◆−LOVELOVECAT−緑原実華(10/23-14:16)No.4737
 ┣又お邪魔しに来ました。−水晶さな(10/25-00:41)No.4754
 ┃┗ははは〜・・・−緑原実華(10/25-17:21)No.4764
 ┃ ┗すいません!!間違いました・・・。−緑原実華(10/25-17:29)No.4765
 ┗Re:LOVELOVECAT−桜井  ゆかり(10/26-08:05)No.4774
  ┗毎度どうも!!−緑原実華(10/26-18:04)No.4778


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4737LOVELOVECAT緑原実華 E-mail 10/23-14:16


こんにちは〜こんなところに緑原登場!!
え〜この話は、一回小説本として出したことのある話なんですが、けっこう
好評だったので、投稿してみました〜。知ってる方は知ってると思いますが・・・
記憶を求めて・・・の方も進めないといけないのに・・・
これにはソフィアはでてきませんが、ゼルアメには変りありませんので。
それでは、本編へどうぞ!!


=====================================



(ん・・・。寝てたか・・・。)
あのダークスターとの戦いから数ヶ月たった今、ゼルガディスは一人で自分の体をもとに戻す方法を探すため、旅をしている。どうやら、木陰で書物を読んでいる途中に寝てしまったようだ。
もう日が沈みかけている。
(さて、宿にもどるか・・・。)
フサッ
一瞬何かにふれた・・・毛皮のような感触だった。気づけばなにやら、視界が低いような・・・。
(・・・これは・・・しっぽーーーーー!??)
自分の体からしっぽがはえている。それどころか耳は頭のてっぺんに・・・長い細いひげ・・・まさかこれは・・・!!とっさに走り出す。どこかに自分の姿が映せるものがないかと・・・草の中を走り抜けると、どこかの大きな庭園にでた。
(こんな場所あったか・・・?・・!!今はそれよりも・・・!!)
辺りを見回すと噴水があった。水に自分の姿を映そうという考えである。噴水まで走り、覗き込む。
(なっ、なっ、なっーーーーー!!!!ネコーーーーーー!!!!)
そう、ゼルガディスはネコになっていた。どこからどうみても真っ白な毛のネコである。
(ど、どういうことだーーー!!ただでさえ合成獣になって、もとの姿にもどす方法を探してるっていうのに今度はネコか!?どうしろというんだーーーー!!!)
パニック状態になりながらもネコの姿になった自分が信じられないゼルガディスはまだ噴水の水に映った自分の姿から目が離せないでいる。
と、その時体が宙に浮いた。後ろから誰かに持ち上げられた。
「あれー?ネコー?どこから入り込んだんでしょうか?」
なんと持ち上げた人物はあのセイルーンの第二皇女のアメリアだった。
(な、なぜアメリアがここに・・??!ここはセイルーンなのか?そんなはずないぞ、かなりセイルーンから離れた町にいたはずだ!!一体どうなっているんだーー?!)
持ち上げられたゼルガディスはかなり動転している様子。もちろんこのネコがゼルガディスだと気づくはずがない。
「かわいいですーーー!!」
ムギューーー
いきなり抱きしめられる。
(な、ちょ、ちょっとまてー!!んな、いきなり!!)
「ニャ、ニャ、ニャーーーー!!!」
(なっ・・・・言葉がはなせない・・・!)
あたりまえじゃん・・・ネコだもん・・・。
「ずいぶん汚れちゃてますねー。捨てネコかなー?」
草の中を急いで走ってきたため、真っ白な毛が少し茶色かかっている。
「よし!じゃあ一緒にお風呂に入りましょう!きれいにしてあげるからねー。」
(・・・へっ・・・ちょ、ちょっとまてーーーーー!!!)
「ニャニャニャーーー!!!」
いきなり暴れだす。
「わっ!!どうしたの!!お風呂嫌いなのーー??」
(好きとか嫌いとかの問題じゃない!!一緒に風呂ってことはつまり・・・・。)
ボンッ。
想像したらしい・・・真っ赤になりながらもアメリアの腕の中で必死にのがき、逃げようとする。
「大丈夫。ちゃんときれいにしてあげるから、ね!」
ニコッ。
アメリアの笑顔に抵抗力をなくしたのか、きゅうにおとなしくなる。もっとも、こういうのを見とれてる・・・というのかもしれない・・・。

