◆−懲りずに行きます。−ねんねこ(2/26-01:42)No.5806
 ┣運命迷宮案内・プロローグ−ねんねこ(2/26-01:44)No.5807
 ┣運命迷宮案内・1−ねんねこ(2/27-01:22)No.5813
 ┃┣橋爪功は良い味を出してますよね(笑)−あごん(2/28-01:05)No.5817
 ┃┃┗最近の楽しみは誰に『違う!』と言うか(爆)−ねんねこ(2/28-14:45)No.5819
 ┃┣いつもOPしか見てない気が…−みてい(3/1-12:15)No.5827
 ┃┃┗多分少し早く始まるからだと(笑)−ねんねこ(3/2-09:53)No.5838
 ┃┗大変お久しぶりです〜〜vv−桜井  ゆかり(3/1-23:52)No.5834
 ┃ ┗ゆかりぃぃぃん♪−ねんねこ(3/2-10:11)No.5839
 ┃  ┗ねんねこさん、馬鹿丸出しでっせ(汗)−ねんねこ(3/2-13:40)No.5840
 ┃   ┗お疲れなんですよ。きっと…(汗)−桜井  ゆかり(3/2-23:41)No.5847
 ┃    ┗そーか……疲れてるのか……(自覚なし)−ねんねこ(3/3-02:01)No.5852
 ┗運命迷宮案内・2−ねんねこ(3/3-02:02)No.5853
  ┣泥沼迷宮案内(汗)−あごん(3/5-03:32)No.5872
  ┃┗底無沼迷宮案内板。(?)−ねんねこ(3/5-10:07)No.5875
  ┣んまぁ!!ダブル連載!!−雫石彼方(3/8-03:34)No.5914
  ┃┗そしてさらにあなたを苦しめる……(笑)−ねんねこ(3/8-10:03)No.5921
  ┗有機〜V−千歳みさと(3/10-17:06)NEWNo.5959
   ┗見つけた化学好きっ!!(><)−ねんねこ(3/11-02:13)NEWNo.5969


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5806懲りずに行きます。ねんねこ E-mail URL2/26-01:42



ねんねこです。
かなり昔に書いていたお話をせこせこ書き溜めていたら、ちょうど一区切りついたので、『THE DAY OF JUDGMENT』と平行してやるのか自分とツッコミなんぞ入れつつ、懲りずに投稿。へんてこりんな現代版です。現代版というか……住んでいるところが現代という感じです。
そしてねんねこにしては珍しくオールキャラ。リナとガウリイはもちろん、さりげなく好きだったりするヴァルくん(性格豹変ゼル2号・爆)もいたりしますです。ちなみに彼、細腰へそ出しではなく、少年ばーじょんでお願いします(笑)
とはいえカップリングはゼルアメ中心、ガウリナほんのり、ですが。微妙なところでヴァルフィリか。フィリアさん、あんまり出番がなさそうなので、そこのところははっきり言えませんが……(汗)
まあ、とりあえずどぞVv

ツッコミ入れられる前に言っておこう。
タイトルは好きなドラマからとりました。『京都迷宮案内』。いったい何人の方が知ってて見てるのだか怪しいですが〜(笑)
ねんねこ的には結構好きなドラマです。主題歌も好きVv
というわけでどーぞ♪


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5807運命迷宮案内・プロローグねんねこ E-mail URL2/26-01:44
記事番号5806へのコメント


 彼女は顔を上げた。
 闇に輝く月から視線を外し、部屋の扉の方を見る。
 誰もが寝静まった真夜中。
 だが、外が妙に騒がしい。
 その理由は彼女にはわかっていた。
『来たのね―――彼』
 ぽつりと彼女は呟いた。



 それはまるで風に舞い踊る羽根のように。
 屋根から屋根に軽々と跳んで、男はいくつもの追撃をかわした。後ろで響く爆音の中、彼は嘲り笑った。
「たかだか剣士と魔道士風情が俺に適うかってんだよ」
 言いながら意識を集中させる。指先に生まれた光をそのまま追いかけてきた魔道士に向けて放つ。
「光よっ!」
 爆音が響く。ついで、黒い煙。
「……やったか?」
 立ち止まって、確認する。いくらなんでも、自分の仕事を全うするにはあの魔道士と剣士は邪魔にしかならない。
 煙がひいて姿を現した魔道士を見て、男は小さく微笑んだ。
「あの攻撃を耐えるなんて―――なかなかやるじゃあないか? 魔道士」
「魔剣士ごときでやられるとでも思ってるわけ!?」
 強気の発言を言う魔道士。だが、その言葉とは裏腹に魔道士の体力は急速に落ちていった。脇腹から大量の血が流れ落ちる。
 男―――魔剣士はその様子を見逃さなかった。一気に蹴りをつけようと、再び、右腕を掲げようとして―――
「相手を間違えては困ります。あなたの相手はあの魔道士なんかじゃないでしょう?」
 後ろから現れた神官に魔剣士は一瞥しただけだった。神官が続けてくる。
「ここは僕に任せて、あなたは姫のところへ」
 その言葉にしばし魔剣士は沈黙した。掲げていた右腕を静かに下ろして、城の方に身体を向ける。
「―――わかった。ここは任せる。ぬかるなよ」
「あなたこそ」
 再び屋根伝いに進んでいく魔剣士を見送って、神官はにっこりと微笑んだ。
「さて―――お姫さまが亡くなって力が消えてしまう前に終わらせてしまいましょうか? 魔道士さんに剣士さん?」
 神官はそう言いながら閉じていた瞳をうっすらとあけた。



 全てのことを彼女は知っていた。
 その日、襲撃があることも。
 その日、全てが終わることも。
 小さく音を立てて開いた扉に動じるわけでもなく彼女はゆっくり振り返った。
 入ってきたのは、身にまみれた剣を掲げた一人の男。無感情なその瞳に自分の姿が映る。魔剣士は小さく言ってきた。
「『未来を紡ぐ言霊の姫』――――だな」
「……あなたに会うのは何年ぶりかしら。300年ぶり?」
 どう見ても、20歳もいっていないその少女はそんな台詞を呟いて、苦笑した。
「わたしがあなたと逢うのは、いつも自分が死ぬ時なのね」
「俺はあんたを殺すために生まれてきた。いつの時代も」
「そしてわたしはそんなあなたに心を惹かれてきた。いつの時代も」
 彼女―――姫はゆっくりと瞳を閉じた。
「また逢える時もわたしはあなたに恋するかしら?」
「さあな―――どちらにしろ、あんたの想いが叶うことはない」
 肩を竦めて、そっけなく答え―――魔剣士は剣を掲げた。そのまま、抵抗することを見せない彼女の腹にゆっくりと突き刺し―――小さく耳元で囁く。
「俺があんたを殺すんだから」
 そして彼は二度と呼吸をしない彼女に軽く口付けした。








「お願いゼロスさん……」
 大粒の涙でアメリアは顔を濡らした。その顔を両手で押さえながら、彼女はゼロスに懇願した。
「……わたしを……殺して……」
 その様子をゼロスは静かに見つめていた。彼女が住むマンションの屋上に彼女のすすり泣く音が響き渡る。
「もうなんにも見えないの、見ることが出来ないの」
 それは彼女にとって絶望の言葉。
 ゼロスはゆっくり目を開けて、紫の瞳に彼女の姿を映す。
 真冬の寒空の下、薄い白いワンピースを着て、家の外だというのに裸足で。
「……僕が来なかったら自殺なさるおつもりだったんですか? アメリアさん」
 彼の言葉に彼女はゆっくりと顔を上げた。
「もう生きる理由が見つからないの――――」
 彼女の蒼い瞳は涙に濡れて、じっと彼の紫の瞳を捉える。
「だってもうあの人は“ここ”にはいないんだもの」


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5813運命迷宮案内・1ねんねこ E-mail URL2/27-01:22
記事番号5806へのコメント


