◆−BE PARASITIC NIGHTMARE 8−あんでぃ(4/25-21:02)No.6387 ┣オンラインですね♪−桐生あきや(4/25-21:20)No.6389 ┃┗まさに(笑)♪−あんでぃ(4/25-22:33)No.6393 ┣ついに進出(爆)−ねんねこ(4/27-01:33)No.6396 ┃┗大歓迎ですv−あんでぃ(4/27-07:59)No.6399 ┣常備薬もってたのね。グリーブくん(^^;−ゆえ(4/27-08:30)No.6401 ┃┗胃薬は必須アイテム(笑)−あんでぃ(4/27-16:43)No.6403 ┣BE PARASITIC NIGHTMARE 9−あんでぃ(4/30-12:37)No.6420 ┃┣なつかし〜いっ!o(><)o−みてい(4/30-18:43)No.6423 ┃┃┗他にもなつかしの正義の歌ってあるでしょうか(笑)?−あんでぃ(5/1-21:58)No.6428 ┃┗人の子ら、その立つ土に感謝せよ。−あごん(5/2-00:50)No.6429 ┃ ┗ボヘニアの川よ、モルダウよ♪(歌詞にはあまり自信無し/汗)−あんでぃ(5/2-22:27)No.6432 ┗BE PARASITIC NIGHTMARE 10−あんでぃ(5/22-01:46)No.6512 ┗愛の刺付きはんまぁ♪−ゆえ(5/22-21:45)NEWNo.6523 ┗がふぅ!!(血まみれ/笑)−あんでぃ(5/24-23:31)NEWNo.6554
6387 | BE PARASITIC NIGHTMARE 8 | あんでぃ E-mail | 4/25-21:02 |
どうもこんばんは♪あんでぃです。 秘密(になってない)計画を立てていたらすっかりこっちが遅くなってしまいました(汗) 致命的なミスにも気が付いてちょっとへこみ気味ですが、呼んでいただければ幸いですVv それでは、どうぞ〜!! ============================================= BE PARASITIC NIGHTMARE 8 土埃で白く煙った夜、夜空にまたまた攻撃呪文の花が咲く――――― 「チロルいくよー――っ?!覇王雷撃陣(ダイナストブラス)!!」 ばきばきばりどーん!! 「おおすごい!!いい感じっいい感じよっ!! ・・・・・よーしもう一回!!いこうかチロル!」 きゅうっ! 「・・・・・毎晩毎晩、同じ事言われなきゃわかんねえのか?お前は(怒)」 びっくん(滝汗) 突然のかけられた声に魔法を放っていた当の本人、リナは必要以上に怯えてゆっくりと振り向く。 「あ、やっぱり(滝汗)」 そこにはリナの予想通りの人間が立っていた。 そう、リナの振り向いたそこには、茶色の髪に青い瞳、身長も顔もそこそこのリナよりやや年上に見える青年がいた。 「わはは・・・・夜中にわざわざご苦労様です」 「誰のせいだと思ってるんだ(怒)」 リナの言葉に機嫌悪そうにグリーブは頭をがしがしとかいた。 機嫌の悪いグリーブの声に怯えるリナだが、しかしチロルは嬉しそうにグリーブに飛び移ると頭の上を陣取り、すやすやと眠り始める。そんなチロルを落とさないように気をつけながらグリーブはリナの所に歩いてくる。 「こいつはまだ子供なんだよ。夜行性でもねぇみたいなんだからち、ゃんと寝かせてやれって言っただろうが。それにお前だって夜寝ねえと成長しねえぞ」 ぎりぎりぎり・・・・・・・ 「あうあう、ひょべんだざーい(訳:ごめんなさーい)・・・・・・だがだごのでぼただじて〜(訳:だからこの手を離して〜)」 ほっぺたをぎりぎりと引っ張られたリナは謝り倒してどうにかグリーブの手を離してもらう。 「・・・・・・なんか、さりげなくひどい事言われたような気がするんだけど。成長しないとか何とか・・・・・・」 「気のせいだろ、被害妄想だな。それは」 「むむむ、そこまで言う・・・・・」 ふと気が付いてリナはジト目でグリーブに問うが、さらっと答えたグリーブにリナが再び落ち込む。 グリーブにいぢめられ、なおかつほっぺたも痛い。