◆−ゼヒュロス  番外編−桜井  ゆかり(9/27-16:36)No.4460
 ┗うわぁい!!−ゆっちぃ(9/30-00:22)No.4475
  ┗そう、可哀相な・・・・・−桜井  ゆかり(9/30-12:56)No.4477


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4460ゼヒュロス 番外編桜井 ゆかり 9/27-16:36



なんだか、一個の番外編って寂しいですね・・・・
もう一個付けようかな・・(間に合ったら)

それでは、皆様お待ち(?)の番外編です。
ゼルガディスさんとゼロスさんにどんな不幸があったのか!
苦悩した理由は読めば分かります。では、どうぞ。

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レースが終った次の日グレイワーズ家はメタリオム家とダイナスト家を招いてアメリアのレース優勝おめでとうパーティーを開くことになった。
「わ、私が優勝しただけでこんなパーティーを開くことないと思うんですけど・・・・」
アメリアが縮こまって言うとレゾは笑顔で
「アメリアちゃんが優勝したのです。これくらいはやらないといけませんからねぇ〜。」
アメリアにそういってパンパンと手を叩く。
すると、食事を持ってエリスが台所から姿を現わした。ちゃんと白いエプロンを着けて・・・・・
エリスはなにも言わずに黙々とみんなの目の前に食事を置いていく。それだけなのだか、ゼルガディス、ゼロス、アメリアの3人は顔色が変わった。この3人はレゾの料理の下手さを知っているからだ。
「れ、レゾお爺様・・・・
これ、誰が作った料理でしょうか・・・・」
アメリアは恐る恐るレゾに聞いてみると、
「んぐ!?」
いきなりシェーラが声を上げた。みんなは一斉にそっちを向くと
「美味しい。
もしかして、姉さんが作ったの?」
シェーラは美味しそうにばくばくと食べながらマリーに聞いてみる。
「おお!
さすがぁ〜。よく分かったね。」
「もちろん。姉さんの料理は毎日食べてるもの。分かって当然」
そんな2人の会話に3人はほっとして目の前の料理を食べはじめる。どうやら本当に美味しかったようでアメリアは目をキラキラと輝かせた。
「美味し〜〜い。マリーさんって料理も得意なんですね。」
「もちろん。家庭全般はなんでも任せて!」
「いいわねぇ〜。そんな子がグラウの子供なんて。
うちのゼロスはな〜んにも出来ない困った子供なのよ。」
「お、お母様、その話は止めて下さい・・・・」
ゼロスは汗じとになりなんとか話を変えるのに成功した。

そして、いくらか時間は過ぎてデザートを食べることになった。デザートは、アイスクリーム。
ゼルガディス、ゼロス共々これまでの料理でレゾは今日はなんにもやらないだろうと思いはじめて警戒心を緩めていた。のだが、甘かった。みんながアイスクリームを食べてなんにもなかったから大丈夫だろうと思い口に含んだが、

ひゅ〜〜バタン・・・・

2人は床に倒れた。
ちゃっかりレゾは笑みを綻ばせていた。あと、もう一人笑みを零してるのがいた。マリーさんである。
「おやおや、ゼル、ゼロス君。寝るのにはまだ早いですよ。」
いつも以上に笑みを増し意地悪そうに言った。
「じゃあ、寝る人はちゃちゃと部屋で寝てねぇ〜」
マリー専用の機械アームで2人を持ち上げ2階の部屋まで持っていく
マリー。どうやらマリーはアメリアの味方ではなくレゾの味方にに付いているようである。
もう、マリーがレゾの味方についた時点でもう苦悩の日々が始まっていた。



アメリアとは食事を一緒にとることが出来るはずだが今日はレゾの手伝いの為食事の場に居合わせなかったり、また次の日はアメリアが寝てる時こっそりと部屋に忍び込もうとしてドアを開けたらマリーしか扱えない筈のアームが飛んできたとか、時にはアメリアの作った夕食をレゾの作ったものに摩り替えられ倒れる。
ゼルガディスは精神的ダメージで参っている。

