蒼い光をアメリアに投げつける。
「あっ・・・」
―――――ゼルガディスを倒してらっしゃい…アメリア―――――――

「―はい…ゼラス様・・・ダルフ様…―」





………………………とくんっ…

命の音が聞こえる。
「アメリア…っ…」
耳の奥底で聞こえた鼓動。
振りかえってみたらアメリアが居た。
だが、絶対にもつはずの無い剣を持っていた。
リナやガウリイも、その場に居合わせた。
「ゼルガディス…お前をころすっ!!」





――――――――愛するもの達すべてに捧げる恐怖の歌声は

                   闇に溶けて沈む…

「アメリアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」
続く

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4153センジ−5−斉藤ぐみ E-mail 8/28-10:27
記事番号4150へのコメント

なんか、ダルフまで出てきた…????;;;
うーん・・・
最初の設定とかなり違うけど…
さてどうなるのかっ!!
こうご期待(してないよ)
***********************************
「アメリア?!!剣を離せ!」
ゼルガディスの声もむなしく、アメリアは、ゼルガディスに切りかかる。

ぎぃぃぃん
剣と剣がぶつかり悲鳴を上げる。
「―ゼルガディス…ころす…ゼラス様とダルフ様にそのみを捧げろっ!!」
「!!ゼラス…ダルフ!!」
「ちょっと、アメリア!なにいってんのよっ!!」
リナが、アメリアを止めにかかる。
「邪魔をするなっ!」
ゼルガディスと重ねていた剣を離し、リナに切りかかる。
「リナッ!!」
ぎぃぃん
今度は、ガウリイの剣と対峙する。
「お前まで、邪魔する気か!!」
ガウリイの剣をなぎ払い、ガウリイに切りかかる。
ざしゅっ
アメリアが相手なので、手加減していたせいか、腹を切られてしまう。
「ぅっ…」
「!!ガウリイ」
リナはガウリイに駆け寄り、リカバリィをかける。
その間にも、ゼルガディスとアメリアは、剣で対峙していた。
ぎりぎり・・・
剣の重なった音が、耳に痛い。
「アメリアっ!目を覚ませ!!」
アメリアの剣をなぎ払い、アメリアにスリーピングの呪文をかける。
アメリアはいとも簡単に寝てくれた。
「アメリア…」
倒れ掛かるアメリアを抱きしめ、呟く…

―とくん…とくん…
心地よいアメリアの心臓の音
だが…

―とく…とく………とくんっ・・…………………………………

心音が消えた。
「!!!?アメリア?アメリアッ!!!」
何度呼びかけてもアメリアの返事も、眼を開ける事も無かった。
「アメリアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
ゼルガディスの悲痛の叫びが、城内の庭に響いた。




「ありゃま。あっけなかったわね。」
ダルフがつまんなさそうに言う。
「いいえ。これからよ。」
にんまりとゼラスが笑う。
「それにしても、スリーピングかけてあっさりねちゃうって事は、やっぱりどこかにゼルガディスを殺すって言う命令に抵抗してたみたいだけど?」
「人間で美しいと言われてる愛って奴でしょ?……自分で言ってなんだけど、鳥肌が立ったわ。今。」


――闇よ闇よ我らをどうか包んでおくれ・・・光に足を奪われた我にどうか・・・

続く