「ちょっと待っててね。」
と、床におろされるゼルネコ(にしておく)。結局抱きかかえられたまま風呂場まで来てしまった。
「フー、今日もお仕事お仕事だ疲れましたー。」
バサッ、
大胆にもドレスを脱ぎだすアメリア。
(!!)
慌てて目線をはずしアメリアに背を向けるようにして真っ赤になりながら固まっている。
(どうしたらいいんだ・・・もし正体がバレたら・・・殺される・・・。)
うれしいのやら・・・恐ろしいのやら・・・
「さぁ、入りましょう、入りましょうー!」
また後ろから待ち上げられて、抱きかかえられる。タオルを1枚体に巻いているのが唯一の助けなのかも。
「それじゃあ、まずはネコちゃんから洗いましょう。」
せっけんとシャワーを用意して、なんだか楽しそうなアメリア。
(・・・もう好きにしてくれ・・・早くここから出たい・・・ような出たくないないような・・・っ何考えているんだ俺はー!!)
と、思いつつも素直にシャンプーされている。
「動物ってシャンプーとか嫌ってよく暴れるっていうけど・・・このネコちゃんはおりこうですね。」
何も知らずに楽しそうにシャンプーしているアメリア。
・ ・・・・バレたらヤバイ・・・マジで・・・
ゼルネコのシャンプーがおわると、アメリアは湯船につかる。
「ハァー・・いいお湯ですー・・・1日の疲れがどれますねー・・・。」
ごきらく気分のアメリアを見つめる。
(なんだ・・・いがいに元気そうだな・・・。)
「ネコちゃん、ネコちゃん。」
(?)
「おいで、おいで。」
手招きで呼ばれる。いわれるままにアメリアのほうに近づく。
「それ!捕まえた!!」
いきなりガッシリとつかまれた。
(な、なんのつもりだ?!)
いきなりつかまれたせいもあり、またもや暴れだす。
「あー、そんなに暴れないの!!さっきシャンプーした時はぜんぜん暴れなかったのに・・・もしかして、人にさわられるの慣れてないのかなー・・・まっいいや!一緒に入ろうー。気持ちいいよー。」
いわれるままに抱き上げられたまま湯につかる。
「気持ちいいでしょー?」
(・・・気持ちいいとかいうまえに・・・胸がーーーーー!!!)
そう、ちょうど抱き上げられているということは、アメリアの胸にちょうど接近してしまうという距離なのだ。
「あれ?顔真っ赤―。もうのぼせてきちゃったの?」
(・・・・お前のせいだ・・・)
ぼやくものの、ただただむなしくなるだけであった。
「ハァー・・・。」
何やらアメリアらしくないため息をつく。振り返るとそのときのアメリアの表情にはらしくないせつないものがあった。
(・・・ウッ・・・俺はこの顔が一番苦手なんだ・・・しかし、アメリアがこんな表情になつってことはなにかあったのか・・・?)
グーーーーーーー
「あれ?ネコちゃん、お腹減ってるの?」
まさしくさっきの音はゼルネコのお腹の音。
(・・・そういえば、朝から何も食べてなかった・・・。)
「お風呂あがったら、何か夕食の残りがないか探してあげるね。さーて、私もさっさと洗っちゃおーっと。」
湯船から出て、体に巻いてたタオルをとる・・・そりゃそうだわな・・・とらなきゃ洗えない・・・。
(!!!)
慌ててアメリアに背を向け目線を離す。
(・・・こ、これじゃあ 身がもたん・・・!!)
「えーと・・・何かあったかなー。」
冷蔵庫の中をあさるアメリア。
「あっ!あったあった!でもネコってピラフなんて食べるのかなー?・・まっいいや!はい!どうぞ!」
目の前に並べられたのは夕食の残りとおもわれるピラフとミルク・・・組み合わせが悪いような・・・
「やっぱりネコはピラフなんて食べないか・・・。」
沈んだ顔でじっとみつめてくる。
(だから、俺はこういう顔が苦手なんだーーー!!あーーもーー食えばいいんだろ、食えば!!)
ガツガツと少しやけが入ったか、食べだす。まぁ、お腹が減っていたということは事実なわけだし・・。 しだいにアメリアの表情も明るくなる。
「わぁ!よかった!ちゃんと食べてるー!おいしい?」
とっびきりの笑顔をゼルネコに向ける。
ドキッ
一瞬呆然として、その笑顔にみとれてしまう。ハッと我にかえり、なんとか「うまい」ということを鳴き声で伝えてみる。
「おいしいっていってくれてるのかなー。このネコちゃん言葉がわかるみたい!!」
(いや・・・わかるみたいじゃなくてわかるんだ・・・)
きれいに残さず食べて何とかお腹も膨れた。
「それじゃあネコちゃん!今日は一緒に寝ようねー。」
(・・・・・・・・)
もうなにをやっても無駄だな・・・という感じで抵抗せずに素直に従う。・・・まんざらネコの姿も悪くないもんだ・・・なんて思っているのかも・・・

