◆−赤い糸 2 〜アナタのココロのナカは〜−早坂未森(1/29-17:10)No.5571 ┣ワタシのココロはヤブのナカ−ゆえ(1/30-08:27)No.5579 ┃┗あたしのココロは海の奥底…(爆−早坂未森(2/2-20:43)No.5594 ┗赤い糸 3 〜走り続けるキミ〜−早坂未森(2/2-20:38)No.5593 ┗読み続けるわし−ゆえ(2/3-02:35)No.5598
5571 | 赤い糸 2 〜アナタのココロのナカは〜 | 早坂未森 E-mail URL | 1/29-17:10 |
赤い糸 2 〜アナタのココロのナカは〜 ―あたし、恋とか愛だとかそういうのってよく分からないんだけどさ…ガウリイはきっと『特別』なのよね。…だから、かな?…あは、何言ってるんだろあたし…。― 「ふふふっ…♪」 そう、はにかみながら言った昨日のリナの姿が脳裏に浮かび上がる。 (昨日のリナさんすっごくかわいかったなぁっ♪もう、リナさんてば恋する乙女っ♪♪) アメリアは朝からものすごく上機嫌である。 朝起きて、昨日のリナが脳裏に浮かんできて、自然と笑みがこぼれる。 (リナさんとガウリイさんが出会ってから早2年!嗚呼、あの二人がラブラブになる日は近いですねっ!) 「ふふふふ♪」 "らぶらぶ"な二人(笑)を想像して、ほんの少し寒気がしたが思わず笑みがこぼれた。 ちなみに今問題の二人は別のテーブルでまたも激しいお食事の戦いを繰り広げている。 アメリアとゼルガディスはそんな二人に巻き込まれることを避けるため、二つ三つ間を空けていた。 「アメリア…朝っぱらから怪しいぞお前」 「え゛っ!?」 ゼルガディスに指摘され、顔真っ赤にするアメリア。 「わ、わわわ私そんな顔してました!?」 「…いや、理由もなしに一人笑っていたら十分怪しいと思うんだが…」 「あ…そ、そうですよね…」 …確かに怪しい。 アメリアは顔を赤くして、食事を再開する。 そして、隣(の、隣)のテーブルを見る。 リナとお食事の戦いを繰り広げているガウリイを見て、 (ガウリイさんは、どう思うんだろう?) と思っていた… 「あら、ガウリイさん、今日は寝ていないんですね」 場所は変わって、町の図書館。 アメリアが、それらしき書物を持ってテーブルの方へ行くと、そこにガウリイの姿があった。 何時もなら爆睡しているのに。 「ああ、なんだか今日は眠気がこないんでな」 「リナさんの傍に居なくても良いんですか?」 「ああ、今日はな。…さっきアメリア、俺に何か聞きたそうな目で俺を見てただろう?」 「あ…分かりました?さすがですね、ガウリイさん」 あんなにも盛大なバトルをしていたというのに、アメリアの視線に気づくとは、さすがである。 アメリアは、そんなガウリイに苦笑しながら、持って来た書物を読み始める。 だが、一分もたたないうちに、本から顔を上げた。 「…ガウリイさん、赤い糸の伝説って知っていますか?」 …ガウリイさんなら知らないかもしれないけど、とそう言った後にアメリアは心の中で付け足す。 だが何時だって例外はあるものである。 そんなことを思っているアメリアとは裏腹に、ガウリイはあっけらかんとした表情で言った。 「ああ、知ってるぞ」 「あ、そうですか、知っているんですね…………………………………って、えぇっ!?」 「…なんだよ、その反応は…」 「が、ガウリイさんが知っているなんて……今日は槍でも降るのでしょうかっ!?」 「あのなぁ……」 「ふふ、冗談ですよ。…でも、どうして知っているんですか?私、きっと知らないだろうなって思ってたんですよ」 「…俺のばあちゃんが、昔聞かせてくれた話だからな。確か、生まれたときから見えない赤い糸で繋がっている、ってやつだろ?」 「そうそう、それです。よく覚えてましたね、ガウリイさん」 「まぁ、たまたま、な」 「たまたま、ですか?ガウリイさんらしいですね」 「でも、それがどうしたんだ?」 そう言ってくすくす笑っているアメリアに、ガウリイは不思議そうな顔で聞く。 「あ、そうでした。…ねぇガウリイさん、ガウリイさんは自分の小指の赤い糸の先は誰だと思いますか?」 見えない見えない赤い糸 見てみたくても見れない赤い糸 貴方の心の先は何処? 其処にはあの人は居ますか? ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ええっとお…やっとこさ3章です。 か、感想ください。 いや、こんだけ短きゃ感想の書きようがないかもしれんけど(^^; でももらえたらきっと…未森は成仏(をい)できます。 お星様にお祈りしよう…(をい |
