◆−モンタージュ−ねんねこ(11/22-14:11)No.4971
 ┣見たい見たい見たいーーーっ!!!−雫石彼方(11/22-22:48)No.4973
 ┃┗雫ちゃんに捧ぐっ!−ねんねこ(11/23-18:02)No.4984
 ┗マッキー!?−水晶さな(11/22-23:02)No.4975
  ┗彼は今何をしているんでしょうね?−ねんねこ(11/23-18:11)No.4985


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4971モンタージュねんねこ E-mail 11/22-14:11


ねんねこです。
なんとなく思いつきで書いた話第・・・・・・何弾だろ・・・…
まあ、とにかく誰がなんと言おうと現代版です。実は、連載させていただいている『黒い翼を持つ天使たち』。ねんねこの予想に反して、現代版じゃなくなりつつあるので(汗)突発的に思いつきました。しかもただの現代版じゃつまんないなとか思って好きな歌に合わせてみたりして……
単発のつもりでしたが、なんとなく頭の中で膨らんでいるので、続きが読みたいと言う方は「書け」と言って下されば、書かせていただきます。
 ちなみにねんねこ的に舞台は横浜♪ねんねこの生まれ故郷だすよ♪ではではどうぞ。
******************


   あの坂を登れば
   あのコが働いてる店
   友達につきあっただけ
   僕のワードローブじゃない


 かもめが鳴く港町。
 繁華街から少し離れた住宅街の少しキツイ坂を登れば太陽の光を浴びて輝く青い海が見えてくる。風が運んできた潮の匂いを嗅ぎながら、ゼルガディスは軽く伸びをした。彼が住んでいるマンションからは少し離れているし、通っている大学の友人もこの近辺に住んでいないので、同じ市内とはいえど、この辺りに来るのは初めてだった。
「ゼル、ここだよ、ここ!」
 彼より少し離れたところで、彼の2歳年上の親友が手を振っていた。もう片方の手が指差す先には、小さな喫茶店が建っていた。
 ゼルガディスは風のせいで少し乱れた自分の髪を手櫛で適当に直しながらその店を観察した。
 本当に小さな喫茶店。別段、客を惹きつけるようなもの何もなかった。店の入口の扉の横に申し訳程度に店の名前が書かれた看板があるだけだ。
『おいしいコーヒーとケーキのお店・マリンブルー』
「……ひねりも何もない店の名前だなおい」
「そうか? いい名前だと思うけど」
「それで、クラヴィス? お前まさかわざわざここまでコーヒーを飲ませるために連れてきたんじゃないだろうな?」
 ここの最寄りの駅から彼のマンションの最寄りの駅まで大学方面に2駅――つまり、乗り越しているのだ。
 国の中心ではないが、昔から貿易港として発展してきた異様に物価の高いこの街で1人暮らしをしていくのも大変なのに、わざわざバイトまで休んで来るにはやや不十分な場所である。
 半眼を向けてくるゼルガディスにクラヴィスがぱたぱた手を振った。
「まーまーそう言わずに。見た目で判断するなかれ。
 ここ、コーヒーもおいしいんだけど、ケーキがもう絶 品なんだ。もー食って損なし。騙されたと思って中に入ろーぜ」
「むう。年がら年中、甘いもん食ってるお前にゃいい店なんだろーが……俺が甘いもの嫌いなの知ってるだろ?」
「あーもー決断力ねぇな。さっさと入る、さっさと!」
 なおも渋るゼルガディスの背中をクラヴィスは後ろから押した。