「にょわ!?」
 ずべっ!
 妙な悲鳴をあげて、黒髪の少女が地面と仲良くキスをする。
 段でも何でもないまっ平らな道でいきなりこけた少女に隣にいた男は小さくため息を吐いた。呆れたように言う。
「なにやってんだよ、アメリア」
「ちょ、ちょっとこけちゃっただけじゃないっ!」
 少しだけ目尻に涙を浮かべてアメリアと呼ばれた少女はむくりと起き上がった。
「だいたい近くにいるんだったら助けてくれたって良いじゃないっ! ヴァル!」
「ははは、じょーだん言うなよ」
 ヴァルと呼ばれた男が鼻で笑った。
「一人で立ち上がれないほどの子供(ガキ)じゃないんだ。自分で立て」
「……同い年に言われるとなんかすごく腹立つわね」
 険悪な目を睨みつけながらアメリアは呟いた。昔から習っていた体術で身体は柔らかい。軽い身のこなしでひょい、っと立ち上がって服についた埃をぱんぱんと叩く。
「もっとこうなんというか……優しくしなくちゃ駄目よ。女の子に対しては」
「悪いが興味ないんでね」
「むう」
 そっけない答えを返してくるヴァルにアメリアは頬を膨らませた。その様子を見ながら彼は肩をすくめた。
「アメリアもそろそろ恋人(おとこ)見つけた方が良いんじゃないのか? 自分をいつでも守ってくれるような優しい優しい奴をさぁ」
 その言葉にアメリアが顔をしかめた。
「そうそうそんな人見つかるわけ無いじゃないの。それに―――」
 何かを言いかけて、急に口ごもるアメリアにヴァルが怪訝な顔をした。
「……アメリア?」
「―――なんでもない。さっさと大学(がっこう)いかないと遅刻になっちゃうわよ」
 未だ、訝しいげな顔を向けてくるヴァルの背中を押しながらアメリアは心中で一人ごちた。
(……きっと見つかる時にわたしは死ぬんだから)



 空が飛べたら―――なんて思うことがふとある。
 こんな時、魔法が使えたらな―――なんて思う時もある。
 アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンは何の力も持たないごくごく普通の女子大生だった。
 呪文を唱えて炎が出せるわけでもない。
 手のひらに光を生み出して、それを放てるわけでもない。
 ごくごく普通の人間だった。
 だが―――たった一つだけ、人とは違った能力を持っていた。
 それは、いく億人もの人生を狂わせ、命を奪い、忌み嫌われた異端の能力(ちから)―――誰かの運命(みらい)を垣間見て、それを言霊(げんじつ)にする力。彼女が見たものは現実となり、彼女が言った言葉は全て真実となる能力。
 それが―――はるか遠い遠い過去から『未来を紡ぐ言霊の姫』と呼ばれた彼女の唯一の能力(ちから)だった。
 そして、その能力をめぐって、多くの人間が争った。
 彼女の能力を理解し、受け入れようとする者。
 彼女の能力を認めず、彼女が見た運命に抗おうとする者。
 彼女の能力を理解しようとする者は、彼女を守るために特殊な力を与えられ、彼女の能力に抗う者は、彼女を殺す義務と共に特殊な力を与えられた。
 そして、古来から人々はその力を以って戦ってきた。
 ある時代は彼女を守り切り、またある時代は彼女は殺され―――彼女が死ねば、双方に与えられた力は失われ、彼女が生まれれば、再びその力は復活した。
 ―――全ての人々の運命(みらい)を紡ぐ者。
 それが、『未来を紡ぐ言霊の姫』だった。



「あなた、アメリアさん、よね?」
 声をかけられて、すぐに反応したのはアメリアではなく、隣にいたヴァルだった。
 ヴァルはいわばアメリアの番犬だった。
 彼もまた彼女の能力を受け入れ、彼女を守ろうとする人間の一人だった。
 偶然、中学校からの同級生で、腐れ縁のごとく同じ高校、大学へと進学したのも、アメリアの側に極力近づいて、いつでも彼女を守れるようにするためだった―――その事実は幾度となく『彼の将来を自分のせいで閉ざしているのではないか』と、アメリアの胸を締めつけたが。
 とにかく、むやみやたらにアメリアに近づいてくる人間には容赦しなかった。声をかけてきた栗色の髪の女とその隣に立つ金髪の男を睨みつけて、低い声で言ってくる。
「誰だ、あんたら?」
「―――やめなさいよ、ヴァル」
 あからさまにけんか腰のヴァルに、引きつり笑いでアメリアは止めた。改めて、目の前の二人を見る。
 見たこともない、今日初めて会う二人。
 だが、自分は彼らの名前を知っている。不思議と頭に浮かんできた名前をにっこり笑いながら口にした。
「リナ=インバースさんに、ガウリイ=ガブリエフさん、ですよね」
 彼女のその言葉にリナとガウリイと呼ばれた二人は少しばかり驚いて、顔を見合わせた。
 二人の名前を知っていたことに驚いたのは当人だけではない。
『どういうことだ?』という顔を向けてくるヴァルにアメリアはそっと耳打ちをした。
「大丈夫。彼らは味方(なかま)よ」



 静まり返った廊下を足音を立てながら、別段なんにも考えずに彼は歩いていた。
 黒い髪、藍青色の瞳。中肉中背のごくごく普通のどこにでもいるような青年である。敢えて付け加えるなら、端正な顔立ちがいかにも異性ウケしそうである、という所か。とはいっても、そんなことは彼の人生に大きな影響をもたらさないので、やはりごくごく普通の青年というべきなのだろう。
 彼が歩いているこの廊下―――というか、この屋敷は、彼の家ではなかった。ほんの数日前に知り合った男に無理矢理つれてこられた場所だった。
 ここ数日、ここの屋敷の住人に必ず来るように言われて、来ればいろいろ口やかましくいわれ、さすがの彼もうんざりとしていた。
(だから女は嫌いなんだよ)
 心中で愚痴りながら、そのまま真っ直ぐ玄関へ向かう。彼は玄関から屋敷の主人がいる部屋までの最短ルートしか知らないし、このくそ広い屋敷の構造を熟知する気もさらさらなかった。
 ―――と。
 視線の先に、壁によりかかって誰かを待っているような雰囲気の男を見つける。肩まで伸びた黒髪を後ろで一つに結んでいたが、中途半端な長さのせいで、前の方の髪はほどけていた。
 見知った顔だが、わざわざフレンドリーに話しかけるような間柄でもない。そのまま無視して通り過ぎようとして。
「ゼルガディスさん」
 名前を呼ばれて、彼―――ゼルガディス=グレイワーズは立ち止まった。自分を呼びとめた男を横目で一瞥する。
「―――ゼロス」
「どうも」
 無意識のうちに名前を口にすると、ゼロスは得意の笑みを浮かべた。
「あなたを待っていたんですよ、ゼルガディスさん」
「……そりゃ光栄だな」
 にこやかに言ってくるゼロスにゼルガディスはそっけない言葉を返しただけだった。そのまま歩き出すゼルガディスに、ゼロスは嘆息して後を追う。
「みなさん、あなたに期待してらっしゃいます」
「……らしいな」
「知ってらっしゃったんですか?」
「あの口やかましい女から聞いた」
「……フィリアさん、ですね」
「名前なんざどーでも良いさ。どうせ短い間の付き合いだ」
 肩をすくめてゼルガディスが呟く。ゼロスが深く息を吐いた。
「……あなた、人付き合い苦手でしょう?」
「苦手じゃない」
 そこで初めてゼルガディスはゼロスの顔を見た。きっぱりと訂正してくる。
「嫌いなんだ」



