◆−ガウリナゼルアメ??−洋川久遠(10/10-03:24)No.4526 ┣調子に乗って(今度こそ)ゼルアメ−洋川久遠(10/10-03:37)No.4527 ┃┣はじめましてー♪−キト(10/10-16:43)No.4528 ┃┃┗はじめまして、ありがとうございます!−洋川久遠(10/12-06:03)No.4553 ┃┗初めましてっ♪−ゆっちぃ(10/10-23:55)No.4532 ┃ ┗初めましてっ、どうもです!−洋川久遠(10/12-06:12)No.4554 ┗それゆけ!がんばれ!ゼルガディスくん!−洋川久遠(10/12-06:42)No.4555 ┣訂正&謝罪−洋川久遠(10/12-06:50)No.4556 ┣…………てへv−ゆっちぃ(10/12-23:59)No.4564 ┃┗いやああんv−洋川久遠(10/13-13:59)No.4571 ┗頑張ってくれて、おかあさんうれし〜!!!(笑)−桜華 葉月(10/14-22:49)No.4586 ┗やればできるのねっ!−洋川久遠(10/15-02:45)NEWNo.4601
4526 | ガウリナゼルアメ?? | 洋川久遠 | 10/10-03:24 |
こちらでは、はじめましてv こちらに投稿! ーしようと思っていたら『技の1号』に投稿してました・・・・。 んな訳でこちらでもレッツちゃれんじ☆ 実の所、そのまま1号に続けた方がいいのかなあ?(続き物じゃないですが) 違いのわからない自分。 それでもネ●カフェゴールドブレンドがお気に入りv (謎のままレッツゴ☆) ************************************************** いつもより大きな月が雲に隠れる。 全てが闇につつまれ、私の存在も又隠してくれる。 天候も味方してくれてるらしい。 思わず笑みが広がる。 あたしは趣味と実益を兼ねて、近くの盗賊団のアジトに向かっていた。 路銀の足しにもストレス発散にも持って来い! しかも上手くいけば謝礼をせしめる事もできるし、珍しいアイテムをゲットする事も出来る。 なんて実用的かつオイシイ存在なんだろうv そんな事を考えながら、そろそろと近づいていく。 ん?なんか・・・・静かなよーな? 今頃は酒盛りをしていてもおかしくないハズである。 不思議に思っていた頃。 どぢゅむっ!! 激しい音が静寂を破る。 何?! 急いで物音の方に駆けつけると、いかにもゴロツキという風体の男達が転がっている。 辺りは煤け、燃やせる物は全て燃やし尽くしたのか、炎がぶすぶすと燻っていた。 あ・・・・あたしの・・・・ 「いいですか!よく聞きなさい!悪に魂を売ってもこの私っ!アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンがいる限りあなた達の野望を打ち砕いてあげるわっ!!」 おたからが・・・・・。 崩れていく。 「あれ!リナさん!お久し振りです〜〜!」 「どやかましいいいい!!」 ずどこばこーん!!! 明るく話し掛けてきたアメリアに、あたしの呪文が炸裂した。 「ひどいです〜〜。いきなり〜」 「やかましひ!消されないだけありがたく思いなさいっ!」 驚異的な速さで復活したアメリアが涙を浮かべながら睨む。 「だから、こーやってご飯ご馳走してるじゃないですか〜」 あれから、あたしはシバキ倒したアメリアを連れて小さな町の宿屋へ戻った。 勿論、「1週間食費+宿代払わせる」と契約した上である。 何とか焼け残ったお宝が、思いのほか高値で引き取って貰え、少し気が済んだとはいえ、あたしに対する仕打ちを思えば安いもんである。 「なあ、大丈夫なのか?抜け出して?」 ピーマンの肉詰めの中身だけ食べながら、見た目は美男子、頭にすだって崩れたバニラエッセンスの入れ忘れたプリンが詰まってる、自称あたしの保護者ガウリイが質問する。 ・・・・っていうかピーマン嫌いなら頼むなよ、んなもん・・・・。 「えへへへ〜・・・実は失踪してきたんです」 はい? 「あ!父さんは知ってますから、大丈夫です!」 「それって・・・どういうこと?」 「あ・・・ちょっと理由がありまして・・・・。」 「何よ?フィルさんが認可してる失踪なんて、どーゆー事よ?」 「言った方がいいぞ!こいつ気が立ってるから、マジで消されかねん」 どぶぎゅる。 あざやかにあたしの放った1発がガウリイの顎を捕らえ、沈黙させる。 「−で?話してくれるわよね?」 「は・・・はい・・・・・・。」 つつつ〜と汗を浮かべてアメリアはこくこく頷いた。 「「えええええええ?政略結婚〜〜〜?!」」 「はい。18で相手がみつからなかったら、ってそういう約束で大臣達には待ってもらいましたから・・・・」 「んで、アメリアは結婚するのか?」 「だああああ〜〜〜!!だったらこんな所にいる訳無いじゃない!!!」 ん? 「でも・・・・いいの?「嘘は悪の始まり」って言ってたのアンタでしょ?」 「嘘はついてませんもん。18になるまでには国に帰るつもりです。といってもあと3ヶ月しかないですけど・・・・」 「じゃあ何のために・・・・?」 「やあね〜〜!ゼルの後追っかけて来たに決まってんでしょ〜が!」 「おおう!そうか!やっと人間に戻れたんだしな!」 「そういや急いでる、って言ってたっけ?カケオチの準備でもしてんのかしら?」 