◆−記憶に残らない一日(幼いルークアメ??)−桜井  ゆかり(10/2-18:19)No.4484


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4484記憶に残らない一日(幼いルークアメ??)桜井 ゆかり 10/2-18:19




こんばんわ・・・・・・・・
もう、今日が早く終って欲しいです・・・・・・・。今日は、私不幸の日みたいです・・・・・・・・
朝、学校に行く途中で車にぶつかったし(動いてる)、お金を落とすしもう、かえって寝ようと思ったら家のカギがないし・・・・・・・散々でした・・・・・・・・
って、私のことは置いといて、さぁ、またまたやってきました短編で、何でだか思い付いたものです!!
ぱっとひらめいたものです。言っておきますけど、ゼルガディスさんは出てきません!
出てくるのは、ゼロス、アメリア、ルークの3人。
見る人によってはルークアメ、に見えるかもしれない・・・・ノーマルカップリング命がぁ、崩れていく・・・・でも、アメリアのカップリングならガウリイ(ガウリイは絶対リナ!)以外なら何でもいいや。(開き直り)
でも、やっぱり一番はゼルアメだから大丈夫。(多分)
私って魔族好きなのかな・・・・・・・ゼロスも好きだし腹心様達はみんな好き(特にフィブ様☆)ですし、ルークも好きです。L様も大好き(はぁと)
さぁてと、過去、過去♪(壊れているかも・・・・・私・・・・)

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黒装束を着た赤い髪の青年がセイルーンのお城が見える高台から城を眺めて立っていた。
「ここの城か・・・・・・
セイルーンのお姫様の命を貰うぞ。
だが、今日じゃなくてもいいか。」
あっさりとそういって自分の取った宿の部屋に戻っていった。
殺しの依頼を明日に回したのが彼にとっては幸運だったのか、不運だったのか、それは彼にしか分からない。