   ひとめみたとき
   僕は生まれて初めて
   自分の耳が赤くなっていく
   音を聞いた


 がらんがらん。
 どこの喫茶店にもありがちな鈴の音がドアを開けると店に鳴り響く。
「だぁぁ、押すなって!」
 その音と声に反応して、カウンターの奥で洗い物をしていた少女が顔を上げた。艶やかな黒髪は方で綺麗に切 り揃えてあり、私服の上から店の名前が入ったエプロンをしていた少女は、入ってきた2人の男の片割れが常連客であることに気づいてにっこりと微笑んだ。
「いらっしゃいませ。2名様ですね」
 声をかけられて、後ろのクラヴィスの方を向いていたゼルガディスは自分たちに声をかけた少女の方を何気なく見て――そのまま硬直した。
 それに気づかず、少女は彼らに――というよりクラヴィスに向かっていたずらっぽい笑みを浮かべる。
「初めてなんじゃありません? 相手が女性じゃなくて男性の方だなんて」
「そうだったっけ? あ、いつもの席でいい?」
「構いませんよ」
 店で働く唯一のウエイトレスの言葉に、クラヴィスはいつも来る度に座る海を眺めることが出来る窓際の席に向かって――ぼけっと立ったままのゼルガディスの方を見て怪訝な顔をした。
「ゼル?」
 声をかけられ、はっと我に返ったゼルガディスが慌ててクラヴィスの方を見る。訝しげな顔をしながら手招きするクラヴィスに、彼は何故か真っ赤になりながら近づいていく。向かい側の席に座ると、クラヴィスが何を頼むか尋ねてきた。『何もわからないから適当に頼んでくれ』とだけ答えて、彼は顔を耳まで真っ赤にしながら、やりどころのない視線を宙に泳がせた。
 片手で額を押え、心の中でぼやくように呟く。
(……不覚だ……)


   恋をするつもりなんて
   これっぽっちもないときに
   限って恋がやってくる


 今まで自分のことで精一杯で恋愛経験がさっぱりだった。自分でもそれが当然のことだと思っていたし、これからも『恋』なんて背中が痒くなるような言葉が自分に関わってくるなど思っていなかった。
 だが不覚にも『マリンブルー』の『彼女』を見た時、頭の中が真っ白になっていた。クラヴィスと話す彼女の顔をただずっと凝視していた自分はさぞかし変な人間だと思われただろう。
 実にマヌケな話だった。
 TVのドラマや恋愛小説にありがちな『ひとめぼれ』などということが現実には起こり得ないと思っていたのに、あっさり自分が体験することになったのだ。


   思い出してみる
   君がどんな顔だったか
   凍り付いてた心の
   ドアをあっけなく開いた君
   冷やかし半分の
   友達の取り調べに
   よけいにうまく行かない
   君のモンタージュ


 結局、今日喫茶店で何を話したのかもろくに覚えていなくて、あれだけ見ていた彼女の顔をよく思え出せなくって。自室のベッドの上に寝転がりながら、ゼルガディスは必死に彼女の顔を思い出そうとしていた。
 自分が彼女にひとめぼれをしてしまった。
 その事実を認めたら、今度は彼女のことしか頭に思い浮かばなくなってしまった。別のことを考えていても最後に行き着くのははっきりと思い出せない彼女の笑顔。
 店にいる時も店を出てからもクラヴィスに話しかけられてもまったくの上の空。
 どんなに頑張ってもぼやけた笑顔しか思い出せない自分の頭に呆れて、ゼルガディスは小さく嘆息した。
 額の上に右腕を乗せ、目を閉じる。
 ドアの叩く音が聞こえ、ゼルガディスは目を閉じたまま返事をする。扉を開けて入ってきたのは同居人のクラヴィス。家賃の高いこの辺りで一人暮らしはとても出来なかった。かといって、片道3時間もかかる実家から大学に通う気力もなく困り果てているところに、やはり大学に通うのに実家からじゃ嫌だ、とクラヴィスから電話がかかってきて、少し広い部屋を借りて2人でシェアすることにしたのだ。
 めんどくさいのか、自分が入ってきてもベッドから起き上がろうとしないゼルガディスに、クラヴィスはそ のまま彼の寝ているベッドの端にすとん、と腰をかけてにんまりとした笑みを浮かべながらゼルガディスの顔を覗き込んだ。目を開けて、怪訝な顔をしてくるゼルガディスにクラヴィスはたった一言だけ言った。
「お前、惚れたろ」
「なっ!?」
 彼が何を言っているのか素早く理解し、ゼルガディスは慌てて身を起こした。顔を真っ赤にしている親友に、クラヴィスは思わず爆笑した。
「ははは! 最高だな! 絶対お前はあのテがタイプだと思ってたよ!」
 目に涙を浮かべ、腹を抱えながら笑い転げるクラヴィスに、何も言い返せず、ゼルガディスはさらに赤くなる顔を片手で押さえた。
 ひとしきり笑い思った後、クラヴィスは涙の溜まった目をこすりながらゼルガディスに尋ねてくる。
「――で? 彼女のどこに惚れたんだ?」
「知るか、こっちが聞きたいくらいだ」
「うけけ、ほんっと純情青年だなー、お前。
 ほらほら恋愛経験豊富なおにーさんに全部正直に話してみろよ。ん?」
「……もー頼むからほっといてくれ……」
 更によく思い出せなくなった彼女の顔。
 あまりに情けない自分に思わず泣きそうになりながらゼルガディスはうめくように言った。