5579 | ワタシのココロはヤブのナカ | ゆえ E-mail | 1/30-08:27 |
記事番号5571へのコメント こんにちはっ、ゆえでござりまする。 わーいわーい♪続きだ続きだ♪ アメリア、相変わらずですねぇ(笑)一人ほくそ笑んでいる姿が目に浮かぶようでごさります。 けど、ガウリイってクラゲの記憶容量の割に、前々から思ってたんですが、ばあちちゃんの話はちゃんと覚えてますねぇ。どっかのマントきたトラコンと並ぶかも(笑) ガウリイの回答も気になりますねぇ♪ まあ、違う名前がでることは無いとは思いますが。(出たら、その時は私がトゲ付きはんまぁで目を覚まさせるっ) ちなみの来月はカップルの祭典、バレンタインデー。 チョコの様な甘甘の展開、期待していいですか♪ |
5594 | あたしのココロは海の奥底…(爆 | 早坂未森 E-mail URL | 2/2-20:43 |
記事番号5579へのコメント >こんにちはっ、ゆえでござりまする。 こんにちはですう、レスありがとうございます(泣 >わーいわーい♪続きだ続きだ♪ そんなに喜ぶようなものじゃないです(爆 >アメリア、相変わらずですねぇ(笑)一人ほくそ笑んでいる姿が目に浮かぶようでごさります。 相変わらずなアメりんです♪ こうじゃなきゃアメりんじゃないでしょう(をい >けど、ガウリイってクラゲの記憶容量の割に、前々から思ってたんですが、ばあちちゃんの話はちゃんと覚えてますねぇ。どっかのマントきたトラコンと並ぶかも(笑) あ、やっぱそう思いますよね!? どっかのマント着たトラコン(笑 >ガウリイの回答も気になりますねぇ♪ >まあ、違う名前がでることは無いとは思いますが。(出たら、その時は私がトゲ付きはんまぁで目を覚まさせるっ) 勿論あの人ですv っていうかあの人じゃなかったら話になりませんって!! 違う人だったら、あたしは鉄ピコハンマー(笑)とバズーカでv<をい >チョコの様な甘甘の展開、期待していいですか♪ が、頑張りますっ!(汗 レス、ありがとうですう〜〜 |
5593 | 赤い糸 3 〜走り続けるキミ〜 | 早坂未森 E-mail URL | 2/2-20:38 |
記事番号5571へのコメント 3 〜走り続けるキミ〜 「俺の糸の先?」 きょとん?という表情でガウリイが聞き返す。 「そう、糸の先。これは伝説だから、本当にあるかなんて分からないですけど…でも、あるとしたら誰なのかなって」 でもきっと分かってる 貴方の糸の先はきっとあの人 「赤い糸の先、か…」 見えない見えない赤い糸 見てみたくても見られない運命の赤い糸 自分の糸の先には誰がいるだろう 「誰だと、思います?」 運命の赤い糸 それを知るのは心を覗くのと同じこと 赤い糸はきっと変わる そう、何時の日か 「…誰、なんだろうな」 「…え……誰なんだろうなって……誰だったらいいなとか思わないんですか?」 「誰だったらいいなぐらいは、思っているさ」 「…誰、ですか?」 遠くを見るような目をしているガウリイに、問う。 ガウリイの瞳は、遠くを見たまま。 「…それは一緒に旅をしている、アメリアなら分かるだろう?」 「あ…」 脳裏に浮かび上がるのは、彼女。 常に前を向き背筋をピンッと伸ばし走り続ける彼女。 アメリア憧れる、紅い瞳の彼女。 「リナさん、………ですか?」 「…ああ…でも…」 「でも?」 赤い糸は変わる 出会いを繰り返していくたびに だけど想いを交わせられたなら それはきっと永遠となる 「でも…あいつは走り続けていくから。