◆−黒の革命  第1章  1−桜井  ゆかり(11/21-23:36)No.4965
 ┗黒の革命  第1章  2−桜井  ゆかり(11/26-14:24)No.5011
  ┗黒の革命  第1章  3−桜井  ゆかり(11/26-14:25)No.5012
   ┣ああ、ゼルがっ(笑)−桐生あきや(11/26-22:54)No.5019
   ┃┗そう。ゼルが・・・・・・・−桜井  ゆかり(11/27-20:49)No.5028
   ┗黒の革命  第1章  4−桜井  ゆかり(11/27-21:02)No.5029


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4965黒の革命 第1章 1桜井 ゆかり E-mail URL11/21-23:36



久々の投稿です。

一応暗いお話になる筈なんですけど(最後はパッピーになる筈)、今はその気配すらゼロ。
自分のHPでは3まで行っているこの話。ここでも投稿したいと思います。
では、どうぞ。


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第1章
1話。はじめはセイルーンから始まる・・・・・・


まだ、お昼にならない時刻。ここで、アメリアと前に知り合いになったマリーが一緒にテラスでお茶を飲んでいた。
テラスは見晴らしがよく綺麗な街の風景や、下にある花畑が見えたりして結構いい場所だ。そして、誰も邪魔が入らない。アメリアが「ここには入らないでください」と一言いえば誰も入って来たりはしない。
周りにテラスはない。下の花畑までは声をそんなに大きくしなければ届かないだろう。
そして、こんな所で優雅(?)にお茶を飲んでる2人。
そもそもマリーはこの辺りには住んでいない。セイルーンの近隣にあるカルマート公国の外れに住んでいる。
それが、何故こんな所にいるのか。誰も入らないところでお茶をしている。それは、聞かれてはまずいことがあったからだ。
「率直に言うわね。アメりん。ゼルが瀕死の状態になったわ。
本当はもっと遠まわしに言いたかったんだけどあまりにも時間が少ないから・・・・」
アメリアはその場に凍り付いてしまう。が、すぐに元通りになって、
「どういうことなんですか!?」
大声で聞く。すると、マリーは指を口元に持っていって、
「静かに。そんなに大声を上げると他の人に聞こえるから。落ち着けないのは分かるけど、声だけは低くして。」
注意する。
そして、マリーは周りを確認してフィリオネル王子がいないことを確かめる。
聞かれてはまずいこと。それは『アメリアがお城から離れる』と言うこと。今、やっと落ち着いて来たセイルーンにいなくてはいけない人物。それがまた消えたら大変なことになるだろうと思ってアメリアは城の外に出てはいけないとされている。
それに、今は戦争の休戦中。そんなときに、彼女がいきなり『旅して来ます』などと言ったらどうなるだろう。
もちろん、フィリオネル王子が全力を持って止めて部屋から出さないようになってしまうかもしれない。それだけは可哀相だから避けたい。
それで、何にも言わずにお城から出ようということになって、ここで話をすることになった。
ちゃーんとフィリオネル王子の許可をとってある。テラスから逃げようとしても下はまだ城の中。外に出ることは出来ないと思って許可したのだろうか、それとも、連れていっていいという証なのだろうか・・・・
それは分からないが、絶好の場所だった。マリーの力を使って逃げる場所としては。
「それで、アメりんをここからあたしの家まで連れて行こうと思うんだけど、アメりんは大丈夫?」
「え、ええ。大丈夫なんですけど、父さんにはなんて言うんですか?
マリーさんも知ってると思いますけど、今私は外には出られませんよ・・・・」
「分かってる。だから、ここから何にも言わずに抜け出していちゃうの。
そして、逃げた後はゼルと旅をするといいからさ。」
「で、でも、それじゃあ・・・・・・」
自分自身の国民とゼルガディスを比べて考え出す。でも、答えは見つからない。
そんな時にマリーから声がかかる。
「じゃあ、アメりんの父親にも意見を求めてみればいいじゃない。ただし、部屋閉じ込められ覚悟で。」
(部屋閉じ込められ覚悟=閉じ込められる=仕事がびっしり+お見合い覚悟=勉強・・・・・ι)
マリーの言葉を聞いた後すぐにこういう方式が頭の中に出来あがり、アメリアは頭をぶんぶんっと振ってその方式を振り払いマリーの手をがしぃっと握り締めて、
「行きましょう!!」
と、一言だけ言った。とにかく勉強だけは嫌らしい。
まぁ、勉強が嫌で150回以上お城から逃げてる人だからね・・・・・・
「アメりんって結構現金だね・・・・・」
「そうですか?」
「だってそうでしょ。さっきの一言で意見を変えちゃったんだから。」
「そうかもしれませんね・・・・。じゃあ、見つからないうちに翔封界(レイ・ウイング)で・・・・・」
「ねぇ、覚えてる?あたし便利魔法が使えないこと。」
アメリアの言葉を遮ったマリーの言葉にアメリアは「あっ」と、声を上げる。どうやら忘れていたらしい。
マリーは一流の棒術使いに超一流の召喚術士(ネクロマンサー)でもある。が、精霊魔法、白魔法、黒魔法の攻撃魔法は全然使えない。
「でも、魔法よりも簡単に行ける方法。使うから、しゃがんでて。
寒い冬の大地に住し、最速を誇る竜、白竜よ。
我、マリーの名において、我が目の前に現れたまえ
白竜召喚!!」

