◆−記憶を求めて・・・〜プロローグ〜−緑原実華(10/19-16:39)No.4649
 ┣お久しぶりです☆−桜井  ゆかり(10/19-16:51)No.4651
 ┃┗お久しぶりです〜!−緑原実華(10/20-11:51)No.4660
 ┣ふふふ・・・・−松苗 潤(10/20-09:28)No.4655
 ┃┗ハゥ!!−緑原実華(10/20-11:59)No.4661
 ┣続きが楽しみです♪−水晶さな(10/20-13:46)No.4665
 ┃┗続き書きましたよ〜−緑原実華(10/20-14:00)No.4667
 ┣記憶を求めて・・・1〜5−緑原実華(10/20-13:53)No.4666
 ┃┗お久し振りですっ!−ゆっちぃ(10/21-00:11)No.4675
 ┃ ┗はい!!お久しぶりです!!−緑原実華(10/21-14:18)No.4685
 ┣記憶を求めて・・・6〜10−緑原実華(10/21-16:41)No.4693
 ┣記憶を求めて・・・11〜15−緑原実華(10/23-18:10)NEWNo.4739
 ┗記憶を求めて・・・16〜20−緑原実華(10/23-18:14)NEWNo.4740
  ┗おお、凄っ!!−水晶さな(10/25-00:26)NEWNo.4752
   ┗ど〜もです!−緑原実華(10/25-17:08)NEWNo.4762


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4649記憶を求めて・・・〜プロローグ〜緑原実華 E-mail 10/19-16:39


お久しぶりです!緑原実華です!えっ!!あんた誰だって!!
・・・・まぁ、初めての方ははじめましてです!!
さてさて、今回はオリキャラ(?)をつくってみました!
反応が気になる所ですが・・・まぁ読んでみてください!!


ここはとある遺跡の前、リナとガウリイはこの遺跡の噂を聞いてやってきた。
「ここよ!ここ!この中にお宝がねむってるのよー!!それをこのリナ=インバース様がねむりを起こしにきたってわけよ!!」
「でもまだ宝があるってきまったわけじゃ・・・・。」
「おだまりガウリイ!!私があるといったらある!!」
「あいかわらず・・・むちゃくちゃいうやつだな・・・。」
どこからともなく聞こえる声、声のした方に視線をむけると、そこにいたのは・・・
『ゼルガディス!!』
そう、リナたちの前にいたのはあのゼルガディス。
「や〜だゼルじゃない!久しぶり〜!こんなところで何してんのよ?」
さっそくリナが質問する。
「この遺跡の噂を聞いてだな・・・・。」
「だめよ!ここは私の!」
ゼルガディスの言葉をさえぎるように、リナが口をはさむ。
「人の話は最後まで聞け!俺はお前と違って宝なんてものには興味はない!!あるのは・・・」
「はいはいはい!元の姿に戻る方法・・・よね?」
おきまりのパターンなのか、リナはやれやれといった感じで答える。
「まぁーいいわ!とにかく中に入ってみましょ!」
リナの言葉とともに、三人は遺跡に足をふみいれた。


遺跡に入ってから数分後・・・
「ないないないない〜〜〜〜〜〜!!な〜〜〜〜〜〜〜んにもないじゃないこの遺跡ー!!何が『神秘の秘宝がねむる遺跡』よ〜〜〜〜!!!」
さっきから何個も同じ部屋はあるものの、その部屋の中には何もなく、ただただリナの声が響くだけであった。
「ガセだったなぁ〜・・・まぁリナ、しょうがないじゃないか。」
ガウリイがなんとかリナを静めようとするが、リナの怒りはなかなかおさまらない。
「静かにしろ!!」
ゼルガディスの声でリナとガウリイは一瞬動きが止まる。
「何よ、ゼル?」
「・・・物音がする・・・あの部屋からだな・・・。」
ゼルガディスが目線を向けた先には1つの扉があった。他の扉とは何の変わりも何のだが・・・
「どうする?」
「言うまでもないわ!行ってみるしかないでしょ!」
三人はその扉に近づく。
「一気にいくわよ!!」
「一気にいくのか?!」
「そうよ!こそこそしてるのなんて私の性にあわないでしょ!!それ!!!」
勢いよく扉をあける・・・と、そこには長い黒髪をポニーテールにしていて、服装はどっちかといえばボーイシュな少女・・・といってもリナと同じくらいの年と思われる少女が驚いた顔をしてリナたちを見ていた。その少女の手にはこの遺跡にあったとみられるロットが握り締められていた。
「ハゥ!!それはもしやお宝!!」
リナの目が輝いた・・が、
「水を差すようで悪いけど、これは私のよ。」
少女はさらりと言い流した。
「私のって・・・!!そのロットこの遺跡にあったんでしょ?!」
「そう。」
「だったら誰のものでもないじゃないのよー!!」
「いや・・・これは私のもの。」
少女はどうしてもロットを手離さないようである。みかねたリナは少女に叫んだ。
「わかったわ!!そこまでいうなら・・・私と勝負しなさい!!勝った方がそのロットを手に入れることができる・・・っていうのはどう?」
なんとリナはその少女にお宝(?)をかけて勝負を挑んだ。
「やっぱりこうなったか・・・。」
「俺には関係ない・・・。」
男二人はぐちぐちと呟くが、1回見つけた宝は必ずゲットするというプライドがリナにはあるらしい・・・。
「記憶・・・・。」
少女がぼそりと呟いた。
「記憶?」
「私には・・・記憶がない。」
「記憶がないって・・・あなた記憶喪失??」
「そうともいうみたいね。」
「そう言うのよ。」
一息ついて少女が再び話し始める。
「私の記憶を戻すためにはどうしてもこのロットが必要・・・というわけで、これは私の。」
「ちょと待てぃ!!そのロットとあんたの記憶とどういう関係があるのよ!!」
「さぁ・・・。」
「さぁって・・・。」
どうもいまいちつかめない少女である。リナもさっき自分が勝負を挑んだ事などすっかり忘れているようである。
「おい、どうする?リナ?あの女意地でもあのロット手離さないぜ。」
リナはしばし考えポンッと手をついた。
「じゃあ、あんたの記憶が戻ればそのロットはいらないのね?」
「そう。」
「だったら、あなたの記憶が戻るまであなたについていくことにするわ!!」
『ハァ〜〜〜〜!!』
そこにいたもの全員がリナのいきなりの思いつきに驚きの声をあげる。
「本気なのかよリナ〜!!」
「本気よ。それに〜私たち特別いくあてなんてないじゃない?だからいちいち目的地決める手間も省けていいじゃない!お宝も手に入る事だし〜(すでに手に入った気でいる)まさに一石二鳥とはこのことよ!」
「そりゃ〜・・・まぁなー・・・。」
「こらこらこら!!そこで納得しないでよ!!」
さっきまで物静かだった少女だったが、あまりのリナのめちゃくちゃ強引な考えに声をあげた。
「ついて来られるのが嫌なら、そのロットを渡す事ね!」
リナがびしっと少女に言う・・・あの発言は作戦だったのか?
「・・・わかった・・・好きにして・・・。」
少女はリナから目線をそらして言い放った。少女はなにがなんでもロットを手離す気はないらしい。
「それじゃあ、まずは自己紹介ね。私はリナ、んでこっちがガウリイで、あっちがゼルガディスよ。」
「ちょっと待て!!何で俺まで紹介するんだ?!」
と、ゼルガディスはリナに攻め寄るが・・・
「何言ってるかな〜。せっかくまたこう”くされ縁”て感じで会えたんだから少しは付き合いなさいよ。あんた付き合い悪いんだから!それともなんか行くあてとかあるわけ?」
「いや・・・別にないが・・・。」
「はい!んじゃ決定ー!!」
とリナに無理やり押し切られてしまった。リナは言い出すと止まらないのは百の承知なゼルガディスは運は悪いと言うか何と言うか・・・・またリナたちと旅をすることになってしまった。
「それで?あなたは?あ!!そっか!記憶ないんだったら名前もわかんないわよね〜。」
「え?いや・・・名前は・・・!」
少女の口が一瞬止まる・・が、あらためて言い直す。
「・・・・そうね、自称”ソフィア”とにでもしておこうかしら。」
「自称・・・?なんで自称なのよ?」
「いろいろあるのよ。それはさておき、私は自分に記憶を戻すために旅をしているの。だから、ついてくるのは勝手だけど、邪魔だけはしないでよ。」
そういい残して少女は部屋から出て行った。
「なんかツンツンした女だなぁ・・・。」
「いいじゃない!ききわけのない子ほどおもしろいわよ!興味深いはあの子・・・なんたってこの私に喧嘩売ってるんですもんね〜・・・」
と、なにやらリナはたくらみ顔。
「あの女・・・リナに使われるぞ・・・絶対・・・。」
「同感・・・。」
これから先のことを不安に思うゼルガディスとガウリイ。こうして物語は幕をあけたのでした。
                       NEXT