そして、ゼロスはマリーと同じ家である。ゼルガディス以上のダメージを負う事となった。
家から出てアメリアの所に行こうとするだけで玄関からアームが飛んできたり、買い物中のアメリアを見つけて声をかけようとしただけでマリーのアーム&ハンマーが飛んできた。それも、何処から投げたかも分からない。時にはゼロスの食事がレゾの作ったものに摩り替えられてたりと色々あって一週間が過ぎる頃には2人はぐったりとしていた。
精神ダメージに肉体的ダメージの重なりでかなりげっそりとしてゼロスの家のテーブルにうつ伏せになっていた。
「だらしないなぁ・・・
ま、レゾおじいちゃんに許可取らないでやった罰ね。」
そういってゼルガディスとゼロスにハーブティーをついで出してくれる。
「に、してもマリー。なんで俺達の邪魔をする?」
ゼルガディスは起き上がりハーブティーを飲みながらマリーに尋ねてみると
「レゾおじちゃんに邪魔するように依頼を受けたから。
この町じゃああたし以上に力が使える人いないからあたしに頼んだんだろうね」
「ま、マリーさんに頼むなんてずいぶんと卑怯ですね・・・・
レゾさんは・・・」
「卑怯なのは今に始まった事じゃないだろう・・・」
「もともとはゼルとゼロスがアメりんを一ヶ月一人占めできるっていって賭けしたのが悪いんでしょ。自業自得だよ。」
そういって台所に向かい夕食の準備をはじめるマリー。だが、すぐに止める。なぜなら、
「姉さん、連れてきたわよ」
シェーラがある人物を連れてきたからだ。その人物とは、リナ=インバース。と、その保護者のガウリイ=ガブリエフの2人。
「シェーラ。この2人?あたしの実験に使っていいのって。」
「そう。どうぞ、バシバシと使って!」
シェーラがそう言うとリナはガウリイ〜実験中の機械を貰いゼルガディスとゼロスにむけた。
その後、ゼロスの家から2人の絶叫が聞こえたのは言うまでもない事である・・・・
一ヶ月の中で一番辛かったのはこれだったのだろう・・・・



そして、苦しい(ゼルガディス&ゼロス談)一ヶ月も終わりやっとアメリアの側にいられるようになった2人だったが、レゾの計らいなのだろうかアメリアは自室にこもって何かの設計図を書いていた。
「アメリアの奴は何を書いてるんだ?」
「アームの強化の」
すんなりと答えたマリーに青筋を立てながら怒気迫った顔で
「お前が糸を引いてるのかぁぁ!!」
と、叫ぶ。だが、マリーは慌てることなく一本の柄を取り出す。
「糸なんて引いてないわよ。
一週間ぐらい前に壊れちゃって新しい設計書くのを任せたの。でも、一週間じゃあ終らなかったみたい。」
「ほぉ〜、じゃあ今日のお前は無敵じゃないわけだな。」
そういってぶちぶちと何かを考え出すが、
「ゼル、こっち向いて。」
マリーに呼ばれて振り向く。するとそこには、光輝く剣が出されていた。
「な、なんだ?これは・・・」
ゼルガディスははじめて見るもので触ろうとするが、
「触ったら斬れるよ。手。」
マリーに注意されてあっさりと手を引っ込める。
「これはね、新しいアームの一種なんだ。光を集めて剣の形に仕上げたもの。これなら、ゼルにも使えると思うの。ちょっと実験して。」
ニッコリと笑って柄を放り投げた。ゼルは見事にキャッチしてすぐに柄から光の剣を作り出す。そして、冷酷に笑う。
「マリー!アメリアに会えないのはお前のせいだ!折角ゼロスもいなくてチャンスだったのにな。」
「あ、あの、目がまともじゃないけど・・・・・・
もしかして、もしかすると・・・・」
「アームが使えるならマリー!お前に一ヶ月の恨み晴らさせてもらう!」
「ひぃぃぃぃいいいい!!!ゼルがキレたーーーーー!!!」
絶叫してマリーは置いてあった自分の銃を持って外に逃げる。そして、何回も斬りかかってくる剣をなんとか避けて広場までやって来た。
「ゼル、あたしのアーム返して・・・・・」
「お前をもう少し苦しめたらな。」
「じゃあ、あたしも反撃する。」
「アームがないお前が何をしても無駄だ。」
ゼルガディスが不敵に笑うとマリーは自信たっぷりの笑みを見せ
「新しいアームそれだけだと思ってるの?」
手にあるひとつの銃を見せる。
「銃でなんとかできると思っているのか?」
「やってみる?
こうやって、この引き金を引くの!!」
マリーは思い切って引き金を引くけど普通の玉が出てくるだけだった。が、狙ったのはゼルガディスではなく後ろでマリーを狙っていたゼロスに当たる。
「どこを狙ってる!」
「後ろのゼロスを狙ってる。」
剣の一撃を避けながらそう言うがゼルガディスは全然聞いていない。そればかりか、攻撃の速度が上がって来てる。そんな中、マリーは腕を浅く斬られる。
「ふっ、今のお前は無力だな。」
「だ、誰が無力だって!!?」
マリーはヒステリックに叫んで銃の形を変化させる。すると、長いスナイパー用に変わる。
「なに!?」
ゼルガディスが驚愕の声を上げるがマリーには届かず、引き金を引いたところで勝負はついた。