「ゼルガディスさん・・・元にもどったって・・・・それ・・・・本当ですか?」 「あれ?知らないのか?」 「初耳です・・・・」 「んな訳ないでしょ?ゼル、セイルーンから来たっていってたし・・・・」 「私、会ってません・・・・・・・・・・・」 重苦しい沈黙が包み込む。 漸く口を開いたのはアメリアだった。 「ゼルガディスさん、どちらへ行きましたか?」 「なんだっけ?あの甘酸っぱい果物・・・」 「それはプラムだあああ!!!!」 「・・・・プライアム・シティですね?」 愛用のうさぎさんスリッパ(ツッコミ専用)でガウリイをはたいた時、アメリアがぽつり、と呟いた。 「どうして・・・・約束、してたのに・・・・」 いつもの元気いっぱいのアメリアが今にも倒れそうに見える。 ん〜みゅ。 がしがしと頭を掻きながらガウリイが 「よく状況がわからんのだが・・・・・勿論おいかけるんだろ?」 「そーよね。アメリア泣かすなんてバカ、捕まえて泣いて謝るまでとっちめてやらなきゃ」 「リナさん・・・・」 頭を上げたアメリアの顔には、少し笑みが浮かんでいた。 プライアム・シティに向かいながら、あたし達はゼルの情報を集めていた。 しかし、入ってくるのはたいして役に立ちそうも無い。 どこそこのメシ屋でAランチ食ったらしいとか、石を蹴飛ばしていたとか・・・・。 「甘く考えすぎてたかな?」 香茶を飲みながらお互いの情報交換する。 「まあ、以前の格好だったら簡単だったんだろうけど・・・。」 「そりゃ随分個性的な格好してたしなぁ」 個性的って・・・・・おい・・・・・・。 「人間になったら特に目を引く格好もしてなかったし・・・・・・」 人間って・・・ゼルはどこぞの妖怪かい・・・・・。 「ま、別の意味で人目はひくけどね」 「別の意味って・・・・何ですか?」 「ん〜。ね、ガウリイって見た目はどう?」 「見た目ってなんだよう」 無視。 「かっこいいです・・・・あ!」 「そういうこと」 元に戻ったゼルははっきしいって格好良かった。 ガウリイと並んで話す姿は、さぞかし人目をひいただろう。 「そっか・・・・ゼルガディスさん・・・・やっぱり格好良いんだ・・・・・」 「そ!だから、早く見なきゃね。さ!聞き込み続けましょ」 「はい!」 ー2時間後ー 情報は相変わらず少ない。 つい最近この町に寄ったこと、プライアム・シティに向かっていることは確か。 日も暮れ、取り敢えず宿をとろうと・・・・・あれ?何か忘れているような・・・・? 「リナさん、ガウリイさんは?」 「あ゛」 メシ屋には一人いぢけるガウリイが残されていた。 ざわざわざわざわ。 辺りは喧噪に包まれている。 1日の疲れを癒すように飲んでるおっちゃんや、ウエイトレスの姉ちゃんのお尻を触ってしこたまぶん殴られてるどーしよーもないにーちゃんやら、小さな酒場は活気に満ちている。 「こっちウオッカ!」 「私はオレンジジュース!」 「あんた達・・・・目的忘れてない?」 酒場は様々な話がされている。 酒の勢いも手伝って人は普段は口にはしにくい事まで話してくれる。 その分情報量も増える。 ー勿論ガゼネタも多いけど・・・・・・・。 「ゼルガディスさん・・・私のこと、嫌いになっちゃったのかなあ・・・」 アメリアがオレンジジューズを啜りながらぽつり、と呟く。 「私、『闇を撒くもの』との戦いの前、ゼルガディスさんに言ったんです。『この戦いが終わったら私と一緒にセイルーンに来てくれますかって』」 カラン・・・・。 氷が解けぶつかる音が小さく響く。 「ゼルガデイスさん、きっと断れなかったんですよね。最後のお願いになるかもしれないから・・・・。きっとその延長だったのかもしれません。私に会いにきてくれるって約束も・・・・。」 「アメリア・・・・・・。」 「私、失恋しちゃったんですね」 泣きそうな顔で無理にほほ笑む。 あたしはこんな表情をするアメリアを知らない。 儚げで、それでいて奇麗で・・・・いつの間にこんなに変わったんだろう。 「大丈夫だって。ゼルと約束したんだろう?あいつは約束破るような奴じゃないさ。」 「ガウリイさん」 「俺、旅の間あいつと同じ部屋だろ?あいつがお前さんをどれだけ大切に思ってたかは話していて分かったぞ」 「ゼルガディスさんが?」 「ああ。だから安心しろって!」 [はい。そうですよね。きっと何か事情があるんですよね。でなきゃゼルガディスさんに正義に燃える熱い心があるはずありませんっ!」 だむ! いや・・・・・ゼルにはないと思うけど・・・・・んな心。 テーブルに片足をあげ、びしいっと指をさす。 周りのおっちゃん達が喝采をあげる。 どうやらいつものアメリアに戻ったみたいだ。 「ガウリイ、やるじゃん」 「何の事だ?」 テーブルの上はグラスで埋め尽くされている。 そっか・・・・酔っ払ってるのか・・・・。どうりで普通の行動パターンするかと思えば・・・・。 「いっとくけど、俺酔ってないからな」 う゛・・・・っ!顔に出てたか? 「ちょっとは惚れ直したか?」 「何バカ言ってんの!」 テーブルの上で演説をしているアメリアを引きずって酒場を後にして、あたしたちは明日に備え早めに床につくことにした。 だすっ! 最後のエビフライにフォークをつき立てる! 「ああ・・・・・・オレのえびふらい・・・・・・・」 がくり、と項垂れ恨めしそうな視線を向ける。 んっんっん〜!甘いっ! そんなテクで、この天才美少女魔道師リナ=インバース様に勝とうなんて1億8千533万年早いっ! 