  +++モンタージュ+++

   理屈を並べて
   全てに答えを探して
   方程式のないものは
   あまり好みじゃなかった
   それなのに今は
   ふとしたはずみでやってくる
   訳のわからない胸の
   痛みを楽しんでる

   恋をしているのかも
   本当はわからないけど
   もう一度君に会いたいんだ


 理数系に進む人間の大半は国語が苦手である。
 理由は至って簡単なことだった。
 導き方がいろいろあっても最後に出てくる答えがたった1つしかない数学なんかと違い、国語は答えが1つだけとは限らないからだ。国語というのはひどく曖昧なものなのだ。
 理工学部で物理を専攻しているゼルガディスも例に漏れず国語があまり好きではなかった。あれこれ考えても出てこない答えに、いらつくことも多々あった。
 ――にも関わらず、彼は国語のようにひどく曖昧で、出てくる答えも定まっていない恋というものに、何故かあまり苛立ちを感じなかった。むしろ、難しい数学の問題を解いている時の充実感にも似た気分を得ていた。
 友人たちの間でちらりと耳にする恋愛話の中で。
 似たような内容のドラマの似たような展開の中で。
 人々は恋とは苦しいものだ、などと語った。
 恋とはそういうものなのだろうか?
 自分が今感じているのは、恋というものではないのだろうか?
 何しろ全てが新しい感情。胸の奥でうずく想いが恋なのか、ただの憧れなのかはゼルガディスには判断できなかった。
 だけど――
  あの喫茶店に行ってから2週間が経とうとしていた。
 あれから一度も喫茶店には行っていない。クラヴィスはバイトの方が忙しいらしいし、かといって自分1人で行くほどの度胸もない。
 大学のキャンパスを1人歩きながら、ゼルガディスは空を見上げた。どこまでも続く青い空。
 もうすぐ夏がやってくる。
 自分の気持ちはよくわからなかったけれど、夏が来る前にもう一度あの子に会いたいという想いだけは彼の中にしっかりとあった。


「よお、奇遇じゃねぇか、ゼル!」
 後ろからかけられた声にゼルガディスは呆れた顔して振りかえった。
「……何が奇遇なんだか……」
 振り返った先にいるのは、毎日毎日見飽きた顔。走り回っていたのか、息は少しあがっていて、手には朝出る時には持っていなかった荷物を持っていた。
「さっきからキャンパス内を駆けずり回ってたんだろ?
 知り合いに出会う度にお前が俺を探し回ってるって聞い たぞ」
 ゼルガディスの言葉にクラヴィスは少しむっとした顔をした。
「なぁんで、一番初めに聞いた時点でオレのこと探そうとしなかったんだ? そしたらもっと早く会えたのに」
「な・ん・で、用もないのにお前を探しゃならんのだ?
 だいたい帰らずキャンパス内に残っていた方を感謝し てもらいたいくらいだな。それになんなんだよ、それ」
 一気にまくし立てて、ゼルガディスはクラヴィスの持っていた黒いバックを指差した。クラヴィスは思い出したようにゼルガディスに渡す。
「ああ、これ? 青春真っ只中のお前にプレゼンツ。
 実は写真部に所属する奴から脅しと――いや、譲り受けたものなんだけどな、カメラ。ちょっとばかし古いタイプだけど、結構小さいし、ちゃんと使えるらしいし」
「……カメラなんぞもらっても嬉しくないんだが……だいたいカメラなんぞに興味ないぞ、俺」
 心底困ったような顔をしてゼルガディスがうめく。その様子にクラヴィスはちっちっちっと指を横に振ると、ウインクして言った。
「バイト代が入ったんだ。オレのおごりで例のところに行く気はないかい? おにーさん」
 無論、ゼルガディスは即座に首を縦に振った。