「えっと……アメリアさん」
「アメリア、で結構ですよ。リナさん」
 言われてリナは恐縮した。いつもの彼女の傍若無人な姿を知っている者が今の彼女を見たとしたらさぞかし驚くであろう。
 立ち話もなんだし、ということで大学の近くのファミリーレストランに入った四人はとりあえずそれぞれ注文を済ませ、自己紹介も兼ねて話をしようということになった。
 なったのだが―――
 リナは緊張と畏敬が入り交じったような表情でアメリアを見た。その表情にアメリアは苦笑しながらぱたぱたと手を振った。
「そんなにかしこまらないでください。そんな大した者じゃあないですから、わたし」
「いやそー言われても……」
 困ったような表情で呟く。そんなリナの隣でガウリイがのほほんと口を開いてくる。
「アメリアは今年一年生か?」
「うを!? ガウリイなんて言葉遣いを……!」
 いきなりフレンドリーな会話を始めようとするガウリイに思わずリナが慌てる。いくら年下とはいえ、相手はあの『言霊の姫』なのだ。言うならば自分たちが仕えるべき相手。そんな相手にまるで遊び友達のような感覚で声をかけるなんてとんでもないことである。
「この無意味に重い頭にはなにが詰まっているわけ!? プリン? それとも増えるワカメ!?」
「いだだだだだだだだだ」
 ガウリイの首に腕を回して締め上げつつ、彼の綺麗な金髪の髪の毛を引っ張るリナの様子にアメリアが思わず笑みをこぼした。
 アメリアに笑われて、リナがはっと我に返り、そのまま即座にガウリイから手を離す。真っ赤になった顔を俯かせて、その場を必死に逃れようとしていた。
「リナさん」
「な、何でしょうか?」
 そういう話し方に慣れていないのだろう、かなりギクシャクした様子でリナが答えて来る。
「さっきも言いましたけど、そんなにかしこまらないでください。
 わたしは、あなたが思っているほど立派な人間じゃあありません。『言霊の姫』の前にアメリアっていう一人の女の子なんです」
「そ、そう言われましても……」
 リナが困り顔で無理矢理笑みを浮かべて言ってくる。『アメリア』という人間を知らないリナにとっては、やはり彼女は『言霊の姫』なのだ。
 態度を直してくれそうもないリナにアメリアが小さくため息を吐いた。
 今まで、彼女に接触してきた特別な力を持つ者―――能力者は味方でという限定をすればヴァルだけだった。中学生からの腐れ縁である彼に『アメリアを敬う』なんぞという意識はなく、いつも通り友達という関係を保ててはいたのだが―――
 初めてであった新しい味方(なかま)の対応に手を焼いて困っているアメリアのカバンから携帯電話が音を鳴らす。
 大学に入った彼女に彼女を溺愛する父親が無理矢理押しつけたものなのだが、機械の類にめっぽう弱いアメリアはあまり使用してはいなかった。電話番号を知っているのもかった当の父親とヴァルくらいなものである。
 慌ててカバンから携帯電話を取り出し、操作に手間どう。たった一本の電話に出るだけでこれ以上となくわたわたするアメリアを行動を隣で見ていたヴァルがぽつりと呟く。
「アメリアそっちは電源切る方――――」
「ふえ?」
 ぽち。
「あああああああああっ!?」
(……馬鹿)
 ヴァルの言葉が終わらないうちに『通話』ボタンではなく『電源』のボタンを押したアメリアが素っ頓狂な声をあげる。
 うるさく響いた電話の呼び出し音はふっつりと途絶え、電話はふんともすんとも言わなくなる。
 アメリアが泣きそうな目でヴァルを見た。
「……ど、どうしましょう、ヴァル」
「相手が誰だかわかってんだろ?」
「間違いなくとーさんだけど」
「だったら掛け直せ―――」
 言いながら、ヴァルはレジの方を指差した。
「公衆電話で」
 彼が指差した方向には、携帯電話の普及により最近ではあまり使われなくなってしまった公衆電話がおいてあった。
 いくら機械に弱い彼女でも、テレホンカードを入れることと電話番号通りにボタンを押すことさえできれば簡単に使える公衆電話くらいは扱えるだろう。思いきり馬鹿にしたような言い分だが、誰でも簡単に使えるようになっている携帯電話で戸惑う彼女にはこれしか言いようがない。
 ヴァルの言葉にアメリアが困ったような顔をする。
「でもテレカ持ってないし―――」
「あ、テレカならありますよ」
 アメリアの機械オンチぶりを呆然と眺めていたリナがはっと我に返って財布からテレカを取り出し、彼女に渡す。アメリアはにっこり笑って礼を言って、そのままてこてことレジの方に向かって小走りに駆けていった。
 その様子を見送りながらヴァルが口を開く。
「あいつさ」
 その言葉が自分たちに向けられたものだと判断し、リナとガウリイはアメリアからヴァルに視線を移す。
「昔、仲間はずれされてたことがあるんだよ。中学の頃―――今から言えばいじめの一種なんだろうけど。
 あのおっちょこちょいの馬鹿娘、一度だけみんなの前でひょろっと能力出しちまってな。それがたまたま悪いことに繋がっちまったから気味悪がれて、誰もあいつと話をしようとしなくなっちまったんだ」
 運ばれてきたコーヒーに砂糖を少しだけ入れてヴァルはそれを口に含んだ。
 小さくため息を吐く。
「それからどうも……人の目を気にしだしてな。まあ、当然かもしれないけど。人の態度にこれ以上ないというほど敏感になってる。つまり―――あんまり特別視されたくないんだ」
 その言葉がなにを意味しているのか、リナにはすぐにピンと来た。
 彼女を『アメリア』という一人の女の子ではなく、特殊能力を持つ『言霊の姫』として見ていた自分の態度。
 それを彼女は嫌悪しているのだ。これ以上となく。
 リナの微妙な表情の変化に自分の言いたいことが彼女に伝わったことを悟ってヴァルは再びため息を吐いた。ソファに背中を預けて呆れたように言ってくる。
「だいたい―――今時携帯電話もロクに扱えないような奴を『あんたはすばらしいっ!』とかって心の底から尊敬できるか? あんた」
「…………できないかもしんない」
 思わず携帯電話が使えなくてびーびー泣いてるアメリアにひざまずいて『あなたを尊敬しますわっ! アメリアさんっ!』などとひれ伏してる自分の姿を思い描いて、リナは恥かしさのあまり顔を赤らめてそう呟いた。



「さしあたり邪魔になりそうなのはあの三人ですね」
 ゼロスの言葉にゼルガディスはコーヒーを口にして、ぽつりと呟いた。
「雑魚にゃ興味なし」
「言うと思いました」
 肩をすくめてゼロスは言った。
 四人から少し離れた窓際の席。異性の目を引く美男子二人は別段何の会話も交わさず、無言でコーヒーを口に運んでいた。
「常に『言霊の姫』を殺してきたあなたには、僕も少し期待しているんですよ」
 ゼロスの言葉にゼルガディスは電話をかけてる『言霊の姫』からゼロスへと視線を移す。ゼロスは珍しく紫暗の瞳を見せてきた。
「みなさんの期待、裏切らないでくださいね」
「―――当然だろ?」
 ゼルガディスが鼻で笑う。両肘をテーブルについて、手を絡ませる。思わずにやりとした笑みを浮かべてしまう口元をその両手で隠しながらゼルガディスは藍青色の瞳を細めた。
 まるで、弱い子羊を狙う獅子のようにゼルガディスはアメリアを見つめ、呟いた。


「約束通り、今回もお前を殺してやるさ。俺の手でな」




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5817橋爪功は良い味を出してますよね(笑)あごん E-mail 2/28-01:05
記事番号5813へのコメント

こんばんは!あごんとゆーものです!
京都迷・・・げふごほっ運命迷宮案内読みました!!

あああ、さすがでございます〜〜(平伏)!
もう言葉も出ません(感涙)。
私なんかが感想言えば、汚してしまいそうですわっ!
でも言いますが(笑)。
俺と一緒の汚れてくれっ!!
↑プロポーズの言葉らしいです(笑)。
>お断りです!(ねんねこさんの代わりに断っておきましたよ!)

でも本当に言葉が無いのは事実です。
でも漂ってくる切ないゼルアメの匂いは官能(笑)です!
ヴァルもいるしっ!
どーやらフィリアもいるし(でも敵なんですかね?)!
で、あの〜〜〜〜(おずおず)。
ルークとミリーナなんかは・・・(びくびく)。

とにかく最高に整った舞台で、現世でまたしても繰り広げられる戦!
悲恋ものでないことを祈りたいです。

審判の日(和訳するな)と同時上映!!
テレビで言うと、二元放送!
阪神・巨人戦と近鉄・ロッテ戦が同時に見れるようなものですね(どーゆー例えや)!

次回をお待ちしております!
ではでは!感想下手なあごんでした!!

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5819最近の楽しみは誰に『違う!』と言うか(爆)ねんねこ E-mail URL2/28-14:45
記事番号5817へのコメント


>こんばんは!あごんとゆーものです!
>京都迷・・・げふごほっ運命迷宮案内読みました!!

いたわっ!(感動)
ああ、やっぱり日本は広いのね(意味不明)
もしかして誰も見てなかったらそれはそれでいやかもなんて思ってたんですが。
良いですよね『京都迷宮案内』。売れてるタレントさんが出ているわけではないけれど、結構お気に入りなドラマっす。

>あああ、さすがでございます〜〜(平伏)!
>もう言葉も出ません(感涙)。
>私なんかが感想言えば、汚してしまいそうですわっ!
>でも言いますが(笑)。
>俺と一緒の汚れてくれっ!!
>↑プロポーズの言葉らしいです(笑)。
>>お断りです!(ねんねこさんの代わりに断っておきましたよ!)