大きなベットが目にはいった。アメリア1人には大きすぎるようなベットである。まぁ、お姫様だから・・・ベットの上にゼルネコをおろしアメリアもベットに横になる。
「ハァー。」
あの風呂に入っていた時と同じ切ない表情でため息をつく・・・これは何かあったにちがいない。でも今の俺には何があったのか聞いてやる事も、慰めてやる事もできない・・・。
「ニャー。」
アメリアの近くまでいって鳴いてみる。するとアメリアはクスッと笑いゼルネコを持ち上げる。
「ネコちゃん・・・あのね・・・私・・・」
そこまでいうとアメリアは顔を沈めた。何があったのかまったくわからない。よく見るとアメリアの目から涙があふれていた。
(な、なぜ泣く!?)
何とか慰めようと目からこぼれる涙をふきとるようにペロペロとなめる。
「ネコちゃん・・もしかして、慰めてくれてるの・・?ありがとう・・・優しいね・・・ゼルガディスさんと同じ・・・」
ドキッ!!
(一瞬バレたかと思った・・・に、してもアメリアのやつ・・・一体どうしたんだ・・・?)
心配そうにアメリアを見つめる。それにつられてかアメリアは語り始めた。
「あのね・・・今日、ラディル王国の王子様とお見合いしたの・・・。とってもいい人・・・そう、とってもいい人だったんだけど・・・」
(お、お見合いーーーーーー!!!)
「ニャーーーーーー!!!」
心で思ってた事がそのまま鳴き声にでた。アメリアも驚いたようだが再び話し始める。
「けどね・・・私にはとっても好きな人がいるの・・・でも、私その人にいつも迷惑ばっかりかけてて・・・私はその人の事すごく好きだけど・・・その人は私のこと・・・どう思ってるのかな・・・?
好きと言われたこともなければ嫌いといわれた事もないから・・・
女の子ってね、好きな人に好きっていってもらえるだけで自分にすごい自信がもてるんだよ。私は・・・自分に自信・・・持てないな・・・
私は王家の人間だもん・・・わがまま言っちゃだめなんだよね・・・でも・・・やっぱり・・・好きな人と・・・ゼルガディスさんと一緒にいたかった・・・。」
一回は泣き止んだものの、また大粒の涙がこぼれる。自分の好きな人の名前を口にだしてしまったから・・・。
(・・・アメリア。)
「ごめんね、ネコちゃん。ネコちゃんにこんなお話してもしかたないのにね・・・。」
そう言って泣きながら寝てしまったアメリア。
(アメリア・・・すまん。もし今、俺がネコの姿じゃなかったら・・・何回でも言ってやれるのに・・・
好きだ、愛してるって・・・お前を他の男なんかに渡したくないって・・・)
そばにいても守ってやれない・・・癒してやれない・・・こんなに苦痛なことはないと痛感する。
そうして夜はふけていった・・・。

翌日、朝食をすませたアメリアは、朝食の残りを自分の部屋にこっそりもちこんだ。
「ごめんね、ネコちゃん。少ないけどこれで我慢してね。」
パンとサラダと牛乳・・・普通のネコなら食わんぞ・・・と思いながらもせっかくアメリアが自分のために持ってきてくれたものなのだから、文句を言わず(言えないけど・・・)食べる。
「でも、このままじゃかわいそうですよねー。こんなせまい部屋の中に閉じ込めておくのも・・・。」
(別に俺はかまわんが・・・)
「あ!そうだ!何も隠すことないんだ!父さんにこのネコちゃん飼っていいかきいてこよーっと!」
(なに!!それじゃあもし、フィル王子がOKしたら、ずっと俺はアメリアのペットかーーー!!!)
ひょいっとゼルネコを持ち上げるアメリア。さっそく聞きにいくようである。長いセイルーンの廊下というかこれはもう道といったほうがいいのかもしれない・・・そんなところを進んでいる。セイルーンの国がどれだけ大きいものかわかる。そして、アメリアはそんな国の皇女だということも・・・。
「アメリアさん。」
いきなり声がかかった。振り返ると、そこにはいかにも王子と主張する衣服をまとった男が立っていた。
「カミルさん、おはようございます。昨日はたしかセイルーンに泊まったんでしたよね。」
「ハイ。ラディル王国はここからかなり遠いですからね。」
二人は会話をすすめる。
(ラディル王国?!とするとこいつがアメリアの見合い相手か・・・。)
かなりの美形・・・それでなくても昨日のアメリアの話を聞いたせいもあってかなんだか無償に腹がたった。
「そんなに急いでどちらに?」
「え、あー、このネコちゃんを飼っていいか父さんに聞きにいくんです。かわいいでしょ?」
「ネコ・・・ですか?」
「ハイ?ネコ・・・お嫌いですか?」
「いえ・・ネコも可愛いけど・・・アメリアさん、あなたのほうがもっと可愛いですよ。」
キザなセリフをはいてアメリアに顔をちかずける。この男、かなりアメリアにぞっこんとみた!!アメリアはこういう攻撃に弱いのだ。
(な、なんだーー!!この男はーーー!!)
ますますイライラが増す。
「アメリアさん・・。」
「ハ、ハイ?」
「あらためていいます。僕と結婚してくれませんか?」
「えっ・・・えーー!!で、でも昨日会ったはっかりじゃないですかーー!!」
「昨日会った時、運命を感じたんです!!アメリアさん!!」
ガシッとアメリアの手をにぎる。運命を感じたって・・・一言でいえば一目ぼれっていうことなのでは・・・?
「ニャーーーー!!!」
シャッ!!
アメリアの手をにぎっていたカミル王子の手をひっかいた。イライラ度が頂点にたっした結果だある。
(こ、こいつーー!!さっきから聞いていれば結婚だの運命だのーーー!!そんなアメリアの弱い言葉でくどきやがってーー!!)
「ニャニャニャーーーーーーー!!」
言葉はでないものの鳴き声で怒りをあらわす。
「ご、ごめんなさい!!大丈夫ですか?!」
(なっ!!こんなやつの心配なんかすんなーー!!)
「え、あ、大丈夫ですよ。ちょとひっかかれただけですから・・。」
「まってくださいね。今すぐ治しますから!!」
リカバリィをとっさにかけるアメリア。カミル王子はアメリアにリカバリィをかけてもらって上機嫌である。
「本当にごめんなさい・・。ふだんはいい子なんですよ。」
「アメリアさんのせいじゃないですよ。悪いのはこの目つきの悪いネコ。」
ブ チ ッ
(目つきの悪いだとーーーー!!!)
完全にキレてしまったゼルネコ。本当なら全身きりさいてやりたいところだが、それでまたアメリアに迷惑をかけても困ると思いなんとか我慢する。
「ハイ!治りました!それじゃあ!」
急いでその場を逃げるようにして去る。一人取り残されたカミル王子は・・・
「やっぱりアメリアさんて優しいなー・・それでもってすごく恥ずかしがりやなんだなー・・・ますますほれた!!」
と、上機嫌。自分がプロポーズしたことなんて忘れてしまっているようである。
   
