◆−ALL FOR ONE ONE FOR ALL −斉藤ぐみ(3/11-14:41)No.5976
 ┗ALL FOR ONE ONE FOR ALL −斉藤ぐみ(3/11-15:28)No.5979
  ┣ぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!−ねんねこ(3/11-16:31)No.5982
  ┃┗ふんぎゃぁぁぁ!!あまいぃぃぃ−斉藤ぐみ(3/11-22:07)No.5986
  ┣いいのかな?どうでしょう管理人さん−斉藤ぐみ(3/13-08:59)No.6003
  ┃┗Re:いいのかな?どうでしょう管理人さん−一坪(3/13-16:22)No.6010
  ┗はじめまして−toto(3/13-20:24)No.6014
   ┗Re:はじめまして−斉藤ぐみ(3/13-23:47)No.6020


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5976ALL FOR ONE ONE FOR ALL 斉藤ぐみ E-mail 3/11-14:41



「ゼルガディスさん??」
ゼルガディスの瞳の色が少しおかしい事に気づいたアメリアは、ゼルガディスの名前を呼んでみた。
「なんだ?アメリア?」
アメリアの瞳を見ると…もとの鴉色に戻っていた。
「大丈夫だ…アメリア。もうすぐ、お前は開放される…。こんな男からも…この国からも…」
ゼルガディスはそう言うとレティストを睨み見た。
また紅い瞳で・・・
「ゼルガディスさん?!」
アメリアが、呼んだのと同時にゼルガディスは、魔法をレティストに放った。
【ダイナスト・ブレス!】
レティストはあっさりと交わし、ゼルガディスに魔法を叩きこむ!
【アーク・ブラス!】
ゼルガディスもあっさり交わし、剣を引き抜く。
【アストラル・バイン】
「っく」
レティストは少しうめきながらも、剣を抜く。
レティストの剣は、黒魔法の大国の秘宝。
光の剣まではいかないが、かなりの切れ味を持った魔法剣である。
ファイヤーボールもやすやすと打ち砕く代物である。
ぎぃぃん!
剣と剣が重なる音がする。
「っあぁぁあああ!!!」
ゼルガディスが、さらに力をこめて、剣を押す。
レティストは・…押され負けて…
ざしゅっ!!

斬られた

「っ!!」
アメリアが、声にならない悲鳴を上げる。
「ナゼ…俺が…負けるんだ…おまのような奴に……アメリアは……渡さない…」
斬られてもなおアメリアに近づくレティスト。
「アメリア…」
手を伸ばすが…
「うるさいな…お前なんかが、アメリアの名前を呼ぶな…汚らわしい…」
ゼルガディスは、アメリアとレティストの間に立ち呪文を唱え…放とうとするが…
「ゼルガディスさん!もう良いです!もう相手は動けません!人を殺さないで!お願いです!」
するとゼルガディスはかまわず、レティストを…
「ヴィヴェイルハウル」
焼き尽くしてしまった。
「!」
アメリアは絶句した。
「アメリア…もう、お前を邪魔するものは後…この国だけだ…早く開放して欲しいだろう?だったら…俺が開放してやる…。」
ゼルガディスはアメリアが知らない呪文を唱えつつアメリアを抱く。
「これで終わりだ…すべて…」
ゼルガディスは、蛍のような光を部屋に浮かばせると、レイウイングで、なるべくセイルーンから離れる。
その後に、いつのまにかリナとガウリイも居た。
ある程度はなれて、ゼルガディスが、囁いた。
【デーバ】

最初は、何も聞こえないほどうるさい爆音が響いた。
アメリアは、セイルーンのほうを振りかえったが…
「!!!!!」
何も無い廃墟となっていた。
「うぁ・・・」
アメリアが、恐怖で身体か震える。
「アメリア…もう心配しなくて良い…もうお前を苦しめるものは無いからな…」
甘く切ない響きを感じさせる声で、ゼルガディスは言った。
「あ・・・・私が…セイルーンを…今まで…父さんが守ってきたものを…?」
アメリアの瞳がいっきに曇った。
「あ・・・ぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」
アメリアは、それから一晩中泣き続けた。

【続く】

***********************************
こんにちは。
一応、レティストとゼルガディスの決着がつきました。
これから、ゼルガディスがだんだんおかしくなっていきます。
ゼル好きなかたはやめたほうが良いかも。
後、ゼルがアメリアに激ラブ甘甘がいやだというお方も…
ではでは。
また次でお会いしましょう。
斉藤ぐみ



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5979ALL FOR ONE ONE FOR ALL 斉藤ぐみ E-mail 3/11-15:28
記事番号5976へのコメント

アメリアはしばらく震えが止まらずリナやゼルが交代で付き添った。
無理も無い。
自分の国が、消えてしまったのだから。
それも一瞬にして・…
しかも、アメリアの想い人・ゼルガディスのてによって・・・


