◆−BE PARASITIC NIGHTMARE 3−あんでぃ(3/13-17:31)No.6012
 ┣あああ、がむばれっ!リナ&グリーブ!−あごん(3/13-23:31)No.6019
 ┃┗あああああ、ありがとうございます!!−あんでぃ(3/14-09:31)No.6025
 ┣まってたぴよょ〜ん(←もう古いか・・・)−ゆえ(3/15-17:04)No.6057
 ┃┗まっててもらえたぴよょょ〜ん♪(←いえいえ、まだまだ)−あんでぃ(3/15-19:11)No.6058
 ┗BE PARASITIC NIGHTMARE 4−あんでぃ(3/22-20:51)No.6134
  ┣をっ!続きだっ!−みてい(3/23-01:01)No.6140
  ┃┗ピンクのメガホン装備予定です(意味不明)−あんでぃ(3/23-12:34)No.6147
  ┗みどりは大切に(笑)−ゆえ(3/23-08:18)No.6141
   ┗夜道にも気を付けて(笑)−あんでぃ(3/23-13:07)No.6148


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6012BE PARASITIC NIGHTMARE 3あんでぃ E-mail 3/13-17:31



やっと試験が終了しました!!
よって投稿させていただきます。最後までおつきあいのほどよろしくお願いいたします!

どうぞっ!

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BE PARASITIC NIGHTMARE 3  

  
  ―――――目の前にただ一つだけあるドア。それ以外は何もない・・・・
  そんな道無き道を必死に走る、そのドアに向かって。
  早く開けなくちゃ!・・・・・そう思うのになかなかドアの前にたどり着けない。
  ここがどこなのか、なぜ自分がこんな所にいるのか・・・ふとそんな疑問と不安でいっぱいになる。
  でも、今はそんな事は言っていられない。理由はわからないが、急がなくては。
  目の前にあるドア、そこを開ければそんな疑問も不安も解決できるような気がした・・・ 
  やっとの事で自分はドアを開ける。・・・しかしそこには―――――――
  ・・・・・・・・・・・・っ!!
  忘れていたかった、いっそ消してしまいたい忌々しい記憶、そして喪失感・・・・・
  ダメだよ戻ってきて!・・・・戻ってきて、行かないで!!
  誰でもいいから助けて!早くして!早くっ!!
  何とかしなくちゃ!早くしなくちゃ!私には無理だよ?!誰かたすけて!
  誰か――――――――――!


「・・・・・っ――――!」
リナは勢いよくベッドから身を起こす。
セイルーンを出てまだ一日も経っていない。近くにあった小さな村の小さな宿屋。
そして、なんて事のない普通の夜・・・のはずである。大部分の人にとっては。
リナは自分の口を押さえてつけていた両手をゆっくりと離し、止めていた息をそっと吸う。
ふー―――・・・・
リナは物音を立てないようにそっとため息をついた。
今は冬のはずなのに全身汗まみれ、それでいて体の芯から冷えているような奇妙な感覚・・・リナは震える自分の体を自分の両腕で引き寄せた。
枕の隣ではチロルがすやすやと眠っている。
――――・・・・・いつからだろう・・・?夜中に声を立てないように気をつけるようになったのは。
――――いつからだろう?夜が、血が怖いと思うようになったのは・・・・
リナはもう今日はきっと眠れない。もう目が冴えてしまっている・・・・・・
リナはベッドから降り、窓際から外を見る。カーテンの向こうの景色は、少しずつ明るくなってきている。
もう夜は終わり、朝が来る。朝が来ればもう何も怖くないはずだ・・・・・しかし、
久しぶりに見た悪夢にリナは抵抗する事ができない。もう、起きてしまった事実は変える事ができないのと同じように・・・・
――――この『悪夢』から逃れることができないのだ・・・・・

 
「・・・・・おう、早いな」
もうすでに起きていたリナにグリーブは声をかける。
この村に一軒しかない宿屋の下にあるこれまた一軒しかない食堂、そこでリナはホットミルクを飲みながら外の景色を見ていた。

リナ=セイムネス=ガブリエフ
希代の魔道士リナ=インバースの曾孫である彼女はその容姿も曾祖母にそっくりであった。曾祖母ほどではないものの、やはり小柄だったし、挑戦的な瞳も同じであった。
しかし彼女はその曾祖母のような魔道士にはならなかった。いや、なれなかったとも言うかもしれない。
そのかわりに彼女は幼馴染みであり、セイルーンの王女であるリゼアにもらった魔力のこもった強力なナックルを使いこなす格闘家である。
そんな彼女の唯一の救いは、性格が曾祖母よりも曾祖父よりでのほほんだった事か・・・・・・まあ、それが良い事とも言いにくいが。

太陽が昇り、村を照らす。そんな中で懸命に働く村人たち・・・・
外をボーっと見ていたリナはグリーブのほうを見ずにポツリとつぶやいた。
「平和に見えるね、この村・・・・」
「平和なんじゃないのか?特に変な所は見あたらねえけど」
リナの言葉にテーブルについたグリーブはリナの見ているほうの外を見る。

グリーブ=グリス
リナ、リゼアと共に幼馴染みで強力な魔法剣士である。小さい頃からリナの母親を魔法の師、父親をのを師としていた。そして現在はリナの家に伝わっている家宝、伝説の魔剣ブラストソードを継承を拒否したリナの代わりに持っている。
その剣を持つかわりに師達からリナの保護者を命じられ、まあそれだけが理由ではないが・・・・・現在一緒に旅をしている。

特に何の問題も無さそうに見える。むしろ村の人々は笑顔で働いているのだから、心配する方が問題あるだろう。
「・・・・何かあったのか?」
グリーブは、リナに尋ねる。
リナの様子がおかしい、こんな様子なのも今日が初めてではない。
しかし、リナがそれについて話してくれた事は一度もない。いつも自分一人の問題として、他の人間には決して話さない。
「よそ者の私たちにはこの村の人が幸せそうに見える。でも本当に幸せかなんて、本人たちにしかわかんないんだよね。今本当に何の問題もないかなんて本人たち以外誰にも分からないよ、きっと・・・。考えてみたの、本人の気持ちは本人にしかわからないのかなぁ?ってね。・・・・そうじゃあないと、いいね」
言ってリナはにっこり笑う。しかし、すぐに怒ったように頬をふくらませる。
「大体さあ、グリーブが起きてくるのが遅いんだよ!そうじゃなきゃこんな変な事考え込んだりしないんだから!まったく、いつまで待ったと思ってるの?早くご飯食べちゃおうよ!すみませーん!!メニューください!」
リナは突然いつもの様子に戻って元気に朝食選びをしている。
・・・・・はあ・・・・
そんな様子にグリーブは小さくため息を漏らしたのだった。
(自分じゃない誰かが何を感じてるか、本人以外の人間にはわかる訳ねぇな・・・・でも知りたいと思うのが人間なんじゃないかと、俺は思うけどな・・・・)
リナの様子がどうして変なのか、予想はついている。
しかしその事はきっと、リナを余計傷つける・・・・そんな気がした。だからグリーブは何も言わなかった。