プロローグのくせになんかやたらと長くなってしまいました〜・・・
はい!てなわけで、オリキャラを登場させてみましたが、いかがだったでしょうか?私的には少しクールな女の子(?)っぽいが中身は天然みたいな子にしていくつもりなのですが・・・たぶんリナたちによって、いろいろ変わってしまうでしょう・・・ゼルみたいに・・・。ちなみに、この背景は、ダークスターと戦ったあとで、半年ぐらいたった時です。

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4651お久しぶりです☆桜井 ゆかり E-mail 10/19-16:51
記事番号4649へのコメント

緑原実華さんは No.4649「記憶を求めて・・・〜プロローグ〜」で書きました。
>
>お久しぶりです!緑原実華です!えっ!!あんた誰だって!!
>・・・・まぁ、初めての方ははじめましてです!!
お久しぶりです〜。
元気にしてましたか?なんて、言わなくていいですよね。


>さてさて、今回はオリキャラ(?)をつくってみました!
>反応が気になる所ですが・・・まぁ読んでみてください!!
オリキャラですか。早速見てみよう(わくわく)



>
>遺跡に入ってから数分後・・・
>「ないないないない〜〜〜〜〜〜!!な〜〜〜〜〜〜〜んにもないじゃないこの遺跡ー!!何が『神秘の秘宝がねむる遺跡』よ〜〜〜〜!!!」
キレかけてる・・・・・・





>「ちょと待てぃ!!そのロットとあんたの記憶とどういう関係があるのよ!!」
>「さぁ・・・。」
>「さぁって・・・。」
なんとなく知っているってやつなんでしょうね。




>少女はリナから目線をそらして言い放った。少女はなにがなんでもロットを手離す気はないらしい。
>「それじゃあ、まずは自己紹介ね。私はリナ、んでこっちがガウリイで、あっちがゼルガディスよ。」
>「ちょっと待て!!何で俺まで紹介するんだ?!」
>と、ゼルガディスはリナに攻め寄るが・・・
>「何言ってるかな〜。せっかくまたこう”くされ縁”て感じで会えたんだから少しは付き合いなさいよ。あんた付き合い悪いんだから!それともなんか行くあてとかあるわけ?」
>「いや・・・別にないが・・・。」
>「はい!んじゃ決定ー!!」
巻き添えを食らったゼルガディス。
可哀相ですね〜。今回アメリアいませんから余計に悲しんでしょうね。




>                       NEXT
>
>
>
>プロローグのくせになんかやたらと長くなってしまいました〜・・・
>はい!てなわけで、オリキャラを登場させてみましたが、いかがだったでしょうか?私的には少しクールな女の子(?)っぽいが中身は天然みたいな子にしていくつもりなのですが・・・たぶんリナたちによって、いろいろ変わってしまうでしょう・・・ゼルみたいに・・・。ちなみに、この背景は、ダークスターと戦ったあとで、半年ぐらいたった時です。
ほわ〜。アメリア出てきませんね。
それも、自称ソフィアさん。あーゆー方好きです。わたし。
それにしても、今回はレス書くの速い・・・・・
感想を書いてたらあったので飛んできましたよ。
では、次の話も期待してますので頑張って下さい。



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4660お久しぶりです〜!緑原実華 E-mail 10/20-11:51
記事番号4651へのコメント

今日は〜お久しぶりです〜
感想ありがとうございました〜いつもとてもうれしいです!
さてさて、今回オリキャラだしたあのソフィアですが、きっと・・・っていうかたぶん、ゼルと同じ道を歩む事になりそうな感じです・・・(笑)
アメリアがでてきてませんが、ダークスターとの戦いの後、ということなので・・・、でも、いずれか(?)っていうか必ずでてきます!
それまで、アメリアの代わりにあのソフィアがいろいろします(いろいろって・・・?)続きまたもや長くなりそうな予感ですが、最後まで読んでくださると光栄です〜それではこのへんで!!

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4655ふふふ・・・・松苗 潤 10/20-09:28
記事番号4649へのコメント

お久しぶりです〜〜〜。
毎度おなじみゼルアメ狂人松苗です(笑)
以前の小説も見させていただいていましたが、面白かったです★
そして今回、アメリアが出てきてないのが気になりますね・・・。
おそらく、いや絶対、あとで出てくるでしょうが・・・(笑)
なんせ緑原さんですしね・・・(ニヤリ)
あ、新しいペーパーできたら送らせていただきますね。
まだまだ先になりそうですが・・・・(汗)
それでは次回を楽しみにしていますvv
ではでは〜〜〜〜

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4661ハゥ!!緑原実華 E-mail 10/20-11:59
記事番号4655へのコメント

こんにちは〜!!久しぶりです!!松苗さん!!元気ですか〜?
感想ありがとうございます〜。
前の小説も読んでいただいたそうで・・・あれはもろ、ゼルアメだしまくってました(笑)さてさて、今回はアメリアが出てきておりません・・・けどけど!!松苗さんの言うとおり、必ずでてきます!!少し(?)先になると思いますが・・・
あと、ペーパーできたんですか?!うお!!見たいです!!松苗さんのゼルアメはかなり好きなので、復活を楽しみにしています!!また、メール書きますね〜それでは、気長に読んでやってください〜!!