「アメリア?まだダメ?」
「っく・・・ひっく・・・」
リナが問いかけてもアメリアは、ただ泣いているだけ。
「…アメリア…話があるの…」
いつになく、真面目な声に、アメリアはリナを見た。

ざぁぁぁぁぁ
強い風が吹いた。


「え・・・・・・・・」

信じられない事だった…



「ゼル。後悔してないよな?」
ガウリイが、ちびちびと酒を飲みながら聞いてくる。
「勿論だ。」
ゼルガディスはきっぱり答えた。
「それにしてもよく止めなかったな…国を消したのに…」
ガウリイがグラスを机に置く。
「……良いとは言わない。沢山の奴を犠牲にした…まぁ…住民は、俺とリナで逃がしたが…セイルーンのお偉い奴はすべて殺したんだ。だけど…」
「だけど?」
「止める気なんてさらさら無かったよ。アメリアを精神的にどんどん追い詰めていったのは…ある意味そいつらなんだからな…リナもそう思ってるはずだ…」
ガウリイは、グラスに入っているすべての、酒を一気に飲み干した。
「それに・・・おまえさんは・・・」




ざぁぁぁぁぁぁっ
強い風が外で吹いている。





「もう…」
ガウリイは悲しそうな空色の瞳で、紅い瞳のゼルガディスを見た。



「ゼルはね…もう…」
リナの朱色の瞳がゆれる。
涙・・・



「死んでしまうのよ…もうそんなに長くないのよ…」
ふいに、リナの前髪がゆれ、リナの表情を隠す。




「お前さんは、もう長くないんだろ?あと半年持つか持たないか…なんだろ?」
ゼルガディスは笑って見せた。
「ああ。」



ざぁぁぁぁぁぁぁ
風がどんどん強くなっていく。


「あと2ヶ月だ…俺が生きていられるのは…」



アメリアは、愕然とした。
涙ももう出ていなかった。
「どうして???」
リナは顔を上げた。
頬には、涙の筋が沢山ついている。
「ゼルの瞳…見た?」
「はい。紅い瞳でした…」
「ゼルの祖父レゾの事は知ってるわよね?」
「はい。シャブラニグドゥに乗っ取られて、最後はリナさんが…」
「そう・・・で、そのレゾの血を引いているゼルにも乗っ取られる危険性があって、レゾはゼルを合成獣にした…ゼルはそれを知らないで、合成獣から人に戻ったとたん…レゾの血…というよりシャブラニグドゥの意識を目覚めさせてしまったの…」
「そんな…」
「今度ばかりは私も何も出来ないの…せめて覚醒する前に・…ゼルをシャブラニグドゥごと殺す事しか…」
アメリアは、ゆっくりとベットから起き、ゼルの元へ急いだ。

「ゼルガディスさん…」
他の部屋でゼルとガウリイが話していた。
其処にアメリアが姿を見せた。
「アメリア…大丈夫なのか?」

ゼルは言った…紅い色の瞳で…

「ゼルガディスさんの中にシャブラニグドゥがいるって…ほんとですか?」
ゼルは目を見開き…
ゆっくりとアメリアを抱き抱えるとガウリイに言った。
「悪いが、席をはずしてくれないか??」
「分かった」
ガウリイは、愛用の剣だけ持って、リナがいる部屋に行った。

ゼルは、まずアメリアをベットの上に寝かせその上に覆い被さる。
「もう…俺の意識は、シャブニグドゥに汚染されかかっている。俺がこの世でいま意識を保っていられるのは、お前がいるからなんだ…アメリア…」
ゼルは、アメリアにキスをする。
触れるだけの軽いキス。
「お前を必要としたから、お前と俺との間にある邪魔なものすべてを消したんだ…」
耳元で囁きながらゼルガディスはアメリアの首筋に指をはわせる。
「お前を失ったら、俺の中のシャブラニグドゥはすぐに俺の負の感情を糧として暴走を始める。」
鎖骨のあたりに、赤いキスマークがつけられる。
アメリアは、ゼルガディスの背中に手を回す。
「ゼルガディスさん…愛しています…ずっと…ずっと…だから逝かないで…どこにも・・・」
「ずっと、ここにいる・・・」
ゼルガディスは自分のマントを脱ぎ捨てた…






翌朝から、ゼルガディスはずっとアメリアのそばを離れなかった。
アメリアもまた、ゼルガディスのそばを離れなかった。

シャブラニグドゥが、ゼルガディスの身体を乗っ取るまで…

続く









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5982ぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!ねんねこ E-mail URL3/11-16:31
記事番号5979へのコメント

ねんねこです。
タイトルに全ての思いを込めてみました。

ああ、ゼルぅぅぅぅぅぅっ!(泣)
レゾだけでなくゼルまでも部下S(こう書くと一気にその恐ろしさが激減)の間の手にかかっていたとはっ!
紅い瞳、というところからそうなのかな?とは思っていたのですが、アメリアのごとくきっと瞳に赤き炎を灯しているんだわと思い込んでいたねんねこさん……