「いらっしゃいませ――あ!」
 2週間前経っても、喫茶店『マリンブルー』は、まったく変わっていなかった。
 ほとんど誰もいない狭い店内。カウンターの奥にいる少しばかりひげをはやしたオーナー。そして、唯一のウエイトレスの彼女。
 入口の扉を開けて、扉につけた鐘が鳴ると、彼女はカウンターの奥から出てきて、誰もが虜になるような笑顔を向ける。とはいえ、ゼルガディス自身に対して向けているのではなく、ゼルガディスという客に対しての笑みだろうが。
 彼女は入ってきたゼルガディスとクラヴィスの顔を見て、声をあげた。にっこりと微笑みながら彼らに声をかける。
「いらっしゃいませ。2週間ぶり、ですね。ちょっと心配だったんですよ。初めてのお客さんの反応」
 彼女の言葉にゼルガディスは内心ぎょっとした。いくら店に来る客が少ないとはいえ、いちいち来た客のことを覚えているとは思わなかったのだ。
 ギクシャクとした口調でゼルガディスが尋ねた。
「お、覚えて、たのか……?」
 その問いに彼女は当然、とした顔をしてみせた。
「もちろんですっ! ちゃんと名前も覚えたんですよ。ゼルさん、ですよね?」
「……ゼルガディス=グレイワーズだ」
 彼女に名前を言った覚えはないので、きっとクラヴィスとの会話を聞いて自分の名前を知ったのだろう。
 彼女は、何度かゼルガディスの名前を反芻して今度は自分の名前を名乗る。
「わたしはアメリアって言います。
 アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン。
 よろしくお願いしますね、ゼルガディスさん」
「こ、こちらこそ……」
 答えながらもゼルガディスは自分の顔が真っ赤になっていることを自覚する。横でその様子を見て笑いを堪えているクラヴィスを恨みがましい目で睨みつけながら、ゼルガディスはさっさと窓際の席に移動する。
「ははは、もー大ウケ……」
「……お前、覚えてろよ……!」
 テーブルについて小声でぼそぼそ話していると、アメリアが頼んだ注文を持ってくる。
 白い湯気が立ち上るコーヒーから、いい香りがした。
 注文があってから必要な分の豆だけ碾く。それが、この店のスタイルだった。オーナーのこだわりらしい。クラヴィスがここに通う理由もこれだった。
 その脇にちょこん、とおかれたパイにゼルガディスは怪訝そうな顔をした。トレイを抱えたアメリアがにっこりと笑う。
「この間ね、クラヴィスさんとゼルガディスさんの会話をちょっと聞いちゃってて。ゼルガディスさん、甘いもの苦手らしいから甘くないものも作ってみたんです。
 試作品なんですけど、よかったらどーぞ!」
 コーヒー担当がオーナーならば、ケーキなどの類はアメリアの担当だった。フルーツなどの自然の甘さを最大限に利用したケーキや甘さ控えめのデザートなど小さい店ながら充実していて、砂糖の甘さがほとんどない分、ケーキはゼルガディスにでさえ食べれるものだった。
 いつものフルーツタルトを頼んだクラヴィスが羨ましそうな顔をする。フォークを持って、パイに手を伸ばそうとすると、素早くゼルガディスがその腕を掴んだ。
 あからさまに嫌な顔をして、クラヴィスを睨みつけた。
「お前、すぐ人のもの横取りしようとするの、やめろ」
「一口、一口だけっ!」
「い・や。お前の一口は一般人の半分に値するから」
「ケチぃぃぃぃ」
「ケチで結構」
「今日はオレのおごりだぞ!?」
「それはそれ。これはこれ」
「うにゅうぅぅぅぅっ!」
 クラヴィスがうめくと、その様子を見ていたアメリアがくすくすと笑った。
「まだ試作品ありますから、持ってきますよ。クラヴィスさん」
「をを! ナイスだアメリアちゃんっ!」
「……お前、遠慮しろよ……」
 半眼でうめくゼルガディスにアメリアは手をぱたぱた横に振った。
「いいんですよ。ただ、後でちゃんと感想聞かせて下さいね。ゼルガディスさんも」
 顔を覗き込むように見られて、ゼルガディスはまた顔を少し赤くしながらこくん、と頷いた。
 その返事を確認して、満足そうに笑うと彼女はカウンターの奥に消えていった。軽くスキップしながら戻っていく彼女を見送りながらクラヴィスがゼルガディスに耳打ちした。
「……つまり、これってお前のために作った、てことだよな。脈ありなんじゃないか?」
「はひっ!?」
 彼女が自分のために作った。
 その言葉にゼルガディスはこれ以上ないというほど顔を真っ赤にさせた。


