◆−太陽と月に背いて 第五楽章−浅島 美悠(8/27-10:01)No.4142 ┗Re:太陽と月に背いて 第五楽章−どみこ(8/28-17:04)No.4156 ┗わ〜いどみこさんでーすわ〜(^^)−浅島 美悠(8/28-20:06)No.4157 ┗いや!そのたうり!!−どみこ(8/29-10:59)No.4164
4142 | 太陽と月に背いて 第五楽章 | 浅島 美悠 | 8/27-10:01 |
とおりゃんせ とおりゃんせ ここは めいふのほそみちじゃ きじんさまの ほそみちじゃ ちぃっと とおしてくだしゃんせ にえのないもの とおしゃせぬ このこのじゅうにの とむらいに くようをたのみに まいります いきはよいよい かえりはこわい こわいながらも とおりゃんせ とおりゃんせ── 「お前、昨日リナと一緒にいたな?」 ガウリイは乗り込んだ車の中で、助手席のゼルガディスに問う。 「あ、ああ一緒に帰った…」 「その時、リナになんかかわりは無かったか?」 「……いや…。特に…………」 『五年ぐらい前に起こった、すんごく吐き気のするよーな出来事……だよ』 わずかに、かたかたと震える横顔。 「………そういえば、異様に怖がっていたな…」 「ちっ…ってことはもう来やがったのかっ!」 アクセル踏み込み、ガウリイは忌ま忌ましそうに吐き捨てる。 「……リナに、何があったんだ?」 ゼルガディスは、ずっと聞きたかったことを、呟いた。 五年前。 それは唐突にやって来た。 その日、まだ十二のリナと十七のガウリイは、それぞれの姉と兄を迎えに行った。 久しぶりに、たった一人の家族が、出張から帰ってくるのだ。 だが。 あいつらは、そんなリナたちを。 「まだオレもガキだったんだよ。リナを連れて、逃げ回ることしかできなかった。 ……あいつら、オレらをなぶり殺しにする気だったらしい」 もう限界だった。 足が動かない、肩から血が流れ、右腕は妙な方向へと曲がっていた。 それでも、できうるかぎりの抵抗はしたのだ。 それはリナも同じく。 もう、最後だ。 そう思った刹那。 「頭の中が真っ白になって……それから…次に目を開けたら……」 迎えに行くはずの。 お帰り、と言ってあげるはずの。 姉。 と。 兄。 内蔵は飛び散り、目は虚ろ。 所々、筋肉がはみ出て、血が流れている。 まるで、獰猛な何かに、喰われたかのごとく。 「………」 あまりの惨さに、ゼルガディスが顔をしかめる。 「それからだよ。リナが、他人から離れて行ったのは。 オレは、何が何だか分からなくて、しばらく口が聞けない状態だった。 ……ここまで治るの、結構時間かかったんだぜ?」 「………そのあいつら、ってのは何なんだ?」 深呼吸というものが、こんなにも素晴らしいことだと思ったのは初めてだ。 「…………言っても、絶対信じねーよ」 「じゃあ、何で俺を呼んだ!? こんな話をするためか!?」 「ちょっ……ちょっと待てゼル! 運転が……おわぅにゃぁぁぁぁっっ!!」 通りゃんせ 通りゃんせ 此処は冥府の細道じゃ 鬼神さまの細道じゃ ちぃっと通してくだしゃんせ 贄のないもの 通しゃせぬ この娘の十二の弔いに 供養を頼みに参ります 生きはよいよい甦りは怖い 怖いながらも 通りゃんせ 通りゃんせ── 太陽と月に背いて 第五楽章・了 |
4156 | Re:太陽と月に背いて 第五楽章 | どみこ E-mail | 8/28-17:04 |