地図を頼りに道を進む。そしてたどり着いた場所が・・・・・
「また・・・・ここか?」
うんざりしたようにグリーブはそう言った。
そう、ここは普通の地図には無い森の中――――チロルのいた森である。
「ここって、セイルーン王国の私有地・・・って言うかリナおねぇちゃんたちの私有地だったんだ・・・・すっごいね」
リナが感心したようにつぶやいた。
「・・・やっぱり管理人みたいなのがいるってここに書いてあるぞ、とりあえずそっち探そうぜ」
グリーブが地図をに書いてある説明を指差してそう言った。
地図には、“ここの森を任せてる人がいるから、その人に案内してもらいなさい!”と書いてあった。本当に準備のいい人である。
「どうやって探すの・・・・?」
リナが暗い森を見て困ったようにグリーブに向かって言った。
「んなこと言われてもなあ・・・・こいつに聞いてみるか?」
言ってリナの服にあるフードの中にいるチロルを指差す。チロルを拾った(?)のはこの森の中だ、チロルならばこの森について詳しく知っているかもしれない。
「ダメだよ、この森に来てからずっと元気ないもん。この森にいるのはまだ辛いんだよ、きっと・・・・だからそっとしといてあげようよ」
チロルは、先ほどからフードの中に入ったきり出てこようとしない。この森で自分の親を殺されたのだ、元気が無くて当然である。
「あのー・・・・・リナ様とグリーブ様でいらっしゃいますか?」
控えめな声にリナとグリーブはなんとなく少し警戒して振り向く。
途方にくれた二人の前に現れた男性は少しぼろぼろになりながらもこちらにやってきた。
あんまりかっこよくないが・・・・しかし、人の良さそうなオーラが全身からにじみ出ている。こんな芸当魔族はおろか、人間であってもなかなかできない。
「・・・・そうだけど、あんたは?」
とりあえず人間だろうと、グリーブは尋ねかえす。
「ええと・・・僕はこの森の管理を命じられている、モリーウン=イージェアでございます。セイルーンでリナ様からの連絡をもらった後、なかなかこちらにいらっしゃらないので探しに参りました・・・・でも、案内する必要が無かったみたいですね・・・・もう扉の場所まで来てしまっていますし・・・・・あ〜あ、僕の仕事終わっちゃったなぁ・・・・・」
困ったように後ろ頭をかきながらモリーウンはそう言った。
「あなたが管理人の人だったんだ・・・・なんか道に迷っちゃってここまで来たんだけど・・・・って、ええ!!」
リナは慌ててモリーウンの指さした石碑の方を見る。そこには何か文字が刻まれた石碑があるのみ、後はただの森だ。
「あの〜・・・もしもし?扉ってどこですかですか?石碑しかないじゃないですか」
リナが困った顔のモリーウンに聞く。
「えっとですね。簡単に言ってしまうと、この石碑がカギです。この石碑に刻まれている言葉読めます?“我等が守り神、真に必要としている者のみにこの扉は開かれん”です」
「この石碑がか?なんか怪しいなぁ・・・・まるっきりありがちなパターンじゃねえか。あのハデ好きのリナさんがこんなワンパターンで来るのか?」
モリーウンの言葉にグリーブがうさんくさそうに答える。
「この扉を作ったのはリナ様ですが、考えたのはガウリイ様です。なんでも二人の合作という事ですので・・・・それに、この扉のカギはグリーブ様が持っていらっしゃいますようですし、その使いみちがガウリイ様の意思を継いでいれば開くようになっている、という事だそうです」
モリーウンがグリーブの背中にあるブラストソードを指差しそう言った。
『グリーブ、その剣はオレがリナを守るために手に入れて使った剣だ。・・・・・お前ならその剣の使い方を間違えないと信じてるからな・・・・・』
“我らが守り神〜”・・・・・大事な女(ひと)を守るための剣。確かに“守り神”だ。
ガウリイがグリーブに言ったあの言葉は、この事を意味していたのだろうか・・・・?
(違う、それだけじゃない・・・・・。きっと。それがわかる日がいつか来るのかもな・・・・・)
グリーブは石碑に背中にさしていた剣を抜き、石碑にかざす。
すると、石碑に刻まれていた文字が光りだし、その光が地面へと落ち巨大な魔法陣を描きリナとグリーブを囲む。
「なんだぁ?!すごい技術だな!これ。本当に剣がカギだ!!」
「わあぉ!すっごーい!!さっすがリナおねぇちゃんだねぇ」
グリーブとリナが感嘆の言葉をもらした直後に、二人の姿はその場から消えた。
「・・・・・・・・・・・・って、あれ?僕は入れないんですか?・・・・ちょっと中がどうなっているのか興味あったんですけど。セイルーンの王達と魔道士協会からこの森の管理を任された人間としては・・・・・・・」
ぼろぼろになってまで二人を探したあげくに、一人置いて行かれたモリーウンは、とぼとぼと再びこの森を管理するための部屋に戻ったのであった。


二人が現れた場所は先ほどの森とは明らかに違う場所であった。
そこは暗くて湿っぽく、そして地面がない。法則通り二人は重力に従い自由落下する。
「浮遊(レビテーション)!」
グリーブはリナを抱え呪文を開放する。グリーブにしがみついていたリナは慌ててチロルが落ちないようにフードを押さえる。
ややあって、かなり深くまで落ちた二人と一匹はどうにか地面に降り立つ。
「ありがとグリーブ、助かった。・・・・・ねぇ、ここすごい、ひろーい・・・・」
リナがあたりを見回し驚いたような声を漏らす。一方チロルはリナのフードから降り立ち、足元に映った自分の姿と魔法陣とにらめっこをしていた。
リナ達が降り立った場所はとてつもなく広いホールのような場所だった。
鏡のように自分の姿が映る足元の石畳、ひんやりとしていてやや薄暗くあたりには結界なのだろう、魔法陣のようなものがとても大きく描かれていた。
「ここに一体何があるんだ?」
「リナおねぇちゃんも何があるのか教えてくれなかったよね・・・・あ、こっちに何かあるよ。行ってみよ」
魔法陣の中心に当たる場所に祭壇があった。高く作られたその場所のてっぺんには宝珠(オーブ)が置いてある。
その宝珠(オーブ)はまるで宝石のように細かくカットされ燦然と輝いている。向こう側が見えるのではなかと思うぐらいに透明度が高いのに、それは銀色に輝いていた。銀色なのに透明度が高い。ありえるはずのない事なのにそれが事実である、そんな不思議なオーブだった。
きゅういんっ!
チロルが魔法陣の上を沿って歩いていたが、祭壇の近くにいるリナの所まで来ると、軽く鳴いた。

半生甲冑、封魔装甲ゼナファ―――――暴走し、魔獣になってしまった失敗作であるザナッファーさえもそれはサイラーグという街を滅びに導いたという伝説があるほど強力なもの・・・・・
異界黙示録(クレアバイブル)に創り方を記されていた、危険で強力な学習能力までもある生き物(?)だ。
そしてゼナファという言葉には “魔を律する”という意味があるのだという。
その伝説の甲冑に、元になった生き物がいたとしたら・・・・・?
それが“幻獣ゼギモルエ”一族である。

『チロルは恐らくその“幻獣ゼギモルエ”の一族の子供だと思う』
王に挨拶に行っている間にチロルの事を王立図書館(リナ達は顔パスで入れる)まで行って調べてくれた曾祖母リナの言葉を、リナは思い出す。

――――幻獣ゼギモルエ
普段は温厚な性格をしているおとなしい生き物である。
しかし、自分もしくは自分の仲間に危険が及ぶと白い体毛は黒く変化し、まるで赤眼の魔王をほうふつとさせるような真っ赤な瞳に変化する。そしてその性格も一変し、鋭い鉤爪で敵をなぎ倒す獰猛な生き物になる。
アストラルサイドと実際の空間、両方の魔力の流れを操作する能力を持つ。
幻獣と呼ばれるゆえんはゼギモルエの子供の血に延命の効果があるための乱獲により、その数が激変しているため、もうほとんど見ることができないからである。