   思い出してみる
   君がどんな顔だったか
   使い方の解らない
   カメラでとったピンぼけ写真
   友達のレジを
   打つ横顔だけでは
   やっぱりうまく行かない
   君のモンタージュ


 唯一取った一枚の写真。
 現像に出して、戻ってきた写真を見ながらゼルガディスはいつものようにベッドに寝転がっていた。
 ため息を吐く。
 使い方がいまいち分からないカメラで、しかも彼女にバレないようにして撮ったためにピンぼけで顔の輪郭が何とかわかる程度のシロモノとなった。
 クラヴィスは堂々と撮ればいいのにと彼にコメントしたが、撮れるわけがない。遠回しから『君のことを想っている』と言っているみたいでなんとなく気恥ずかしかったのだ。
 しかも、彼女の声、口調はしっかり思い出せるのに、彼女の顔だけが思い出せない。ただ、あの笑顔だけが頭の中で強烈に印象に残っている。
「あうあ……」
 顔を押さえながらゼルガディスはうめいた。
 彼女のことを考えるだけで顔が赤くなる。
 彼女に会ってから2週間。
 ゼルガディスは自分の気持ちを素直に認めた。


 彼女のことが好きになってしまった。
 この想いは憧れなんかじゃない。
 ――恋なのだ。


 結局1人で行く勇気もなくて、ゼルガディスは今日も自分の最寄りの駅で電車を降りる。
 まるで、そこが電車の終点のように。
 情けない自分にゼルガディスは思わずため息を吐いた。頭を振って改札口に向かって歩き出す。
 彼女は今日も笑いかけているのだろうか。
 あの鐘の鳴る扉を開けて入ってくる人間全てに――
 あの笑顔がみんなに向けられるのだ。
 ふと、立ち止まる。
 帰宅ラッシュの時間帯。
 電車は次々やってくる。
 自分が乗ってきた列車の次の電車がホームに入ってきて、扉を開ける。人が降りてきて、待っていた人が乗り込んで。
 発車ベルが鳴る頃、ゼルガディスは苦笑いを張り付かせながらその電車に飛び乗った。
 駅2つ分ほど乗り越すために――


   僕のハートを盗んだ犯人は
   電車で二駅のところで
   今日も笑ってる



song by 槙原敬之『モンタージュ』


******************
実は今ISDNのコード引っこ抜いて自分のノートパソコンに繋いでいるのですが……エラー、出てないと良いな(死)


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4973見たい見たい見たいーーーっ!!!雫石彼方 E-mail 11/22-22:48
記事番号4971へのコメント

雫石だす。
現代版!大好きなのよう!!んでもって喫茶店でアルバイトするアメリアにひとめぼれするゼルーーー!!もう設定が超いい!!いやー、ゼルってば純情青年だすねー(笑)クラヴィスのからかいの言葉は読者の言葉です(笑)
マッキーの歌がぴったりはまっててまたよかったよ♪
続き、読みたいっす!これからの二人の恋模様が見たいーーー!!(><)っつーわけで、続編希望。よろしくお願いしますだすーv

追伸:20日に送った、ねんジー宛てのメールの方は届いてる?ファックス来たってことは、多分届いてるんだとは思うけど・・・・。


追伸2:エラー出てなくて良かったね♪

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4984雫ちゃんに捧ぐっ!ねんねこ E-mail URL11/23-18:02
記事番号4973へのコメント

雫石彼方さんは No.4973「見たい見たい見たいーーーっ!!!」で書きました。
>
>雫石だす。
>現代版!大好きなのよう!!んでもって喫茶店でアルバイトするアメリアにひとめぼれするゼルーーー!!もう設定が超いい!!いやー、ゼルってば純情青年だすねー(笑)クラヴィスのからかいの言葉は読者の言葉です(笑)