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4665続きが楽しみです♪水晶さな 10/20-13:46
記事番号4649へのコメント


 又やってきちゃいました水晶さなです。
 オリキャラのソフィアさんが一癖ありそうで先が楽しみです♪
 アメリア姫がいつ出てくるのか楽しみに待ちつつ(笑)、短いですが時間の関係で失礼致します(早っ!)
 続き頑張って下さいネv

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4667続き書きましたよ〜緑原実華 E-mail 10/20-14:00
記事番号4665へのコメント

こんにちは〜!!コメントありがとうございます〜!
今ちょうど、続きを書いたところなんです。
やはり皆さんアメリアが出てきてないといっておりますね・・・。
でも、必ず出て来ますのでその時まで気長に待っててやってください。アメリアがでてくる間に”ソフィア人格改造”をする予定・・・(笑)
続き書きましたのでぜひぜひ読んでください!!

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4666記憶を求めて・・・1〜5緑原実華 E-mail 10/20-13:53
記事番号4649へのコメント

と、いうわけで!!さっそくスタートします四人の旅!!
それで、じつはこのお話は、私がノートに落書き程度のもので書いてたのですが、以外にネタがあふれてきたので(笑)今じゃノート2冊目まで・・・。もしかしたら、私とイベントでお会いになった方は読んだ事があるかもしれません・・・けっこう読みまわしとかしてたもので・・・・それはさておき、このお話は1ぺージにネタが1つと言うものでしたので、1つの話がかなり短いです。ので、下のような形にしてみました〜。
ハッ!!前置き長すぎ!!気を取り直して本文どうぞ!!


   1.四人の旅スタート!!
あひょんなことから(?)一緒の旅をすることになった自称ソフィア。
「だから〜なんで”自称”なのよ〜?」
と、リナはしつこく聞いてまわる。いいかげんソフィアがキレだした。
「うっるさ〜〜〜〜〜い!!なんで会ったばっかりのやつに本当の名前を教えなきゃいけないのよ!!信用できない!!それに、私は自分の認めた人にしか本当の名前は教えないって決めてるの!!」
そこまで一気にいうとリナはニンマリとなにかたくらみ顔・・・。
「な、なによ!!」
「ソフィア〜あんたそんなこといって〜きっと”ルンルン”とか”キャンキャン”とか変な名前なんじゃないの〜。それを言いたくなくて・・・・」
と、リナがここまでスラリというと・・・・
「・・・・いいかげんにしないと・・・殺すわよ・・・。」
い、いかん!!目がマジだ!!
「やぁ〜ね〜、冗談よ!冗談!!」
リナは慌ててフォローする。ソフィアは不機嫌そうな顔をしながらもなんとか、攻撃はしてこない様子・・・・
教訓その1!!ソフィアの名前については絶対ふれてはいけない!
そうリナはふつふつとおもうのだった。


   2.常識を超えた奴ら
「な、なに・・・こいつら・・・。」
ソフィアの口から思わず驚きを隠せないように呆れて呟く。
そりゃそうだ・・・・なにせリナはおきまりの盗賊いじめでそこらじゅうの盗賊団のあじとをいとも簡単にぶっ飛ばして大暴れし、その後は盗賊からまきあげたお宝を売ってそのお金で食事をする・・・しかし、ソフィアの目から見ればそれは食事ではなく、もはや戦争・・・言うまでもなく、それはリナとガウリイの取り合いの食事なことを意味する。普通にいままで旅をしてきたソフィアにとってかなりの精神ダメージだったようだ。
そんな中での、いつもと変わらない様子でいるゼルガディスにソフィアは視線を向ける。
「唯一まともね、ゼルディガス。」
「ゼルガディスだ!!」
ややこしい名前のためいつも名前を間違えられるのはお約束・・・が、ソフィアはハァ〜と一息ついてゼルガディスから視線をはずす。
「やっぱりまともじゃないわ。髪は針金、皮膚は岩、しかも名前がややこしい。」
「名前は余計だ!!」
ゼルガディスの気にしていることをズバズバと口にするソフィア。こうしてソフィアは毎日精神攻撃を受けながら旅をする事になりそう・・・いつか慣れるその日まで・・・


   3.ロットの秘密?
「何考えてんのよ!!リナ!!」
ソフィアの声が響きわたる。さきほどおきまりの盗賊いじめをしていたのだが、一人の盗賊の「胸無し」の言葉にキレたリナが問答無用で竜破斬(ドラグスレイブ)をぶっぱなしたのである。もちろんその近くにいたソフィアたちもとばっちりをうけたわけで・・・ガウリイやゼルガディスはいつものことだし・・・といった感じで呆れているのだが、慣れていないソフィアはかなりおかんむり・・・。
「もういやだ!!私は一人で旅をする!!あんたのわがままに付き合ってられないわ!!」
「一人で旅がしたいのなら、そのロットを置いていくことね!!私はそのロットが手に入るまではぜった〜〜〜〜〜〜〜いあんたについて行くわよ!!さぁどうする?!」
「・・・・言っとくけどこのロットだけは何があっても絶対だめよ。」
みかねたゼルガディスがソフィアに話しかける。
「おい、少しの間とはいえ、リナたちと旅をしてわかっただろ?この後ついていったら何に巻き込まれるかわからんぞ。絶対後悔する。」
経験者のゼルガディスが語るだけあった、言葉に重さがある。
「ちょっとゼル!変な事吹き込まないでよ!」
ギロッとリナの目が光る。
「後悔・・・ね・・・。」
ソフィアがポツリと呟く。
「このロットを手離すほうが、私にとって、最悪の後悔につながるわ・・・。」
このソフィアの言葉にリナが目を輝かせる。
「ってことは〜やっぱり、高価なお宝ってことよね〜!!よ〜し!!絶対あきらめないんだから!!」
と、リナは上機嫌になったのだが、
(それだけとは思えんな・・・。)
と、ゼルガディスは思う。なにせあのリナと旅をしなくてすむよりも、ロットの方を選んだのだから・・・このロットにどんな秘密が隠されているかは、まだ謎に包まれたままである。