マリーは溜まった魔法の光を上空に投げつける。すると、それは、爆発したように空に広がり大きな竜を呼ぶ。
白竜は一回羽ばたく。すると、とてつもない風が地面に向かって吹き付ける。
「はら、行くよ。しっかり掴まってよ。」
アメリアはマリーに掴まって竜のところまで一気に飛ぼうとしたところに、フィリオネル王子、アメリアの父親がやって来た。
その為マリーとアメリアは動きを止めた。
「マリー殿だったかな。アメリアをゼルガディス殿の所に連れて行くのはやめてはもらえぬか?」
「どうして?ゼルは今瀕死の状態なのよ!一番の支えになる人が横にいた方が治りも早いはずでしょ!!」
必死になって声を上げるマリーにフィリオネルは静かな口調で、
「嘘を付いてもらうのは止めていただこう。」
それだけ言った。
「嘘?どういうこと!?」
「そうです!父さん、マリーさんが嘘なんか付くはずありません!!
マリーさんは竜神なんですよ!竜神の依り代なんです。依り代の人が悪であるはずがありません!」
「依り代!?では、マリー殿は間者ではないのか?」
今度はフィリオネル王子が驚いたようにそう言った。
「はぁ?間者?あたしがスパイだって言いたいの?」
すると、ものすごく間抜けな声でマリーが言った。
「いや、しかしな・・・・・
ゼルガディス殿が敵国の指令塔らしいのだ・・・・」
『な、なにぃぃぃぃいいい!!?』
アメリアとマリーはかなり驚いたようで大声を上げてしまった・・・・・


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こんな感じです。
一応はこれからも投稿していく予定ですが、遅くなる可能性大です。
それでも、お付き合いくださると嬉しい限りです。







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5011黒の革命 第1章 2桜井 ゆかり E-mail URL11/26-14:24
記事番号4965へのコメント



えーっと、前振りなし!



2話、一体何がどうなっているの!?