次の日_______


青年は昼間は仕事をしないので外で歩きながらアイスクリームを食べていた。それも、セイルーンで有名なスイフィー堂のアイスクリーム。
「うめぇ・・・・・。流石、有名なところは味が違うのか?」
そうやって前を見ないで下を見て石ころを転がしながら歩いていた。そんな所に、一人の黒髪の女の子が後ろばかり気にして走ってきた。そして、下を向いて歩いている青年にぶつかってしまう。
「痛ぇ・・・・このやろう!何処見て歩いてたんだ!!」
「走ってたんですけど・・・・・・。それより、すいませんでした。お怪我はありませんか?」
「あ、ああ。大丈夫だ。」
青年は小さいのに敬語を話すとはすげぇな・・・・・・俺とはえらい違いだな・・・と思っていた。
「本当にすいませんでした。」
そう言うと女の子は後ろを振り返った。後ろからはお城の警備兵5人が追いかけてくるみたいに女の子を見つけるとすぐに駆け出してきた。
「あ!?すいません。あたし逃げますから。さっきは本当にすいませんでした。」
それだけいうとどっちに行こうかと迷っている。青年は女の子の腕を引き、
「こっちだ。こっちに来い!」
走り出す。
「あ、あの・・・・・・」
「追われてんだろ?俺が道を教えてやる。どこへいきてぇんだ?」
「そ、外。セイルーンの外に行きたいです!」
「セイルーンの外?まぁ、いいか。よし行くぞ。俺はルーク。お前の名は?」
「アメリアです。」
「おっしゃ、行くぜ、アメリア!」
裏道を走っていくルークとアメリア。だが、後ろからはきっちりと兵士に付けられていた。
「ちぃ、まだ付いてきやがる。お前一体何をしたんだ?」
「あ!?ルークさん前!!」
質問をしたのだがアメリアは前にある壁を見て越えを上げた。ルークはアメリアの腕を引き寄せて抱き上げると壁を飛び越えた。
「すごい・・・・・・。かっこいいです!ルークさん。」
「へっ、これくらいは簡単だぜ。
それより、ここがセイルーンの外だぜ。」
ぺたりとその場に座り込むルーク。アメリアはふらふらと数歩前に出て、「ここがセイルーンのそとですか・・」と呟くように言った。
「あん?アメリアは外に出てことがねぇのか?」
「ええ。正確に言えば外出したのもはじめてです。」
「はぁ?過保護すぎやしねぇ〜か?お前の親」
「でも、昨日暗殺の予告状が届いたらしく部屋からも出してもらえない状態だったんです。」
ルークは暗殺の予告状でぴくりと反応する。
「アメリアって、アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンか!?」
「そうですけど・・・・・・良く知ってますね。」
そりゃぁ知ってるも何も暗殺する予定の姫さんじゃあなぁ・・・・と、悟られないように考え込んだ。
一回助けちまったんだ。殺るのは気がひけるじゃあねぇかよ・・・・・・・
かといって依頼放棄はまじぃな・・・・
う〜ん、う〜んと真剣に考え込むルークを見てアメリアは声をかけた。
「あ、あの、すいませんでした・・・・。
これじゃあ、ルークさんはあたしをさらった誘拐犯と勘違いされちゃいますね。」
アメリアの言葉を聞いてルークははっとなる。顔も見られているはずだ。このまま捕まったらアメリアを誘拐した人物&アメリアを暗殺しようとした罪で死刑になってしまう恐れもあるだろう。
「なんとかならねぇのかよ!?」
「そんな事言われても、あたしの発言力は弱いですから説得なんてそうそう無理ですよ。父さんはあたしの事に関するとすぐに目の色を変えますから・・・・・・」
こまったなぁ〜というばかりに考え込む2人に手を叩く音が聞こえてきた。
「アメリアさんどうしたんですか?」
すぐ側の木の上の方から声がして見てみると、黒い神官服に身を包んだおかっぱでにこにこ目の青年が一人。
「ゼロスさん!!」
アメリアはニッコリと笑って木の枝の上にいるゼロスを呼んだ。ルークはそんなアメリアの笑顔を見て胸がちくりと痛むのを感じる。が、そんな痛みを振り払いアメリアと同じ方を向く。
「おや?どなたです?このかたは・・・・・・」
「さっき抜け出してくる時に助けてもらった人で、ルークさんっていうんです。
ね。ルークさん」
アメリアはルークの方を向いてゼロスにむけた笑みよりもっと輝いた笑みを見せる。
まるで、俺と正反対じゃねぇか・・・・・・・
ルークはそう考えて少し心が動いたような気がした。
その時、上からゼロスが降りてきてアメリアとルークの間に入る。簡単に言うと邪魔している体制にあたる。
「ルークさんでしたねぇ〜。僕は謎の神官ゼロスと申します」
「自分で謎って付けるんじゃねぇよ・・・・・・・」
「そうですか?僕はものすごく気に入ってるもので。」
バチバチバチ!
2人の視線が火花を散らす。
題を付けるならアメリアの取り合い合戦みたいだった。
「なにやってるんですか!?
それより、もう夕方ですよ・・・・・・。夕日が綺麗ですよ。」
「きれいだな・・・・・・」
「おや、アメリアさんの親衛隊の皆さんですよ。
ゼロスが見ている方をアメリアとルークも見る。さっき、アメリアを追いかけていた5人の兵士達がアメリアの所までやってきた。
「あたし、もう帰りますね。ルークさん、今日はありがとうございました。
また、会いたいです。いえ、絶対に会いましょう。では。」
アメリアはそれだけ言ってお城に帰っていく。ルークはその後ろ姿をじっと見ていた。その場所から見えなくなるまで・・・・・・
「僕と同じですねぇ〜。ルークさんは。
あの純粋な心に惹かれる所なんかが特に・・・・・・・」
ゼロスがぽつりとルークに話し掛けるがルークは無反応。いや、反応できなかったの方が正しいかもしれない。頭で考えが追いつかなくなっていたからだ。何かで押さえつけられている感じがして自分で自分が動かせない。
アメリアがいなくなっただけでそこまで変になってしまったのだ。
深呼吸をしてルークは心を落ち着かせた。そして、やっと体が反応した。
「はぁ、俺は一体どうしたんだっていうんだよ・・・・・・」
それだけ呟いてルークはその場を後にする。
「おやおや、これはかなりの重傷ですね・・・・・」
その場所でゼロスは面白そうに呟いて消えた─────