「あの・・・・そろそろ出掛けませんか?」 食後の香茶をすすっていると、怒気を含んだ視線がからみつく。 「まさか・・・・忘れてたーなんて言いませんよね?」 うっ・・・・! 「や・・・やっだ〜〜、アメリア〜怖いvうふv」 ぱたぱたと手を振る。 「じゃあ、早くゼルガディスさんを追いかけましょう!もうあーんなにお日様が高くなってるじゃないですかっ!」 びしいっ!と窓の外へ手を向ける。 「そんなこと言ったって・・・・情報もないのにむやみやたらに動き回るつもり?」 あたし達は昨日、プライアム・シティへとたどり着いた。 そして、ここでぱったりゼルの情報はなくなった。 そりゃそうだ。 特に特徴的な格好も風体もしてない奴を覚えてる人は少ない。 「せめてゼルが何か特別なアイテム持ってればな〜」 「アミュレットとか・・・ですか?」 「ま・ね〜。」 「だったら持ってますよ、多分。これと同じの」 すぱこーんん! 「な・・・・・何するんですかぁぁぁっ!」 「何するんすかーじゃないでしょ!何で早く出さないのよっ!」 「だってリナさん何も言わなかったじゃないですかー!」 「細かい事は気にしない!じゃ、早速これに探索の・・・」 「その必要はないと思うぞ」 「何でよ」 「おれこれ持った奴、見たもん」 どげしっ!! 「このク〜ラ〜ゲ〜!!何で今まで黙ってたのよ!!」 「だ・・・・だって・・はやってるのかな・・って・・・・・・」 「どこで見たんですか!!今すぐ思い出して下さいっ!そしたら命だけは助けてあげますっ!!」 がんがんがんがん! ・・・それ以上壁に頭打ち付けながら首振ってらガウリイだって死ぬわよ・・・。多分。 ふるふると指を指し示した方向は、昨日通った森沿いの街道だった。 ざさっ!! いかにも、俺たち悪人ですーと言わんばかりの格好をした男達が現れる。 あー面倒臭い。 「俺達はここら辺ではちーっとばかし名の知れてんだ。ケガし・・・・・」 「あたしは知らない。じゃ」 さらり、とかわし街道を進む。 「おいこら!ちょっと待てー!」 「聞いてほしかったらお宝出しなさい!そしてら5秒だけ聞いたげる」 「どーゆー理屈だ!!」 あーうっさい。 「なあリナ、どうするんだ?」 「きまってんでしょvストレス解消v」 私は素早く口の中で呪文を唱える。 「お待ちなさい!!人々を襲って金品を巻き上げる、人々の幸せに陰をおとす、そんな言語道断極悪非道傍若無人な輩は天が許してもこの私っ!アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンが許しませんっ!とおっ!」 「なあ・・・・・・この後って・・・お約束かな?」 「まあね。空中で3回転半して頭から突っ込むと思う」 あたし達がそんな心温まる会話をしている間にくるくると華麗に回転するアメリア。 ーんが。 予想に反して地面と激突する音はしない。 変わりにしたのは、受け止める音と 「まだ懲りんか!お前は!!」 おいしい時に現れる、もう一つのお約束。 元・キメラでちょっぴりお茶目な残酷な魔剣士ゼルガィスだった。 あの後。 泣いて逃げる盗賊達をしばき倒して役人につきさしたあたし達は宿屋兼メシ屋でゼルガディスを詰問した。 「どうしてアメリアの所に行ってあげなかったのよ!」 アメリアは一言も喋らずじっとゼルを見つめている。 おーおー、目ぇウルウルさせて顔赤らめて・・・・。 「行ったさ」 「嘘おっしゃい!アメリアはあんたが元に戻ったことも知らなかったのよ!」 ふー。 額に手を置いてため息。 「いなかったんだ」 へ? 「俺は一番最初にこいつの所にに向かった。−が返ってきたのは『失踪』の2文字。」 じろり、とアメリアを睨む。 「3カ月前の手紙に元に戻れたーと書いたが返事もない。何か起きたのかと思ってセイルーンに行ってみれば・・・・・・。」 あ・・・・・。ゼルこめかみヒクヒクしてるし・・・・・。 「どういう訳なんだ・・・・・・・・・?」 こ・・・・これはきょわい・・・・・・・・。 「まあまあ、怒るのもわかるけど、そうカッカすんなよ、アメリアだって脅えてるじゃないか」 「怒らずにいられるか!俺がこの3カ月間どんな思いでいたと思う!」 あのゼルガディスが本気で怒ってる。 「ちょっと落ち着いてよ。アメリアにも訳があったのよ」 「あ・・あの・・・・・実は・・・・・・・・・」 アメリアが理由をぽつりぽつりと話始める。 「それじゃあたし達はちょっと出掛けるから・・・・] 少しずついい雰囲気になり始めている2人を後にあたしとガウリイは宿を後にした。 「今頃あの2人は上手くやってるかしら?」 「ま、大丈夫だろ」 「アメリア、嬉しそうだったわねー。ま、嬉しくない訳ないか」 なんとなく足元の小石を蹴る。 「明日、思いっきりからかってやろーっとvふふふ〜こりゃ楽しみだわ」 「なあ・・・・実はお前羨ましいんだろ?」 「んなーっ!」 こいつ!からかってるな! 見上げると想像と掛け離れた笑顔がある。 「違うのか、リナ?」 「−そうよ!悪い?!」 くそう!今日だけは認めてあげる! でも今日だけだからねっ! ぽんぽん。 「お前だって、いつかはあーゆー風になれるさ」 「ほー、随分自信たっぷりじゃなぁい?」 「ああ、俺が保証する」 ガウリイのくせに! なんでんな優しい目でみてんのよ! 「じゃ、違う時は責任とってよね!」 「ああ、まかしとけ」 はあああ。 分かってないんだろうな。 「ん?」 目が合うと、にこりと笑う。 ・・・・・・・・・・・・ひょっとして全部分かってる。 なんだか悔しくって恥ずかしくって・・・・・でも嬉しい。 変な感じ。 見てなさいよ。いつか「好きだ」って言わずにはいられなくしてやるんだから。 「何か言ったか?」 「教えてあげない」 新たな誓いを胸にあたしは歩きだした。 |