半ば泣きそうになりながら、ひりひりと痛む頬を手でさすりながらリナは先程の呪文の時にできたクレーターを見やる。 たった今放った呪文のほかにも、いくつか強力な呪文を連発していたので、最後のとりわけ大きいクレーターを残してあとはただのでこぼこ地面に成り果てていた。 ふとリナが横にいるグリーブを見やる。グリーブも同じところを(呆れた顔で)見ていたようだった。 「・・・・・・なあ、お前もしかして扱える魔力の量増えたか?」 「おおおっ!ぴんぽんぴんぽーん、正解です!!グリーブさすがに鋭い!よぉし商品としてこれあげる!!」 グリーブの言葉にリナは嬉しそうに答えるとグリーブに向かって小さな透明な瓶を投げつける。 それを受け取ったグリーブは怪訝な顔をしてリナに尋ねた。見覚えのある瓶だったからだろう。 「・・・・何だこれ?」 「胃薬」 「・・・・・・・」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ しばし、凍えそうなほどの沈黙が流れる。 「ケンカ売ってんのかてめぇはぁー―――(怒)!!わざわざもらわなくても、もう持ってるんだよこんなもん!?」 「きゃー!!どうせなら『こんなもん使わなくても大丈夫な健康体だ!!』って怒りなよー!!」 投げつけた胃薬は一応リナの逆襲だった・・・・・のだが、 まさに火に油とはこの事。グリーブはリナにお説教をしなくては気がすまなくなってしまったのか、逃げるリナを追い始める。 完全に今が真夜中だということを忘れた二人は、夜明け近くになるまで追いかけっこを続けたのだった。 「ああ、疲れた・・・・・眠い」 「うん、あたしも・・・・・・」 ディルスへ向かう街道をてくてく歩いて行く四人―――――― 非常に疲れた顔をした二人がいた。 「そりゃあ徹夜で鬼ごっこやれば疲れると思いますよ。うるさくって腹立って、ぶっ飛ばしてやろうかとも思いました♪でも、夜中に大声出すような人達と同類だと思われるのが嫌なので、止めておきましたけど♪」 相変わらず毒舌で言ったのはリゼアだった。その言葉にグリーブは少し悲しくなるが、たしかに彼女と同類だと思われるのもなんとなくちょっと・・・・と思ったグリーブは何も言い返さなかった。 「だけど最近毎晩だろ?体力持つのか?二人とも」 『いや・・・・・ダメだ(ね)これは・・・・・・』 一応それなりに心配してくれたのか、美形青年サントスがリゼアの頭を軽く小突いてからそう二人に尋ねるがあっさりと二人に否定される。 「まあ、もうすぐでディルスに到着するし、それまでガマンするんだな」 (だったら最初から“大丈夫か?”なんて聞くな・・・・・) 恐らく単なる義理で聞いたのだろう、サントスのさらっとした返事にリナとグリーブは声には出さず心のなかでため息をついたのだった。 きゅう・・・・・(眠) ちなみにチロルはリナのフードの中。 ディルス王国首都、ガイリア・シティ かつて“異界黙示録(クレアバイブル)”の写本があったと伝えられている、背にカタート山脈を置く都市――――― 「そう、そしてここがリナお姉ちゃんの原点・・・・!!」 リナが城壁のそびえる町を外から見渡して握り拳にそうつぶやいた。 「え〜っと、どこかにイっちゃってるとこ申し訳無いんですけど、一応私一国の代表ですから王宮の方にあいさつへ行きます。リナさんたちはどうしますか?」 「セイルーン以外の王宮の中って見たことねーしなぁ、行く」 せっかく珍しく燃えているリナにやはりというか何と言うか水を差したのはリゼアだったが、自分がツッコまれた時以外はさして気にしないのか、グリーブがさらっと答える。 「そおですか、静かにしててくださいね?チロルは特に、絶対鳴いちゃダメですよ。いろいろめんどくさい事になりますからね。それでは行ってみるとしましょう!!」 日陰のなかでしゃがみこみ、雑草をちぎっては投げているリナに誰も声をかけることなく三人はガイリア・シティの中心にある王城を目指した。 きゅきゅう!! 置いて行かれたリナのフードの中からチロルが慌てて這い出てグリーブの足元をちょろちょろ付いて行った。 