◆−ALL FOR ONE ONE FOR ALL −斉藤ぐみ(4/20-22:17)No.6365 ┗ALL FOR ONE ONE FOR ALL ファイナル−斉藤ぐみ(4/22-21:43)No.6373 ┗こんばんは−一坪(38.7℃)(4/24-00:31)No.6380 ┗死にかけ−斉藤ぐみ(4/24-21:34)No.6382
6365 | ALL FOR ONE ONE FOR ALL | 斉藤ぐみ E-mail | 4/20-22:17 |
リナが、増幅呪文を唱えて次は… この世では禁断とされている呪文 …ギガスレイブ… ―闇よりもなお暗きもの… ―夜よりもなお深きもの… ―混沌の海たゆたいし金色なり闇の王 ゼルガディスは、幻覚のアメリアを腕に抱えて、リナを見ている。 ―我ここに汝に願う ―我ここに汝に誓う ―我と汝が力持て ―等しく滅びをあたえんことを… リナが呪文を唱え終えるとゼルガディスは、リナを見てうなずいた。 リナも薄く笑って見せた。 『ギガ・スレイブ!!!!!』 リナは『力ある言葉』をつむいだ時… 辺り一面真っ暗になり、リナの身体に闇が集まる。 リナは、静かに瞳を閉じ… ゆっくりと開いた。 瞳は黄金。 髪も金色に染まっている。 リナは… ギガ・スレイブで、金色の魔王ロード・オブ・ナイトメアを召喚した…・ ナイトメアは、ゆっくりとゼルガディスを見る。 ゼルガディスは、幻覚のアメリアを消した。 【何故…我を呼んだ…?】 ナイトメアは、問いた。 ゼルガディスは、自分の胸に手を当てた。 「俺の中の…シャブラニグドゥを滅ぼして欲しい…」 ナイトメアは、ゆっくりと口を開いた。 【同族を我に滅ぼせと?】 「いや。あんたは魔族だけが同族じゃない筈だ。リナに聞いたが、あんた…ロード・オブ・ナイトメアはすべての王と聞いた。だったら、俺達人間も同族ということになるんじゃないか?」 ナイトメアはため息をついた。 【我が一度…この娘とあの男を助けたからか?合成獣の男よ…】 「ああ。」 【我はあの娘と等価交換をした。最終的にはこの娘も返してやったが…合成獣の男よ。お前が、願い事の変わりに何を交換するんだ。それ相当のものだろうな?】 「等価交換…」 ゼルガディスが少し迷っている間にナイトメアは、ゼルガディスの心臓が凍りつくような事を言った。 【セイルーンの姫君。アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンの魂の交換と言うのはどうだ?】 「なっ・・・!!!!」 【あの姫君の魂は、白く輝いている。汚れの無い魂を我の中へ…】 「やめろっっっ!!!!」 ナイトメアが、すべて言い終わるまでゼルガディスは言い放った。 「あいつが…アメリアが居なかったら…俺は…」 ゼルガディスは震えた。 あの少女が、死ぬなど考えたくも無い事。 ナイトメアは、少し呆れたようにいった。 【あっちもこっちもと…欲張っていれば、汝の願いは叶わぬ…】 「あいつが居ないこの世なんか!いるかっっ!!!そんな事をしたら…お前含めて・…すべて滅ぼしてやる…!!!!」 アメリアが居なくなるという恐怖心からか、ゼルガディスの瞳が朱色に染まった。 すべてを滅ぼすという魔族の願いとアメリアとずっと一緒に居たいというゼルガディスの願いがごっちゃになっている。 そのためか、ナイトメアに向かって、ずいぶんな口を叩いた。 【…ずいぶんと汚染されているみたいだな…】 はぁ、はぁと荒い息をつくゼルガディス。 ナイトメアは、少し考えた。 この合成獣の男を助けるか… 否か…を… ナイトメアは、黄金の瞳をゼルガディスに向け、言った。 【…我は…………】 続く |
6373 | ALL FOR ONE ONE FOR ALL ファイナル | 斉藤ぐみ E-mail | 4/22-21:43 |