汚れましょー汚れましょー(笑)
感想くださって嬉しいです。プロポーズも下さってさらに嬉しさ倍増(笑)

>でも本当に言葉が無いのは事実です。
>でも漂ってくる切ないゼルアメの匂いは官能(笑)です!
>ヴァルもいるしっ!
>どーやらフィリアもいるし(でも敵なんですかね?)!
>で、あの〜〜〜〜(おずおず)。
>ルークとミリーナなんかは・・・(びくびく)。

ルークとミリーナ序盤は出てませんがちゃんと出ますのん♪
さりげなく恋人どーしだったり……Vv

>とにかく最高に整った舞台で、現世でまたしても繰り広げられる戦!
>悲恋ものでないことを祈りたいです。

うーみゅ……悲恋ものなのかそうでないのか……
判断は読んでいる皆さんにご判断願うということで(逃げ)

>審判の日(和訳するな)と同時上映!!
>テレビで言うと、二元放送!
>阪神・巨人戦と近鉄・ロッテ戦が同時に見れるようなものですね(どーゆー例えや)!

素敵なたとえをありがとうございます(笑)
きっとCMに変わるたびにチャンネルがちゃがちゃ回すんでしょうな(笑)
さっさと両方投稿しないと……なにゆえ脱字・誤字がたくさんあるんだか……

それではまた〜♪

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5827いつもOPしか見てない気が…みてい 3/1-12:15
記事番号5813へのコメント

ども、小説1の方で思わぬ展開に焦っているみていでございます。
某番組は何故かいつもオープニングしか見てない(何見てるんだろ、あの時間)ですけど、かっこいいですね、アレ。

のっけから脱線しましたが、ゼルとアメリア仇役(ちょっと違うかも)なんですか。
どっかの代で抗おうとか思った…のかな。それをゼロスが成功間近でぷちっと潰す鬼な所業を…。勝手な想像ですが。

ではでは、またお邪魔させてください。
みていでした。

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5838多分少し早く始まるからだと(笑)ねんねこ E-mail URL3/2-09:53
記事番号5827へのコメント


>ども、小説1の方で思わぬ展開に焦っているみていでございます。
>某番組は何故かいつもオープニングしか見てない(何見てるんだろ、あの時間)ですけど、かっこいいですね、アレ。

ねんねこです。感想ありがとうございますVv
多分OPを見るのはなぜか少し早く始まるからだと。なんであの時間帯55分から始まるのか未だに謎。
OPは少し気に入っています。なんだかミステリアスVvて感じですよね。

>のっけから脱線しましたが、ゼルとアメリア仇役(ちょっと違うかも)なんですか。

仇役ですかね。狙うものと狙われるもの。それぞれの心情なんかがこれからのポイントになりそうな気がするんですが(て他人事のように……)

>どっかの代で抗おうとか思った…のかな。それをゼロスが成功間近でぷちっと潰す鬼な所業を…。勝手な想像ですが。

とりあえず、ゼルは自分の意志でアメリアはっ倒してました。
ゼロスはどちらかといえば傍観者ですね。彼にもいろいろあるのですが〜(^^

>ではでは、またお邪魔させてください。
>みていでした。

続き、なるべく早く出しますので(汗)
気長に待っててください。またよろしくお願いしますVv
ではではねんねこでした。


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5834大変お久しぶりです〜〜vv桜井 ゆかり E-mail URL3/1-23:52
記事番号5813へのコメント



なんだか目茶苦茶お久しぶりです。
この頃──っていうか今4連休中──用事が多く、明日も連休最後だというのに夕方から川口に行く羽目になっております(泣)
今回の運命迷宮案内って、京都迷宮案内から取ったんですね。
見てないので知らないんですが今日、新聞のテレビ欄にて発見しました!


それにしても、ヴァルが出てきてるぅぅぅぅぅぅ!!
私ヴァル──少年バージョン──好きなんですよぉぉ!!

それに今回のアメリアもなんだか切れ者!?っと思ったのですが、ドジは相変わらずですね・・・・・


>「ゼルガディスさん」
> 名前を呼ばれて、彼―――ゼルガディス=グレイワーズは立ち止まった。自分を呼びとめた男を横目で一瞥する。
>「―――ゼロス」
>「どうも」
ゼルガディスさんとゼロスさんが手を組んでいるなんて・・・・・
波乱の予感が・・・・・


>「あの口やかましい女から聞いた」
>「……フィリアさん、ですね」
あの水と油のような関係のフィリアとゼロスまで一緒だとは・・・・・
毎日喧嘩が絶えなさそう・・・・



> 慌ててカバンから携帯電話を取り出し、操作に手間どう。たった一本の電話に出るだけでこれ以上となくわたわたするアメリアを行動を隣で見ていたヴァルがぽつりと呟く。
>「アメリアそっちは電源切る方――――」
>「ふえ?」
> ぽち。
>「あああああああああっ!?」
>(……馬鹿)
切っちゃった。
でも、慣れないと間違うもんですよね。(自分も一度経験あり)




>「だいたい―――今時携帯電話もロクに扱えないような奴を『あんたはすばらしいっ!』とかって心の底から尊敬できるか? あんた」
>「…………できないかもしんない」
> 思わず携帯電話が使えなくてびーびー泣いてるアメリアにひざまずいて『あなたを尊敬しますわっ! アメリアさんっ!』などとひれ伏してる自分の姿を思い描いて、リナは恥かしさのあまり顔を赤らめてそう呟いた。
ちょっと無理があると思う・・・特にリナなんか途中で切れそう。




>「約束通り、今回もお前を殺してやるさ。俺の手でな」
ゼルガディスの最後のこの台詞も気になる・・・・
まさか、前世でなにか!?

と、気になりっぱなしです。
もう一つの作品と平行で投稿しているようですが大丈夫なんですか?
では、桜井 ゆかりでした。

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5839ゆかりぃぃぃん♪ねんねこ E-mail URL3/2-10:11
記事番号5834へのコメント


>なんだか目茶苦茶お久しぶりです。

最近お忙しそうで……生徒会の方、頑張ってますなあ。
ねんねこはとりあえず毎日のんびり自宅で過ごすというだらけた生活しとりますがな(汗)

>この頃──っていうか今4連休中──用事が多く、明日も連休最後だというのに夕方から川口に行く羽目になっております(泣)

連休……?学校休みなのかー。
しかも川口。ゆかりんとこからだと乗り換えあるし。どっち周りで行くのかな?
埼玉おんりーか、ちょっと上って戻る形か。どっちかというと赤羽回りのほうが早いかもね。

>今回の運命迷宮案内って、京都迷宮案内から取ったんですね。
>見てないので知らないんですが今日、新聞のテレビ欄にて発見しました!

木曜日でしたからのう。ちなみに昨日もしっかり見ました(爆)
というか、夕食時に母親と二人見ているし(笑)

>それにしても、ヴァルが出てきてるぅぅぅぅぅぅ!!
>私ヴァル──少年バージョン──好きなんですよぉぉ!!