魔道書にはそう、記されていた。
『その仔は恐らく、幻獣ゼギモルエの子供ね・・・・まさか、あたしたちの森にいるなんて知らなかったわ・・・ねえリナ、あんたがこの仔を連れていく事で、いろいろ辛い事もあるかもしれない・・・・でも結局、自分の未来をどう決めるかはリナ・・・・・あんた自身よ』
まだ子供であるチロルでさえも魔法陣の中に流れている魔力を無意識のうちに感じ取っていたのだろうか・・・・・?
そうだとしたら、チロルはかなり強い力を持った子供なのかもしれない。しかしそれでもまだ子供、独りでは生きていけない・・・・
リナはチロルをそっと抱き上げ、グリーブの頭の上に乗せる。
乱獲・・・・・・・一時期エルフも人間から似たようなメにあっていた事もらしい。それが原因で今でも人間を嫌うエルフは存在するのだ・・・・・
(チロルと・・・・・幻獣と呼ばれるようになってしまったゼギモルエとは、一部のエルフ達と人間たちの様に険悪な関係になりたくないな・・・・・リナおねぇちゃんはその事をあたしに言いたかったのかな?)
突然、グリーブは後ろから考え込んでいるリナの髪の毛をくしゃくしゃっと・・・いや、ぐしゃぐしゃにかき混ぜる。
「いたい!いたたたた!!―――――――何するの!?」
「まーた、お前一人の世界入ってたぞ。いつも考え込むクセはやめろって言ってるだろうが。その間俺ヒマだから。それより早くあのオーブがリナさんの言ってたもんなんだろ?きっと。だったら早く取ってさっさと帰ろうぜ」
乱暴に髪の毛をかき回され、頭を押さえてグリーブを睨みつけるリナ。しかし一方グリーブはどこ吹く風であくびなんてしながらあっさりとそう答えた。
「なんかごまかされた気分・・・まあいいか、んじゃグリーブ肩貸してね!とりゃっ!」
「うわぁ!」
リナは仕返しにグリーブの肩を踏み台にして思い切りジャンプする。そして一気に祭壇の上まで登ると、そっと宝珠(オーブ)を取る。
ちなみに踏み台にされたグリーブは地面に転がっていた。転びながらもチロルをきちんとさりげなくキャッチするあたりたいしたものである。
「ってぇな!あぶねえだろうが!!」
「だぁって、ここ階段ないんだもん。あたしあんまり浮遊(レビテーション)使いたくないしぃ。また魔力尽きて誰かさんに迷惑かけたくないからぁ〜♪」
グリーブの当然の抗議の声に今度はリナがどこ吹く風で答える。
(こ、このヤロ・・・・/怒)
その場に座り込んでぷるぷると軽く怒りに震えているグリーブのことなどお構いなしに、リナは祭壇の上から軽やかにすとんっと飛び降りてくる。
「さぁて♪たぶんこれがリナおねぇちゃんの言ってたものよね!無事回収したし、さあ早く帰ろ〜う!!」
グリーブに向けて手を差し伸べながら、リナはあっさりとそう言った。
その手を取って立ち上がりながら、グリーブは言った。
「・・・・・・で、出口はどこだ?」
「・・・・・え゛?」
リナはその言葉にたらりと汗を流す。
ここに来た時に出てきたのははるか上空、しかも何も無い所から出てきたのだ。
入り口が無い、そんなところからどうやって出るのか?
「・・・・思い切ってグリーブが竜破斬(ドラグ・スレイブ)でここを吹き飛ばすって言うのは?」
「あのなあ・・・そんな所ばっかしリナさんに似るな!!この付近に人がいないとは限らねぇだろうが!大体ここはリナさんの私有地だ、吹っ飛ばしたら俺たちが生きて帰れると思うか?!」
リナの身もふたもない提案をグリーブはあっさりと却下する。
「思わない・・・そっか。・・・・まあ、とにかく今は出口を探すのが先ね。チロルには何かわかんないかしら?この仔もまがりなりにも幻獣だし。チロル、出口がわかったりしない?」
チロルを下に降ろしてみると、なぜか鼻をフンフンさせ(必要がない気がするが)何かを探すように歩き始める。他にどうすることもできず、その後をリナとグリーブはついて行く。

冷たい床、薄暗く密閉された広い地下・・・・・・・・・・・出口が見つからない迷宮(ラビリンス)
今日見た悪夢と酷似している風景がリナを言いようのない不安にさせていた。
(早く出たい・・・・・・ここから、早く)
「大丈夫かリナ?寒いか?」
グリーブの言葉にリナははっと顔を上げる。そしてそこでやっと自分で自分の方を抱いている事に気付く。
「あ・・・うん、ちょっとだけね」
「ちょっとか?顔色悪いぞ、お前」
先ほどに比べて、リナの顔色がだんだん青白くなってきていた。不安、焦りがこんなにもリナの中に蓄積されていたのだ。
今チロルの歩いている方は、魔力の流れが強い所であろう。リナは正体不明の宝珠(オーブ)も持っている。もしかしたらその影響もあるのかもしれない。
「何かだんだん・・・・・・ううん、こっちに来るにつれて何か嫌な感じがするだけ。たいした事は無いよ」
宝珠(オーブ)を右手に持ったままリナはグリーブにそう言った。
きゅううううーん!!
「なに!?どうしたのチロル!?」
「どーした白モコ!!」
先に行ったチロルの鳴き声に二人が慌てて駆け寄る。そこには・・・・・・・
目を回してふらふらしているチロルがいたのだった。


魔力が一番強く集結している場所。
そこにあったのは、さんさんと輝く記録球(メモリーオーブ)。今度のは先ほどの物とはうって変わって普通の丸いものである。しかしその記録球(メモリーオーブ)から発せられている魔力は尋常ではない。
「すごいなこの魔力。これだけの力が溢れてたら、こいつまだ子供だし目ぇ回して当然か」
チロルを肩に乗せグリーブは記録球(メモリーオーブ)を見つめる。
「特に変なところもねえみたいだし大丈夫だな・・・・おし、リナこっち来ていいぞ」
「このオーブは一体何なんだろうね?何かの記録球(メモリーオーブ)みたいだけど」
リナはその記録球(メモリーオーブ)にそっと触れる。瞬間、リナの持っていた宝珠(オーブ)がかすかに反応する。今度はこの宝珠(オーブ)がカギだったようだ。そしてリナの中に何かが頭に流れ込んできた。
それは、かつてリナの曾祖母――――自分が名前をもらった者が、ある事を知ってしまったが故に起きた事件の記録・・・・・リナ=インバースの歴史・・・・
(これは、この世界の赤眼の魔王よりも上に位置する存在、・・・・金色の魔王の記録?)
それは、かつてほんの少しだけ聞いた事があった。“リナ=インバース”がその事を知っているがために魔族に狙われた日々・・・・そしてこの魔王の力を借りた術によって二体の魔王を滅ぼした事も。

『あんたには、“あの魔王たち”について詳しい事を教えるつもりは無かった。わざわざ魔族に狙われるような事をする必要も無いしね。でも、もしもこれを知る事でしかこれから先の事態がどうにもできないようなら・・・・・・その時のためにここに記録は残しておくわ』

頭の中に響く声、それはまぎれもなく自分の曾祖母の声だった。そして、今までいくらせがんでも教えてくれなかった“あの者”の真実を今リナは理解した。
しかし、決して自分の魔力が大きくない事は自覚している。巨大な魔力を誇っていたリナ=インバースでさえ制御に失敗するほど巨大な“あの者”の術を制御する自信はリナには無かった。
――――でも・・・・・・

『それからもうひとつ、あたしも今はまだはっきりとは分からないけど、あんたなら気付いたわよね?“あの可能性”に。ここから先はあんたが真実を見つけなさい。そのかわりにそのヒントになりそうなもの――――あの石はあげるから』

(――――あの可能性・・・・)
リナは祭壇から取った宝珠(オーブ)を見つめる。
もらったこの石が、あの可能性を一気に確信に近づけていた・・・・・しかし、完全なる知識まではまだ遠い・・・・・・
(現役を引退しているとはいえ、あの希代の天才魔道士リナ=インバースでさえもまだ完全に解明していない“あの可能性”を自分が見つける・・・・・)
確かにこれを完全に理解する事が出来たら多少の魔族どころか高位の魔族でさえもメではないだろう・・・・・しかし、これも金色の魔王同様かなりのリスクを伴うものである事は間違えない。
・・・・・・・・・・・・・・それでも!
「誰かから教えてもらうんじゃなくって、自分で真実を見つける・・・・面白いじゃない!やってやるわ!ねっ?グリーブ」
「はぁ?何をだ?」
グリーブが理解できないのか不思議そうに聞き返す。記録球(メモリーオーブ)に記録されていたものは、どうやらリナの頭の中に直接伝わっていてグリーブには聞こえていなかったようだ。
「なんでもいいの!大切なのは真実の追究よ!!と、ゆーわけで私はここの出口を探してくるから、グリーブもそのメモリーオーブに記録されていた事見てみて!じゃ!!」
それだけ言うとリナはそそくさと部屋を出て行ってしまう。
「一人で大丈夫か・・・・?まあ変な気配も無いし、いいか」
(早くこの場所から離れたかったみたいだしな)
心の中でそうつぶやく。やはりリナの持っていた宝珠(オーブ)がリナの体に何らかの影響を与えていたようだ。その状態でこの場にいるのはかなり辛かったのだろう。
ならば、早く用を済ませて追いかけるのが一番いい。グリーブは記録球(メモリーオーブ)に特に何も考えずに触れ、そこにある記録をグリーブが聞く。
――――そして、記録の中のリナの言葉に自分の耳を疑った。