「いや、しかしな・・・・・
ゼルガディス殿が敵国の指令塔らしいのだ・・・・」
フィリオネル王子の一言でいきなり静かになり、次の瞬間、
『な、なにぃぃぃぃいいい!!?』
2人は大声で叫んでいた。
「ほ、ほほほほほ、本当ですかぁぁぁああ!?ととと、父さんんんんん!!」
アメリアは信じられないとばかりにフィリオネル王子の襟首を掴んで振り回す。
その振り回す力に加減というものが少しも入っていなく、さすがにフィリオネル王子でも耐えられるものではないだろう。マリーはアメリアのことを抑える為に近くに行く。
「アメりん。抑えて抑えて。」
と、説得しているのだが、そんなマリーの頭にフィリオネル王子が2回ほど当たる。
「ア〜メ〜り〜ん〜!なにするのよ!
それと、混乱してるのは分かるけど自分の父親振り回すのはよくないよ!」
ごん。
鈍い音がする。それは、マリーがアメリアの頭を愛用の棒で叩いた為だ。そのお陰かアメリアの暴走は止まった。
「おお。すまぬ。マリー殿。」
「いや、礼はいいから話を続けてもらえる?」
「そうじゃったな」
そういってマリー、アメリア、フィリオネル王子は椅子に座る。みんなが席についてからフィリオネル王子は話をはじめた。
「実は、昨日の正午近くに休戦中の国から連絡があったのじゃ。」
「ちょっと、待って。今、正午近くっていったよね。
あたしの家にゼルが来たのも正午近くだったよ!それも、魔族にやられたみたいで体に傷をつけてぼろぼろになってあたしの家に来たんだよ!」
フィリオネル王子の話に疑問を感じて言って来たのはマリー。
すると、大きな疑問が沸くことが分かった。
セイルーンとマリーの家。同じ時間帯にゼルガディスが現れている。
セイルーンの方は魔術らしいがマリーの家にいるゼルガディスが魔術を使えたとしても、ゼルガディス自身が話していたとなれば魔術の説は薄い。
隔幻話(ヴィジョン)は、端末になる魔道士がいないと話せない。だから、一番可能性が薄いだろう。
それに何より、マリーの家にいたゼルガディスが魔術を使えるはずはなかった。魔術は術に集中しなくてはいけないから、怪我とかをしているときは魔術に集中できず使えないはずだ。
「じゃあ、ゼルガディスさんが2人いるなんてどうですか?
どっちが本物とかそういうのを抜かしても、これならつじつまが合います。」
「なるほどのう。」
「確かに合うけど、コピーっていうこと?」
「ええ。それか、魔法の道具(マジック・アイテム)。」
「魔法の道具がゼルに変身でもするの?」
「いいえ。昔にちょっとだけ聞いたことのある道具なんですけど、自分の『影(シャドウ)』を作り出すことの出来る鏡が何処かにあると聞いたことがあります。」
「影?聞いたことないけど・・・・・・」
アメリアの言葉に頭を捻らせて考えるマリー。だけど思い浮かばない。
「昔に創られたもので完成はしていなかったものをどこかに隠して完成品を違う所の研究所に保管しておいた、と言われています。
ただ、この事を知る人物はかなり少ないそうです。」
「ふーん。まぁ、気には止めておこ。何か役に立つかもしれないから。」
マリーがそう言うとフィリオネル王子とアメリアは一つ頷く。
そして、マリーは『ぽんっ』と一つ手を打ち
「あ、そうだ。フィリオネルさん。ここら辺が載ってる地図ってある?あるなら貸して欲しいんだけど、いい?」
フィリオネル王子にそう聞く。
「ああ。あるが、一体何に使うのじゃ?」
「現状把握の為。一応、地図で簡単に説明とかした方がいいかな、と思ってね。」
そう言うとフィリオネル王子は簡単に許可し、地図を一枚持って来てくれる。
マリーはペンを持ちセイルーンと自分の家に印をつけた。
「セイルーンからあたしの家までは、約4日はかかる距離がある。
んでもって、あたしの家に来たゼルは傷を負っていた。傷の経過から見ても1日以内にあたしの家に辿り着いたのはすぐに分かった。
だから、この辺りで怪我をしたことになる。」
かりかりかり。
「ぷぷっ」
マリーが地図に書き込みをするとアメリアは笑った。何故かというと傷を負ったよそう地点にゼルガディスの似顔絵を描いてバツ印を付けたからだ。正確に言えば、ゼルガディスの目が吊り上っていたことにあったのだろうけど・・・・・・。でも、よーく見ると何処となくゼルガディスに似ている。
「笑わない、笑わない。
それで、あたしの家にやって来た。その時にここに魔術で連絡が入った、と。」
「でも、これではどうやっても2人いるとしか考えられんのう」
「確かに、そう考えた方が比較的分かりやすいですね・・・・・」
アメリアとフィリオネル王子は地図を眺めながら言う。
確かに2人の方が考えやすいが、実際に考えてみる。
世の中に同じ人間が2人もいるわけない。いたら、コピー以外は考えられない。
「ん?ちょっと待って。もしかしたら・・・・・!」
考えているうちに何かにぶち当たったのかマリーは急いで地図にペンを走らせた。そして、マリーの顔が上がるときには地図にはものすごい量の書き込みが加えられていた。
「分かった。推測に過ぎないと思っていたんだけど当たってた。
今から、全部説明してあげる。どうして同じ時間にゼルが出てと言うことを・・・・・・・」
自信たっぷりの笑みを浮かべてそう言った。

