◆−赤い糸 プロローグ−早坂未森(1/19-21:49)No.5498 ┣赤いしりーず(古いって)−ゆえ(1/20-00:39)No.5502 ┃┗Re:赤いしりーず(古いって)−早坂未森(1/21-10:31)No.5536 ┗赤い糸 1 〜ココロのナカ〜−早坂未森(1/21-10:28)No.5535
5498 | 赤い糸 プロローグ | 早坂未森 E-mail URL | 1/19-21:49 |
どうも、未森です♪ 無謀にも連載モノ?です。 ガウリナ風味なゼルアメになると思います。 感想くださると嬉しいですっ!! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 赤い糸 プロローグ 運命の赤い糸。 それは生まれた頃から、見えない糸が小指と小指を繋いでいるという… 「運命の赤い糸ぉ?」 「はい♪」 呆れたようなリナの声に、ニコニコと微笑みながらアメリアは答えた。 「それって…小指と小指が見えない赤い糸で結ばれているってヤツ?」 「そーです!」 「…くっだらない」 「えぇぇ!?どぉしてですかぁ!?こんなに素敵なのに!!??」 「…どこがよι」 不満そうなアメリアに、リナは深く、溜息をついた。 「あのねーアメリア。んなモノ読んでるヒマがあるんだったらもっとマシなの探しなさいよ」 「い、いいじゃないですかあ」 リナにじと目で言われ、慌てるアメリア。 額には少し汗がにじんでいた。 「まったく…じゃ、あたしあっち探してくるから。あんたもちゃんと探しなさいよ!」 「は〜い…」 そう言って、リナは別の本棚へと向かっていった。 そんなリナの姿が見えなくなると、アメリアは自分の手の中にある一冊の本を見た。 ―赤い糸の伝説― そう、本の表紙には書いてあった。 「…素敵なお話だと、思うんだけどなぁ…」 アメリアはリナの消えた方と、本の両方を見て、溜息をついた。 |
5502 | 赤いしりーず(古いって) | ゆえ | 1/20-00:39 |
記事番号5498へのコメント こんにちは、ゆえです。 うわーい、連載開始ですね。 生きていく楽しみが、また一つ♪ 赤い糸の伝説ですか。 もう、すでにまあまあらぶらぶを予感せずにはいられませんっ! 楽しみにしてます。わくわく♪ |
5536 | Re:赤いしりーず(古いって) | 早坂未森 E-mail URL | 1/21-10:31 |
記事番号5502へのコメント >こんにちは、ゆえです。 こんにちはですぅー、レスありがとうございますです(感涙 >うわーい、連載開始ですね。 >生きていく楽しみが、また一つ♪ 連載…そうですね、うん、連載。 でもきっとゆえサマのようにはならないでしょう、きっと…ふふふ でも頑張ります!がっつ。 >赤い糸の伝説ですか。 >もう、すでにまあまあらぶらぶを予感せずにはいられませんっ! >楽しみにしてます。わくわく♪ ラヴラヴ…ああ頑張ります(爆 未森ラヴラヴ好きなんですけど書くのは苦手なんですよぅ。 書いてるうちに書いてる自分が恥ずかしくなって… うん、頑張りますぅ。 お見捨てなさらないでね(><) |
5535 | 赤い糸 1 〜ココロのナカ〜 | 早坂未森 E-mail URL | 1/21-10:28 |
記事番号5498へのコメント 1 〜コロのナカ〜 「アメリア、さっきから何を読んでいるんだ?」 ゼルガディスは、さっきから熱心に一冊の本を読みふけっているアメリアに声をかけた。 ちなみに今、別のテーブルではリナとガウリイの激しいお食事が繰り広げられている。 「これですか?赤い糸の伝説ですよ♪さっき図書館に行ったときに見つけてきたので…」 「あ、赤い…?」 「そう!人は生まれた頃から見えない赤い糸で繋がっているというあれですよ!」 アメリアはだんっ!と足を椅子に乗せ拳を握り締め言う。 「素敵だとは思いませんかっ!?生まれた頃から運命の赤い糸で繋がっているなんて!」 そう瞳をキラキラ輝かせて言うアメリアはとても楽しそうである。 しかしその様子ではとても一国の皇女だとは思えない。 ゼルガディスとしてはあまり目立って欲しくはないのだが。 「…アメリア、椅子に足を乗せるのはやめろ」 「ほぇ?あ、ごめんなさいっ!!」 ゼルガディスに指摘され、慌てて椅子に座る。 「あのねゼルガディスさん、この本のこと言ったらリナさんてば「くだらない」って言ったんですよぉ。酷いと思いませんか?」 「…別に」 「あーっ、ゼルガディスさんまでぇ」 ゼルガディスの一言に、頬をぷうっと膨らませる。 赤い糸の伝説などというのに胸をときめかせている辺り、まだまだお子様というか、だがなんだかとてもアメリアらしい。 「…でも、いいなぁ…こういうの。