『・・・・これはグリーブに伝えるべきかすごく迷ったんだけど…グリーブだって私たちの家族なんだもの、知る権利はあるわ。今までずっと黙っていてごめんね・・・・・』

・・・・・・疑問だらけだった。犯人の事も、動機の事も何一つわからなかった。まだコドモだった自分たちには。
なぜ自分たちが狙われたのか、なんとなく大人達は気付いていたようだったが、こんなにも良くしてくれる人達を前に、聞くに聞けなかったから。
(こんな理由でっ・・・・・!?)
ぎりっ・・・・!
グリーブは思わず歯を食いしばる。そうしないと今まで溜めていた何かが溢れ出しそうだったから。
自分の中から溢れ出す憎悪に恐ろしくなる。悔しさで、無力感でいっぱいになる。
もしも魔族がこの場にいたら、これを“瘴気”と呼び、喜ぶかもしれない・・・・・


「いっけない・・・・チロル忘れてきちゃった」
出口を探してさまよっていたリナは、記録球(メモリーオーブ)から離れるにつれて体が楽になっていた。しかしグリーブには自分で世話すると約束してしまったので置いていくわけにはいかない。
気が進まないがリナはもと来た道、記録球(メモリーオーブ)のある場所に戻ろうときびすを返す。
そこで、ふとリナは先ほどと違う空気に眉をひそめる。知らない感覚ではない。以前にも何度かこんな事があったから・・・・
「・・・・・グリーブ?」
そこには記録球(メモリーオーブ)に触れたままぴくりとも動かないグリーブがいた。その表情はあの時のようにどこか痛々しく、見ていられなかった。
「グリーブ!よけてっ!?」
ぱしこーんっ!
「むぎっ!あにすんだよ(何すんだよ)!」
リナにスリッパではたかれ、舌を噛んだらしいグリーブは涙目でリナに詰め寄る。これはこれでとても痛々しい。
「だからよけってって言ったでしょう?・・・・・ところで何かあった?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
なんとなく理由はわかっていたがそんなところはまったく見せずにリナはグリーブに尋ねる。
案の定グリーブは何も言わない。自分の中の黒い部分を人には、リナには見せられない・・・・・

ココロの中に何をしまいこんでいるか、言ってくれなくては、言ってくれてもわからないのに。
幸せそうに見える人でも本当に幸せなのか、それは他人にはわからない。自分でもわからない時があるのだから・・・・・・

リナは小さくため息をついた。自分と一緒にいるときぐらいは安心してもらいたい。自分が彼にとっての休憩所(オアシス)になれたらいいのに。
――――――いつもそう願っている、ちいさい時から。

「別にメモリーオーブの中のリナおねぇちゃんに何を聞いたのかは私にはわかんないけどさ、どこかの人とかが『やられたらやり返せって』って言ってたし。これから“あいつ”をゆっくり探して、あたしらでこれ以上ないくらいにぎったんぎったんにしてやればいいのよ。ね?」
とは言ったものの、リナとグリーブは“あいつ”が誰なのか知らないのだが。
「誰が・・・言ったん・・・だよそんな、物騒な事・・・・・」
グリーブが不機嫌そうに、しかし舌がまだ痛いのかゆっくりと答える。もしかしたらさっき何も言わなかったのは舌が痛かったせいかも・・・・?
ちょっとそんな事をリナは思うが、気付かなかったフリをする。
リナにはグリーブの気持ちをなんとなく理解できた。ちなみに舌を噛んだ時の気持ちではない、念の為に言っておくが。
・・・・・・わかっていたからこそ、止められない。ならばせめて、一緒にいてその怒りに歯止めをかけてあげよう・・・
それがリナの役目であり、リナにできる“あの人たち”への、せめてもの罪滅ぼし・・・・・・・
(もとはと言えばきっと、私が一番悪いんだよね・・・・)
それ以上何も言えずに黙り込んでしまったリナに、今度はグリーブがリナの頭にぽんっと手を乗せる。昔からずっとこれはガブリエフ家のクセ、彼にまで昔師がいつもリナにしていた行動がうつってしまったようだった。
「さんきゅ」
グリーブはそれだけ言うとさっさと部屋を出ていってしまった。そんなグリーブにリナは苦笑する。
(・・・・照れ屋な所はリナおねぇちゃんそっくりだね・・・・)
もちろんそんな事を口に出して言えば、二人に怒られるのだが。
ふと、手の中にある宝珠(オーブ)を見つめる。
宝珠(オーブ)というよりも宝石護符(ジュエルズアミュレット)に形は近い。そして現に曾祖母のように魔族から自分たちは狙われている。理由はわからないが、これはその疑問を解くカギにきっとなるのであろう。
(このオーブはきっとものすごく貴重なもの・・・・だってあんな事が二度もある訳無いし、そんな大事なものをあのがめついリナおねぇちゃんがくれた・・・・大事にしなくちゃ)
「おいリナ!置いてくぞ!!」
「今行く、まってー!」


リゼア、そっちの様子はどう?リナおねぇちゃん達がまた押しかけて、また王宮の食べ物食べ尽くしちゃったりしてない?
(中略)
というわけで私たちの近況報告は以上!!あの森を管理してたモリーウンさんに御礼言っておいてね。
これからきっと休むヒマもないくらい、悩んだり、怒ったり、悲しんだり、死にそうになったり(?!)するかもしれない。
それでも、リナ=S=ガブリエフとグリーブ=グリスは逃げないで、戦い続ける事を誓います。
―――――それが自分たちの中に悪夢に立ち向かう力になるのなら・・・・・・

これからリゼアに手紙を出せる機会が減っちゃうかもしれないね。現実っていつでも私たちに厳しいから・・・・・
これから、カタート山を目的地に行こうと思うんだ。リゼアがあたしにくれたあのナックルを作ったミルガズィアさんに会いたいの。あの人頭がいいそうだし。これからの事のヒントになればいいなあって。
それじゃあ、ちょっと短いけど。また手紙書きます。そんじゃね♪

P.S リゼアも王宮で大変だと思うけど、機会があれば遊びに行くからね!!おいしいお茶を用意して待ってなさい!賞味期限切れまでの間には行くと思うから!!

                                     リナ=S=ガブリエフ


============================================
                                 
☆ 途中がき☆

こんにちは、皆さんいかがお過ごしですか?
自分で書いていて訳がさっぱりわからなくなったあんでぃです。

久々に登場なので、忘れられている可能性が・・・・(笑and泣)自己紹介をしてみたりしてみたいと思います(爆)

あんでぃと名乗っています。ちなみに由来はご近所の犬の名前だったりします。ああ安易(犬猫大好きっ子)
現在バリバリ(?)の女子高生です。ちなみにバドミントン部所属で休みは試験前だけなので、いろんな意味でいっぱいいっぱいです(滝汗)
好きなのはもっぱらガウリナ!!ゼルアメもちょこちょこ・・・。そしてどんなお話にも共通してハッピーエンドを支持しています。バッドエンドは読めません(夜眠れなくなるので)
主にここにはガウリナ小説のレスのところに出没しています。そして思い出した頃に投稿している、というわけです。(筆が進むのがミラクル遅い)
こんな私ですが、これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m

日にちもかなーり空いているので、みなさんはもはやこれが何の話だかさっぱわからんと思います。その辺は私を恨んでください。どうも申し訳ありませんm(_ _;m
著者別に前のお話があります。よろしければ読んでみてください(そういうことは最初に言え)

このお話、イメージ曲があったのです。でもわからないと思います(汗)でも有名どころなのでバレバレって説も・・・・・(滝汗)わかりますか?
浜崎あゆみさんです。前のアルバム『LOVEppears』の中の一曲、『ppears』です。
あゆの曲はよくカラオケで歌うのです。だからあゆの一番好きな曲でお話をかければなあと思うのですが、それはムリです。私の力では(涙)

今回ビーパラナイのタイトルである“悪夢”って言葉を無理矢理使いました(苦笑)しかし英語力のない私は翻訳ソフトでこのタイトルを日本語に直してみるとあらびっくり!!BE PARASITIC NIGHTMAREって直訳は「寄生的な夢であってください」なのです(爆)思わず笑ってしまいました。いやぁびっくり。・・・・言いたかった意味と違うよう(泣)
ですから、文の最初にYOUが省略されていると思ってください。(それでも意味的にはあまり変わらないという説が・・・)

進むのが亀よりも遅いこのお話ですが、最後まで気力でがんばりますので最後までおつきあいのほど、よろしくお願いいたします。
それでは、あんでぃでした。


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6019あああ、がむばれっ!リナ&グリーブ!あごん E-mail 3/13-23:31
記事番号6012へのコメント

こんばんは〜。寝不足のあごんから寝不足のあんでぃ様へ(笑)。

う〜みゅ。なんだか謎が深まっているよーなのは気のせいでしょうか(笑)?
グリーブ君も本当に暗い過去をお持ちのよーですし。
リナもなんだか悪夢にうなされてますし。
チロルも目をぐるぐる回してますし(関係ないっ)。

う〜みゅみゅ。続きがすっごい気になるのですが。
ちょっと遠回しに言ってみようかしら。
はやく続きを書いて欲しいです(単刀直入やん、それ)!