******************************


ふぅ・・・・・
えーっと、見ている方へ
私の小説見てくれてありがとうございます
一応黒の革命は(読んでいけば分かるけど)ゼルガディス君の出番が少ないです。
基本的にはアメリアが一番多く、時にはオリキャラ満載になってます。
それでも、読んでくださる御優しい方はありがとうございます。








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5012黒の革命 第1章 3桜井 ゆかり E-mail URL11/26-14:25
記事番号5011へのコメント




3話、やーっと真実が見え始める。


「じゃあ、いまからなぞ解きを始めていくけど聞くこともあるからね。」
マリーがそう言うと2人は揃ってこくりと頷く。顔は似てないがこういう時は親子だと感じさせてくれる。
「まず、ゼルが2人いるのは事実みたい。いや、2人なんて人数を決めるとよくないんだけどね・・・・・。
実は、あたし達の所以外でもゼルがいろんな所にいたらしいの。」
「どういうことですか?」
「つまり、”本物”と”偽者”の区別が全然付かないようにすること。
それか、本物はこの中にはいない。この2つに絞られる。これが目的だと思うの。」
淡々とした口調で喋っていくマリー。そこに、
「ということは、ゼルガディスさんはどこかに捕らわれているということですか?」
アメリアの質問が飛んで来た。
「まぁ、それも一つの可能性ってだけ。でもまぁ、ゼルが絡むということは魔族だろうけどね。」
「それも、そうですね。」
マリーの答えの後にアメリアはすぐに納得する。
その理由は目の前の空間が歪みはじめたからだ。ただし、普通の歪みとは違い周りが遠ざかって行くような感覚が体を支配する。まるで、どこかに移動するかのように・・・・・・・
「どうやら魔族っていうのは大当たりみたいだね。」
「でも、問題は『何処の辺の魔族』ということですね・・・・・・」
なんか、空間干渉を受けているところで動じずに話をしているところがまたすごいと思う。
「あ、父さ〜ん。行って来ますね。」
アメリアがそれを言い終わると同時に2人はそこから消えた。
「アメリアーー!!無事に帰ってくるのじゃぞぉ!!」
もう、見えなくなってからフィリオネル王子は叫んだ。が、多分もう聞こえないだろう・・・・・・