   4.リナ固まる?ソフィアに迫力負け・・・
「ちょっとソフィア!!」
怒り口調のリナがソフィアに声をかける。この二人の喧嘩はたえない・・・
「あんたもっと、愛想よくしなさいよ〜!!いつもむすっとしてらこっちのペースまで狂っちゃうじゃないのよ!」
「・・・・・。」
リナの言葉に何の返事も返さないソフィア。いつもならここで言い合いになるはずなのだが・・・?
「ちょっとソフィア!!聞いてるの?」
「・・・・うるさい、私に指図するな。なんか気にいらない事があるならあんたが私の前から失せろ。」
ギッロ!!
カキーーーーーーン・・・・
ソフィアのあまりの目の鋭さと、言葉の棒読みが怒りを表していると取ったリナはまるで蛇に睨まれたかえるのように固まってしまった。そのソフィアの表情はそこいらのチンピラとは比べものにならないぐらいの怖さ・・・
(姉ちゃんの次に怖いかも・・・・)
やはりリナの一番怖いのは郷の姉ちゃんらしい・・・、
「う〜〜〜!!今日は私の負けよ!!けど次は負けないからね!!」
と、ダッシュでその場から逃げるように去っていくリナ・・・そんなに怖かったのか?
「ハァ?何いってるんだろ、リナのやつ・・・それにしても・・・眠い・・・。」そう、じつはソフィアが怒っているように見えたのはたんなる寝不足で、自然に目が半目になって、言葉も棒読みになってしまったのである・・・。それを知らずにリナは・・・
教訓その2!!ソフィアに挑発的な言葉はかけない!!
と、新たに教訓を増やすのだった・・・。


   5.眠いソフィアにご用心!!
ガァーーーー!!
いきなり魔物登場!!
「私今日は魔法使えないからまかせるわ〜。」
といって、木の陰に隠れるリナ・・・あの日ね・・・・
「よ〜し!!ここは俺が剣で!!」
「いや!!俺が魔法で!!」
ガウリイとゼルガディスが同時に声を出す。いつもリナに出番を捕られる二人は今このチャンスを逃さずにはいられない・・・(笑)魔物に挑んだその時・・!!
「うるさーーーーい!!私、昨日寝てなくて眠いのよー!!こんな時にうるさくでてくるんじゃないわよ――!!うっとーしいい〜!!火炎球(ファイヤーボール)!!」
と、なんだかんだいって魔物をいとも簡単に倒してしまったソフィア・・・。
そこにいた三人は唖然・・・。
「弱い・・・。」
ソフィアがポツリと呟く。
この時四人の中にはそれぞれ違う思いが秘められていた。
(ねむ〜〜い・・・今日こそは早く寝よ・・・このごろ徹夜で書物読んでたから眠くてしょうがないわ。)と、これはソフィア・・・。
(で、できるわね・・・あの魔物を魔法一つでやつけちゃうなんて・・・こりゃ戦力アップね!!)と、思うリナ・・・
(敵に回すと怖い奴だ・・・)と、フツフツと思うゼルガディス・・・
そして最後に、・・・
(見せ場を持っていかれた・・・・)と、悲しむガウリイ・・・ただでさえ出番少ないのに・・・(笑)
教訓その3!!寝不足のソフィアには注意しましょう!!



と、こんな形にしてみたのですが・・・どうでしょうか・・・?
一つのお話だけだと、短すぎるので何個かまとめて投稿していきたいと思っています。だいたい一回の投稿で5個ぐらいのお話を入れるつもりです。
まだまだ続く・・・


  




   

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4675お久し振りですっ!ゆっちぃ E-mail 10/21-00:11
記事番号4666へのコメント


お久し振りです〜〜〜♪て、覚えてらっしゃるかしら?ゆっちぃです!(どきどき)
新規投稿、ありがとうございます!読み手としてはかなり嬉しいです〜〜〜♪

に、しても!アメちんがでてこないっ!!?
こりはひょっとして、後で出てきて岩男さんとらぶらぶやってくれるのかしらっ?!!(←一見深いようで浅い読みですねぇι)

↑ごめんなさい。ちとドリー夢はいってしまいましたι


ではでは続き、楽しみにしてますね☆短くてごめんなさい、ゆっちぃでしたっ。



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4685はい!!お久しぶりです!!緑原実華 E-mail 10/21-14:18
記事番号4675へのコメント

こんにちは〜!おひさしぶりです!!
コメントありがとうございました〜
この私にしてはめずらしい小説なんです・・・なぜならアメリアがでてきてないから・・・でも、後から必ず出て来ますので、それまで待ってやってください〜
もちろんゼルとにのラブラブは計画中・・・(笑)それにちょっとソフィアをからまそうかな〜・・・と、思ってるんです。
まぁそんなことで、長くなりそうな話ですが、また読んでいただけたら光栄です!
ではでは〜

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4693記憶を求めて・・・6〜10緑原実華 E-mail 10/21-16:41
記事番号4649へのコメント

どうも!!緑原です〜!
いっぱいコメントいただきありがとうございました!!ソフィアはこれからもっと壊れていくでしょう(笑)
それはおいといて・・・・やっぱりアメリアが出てきてないと違和感があります?
コメントを見させていただいたらやはり最初につくのは”アメリアは?”だったもので・・・でも、いずれ出てきますからね。
それでは本編どうぞ!!


   6、胸は女の命なの?
ひさびさに町に着いたリナたち一行はさっそく宿をとってくつろいでいた。
「さぁ〜て、お風呂にでも入ろうかな〜」
と、上機嫌のリナはそのまま露天風呂へ・・・
「へへ〜久しぶりのお風呂〜このごろ野宿ぱっかだったもんね。」
勢いよく露天風呂に通じる扉を開くと、そこにはすでにソフィアが湯船につかっていた。
「あれ?ソフィア来てたの〜?」
「いたら悪い?」
「いや・・悪くはないけどさ〜・・お風呂行くなら声かけてよね〜。」
と、なんだかんだいいながらリナも湯船の中につかる。
「ふ〜〜〜生き返る〜〜〜。これにお酒かビールがあれば最高よね〜。」
「・・・おやじか、あんたは・・・。」
などと会話している時に、ふいにリナがソフィアに視線を向ける。
「!!!」
リナの表情が一瞬固まる。
「な、なによ!!リナ、ジロジロみて・・・。」
「ソ、ソフィア・・・あんた・・・。」
なにやらリナに不吉なオーラが・・・
「何であんたの方が”胸”が大きいの〜〜〜〜!!!」
「ハ、ハァ???」
リナのいきなりの言葉に唖然としてしまうソフィア。
「あんた男みたいな性格してるくせに、胸だけは人並み以上にあるってどういうわけーー!!」
「んなこと知らないわよ!!生まれつきでしょ!!」
「う、うまれつき〜〜!!キーーーー!!ムカツク〜〜〜〜!!」
どうやらリナはソフィアに胸の大きさで負けたらしい・・・
そんなことで大騒ぎしている女湯だったが・・・
「あいつら・・・まるぎこえだぞ・・・。」
「恥ずかしいやつら・・・。」
男湯では女湯の騒がし声が響いていた・・・