あああ、でも部活動もお有りですし、勉強もお有りですものねぇ。
ううっ。
でも生殺しですよぅ(笑)。

とにかくあのグリーブ君をあんなに苦しませる過去!
可愛いリナを悩ませる悪夢と過去!
そしてこれからなにかしでかしそうなチロル!
色々気になりますが!
女は黙って待ち続ける!!
ではでは!
続きを楽しみにしております♪
あごんでした!!

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6025あああああ、ありがとうございます!!あんでぃ E-mail 3/14-09:31
記事番号6019へのコメント



>こんばんは〜。寝不足のあごんから寝不足のあんでぃ様へ(笑)。

はい〜!こんにちは!!昨日はマッハで寝てしまったあんでぃです。こんな話にレスをくださってありがとうございます!!

昨日はインターネットの契約をしている会社がどこかと合併してしまったためにソフトをセットアップし直さなくてはいけないという事件が(泣)
・・・父にやらせようと思ったら使い方がわかっていなかったという(笑)


>う〜みゅ。なんだか謎が深まっているよーなのは気のせいでしょうか(笑)?
>グリーブ君も本当に暗い過去をお持ちのよーですし。
>リナもなんだか悪夢にうなされてますし。
>チロルも目をぐるぐる回してますし(関係ないっ)。


とりあえず勿体つけてみました(笑)連載モノ初めてで不慣れなもので(苦笑)
グリーブとリナは一体どんな過去に苦しんでいるのでしょうか?
とりあえず同じ過去でも受けとめ方がそれぞれ違うものなんだということで。でもきっと二人は悪くありません。
悪いのは悪役の人達だけです(たぶん)



>う〜みゅみゅ。続きがすっごい気になるのですが。
>ちょっと遠回しに言ってみようかしら。
>はやく続きを書いて欲しいです(単刀直入やん、それ)!

ごふぐっ(吐血)!!実を言うとつまっています(笑)
だから苦し紛れにまたオリキャラを・・・・・・・もう一人誰かが再登場予定です。もう少しお待ちください・・・(ごめんなさいぃ・・・)


>あああ、でも部活動もお有りですし、勉強もお有りですものねぇ。
>ううっ。
>でも生殺しですよぅ(笑)。

そう言ってくださる人が一人でもいらっしゃるとがんばれます!!
よーし張り切って続きを書きます!!
でもその前に・・・・フロッピー買ってこよう(ビーパラナイの話の容量がかなりのものになってきたのでパソの本体に入れておくのはかなり怖いのです/汗)


>とにかくあのグリーブ君をあんなに苦しませる過去!
>可愛いリナを悩ませる悪夢と過去!
>そしてこれからなにかしでかしそうなチロル!
>色々気になりますが!

チロルは最初私の勝手な趣味でできた愛玩生物だったのですが、いつの間にやら出世しています(笑)
この二人の過去はこの後少しずつ明らかにできたら、いいなぁと思っています。(希望)

>女は黙って待ち続ける!!
>ではでは!
>続きを楽しみにしております♪
>あごんでした!!

がんばって早く次の話を考えます!!(考えるのかい)
こんな私を見捨てずにお付き合いくださると嬉しいです!!
それでは、あんでぃでした!!

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6057まってたぴよょ〜ん(←もう古いか・・・)ゆえ E-mail 3/15-17:04
記事番号6012へのコメント

こんにちはっ!ゆえでございます。

にゅぅぅぅぅぅぅ♪続きだ続きた♪お待ちしてましたよリナ&グリーフコンビ♪
でもリナの方は、なんだか夢にうなされてますね。
以前、夢でドアを開けるというのは、何か抑圧されたものから解放されたい、みたいな事を聞いたことがあるよーな、ないよーな・・・・・(自信無いなら言うなよ)

そしてチロル!!おおっなんと幻獣だったんですね。
でも居たのがリナ(本家)の私有地ってのに、妙に納得している私。
だってあの、リナですからねぇ・・・・


グリーフの過去が段々と浮き彫りに成りつつありますね。
先日やっとこの『グリーフ』命名の意味が分かりました。英語で『grief』では無いかと。
意味を読んだとき、うぅみゅ・・・・と呻ってしまいました。
彼の悩みというか、二人の背負ったモノは重そうですねぇ。

リナからリナへ(笑)託されたオーブに込められた知識と記憶。まだなにやら伏線アリまくりです。あああ、きになるっ!

これはもう頂いてるイラストに拝むしかないですねっ!(既にご神体になってます)
続きを楽しみにしてますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!

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6058まっててもらえたぴよょょ〜ん♪(←いえいえ、まだまだ)あんでぃ E-mail 3/15-19:11
記事番号6057へのコメント


>こんにちはっ!ゆえでございます。

こんにちはー!!慣れないことはしない方がいいな(笑)としみじみ思うあんでぃでございます。
うふふ、やっぱり英語が今のところ返されたテストの中で一番悪いですね(泣)そんな人間が英語のタイトルを話につけるなんて100年早いわ!!って感じです。


>にゅぅぅぅぅぅぅ♪続きだ続きた♪お待ちしてましたよリナ&グリーフコンビ♪
>でもリナの方は、なんだか夢にうなされてますね。

ありがとうございます!!こうして読んでいただけるだけで幸せですVv!!
タイトルにした以上“悪夢”という文字を使わなくてはというなにかに突き動かされてリナにちょっと夢見てもらいました(非道)


>以前、夢でドアを開けるというのは、何か抑圧されたものから解放されたい、みたいな事を聞いたことがあるよーな、ないよーな・・・・・(自信無いなら言うなよ)

夢の中のドアにはそんな意味が・・・・!!(をい)
なんかぴったりという気がしないようなしているような・・・・・ええ、まさしくぴったんこです(驚)
夢占いの本は一度借りた事があるのですが、今私の欲しいなぁと思う本のランキングの上位にあります。今のところ一番欲しいのは相対性理論(笑)高校生(中学生レベル)でもわかるようなものを探しています。


>そしてチロル!!おおっなんと幻獣だったんですね。
>でも居たのがリナ(本家)の私有地ってのに、妙に納得している私。
>だってあの、リナですからねぇ・・・・

ええ、そうなんです(汗)この設定は授業中(やっぱり英語の/笑)に決定しました。
幻獣ってきれいな自然の中にいそうってイメージがあったので、リナちゃんですから森とかを大事にしてくれるのではと考えた結果こうなりました。でもリナちゃん普通にドラ・スレで森とか壊してました(笑)あれぇ?


>グリーフの過去が段々と浮き彫りに成りつつありますね。
>先日やっとこの『グリーフ』命名の意味が分かりました。英語で『grief』では無いかと。

おおっ!!わざわざ調べていただけたのですね!!うれしいです!!
正確には『grieve』のほうです。こっちには“〜させる”っぽい意味あいもあるようだったので。
そして由来といいますか、こうなった理由といいますか、グリーブには“G”という文字を頭文字に使いたかったのです。
なんてったってガウリイくんの“G”ですからv


>意味を読んだとき、うぅみゅ・・・・と呻ってしまいました。
>彼の悩みというか、二人の背負ったモノは重そうですねぇ。

これでたいした事がないと言ったら後ろから刺されるでしょうか?(笑)
私の力で大変そうな印象を与えられるように精進します!!


>リナからリナへ(笑)託されたオーブに込められた知識と記憶。まだなにやら伏線アリまくりです。あああ、きになるっ!