『うわっ!?』
どしーん。
いきなり現れた場所は空中。そのせいで2人は地面に叩き付けられた。
「いった〜い・・・。って、ここ何処ですかぁ〜?」
周りを少し見渡す。すると、大きな氷の壁を見つける。そして、その下には4人の人が立っていた。
一人は見覚えのある顔。それ以外は分からない。
「ようこそ。竜神の力を受け継ぎし2人。ここは気に入ったかしら?」
と、長い黒髪に、蒼いドレスを身に纏った女性がそう言った。
「あたし達が『カタート山脈(ここ)』を気に入るわけがないでしょ!!」
ちょっとキレ気味に叫んだ。すると、困ったように、
「それは、ザンネンですねぇ〜」
2人の知ってる顔、ゼロスがそう言った。だけど、2人は何も答えない。
「そして、そこの女。お前が、グラウを吸収した奴だな。」
「ふん。それがどうしたのよ。」
「我が部下の仇討たせてもらうぞ!」
「げげっ!?って言うとアンタがグラウシェラー!?ネーミングのセンスがない奴!?」
驚くあまりに要らぬ一言を言ってしまったようで動こうする。だが、隣りにいた金髪の女性に止められた。
「今は戦う必要などない。」
すごく冷静な口調で言う。
「それにしても、こんな所に呼び出して戦うのじゃないのなら何をするんです?」
「いえ、この方をあなた達に会わせようと思いましてお母様達に頼んでみたのです。そしたら以外に簡単にOKが貰えたのでここに来てもらったんですよ。」
いつも以上に面白そうな笑みを浮かべながら言う。結構不気味なものがある。
アメリアはそれを振り払い、
「それで、会わせたい人っていうのは誰なんです!?」
と、強気で言った。だけど、心の中ではものすごい嫌な予感が駆け巡っていた。
「この子ですわ。」
そう言ったのは黒髪の女性、海王ダルフィン。ダルフィンは、ぱちんと指を鳴らす。すると、一人の男性が出てくる。
「うぇぇ!?」
「・・・・・・・」
その姿を見たアメリアとマリーは驚いた顔になる。
男性は、黒い髪に、ちょっと色グロの肌、そして、赤い瞳。あとは、手に持っているブロード・ソードが赤く輝いている。
明らかにアメリア達に敵意を持っているようだった。が、アメリア達には攻撃するような気力すら湧かない。アメリアは地面にぺたりと座りこんでしまうほどだった。その目にはいつも輝いてはずの”希望”が消えている。
「どう?気に入ってもらえたかしら?」
面白いものを見ている目、声でマリーに言ってくる。すると、マリーはため息を一つ吐いて、
「悪趣味。ものすごく気に入らない。それに、それはこちらの者だったはずだけど?」
すっぱりキッパリ言い放った。そして、ちらりとアメリアを見る。そこには心を持たない人形が座っているようにすら見える。
「我等を怒らせた君たち人間が悪いんだから、こういうことになるのだ。」
「そして、その者はもうあなた達の『仲間』ではない。血による覚醒した魔王様。」
声を変えずに言う金髪の女性、ゼラス=メタリオム。
いつも強気に生きて来ているマリーですら今にも泣きそうな顔をしていた。やはり仲間は大切なのだろう。
「ゼ・・・・・ルガデ・・・・ィスさ・・・・ん・・・・・」
アメリアはその仲間の名前を呼ぶ。だが、男性、ゼルガディスは何も答えない。
「アメりん・・・・。ねぇ、一つだけ聞いて言い?なんで、ゼルは人間の姿をしてるの?」
「目覚めたからですよ。魔王様としての血が目覚めたからです。
レゾ=シャブラニグドゥにゼルガディス=シャブラニグドゥ様は封印されたんですよ。合成獣にすることでその血を封印したのです。が、どうやら魔王様の力には耐えられなかったようで人間の姿に戻ったようですね。」
いつもの口調と変わらない口調。それがなんだかマリーには以上にムシャクシャする声に聞こえて来た。
まるでこの地に一緒に封印されている水竜王が怒っているように・・・・・・
「後は、リナ=シャブラニグドゥ様を起すだけ。」
そう言った直後にゼラスはマリーから攻撃を受けた。
「魔王を目覚めさせたか・・・・・・・。
だが、世界は護られる。魔族に明け渡す世界などここにはない。」
すると、マリーは全く別の存在みたいに言い方、口調が変わっていた。
「ここにいた水竜王の中に眠る残留思念か・・・・」
「面白いですわ。これこそ、魔王様の力を試すのにもってこいですわ。」
「どうやら、我等に出番はなさそうだな。」
「また、降魔戦争の再現かい?いいだろう。だが、我等竜神は負けん」
ふっとものすごく強気な口調の水竜王。それに対して、
「ふっ、我に勝てると思っているのか?」
ゼルガディスはやっと言葉を出した。だが、喋り方はそんなに変わっていない。どうせ、まだ、半覚醒の状態なのだろう。
そして、アメリアはまだ、ぼーっとしながら2人が睨み合っているのを見ていた。