   7.ソフィアの過去って・・・?
ここは図書館、ソフィアは記憶を戻す方法を探すためによく書物をあさりに行くのである。今日は元の姿に戻す方法を探すために書物をあさりに来たゼルガディスも一緒である。
(早く記憶を取り戻さないと・・・)
そう思いつつソフィアは書物をあさる。
「おい、ソフィア。」
ふいにゼルガディスがソフィアに声をかける。
「ん?なによ?」
書物をあさってるところで声をかけられたため不機嫌なのか目つきが怖い・・・
(あいかわらず目つきの悪い・・・)
そう思うゼルガディス・・・あんたも人のこといえないけど・・・気を取り直して・・
「お前、なぜ記憶をなくした?」
「!!」
ソフィアの動きが一瞬止まるが、ゼルガディスはかまいましで話を進める。
「記憶なんてそう簡単になくなるもんじゃない。何か厄介な事に巻き込まれて・・・なんていうのはリナだけで充分だからな。」
そこまで、話終わると、ソフィアは細く微笑む。
「・・・聞きたい?・・・後悔しない?・・・恨まない?」
いかん!!また目つきが危ない・・・!!これは何か裏があるのか??
とまどったゼルガディスがだした結果・・・
「・・・やめておく・・・。」
(知らぬが仏・・・のような気がする・・・)
そういい残して去っていったゼルガディスを後ろから眺めるソフィア。
「・・・するどいやつ・・・けど、なんで記憶をなくした?っか。そんなの、私が教えて欲しいわよ・・・。」
と、意味深げな言葉を残して書物あさりを再開する。そしてまたここに一つの教訓が増える・・・
教訓その4!!ソフィアの過去に触れると危険!!・・・のような気がする・・・。


   8、女の髪は秘密兵器?!
「ベットフカフカ〜気持ち〜〜。」
バフッとベットに抱きつくリナ。
「このごろずっ〜〜〜〜と野宿続きだったじゃない?やっぱりベットはいいわ〜。」
と、枕を抱きしめて上機嫌のリナに対してソフィアは・・・
(ガキね。)
と、心の中で思うのだった。ようやくリナとの付き合いにもなれたのか、リナを凶暴化させる言葉、行動はつつしむようになった。
「ほらほらソフィア!!あんたも横になんなさいよ!!」
「はいはい・・・。」
やれやれといった感じで、ソフィアはベットの近づき横になるのだが、すぐに身を起こして鏡の前に立つ。
「どーしたのよソフィア?」
いきなりのソフィアの行動を不信の思い尋ねるリナ。
「髪をくぐったままだと寝にくいのよ。」
そう、髪の長い人ならわかるだろうが、ソフィアの髪型をポニーテール、そのまま寝るには寝にくいのもわかる。なるほどっと納得するリナ。
パサッ
「!!!」
リナの目が点になる。
「ソ、ソフィア??!!」
リナがソフィアに指をさして驚いたように尋ねる。
「私じゃなかったら誰なのよ・・・何そんなに驚いてるの?」
きょとんとしているソフィアに対してリナは混乱!!髪をほどいたソフィアはほぼ別人といっていいほど感じが変ってしまうのである。いつものボーイッシュな感じとは裏腹に髪をほどいたソフィアはどこかのお嬢様といった感じでほぼ対象的なのである。
いままでほとんど野宿続きだったのでソフィアの髪をほどいたのを見るのは今が初めてであった。
付け加えて言うと、ソフィアはボーイッシュな感じをもつのだが、かなりの美人なのである。ソフィアは様子からいって本人は全然そんなことはひとかけらも思っていないであろう・・・。
「女は髪型一つで変わる・・・これって本当なのね・・・。」
ふつふつと思い知らされた夜であった。


   9、髪で遊ぶのはやめましょう!!
「わーーーーーー!!!!」
朝早く、ソフィアの叫びが宿全体に響きわたった。幸い客はリナたち一行だけだったのだが・・・何事かとガウリイとゼルガディスはリナとソフィアの部屋に直行する。
「朝から何騒いでる!!」
「何かあったのか?!」
ドアをあけると同時にガウリイとゼルガディスが叫ぶが、目の前に飛び込んできたものは・・・
「!!」
そこには髪の毛をめちゃくちゃいじられたと強調するかのようにいろんなところからみつ編みをされていたり、頭の上には2つのおだんごがあったり、さらに、バランスの悪い大きなリボンを何個も結ばれているソフィアがいた。
「リ〜〜〜〜ナ〜〜〜〜!!!」
もちろんこんなイタズラをしたのはリナに決まっている。ソフィアの髪が気にいったらしく、昨日ソフィアが寝た後で実行したらしい・・・。ソフィアは怒りのオーラを発しリナに攻め寄る。
「だ、だってソフィアどんなに髪いじっても起きないんだもん!!だから、つい・・遊んじゃった!・・・テヘ。」
「つ、つい〜〜〜〜?!」
ソフィアの怒り爆発!!
「リナ〜〜〜〜!!許さ〜〜〜〜ん!!!」
「いゃあぁぁぁぁ〜〜!!許して〜〜〜!!」
そんな二人のやり取りを見て男二人が呆れかえる。
「けど、この二人ずいぶん仲良くなったよな?」
「・・・そうか?・・・まぁ、前よりわな。」
ソフィアもそろそろリナの影響が現れてくるころなのでは・・・・?


   10、私って便利屋?
「ハァ〜」
ソフィアが大きなため息をつく。今ちょうど旅立つための買出しをしているのだが・・・
「私、一体こんなところで何してるんだろ・・・そもそも私は一人で旅をしていたのよ!!なんかいまじゃ・・・」

――――回想中――――
「ソフィア〜出かけるの?だったらなんかいい仕事探してきてよー。」
と、リナ。
「出かけるのか?じゃあなんでもいいから食い物買ってきてくれよ!俺、腹減ってさ〜」
と、ガウリイ。
「お前もことだからまた図書館にでも行くんだろ?ついでだからこの本返してきてくれ。」
と、ゼルガディス。
――――回想終わり―――――
「・・・・。」
しばし沈黙・・・。
「これじゃあただの便利屋?!あいつらのペースに引き込まれてる〜!!!」
確実にリナの便利屋とかしてしまいそうなソフィア。実はこの買出しもリナから頼まれたものだったりする。便利屋の道に直行?!




はいはい・・・
どんどんリナたちのペースにはまっていっちゃうソフィア。
これから、どんどんはまっていっちゃう?