4527 | 調子に乗って(今度こそ)ゼルアメ | 洋川久遠 | 10/10-03:37 |
記事番号4526へのコメント 山なし谷なしオチなし意味なし *************************** 「ゼルガディスさん!ゼルガディスさんゼルガディスさあああん!!」 どご!ずびっ!めしゃ。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・生きてるか?アメリア?」 ふう、と盛大にため息をつき、飲みかけのコーヒーを置く。 「もう少しお着いたらどうだ?頭から階段落ちるなんてそういないぞ」 「お褒めにあずかりまして光栄ですv」 「褒めてないいいいいいいいいいっ!」 「−で?何なんだ?」 「あ!そうそう!その事なんです!一緒にデートしましょ!」 「はあ?」 「リナさんやガウリイさんも2人で出掛けるようですし。・・・それとも・・・」 ーあたしじゃダメですか? そう大きな瞳で訴えかける。 ふうううううう。 「・・・・・いいだろう」 「きゃあああああああ!絶対ですね!私準備してきますねっ!待ってて下さいね!!」 一気そう言い、自室に駆け出していく。 「・・・・・デートって雰囲気でもないな・・・・」 後姿を見送り、再び読んでいた書物に目を落とす。 カップの中のコーヒーには、わずかに口を緩めている自分がいた。 「お待たせいたしましたっ!!」 あれから1時間程して現れた少女の装いは、いつもの旅装束ではなく、最近流行しているものだった。 「えへへへ〜、似合います?」 くるりと回転し、ちょこんとスカートを摘む。 「・・・・・ああ。それじゃ行くぞ」 照れ隠しのように、ぶっきらぼうに答え背を向ける。 わずかに上気した肌が視界に入り、アメリアはくすっと微笑んだ。 「あ!あれあれあれ!今話題のにゃらにゃらのアイスです!」 「・・・・・・・・・オレは遠慮しとく」 「どうしてですか?お鍋の時おいしいって言ってたじゃないですか?」 「それとこれとは別だ」 「ぶー。じゃ私買ってきますから、絶対待っててくださいね!」 ふわりとスカートの裾をひらめかせ、アイスクリーム屋へ走っていく。 「デートっていうより・・・・荷物もちと話相手だな・・・・・・」 不思議と嫌な気持ちはしない。 むしろ逆。 そんな感情に自分でも驚く。 「あれは・・・・?」 ふと目に入ったのはアメリアによく似合いそうなアクセサリー。 細い銀の糸を複雑に絡み合わせ赤い小さな宝石がひとつあしらわれている。 「帰ってきたら教えてやるか・・・・」 『ねえ、あれ可愛くない?』 『これは1点ものでね。ちょいとばかり値がはるけど、その価値はあるよ?』 露天商の老婆と客のやりとりが聞こえる。 示された金額は「ちょっと」ではなく高かった。 『人気が高いからあっという間に売れてしまうよ?』 『そうねえ・・・・・・』 もう一押しでもすれば買うのは見えている。 「それを貰おう」 知らず知らずのうち、そう声を掛けていた。 「お待たせしました!」 満足そうに微笑みながら側に駆け寄っていく少女に、軽く手を上げる。 「で?どうだった?ニャラニャラは?」 「お鍋と同じあじがしました」 「味噌味かい・・・・・・・・・・」 「−でこれからどうしましょうか?」 「そうだな・・・」 辺りは赤く染め上げられ、煙が立ち上っている。 子供たちが家に帰る声と母親が呼び寄せる声が響く。 「・・・・・・そろそろ戻らないとリナ達が煩いな」 「そうですね・・・・そろそろ夕食時ですし・・・・」 こつん、とポケットの中の箱が主張する。 「アメリ・・・・」 「はい?」 「・・・・・・・・いや、帰るぞ」 (くそっ!何やってんだ俺は・・・・) 盛大なため息をつき、2人は宿へ向かった。 騒がしい夕食の後、明日の予定をたて今日の出来事について話をする。 「へえ。ゼルとデートしたのか?」 「はい。っていっても殆ど私が振り回しただけですけど・・・」 耳ざとくリナが聞きつけ、くるりと視線をなげかける。 「何だ、その目は」 「べつにぃぃぃ」 にやにやと好奇心を湛えている。 「いやあ、この甲斐性なしが・・・・ねえ」 「殴るぞっ!」 つつつ・・・と側に寄り一言、 「−でキス位はしたの?」 「−っ!付き合いきれん、俺はもう休ませてもらう!」 くるり、と背を向け階段を上る。 「おい、リナからかいすぎだぞ」 「だって〜〜面白いんだもんv」 そんな会話が聞こえてくるが、無視をする。 ばたばたと慌てて足跡が追いかけてくる。 「・・・・・何なんだ?」 「あの・・・・今日はありがとうございましたっ!とっても嬉しかったです!」 ぺこり、とお辞儀をし花のほころぶような笑みを浮かべる。 「・・・・・手を出せ」 「へ?」 「いいから」 顔に?マークを浮かべたまま手を差し出すと、小さな箱が置かれた。 「これ・・・・私にですか?」 「ああ・・・。」 ぶっきらぼうに視線をそらす。 