一ヶ月過ぎても不幸なのは相変わらずだったりする。
これが、この人達の平常なんだろう。
「あ、兄さんどうしたんですか?」
ぐったりと疲れてうつ伏してるゼルガディスに2階から降りて来たアメリアが声をかけた。
「お疲れみたいですね。寝るんだったら2階の自分の部屋のベットの方がいいと思いますよ。」
と、ニッコリと笑いながら言った。ゼルガディスは、周りを見て誰もいない事を確認するとアメリアに向かって手を伸ばす。のだが、毎度毎度のお約束。
「ただいま。」
「あ、お帰りなさい。レゾお爺様。」
レゾが帰って来てアメリアは玄関へと向かっていった。
ゼルガディスは残された手を見ながら涙するのであった。
そして、窓の外でゼロスがにまりと笑っていた。


この一家に平穏が来るのは遠い話になるだろう・・・。
周りにレゾとマリーがいなくなってゼロスもどっかに消えない限り平穏は来ないだろう・・・・

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あれ〜・・・
どこからか話が変わってる・・・・・
まぁ、いいか。突っ込んだりしないでください。石も投げないで下さい!
では〜、読んでくれてありがとうございます〜〜vvv







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4475うわぁい!!ゆっちぃ E-mail 9/30-00:22
記事番号4460へのコメント


ゆかりさん今晩わです♪ゆっちぃですv

番外編、投稿なさってくださったのですね!嬉しいです!ありがとうございます〜〜vvv
いやしかし……ほんっとにかあいそうですね、ゼルガディスとゼロスさんv(←何故はぁと?!)
レゾおじい様もマリーさんも強過ぎます。ちくちく苛められてる2人は見ててとっても
おもしろい(はぁと)………じゃなくって!かわいそうでした♪

でもですね。本音言っちゃえば2人が酷いめにあってるのって、凄い好きなんですよ(^^;)
だからゼヒュロス番外編、ツボでした(うふv)

素敵な作品、ありがとうございました(ぺこり)

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4477そう、可哀相な・・・・・桜井 ゆかり 9/30-12:56
記事番号4475へのコメント

ゆっちぃさんは No.4475「うわぁい!!」で書きました。
>
>
>ゆかりさん今晩わです♪ゆっちぃですv
こんにちわ。
う〜・・・・・・(うめき)

>番外編、投稿なさってくださったのですね!嬉しいです!ありがとうございます〜〜vvv
こっちこそ、番外編読みたいって言ってありがとうございます。


>いやしかし……ほんっとにかあいそうですね、ゼルガディスとゼロスさんv(←何故はぁと?!)
はぁと!?


>レゾおじい様もマリーさんも強過ぎます。ちくちく苛められてる2人は見ててとっても
>おもしろい(はぁと)………じゃなくって!かわいそうでした♪
面白いが本音ですか。
でも、あの2人のタッグは協力です。
知らない間に趣味・・・・・じゃなかった、性格がレゾと合ってこんなにも酷い性格になっていたという・・・・・・

>でもですね。本音言っちゃえば2人が酷いめにあってるのって、凄い好きなんですよ(^^;)
>だからゼヒュロス番外編、ツボでした(うふv)
前の訳分からない(自分でもそう思う)題名のレスもツボにはまっていたそうですね〜。

>
>素敵な作品、ありがとうございました(ぺこり)
ありがとうございます。
ゆっちぃさんも小説の方を頑張って下さい。