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4739記憶を求めて・・・11〜15緑原実華 E-mail 10/23-18:10
記事番号4649へのコメント

はい!!続きです!!今日はなんかいっぱい投稿していますが・・・
まぁ,読んでください。



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  11、綺麗って罪なのね・・・
今日はめずらしくリナとソフィアが一緒にいる。どうやらリナがソフィアを連れ出したらしい・・・
「女同士のショッピングってけっこう楽しいのよ!」
と、リナは上機嫌である。なにかいいことでもあったのだろか・・・?リナに対してソフィアは無理やり
連れ出されたようなものなので、不機嫌である。と、そこに・・・
「よー!!お嬢ちゃん!一人〜?」
声をかけてきたのは二人組みの男。
「どぉ?俺たちと遊ばない?」
これはどこからどう見てもナンパである。しかもこの男たちかなりの美男子!!
(これは!!世間一般に言うナンパ!!私も声かけられるほど成長したってことかしら〜・・・
でもこのままあっさり「ハイ。」っていうのもおもしろくないわね〜・・・よ〜し!!)
と、リナは有頂天に気持ちが揺らいでいた。
「え〜でも〜私たち急いでて〜。」
リナがかわいい子ふりながら言う。
(この「え〜いいじゃん〜ちょっと付き合ってよ〜」って返ってくるのが世間一般のお約束。)
と、リナは期待に胸を膨らませていたのだが・・・
「じゃあいいよ。」
「へっ??」
返ってきた言葉はリナの予想とは打って変わって違うもの・・・そして男たちの目的といえば・・・
「ね〜君だけでもこない?」
「そうそう!!俺,君が超好み!!」
と,男たちはソフィアをくどき始める。つまりは最初からリナは眼中には無く、目的人物はソフィアだった
と、いうことである。もちろんソフィアが男たちに口説かれるはずが無く,男たちに付いてきたのは、
「この私を無視するとは〜〜〜!!いい度胸じゃない!!地の果てまでぶっ飛べ〜〜〜!!」
リナの怒りがこもったボム・ディ・ウィンだった。
「いやーおもしろい、おもしろい。」
その男たちがぶっ飛ばされている光景をみてソフィアが拍手をしながら
(リナといると苦労がたえないけど、おもしろいこともあるわね。)
と。今日は少し満足したソフィアがあった。しかし、この怒りくるったリナをもとの状態に戻すのも苦労
するのである・・・やはり苦労絶えないか・・・?


   12、ソフィアの目は凶器だわ!!
ただいまお食事中・・・が、そこに・・・
「ねぇねぇ、彼女、俺たちのところ来て一緒に飲まない?」
またまた現れましたナンパ男!!もちろんターゲットはソフィア。
「ソフィアまた口説かれてる・・・。」
「リナなら一生ないことだな。」
「な〜んですって〜ガウリイ〜!!」
「えっ・・・!!いや!!なんでもない!なんでもないって!!」
必死にごまかすガウリイ。なんとかリナも食事の戻る・・・が、ナンパ男はしつこい・・・しまいにソフィ
アも腹が立ってくる。
(うるさいうるさいうるさい〜〜〜!!食事の時ぐらいゆっくり食べさせてよね〜!!あ〜も〜!!この
男うっと〜しい!!ガツンといってやろうかしら・・・けど、それだけじゃあ、こういうしつこい男はあき
らめないのよね・・・)
今までに経験があるのか、ソフィアは思いを巡らす。
「ねぇねぇ〜?」
(だ〜!!もう!!うるさい!!)
ギロッ!!!
「・・・・え・・あの・・え〜と・・・。」
なにやら先ほどまでベラベラしゃべっていた男が静かになる。
「し,失礼しました〜〜〜!!」
男はその場から逃げるようにして去っていった。ソフィアには、「何?急に態度変えて・・・。」と、不信
に思うのだが、やっと静かに食事にありつけると気を楽にする。が、ソフィアは知らないのだ。何故あの
男が逃げるように去っていったかを・・・・
「ね〜?ソフィアって気ずいてないのかな・・・?自分の目つきのすごさに・・・。」
コソコソと,リナが尋ねる。そうなのだ。ソフィアの目つきは前にも言ったようにそこいらのチンピラなんか
とは比べものにならないほどの迫力さ!!目だけで、
「うるせーんだよ。消えろ!!」
と,物語っているような感じを受ける・・・まさにソフィアの秘密兵器といえよう・・・。しかし本人はまた
っくそんなつもりがはないらしく、無意識のうちその目つきになるのである。本人きずいていない秘密兵器
・・・ソフィアにはまだまだ謎が多くありそうである。


   13、ソフィアはやっぱり便利屋?
「ソフィア〜。ここのマジックアイテム屋付き合ってよ!」
図書館へ行こうとしていたソフィアはいきなり呼び止められて不機嫌そうな顔をして言葉を返す。
「なんで?そんなの一人で行ってくれば?私は忙しいのよ。」
と、足を進めようとした瞬間・・・
ガシッ!!
リナにマントをつかまれて前に進めない・・・。そのまま虚しくも無理やり引きずられる。
「ちょっと〜リナ〜!!別に私じゃなくてもいいでしょ!!ガウリイかそこらに付いて来てもらえばいい
じゃないのよ!!」
「あんたじゃなきゃ意味がないのよ。」
「ハァ?」
訳がわからないままソフィアはリナに引きずられてマジックアイテム屋に入る。
「すみませ〜ん。これ売りたいんですかど〜。銀貨300枚でどうです〜?」
盗賊いじめをやった時にいただいてきたと思われるブレスレットを店の人に渡すのだが・・・
「銀貨300枚ね〜・・・そんなにいい値のものじゃないよ〜これ・・・銀貨100枚ってとこかな〜。」
店の人は若い男の人で、リナから渡されたブレスレットを鑑定する。そこでリナがたくらみ顔・・・
「あの〜そのブレスレット〜この子がつけてたものなんですけど〜。」
と、いきなりソフィアを前に出す。もちろんソフィアがつくていたなんて真っ赤な嘘。
「ちょっとリナ??」
「黙って!!ほら!あの男の人の顔じーーーーと見つめて!!」
「ハァ・・・?」
「いいから!言われたとおりにしなさい!」
耳打ちでリナからうけたことを仕方無しにやってみる・・・。すると・・・、
キュルン
ズキューーーン!!
(カ、カワイイ!!ものすごく可愛い子!!)
みごとに店の男の理想にヒットしたらしい。これも前には言ったがソフィアは普通にしていたらかなりの
美人なのだ。だからよく男にナンパされる。いつもお得意の目で追い払っているのだが・・・
「それで〜銀貨300枚で買います〜?」
「よし!!買った〜!!」
「毎度あり〜!」
(ふっ!簡単ね,男ってもんは・・・)
ご満足のリナは銀貨300枚をゲットして店を後にする。
「それじゃソフィア!次行ってみよ〜!」
「はぁ〜??ちょっと〜!リナ〜〜!!」
こうして、ソフィアはますますリナの便利屋として使われていくのでありました。