「今日は・・・まあ俺も楽しかったからな・・・・その・・・・」 「開けていいですか?」 頷くとしゅるしゅるとリボンを解く。 「・・・・・・・わあ・・・・・」 「その・・・・お前に似合うと思って・・・・・気に入るかはわからんが・・・・」 「気に入らない訳、ないじゃないですか!ゼルガディスさんがくれるなら葉っぱだって石ころだって何だって嬉しいですっ!」 とびきりの笑顔。 「嵌めてもいいですか?」 月光をうけきらきらと輝くさまを飽きることなく眺めている。 「私も・・・何か贈りたいんですけど・・・・・」 少し悲しそうに俯く。 ふわ。 柔らかい感触が額を掠める。 「ありがたくもらっとくよ」 「・・・・・・・・・・・・・・!!!!」 後には指輪の石以上に顔を赤く染めたアメリアが佇んでいた。 ******************おまけ・・・かもしんない******************* 「なあゼル、アメリア怪我でもしたのか?おでこにバンソウコはって」 「・・・・・・・・・・・さあな・・・・・」 「あ?顔が紅いぞ?」 「うっさい!」 「あれ?アメリア、その指輪どうしたの?」 「へへへ〜。ゼルガディスさんから貰ったんです」 「ふ〜〜ん、やる時はやるのね〜ゼルも。でもこの指輪、今はやってるメッセージリングっって分かってんのかしら?」 「多分、知らないと思います。でなきゃ『アイシテル』なんて意味のあるの、くれませんよ」 |
4528 | はじめましてー♪ | キト E-mail | 10/10-16:43 |
記事番号4527へのコメント こんにちはー♪ キトと言います よろしく レスは書くのに小説は書きません(断言) >ゼルガディスさん!ゼルガディスさんゼルガディスさあああん!!」 >どご!ずびっ!めしゃ。 >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・生きてるか?アメリア?」 >ふう、と盛大にため息をつき、飲みかけのコーヒーを置く。 >「もう少しお着いたらどうだ?頭から階段落ちるなんてそういないぞ」 >「お褒めにあずかりまして光栄ですv」 >「褒めてないいいいいいいいいいっ!」 おっやってるね!夫婦漫才!!(笑) >「お待たせいたしましたっ!!」 >あれから1時間程して現れた少女の装いは、いつもの旅装束ではなく、最近流行しているものだった。 やっぱりアメリアも女の子なんですねぇ >「お待たせしました!」 >満足そうに微笑みながら側に駆け寄っていく少女に、軽く手を上げる。 >「で?どうだった?ニャラニャラは?」 >「お鍋と同じあじがしました」 >「味噌味かい・・・・・・・・・・」 ・・・・(想像中)・・・おえっ >「・・・・・手を出せ」 >「へ?」 >「いいから」 >顔に?マークを浮かべたまま手を差し出すと、小さな箱が置かれた。 >「これ・・・・私にですか?」 >「ああ・・・。」 >ぶっきらぼうに視線をそらす。 >「今日は・・・まあ俺も楽しかったからな・・・・その・・・・」 >「開けていいですか?」 >頷くとしゅるしゅるとリボンを解く。 >「・・・・・・・わあ・・・・・」 >「その・・・・お前に似合うと思って・・・・・気に入るかはわからんが・・・・」 >「気に入らない訳、ないじゃないですか!ゼルガディスさんがくれるなら葉っぱだって石ころだって何だって嬉しいですっ!」 >とびきりの笑顔。 ここの所がラブラブですねぇー >柔らかい感触が額を掠める。 >「ありがたくもらっとくよ」 >「・・・・・・・・・・・・・・!!!!」 >後には指輪の石以上に顔を赤く染めたアメリアが佇んでいた。 ぎゃーぎゃー!!(やったな!ゼル) >「あれ?アメリア、その指輪どうしたの?」 >「へへへ〜。ゼルガディスさんから貰ったんです」 >「ふ〜〜ん、やる時はやるのね〜ゼルも。でもこの指輪、今はやってるメッセージリングっって分かってんのかしら?」 >「多分、知らないと思います。でなきゃ『アイシテル』なんて意味のあるの、くれませんよ」 なんとまぁ・・・ゼル、後が大変だぞー リナに色々言われるな って事でレス付けさせてもらいましたー キトでしたー♪ |
4553 | はじめまして、ありがとうございます! | 洋川久遠 | 10/12-06:03 |
記事番号4528へのコメント こんにちは、洋川といいます。よろしくお願い致します(ペコリ) >レスは書くのに小説は書きません(断言) えええっ!Σ(-。-;) 密かにお話、楽しく拝見してましたのに〜〜! お書きにならないんですか????? >>ゼルガディスさん!ゼルガディスさんゼルガディスさあああん!!」 >>どご!ずびっ!めしゃ。 >>「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・生きてるか?アメリア?」 >>ふう、と盛大にため息をつき、飲みかけのコーヒーを置く。 >>「もう少しお着いたらどうだ?頭から階段落ちるなんてそういないぞ」 >>「お褒めにあずかりまして光栄ですv」 >>「褒めてないいいいいいいいいいっ!」 >おっやってるね!夫婦漫才!!(笑) 基本ですからv(違う) きっと2人の毎日のコミュニケーションでしょう。 >>「お待たせいたしましたっ!!」 >>あれから1時間程して現れた少女の装いは、いつもの旅装束ではなく、最近流行しているものだった。 >やっぱりアメリアも女の子なんですねぇ 予定では、ばっちり厚化粧(ジョセ●ーヌさんの如く)してゼルに突っ込まれるハズでしたが、あえなく断念(笑) >>「お待たせしました!」 >>満足そうに微笑みながら側に駆け寄っていく少女に、軽く手を上げる。 >>「で?どうだった?ニャラニャラは?」 >>「お鍋と同じあじがしました」 >>「味噌味かい・・・・・・・・・・」 >・・・・(想像中)・・・おえっ きりたんぽの様な味? アイスなんでもありますからね・・・・。ウニとかヒマワリとか・・・。 ニャラニャラ味もあるでしょうなあ・・・。 >>「・・・・・手を出せ」 >>「へ?」 >>「いいから」 >>顔に?マークを浮かべたまま手を差し出すと、小さな箱が置かれた。 >>「これ・・・・私にですか?」 >>「ああ・・・。」 >>ぶっきらぼうに視線をそらす。 >>「今日は・・・まあ俺も楽しかったからな・・・・その・・・・」 >>「開けていいですか?」 >>頷くとしゅるしゅるとリボンを解く。 >>「・・・・・・・わあ・・・・・」 >>「その・・・・お前に似合うと思って・・・・・気に入るかはわからんが・・・・」 >>「気に入らない訳、ないじゃないですか!ゼルガディスさんがくれるなら葉っぱだって石ころだって何だって嬉しいですっ!」 >>とびきりの笑顔。 > ここの所がラブラブですねぇー 最大かつ最短の見せ場です(笑) もっとイチャイチャの予定でした(過去形) >>柔らかい感触が額を掠める。 >>「ありがたくもらっとくよ」 >>「・・・・・・・・・・・・・・!!!!」 >>後には指輪の石以上に顔を赤く染めたアメリアが佇んでいた。 >ぎゃーぎゃー!!(やったな!ゼル) ゼルも男の子だから(笑) やったね!ゼル!明日はホームランだ! >>「あれ?アメリア、その指輪どうしたの?」 >>「へへへ〜。ゼルガディスさんから貰ったんです」 >>「ふ〜〜ん、やる時はやるのね〜ゼルも。でもこの指輪、今はやってるメッセージリングっって分かってんのかしら?」 >>「多分、知らないと思います。でなきゃ『アイシテル』なんて意味のあるの、くれませんよ」 >なんとまぁ・・・ゼル、後が大変だぞー >リナに色々言われるな フィルさんにも「ムスコよーっ!」とか言われるでしょう。 リナ事あるごとに蒸し返すんだろうなあ・・・・。 合掌(チーン♪) 色々とありがとうございました! また読んで下されば光栄ですv(図々しい) |
4532 | 初めましてっ♪ | ゆっちぃ E-mail | 10/10-23:55 |
記事番号4527へのコメント 初めまして〜、ゆっちぃと申しますっ☆ ぜるあめと聞いて飛んでまいりましたv図々しくも感想つけさせていただきますv んもうもうっ、両方とも素敵ですっ!!ぜるあめがうりな、それぞれ光っててとっても良い感じです♪ 魔剣士さん人間に戻れて姫とらぶらぶモード全開だったし、リナちゃんはリナちゃんでガウリイにーさんの一言一言に 凄く振り回されてる姿がかわいかったし、んっもう、最高ですっっ!!! 姫になかなかプレゼント渡せない(笑)魔剣士さんもツボでした♪ ぜるあめがうりな、共に堪能させていただきありがとうございましたvvv よろしければまた、投稿なさってくださいvその時は飛んでいきますからっ!(またかいι) 感想短くてすいませんιゆっちぃでした〜 (てゆーか、明日テストなのに何やってんだ私……………?(滝汗)) |
4554 | 初めましてっ、どうもです! | 洋川久遠 | 10/12-06:12 |
記事番号4532へのコメント どうも今日は!洋川久遠です<(__)> ゼルアメのつもりが何故かガウリナになる事が多い・・・・。 >んもうもうっ、両方とも素敵ですっ!!ぜるあめがうりな、それぞれ光っててとっても良い感じです♪ >魔剣士さん人間に戻れて姫とらぶらぶモード全開だったし、リナちゃんはリナちゃんでガウリイにーさんの一言一言に >凄く振り回されてる姿がかわいかったし、んっもう、最高ですっっ!!! >姫になかなかプレゼント渡せない(笑)魔剣士さんもツボでした♪ 不器用なゼルにヤキモチするアメリア、くらげな(ハズ)ガウリイに振り回されるリナーというのがツボの様です・・・(^^;) >ぜるあめがうりな、共に堪能させていただきありがとうございましたvvv >よろしければまた、投稿なさってくださいvその時は飛んでいきますからっ!(またかいι) 今回のは・・・どうでしょうか?(どきどき・・・) 失格??? >感想短くてすいませんι いえいえ!とっても嬉しかったです!! >(てゆーか、明日テストなのに何やってんだ私……………?(滝汗)) テスト、無事終わりましたか? 私はいつも一夜漬けでした・・・・。(遠ひ目) 懐かしい響きです・・・・・・・・。 それでは、またよろしければ読んでやってくださねv |
4555 | それゆけ!がんばれ!ゼルガディスくん! | 洋川久遠 E-mail | 10/12-06:42 |