バタンッ!
自分の部屋にもどってきてしまったアメリア。いきおいよくドアを閉める。フーと一息ついてゼルネコを持ち上げる。
「ありがとう、ネコちゃん。」
(へっ?)
怒られると思いきや感謝された。
「あの時ネコちゃんがカミルさんをひっかいてくれなきゃ私、あの時のプロポズ、はいかいいえか・・・いわないといけなかったから・・・ちょっとカミルさんには悪いけど・・・私まだ・・・答えられないから・・・」
(・・・アメリア・・・)
複雑な空気が漂う・・・。と、その時・・
「おやー?アメリアさんネコを飼い始めたんですか?」
この聞き覚えのある声はまさしくあの謎の神官・・・
「ゼロスさん!!」
(げっ!!ゼロス!なぜここに?!)
いつものあの笑顔はかわらないゼロス。一体いつ入ってきたのやら・・・
「あの、ゼロスさん・・・一体どうしてここに・・?」
おずおずと聞くアメリアにずいっと顔をちかづけて、
「もちろん、アメリアさんに会いに来たんですよー。」
 ブチッ!!ブチッ!!
「ニャーーーーー!!ニャニャニャーーー!!」
(さっきの男のことでも腹を立てているというのに、こいつまでーーーー!!)
アメリアの腕の中でゼロスに向かって鳴きつづける。
「どうしたのネコちゃん?!今日のネコちゃんなんか鳴いてばっかりな・・・。」
「どうやらアメリアさんにちかづく男性はみんなキライみたいですねー。やきもちやいているんですよ、きっと!」
「そうなのかなー・・そうだとうれしいな!」
ニコッと微笑むアメリア。この笑顔に弱いのかあんなにさわいでたゼルネコもおとなしくなってしまう。顔が真っ赤なのはいうまでもないこと・・・
「なるほどー・・・」
ゼロスがなにやら一人で納得している。さてはまた何かたくらんでいは・・・
「アメリアさん、白いネコのジンクスっ知ってます?」
「白いネコのジンクス?」
「ええ、そのネコのように全身真っ白なネコにお願いごとをしてキスをするとその願いがかなうという・・・というものです。」
(そんなうそくさいことだれが信じるか・・・)
「えーー!!そうなんですかー!じゃあ私もやってみようかなー。」
(えっ!!!)
いたよ、いたよ・・・信じるヤツがここに・・・。
「それじゃあ・・。」
ゼルネコを机の上に置く。
(マ、マジやるのか?!)
ネコの姿とはいえ中身はゼルガディス本人・・・。そんなことアメリアが気づくはずがないわけで・・・。
「それじゃあ、お願いごとを口に出していってからネコにキスするんですよ。」
「えっ!!口に出すんですか?」
「ハイ。そうじゃないと効果はありませんよー。」
指をふって忠告するゼロス。アメリアは少し戸惑いながらもゼルネコを持ちげる。どうやら願いが決まったようである。
(お、おい!!ちょっとまて!!願いを口に出していうっていう時点で疑問思わんのか!!こいつはーーー!!)
ゼルネコは心臓バクバク!!破裂寸前という感じである。アメリアは少し頬赤らめながらも心をこめて祈りながら願う。
「ゼルガディスさんがはやくもとの姿にもどれますように。」
そのままゼルネコにキス。
ボワンッー!!
いきなりゼルネコが白い煙のなかに包まれる。
「わっ!何なんですかー!!一体――!!」
驚きのあまり後ろ向きに尻もちをついて倒れてしまう。煙がはれはじめるとなにやら煙の中から影がみえる。不思議仁思ったアメリアは顔をちかづける。 
「・・・・なんだってんだいきなり・・!!この煙は!?」
バッと顔をおこした時、アメリアと目がバッチリあった。
「ゼ、ゼルガディスさん―――――?!」
そう、アメリアの目があったのはゼルガディス。ネコの姿ではなく合成獣の姿のゼルガディスだった。
「おやおや、これはこれは、どうやら大成功だったようですね。」
「ゼーーーーローーースーーーー!!!」
ゼロスの目の前には怒りに満ちたゼルガディスが立ってにらみつけていた。
「またお前の仕業かーーーーー!!」
「いやーじつは、ゼルガディスさんが気持ちとさそうに木陰で昼寝をしていたので、そのまま僕が今実験している変化の魔術でネコにして、このセイルーンの近くまで運んできたんですよー。どうでした?ネコの気分は?」
「どうでした?じゃない!!なぜ俺がお前の魔術の実験台にされなきゃいけないんだ!!」
「それはー・・・おもしろいからです。」
ブッチーン
「殺す。」