「お城の中、兵士付きであれば見てまわってもいいそうですよ♪」 リゼアのツルの声によってリナ達は王宮の方を見物していた。 王と謁見をしたのはリゼアと公式な付き人であるサントスのみ。リナとグリーブはその間リゼアの友人として客間でお茶をしながら二人を待っていた。 リナがディルス王との謁見の様子を尋ねようとしたのだが、サントスの機嫌が微妙に悪く、リゼアも妙ににこにこしていて怖い事に気付き、何があったのか聞かないままだった。 グリーブもこういったことには興味が無いらしく、そのまま流していた。 「ねえ、ディルスって異界黙示録(クレアバイブル)の写本があったんでしょう?そういったのって見せていただけないんですか?」 「見せるも何も、写本自体が何十年も前に消失してしまったものですから――――――」 「だ・か・ら!写本の写本って無いんですか?って聞いてるんです!!」 グリーブの質問(こういうことには興味津々らしい)に答えようとした兵士の言葉を遮ってさらにリナが詰め寄った。 「そんなものがあったっていう話は少なくとも下の方には流れていませんね。あったとしたら厳重に保管されているでしょうし。管理・保管を任されていた者達がいたのですけど、写本消失って事で解雇になったらしいですし」 数十年も前の話ですから真偽の程は良く分かりませんけど。 兵士がどこから仕入れてきた情報なのか、そう答えた。 「リストラ・・・・・」 兵士の説明にサントスがぽつりと小声で呟くと、リゼアがなぜかうんうんと頷きながらしみじみと呟いた。 「ここの国って結構シビアなんですねー・・・・そうかもしれませんね、昔いろいろあった国ですし」 「あああああああ!!あの、リゼア様!!こんな事を話したという事はどうか・・・・・」 「兵士の社会もシビアなんですね、秘密にしておきますから安心してください」 「あう・・・・・・・」 リゼアの毒舌はディルスでも健在だった・・・・・・・ 過去にいろいろあった国というのはセイルーンも同じはずだが、その様子をおくびにも出さないところがこの二人らしい。リゼアとサントス、結局は気の合う二人である。 しかも、ディルスの兵士をいくらいぢめてもこの話題なら上には伝わらないというところがポイントらしい。 (リゼアもサントスもさっきから機嫌悪いけど、王様に何言われたのかしら・・・・?) 背負っている空気・・・・というかオーラの怖い二人に、リナはかける言葉も見つからず、そしてとりあえず二人の怒りの矛先が罪のない一般兵士(爆)であって、自分でない事に安心していた。 (将来この国とセイルーン、友好関係を結ぶのは無理かもしんねえな・・・・・・) グリーブもそんなことを思いつつも、何か迂闊な事を言って二人の目標が自分にが変更されるのを恐れ、何も言えずにいるのだった。 「なあ、この国の写本ってどうしてなくなったんだ?」 グリーブがなんとなしにいぢけている兵士に尋ねる。 「さあ・・・・自分もさすがにそこまでは。でも、一説によると燃やされた、とも言っているらしいです」 ぐいっ!!ぶんぶん!! 「燃やされた?誰に?何が原因で?・・・・・答えろ!!」 「あ゛あ゛!!グリーブ落ち着いて!!」 兵士の胸倉を掴み揺さぶるグリーブをリナが慌ててなだめる。 突然の反応に兵士はおろか、リゼアとサントスまでもが反応できずにグリーブを見つめる。 「ううう・・・・・けほんっ・・・どういうことが原因で、とは聞いたこともありませんけど、魔族によって燃やされたんではないか、という話がもっとも有力みたいです」 「そうか・・・・・突然悪かったな」 グリーブは兵士の胸倉から手を離すと、何も言わずに歩き出した。 グリーブの豹変ぶりにぼーぜんとしているリゼアとサントス、ディルスの兵士を気にしつつも、リナは慌ててグリーブについていった。 「・・・・・ねえ、グリーブ。さっきの質問、何か意味があったの?」 王宮の南側にある中庭の草の上に寝転がって空を見上げているグリーブをリナが覗き込みながら言った。 