あああ、続きが気になりますね〜(どきどき)
部下S(こう書くな自分)にのっとられたゼルとアメリアの運命はいかにっ!
楽しみにしておりまする。

それではねんねこでした。

追伸。
先日はわざわざメールをありがとうございます(><)
返事を送ろうにも携帯の方じゃ失礼かなと思っていたので(汗)
パソメールの方に近々返事を送らせてください。
それでは。



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5986ふんぎゃぁぁぁ!!あまいぃぃぃ斉藤ぐみ E-mail 3/11-22:07
記事番号5982へのコメント


>ねんねこです。
>タイトルに全ての思いを込めてみました。
こんにちは^^タイトル見て、すぐねんねこさんの思いが伝わりました^^
>ああ、ゼルぅぅぅぅぅぅっ!(泣)
>レゾだけでなくゼルまでも部下S(こう書くと一気にその恐ろしさが激減)の間の手にかかっていたとはっ!
>紅い瞳、というところからそうなのかな?とは思っていたのですが、アメリアのごとくきっと瞳に赤き炎を灯しているんだわと思い込んでいたねんねこさん……
はい!手にかかってしまいました^^;
>あああ、続きが気になりますね〜(どきどき)
>部下S(こう書くな自分)にのっとられたゼルとアメリアの運命はいかにっ!
どうなるでしょう?
ハッピーエンドかバットエンドか?
どうなんだおい>ゼル
そうですよう!>アメリア
ふふふふ>ぐみ
こいつの事だから絶対バットエンドになるに決まっている!>ゼル
そんなぁ〜>アメリア
さてね《にやり》>ぐみ
お前…自分で書いといて俺に嫉妬しているだろう…>ゼル
そのとーり!!いつのまにか激甘らぶらぶになってしまって…私のアメリア返せ!>ぐみ
残念だが、諦めろ。アメリアは俺にぞっこんなんだ!>ゼル
ゼルガディスさん(はあと)>アメリア
ちくしょぉ!不幸のどん底に突き落としてやるぅぅぅ!!!>ぐみ

すいません(汗)


>楽しみにしておりまする。
私も、自分で先が見えないので、自分でも楽しみにしちゃってます《おい》
>それではねんねこでした。
それでは〜

>
>追伸。
>先日はわざわざメールをありがとうございます(><)
>返事を送ろうにも携帯の方じゃ失礼かなと思っていたので(汗)
>パソメールの方に近々返事を送らせてください。
>それでは。
>
>
>

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6003いいのかな?どうでしょう管理人さん斉藤ぐみ 3/13-08:59
記事番号5979へのコメント

ALL・・・なんですがちょっと・・・な部分がありまして・・なるべく抑えたつもりなんですが・・大丈夫ですか?あの某少女まんがのり〇んでさえ、・・・な部分あるのでこれぐらいだったら大丈夫だとおもったんですが、どうでしょう?

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6010Re:いいのかな?どうでしょう管理人さん一坪 E-mail 3/13-16:22
記事番号6003へのコメント

いつもお世話になってます。自称管理人の一坪です。

「・・・な部分」というのが、どの部分なのか明記されてないので、
勝手に〇×△な部分だと判断してお答えします。(笑)

結論から言うと、これぐらいならOKだと思います。
直接的な表現じゃなく匂わす程度なら。
まあ、ひょっとしたらこれでも不快に思う人がいるかもしれないので、
とりあえず、そのことに気をとめていただければ、ありがたいです。

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6014はじめましてtoto E-mail 3/13-20:24
記事番号5979へのコメント

初めまして、totoと申します。どうぞ宜しくお願いします。
感想などつけさせていただきます。
実はR指定コメントを見て思わずどんなんと思って読んでしまいました。(笑)
でもすごく面白かったです。ゼルアメのシリアスで大人ムードというのは、
あまり読んだことなかったけど、構成がしっかりしているので入りやすくて、
素敵ですね。感想書くの下手ですみません、ではこの辺で。
ちなみに、○×に関しては、話の流れで自然だし全然OKだと私的には思います。

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6020Re:はじめまして斉藤ぐみ E-mail 3/13-23:47
記事番号6014へのコメント


>
>初めまして、totoと申します。どうぞ宜しくお願いします。
はじめまして。こちらこそ宜しくお願いします。
>感想などつけさせていただきます。
>実はR指定コメントを見て思わずどんなんと思って読んでしまいました。(笑)
あははは。(笑う事か)私も、いろんな小説読むときにR指定等の話は…私も思わず見ちゃいますねぇ。
>でもすごく面白かったです。ゼルアメのシリアスで大人ムードというのは、
>あまり読んだことなかったけど、構成がしっかりしているので入りやすくて、
>素敵ですね。感想書くの下手ですみません、ではこの辺で。
ありがとうございます!嬉しい限りです!!
>ちなみに、○×に関しては、話の流れで自然だし全然OKだと私的には思います。
これまた勿体無いおことばっ!
これからもよろしくです^^
斉藤ぐみ