ルークは自分の取った宿の部屋で暗殺者(アサッシン)のルックに着替えて窓から飛び出し闇に紛れて城の所までやってきた。
結構警備は固いが手慣れたルークには簡単に入れるような警備の仕方だった。
そして、どこからの窓から侵入し足音を立てないように通路を進んでいった。
中にも厳重警備体制が敷かれていた。特にアメリアの部屋の所に。だが、この部屋の中にはアメリアはいないだろうとルークは考えた。
いくらなんでも人数が多すぎる。こんなにいたら余計に眠りづらいだろう。それに、暗殺者なら部屋の確認ぐらいはするはずだろうと見越して別の部屋に移すと考えるものだって多いはずだ。
ルークは来た通路を引き返す。そして、足を止めた。ルークはアメリアのいる部屋がなんとなく分ったような気がした。
今日、親に部屋からも出してもらえないと言う言葉で考え付いた部屋。それは、第一王位継承者フィリオネル=エル=ディ=セイルーンの部屋。
その部屋まで行ってみると警備なんかしていない状態だった。
ルークは、フィリオネルの部屋の扉を音がしないように注意して開けた。そして、ベッドに近ずくと・・・・・・いた。アメリアは安心したような寝顔で寝ていた。なんとも無防備なその姿にルークは少し呆れた。
「アメリア、起きろ。」
ぷにぷに、ぷにぷにとほっぺたを突っついて見るが目を覚ますどころか余計に幸せそうな顔になっただけだった。
「しょうがねぇなぁ・・・・・・」
これだけはやりたくなかったが・・・・・・・
心の中でそう呟いてアメリアの鼻と口を抑えた。すると、呼吸が出来ないのだろう。いろんな方向に顔を向ける。
すると薄っすらと目を開けた。ルークは鼻を開放してやると即座にアメリアは目が覚めた。
「あ、ルークさん。おはようございます・・・・・」
「まだ、夜だぞ・・・・・・・」
「あ、ほんとだ・・・・・・。それより、どうしたんですか?こんな時間に。」
「この服みてなんとも思わないのか?」
「あ!暗殺者って人の服装ですよね。でも、どうして、ルークさんがその服を着てるんですか?」
「俺がお前を狙う暗殺者だったのさ。だが、今は違う。お前を殺そうとはおもちゃねぇ・・・・。むしろ好いてやがる。だから、お前は殺さねぇ。」
「でも、仕事じゃないんですか?
ちゃんと生活出来るんですか?
あたしを助けたせいで死んだなんていったら嫌ですよ、あたし・・・・・」
「大丈夫。俺は死なねぇよ。どんな運命があっても自分の手で切り開いてやるからな。
だから、俺はお前のもとを去る。じゃあな。アメリア。」
そういってアメリアを引き寄せて頬に軽いキスをした。そして、窓から魔術で飛び去っていった。
「ルークさん・・・・・・」
アメリアは只、ルークが飛び去っていくのを眺めていることしか出来なかった・・・・。
自分の中でなにか別の意識が自分を押え込んでいるみたいだった・・・・・・・
行ってはいけないと・・・・・・



次の日の朝。


アメリアは目を覚ました。
だが、おかしいことにきずく。昨日の記憶がなかったのだ。つまり、ルークと会って過した時間が消え去っていた。
これは、ルークも同じ事だった。ルークもおとといセイルーンにいたこと以外はさっぱり覚えていなかった。ルークは自分の中に眠るもう一人の存在がアメリアを危険な存在とみなして記憶をデリートしてしまったのだった。
アメリアの方はスイフィードの加護なのだろう。スイフィードがルークの内に眠る存在にきずいてアメリアの記憶の中から消したのだろう。ゼロスの存在と一緒に。
だが、なんだか面白いことがあったようにいつも以上に元気が湧いてきた気がした─────


「さぁ、今日も元気に行きましょう!!」
次は、デリートされない『仲間』をここで待つ為に、アメリアは魔法の勉強に取り組みはじめた─────
今度は置いていかれないように・・・・・・・


<エンド>


・・・・・・・・・マイナーって多いのかな・・・・・・・・・
人見さんがアルアメ書いてたけど・・・・・・・ι
アルアメは嫌だな私的には・・・・・・
それよりも、どうだったでしょうか?
みんながセイルーンに来る前の話。記憶が消えちゃうからこの後にゼルアメになるという・・・・・・・
って、考えております。まだ、ルークアメやってみようかな・・・・・(にやり)
考えとこう。