**************************

このまま落ちるのはあまりにも悲しいので投稿しました。
では、とりあえず、今月中にもう一回投稿できる事を祈ります。







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5019ああ、ゼルがっ(笑)桐生あきや 11/26-22:54
記事番号5012へのコメント


 こんばんわ。前にレスを頂いたのに、いままで何もせずにいてすいませんです。
 ごめんなさい。
 何だかゼルが大変なことになっていますね(汗)。人間に戻れたのは良いことですが(笑)。
 この間ゆかりさんの著者別リストに行ってきました。マリーさんがとてもお気に入りです♪
 これからどうなるんでしょう。続きがとても気になります。
 がんばってくださいね。
 それでは。

 桐生あきや 拝

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5028そう。ゼルが・・・・・・・桜井 ゆかり E-mail URL11/27-20:49
記事番号5019へのコメント

桐生あきやさんは No.5019「ああ、ゼルがっ(笑)」で書きました。
>
>
> こんばんわ。前にレスを頂いたのに、いままで何もせずにいてすいませんです。
> ごめんなさい。
そ、そんな事ありませんよ・・・・・

> 何だかゼルが大変なことになっていますね(汗)。人間に戻れたのは良いことですが(笑)。
そうですねぇ・・・・・・戻れたのは宜しいですが・・・・・・・
これじゃあ、戻ったとは言いませんね(笑)

> この間ゆかりさんの著者別リストに行ってきました。マリーさんがとてもお気に入りです♪
私もお気に入りです。これから、もっとオリジナルキャラクターが多くなります。

> これからどうなるんでしょう。続きがとても気になります。
> がんばってくださいね。
> それでは。
ありがとうございます。
あきあさんも頑張って下さい♪

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5029黒の革命 第1章 4桜井 ゆかり E-mail URL11/27-21:02
記事番号5012へのコメント


今月中になんとか投稿できました。(嬉しい)
さてさて、これが終ったら次でもかこっと。

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4話。嘘でしょ?マリーの死!?