   14.ソフィアの百面相?!
「ね〜ガウリイ〜ソフィアってさぁ〜二つの顔があると思わない?」
リナが何気にガウリイに尋ねる。
「二つの顔〜!!二つも顔があったら怖いぜ〜ソフィアはおばけじゃないんだぞ!」
「ちがうわよ!!そういう意味でいったんじゃなくて〜!!ほら二重人格ってやつよ!」
「二重人格?」
「そう!まず、いつもむす〜としてるノーマルバージョン!それで、もう一個があの目が凶器バージョン!
ね〜二つあるでしょ〜?」
「あ〜そういうことか〜!あ・・・ならまだあるぞ!」
「え?なになに?」
「リナが教え込んだ物を売る時バージョンだろ〜、それにソフィアっておもしろいことがなかったら目がゼル
みたいになるんだぜ〜。」
「ゼルみたいなって・・・・まぁとにかく〜最初あったときはツンツンした子と思ってたけどさ〜けっこう
ソフィアって単純よね〜、いまじゃいい便利屋だし〜。」
「・・・・・。」
「どうしたのよ、ガウリイ?いきなり黙っちゃって。」
「・・・・後ろ・・。」
「ハァ?後ろがなんだって・・・!!」
リナが後ろを振り向くと、そこにはひややか〜に笑みを浮かべるソフィアが立っていた。
「あ、あのソフィアいつから・・・?」
リナがオズオズと尋ねるのだが、聞く耳持たぬといった感じで・・・
「だ〜れが、二重人格だって〜だ〜れが、単純だって〜〜〜〜!!!」
「ひゃぁぁぁ〜〜〜〜!!最初から聞いてたのね〜〜〜!!」
この後ソフィアがリナにきつ〜〜〜いお仕置きをされたのはいうまでもない。人の噂話をする時は、その人
がいないことを確かめてから話しましょう!!じゃないと危険・・・?!



   15、リナの影響ってすごいのね・・・
ここはとある、中古書物屋(今でいえば古本屋)にきているソフィア。今日も書物あさりである。と、その
中古書物屋で一冊の書物を手にした。
(この本・・・記憶の戻す方法には関係ないけど、興味深いわ・・・ほしいなぁ・・・)
ソフィアはその本に目を走らせた。
「お嬢さん、気にいったのかい?」
ソフィアがあまりにも夢中で読んでいたため店のおじさんが話し掛けた。
「その本は〜・・・銅貨320枚だね〜。」
(銅貨320枚・・・・)
ソフィアはその言葉とともに財布に目をやるのだが・・・
(な!!300枚しかない!!なんで??・・・・あ!!昨日の晩リナたちが異常なほどに食べ過ぎて、そ
れでリナが「財布宿にわすれてきちゃった〜」とかなんとかいって私が払ったまま返してもらうの忘れてたん
だわ〜〜!!)
昨日の記憶を呼び戻しソフィアはどうしたものかと考える。そして、出した結果がこれ・・・
「あの、おじさん。」
ソフィアが不意に店のおじさんに話し掛ける。
「私,300枚しか持ってなくて・・・あつかましと思うのですが300枚にまけてはもらえませんか?」
ウルウル&キュルンの攻撃!!
いつものソフィアとはまるで違う表情で,声もお人やかにみせる。
「ま・・まぁ・・そういうことなら・・・20枚ぐらいなら・・・・。」
と,店のおじさんは赤くなりながらゴホンッと咳払いしながら答える。
「本当ですかー!!ありがとうございます!!なんて親切なお方〜!!」
ソフィアは最後の最後まで丁寧口調である。結局のところあれから200枚までにまけてもらったソフィア。
ソフィアの美貌はおじさんにも通じるらしい・・・・。
(これはリナの考えだけど〜・・・たまには役に立つじゃない!)
と、ソフィアは上機嫌で店を後にした。気をつけろソフィア!!あんたは確実にリナ色に染まりつつあると
いうことを!!




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4740記憶を求めて・・・16〜20緑原実華 E-mail 10/23-18:14
記事番号4649へのコメント

 16、リナの悪知恵
「たくっ・・・なんで私が買出しなんかを・・・私のことなんだと思ってるわけ?」
またもやリナに頼まれて買出しにきているソフィア。リナがソフィアのことどう思ってるかって?そんなの
便利屋に決まっているでしょう!!それはさておき、しかも今回は、
「まぁまぁいいじゃないか〜。」
と,今回はガウリイも一緒なのである。
(リナにうまく使われてることわかってるのかしら・・・?)
内心思うソフィアだが、あんたもそうなのよ・・・。
(しかも、今日はガウリイと二人で行ってこいって・・・どういうこと・・・?)
リナの託は”ガウリイと二人で買出しよろしく〜”だったのだが・・・なんだかんだいって、買出しを終え
て宿に帰ってきた二人。
「おっかえり〜!買出ししてきた〜?」
宿に帰るとそこにかくつろぎながらお茶を飲んでいるリナの姿があった。
「おう!それがよ〜この町の店ってほとんどがまけてくれたり、おまけしてくれたりするんだぜ〜!!
親切だよな〜、だから、金こんなにあまっちゃったぜ。」
ジャラジャラと残ったお金を満足そうに見るリナ。
「それはそれは!!じゃあこの残ったお金は今日の夕食にまわしましょう!」
上機嫌のリナはなかなか笑った顔からもとに戻らないでいる。
(ムフフ〜やっぱり私の考えは正しかったわね〜。あの二人、一応美形と美人なんだから、その二人に「ま
けて!」っていわれたら断れないって考えよ!!案の定お金はこんなに余ったわけだし〜よ〜し!!
これからは買出しあの二人にいかせよ〜っと!!)
なんと計画的な考え・・・ガウリイはもとからリナの便利なアイテム化とかしていたが、それにどうやらソ
フィアの加わった様子・・・早く気づけよ!!二人とも!!


   17、服交換!!
「ね〜見てみて〜!!服、交換したの!」
「無理やりね・・・。」
リナがソフィアの服を着ていきおいよく部屋から出てきた。その後からソフィアがしぶしぶ出て来る。
「へ〜似合うじゃないか〜。」
「どうせ、またリナの思い付きだろ?」
先に朝食を食べていた男二人が言う。ここでソフィアがリナの服をまじまじと見る。
「着てみてわかったけど・・・リナの服って・・・。」
「えっ!!何?センスいいって〜!!そんな誉める事でもないわよ〜!」
「まだ何も言ってないんだけど・・・。」
ソフィアの言葉にリナが割り込んできたため言う機会を失ったのだが、ここでガウリイが・・・
「ソフィアにとってはさ〜ウエスト、ブカブカで、胸のところが苦しいんじゃないのか〜?」
と、まさに死に急ぐような言葉ストレートにズバズバと本人の前で言ってしまう・・・。
「ハッ!!あのリナ!今のはなしだ!!その、つ、つい口が滑ったでけだから〜・・・!!」
今ごろ気づいても後の祭り・・・・。無念ガウリイ・・・。
「いっぺん死んでこ〜〜〜〜〜〜〜い!!ボム・ディ・ウィン〜〜〜!!」
「ギャァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜!!」
そのまま宿の窓を突き破ってぶっ飛んでしまったガウリイ。
「ちょっとリナ!本当にガウリイが死んだらどうすんのよ!」
『絶対死なない。』
リナとゼルガディスが口をそろえて自信ありげに答える。
「そういえば・・・ソフィア、あんたなんか言いかけてなかったっけ・・・?」
「えっ!!あ!あ〜・・・あれはもういいわ!!」
なにやらぎこちない様子のソフィアだが、リナは朝食食べたさうえ「あっそ。」の一言でなんとか丸くおさ
まった。
(あ,危なかった・・・・ウエストまではいわないけど、胸が苦しいのは本当なのよね・・・ガウリイ、あん
たに感謝するわ!!)
どうやらソフィアもガウリイと同じ事を言おうとしていたらしい・・・。その後朝食が終わる直前に
「俺の分ちゃんと残してあるか!!」
と、ほとんど無傷でガウリイが帰って来たことはいうまでもないこと。
(本当に死なないんだ・・・・)
ソフィアはガウリイの頑丈さに驚き関心(?)するのだった。