この話ね……君に捧ぐ。
『現代版がある』言ったら『読みたい』言ってくれたあなたの言葉で『黒天』書き始めたというのに……現代版の影すらねぇ(死)
というわけで、新しく完全版の現代版。
これは君に捧げよう(><)

>マッキーの歌がぴったりはまっててまたよかったよ♪

この曲聞いたとき、ゼルアメの曲だと思った。リナとガウリイじゃなんとなくあわないでしょ?
しかも純情ゼル……(笑)

>続き、読みたいっす!これからの二人の恋模様が見たいーーー!!(><)っつーわけで、続編希望。よろしくお願いしますだすーv

よっしゃ、一人確保(笑)
実はアメリアサイドの話もあるから近いうちに投稿しようーvv

>追伸:20日に送った、ねんジー宛てのメールの方は届いてる?ファックス来たってことは、多分届いてるんだとは思うけど・・・・。

届いてる届いてる。
ちゃんと届いてるだすよ。さっさと返事書いてりゃ良かったんだが……さすがに時間がなくてのぅ。追い込み中だすよ。

>追伸2:エラー出てなくて良かったね♪

うん。エラーでなくて良かったvv
でも相変わらず誤字が多い。『肩』を『方』って書いてどーするとか勝手に突っ込んだ。


ではでは、続編(期待せずに)待っててねvv




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4975マッキー!?水晶さな E-mail 11/22-23:02
記事番号4971へのコメント


 お久しぶりですー。私もそろそろツリーが落ちそうな今日この頃。ワザと落として上に書いてしまいたい気分です(爆)。でも少し煮詰まり気味(泣)。
 それはおいといて、槙原敬之氏の「モンタージュ」ストーリー、ゼルアメにぴったりなんですねー。驚きました。ついでに言うと歌詞の最後の方までいってやっと歌手名を思い出しました(笑)。
 純情ゼルに何故か新鮮味(笑)。純真アメリアも可愛いですv 続き読みたいですホント。
 『黒い翼を持つ天使たち』もあって大変だと思いますが、無理しないよう頑張って下さいね。受験は通過途中は苦しいけれど過ぎれば天国です(←先輩面)。ああ説得力がない(泣)。
 ではではお邪魔しましたっ。

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4985彼は今何をしているんでしょうね?ねんねこ E-mail URL11/23-18:11
記事番号4975へのコメント

水晶さなさんは No.4975「マッキー!?」で書きました。

> お久しぶりですー。私もそろそろツリーが落ちそうな今日この頃。ワザと落として上に書いてしまいたい気分です(爆)。でも少し煮詰まり気味(泣)。

ねんねこです。
そろそろ落ちそうですね、ツリー。今これを書いてる時点ではまだ残ってるんですが、落ちるのも時間の問題っぽいですね。
ねんねこもやりましたからね。わざと新しくツリー作ったんだけど、落ちなくて、続き載せたらあっさり落ちてた(死)
なので、過去の記事に『黒天』の続きが載ってる、と(笑)

> それはおいといて、槙原敬之氏の「モンタージュ」ストーリー、ゼルアメにぴったりなんですねー。驚きました。ついでに言うと歌詞の最後の方までいってやっと歌手名を思い出しました(笑)。

聞いた瞬間、というか歌詞を見た瞬間に『ゼルアメっ!』と思ったんです。
マッキーにしては、珍しく失恋の曲じゃなかったしv

> 純情ゼルに何故か新鮮味(笑)。純真アメリアも可愛いですv 続き読みたいですホント。

この頃いろいろなところでゼル君突っ走っているので(笑)逆に純情にしても良いかな、と。新鮮な感じでいいじゃないですか?自分で言うのもなんですが(笑)
アメリアもねんねこの作品じゃあ珍しく原型に近い感じだし(^^;)

> 『黒い翼を持つ天使たち』もあって大変だと思いますが、無理しないよう頑張って下さいね。受験は通過途中は苦しいけれど過ぎれば天国です(←先輩面)。ああ説得力がない(泣)。
> ではではお邪魔しましたっ。

アドバイスありがとうございます(><)
今、ちょっと辛いですけど、何とか頑張ってます。
ではではねんねこでした。