ヴァル……なんだか性格変わって多少良い子になってるかもしれませんが。
というか、未だに彼の性格掴めない……好きなのにー(泣)

>それに今回のアメリアもなんだか切れ者!?っと思ったのですが、ドジは相変わらずですね・・・・・

切れ者では彼女には多少ドジであったもらいたいのは私だけでしょうか(笑)
というか冷めたアメリアも好きなんですけどね。ちょっと可愛らしさを演出してみました(意味不明)

>>「ゼルガディスさん」
>> 名前を呼ばれて、彼―――ゼルガディス=グレイワーズは立ち止まった。自分を呼びとめた男を横目で一瞥する。
>>「―――ゼロス」
>>「どうも」
>ゼルガディスさんとゼロスさんが手を組んでいるなんて・・・・・
>波乱の予感が・・・・・

手を組んでいるというか、一緒の立場にあるので、とりあえず一緒にいるという感じです。ゼルガディスさんもゼロスさんもかなり勝手気ままな行動するので二人仲良く手と手を取り合ってとはいかないみたいです。
……いったらいったでまた怖いですけど。

>>「あの口やかましい女から聞いた」
>>「……フィリアさん、ですね」
>あの水と油のような関係のフィリアとゼロスまで一緒だとは・・・・・
>毎日喧嘩が絶えなさそう・・・・

そうでもないみたいです。
ゼロスはフィリアに仕えてるらしくて、喧嘩売ったりはしてきません。まあ、ゼロスにはゼロスの目論見があるし、フィリアにはフィリアの目論見があるので、お互いそれを悟られないためになるべく距離はあけてます。
仲良く喧嘩できるほどオープンじゃないです。

>> 慌ててカバンから携帯電話を取り出し、操作に手間どう。たった一本の電話に出るだけでこれ以上となくわたわたするアメリアを行動を隣で見ていたヴァルがぽつりと呟く。
>>「アメリアそっちは電源切る方――――」
>>「ふえ?」
>> ぽち。
>>「あああああああああっ!?」
>>(……馬鹿)
>切っちゃった。
>でも、慣れないと間違うもんですよね。(自分も一度経験あり)

実体験済み。携帯を未だに持っていないので携帯ネタは自分でも辛いのですが(汗)
そろそろ使いこなせるようになろうよねんねこさん(泣)

>>「だいたい―――今時携帯電話もロクに扱えないような奴を『あんたはすばらしいっ!』とかって心の底から尊敬できるか? あんた」
>>「…………できないかもしんない」
>> 思わず携帯電話が使えなくてびーびー泣いてるアメリアにひざまずいて『あなたを尊敬しますわっ! アメリアさんっ!』などとひれ伏してる自分の姿を思い描いて、リナは恥かしさのあまり顔を赤らめてそう呟いた。
>ちょっと無理があると思う・・・特にリナなんか途中で切れそう。

いつの日かまたアメリアがボケをかました時に血管一本『ぶち』とかかわいらしい音を立てるんですね。
でもきっとその後地獄(笑)

>>「約束通り、今回もお前を殺してやるさ。俺の手でな」
>ゼルガディスの最後のこの台詞も気になる・・・・
>まさか、前世でなにか!?

前世、というか……
一つ前だけではなくて、輪廻転生の中で何度もゼルはアメリアのことを手にかけてきたんです。で、最期にいつも『今度も俺が殺してあげるね(はぁと)』的な台詞を言っていたので、彼は忠実に約束を守ろうとしているというわけです。

>と、気になりっぱなしです。
>もう一つの作品と平行で投稿しているようですが大丈夫なんですか?

……だ、大丈夫……た、多分……
とりあえず、どちらも終了のめどは立っているので(『めどは』の『は』はいと強調・爆)何とかやってます。が、頑張ろうな自分。
ではではねんねこでした〜。


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5840ねんねこさん、馬鹿丸出しでっせ(汗)ねんねこ E-mail URL3/2-13:40
記事番号5839へのコメント


>>この頃──っていうか今4連休中──用事が多く、明日も連休最後だというのに夕方から川口に行く羽目になっております(泣)
>連休……?学校休みなのかー。
>しかも川口。ゆかりんとこからだと乗り換えあるし。どっち周りで行くのかな?
>埼玉おんりーか、ちょっと上って戻る形か。どっちかというと赤羽回りのほうが早いかもね。

……て、すみません。最近馬鹿です。
ゆかりんの家からだったら電車乗ると遠回りだよね。何を考えてんだか。
しかもいきなり気づいた私って……
るるるー(泣)

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5847お疲れなんですよ。きっと…(汗)桜井 ゆかり E-mail URL3/2-23:41
記事番号5840へのコメント

ねんねこさんは No.5840「ねんねこさん、馬鹿丸出しでっせ(汗)」で書きました。
>
>
>>連休……?学校休みなのかー。
>>しかも川口。ゆかりんとこからだと乗り換えあるし。どっち周りで行くのかな?
>>埼玉おんりーか、ちょっと上って戻る形か。どっちかというと赤羽回りのほうが早いかもね。
>
>……て、すみません。最近馬鹿です。
>ゆかりんの家からだったら電車乗ると遠回りだよね。何を考えてんだか。
>しかもいきなり気づいた私って……
>るるるー(泣)
多分疲れが溜まっているんですよ。
だから、泣かないで下さいぃぃぃ!

そうそう。連休って書きましたけど、今、受験シーズンじゃないですか。だから、学校が休みなんですよ(嬉)
一年生の受験と先生達が必死で受験者の回答の丸付けに追われ、私達は休み。
先生は大変だなぁ〜、私──生徒──は楽だけど…


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5852そーか……疲れてるのか……(自覚なし)ねんねこ E-mail URL3/3-02:01
記事番号5847へのコメント


>>>連休……?学校休みなのかー。
>>>しかも川口。ゆかりんとこからだと乗り換えあるし。どっち周りで行くのかな?
>>>埼玉おんりーか、ちょっと上って戻る形か。どっちかというと赤羽回りのほうが早いかもね。
>>……て、すみません。最近馬鹿です。
>>ゆかりんの家からだったら電車乗ると遠回りだよね。何を考えてんだか。
>>しかもいきなり気づいた私って……
>>るるるー(泣)
>多分疲れが溜まっているんですよ。
>だから、泣かないで下さいぃぃぃ!

ありがとう。優しいゆかりんのおかげで泣き止みました。
さて、泣いた分の水分補給のためになにか飲まねば……て冷蔵庫に何もない(汗)

>そうそう。連休って書きましたけど、今、受験シーズンじゃないですか。だから、学校が休みなんですよ(嬉)
>一年生の受験と先生達が必死で受験者の回答の丸付けに追われ、私達は休み。
>先生は大変だなぁ〜、私──生徒──は楽だけど…

なるほど、受験かあ。
ずいぶん懐かしい言葉だ……ほんの一ヶ月前までそれに追いやられてたんだよなー自分。
ま、先生方には少し頑張っていただきましょう(笑)

ではでは〜♪

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5853運命迷宮案内・2ねんねこ E-mail URL3/3-02:02
記事番号5806へのコメント


 運命と言うものに抗う理由は―――たくさんあった。
 いや、たくさんだと思っていても実際辿り着く結論はたった一つだけなのかもしれない。
 さして広くもない自宅のマンション。電気も点けずゼルガディスは窓越しに外を眺めていた。暗く広がる海に沿うように街のイルミネーションが輝く。その輝きは暗い部屋を少しだけ明るくさせていた。
 ふと。
 視線を眼下のイルミネーションから夜空へと向ける。どんよりとしたくもが空を覆い、星もなにも見ることが出来ない。
 舌打ちしてぽつりと呟く。
「……月は見えないか……」



 月が見えないことに安心するべきなのだろうか。
 窓の近くに椅子を引っ張って来て、膝を抱えながら座り、外をぼんやりと眺める。
 どんよりとした黒い雲。天気予報だと、この一週間はずっとこんな曇りらしい。晴れもせず、かといって雨でもなく。中途半端な天気にアメリアは小さく嘆息する。
 月が見えないことにこんなに不安を感じる自分がおかしかった。
 月が見えれば―――月が出ている夜は“彼”が自分を殺しに来るかもしれない夜なのに、彼女はそちらの夜の方が落ち着けた。
 そして思わず苦笑する。
 ―――まるで殺されるのを心待ちにしているような態度の自分に。
「早く晴れないかな……」
 ぽつりと呟いて、小さな頃に良くやったおまじないを思い出す。
「てるてる坊主、作ろ」
 彼女は椅子から立ち上がった。



 両親は小さい頃にすでに他界していた。
 近所で親しい人など、たった一人の幼なじみくらいしかいない。
 人付き合いが苦手、というのも理由の一つに上げられるが、最大の理由は自分の持つ能力にあった。
 普通の人間には持ち得ぬ力。『言霊の姫』と呼ばれた人間を守るために授けられた力。
 太古の昔から自分という器に入っている魂は何度も転生を繰り返して『言霊の姫』を守ってきた。
 ある時代は彼女を守ったために命を落とし、ある時代は彼女すら守りきれず絶望の中で生涯を終わらせ。
 そんな中いつでも自分を支え、温もりを与えてくれた人がいる。
 コンビニで買ってきたもので適当に夕食を済ませて、ヴァルはペットボトル片手に外を眺めた。
 近くに建つ一軒の広い―――広すぎる―――屋敷。どこかの財閥の令嬢だと言っていた。言っていた気がするがそんな事はどうでもいい。
 ヴァルは小さくため息を吐いた。
『好き』とか『愛してる』とかそんな単純なものじゃなくて。
 心の底から大切だと想ったただ一人の幼なじみの名前を呟く。
「……フィリア……」