ゼルガディスさん、私の糸の先は誰なんでしょうね」 「…さぁな」 さして何の反応も示さないゼルガディスに、アメリアは心の中で溜息をつく。 (私の糸の先は、ゼルガディスさんだったらいいのになぁ…) 何故赤い糸は見えないのだろう? まぁ、見えてもしょうがないのだが、でも誰と繋がっているのか気になってしまう。 とくに、恋する女の子としては… 「でもね、私思うんですけど…リナさんの赤い糸の先は絶対、ガウリイさんですよね」 「…そうだな」 そう言って、二人は隣(の、隣)で激しい食事の戦いをしている二人を見る。 そして二人同時に、深い溜息をついた。 どうしてあの二人は、いつもあーなのだろう…? そう、同時に思う二人だった。 「ねぇねぇリナさん、リナさんは糸の先は誰だと思いますか?」 「なぁにアメリア、またあの話?」 夜。 二人一部屋になったリナとアメリアは、パジャマ姿でお喋りをしていた。 二人ともお風呂上りで、その頬は心なしか紅い。 「そーです!で、誰だと思ってるんですか?リナさん」 「何が?」 「何言っているんですか、リナさんの赤い糸の先ですよ!」 「あ、あたしぃ!?」 その糸の話が自分と関係していることに気づき、リナの顔が赤くなる。 髪を梳かしている手がぎこちない。 「それで、誰だと思うんですか!?」 「や、やーねぇアメリア、知らないわよそんなの…」 「分かるわけないじゃないですか!赤い糸は見えないんですもん。でもリナさんだって誰それだったらいいなぁって思うでしょう!?」 「お、思わないわよそんなこと…ごにょごにょ////」 アメリアにきつく問い詰められ、さっきよりも顔を赤くして言葉を濁す。 そんなリナに、アメリアははぁー、と溜息をつく。 どうしてリナは、こんなにレンアイのことに関しては疎いのだろう? 魔道などに関しては天才的だというのに。 「ウソですね、リナさん。嘘は悪です!!さぁ本当のことを言いましょうっ!!」 「なんでそんなこと言わなきゃなんないのよっ!」 「それは勿論、私が聞きたいからに決まっているじゃないですか!」 「……あんたねぇ〜〜……ι」 胸を張って言うアメリアに、思わずリナは脱力してしまう。 だがその顔はまだ赤い。 「それで、誰だと思ってるんですかっ!?」 「………じゃあ、あんたは誰だと思ってるのよ」 「えぇっ!?わ、私ですかぁ!?」 「そーよ、あたしだけ質問されるなんてずるいわよ!!さぁ白状しなさいアメリア!」 「ふえぇぇぇん、私が質問してたのにぃぃ」 「問答無用っ!さあ吐けアメリア!」 「いやです〜〜!先にリナさんが言ってくださいよぅ!」 「あんたが聞いてるんだからあんたから言いなさい!」 「どーいう理屈ですかそれは!」 「知るかんなもんっ!」 「ふえぇぇぇ、リナさんがいぢめるぅぅ」 「あ、こら待ちなさいアメリア逃げるな!」 「いやですぅ〜!!」 しばらく、どったんばったん、きゃ〜〜……などという奇妙(?)な声(音)が響く。 ついでにアメリアの泣き声みたいのも。 「………………………何やってるんだ、あの二人は…?」 「さあ?」 二人の隣の部屋にいたガウリイとゼルガディスは、女性陣の部屋から響いてくる奇妙な音に首をかしげていた。 だが、どうせまたリナかアメリアが何かやらかしたのだろう、と思い気にするのをやめた。 ガウリイは剣の手入れ、ゼルガディスは魔道書を読むのに再び没頭し始めた。 「………さぁアメリア、ど〜〜んと吐きなさい!!」 「嫌ですよう、リナさんから言ってくださいよぉ」 「何であたしが言わなきゃならないのよ!?」 「私が聞きたいからです!!」 『・……………………………』 ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ… どうやらこの二人、先ほどから部屋の中で追いかけっこをしていたらしい。 リナ相手に追いかけっこ(違)とはアメリアもなかなかやるようで… まぁ、そうでもしないとリナとは付き合いきれんかもしれないが。 …はぁ。 「…わかったわよ、言えばいいんでしょ言えば…」 アメリアのしつこさに、とうとうリナが折れる。 だがその顔はまだ赤い。 そんなリナに、アメリアは小さく「ヴィクトリ〜♪」とVサインを作っていた。 「それでリナさん、誰だといいなって思ってるんですか?」 「………やっぱり、言わなきゃダメ?」 「当たり前じゃないですか!」 二人はベッドに向かい合わせに座り込む。 リナは何故か正座をしている。 「………わかった、言うわよ………そうね、あたしの糸の先は…………ガウリイ、かな……」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ふはははは、やっと1章もどきですよっ!! ああ読んでくださる心優しい方はいるのかしらっ!? ちなみに続き出来てないです(核爆 はやく続き書こうっと… |