先程の兵士への質問、そしてその時のあの過敏な反応・・・・・・ ―――――絶対に普通じゃない そうリナはどこかでそう感じていた。 グリーブはしばらく黙っていたがしばらくしてからゆっくりと口を開く。 「その質問に答える前に、お前に聞いておく事がある」 「・・・・・何?」 そう言うとグリーブはゆっくりと起き上がり、リナを真っ直ぐに見つめた。 「・・・・・・・・・・お前最近、夜に寝るのを避けてるな」 「・・・・!!」 グリーブの言葉にリナははっとした。 確かにリナは最近チロルと自分の魔力の研究という理由でよく夜に外出していた。 リゼアもサントスも、リナの研究熱心さは小さい頃からよく知っていたし、リナ=インバースの曾孫だし(爆)大して気にしていなかったのだが・・・・・ 「やっぱりそうか・・・・・」 リナの表情から何を読み取ったのかグリーブは納得したように呟いた。 「最初は・・・・・チロルの親の一件あたりからか・・・・・」 「・・・・・・・」 チロルの親は密猟によって犠牲になった。 リナにはその事実と、一面に広がった血の海・・・・・・その二つが頭から離れなかった。 きゅう・・・・? 「眠れなくなったのは最近でも、夜中に飛び起きるのはよくあったみたいだしな」 「! どうして それを・・・・」 「俺のカンと耳が昔から悪くない方なのはおまえが一番知ってるだろ?俺だっておまえの性格は知ってるつもりだしな・・・・・・よっ」 それだけ言うとグリーブは立ち上がる。 「グリーブ?」 不安そうにリナがグリーブの顔を覗き込む。その顔をグリーブもじっと見つめる。 「・・・・・・お前には教えられない。これは俺自身の問題であって、お前には関係のない事だからな」 グリーブはそれだけ言うと、きびすを返して歩いていく。 (・・・・・これ以上こいつのストレスを、不安を増やしてどうするんだ。俺のことは俺で決着をつけなきゃダメだろうよ) 後に残されたリナはしばらくその場に立ち尽くしていた。 『お前には教えられない』 その言葉だけが今のリナを支配していた。 「ご苦労様。これで大方の下準備は終わったわ・・・・・・あなたはこれからしばらく自由に行動してよろしい。用があればそのつど呼び出します」 「御意・・・・・・失礼致します」 黒髪の美しい女性――――――主の言葉にディルスの兵士の姿をしたそれは、短い返事を返すとその場から姿を消した。 「リナ・・・・・私に向かって“いーだ”をした罪は重くってよ。この報いは必ず受けていただきます?!あなたの見えないところから、あなたの全てを壊して見せますわ!!」 水鏡に映った、ディルスの王城の中庭で未だに立ち尽くしているリナを見て満足そうに笑った。 「まずは彼・・・・」 彼女が水鏡をつつっと指でなぞると、水鏡の中のリナの姿は波間に消え、代わりにずんずん歩いているグリーブの姿が映し出される。 「さあ、彼はディルスの写本がどうなったかを聞いて、一体何を考えるのかしら?あなたが馬鹿でない事を祈るわよ・・・・・」 「何をしているのだ?」 「・・・・・あら、あなたがここへくるなんて珍しいのね」 突然かけられた声に彼女は振り向くと、そこには金髪の美しい凛とした女性が呆れたような表情で見つめていた。 「人間なんかにちょっかい出して、一体何が楽しいというのだ?」 「あら、相変わらずあなたはお堅いんだから・・・・・あなたの部下はそういったのが大好きじゃない。 そうそうそういえばあなたの部下、五十年程前に黄金竜たちに酷い目に遭わされたんですって?もう大丈夫なの?」 にっこりと微笑んだ黒髪の女性の言葉に、金髪の女性の顔がかすかに引きつる。 「おかげさまでな。・・・・ところでそろそろ本題に入ってもいいか?」 「あら、ごめんなさい。あなたが用も無くここへ来る訳が無いものね。さあどうぞ」 ふう・・・・・と深くため息をついた後に金髪の女性は一言だけ呟いた。 「“あれ”の目覚めが近いようだ」 「あらまあ、やっとですの?ずいぶんとゆっくりでしたわね」 「確かにな。まあもっとも、お前のこの遊びが終わる頃には完全に目覚めるだろうがな」 それだけ言うともう用は済んだのか、金髪の女性は再び来た道を歩き出した。