とりあえずこの話のイメージカラーは銀色です。ゆえさんのお話のイメージは琥珀色ですか?
私の話にはだから、宝珠(オーブ)のイメージとして幻の銀○晶が出てきてしまったのです(笑)


>これはもう頂いてるイラストに拝むしかないですねっ!(既にご神体になってます)

うにょにょ!!返品せずにもらっていただけて嬉しいです。
これからも見捨てずによろしくお願いいたしますm(_ _)m


>続きを楽しみにしてますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!

がんばって続きを考えます!!でも、つまってます。本当に・・・・・・(T T)
浜崎の歌を参考にしてこの話を書いたわけですが、この先もあゆワールドになりそうな予感を抱きつつ、あんでぃでした!!

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6134BE PARASITIC NIGHTMARE 4あんでぃ E-mail 3/22-20:51
記事番号6012へのコメント

こんばんは。あんでぃです。m(_ _)m
なんと前のお話と同じツリーに入れることができました(感動)

それではどうぞ


==========================================


BE PARASITIC NIGHTMARE 4


―――――確かにひとつの未来が終わるのを僕はこの目で見たよ
だけど次が自分の番だなんて事は知りたくなかったんだ――――――


真夜中の小さな池に攻撃呪文の花が咲く。
「火炎球(ファイアーボール)!!」
どーん
「またまた火炎球(ファイアーボール)!!」
どどーん
「そしてまたまた火炎―――」
「――――――いいかげんにせんかっ!!」
すぱーん!?
「んにょ!?」
えんえんと火炎球(ファイアーボール)の呪文を唱えつづけていた少女は、一人の青年のスリッパ攻撃にあっさりと吹っ飛ぶ。
「痛ーい(泣)ついでに呪文の制御今のでちょっと失敗しちゃった・・・・・手が火傷してる〜(泣)もう、何すんのよう!!」
涙目で少女は青年に抗議をする。

青年の名はグリーブ=グリス。
リナの父親を剣術の師と仰いでいる魔法剣士で、リナと―――もう一人は今セイルーンにいるはずなのだが、グリーブはその三人と幼馴染み。
攻撃魔法にも長けている魔法剣士(余談だが、攻撃呪文の師匠はリナの母)で茶髪に青い瞳をしていてなかなかきれいな顔をしているし、初対面の人間には礼儀正しく結構好青年だ。しかし猫の仮面を外すと結構口の悪いヤツである。
そして彼が背中にさしている剣もただの剣ではない。リナ=インバースとガウリイ=ガブリエフによって発見(?)された伝説の魔剣ブラストソードである。
この剣は継承を拒否したリナの代わりにグリーブが継承した。グリーブの師曰く『せっかくのいい剣なんだ、使わないで飾ってるだけっつーのももったいないだろ?減るもんでもないしお互い知らない仲でもなし、何にも言わずに使えや』とのことだ。
もちろんタダでくれるわけがない、だからそのかわりに公認のリナの保護者をやっているのだ。

「お前は、いくら研究って言っても自然破壊はするなってみんなに言われてるだろーが」
グリーブはは呆れ顔で完全に沸騰している池を視界の端に(直視できない)入れながら、少女にスリッパを返しながらそう言った。

少女、リナ=セイムネス=ガブリエフ。
希代の魔道士リナ=インバースの曾孫にして、格闘家である。
容姿は若い頃のリナ=インバースとうりふたつで、どれぐらい似ているかというと『“リナ=インバース”はやはり人間じゃなかった』という噂が流れたという微笑ましい事実もあるほどだ。
彼女は、以前セイルーンにいる幼馴染みからもらったナックルを持ってさらに強力な格闘家になった。リナの毎晩にわたる研究によってこのナックルはリナが悪と認識するものにのみ、あの不思議な力を発揮する事がわかった。さすがは正義に命をかけていたと有名なセイルーン元王女の武器というだけある。
そして小さい頃からセイルーンによく遊びに行っていたリナは、よく曾祖母やセイルーンの王族である幼馴染みについて魔道士協会に出入りし、魔法についてのことを聞かされていた。そんな事もあってさすがに魔法の知識、特に白魔法の知識は豊富だった。
彼女は魔法を曾祖母のように一度に大量に使えない、はずだった。今までは。

「お前、そんなにいっぺんに魔法連発して一人で帰れんのか?また運んで帰んのヤだからな。めんどくせぇ」
グリーブが欠伸をしながら言う。毎晩にわたるリナの研究に彼は完全に寝不足だった。何しろリナは限度を知らないのだ。
「む、あたしは付き合ってってたのんでないじゃない。帰ってゆっくり寝ていいのに」
ぴきき。
その言葉にグリーブの額に青筋が浮かぶ。瞬間、リナはしまったという顔で首を縮める。
「宿からそんなに離れてない所でこんな風に火炎球(ファイアーボール)連発されてうるさくて、一人すやすや眠れるか!しかも毎晩毎晩呪文試した後その場で眠りやがって!結局たのまれてなくても俺が宿まで運んでるんだ!!大体なあ―――――」
こうなったグリーブは誰にも止められない。ここが外であったのがせめてもの救いである・・・・寒いが。これが宿の中だったら、リナは他の客の人一人一人にグリーブのようにお説教されているだろうから。
(グリーブが切れるとお説教に走っちゃう事忘れてた・・・・・・うかつだったわ)
リナはその場に正座したまま泣く泣くグリーブのお説教を聞いていたのだった。
・・・・・・ちなみに彼が我に返ったのは朝日も見え始め、お説教に疲れきった頃だったりする。


「うう、おはよう」
「・・・・・・おう」
あれから、何とか機嫌の直ったグリーブと別の意味で疲れきったリナはやっと明け方宿に帰った。
それからお昼頃まで寝ていたのだが、明け方に徹夜して帰ってきたことで宿のおばちゃんにあらぬ誤解をされ、二人で焦っていたのは余談である。
「次はどこに行く?私は急ぎじゃなくっていいから一回ディルス王国の方に行きたいんだけど」
とりあえず、少し早い昼食ってことになるのだろう食事の注文をしてリナは尋ねた。
「そうだな・・・・・・・別に俺は行きたいところがあるわけじゃないし、良いんじゃないか?ゆっくりディルスの方に行くってことで」
かなり眠そうにグリーブはそう答えた。一晩中怒り続けるっていうのもかなり疲れるものなのだろう。
「・・・・グリーブ、ご飯食べてからも一回寝たら?今から次の町に向かうには遅すぎる時間だし、もう一日この村にいたって問題ないでしょ?」
「・・・・・・そうする」


「グリーブも寝ちゃったし、あたしは何しよっかな?」
昼食後、グリーブは寝るために部屋へ戻った。チロルはグリーブに相当なついたらしく、グリーブの頭に乗っかって、ついて行った。一人になったリナは村の中をうろうろ歩いていた。
宿がひとつしかないくらいのごく普通の小さな村なので、特にする事もなく退屈していた。
いつも間にか来ていた村の外れの小さな広場。
「こんな場所でよくグリーブと遊んだっけ・・・・・・」
「リゼア、元気かな?元気だろうけどあそこまで元気だと王宮でおとなしくしてるのは性に会わないだろうなあ」
思わず昔いつも王宮の中で魔法の研究をして爆発を起こし、お付きの少年に怒らる少女―――リゼアを思い出す。
リゼアというのはセイルーンの王女リゼア=ミルス=アクト=セイルーン、リナとグリーブの幼馴染みである。
政策のためリゼアには小さい頃からの英才教育がなされていた。たった一人の王位継承者なのだ、同い年の平民の友達なんてつくる事など許されないだろう。
リナは曾祖父母がセイルーン王族と交友関係であったために自由に王宮に入る事ができたから結果的にリゼアと友達になったが、それさえも王宮の重臣たちはいい顔をしていなかった。
王や王妃はやっぱり自分たちが王族という事以前に人として、肉親として喜んでくれたが。
・・・・・このままリゼアはずっと王宮という大人の作った牢の中に居続けるのだろうか?
「王様も王妃様も、リゼアのお母様もお父様もすごくいい人だし、リゼアに姉弟がいたら王位継承問題でもめちゃうから結果的にはリゼア一人って事が国のためっていうのもわかるけど・・・・・・」
それでもリゼアとはこんな広場で遊んだ事はない。リゼアにはどこへ行くにも必ず護衛の少年がついていたから。
「リゼアにもやっぱり私たちと一緒に旅してもらいたかったな。絶対そのほうが人間としていい勉強になると思うのにな・・・・」
広場のすみっこで、棒で地面をぐりぐりしながらポツリとつぶやいた。
「本当にそう思ってますか?」
「もちろん――――――って、え?」
突然かけられた声に顔を上げる、そこには見覚えのあるようなないような青年――――
その青年は金髪に近い茶髪に翠色の瞳というかなり美形な青年だった。
「―――――!?あなた・・・・・・・・もしかして?!」
突然の出来事に混乱しそうになりながらリナはその青年を見つめていた。
・・・・・見とれていたとも言うかもしれないが(笑)