いきなり呪文を唱え始める。
「わっー!!まあまあゼルガディスさん!アメリアさんと会えたうえにキスまでできたんだから・・・感謝してほしいぐらいですよ。」
耳元でゼロスがつぐやく。
「なっ!!ゼロス!!」
「それでは後は二人でごゆっくり。」
と、言い残し目の前から姿を消した。重い空気の中・・・アメリアが真っ赤な顔をして口走る。
「あのネコちゃんがゼルガディスさんだったということは・・・」
「お、おいアメリア?!」
「一緒に寝たり・・・ぐちこぼしたり・・・ずっと抱いてたり・・・ってあーーーーー!!
お風呂もーーーー!!ゼルガディスさんのエッチーー!!」
「なっ!!あれだけ抵抗したのに無理やり入れたのはお前だろうーが!!」
二人とも赤面状態でお互いで言い合いをしている。と、そんな時、
「アメリアさーん!!さっきの返事聞いてませんよー!!」
バンッといきおいよくドアを開けて入ってきたカミル王子。やっと思い出したようである。セルガディスとアメリアは一時休戦――――――――。
「あ、え、えーと、その・・・あ、そうだ!!私、好きな人がいるんです!!この人!!」
いきなり横にいたゼルガディスの腕をつかむ。
「お、おいアメリア?!」
「お願いです!!今は付き合ってください!」
ひそひそと耳打ちでうったえる。確かに、アメリアを他の男の渡したくないという気持ちは多いにあるのだが、いきなりのことでかなり動転している。しかし、カミル王子は信じようとしない。
「いやだなーアメリアさん。ご冗談を・・・」
「冗談なんかじゃありません!!」
「そこまでいうなら証拠を見せてください。証明できたら僕も認めます。」
(ムー――!!この人は―――――!!そこまでいうなら・・・!!)
なにを考えついたのかアメリアはゼルガディスの顔をぐいっと自分のほうに向けて、頬にキスをする。これにはゼルガディスも驚いた。
「なっ、なっ、なっー――――!!!!」
声になってない・・・・。
「どうです?これで信じますか?」
ビシッとおきまりのポーズでカミル王子に尋ねるが、あまりにショックが大きかったのか硬直している。だがすぐに我にかえり、ワナワナと体を震わせてキッとにらむ。
「そ、そんなバカなことがあるもんか!!こんな化け物みたいな奴をアメリアさんが好きになるはずがない!!」
と、大声で叫ぶのだった。完全に王子様口調が壊れている。
そのカミル王子の言葉にあった「化け物」という言葉・・・・アメリアは慌ててゼルガディスに視線をうつす。案の定・・・ゼルガディスの表情を見ると、動揺を隠せない・・・怒りと苦痛をうったえるようだった。ゼルガディスの腕をつかんでいたアメリアには、その苦痛が伝わってくるようだった。アメリアは静かにゼルガディスの腕ヲ離しカミル王子に近づく・・・と、次の瞬間・・!!
パンッ!!
アメリアの平手打ちがカミル王子に直撃したのだった。これにはゼルガディスの驚いた。
「な、な、な、・・・・!!」
カミル王子もいきなりのことで声がでない。アメリアが顔をあげるとそこには目に涙をいっぱいにため怒りにもえている表情があった。
「ゼルガディスさんのこと化け物なんていわないで!!何も知らないのに・・・何もゼルガディスさんのこと知らないくせに勝手なこと言わないで!!それ以上ゼルガディスさんのこと悪くいったら私が許しません!!」
泣きながらも怒りにみちているアメリアはカミル王子をにらみつける。         
「今まで、お父様にもお母様にも手をあげられたことがなかったのに・・・・僕のことを本気でたたいたのはアメリアさん!!あなたが初めてだ!!」
「えっ?!」
ガシッとアメリアの手をつかんで目をキラキラさせながら訴えるカミル王子。
「ますます惚れました!!もっとちがうLOVELOVEアタック法を考えてきます!!それまで待ってててくださいねー!!」
と、言い残し、ものすごい勢いで去っていった。
「逆効果だったな。」
アメリアの近くまでいってポンと頭に手をのせる。振り返ったアメリアには、さっきの怒りの表情は消え、
ただボロボロと大粒の涙を流していた。
「ゼルガディスさん・・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
「なぜお前が誤る?」
「だって、ゼルガディスさんのこと・・・化け物だなんて・・・」