記事番号4142へのコメント 浅島 美悠さんは No.4142「太陽と月に背いて 第五楽章」で書きました。 はい!もういーかげんしつけーよとか下の方に思われているどみこでーす! 黙らすのにちょっぴし危険な事しちゃったけどもう、これで安心です! と、言うことでかんそう行っちゃいます! > > > >とおりゃんせ とおりゃんせ >ここは めいふのほそみちじゃ >きじんさまの ほそみちじゃ >ちぃっと とおしてくだしゃんせ >にえのないもの とおしゃせぬ >このこのじゅうにの とむらいに >くようをたのみに まいります >いきはよいよい かえりはこわい >こわいながらも とおりゃんせ >とおりゃんせ── どっかで聴いた歌・・ 何処で聞いたんだろ? > >「お前、昨日リナと一緒にいたな?」 >ガウリイは乗り込んだ車の中で、助手席のゼルガディスに問う。 >「あ、ああ一緒に帰った…」 >「その時、リナになんかかわりは無かったか?」 >「……いや…。特に…………」 >『五年ぐらい前に起こった、すんごく吐き気のするよーな出来事……だよ』 >わずかに、かたかたと震える横顔。 >「………そういえば、異様に怖がっていたな…」 >「ちっ…ってことはもう来やがったのかっ!」 >アクセル踏み込み、ガウリイは忌ま忌ましそうに吐き捨てる。 >「……リナに、何があったんだ?」 >ゼルガディスは、ずっと聞きたかったことを、呟いた。 呟くってことがゼルさんらしい・・・。 > >五年前。 >それは唐突にやって来た。 >その日、まだ十二のリナと十七のガウリイは、それぞれの姉と兄を迎えに行った。 >久しぶりに、たった一人の家族が、出張から帰ってくるのだ。 >だが。 >あいつらは、そんなリナたちを。 > >「まだオレもガキだったんだよ。リナを連れて、逃げ回ることしかできなかった。 >……あいつら、オレらをなぶり殺しにする気だったらしい」 だれだろ・・・? >もう限界だった。 >足が動かない、肩から血が流れ、右腕は妙な方向へと曲がっていた。 >それでも、できうるかぎりの抵抗はしたのだ。 >それはリナも同じく。 >もう、最後だ。 >そう思った刹那。 > >「頭の中が真っ白になって……それから…次に目を開けたら……」 > >迎えに行くはずの。 >お帰り、と言ってあげるはずの。 >姉。 >と。 >兄。 ルナねーちゃんと・・・? >内蔵は飛び散り、目は虚ろ。 >所々、筋肉がはみ出て、血が流れている。 >まるで、獰猛な何かに、喰われたかのごとく。 ぐろてすく・・・。 >「………」 >あまりの惨さに、ゼルガディスが顔をしかめる。 まぁあたりまえやね。 >「それからだよ。リナが、他人から離れて行ったのは。 >オレは、何が何だか分からなくて、しばらく口が聞けない状態だった。 >……ここまで治るの、結構時間かかったんだぜ?」 >「………そのあいつら、ってのは何なんだ?」 >深呼吸というものが、こんなにも素晴らしいことだと思ったのは初めてだ。 >「…………言っても、絶対信じねーよ」 鬼。とか? >「じゃあ、何で俺を呼んだ!? こんな話をするためか!?」 >「ちょっ……ちょっと待てゼル! 運転が……おわぅにゃぁぁぁぁっっ!!」 何が一体どーなったんだ?おわにゃっぁぁぁって・・・? > >通りゃんせ 通りゃんせ >此処は冥府の細道じゃ >鬼神さまの細道じゃ >ちぃっと通してくだしゃんせ >贄のないもの 通しゃせぬ >この娘の十二の弔いに >供養を頼みに参ります >生きはよいよい甦りは怖い >怖いながらも 通りゃんせ >通りゃんせ── > 太陽と月に背いて 第五楽章・了 > え〜と、どみこです。 今回も面白かったです。シリアスで。 ああっ!かなり簡潔になってしまった!? したが空いてしまうぅぅぅうぅ!! と、まぁワケの分かんない事を言ってもやはり面白かったです。 (あ、これでも簡潔だ。) まぁぁぁたく、ワケのわからん小説をえっちらほっちら書いてるあたしとはケタが違いますよね。 差を、感じちゃうこの頃です。 と、いうことで、そろそろおいとまさせていただきます。 某お祭りに出す、作品の続きを書くんで。 では、どみこでした! 変な予備知識その一。 トライのボイスボックスに入っているガウリイ君の歌(「そーいんざわぁるど」英語で書けよ自分)の後に言葉が入っている。 それ聞いてちょっと(怒) |