が、不意にぴたりと立ち止まると再び黒髪の女性に向き直った。 「・・・・人間のことわざに、一寸の虫にも五分の魂というものがあるらしい」 「・・・・・もしかして、それは警告ですの?そんな事を聞いても私達は人間に対する考えを変えることはできませんのよ?」 「わかっている、言ってみただけだ。ただ、過去にもこういった例で同胞達を沢山無くしている・・・・・それだけは覚えておけ」 今度こそ金髪の彼女は振り向くことなく去っていった。 「分かっていますわ・・・・・だからこそ、危険な芽は早めに摘み取っておくものなのですわ・・・・・・そうでしょう?」 彼女の呟きは誰に聞かれるでもなく、ただそこに流れた。 続く ============================================= ☆途中書き☆ こんばんは、あんでぃです。 え〜・・・・・ビーパラ第8話をここにお送りいたします。 上で語った致命的ミス(滝汗)もしかしたら気付いていた方もいるやも知れませぬ・・・・・・はっはっはっはっはっはっはっ(壊) リゼアの初登場は2話ですか?そして再登場は4話ですかね? ・・・・・・・髪の毛の色が違う事にお気づきですか? 私は先程(約2時間前)読み返していて初めて気付きました(TOT)どうしようどうしよう(泣) シルバーブロンドにするか、それともこのまま黒髪で通すか!!運命の選択です(爆発) どっちがいい!!というのがありましたら遠慮なくどうぞ!! こうなったらこの二つの色以外からでも可です(ヤケ) あうううううううううう、計画性が無いのがバレバレですね(泣) 何はともあれ(もう上のことは触れたくない/核爆)やっとディルスに到着する事ができました。ふうう・・・(ひと安心) これでたぶん最終回までのカウントダウンが始まったものと思われます。後何話で終わるかは定かではありませんが(爆) うううう・・・・この話最初は7話ぐらいで終わる予定だったんですよう(自爆)それがいったいどこをどうまかり間違ったのかわかりませんが、もうちょっと続きます。 レスはマッハでお返事を書きますので、くださると私が冗談抜きで泣いて喜びます。 そしてそして、レスなんて書いてらんねーよ。という方でも、最後までお付き合いくださると嬉しいです(> <) また次回(それ以前に読んでくれている人がいるのか心配/汗)頑張って書きますので!! それでは、あんでぃでした!! |
6389 | オンラインですね♪ | 桐生あきや URL | 4/25-21:20 |
記事番号6387へのコメント こんばんわ。前回レスのタイミングを逃したので、続きが投稿されたら絶対レスしようと思っていた桐生です。こうして一番にレスできましたvv リゼア姫さまの髪は桐生的には黒ですかねー、やっぱり。なんとなく、黒髪さらりと揺らして毒舌ぶすりって感じがしますです(笑) セイちゃんとグリーブの関係が気になります。なんだかグリーブの本心、セイちゃんに伝わってない気がするので。ああっ、お互い言葉が足りてないわっ、もうちょっと歩み寄って二人ともっ(ジタバタ) 何やら一人で熱くなっておりますが、ラストに向けてのカウントダウンも始まったとのことで、続きますます楽しみにしておりますvv ではでは。 桐生あきや 拝 |
6393 | まさに(笑)♪ | あんでぃ E-mail | 4/25-22:33 |
記事番号6389へのコメント > こんばんわ。前回レスのタイミングを逃したので、続きが投稿されたら絶対レスしようと思っていた桐生です。こうして一番にレスできましたvv こんばんは!!早速のレスありがとうございます!!嬉しくてマジで感涙です(T T)これを返せる時、桐生さんもまだオンラインだと嬉しいんですが・・・ 私も実はいつも桐生さんとねんねこさんにレスするタイムミングを図ってます(汗) > リゼア姫さまの髪は桐生的には黒ですかねー、やっぱり。なんとなく、黒髪さらりと揺らして毒舌ぶすりって感じがしますです(笑) 毒舌キャラが大好きな私・・・・・Vv(Mじゃないです!!