   18、花粉症はつらいよ
「もう私・・・ここにいたくない!!」
そういって、目に涙を浮かべるソフィアがいた。
『もうここにはいたくない・・・?』
三人の表情が一瞬固まる。が,すぐに言い合いになる。
「おい!リナ!!お前がソフィアで遊ぶから・・・!!」
「誰がいつどこでソフィアで遊んだのよー!!」
「充分便利屋として使ってただろうが・・・。」
「何よ!ゼル!あんただって使ってたじゃないのよ!!」
「なっ!!俺はそんなことしてないぞ!!」
「でもな〜よく本返してきてくれとか・・・情報集めて来いとかいいってなかったか〜?」
「あのな〜!!俺はリナみたいに毎日は使ってない!!」
「私だって毎日なんて使ってないわよ!!」
ギャアギャア騒いでる三人を遠くから見つめるソフィア。
(あいつら・・・一体になに騒いでるのかしら・・・?それにしても・・・花粉症の私には杉の林の森はきつい
・・・!!目がかゆくて涙でてきちゃう〜〜!!早くこの森からでたいっていうのに・・あいつら騒いでば
かっりで、全然前に進まないじゃない!!もう〜先に行ってやる〜!!)
リナたちは飛んだ勘違いをしていたわけなのだ。
「あ〜!!ソフィアがいない!!」
「もうどこかにいちゃったのか〜??」
こうして,三人はソフィアが花粉症とも知らず,ずっといい合いをしていたそうな・・・これにこりたらもう
少しソフィアの扱いがましになるかもね・・・。ちなにみ、なんとかリナたちの勘違いはソフィアにおいつ
いた時点で解けたそうである。これはソフィアにとってよかったのか悪かったのか・・・?


   19,手入れはマメにね。
ここはまたもや図書館・・・。今日はゼルガディスと一緒にきているのだが・・・・
じ〜〜〜〜〜〜〜〜
「・・・さっきから視線が痛いんだが・・・。」
なぜだかさっきからずっとソフィアに見つめられているので、集中して書物が読めない。
「言いたい事があるならさっさと言え。」
そうゼルガディスが言った瞬間・・・!!
ズイッ!!
「!!(いっ?!)」
いきなりソフィアが顔を近づけてきた。これにはゼルガディスも驚きを隠せない。なにせソフィアはなんだ
かんだいって美人なわけであるから・・・そんな女性に見つめられてはゼルガディスに限らず他の男どもは
言葉を失ってしまう。
ポキッ
(ヘッ?)
ソフィアは何をしだすかと思えばゼルガディスの針金の髪の毛を一本折ったのである。我に返ったゼルガデ
ィスはソフィアに「なんだ・・?」とばかりに視線を送る。
「ほらゼルガディス!枝毛!」
「ハァ?」
ソフィアの手にはさっき折った針金の髪の毛が・・・
「合成獣でも枝毛になるのね〜・・・ずっと気になっててさぁ〜ちゃんと手入れしなきゃだめよ〜!ってちょ
っと聞いてるのゼルガディス!!」
あまりにあっけない答えに返す言葉がないゼルガディス。ソフィアは時々人が予想もしないことを平気でして
しまうのかも・・・。



   20、便利屋ソフィア営業中。
「おい、ソフィア。」
ゼルガディスがソフィアを呼び止めた。
「なによ?ゼルガディス?また何か頼みごと?本返してくれって?」
「えっ・・?いや・・・」
「違うの?それじゃあ借りて来いって?」
「そういうじゃなくてだな・・・・」
「書物じゃなくて情報?」
「あ、あのな・・・!!」
「それでもないとすると、リナみたいに仕事探してこいとかいうつもり?」
「・・・人の話を最後まで聞け!!」
「じゃあ何よ?他に頼まれるって言ったら〜・・・・」
「頼みごとじゃなくて・・・飯だからリナにソフィアを読んでこいといわれたんだ!」
「あ〜な〜んだ・・・最初からそういってよね〜。はいはい、ご飯ね。」
と、ソフィアは食堂のほうにむかっていったのだが、その場に残されたゼルガディスは・・・
(俺・・・無意識のうちにかなりソフィアのこと便利屋としてるかってたかも・・・これじゃあリナのこといえ
んな・・・)
リナと同類だけは絶対いやだ。と思うゼルガディスはこのことをきにソフィアの扱いに気をつけようと心え
るのだった。




いっきに投稿してしまいましたが・・・
20個書いたじてんで、ソフィアという人物がどういうやつかわかってもらえたで
しょうか・・・?次からはちゃんとした長いお話にしたいと思ってます。
そろそろアメリアださないと・・・・

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4752おお、凄っ!!水晶さな E-mail 10/25-00:26
記事番号4740へのコメント


 いつの間にか沢山増えてたので驚きです、さなです。
 ソフィアさん段々人格が形成されてきたのかそれとも壊れてきたのか判断が難しい所ですが(笑)、他3人と馴染んでいく過程が楽しいですネ。
 なんていうか、ネタの多さに圧倒&尊敬(なんつう感想だよ・・・)。
 何だかアメリアもそろそろ出てくる気配だし(お前の頭はそれしかないのかっ!)益々楽しみです。
 ソフィアさん色んな意味で負けないように頑張って下さい(笑)。

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4762ど〜もです!緑原実華 E-mail 10/25-17:08
記事番号4752へのコメント

コメントありがとうございます!緑原実華です!
ソフィア壊れまくりです(笑)
このお話は前書きにも書きましたが、ずいぶん昔から書いているネタ
なんですよね・・・。今じゃこのようなネタが70個近くあります・・・。
けど,そんなには書けないので、今度からは大きなお話で投稿したいと思ってます。
アメリアが出てくるのは・・・あと4話後ぐらいを予定にしてます。
また読んでいただけるとうれしいです〜ではでは・・・。