「―――まったく。自分の立場を理解しているのかしら。彼」
 嘆息しながら金髪の美女が言った。
 お気に入りのティーカップでお気に入りの香茶を飲むことが彼女の趣味だった。本当は月夜のお茶会、といきたいところだが、今夜はあいにくの曇り空である。
 彼女の言葉にテーブルの向かいに座っていたゼロスが笑みを浮かべた。
「ゼルガディスさんのことですか? フィリアさん」
 言われてフィリア―――フィリア=ウル=コプトは、嘆息した。
「ええ、そうよ。古来より常に『言霊の姫』の命を奪ってきた男」
 まるで暗記したものをそのまま言ってくるフィリアにゼロスは彼女に気づかれないように少しだけ口の端を上げてうっすらと目を開いた。
 目を閉じてぶつぶつと愚痴っているフィリアはそのゼロスの表情の変化に気づいていなかった。すぐにいつもの笑みを浮かべて香茶を一口のどに流し込んでゼロスは言った。
「彼の目的は『彼女を殺す』だけです。それ以外のことはどうでもいいんでしょう」
「目的のために手段を選ばないというのは困ります」
 フィリアが言い返してきた。
「あくまで私たちの目的は『言霊の姫』を殺すことのみ。彼女の周りについて離れない能力者を殺すことではないわ。
 そこのところ、ちゃんと彼に話してちょうだい。そして、あなたも覚えておきなさい、ゼロス」
「……極力守りましょう」
「『極力』ではだめよ。『絶対』守りなさい」
 いつのまにか、むきになっている自分に気づいて、慌ててフィリアは香茶をすすった。なんとか話題転換を試みる。
「と、ところで―――もう1人の自分勝手はどこに行ったのかしら?」
「さあ。音信不通です」
 フィリアの問いにゼロスはそっけなく答えた。そして、何かを思いついたように付け加えた。
「ああ、それと―――明日、お姫様と接触するそうですよ、ゼルガディスさん」




 彼にとって最大の好都合は、彼女が偶然にも自分と同じ大学に通っていたということか。
 なんの関わりもない状態でいきなり目の前に現れても警戒されるだけである。だが、ほんの些細な関わりがあるだけで、その警戒は一気に薄まる。
 ほんの些細な関係で良いのだ。彼女自身に関わらなくても良い。彼女の周りにいる人間―――特に彼女を守ろうとしている能力者と関わりを持ってその人間を媒介に彼女に近づくというテも有効だろう。
 そんなことを考えながら、ゼルガディスはぼんやりと視線を巡らせた。
 いろいろな学部が集まる総合大学。校舎はいくつかの場所に分散して建ててはあるが、やはり学生はたくさんいる。
 広場に設置されたベンチに一人腰をかけて―――巡らせていた視線の先に見覚えのある男二人を認めて、彼は小さく笑うと開いていた英単語帳を閉じた。



「だぁぁぁぁぁぁっ! あの胸なし女っ! 人が試験でひーひー言ってるの知ってやがってこの仕打ちかっ!?」
 大学構内、人が行き来している中でそう叫んだのはヴァルだった。彼の横にはお菓子の類がいっぱい詰まった近くのコンビニの袋を手にしたガウリイがいる。
 ヴァルがリナとガウリイと初めて会ってから3日が経過しようとしていた。その間、大学にいるほとんどの時間を彼らと共に過ごした中でヴァルが学んだことはただひとつだった。
『リナ=インバースで人情なし。ガウリイ=ガブリエフは知恵なし』
 ガウリイの頭の方はともかく―――リナの方は本当は優しいところがあるのも知っていた。だが、自分が試験前で焦っている中、『近くのコンビニで買い出ししてくること』などと問答無用で言われた日には、やはり『鬼』だとか、『人でなし』とか思ってしまうわけで。
「いやまあ確かに胸はないがな……あれでも結構かわいいところはあるんだぞ?」
「ははん、始まったよ。女がいる男ののろけ話が……」
 隣でのほほんと言ってきたガウリイにヴァルは明後日の方を見て呆れたように言ってきた。
 出会った翌日、恋人同士なのかとアメリアが目を輝かせて二人に詰め寄っていたのをヴァルは見ていた。その時は二人は『恋人』だとは断言しなかった―――どころか、リナの方は顔を真っ赤にしながら力いっぱい否定してきたが―――が、この数日間、彼らのぴったり息のあった夫婦漫才やらコンビネーションやらを見ていて二人の付き合いは長いと素直に感じた。お互い口には出さないが、相手のことを大切に想っていることも。
 そんな関係に少しばかり羨ましくもなったくらいだ。
 頭は悪いが、それ以外は人並みはずれた能力を発揮するガウリイの耳にヴァルの言葉はしっかり聞こえたらしく、苦笑い浮かべて返してきた。
「おいおい、別にオレはのろけちゃいないぜ? ただ、事実を言ったまでで」
「それが『のろけ』と世間一般には言うんだよ」
 半眼でうめいて、ヴァルは持っていたメモ帳に目をやった。
 進級がかかっている定期試験。赤点など取れば進級できなく―――専門用語で言う『ダブり』に―――なってしまう。
「ああああもうっ! どうしてこの世の中に化学というものがあるのかっ!」
「ヴァルはなにが得意なんだ?」
「生物と数学」
 ガウリイの問いに即答して、ヴァルはメモ帳に書き写した公式とにらめっこする。
「えーと……エタノールを脱水するとエチレンになって―――」
 声に出した方が覚え易い、と昔なにかで読んでからヴァルはそれを忠実に実行していた。ヴァルの言っている言葉の意味がまったく理解できないガウリイはとりあえずにこにこ笑みを浮かばせて様子を見守り―――
「……それ、間違ってるぞ……」
「へ!?」
 後ろからかけられた声にヴァルは勢いよく振り返った。そこに立っていたのは、自分より年上そうな男。なぜか後悔しているように口を手で押さえているその男に、今にも詰め寄りそうな勢いでヴァルが口を開いた。
「どこが!? 教えてくれ! 進級がかかってるんだよ!」
「あー……いやその……
 確かにエタノールを脱水すればエチレンができるが、それは温度を170度から180度にして、分子内脱水させた時のこと。脱水する時に120度から130度で行うと、エタノール二分子で分子間脱水が起こって、ジエチルエーテルが生成されるんだが―――高校の内容だぞ……それ……」
 少しばかり呆れた表情で言ってくる男にヴァルの顔が少しばかり引きつった。そのまま無理に笑みを浮かべながら言う。
「高校は生物とってたから化学やってないんだよ」
 さらに隣からガウリイが言ってくる。
「あんたすごいなぁ。その場ですぐに答えられるなんて。おれはまったくさっぱりわからなかったぞ」
「……だから高校の内容……」
 ぼそりと呟いてくる男を眺めていたヴァルの目が少しばかり輝いた気がした。いつもは人見知りが激しくて見知らぬ人と話そうともしないヴァルが珍しくフレンドリーに話しかけてくる。
「おれ、ヴァルって言うんだ。あんた、名前は?」
「……ゼルガディス。ゼルガディス=グレイワーズ」
「……ゼディガルス?」
「……最初と最後しかあってない……ゼルガディスだ。ゼ・ル・ガ・デ・ィ・ス」
 こめかみを引きつらせながらヴァルの言葉を訂正する。が、実際ヴァルにとっては名前はどうでも良かったらしい。近づいて、がし、とゼルガディスの両手を掴むと彼の顔を見上げて言ってくる。
「あんた、専攻は?」
「理工学部。ちなみに物理だ」
「化学の実力は?」
「自信がないといえば嘘になる」
 ゼルガディスの言葉にヴァルは満足そうに頷いた。目を輝かせながら言ってくる。
「あんた、おれの化学の家庭教師になるべしっ!」
「いや、『べし』とか言われても……」
「両親死んで一人暮らしゆえあまり金がなくて参考書ももったいなくて買えなくて困ってたんだ」
「……ただ働きさせる気か……?」
「大丈夫だ! あんた見たところ説明好きっぽいからな。人が間違っている事言ってるとついつい口だしたくなるだろうっ!
 おれが聞いた質問に対してその癖をいかんなく発揮してくれればそれで良し!」
 ヴァルの的確な言葉に一瞬ゼルガディスがうめく。それを見逃さずにヴァルは迫った。
「な? いいだろ!?」
 ぶんぶか両手を上下に振られながらゼルガディスは曖昧な表情をした。
 確かに『言霊の巫女』に近づくために二人の姿を見つけてさりげなく近づいていったことは認める。が、別にヴァルの間違いを訂正するつもりなど毛頭なかった。自分の口が勝手に動いていたことに驚いて慌てて口を塞いだのもそのせいだ。
 だが、偶然のこととはいえ、チャンスである。彼女の一番近くにいる人間の信頼を得たのだ。これ以上の幸運がどこにあるというのか。
 ゼルガディスはまるで観念したようなため息を吐いた。
「……わかった。暇な時は相手してやるよ」
「本当かっ!?」
「男に二言なし」
「よっしゃ! 話がわかるなあんた! じゃあさっそく部屋に戻ってからいろいろ聞きたいことがあるんだ」
 ヴァルにぐいぐいと腕を引っ張られながら問答無用で連れ去られていきながら、一歩前進した自分の計画にゼルガディスは小さく笑みを浮かべた。