念のため/笑) 私もリゼアのイメージ画像(下書きペン入れ済)髪の毛黒いんです(汗) ですが、一番最初にシルバーブロンドって書いてましたので・・・・(滝汗) しかも、もうでない予定だったので(非道)深く考えずにやっちまいました(爆)わはは(もお、思う存分殴っちゃってください) > セイちゃんとグリーブの関係が気になります。なんだかグリーブの本心、セイちゃんに伝わってない気がするので。ああっ、お互い言葉が足りてないわっ、もうちょっと歩み寄って二人ともっ(ジタバタ) 二人とも自分の中に押し込んじゃうタイプなのかもしれませんね・・・・・・ それでも、最後にはラブラブになると嬉しいんですが・・・・ なんせ私自身が彼氏いませんから(T△T)男心なんて分かりましぇん(泣) できるだけ頑張ります!! > 何やら一人で熱くなっておりますが、ラストに向けてのカウントダウンも始まったとのことで、続きますます楽しみにしておりますvv > ではでは。 リゼア達の影が薄い気がします(笑)リゼアは毒舌があるからいいのですが(笑)サントス本当に影も形も・・・・ 修行修行!!精進精進!!オンラインのうちにオンラインのうちに(笑) 頑張って夏が来る前に決着をつけたいと思います!! それまでお付き合いくださいませ!! それでは!!あんでぃでした!! |
6396 | ついに進出(爆) | ねんねこ E-mail URL | 4/27-01:33 |
記事番号6387へのコメント こんにちは、ねんねこです。 ……すみません。どこぞのレスで暴露した通り、ずっと楽しく拝見しながらもレスつけていなかった大馬鹿ものです。もう適当に殴ってやってください(^^;) もうちゃんと読んでました。『読んでくれている人がいるか心配』なんて言わないで下さい。どこまでも追いかけていってわたしが読むっ!(断言) いやまあそれはともかく。佳境ですね! お互いを想い、すれ違うリナとグリーブっ! 黒髪の美女の意味深な発言っ! そしてなんといってもかわいいぞっ! チロルっ!!(待て) 全ての謎は次回で明かされるっ!(……のかな?) ところでリゼアの髪ですが……個人的には黒髪のまま突き通して欲しいかなぁなんて。(ちょっと黒髪好きなねんねこさん・苦笑) もしあれだったら、時間によってとか光のあたり具合でシルバーブロンドになったり黒髪になったりする、とかっ!(無理あり過ぎ) なんか意味不明なレスになってます。いやいつものことなんですが。 本当に独り騒いですみません。次回はもちょっと大人らしく攻めてみます。(どんなだ) それでは、次回も楽しみにしつつねんねこでした♪ |
6399 | 大歓迎ですv | あんでぃ E-mail | 4/27-07:59 |
記事番号6396へのコメント >こんにちは、ねんねこです。 おはようございます♪学校には遅刻しないのか?のあんでぃですv ふふふ、私の“上り坂本気でダッシュ”に自転車で勝てた人はあんまりいません(笑) >……すみません。どこぞのレスで暴露した通り、ずっと楽しく拝見しながらもレスつけていなかった大馬鹿ものです。もう適当に殴ってやってください(^^;) 読んでくれた人がいたということに私は感動しております!! 私もねんねこさんのクーちゃんにには惚れまくっておりますので(迷惑かも…)これはもおレスしなくっちゃ!!意気込んでおります!! >もうちゃんと読んでました。『読んでくれている人がいるか心配』なんて言わないで下さい。どこまでも追いかけていってわたしが読むっ!(断言) 読んでくれている人がいるのならば頑張って早く続きをあげなければ!! そろそろ黄金週間ですしね。大会と小説どっちを取るか!!(ぶっちぎりで小説なんですがそれは部員のみなさんには内緒v/待て) >いやまあそれはともかく。佳境ですね! >お互いを想い、すれ違うリナとグリーブっ! >黒髪の美女の意味深な発言っ! 黒髪の彼女の正体はいかに!! バレてる人にはばれていそうで怖いですが(苦笑) >そしてなんといってもかわいいぞっ! チロルっ!!