「お前が言ったんじゃないだろ?言ったのはあのどこでも女くどいてそうなキザな王子だ。あんなこと言われても平気だ。」
密かにイヤミをつけて言うゼルガディス。目つきの悪い、と言われた事をよほど根に持っているらしい・・・。
「嘘!!平気なんかじゃないじゃないですか!!」
「アメリア?!」
「ゼルガディスさんの表情みてたらわかります!!」
「・・・・アメリア。」
泣き泣き訴えてくるアメリアを優しく抱きしめる。
  どうして、こいつ・・・こんなにも俺にかまってくれるんだろう?
  アメリアがあの王子に言った言葉・・・嬉しかった・・・・こんな合成獣の姿になった自分にも自分
  のことをあんなに思ってくてるやつが・・・ここにいるから・・・
「平気なのは本当だ・・・お前があいつに俺のかわりに平手打ち、くらわしてくれたからな。痛いだろうな、
お前の平手打ちは・・・」
「あたりまえです!ゼルガディスさんのこと悪く言う人なんて私の正義の拳がゆるしませんから!!」
いかにもアメリアらしい答えにゼルガディスも思わず微笑する。いつもこの言葉に・・・この笑顔に癒されていることが、あらためて深く感じるのである。どうやらアメリアも落ち着いたようである。
「ところでアメリア。」
「ハイ?」
ゼルガディスがアメリアの近くまで近ずき少し意地悪そうに微笑む。
「さっきはごちそうさま。」
「さっき?・・・・・あ―――――――――――――!!!!!」
そう、「さっき」とは、カミル王子に証拠をみせるため、とっさにアメリアがゼルガディスにキスしたことを意味する。
「ハッ!!あーーー!!そうだ!忘れる所でした!ゼルガディスさんがあのネコちゃんだったんですよね―――!!!」
ギクッ
(せっかく忘れてると思ってたのに・・・)
お互い話のすり替えをしているようである。
「もーゼルガディスさん、どうして何もいってくれなかったんですかーー!!」
「ネコの姿で言葉がしゃべれるか――――!!」
一時休戦していた、言い合いがまたスタートした。
「わっ!!」
いきなりアメリアがつまづく・・・・何もないところで・・・
「危ない!!」
ドサッ
間一髪でゼルガディスがアメリアを受け止める。結局二人は抱き合うような形に・・・
「何もない所で転ぶな!!」
「ご、ごめんなさいーーー!!」
二人の目線が合った。ゼルガディスは一息ついて、アメリアを抱きしめる。
「アメリア・・・お前、俺に迷惑かけてるとか、自分に自信が持てない・・・とかいってたな。」
「あ、あれは・・・!!」
いきなり抱きしめられたことにもより、かなり気が動転している。そんなアメリアの様子をみておもわず口がゆるむ。そして、アメリアの頬に手をあてて、優しく微笑んだ。
「俺は迷惑なんか思ってない・・・たしかに手におえなくて危なっかしいところはあるがな。」
「十分、迷惑かけてるってことじゃないですか・・・」
しゅんと沈んでしまうアメリアだが、ゼルガディスは話を続ける。
「最後まで聞け!そうやって、危なっかしい所があるから俺がお前を守らないといけないんだ・・・合成獣にさせて俺の側にくる奴なんて、近寄ってくる奴なんて誰一人としていなかった・・・けどお前は違う・・・
お前は気づいてないかもしれんがな、お前が俺の側にいるんじゃなくて、俺がお前の側にいたんだ・・・お前がいないと妙に落ち着なかった、お前が・・・アメリアが側にいるだけで俺は癒されてたんだ・・迷惑どころか、俺はお前に感謝してる。」
「ゼ、ゼルガディスさん・・・・」
「それと・・・たしか女の子は好きな男に「好き」だといわれると自分に自信がもてる・・・だったよな?」
「あ、あの・・・!!」
ゼルガディスの腕に力がこもる。アメリアを自分のほうに引き寄せる。そしてアメリアの耳元でつぶやいた。
「・・・・・好きだ。」
「!!」
「何回でも言ってやるぞ。・・・自分に自信・・・持てたか?」
「・・・はい・・はい!!」
涙を流しながらもゼルガディスに抱きつく。この涙は苦痛や悲しみの涙じゃない・・・嬉しさと喜びの涙だから・・・
「それと・・・アメリア・・」
「ハイ?」
「どうせ好きだとあの王子に証明するんだったらもっと有効な方法があるぞ。」
「えっ・・・それって・・・?」
アメリアが言いかけ時、二人の唇が重なる。
物や言葉より、立派な証明になるから・・・・・。