記事番号4526へのコメント またまた懲りずにやってしまいました。 煩悩は続くよどこまでも・・・そんな感じです。 一応ゼルアメ? ゼルの扱いかわいそうですけど・・・・・・・・・・・・。 おっかしいなあ、愛はあるはずなのに・・・・・・・・・。 とりあへず、どうぞ! ******************************************** 今日こそやってやるっ! 俺はゼルガディス=グレイスワーズ ちょっとお茶目な魔剣士だ。 この晴れ渡った秋空の下、俺はある事を誓った。 すなわちーーー …いや・・・・その・・・・何だ・・・・・・・・。 アメリアと・・・・・キ・・・・キ・・・・キスをするということだっ! あいつとお互いの気持ちを確かめ合ってから3ヶ月・・・・。 手をつなぐまで2週間。 肩に手を回すまで1ヶ月。 そろそろいいだろう。 もうリナ達に優柔不断だの朴念仁だの超鈍感岩男だの据え膳食わないだの甲斐性なしだの実は●●●だの言わせないっつ! いや!俺だって額や頬にキスはしているっ! 押し倒したい衝動にかられたことも1度や2度ではない! それどころか、できる事なら魔族に魂を売ってでも、送り狼になり(以下不適当な発言を含むため削除)したいと思った事すらある。 ーーーーー少し取り乱したようだ・・・・・・・。 いわゆる「口付け」といものを実行する為に、俺は不本意ながらゼロスから「これで彼女もメロメロvナウなヤングのデートコース」なる書物を負の感情10日分で手に入れた。 下見は3日前から今日の日の出まで、欠かすことなく行った! よし!行くぞっ!! ーーーー1時間後ーーーーー 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 俺はアメリアの部屋の前で佇んでいた。 くそっ! 「ちょっぴりお茶目で無口な魔剣士の君」の項目がない! 俺に合う誘い方など載ってないぞ! ゼロスめ!! 「あっれ〜?ゼルガディスさん!丁度いい所に!」 「ああああああああめりあっ!」 「お願いがあるんですあ・・・・・」 顔を真っ赤に染めてもじもじしている。 ・・・・・・・・かわいいい・・・・・・・・。 「えっと、私と一緒に出掛けませんか?」 これは・・・・・・・チャンスだっ! 「ああ構わん」 「ありがとうございます!それじゃ市場に・・・・」 市場・・・? おかしい・・・・・書物には「ちょっと小粋でおしゃれな喫茶店」なずだが・・・・? 「・・・・・だめ、ですか?」 きゅーーん!! 「いいいいいい、いいや!さあ行こう!今行こう!すぐ行こう!」 殺人的にかわいい顔で言われたら断れる訳がない。 きっと巫女の間では市場に行くのがトレンディなのだろう。 俺たちは早速市場へと向かった。 「助かりました〜、食料の買出しってすごい荷物になるじゃないですか〜。リナさんもガウリイさんもよく食べますから」 おれは無言で鬼のような食料を背負って人ごみの中を進んでいる。 「これで買出しも終わったし、帰りましょうか?」 「なんだって?!」 今帰る訳にはいかないっ!! そんな事をしたらデートの意味がない!! 「ぜ・・・・ゼルガディスさん?」 俺の剣幕に驚いたのかアメリアがおどおどと尋ねる。 いけない、いけない。冷静にならなくては・・・・。 「なあ・・・ちょっとあそこまで行かないか?」 「あそこ・・・ですか?構いませんけど・・・・・大丈夫ですか?荷物」 俺が指差したのは町外れに見える小高い丘だった。 ぜーはーぜーはー。 1時間半かかって漸く目的地へ辿り着く。 死・・・死ぬかと思った・・・まじで・・・・・・・・・。 「大丈夫ですか?」 「あ゛・・・・あ゛あ゛・・・・・・・」 「あんまり大丈夫そうじゃないですね・・・・」 荷物を置き一息つく。 「すっごくいい眺めですね!」 うーん、と伸びをしながらアメリアが言う。 「ひょっとして・・・・これを見せたくて連れて来てくれたんですか?」 「まあな・・・・」 照れくさくて横を向く。 「ありがとうございます。私、とっても嬉しいです」 「アメリア・・・・」 よしっ!今だ! 「こんな見晴らしのいい所で、一度正義の演説をしてみたかったんですっ!」 「へ?」 「とおっ!」 そう言うと大きな木に攀じ登る。 「さあっ!いきますよっ!ゼルガディスさん、聞いてて下さいね!!」 アメリアの演説は2時間程続いた・・・・・・・・。 「すっかり日が暮れちゃいましたね」 「・・・・・・・・・・・・・・そうだな・・・・・・・・・・・」 夕日に向かって仁王立ちしながら満足げに言う。 俺は「お前は満足だろうな・・・」と突っ込みすらする気力がない。 おかしい・・・・・・。どこで狂ったんだ?? 「ねえ、ゼルガディスさん、また2人で出掛けましょうね」 「正義の演説か?」 「それもそうですけど・・・・・」 勘弁してくれ・・・・・・・・・。 「2人きりで、デートしましょうね」 え? 「これはデートじゃないのかー!?」 「・・・・・まあ、そういえばそう言えるかもしれませんけど・・・・・」 苦笑して言葉を続ける。 「喫茶店行ったり、公園でピクニックしたり・・・・・そういうのをしましょうね」 にこり。 「ああ。そうだな。」 「絶対ですよ!約束ですからね!」 本当に嬉しそうに笑う。 「−ゼルガディスさ・・・・・・・っ!」 そっと唇を離し 「約束のかわりだ」 俺は幸せだった。 あいつの泣き笑いのような笑顔も。 胸に飛び込んできた柔らかい感触も。 忘れまいと思った。 ・・・・・・・・・そして忘れてしまいたい・・・・・・・・・・。 力一杯抱きしめられて気を失いかけた事。 重い荷物を背負ってまた1時間半かけて戻るはめになって死にかけた事。 リナに食事が遅れたーとどつきまわされた上にからかわれた事。 ゼロスに負の感情を余分に与えるハメになった事。 みちのりはまだまだとおいようだ・・・・・・・・・・・・。 ***********おそまつさまでした、ごめんなさい。************** |