「朗報だぞ! アメリア!」
 大学の敷地の端にある小さな建物。これ以上ないというほどおんぼろなその建物は数年前までは立派な校舎の一部だった。が、相次ぐ大きな地震で鉄筋コンクリートせいではないその校舎の安全面から新しい校舎が建てられ、用済みとなった建物だった。本来は新しい校舎ができた時点で取り壊すつもりだったのだが、学生たちの希望によりサークルの部屋として有効利用されていた。
 少しばかりがたが来ているのか、開けづらい引き戸を勢いよく開けながらヴァルは叫んで―――
 がすっ!
 不意打ちでいきなり顔面に本の背がぶち当たってくる。同時に聞こえるリナの声。
「ちょっと! あんた満足に買い出しもできないわけ!? 遅いのよっ!」
「………………」
 ぼとり、と音を立てて床に落ちる本を見つめ、ヴァルは痛む顔を引きつらせる。一瞬、本気でリナに殺意を沸かせたが、とりあえずその感情を押し込めた。即座に殴りに行かなかったのは高校時代に比べてだいぶ成長しているという証拠になるのだろう―――多分。
 ヴァルの代わりに言い訳するようにガウリイが言ってくる。
「途中で人に会ったんだよ、リナ」
『……人?』
 リナとその隣で今までの様子を傍観していたアメリアが声を揃える。
 ガウリイは頷いて少し横にずれた。彼が移動したことでゼルガディスの姿が見えるようになる。一連の行動を呆然と見ていたゼルガディスだったが、はっと我に返って軽く咳払いをする。
「……誰?」
 怪訝な顔で尋ねるリナにヴァルが紹介する。
「えっとな。これからおれたちの勉強をタダで見てくれることになったゼィデルガスさんだ」
 また妙な発音の仕方をするヴァルに一瞬わざと間違っているのではないかと疑ったりもしたが、わざわざつっこむ気にもならない。
 小さく嘆息して、訂正する。
「……ゼルガディス=グレイワーズだ―――」
 言いながら部屋にいる二人の女を見る。
 栗色の女と黒髪の女。確か名前はリナとアメリア、だったか。
(目当ては『言霊の姫』だけさ)
 心中で呟き、『言霊の姫』―――きょとんとして目を瞬かせているアメリアに向かって微笑みかけた。決して優しい笑みではない―――まるで死を運んできた死神のような冷たい笑み。
「あ、えと……アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンです。よろしく」
 彼が自分を見ていることに気づいて、アメリアが小さく笑った。
 ゼルガディスも彼女に向かって口を開いた。
「よろしく」



 天気予報通り、その日はずっと曇りだった。



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5872泥沼迷宮案内(汗)あごん E-mail 3/5-03:32
記事番号5853へのコメント

こんばんは〜!あごんです!
あああああああ(悶)な事になっちゃってますね!

ゼルとアメリアには早く顔合わせしてほしかったんですけど、いざそうなると、ちと切ないよーな、切ないよーな(一緒やん)。
フィリアは本当に上司(?)だったのですねぇ。
う〜みゅ。似合うような、そうでもないような。
あのフィリアが冷血に?とゆー気もしてます。
でもヴァルだけはやっぱ特別なんですかね。
幼馴染みで、何か因縁ありなのでしょーか?
最初はヴァルのこと、ルークかと(笑)。

ところでねんねこさん、折り入ってお願いがあります。
実は・・・・・・。
お宅のクーちゃんを下さいっっ!!
ではなくて、お貸し下さいませんか(おどおど)?
実は桐生様とゆえ様の小説のパロを書こうかと思っておりまして。とゆーかもう書いてます(汗)。
その中に是非クラヴィスも出演してほしーんです。
駄目でしょうか?
とゆーかもうすでに出演してもらってます(汗)。
どうでしょう?
駄目でしたら、クラヴィス君には途中退場させますけど。

御一考下さいませ。

あごんでした。

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5875底無沼迷宮案内板。(?)ねんねこ E-mail URL3/5-10:07
記事番号5872へのコメント


>こんばんは〜!あごんです!
>あああああああ(悶)な事になっちゃってますね!

個人的にもあああああああなことになっております(笑)
ねんねこです。

>ゼルとアメリアには早く顔合わせしてほしかったんですけど、いざそうなると、ちと切ないよーな、切ないよーな(一緒やん)。
>フィリアは本当に上司(?)だったのですねぇ。
>う〜みゅ。似合うような、そうでもないような。
>あのフィリアが冷血に?とゆー気もしてます。
>でもヴァルだけはやっぱ特別なんですかね。
>幼馴染みで、何か因縁ありなのでしょーか?
>最初はヴァルのこと、ルークかと(笑)。

フィリアについてはゼルとアメリアの件が一段落ついてからということになりますね。というか、その時点でゼルかアメリアか二人とも死んでいたらシャレになりませんけど(遠い目)
そのときにヴァルのこともひょろり〜と。

>ところでねんねこさん、折り入ってお願いがあります。
>実は・・・・・・。
>お宅のクーちゃんを下さいっっ!!
>ではなくて、お貸し下さいませんか(おどおど)?
>実は桐生様とゆえ様の小説のパロを書こうかと思っておりまして。とゆーかもう書いてます(汗)。
>その中に是非クラヴィスも出演してほしーんです。
>駄目でしょうか?
>とゆーかもうすでに出演してもらってます(汗)。
>どうでしょう?
>駄目でしたら、クラヴィス君には途中退場させますけど。
>御一考下さいませ。

御一考も何も即答で『こちらからお願いします』ですよ(><)
実は、昨晩、親に隠れてネットしたときに拝見させて頂きまして。
嬉しすぎてのた打ち回って夜眠れませんでした(爆)
いやもう本当に嬉しかったです。
ううう、クラヴィスくん。ってなもんです(意味不明)
とりあえず途中退場させないであげてください(汗)
それでは、在りえざる可能性(ハイパー・トリオ)のほう楽しみにしておりまするVv
ではでは!


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5914んまぁ!!ダブル連載!!雫石彼方 3/8-03:34
記事番号5853へのコメント


ダブル連載・・・・あなたすごすぎですよ、ねんジー・・・・・。

内容も、何だかとてもミステリアスで興味津々v
でもこれ・・・・・・悲劇なんすか?(泣)はっぴーがいいよぅ。・・・・などとちょっとわがままを言ってみたり。
いや、いいんだ。私の戯言っす。気にしないでー;
ああいう雰囲気の二人もとてもいい感じだし。アメリアはゼルのこと好きなんだよね。ゼルはアメリアのことどう思ってるのかなー?いつもどんな気持ちでアメリアのこと殺してきたのかな?うーん、やっぱし私にはゼルの気持ちってよくわかんないや。とりあえず、今まで好きじゃなかったとしても、今回の出会いでは好きになってくれるといいな。どっちにしても切ない結果が待ってそうだけど・・・。

連載たくさん抱えてて大変そうだけど、頑張ってねんv
おいらはいつでもどこからかあなたを見守っているわーVv(ストーカーかい)

でわっ!