4157 | わ〜いどみこさんでーすわ〜(^^) | 浅島 美悠 | 8/28-20:06 |
記事番号4156へのコメント と〜りゃんせ〜とーりゃんせ〜っと。 どもどもっ! グロい部分書いちゃってちょっち気持ち悪いみゆりんでーすわ〜。 …………もぉ書きたくねぇ、あんなの。でーすわ。 >> > >え〜と、どみこです。 >今回も面白かったです。シリアスで。 そ〜言ってもらえるとうれしいでーすわ。 >まぁぁぁたく、ワケのわからん小説をえっちらほっちら書いてるあたしとはケタが違いますよね。 そそそそそそそそそんなっ! あたしの方が支離滅裂でーすわっ! 下書き無しで書いてますから…ですわ。 >差を、感じちゃうこの頃です。 あたしも時々(毎日?)なりますわ。 >と、いうことで、そろそろおいとまさせていただきます。 >某お祭りに出す、作品の続きを書くんで。 そっ……そりまもしや…ゼルリナ祭……。 のわけねーかっ! でーすわっ。 >では、どみこでした! は〜い。これからもよろしくっ! でーすわっ! > > > > > >変な予備知識その一。 >トライのボイスボックスに入っているガウリイ君の歌(「そーいんざわぁるど」英語で書けよ自分)の後に言葉が入っている。 >それ聞いてちょっと(怒) なっ……なぜに…ですわ……? Miyu Asazima |
4164 | いや!そのたうり!! | どみこ E-mail | 8/29-10:59 |
記事番号4157へのコメント 浅島 美悠さんは No.4157「わ〜いどみこさんでーすわ〜(^^)」で書きました。 > > > >と〜りゃんせ〜とーりゃんせ〜っと。 >どもどもっ! > >グロい部分書いちゃってちょっち気持ち悪いみゆりんでーすわ〜。 > >…………もぉ書きたくねぇ、あんなの。でーすわ。 お返事ありがとーございます。どみこです。 >>> >> >>え〜と、どみこです。 >>今回も面白かったです。シリアスで。 > >そ〜言ってもらえるとうれしいでーすわ。 > >>まぁぁぁたく、ワケのわからん小説をえっちらほっちら書いてるあたしとはケタが違いますよね。 > >そそそそそそそそそんなっ! あたしの方が支離滅裂でーすわっ! 支離破裂・・・・なんだろ・・・? 後で辞書を引こう。 >下書き無しで書いてますから…ですわ。 いやぁ、あたしは下書きなしでやると後悔するので、もうやりませんね。 > >>差を、感じちゃうこの頃です。 > >あたしも時々(毎日?)なりますわ。 > >>と、いうことで、そろそろおいとまさせていただきます。 >>某お祭りに出す、作品の続きを書くんで。 > >そっ……そりまもしや…ゼルリナ祭……。 >のわけねーかっ! でーすわっ。 いやっ!そのたうり!今連載物をだしてます。 > >>では、どみこでした! > >は〜い。これからもよろしくっ! でーすわっ! 同じく!宜しくおねがいします! > >> >> >> >> >> >>変な予備知識その一。 >>トライのボイスボックスに入っているガウリイ君の歌(「そーいんざわぁるど」英語で書けよ自分)の後に言葉が入っている。 >>それ聞いてちょっと(怒) > >なっ……なぜに…ですわ……? うん。これは聞けば分かるよ。 誰の声かしらんけど(リナちゃんの声に似てるけど) 「ガウリイ〇き」って入ってたので・・・ > >Miyu Asazima はい!どみこです。 宿題終わってないのにネットサーフィンしても大丈夫かと思うこの頃。 わざわざ、お返事くれてありがとうございました。 これからも頑張って下さい。 では、どみこでした。 > |