「はっ!」
きぃん
ゼルガディスの持っている剣と、マリーが持っている棒が相殺を起して嫌な音が出る。だが、それだけでは納まらない。この2人はそれぞれ竜神、魔王の魔力を持っている。それを、持っている武器に乗せる。すると、相殺がさっきよりも強くなる。
そして、離れる。
「どうやら、まだ腕は鈍ってはいないらしいな。
が、遅い───!!」
ゼルガディスはそういって一瞬でマリーの前まで姿を現わす。そして、斬りかかる。
「うぅぅ・・・・・」
どうやら、マリーがゼルガディスと戦うことを拒んでいたようで思うように力が出せなかった水竜王がマリーの外に出ていった。
「うっ・・・、っ・・・・・!
ゼル・・・・あんた本気で戦って・・・・るでしょ・・・・」
マリーがゼルガディスに話し掛けるがゼルガディスは何も喋らない。
「そう。ゼルは支配されてるのね・・・・・。だったら、あたしの声なんて届かない・・・・。だったら、あたし自身でお前を倒してみせる!」
気力を振り絞りマリーは立ちあげる。すると、アメリアがやっと光を取り戻したようで歩いてくる。
「マリー・・・さん・・・・。ゼルガディスさん・・・・・
どうして・・・・、どうして、2人は・・・・・戦わなければ・・・・ならないんですか・・・・・?」
「それは、あたしは竜神。ゼルは魔王。竜神は魔王を倒さないわけにはいかない。ただ、それだけ。
アメりん。貴方は生き残ってね。ここから出て、リナとガウのもとに行って。絶対約束だから。」
「駄目です!私にはゼルガディスさんが死んでもマリーさんが死んでも悲しいんですから!」
涙を流しながら訴えてくる。アメリアは大切なものを失うのを嫌がっている。やはり、過去のことがあるから大切なものをなくすのは嫌なのだろう。
そんな、アメリアに手を伸ばして、
「絶対に大丈夫。竜神の依り代はそう簡単にくたばったりしないから。」
ニッコリと微笑むマリー。
そして、ゼルガディスと再度戦いをする。
「ゼル。あなたは、何処にってしまったの!?あなたはレゾに負けてるの!!ゼルはそんなに弱いわけないでしょ!
アメりんは、どんなに苦しい思いしてると思ってるの!?早く帰って来てあげてよ!」
涙を流してマリーはゼルガディスに訴えかける。
マリーもアメリアと同じだった。小さなころに大切なものを全部無くし、自分で大切なものを壊した。それがもう2度と起こって欲しくないらしい。
「いくら言っても魔王様に阻まれて人間などには届きませんわ。」
そんなマリーを嘲笑うようにダルフィンはそう言った。
そう言った時、ゼルガディスから魔法の攻撃を受ける。これは、どう見たって竜破斬ぐらいの威力はある。それを片手で受け止める。
が、少しづつおされていくのが分かる。それを見たアメリアがとっさに呪文を唱えようとしたらいきなり泡みたいなのに包まれる。
「ごめん。アメりん。リナに伝えて。ゼルはもう魔王になってる、と。これが、あたしからの最後のお願い。」
そして、泡はどんどん浮かんでいく。
「させませんよ!」
ゼロスが泡を攻撃するのだが全く割れない。
そんな時にマリーはゼルガディスの攻撃をどこかに飛ばして一気にゼルガディスに向い、
「ゼル!少しの間封印させてもらうからね!!」
そういって武器を投げ捨て呪文を唱えはじめる。
これからはスローモーションに思えるほどだった。
がら空きになったマリーにゼルガディスの剣が刺さる。が、それでも弱々しい声で呪文を呟き続けるマリー。
だが、全身の力が抜けて来たのかマリーは後ろに倒れる。ゼルガディスは剣に力を込め倒れていくマリーに剣を深く刺さらせる。
そして、一瞬近付いて来たゼルガディスにマリーは唱えていた呪文を放った。そして、すべての力が抜けていくようにゆっくりと大地に横たわった。
ゼルガディスも倒れて相打ちのような形となってしまった。
「いやぁぁぁぁぁあああああ!!!
マリーさん!!ゼルガディスさぁぁぁぁあんんん!!!」
この自分が包まれている泡を破って2人の側に駆け寄りたいがどんなに叩いても割れない。
「ひっく、ゼルガディスさん・・・・マリーさん・・・・・」
涙を流し、前が見えないほどに流しその場に倒れた。
だが、これ以上に過酷なことはまだまだ先に起こる。
そして、アメリアは流される。風に乗ってリナ=インバースとガウリイ=ガブリエフの所まで。

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ハッキリ言って暗くなって来てますね・・・・・・・・
というか序の口かもしんない・・・・・
これからはどんな風になるのか自分でも分かりません。
それでも、読んでくださいー!( ̄_ ̄)