       悪い魔族にネコの姿に変えられた青年は、愛するお姫様のキスで
                 もとの姿にもどることができましたとさ。
                                END
===================================== 
    

ハイ!終わりです!!何と長い・・・
区切ろうかとは思ったんですが、そのまま投稿しちったもので・・・
こんな長いものを最後まで読んでいたでき光栄です。(ここ読んでいる人は本編全
部よんだってことですよね??)
この話はこれで終わりですが、記憶を求めて・・・の方はまだまだ続きますので、
そちらのほうもよろしくです!

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4754又お邪魔しに来ました。水晶さな E-mail 10/25-00:41
記事番号4737へのコメント


 しつこいけど水晶さなです(笑)。
 いやもう・・・ゼルガディスさん幸せ過ぎですな。もらい鼻血しそうです(笑)。
 ここまで素敵ならぶらぶっぷりは私にゃ書けません〜堪能させて頂きました。ご馳走様です(爆)。
 何やら感想どころか文にもなってませんがこれで失礼しますっ。

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4764ははは〜・・・緑原実華 E-mail 10/25-17:21
記事番号4754へのコメント

水晶さなさんは No.4754「又お邪魔しに来ました。」で書きました。
>
>
> しつこいけど水晶さなです(笑)。
> いやもう・・・ゼルガディスさん幸せ過ぎですな。もらい鼻血しそうです(笑)。
> ここまで素敵ならぶらぶっぷりは私にゃ書けません〜堪能させて頂きました。ご馳走様です(爆)。
> 何やら感想どころか文にもなってませんがこれで失礼しますっ。

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4765すいません!!間違いました・・・。緑原実華 E-mail 10/25-17:29
記事番号4764へのコメント

すみませ〜〜ん!!なんか間違えて投稿ボタンおしてしましました・・・。

それはさておき、コメントいつのありがとうございます〜!!
このお話では、ゼルの”嫉妬と独占力”のふたつが大きなポイントなんです。
って言ってもただ私が書いてみたかっただけなんですが・・・。
”お姫様のキスで呪いが解けました〜”っていう話が頭に浮かんで・・・
すべて私の欲望が詰まっているような話です・・(笑)

私が書くって言ったら本当ゼルアメだけですから・・・。
それではこのへんで!記憶を求めての方もよろしくです!
さなさんの楽屋裏のお話グットです!!

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4774Re:LOVELOVECAT桜井 ゆかり E-mail URL10/26-08:05
記事番号4737へのコメント

緑原実華さんは No.4737「LOVELOVECAT」で書きました。
>
>こんにちは〜こんなところに緑原登場!!
こんにちわー。
レスを書きに参上いたしましたー。
>
>
>==========================

>(こんな場所あったか・・・?・・!!今はそれよりも・・・!!)
>辺りを見回すと噴水があった。水に自分の姿を映そうという考えである。噴水まで走り、覗き込む。
>(なっ、なっ、なっーーーーー!!!!ネコーーーーーー!!!!)
>そう、ゼルガディスはネコになっていた。どこからどうみても真っ白な毛のネコである。
ネコ・・・・・・・
ゼルネコ・・・・・・
ぷっ、可笑しいかもしれない。




>「かわいいですーーー!!」
>ムギューーー
>いきなり抱きしめられる。
>(な、ちょ、ちょっとまてー!!んな、いきなり!!)
>「ニャ、ニャ、ニャーーーー!!!」
>(なっ・・・・言葉がはなせない・・・!)
>あたりまえじゃん・・・ネコだもん・・・。
そりゃそうでしょ。ネコだもの(笑)


>
>「ちょっと待っててね。」
>と、床におろされるゼルネコ(にしておく)。結局抱きかかえられたまま風呂場まで来てしまった。
>「フー、今日もお仕事お仕事だ疲れましたー。」
>バサッ、
>大胆にもドレスを脱ぎだすアメリア。
>(!!)
>慌てて目線をはずしアメリアに背を向けるようにして真っ赤になりながら固まっている。
>(どうしたらいいんだ・・・もし正体がバレたら・・・殺される・・・。)
>うれしいのやら・・・恐ろしいのやら・・・
どっちもでしょうね。




>「えーと・・・何かあったかなー。」
>冷蔵庫の中をあさるアメリア。
>「あっ!あったあった!でもネコってピラフなんて食べるのかなー?・・まっいいや!はい!どうぞ!」
>目の前に並べられたのは夕食の残りとおもわれるピラフとミルク・・・組み合わせが悪いような・・・
どう頑張っても組み合わせが悪いようにしか見えない・・・・・・・



>翌日、朝食をすませたアメリアは、朝食の残りを自分の部屋にこっそりもちこんだ。
>「ごめんね、ネコちゃん。少ないけどこれで我慢してね。」
>パンとサラダと牛乳・・・普通のネコなら食わんぞ・・・と思いながらもせっかくアメリアが自分のために持ってきてくれたものなのだから、文句を言わず(言えないけど・・・)食べる。
ア、アメリア、適当に出してないか・・・・・・・?ネコの食べ物・・・・・・・