記事番号6365へのコメント ロード・オブ・ナイトメアはゆっくりと手をかざし… [光]を集めた。 【我は、シャブラニグドゥを我と共に昆沌へ返す。】 言い終わったと同時にゼルガディスの中のシャブラニグドゥは明らかに怯えを見せた。 ナイトメアが[光]をゼルガディスに向け、放った。 ゼルガディスが見たのは其処までだった。 暖かい光が身体全体を包む。 自分の中から、シャブラニグドゥが出ていくのがはっきり分かった。 【汝の幸せはそばにある…】 ロード・オブ・ナイトメアの声が聞こえた。 ゼルガディスは、すぐにその事を理解した。 ―勿論だ。あいつのそばが、一番安らげる場所なんだ・… ―勿論…リナもガウリイも…今まで戦ってきた仲間すべてが… 【そうか…】 ゼルガディスには、ナイトメアが笑っているように見えた。 「ゼルガディスさんっ…」 ぽたっ ぽたっ しずくがゼルガディスの顔に落ちる。 目を開けてみると、泣き腫らした顔のアメリアが居た。 「アメリア?」 名前を呼んでみるとアメリアはゼルガディスに抱きついた。 「ゼルガディスさんっ!!」 必死にしがみ付くアメリアの手をはがし、自分のおでことアメリアのおでこをくっつける。 そして、微笑んでいった。 「ただいま。」 アメリアも泣きながらも微笑んだ。 「おかえりなさい。」 二人の障害がまったく無くなった後、 ゼルガディスとアメリアは結婚式を上げ幸せに暮らしたと言う。 END 【昆沌】 「Lさまぁ〜なんであの男から私を引き離したんですかぁぁぁぁ!せっかくあの世界を滅ぼせるチャンスだったのにぃぃぃ!!」 Sがやたらとわめいている。 「おだまり。」 ぴすっ ダーツがSのどたまにヒットした。 「Lさまぁぁぁぁ・・・」 「うるさいわねぇ・・・」 「なんで人間なんかに力を貸したりしたんですかぁぁぁぁ」 Lはスコップを振り回しながら言った。 「単なる気まぐれ。」 「そんなぁぁぁ」 これが本当に混沌での会話だったかは定かではない。 ほんとにEND ************************************* こんにちは。 斉藤ぐみです。 すんごい長い割にはあっさりなラスト… 最初書いてたとき(打ってた時?)L様が出てくるなんてこれっぽっちも考えてなかったんですけどねぇ… ではでは。 長い話をここまで読んでくださった方々 誠にありがとうございました。 これからまた別の話でお会いした時は、また宜しくお願い致します。(ぺこり) |
6380 | こんばんは | 一坪(38.7℃) E-mail | 4/24-00:31 |
記事番号6373へのコメント 風邪で死にかけの一坪です。 長期連載お疲れさまでした。 ハッピーエンドで良かったです。 たのしまさせてもらいました。 キー打つのもツライというか意識もはっきりしてないので短くてすみません。 では、これからもよろしくお願いします。 |
6382 | 死にかけ | 斉藤ぐみ E-mail | 4/24-21:34 |
記事番号6380へのコメント 一坪(38.7℃)さんは No.6380「こんばんは」で書きました。 > >風邪で死にかけの一坪です。 こんばんわって・・・大丈夫ですかっっ!!! > >長期連載お疲れさまでした。 >ハッピーエンドで良かったです。 >たのしまさせてもらいました。 こちらこそだらだら続けちゃって… 楽しんでいただけたと言う事で^^ 私もうかばれますっ(死んでねーよ) >キー打つのもツライというか意識もはっきりしてないので短くてすみません。 いえいえ、感想くれるだけでも嬉しいです。 ありがとうございます。 > >では、これからもよろしくお願いします。 こちらこそ宜しくお願いします。 身体のほう、大事になさってくださいね。 |