だから、常に追いつづけていかなくちゃいけないから…」 (あ……そっか) 常に前を向き走り続ける彼女。 だからいつも見守っていないと何時か何処かへ行ってしまう。 ―鳥が、籠から外へ出たがるように― 「まぁ、逃がすつもりはないけどな」 「…そうですね。リナさんって、放っておくと何しでかすか分かりませんものね」 「まぁ、それもあるな」 放っておけない 常に前を向いている彼女 意地っ張りな彼女を心から守りたい だからずっと…傍にいたい 「……………誰が放っておくと何しでかくか分からない、ですって…?」 『げι』 本棚の陰から、異様な怒気の混じったオーラ(?)が発せられる。 いや、オーラというより、殺気、と言ったほうがいいだろう。 「んっふっふっふっふ…覚悟はいいかなぁぁ?ガウリイ、そしてアメリア〜〜!?」 『り、リナ(さん)!!』 異様な怒気と殺気を含めて(意味不明)、リナが姿を現す。 額には青筋が立ち、目は完全に据わっている。 「…ま、待てリナ!ここは図書館だぞ!?ここで呪文をぶっ放すのはやめろ!」 「そ、そうですよリナさん!そんなのせーぎじゃないですうぅ!!」 「やっかましいお星様になってこ―い炸裂弾ッッ!!!」 どごわぁぁっっん!! 『どわああああああああっっっっっ!!』 きらー…ん リナの呪文で、ガウリイとアメリアはお星様になった…合掌。 ちなみにこのあと、リナ達御一行が図書館から放り出されたのは言うまでもない。 見えない見えない赤い糸 見てみたくても見られない運命の赤い糸 自分の糸の先には誰がいるだろう 自分がいて欲しいのはきっとあの人 素直じゃないけど だけどとっても愛しい、あの人 「ねぇ、リナさんてば〜」 「…………………」 「好い加減機嫌直してくださいよう」 「…………………」 「リナさ〜ん」 「…………………」 「私が悪かったですからぁ」 「…………………」 「今日のお夕飯奢りますから〜」 …ぴた。 「・…リナ、さん?」 「…それ、ホント…?アメリア」 「え…あ、はい」 「なら許すっ♪よろしくね〜アメリア♪♪」 「……………………………………ああごめんなさい父さん・・…………・……………・・…」 「なんか言った?」 「い、いえ何もっ!」 「ならいいけど♪」 「………………………………………あう…………………………・……………」 アメリアの「奢る」の一言で、一気に機嫌が良くなるリナ。 そんなリナの後ろで、一人涙するアメリア …奢るなんて言わなければいいのに…。 まぁ、こうでも言わないとリナの機嫌は良くはならないだろうが。 「ふっふ〜ん♪今日はアメリアの奢りっっ♪♪」 「リナさ〜ん、あまり食べ過ぎないでくださいよぉ、私が後で父さんに怒られるんですからぁ」 「わーかってるって♪」 「ホントですかぁ…?」 「――あ、ここね、マジックショップ。ほらアメリア、入るわよ」 「あ、リナさん待ってくださいよぉ!」 カラン、カラン… アメリアは、さっさと行ってしまったリナを追いかけて、急いで店の中に入っていった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― や、やっとこさ三章ですう… なんだか、山無し谷無しですね…(爆 いえ、もうちょっと盛り上がる…と思います。 レスください(切実 さて四章続き書かなきゃ〜 |
5598 | 読み続けるわし | ゆえ E-mail | 2/3-02:35 |
記事番号5593へのコメント こんにちは、ゆえです♪ おうおう♪ガウリイ、ちゃーんと知ってたか赤い糸の意味。 そしてその先はやはりのリナですね。 当たり前ですが、これが違う人なら私は・・・・・・・ってこれは前回いいましたな。 にしても、タイミングがいいというか、悪いというか。 リナは肝心な部分は聞いていないのですねぇ。 いや、実は聞いていたか照れ隠しの炸弾陣♪とか。 がんばれガウリイ! 赤い糸をリールに巻き付けて、ぎりぎり巻くんだっ! 竿をよせ、最後の取り込みは慎重にタモを使うんだよっ♪って、リナは魚か。 アメリアの財布とセイルーンの財政を気にしつつ、彼等の糸が絡まないことを祈って次回をおまちしてます。 |