「グリーブ?!グリーブ起きてー―!!」
ばぁん!げしっ!!がこんっ!?
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・んあ?」
ドアをぶち破って入ってきたリナに蹴られてベッドから変な体勢で落ちたというのに、まだ目が覚めきれていないのか怒るどころか間の抜けた声でグリーブは答える。
「すっごいのよ!!すっごいのよグリーブ!さぁ早く来てっ!ほらぁ!!」
ひたすら嬉しそうにそう言うが早いかリナはグリーブを引きずって食堂へ向かった。
「グリーブ連れて来たよ!!ほら!」
「・・・・・・おう」
やはりまだ眠いのか朝と全く同じリアクションのグリーブは席につくとうつぶせになり再び寝始める。
「これが・・・・グリーブさん?」
「なはは・・・・・・・・また寝ちゃったよ。ごめんねぇ、徹夜明けで今寝てたところを無理矢理起こしたもんだから。徹夜じゃなければこんな風にならないんだけどね・・・・・・たぶん」
青年のグリーブを見て驚いたような問いにリナは苦笑してそう答える。
セイルーン王族主催の武道大会の優勝者がこんな風にぼけぼけだったらさすがに驚くだろう。ちなみに三位ははリナだったりするが。
「んで、どうやって王様に話をしたの?」
リナはさっそく本題に入る。何しろこの青年がここに来た時点ですでに、魔族がリゼアの生の賛歌に感動の拍手を送る事ぐらいの怪現象なのだ。
「まあ、いろいろです。先に王妃様を説得して、それから王妃様に王様の方に話していただきました」
確かに王よりも王妃に話した方が早いだろう、なんと言っても王妃の方が今回ばかりは物分りのいい人だろうから。
リゼアによく似た(この場合リゼアが王妃に似たという方が正しいのだろうが)性格の人だけあって・・・・・・
「信用できる人に共に行動してもらおうということでリナさんとグリーブさんの名前が出たのですが、その途端に王様が必死の形相で反対なされまして」
その言葉にぴきっとリナの顔が引きつる。
(確かに現王と現王妃はリナおねぇちゃんと旅してた事があるみたいだけど、だからってそんなに嫌がることないじゃない・・・・・人を天災みたいに)
青年はそんなリナの様子にも全く気にせずに話を続ける。
「まあ、確かにすごい人ですけど信用はできるということで、僕がボディーガードということでお供してもらおうと思いまして」
この青年は一体誰から守るつもりなのだろうか・・・・?
「なんで勝手に話が進んでんのよ!!」
「もしかして、断るおつもりだったんですか?」
リナの抗議の言葉に青年はあっさりと返す。
「いぢわるだね、もう・・・・・・・・・・・・・もちろん断らないよ・・・ねぇ、グリーブ?」 
「・・・・・・おう」
本当に今の状況わかっているのか?
グリーブ以外の全員がそう思った。・・・・・・・・誰も口には出さないが。
「やったー!!連絡も何もなしで来ちゃったのに、とにかくありがとう!!これからもよろしくお願いします!!リナさん、グリーブさん!!」
今まで不安そうな面持ちで押し黙っていたリゼアだが、リナの返事を聞いたとたん嬉しそうにリナとグリーブに飛びついた。・・・・しかしそれでもグリーブは反応なしだったりする。
「じゃあ、改めて。俺はリゼア様に同行する事になっている、サントス=イージェアです。以後よろしくお願いします」
彼は礼儀正しくお辞儀をした。
もちろんリナはサントスの事を知っていた。小さい頃からいつもリゼアのそばにいて、危険な遊びをしようとするおてんばなリナとリゼアをグリーブと共に叱っていた少年だ。忘れるわけはない。
「私たちの自己紹介はいらないわよね?よろしくサントス!!・・・って、あれ?・・・・・でも、イージェア?」
「森の管理していたモリーウンさんの息子なのよ」
不思議顔のリナにあっさりとしたリゼアの言葉が疑問を解消した。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・似てないね」
「よく言われます」
リナの失礼な物言いに、苦笑してサントスは答えた。
「さて親父の話はともかく、次はどこに行くんですか?」
「敬語じゃなくっていいのに・・・・そうね、とりあえずディルスへ――――リナおねぇちゃんの全ての伝説の原点へ」
サントスの問いにリナは迷いなくそう言った。
ディルスがリナの疑問の原点へつなぐ第一歩であるとも言えるような気がしたのだ。


銀色の水晶、これがあたしの全ての原点になり、疑問が解けるのなら、
あたしはディルスに行く義務がある。
義務は未来にあるんじゃなくて、過去にあるものだろうから
そう、リナおねぇちゃんの過去を完璧に知る事から始めてみよう――――――――


=========================================

☆ 途中書き☆



出さないと言ったリゼアを出してしまいました(^ ^;しかもまた出たぞオリキャラが!!

こんな話ですが、バレバレですがイメージの曲を入れてみました。
前回に引き続き、浜崎あゆみさんの曲“Duty”です。何でも辞書によるとこのタイトルの意味は“義務”との事で、使わせていただきました。
グリーブがリナを守るのは義務か否か!!サントスがリゼアちゃんの事を守るのは義務か否か!という意味のつもりなので、それが伝わってくださると嬉しいです。この話の密かなテーマは“義務”なので。たぶん。

補足ですが『あれ?前の話でカタートに行くって言ってたじゃん』と思った方へ、カタートに行くにはまずディルスに行かなくちゃなぁと思っただけですので・・・・・・ああ、言い訳(汗)

こんな訳でこれからも結構続きそうな予感です・・・・・・・(汗)
レスをくださるとこんな私は踊って喜びます。そんなこんなでかなり私は未熟ですが温かい目でお付き合いのほどお願いします。

それでは、あんでぃでした☆

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6140をっ!続きだっ!みてい 3/23-01:01
記事番号6134へのコメント

>こんばんは。あんでぃです。m(_ _)m
>なんと前のお話と同じツリーに入れることができました(感動)
待ってましたのみていでございます。こんばんは。

>(確かに現王と現王妃はリナおねぇちゃんと旅してた事があるみたいだけど、だからってそんなに嫌がることないじゃない・・・・・人を天災みたいに)
天才と天災は一字違いですねぇ(謎)
>「じゃあ、改めて。俺はリゼア様に同行する事になっている、サントス=イージェアです。以後よろしくお願いします」
あのリナとグリーブにおいてけぼり喰らっちゃったモリーウンさんの息子さんかぁ。

>こんな訳でこれからも結構続きそうな予感です・・・・・・・(汗)
>レスをくださるとこんな私は踊って喜びます。そんなこんなでかなり私は未熟ですが温かい目でお付き合いのほどお願いします。
>あと、レスくださったりすると本当に嬉しいです(懇願)
続きお待ちしておりますっ!

>それでは、あんでぃでした☆
ではでは、非常に極短なレスですがみていでございました。
また寄らせてくださいね。

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6147ピンクのメガホン装備予定です(意味不明)あんでぃ E-mail 3/23-12:34
記事番号6140へのコメント



>待ってましたのみていでございます。こんばんは。

こんにちは〜!!
通信簿を父さんに見せたらなぜか沈黙が帰ってきた(汗)というあんでぃです。


>天才と天災は一字違いですねぇ(謎)

本当に一文字違いでえらい違いですね。そりゃあもう、ダイヤとタイヤくらいの違いですな。


>あのリナとグリーブにおいてけぼり喰らっちゃったモリーウンさんの息子さんかぁ。

いい人そうなオーラを放てる数少ない人です。その人の息子のはずなのにさっぱり似ていません(汗)いいのでしょうか・・・・こんなんで。

>
>続きお待ちしておりますっ!
>
ありがとうございます!!よーし、がんばるぞー!!(気合がカラ回り/汗)


>ではでは、非常に極短なレスですがみていでございました。
>また寄らせてくださいね。

次回はみていさんの“正義の仲良し四人組”を使わせていただく予定です。許可をありがとうございました!!
がんばって書きますので最後までよろしくお願いいたします!!
みていさんの方のお話の続きも楽しみに待っていますので!!!

