◆−むかしむかしの…―PrincessS−駒谷まや(1/28-21:55)No.5562 ┣むかしむかしの…―PrincessS―−駒谷まや(1/28-22:03)No.5563 ┗むかしむかしの…―PrincessL―−駒谷まや(1/28-22:16)No.5564
5562 | むかしむかしの…―PrincessS | 駒谷まや E-mail | 1/28-21:55 |
どうも、こんばんは。そして投稿はお久しぶりです…といっても皆さん忘れてらっしゃるでしょう(汗)駒谷まやです。 今回はタイトル通り皆さん一度はやってらっしゃる(?)童話パロです。 (すぐ下のほうにおーはしさん作のがあるのになんて無謀な…) そして、今回はちょっと初挑戦、オールカップリング(…って、そんな言葉あるんだろか?よーするにガウリナ、ゼルアメ、ルクミリ、エトセトラ…何でもあり状態ですね)、もしくはギャグで行ってみたいと思います。 では、第一話は王道「白雪姫」です。 それでは、どうぞ! |
5563 | むかしむかしの…―PrincessS― | 駒谷まや E-mail | 1/28-22:03 |
記事番号5562へのコメント …と、ここまで書いたところで何を間違えたのか投稿をした状態になってしまいました。馬鹿ですね〜我ながら(^^;) ……今度こそ、第一話です。 「白雪姫―PrincessS―」 昔々、あるところにそれはそれは美しいお姫様がいました。お姫様はその名を白雪姫といいました。白雪姫のお母さんは彼女が生まれるとすぐに亡くなってしまったので、王様は後添いを娶りました。 けれども、その新しいお妃様は、とても妬みごころの強い人だったのです。王妃は自分の美しさを鼻にかけていました。そこでこっそりと王妃は魔法の鏡に聞いてみたのです……。 「鏡よ鏡、教えてくださいな。世界で一番美しいのはだあれ?」 「それは……」 心なしか魔法の鏡の声が震えているような気がします。 「それは…?」 にっこりと笑って先を促す王妃様。 魔法の鏡は大きな声で叫びました。 「……お…王妃様が世界で一番お美しいですっ!!」 「大変よろしい」 王妃様は金髪を揺らしてあでやかに微笑んだのでした。 終 配役 王妃…L様 白雪姫…部下S 魔法の鏡…ゼロス ―――――――――――――――――――――――――――― ……す…すいません……カップリングとかいっときながらいきなりギャグです。しかも、よく考えたら白雪姫出てきてないし(汗) とりあえず次は……次もギャグです(死) |
5564 | むかしむかしの…―PrincessL― | 駒谷まや E-mail | 1/28-22:16 |
記事番号5562へのコメント 第二話も白雪姫です。そしてまたギャグです。 では、どうぞ……。 「白雪姫」―PrincessL― 昔々、あるところにそれはそれは美しいお姫様がいました。お姫様はその名を白雪姫といいました。白雪姫のお母さんは彼女が生まれるとすぐに亡くなってしまったので、王様は後添いを娶りました。 けれども、その新しいお妃様は、とても妬みごころの強い人だったのです。王妃は自分の美しさを鼻にかけていました。そこでこっそりと王妃は魔法の鏡に聞いてみたのです……。 「…鏡よ鏡、教えてくださいな…。世界で一番美しいのはだあれ…?」 王妃様は震える声で魔法の鏡に問い掛けました。 「王妃様はお美しいです。けれど白雪姫はもっともっと美しいです」 王妃様は顔面蒼白になりました。 そのままもたれるように手近の椅子に座り込み、しばらくの間放心していましたが、やがて意を決したようにそば仕えの狩人を呼びました。 「……お呼びでしょうか?王妃様……」 狩人もなんだかおびえています。 「狩人よ、命令があります」 王妃様は、『命令』のところをやけに強調しながら言いました。 「し…白雪姫を……」 「嫌です」 震えながらも途中まで言いかけた王妃の言葉を、狩人はきっぱりさえぎりました。 「…………」 「…………」 「命令といったのが聞こえなかったのかっ!?」 「ぼくはもう白雪姫様に逆らうような事はしたくありませんっ!!」 「これはお芝居なんだっ!!ちゃんと台本どおりに話をすすめろっ!!」 「じゃあどうして王妃様はそんなにおびえてるんですか!ラストシーンの焼けた靴、本物をつかわれるんじゃないかって思ってるんでしょう!?」 「まあまあお二人とも、落ち着いてください」 と口をはさんだのは、魔法の鏡です。 「狩人様のお気持ちもよくわかりますが……」と、ここで鏡は言葉を切りました。 しばしの沈黙が落ちます。 「わかるけど……何だい?」 「ここはひとつ、あきらめてください(^^)」 「人事だとおもってぇぇぇっ!!」狩人は思わず絶叫しました。 ここぞとばかり、王妃様はたたみかけます。 「そうと決まれば狩人、とっとと行ってこいっ!」 「こーなりゃやけだっ!!魔法の鏡!!お前もついて来い!命令だっ!!」 「えええええぇぇっ!?そんなの横暴ですよっ!」 「一蓮托生って言葉、知ってるよね……」 言って魔法の鏡に向かって狩人は笑いかけました。彼はなんだか恐ろしい形相に成り果てています。 王妃様はそんな二人を尻目にそそくさとその場を立ち去ろうとしました。 「……じゃ、がんばってきてくれ。私はその間に魔女の格好を……」 『……お待ちください王妃様』 しかし、そこに狩人と魔法の鏡、二人がハモって声をかけました。その声にただならぬものを感じて王妃様が振り返ります。 「………っ」 二人の上司である王妃様がちょっと引いてしまうほど、二人は怖い顔をしていました。いえ、顔つき自体は笑っています。だけど瞳が笑っていないのです。 「………何かな、二人とも………」 「ちょっと思ったんですけど……台本通りに事が進めば、王妃様は物語の最後で死んでしまわれますよね………」と、狩人が話し出しました。 「無論それはお芝居なわけですけど……。それで本当に済むでしょうか?」 魔法の鏡が後を引き取ります。 「何が言いたい?」 そういいながらも、王妃様は二人の言わんとするところを察していました。 他ならぬ自分があるかもしれないと思っていた可能性。 ならば、道はひとつ。 ――やられる前にやれ。 「………確かに………それしかないかもしれない………」 言って顔を上げた王妃様は、二人と同じ笑いを浮かべていました。 しかし、次の瞬間。 「…………いつまであたしを待たせるつもりなの?」 聞こえてきた声に、三人は凍りつきました。 「………なんだか楽しい相談をしてたみたいねぇ?詳しく聞かせてもらいたいんだけど?」 扉のほうを振り向けば、そこには白雪姫がたっていました。 なぜかその右手には七人の小人の小道具のつるはしが握られています。 そして、しばしの時が過ぎ……。 白雪姫は、それから城を出ることもなく末永く幸せに暮らしたということです。 おわり。 配役 白雪姫…L様 王妃…部下S 狩人…フィブリゾ 魔法の鏡…ゼロス ―――――――――――――――――――――― ……最初の段階では、L×Sとか書いてみたいな〜とか考えつつ下書きしてたはずなんですが…… …次こそはちゃんとしたカップリングのを書きたいなと考える所存です。 それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました! 駒谷まや拝 |