4556 | 訂正&謝罪 | 洋川久遠 E-mail | 10/12-06:50 |
記事番号4555へのコメント ゼルの名前、間違えたまま送信してしまいました。(大号泣) 皆様の心の中で訂正しつつお読み下されば幸いです。 とほほ・・・・・・・・・。 |
4564 | …………てへv | ゆっちぃ E-mail | 10/12-23:59 |
記事番号4555へのコメント 今晩わvまたもや来ちゃいました、ゆっちぃです☆ 今回のお話、タイトルからして笑わせていただきましたーvvv 苦労するけどなかなか努力が実らない、そんな彼の悲惨なお話はとっても好きですv(ひどι) でもちゃんと姫と念願のキ○できたわけですし!重い荷物もリナちゃんからのどつきまわしも、 ゼロスへの負の感情のぷれぜんとも全部笑って許しちゃいなさい、ゼル♪ に、しても……姫に力一杯抱きしめられて気を失いかけるなんて、彼にとっては ある意味しあわせなのかもしれませんね(笑) しかし岩肌魔剣士さんを気絶寸前まで追いやるとは………姫様さすがです(笑) またしても感想『もどき』。 いい加減、自分の文才のなさに嫌気がさします(泣) 今回も失礼しましたーι |
4571 | いやああんv | 洋川久遠 E-mail | 10/13-13:59 |
記事番号4564へのコメント 今日は! 私の拙い文章に感想下さいましてありがとうございます(感涙) もっと上手な話を書けるようになりたいです・・・・。 >今回のお話、タイトルからして笑わせていただきましたーvvv おおう!嬉しいです!! ふと思いついたのを付けただけなんですけど(笑) もっと力の抜けるタイトル付けたいです。 >苦労するけどなかなか努力が実らない、そんな彼の悲惨なお話はとっても好きですv(ひどι) 私も大好きです(笑) しかもゼルだけが苦労する(おいおい) 「アアアアアアメリア!!」 「何ですか?」(にーっこり) ↑こんなの(殴) >でもちゃんと姫と念願のキ○できたわけですし!重い荷物もリナちゃんからのどつきまわしも、 >ゼロスへの負の感情のぷれぜんとも全部笑って許しちゃいなさい、ゼル♪ キスで満足してはないようですが・・・(爆)まだまだ先は長いですね〜〜。 そのうち本当に魔族に魂売ってでも(中略)しようで怖いです(笑) >に、しても……姫に力一杯抱きしめられて気を失いかけるなんて、彼にとっては >ある意味しあわせなのかもしれませんね(笑) >しかし岩肌魔剣士さんを気絶寸前まで追いやるとは………姫様さすがです(笑) 男冥利につきるねっ! きっと花畑で2人駆けてるヴィジョンが浮んだでしょう・・・・。 姫は嬉しさ余って密かに腕に魔力込めてたと思います・・・・<拳じゃないじゃん・・・。 それでは本当にありがとうございましたv また機会があったら書き散らしたいと思いますvv |
4586 | 頑張ってくれて、おかあさんうれし〜!!!(笑) | 桜華 葉月 | 10/14-22:49 |
記事番号4555へのコメント どもども、こんばんわ(?) 多分はじめまして。 何かこの二人を見てると子供を見守る母親のような気になってきた桜華です。 正義の演説2時間・・・。よく2時間も話すことあったなぁ。ちょぴり感心。 ところでゼル、ゼロスに頼るとろくな事がないってわかってるだろ・・・。 いい加減理解しなさいって。 さて、ぼくもゼルアメに愛はありまくりです。 何かほのぼのしてて、からかいがいがありそうという某まな板魔導士のような理由ですけど。(笑) とにかく、煩悩は続くよ、どこまでも(線路はつづくよのリズムで歌ってみましょう。)で、がんばってくださいね〜ん。 というわけで、短いレスでした。では〜!!! |
4601 | やればできるのねっ! | 洋川久遠 E-mail | 10/15-02:45 |
記事番号4586へのコメント 初めまして、今晩はv ご感想ありがとうございます〜〜! >何かこの二人を見てると子供を見守る母親のような気になってきた桜華です。 私は自分が、しきりばばぁ又は出刃亀になってる気がします(爆) >正義の演説2時間・・・。よく2時間も話すことあったなぁ。ちょぴり感心。 きっとアメリアはまだまだ話たりないかも。 激論!朝まで生トーク状態です(または36時間生放送←何故っ?!) >ところでゼル、ゼロスに頼るとろくな事がないってわかってるだろ・・・。 >いい加減理解しなさいって。 どうやら「アメリア」という誘惑には勝てなかった模様です。 禁断の木の実ですね〜〜。 >さて、ぼくもゼルアメに愛はありまくりです。 >何かほのぼのしてて、からかいがいがありそうという某まな板魔導士のような理由ですけど。(笑) 私も同じです! 某また板魔道士っていうのは・・・べんじょのふ・・・・ごきゅるっ!←何なら鈍い音 >とにかく、煩悩は続くよ、どこまでも(線路はつづくよのリズムで歌ってみましょう。)で、がんばってくださいね〜ん。 ♪らんららんらら〜ら と煩悩炸裂させて頑張りたいと思います(苦笑) それでは機会がありましたら、又よろしくお願い致します♪ |