>「昨日会った時、運命を感じたんです!!アメリアさん!!」
>ガシッとアメリアの手をにぎる。運命を感じたって・・・一言でいえば一目ぼれっていうことなのでは・・・?
>「ニャーーーー!!!」
>シャッ!!
>アメリアの手をにぎっていたカミル王子の手をひっかいた。イライラ度が頂点にたっした結果だある。
>(こ、こいつーー!!さっきから聞いていれば結婚だの運命だのーーー!!そんなアメリアの弱い言葉でくどきやがってーー!!)
>「ニャニャニャーーーーーーー!!」
>言葉はでないものの鳴き声で怒りをあらわす。
怒ってる怒ってる。


>「ご、ごめんなさい!!大丈夫ですか?!」
>(なっ!!こんなやつの心配なんかすんなーー!!)
>「え、あ、大丈夫ですよ。ちょとひっかかれただけですから・・。」
>「まってくださいね。今すぐ治しますから!!」
>リカバリィをとっさにかけるアメリア。カミル王子はアメリアにリカバリィをかけてもらって上機嫌である。
>「本当にごめんなさい・・。ふだんはいい子なんですよ。」
>「アメリアさんのせいじゃないですよ。悪いのはこの目つきの悪いネコ。」
>ブ チ ッ
>(目つきの悪いだとーーーー!!!)
きゃー、恐い・・・・・・・




>複雑な空気が漂う・・・。と、その時・・
>「おやー?アメリアさんネコを飼い始めたんですか?」
>この聞き覚えのある声はまさしくあの謎の神官・・・
>「ゼロスさん!!」
>(げっ!!ゼロス!なぜここに?!)
>いつものあの笑顔はかわらないゼロス。一体いつ入ってきたのやら・・・
アストラル・サイドからじゃないですか?


>「あの、ゼロスさん・・・一体どうしてここに・・?」
>おずおずと聞くアメリアにずいっと顔をちかづけて、
>「もちろん、アメリアさんに会いに来たんですよー。」
> ブチッ!!ブチッ!!
>「ニャーーーーー!!ニャニャニャーーー!!」
>(さっきの男のことでも腹を立てているというのに、こいつまでーーーー!!)
>アメリアの腕の中でゼロスに向かって鳴きつづける。
ゼルネコちゃん。恐い・・・・・・はっ!?(後ろからものすごい殺気が)
『ちゃん』は訂正いたします!(汗)





>「おやおや、これはこれは、どうやら大成功だったようですね。」
>「ゼーーーーローーースーーーー!!!」
>ゼロスの目の前には怒りに満ちたゼルガディスが立ってにらみつけていた。
>「またお前の仕業かーーーーー!!」
>「いやーじつは、ゼルガディスさんが気持ちとさそうに木陰で昼寝をしていたので、そのまま僕が今実験している変化の魔術でネコにして、このセイルーンの近くまで運んできたんですよー。どうでした?ネコの気分は?」
>「どうでした?じゃない!!なぜ俺がお前の魔術の実験台にされなきゃいけないんだ!!」
>「それはー・・・おもしろいからです。」
>ブッチーン
>「殺す。」
今日はキレてばっかりですよ。ゼルガディスさん。



>「ゼルガディスさんのこと化け物なんていわないで!!何も知らないのに・・・何もゼルガディスさんのこと知らないくせに勝手なこと言わないで!!それ以上ゼルガディスさんのこと悪くいったら私が許しません!!」
>泣きながらも怒りにみちているアメリアはカミル王子をにらみつける。         
>「今まで、お父様にもお母様にも手をあげられたことがなかったのに・・・・僕のことを本気でたたいたのはアメリアさん!!あなたが初めてだ!!」
>「えっ?!」
>ガシッとアメリアの手をつかんで目をキラキラさせながら訴えるカミル王子。
>「ますます惚れました!!もっとちがうLOVELOVEアタック法を考えてきます!!それまで待ってててくださいねー!!」
>と、言い残し、ものすごい勢いで去っていった。
>「逆効果だったな。」
ものすごく逆効果。
こういう王子って結構いるんですよね。自分のオリキャラにも・・・・・・。






>===================================== 
>    
>
>ハイ!終わりです!!何と長い・・・
>区切ろうかとは思ったんですが、そのまま投稿しちったもので・・・
>こんな長いものを最後まで読んでいたでき光栄です。(ここ読んでいる人は本編全
>部よんだってことですよね??)
>この話はこれで終わりですが、記憶を求めて・・・の方はまだまだ続きますので、
>そちらのほうもよろしくです!
わー。すごかったです〜。
記憶を求めて・・・・・も頑張って下さい。
また、読みに行きますから。あと、レス遅れてごめんなさい。

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4778毎度どうも!!緑原実華 E-mail 10/26-18:04
記事番号4774へのコメント

毎度どうも!緑原です!
コメントありがとうございました〜。
いやぁ〜なんかめっちゃドリームって感じなんですけどね・・・
私はただ独占力たっぷりなゼルと嫉妬しまくりのゼルが書きたかっただけだったり
します・・・(おいおい)

記憶を求めて・・・のほうも読んでいただいているそうでありがとうございます!
あと4話後ぐらいにアメリア出す予定にしていますので、待っててくださいです〜。

それではそれでは長い小説読んでいただき本当にありがとうございました〜。
ゆかりさんも小説のほうがんばってください!