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5921そしてさらにあなたを苦しめる……(笑)ねんねこ E-mail URL3/8-10:03
記事番号5914へのコメント


>ダブル連載・・・・あなたすごすぎですよ、ねんジー・・・・・。

と、言うわけで、雫ちゃんがいない間に何をトチ狂ったのか怒涛のような更新をするねんねこさん。というわけで、しょーもない話がさらにあなたを苦しめる。読んだ後に『なんじゃそりゃ』とか言ってもらえればもう本望だす(笑)
なんにしろ、おかげでちょっとスランプ気味(爆)

>内容も、何だかとてもミステリアスで興味津々v
>でもこれ・・・・・・悲劇なんすか?(泣)はっぴーがいいよぅ。・・・・などとちょっとわがままを言ってみたり。
>いや、いいんだ。私の戯言っす。気にしないでー;

どうなんだろうねー(をい)
個人的にはそんな悲劇でもないかな、などと思ったりするんだけど。
人それぞれだから悲恋だよっ!とか言う人もいるかもしれないけれど、まあ、そーならないように頑張るっす。てか、あらすじ決まってるのになに頑張るの自分(笑)

>ああいう雰囲気の二人もとてもいい感じだし。アメリアはゼルのこと好きなんだよね。ゼルはアメリアのことどう思ってるのかなー?いつもどんな気持ちでアメリアのこと殺してきたのかな?うーん、やっぱし私にはゼルの気持ちってよくわかんないや。とりあえず、今まで好きじゃなかったとしても、今回の出会いでは好きになってくれるといいな。どっちにしても切ない結果が待ってそうだけど・・・。

まあ、ゼルはゼルはなりの想いがあるということでVv
回を追うごとに徐々にわかっていくはずですのん♪
とりあえず、今回はアメリアがどぎつい一言を容赦無く吐いてゼルを泣かせるといったことはないです(笑)
ない……はずです。

>連載たくさん抱えてて大変そうだけど、頑張ってねんv
>おいらはいつでもどこからかあなたを見守っているわーVv(ストーカーかい)

おっけー!!(笑)
なんだかんだ言って3月になっちゃったけど、暇をみてあっきーとみんなで会おうねぇぇVv
そろそろ例のぷろじぇくとも発動せねば(><)
というわけで、その詳細は雫ちゃんのご帰宅の後ということでvv
ではでは〜♪

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5959有機〜V千歳みさと 3/10-17:06
記事番号5853へのコメント

ねんねこさんは No.5853「運命迷宮案内・2」で書きました。

 こんにちは。はじめまして(だと思う・・・)
・・・すんません、自分記憶力無い上にしばらくネットから離れてたもんで、レスしたことあったかとかの記憶が・・・

 元ネタだと思われる京*迷宮案内、弟が寝てる時のみ見てます。
 弟が起きてると、有無を言わさず違う番組に変えられちゃうんですよ・・・

> 進級がかかっている定期試験。赤点など取れば進級できなく―――専門用語で言う『ダブり』に―――なってしまう。
>「ああああもうっ! どうしてこの世の中に化学というものがあるのかっ!」
「ああああもうっ! どうしてこの世の中に歴史というものがあるのかっ!」(笑)


>「えーと……エタノールを脱水するとエチレンになって―――」
> 声に出した方が覚え易い、と昔なにかで読んでからヴァルはそれを忠実に実行していた。ヴァルの言っている言葉の意味がまったく理解できないガウリイはとりあえずにこにこ笑みを浮かばせて様子を見守り―――
>「……それ、間違ってるぞ……」
>「へ!?」
> 後ろからかけられた声にヴァルは勢いよく振り返った。そこに立っていたのは、自分より年上そうな男。なぜか後悔しているように口を手で押さえているその男に、今にも詰め寄りそうな勢いでヴァルが口を開いた。
>「どこが!? 教えてくれ! 進級がかかってるんだよ!」
>「あー……いやその……
> 確かにエタノールを脱水すればエチレンができるが、それは温度を170度から180度にして、分子内脱水させた時のこと。脱水する時に120度から130度で行うと、エタノール二分子で分子間脱水が起こって、ジエチルエーテルが生成されるんだが―――高校の内容だぞ……それ……」
 きゃぁあ〜っv有機化学〜Vv

>「おれ、ヴァルって言うんだ。あんた、名前は?」
>「……ゼルガディス。ゼルガディス=グレイワーズ」
>「……ゼディガルス?」
>「……最初と最後しかあってない……ゼルガディスだ。ゼ・ル・ガ・デ・ィ・ス」
 うあ、お約束ですねー

>「あんた、おれの化学の家庭教師になるべしっ!」
 そして私と炭化水素について熱く語りあうべしっ!

 すいませ〜ん、ゼルを変な世界に引き込んじゃって。
 でも、ホント好きなんですよあそこらへんの話題。


[The day of・・・」共々応援してます。同時連載ですが、頑張ってくださいね。

それでは

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5969見つけた化学好きっ!!(><)ねんねこ E-mail URL3/11-02:13
記事番号5959へのコメント

千歳みさとさんは No.5959「有機〜V」で書きました。

> こんにちは。はじめまして(だと思う・・・)
>・・・すんません、自分記憶力無い上にしばらくネットから離れてたもんで、レスしたことあったかとかの記憶が・・・

はじめまして〜♪
みさとさんのお話、以前密かに読んでいました。
レスつけずにゴメンなさいです(汗)

> 元ネタだと思われる京*迷宮案内、弟が寝てる時のみ見てます。
> 弟が起きてると、有無を言わさず違う番組に変えられちゃうんですよ・・・

……寝てる?
あれって確か8時からだったと……場所によって違うのかしら……
もしかしたら、早寝早起きの弟さんなのかも……

>> 進級がかかっている定期試験。赤点など取れば進級できなく―――専門用語で言う『ダブり』に―――なってしまう。
>>「ああああもうっ! どうしてこの世の中に化学というものがあるのかっ!」
>「ああああもうっ! どうしてこの世の中に歴史というものがあるのかっ!」(笑)
以下同文っ!(笑)
世の中もう数学と化学さえあれば良いです。英語も要りません。
歴史……過去を振り返ってどないするっ! 未来を見ろ未来を!

>>「えーと……エタノールを脱水するとエチレンになって―――」
>> 声に出した方が覚え易い、と昔なにかで読んでからヴァルはそれを忠実に実行していた。ヴァルの言っている言葉の意味がまったく理解できないガウリイはとりあえずにこにこ笑みを浮かばせて様子を見守り―――
>>「……それ、間違ってるぞ……」
>>「へ!?」
>> 後ろからかけられた声にヴァルは勢いよく振り返った。そこに立っていたのは、自分より年上そうな男。なぜか後悔しているように口を手で押さえているその男に、今にも詰め寄りそうな勢いでヴァルが口を開いた。
>>「どこが!? 教えてくれ! 進級がかかってるんだよ!」
>>「あー……いやその……
>> 確かにエタノールを脱水すればエチレンができるが、それは温度を170度から180度にして、分子内脱水させた時のこと。脱水する時に120度から130度で行うと、エタノール二分子で分子間脱水が起こって、ジエチルエーテルが生成されるんだが―――高校の内容だぞ……それ……」
> きゃぁあ〜っv有機化学〜Vv

すごく初歩ですけどねぇ(苦笑)
あんまり専門的な分野になると語り出す習性があるので、深く突っ込めません。
有機と理論は任せろ! 化学平衡は嫌いですけどね。

>>「おれ、ヴァルって言うんだ。あんた、名前は?」
>>「……ゼルガディス。ゼルガディス=グレイワーズ」
>>「……ゼディガルス?」
>>「……最初と最後しかあってない……ゼルガディスだ。ゼ・ル・ガ・デ・ィ・ス」
> うあ、お約束ですねー

お約束なのも好きです(笑)
いろいろ考えましたよ。一度どこかに出たのじゃつまんねえとかいって。

>>「あんた、おれの化学の家庭教師になるべしっ!」
> そして私と炭化水素について熱く語りあうべしっ!
> すいませ〜ん、ゼルを変な世界に引き込んじゃって。
> でも、ホント好きなんですよあそこらへんの話題。

もう語り合いましょうようvv
みなさん化学は嫌いとしかいってくれないんですよう(泣)
ネットしてて初めて出会いました。化学好きさんに。

>[The day of・・・」共々応援してます。同時連載ですが、頑張ってくださいね。

はい!がんばります!
これからもよろしくお願いしますね♪
ではではねんねこでした。