それでは、あんでぃでした。


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6141みどりは大切に(笑)ゆえ E-mail 3/23-08:18
記事番号6134へのコメント

ひょほほほほ♪(やめい)こんにちは、ゆえです〜♪

わーい、続き♪続き♪


>「お前は、いくら研究って言っても自然破壊はするなってみんなに言われてるだろーが」
>グリーブはは呆れ顔で完全に沸騰している池を視界の端に(直視できない)入れながら、少女にスリッパを返しながらそう言った。

リナちん。そのうちどこかの黒服の自然保護団体ご一行さまがやってくるぞ・・・・・・(笑)
煮立った池には、酒、みりんに生姜と醤油をいれたら・・・ほぅら煮魚♪(激しく違う)


>(グリーブが切れるとお説教に走っちゃう事忘れてた・・・・・・うかつだったわ)
>リナはその場に正座したまま泣く泣くグリーブのお説教を聞いていたのだった。
>・・・・・・ちなみに彼が我に返ったのは朝日も見え始め、お説教に疲れきった頃だったりする。


えんえん説教。うう、嫌だわそりゃ(苦笑)まさに保護者の鏡だわ、グリーブ。
それを大人しく(いやいやだろーが)正座して聞いているリナが妙に可愛い♪



>リナはさっそく本題に入る。何しろこの青年がここに来た時点ですでに、魔族がリゼアの生の賛歌に感動の拍手を送る事ぐらいの怪現象なのだ。

それって、もうすんごい怪現象ですわな(笑)


>銀色の水晶、これがあたしの全ての原点になり、疑問が解けるのなら、
>あたしはディルスに行く義務がある。
>義務は未来にあるんじゃなくて、過去にあるものだろうから
>そう、リナおねぇちゃんの過去を完璧に知る事から始めてみよう――――――――

銀水晶と聞いて、思わず某制服着た美少女戦士の話を思い出すあたり・・・・・・・(苦笑)
うにゅにゅ。リナちゃんいよいよ本格的に始動ですね。
と、なるとなんとなーく、どこぞのニコ目が出でくるんでしょうか?


>出さないと言ったリゼアを出してしまいました(^ ^;しかもまた出たぞオリキャラが!!

待ってたよーん、リゼア♪おいでませサントス♪
これで往年の(本人達はこういわれるのはいやだろーけど)仲良し4人組リニューアル結成ですな!



>こんな話ですが、バレバレですがイメージの曲を入れてみました。
>前回に引き続き、浜崎あゆみさんの曲“Dyty”です。何でも辞書によるとこのタイトルの意味は“義務”との事で、使わせていただきました。
>グリーブがリナを守るのは義務か否か!!サントスがリゼアちゃんの事を守るのは義務か否か!という意味のつもりなので、それが伝わってくださると嬉しいです。この話の密かなテーマは“義務”なので。たぶん。

義務・・・・・・・納税と労働と教育・・・・・・・ってこりゃ国民の3大義務ぢゃ(←うの女を海にしずめる権利があんでぃ様にはありますので、ぽちゃんっと沈めましょう♪)
グリーブとリナの関係も気になりますが、サントスもなんだか微妙な立場にいるみたいですねぇ。
うにゅ。とりあえず、CD借りに行こうっと♪


>補足ですが『あれ?前の話でカタートに行くって言ってたじゃん』と思った方へ、カタートに行くにはまずディルスに行かなくちゃなぁと思っただけですので・・・・・・ああ、言い訳(汗)

カタート行くには通り道ですからねぇ。


>こんな訳でこれからも結構続きそうな予感です・・・・・・・(汗)
>レスをくださるとこんな私は踊って喜びます。そんなこんなでかなり私は未熟ですが温かい目でお付き合いのほどお願いします。

びしばしがんがん続けて下さいませっ♪
わたしなんぞのレスで良かったら、うようよと発生させますのでっ!(もはや寄生虫なみ・・・・・・・)
新仲良し4人組の道中、楽しみにしてます♪

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6148夜道にも気を付けて(笑)あんでぃ E-mail 3/23-13:07
記事番号6141へのコメント



>ひょほほほほ♪(やめい)こんにちは、ゆえです〜♪
>わーい、続き♪続き♪

ひゅーひょひょひょ☆(壊)つられてみました(笑)壊れ気味ですがこんにちは、あんでぃです。
通信簿は母が帰らないうちに混沌に突き落とした方がいいかもしれません(滝汗)


>リナちん。そのうちどこかの黒服の自然保護団体ご一行さまがやってくるぞ・・・・・・(笑)
>煮立った池には、酒、みりんに生姜と醤油をいれたら・・・ほぅら煮魚♪(激しく違う)

野猿の歌を思い出してしまいました(笑)
甘露煮、フナ寿司♪淡水魚もいろいろ大変ですねぇ・・・・
リナちゃんたちは幻獣であるチロルまで森から連れ出しましたからねぇ・・・・ですから動物保護団体の方々まで敵にまわしているものかと(笑)夜道には気を付けてね♪リナちゃん


>えんえん説教。うう、嫌だわそりゃ(苦笑)まさに保護者の鏡だわ、グリーブ。
>それを大人しく(いやいやだろーが)正座して聞いているリナが妙に可愛い♪


お説教に走るなんて設定、最初はなかったんですよねぇ・・・・どうしてこうなったんでしょう(笑)
彼は放っておけば(放っておかなくても)ノドがかれるまでお説教しつづけます(怖)
そしてお説教のあとは疲れきって寝てしまい。お説教された人は足がしびれて動けなくなる、と(汗)


>それって、もうすんごい怪現象ですわな(笑)

怪現象をどう表現すれば怪現象とわかっていただけるか、それに2日も悩んだ結果こうなりました(何してる、自分)
魔族にお説教するのは、もしかしてセイルーン王家のステータスみたいなもんなのでしょうか?(笑)


>銀水晶と聞いて、思わず某制服着た美少女戦士の話を思い出すあたり・・・・・・・(苦笑)

これがイメージなので(笑)ちゃんと私の中でのリナちゃんは首にこの水晶をかけてますから♪(どんなイメージだ)


>うにゅにゅ。リナちゃんいよいよ本格的に始動ですね。
>と、なるとなんとなーく、どこぞのニコ目が出でくるんでしょうか?

スレの本編15巻のように今回ゼロスは中立でいてもらおうと思っています。しかし、彼の特殊能力(話を進めてくれる)はかなーり重宝するので(笑)もし話につまった時に出演依頼を出すかもしれません。出るだろうなぁ・・・・彼は(笑)


>待ってたよーん、リゼア♪おいでませサントス♪
>これで往年の(本人達はこういわれるのはいやだろーけど)仲良し4人組リニューアル結成ですな!

思いのほか不評でない事にひと安心しています(^ ^)
これでリゼアに心置きなくみていさんの“正義の仲良し四人組♪”を出させてもらう事ができますv


>義務・・・・・・・納税と労働と教育・・・・・・・ってこりゃ国民の3大義務ぢゃ(←うの女を海にしずめる権利があんでぃ様にはありますので、ぽちゃんっと沈めましょう♪)
>グリーブとリナの関係も気になりますが、サントスもなんだか微妙な立場にいるみたいですねぇ。
>うにゅ。とりあえず、CD借りに行こうっと♪


ここで間違えに気付きました(汗)浜あゆさんの曲は“Duty”です。ごめんなさい!!
この曲は私の『浜あゆの中での好きな曲ランキング』の上位にランクインしております。
倍速って感じのリミックスバージョンもまたいい感じですv


>カタート行くには通り道ですからねぇ。

ここで、ちょっと事件でもおきればなぁ・・・とかなり物騒な事を考えている人間がここにいます(汗)


>びしばしがんがん続けて下さいませっ♪
>わたしなんぞのレスで良かったら、うようよと発生させますのでっ!(もはや寄生虫なみ・・・・・・・)
>新仲良し4人組の道中、楽しみにしてます♪


ありがとうございます!!がんばねばなるまいですね!!
これからさっそくがんばります!!
それでは、あんでぃでした!!