(待て) >全ての謎は次回で明かされるっ!(……のかな?) まだまだリナちゃんの秘め事はたぶんあるはずです。いつ明かされるかは未定です(地雷) そして話を浜崎の歌に当てはめてしまう自分がいる・・・・(汗) >ところでリゼアの髪ですが……個人的には黒髪のまま突き通して欲しいかなぁなんて。(ちょっと黒髪好きなねんねこさん・苦笑) >もしあれだったら、時間によってとか光のあたり具合でシルバーブロンドになったり黒髪になったりする、とかっ!(無理あり過ぎ) もう今更下書き済みのリゼアのイメージ画像を書き直す気にはなれないですし・・・・ と、いうわけで皆さん、過去のところでリゼアがシルバーブロンドになっているところがあるのですが見なかったことにしてください(爆) いろいろご意見ありがとうございました!! >なんか意味不明なレスになってます。いやいつものことなんですが。 >本当に独り騒いですみません。次回はもちょっと大人らしく攻めてみます。(どんなだ) >それでは、次回も楽しみにしつつねんねこでした♪ 私もねんねこさんのレスでクーちゃんのかっこよさに壊れる事があるやも知れませんが、そのときは笑って流してくださいね(^ ^) レスありがとうございました!!これからもよろしくおつきあいの程お願い致します!! それでは、あんでぃでした!! |
6401 | 常備薬もってたのね。グリーブくん(^^; | ゆえ E-mail URL | 4/27-08:30 |
記事番号6387へのコメント こんにちは、最近レスするのが遅いぞあんたっ!のゆえです〜。 投稿直後には必ず読んでますので・・・・見捨てないで(泣) ディルスに仲良し4人組、到着しましたね♪ しかし、グリーブくん。胃薬を持って歩いてるのか・・・・・保護者するのも大変ですか・・・・・ 元祖保護者はそんな心配はなかったんでしょうが。と、いうより彼が胃をやられるなんて事は絶対キッパリ全く全然これっぽっちも無いでしょうが(笑) がんばれ、グリーブっ! リナもグリーブも、お互い気遣って気持ちを隠して言ってますが、これが後々でよくない方向にいかなゃきゃいいけど・・・・と、余計な心配をしてしまいます。 謎の女の人も裏で動いてますっ!彼女が表だって出でくるのはいつ頃なのかな♪ などと、主役達には嫌がられる展開を待ってる私は、極道(鬼畜ともいふ) ところで、最近はまっちゃったぞの浜あゆですが。前にビバーラーナハイの話に使った曲があるって聞いていたので、昨日そのアルバム借りてきまして。 んで、「何かな何かな♪」とダビングしながら聞いているのですが・・・・・・・どの曲だしたっけ(滝汗) 肝心の曲名を忘れてる鳥頭がここに一人・・・・・・・・・・・(爆) よかったらまた教えてやってくださいぃぃぃぃぃぃすみませんっ!!(ちなみにCDはヒョウあゆのやつです) それでは、次回たのしみにしてます♪ |
6403 | 胃薬は必須アイテム(笑) | あんでぃ E-mail | 4/27-16:43 |
記事番号6401へのコメント >こんにちは、最近レスするのが遅いぞあんたっ!のゆえです〜。 >投稿直後には必ず読んでますので・・・・見捨てないで(泣) こんにちは♪それでもレスをくれるゆえさんは神様ですv 見捨てるなんてとんでもないです〜(> <) >ディルスに仲良し4人組、到着しましたね♪ >しかし、グリーブくん。胃薬を持って歩いてるのか・・・・・保護者するのも大変ですか・・・・・ 忍た○乱太郎のとあるキャラがモデルだったり・・・・・(笑) グリーブにもサントスにも胃薬はきっと必須アイテムですから(笑) >元祖保護者はそんな心配はなかったんでしょうが。と、いうより彼が胃をやられるなんて事は絶対キッパリ全く全然これっぽっちも無いでしょうが(笑) >がんばれ、グリーブっ! 確かに(笑) あれだけ食べてても全く変化の無い彼には胃をやられる方が不思議な事ですもん!! >リナもグリーブも、お互い気遣って気持ちを隠して言ってますが、これが後々でよくない方向にいかなゃきゃいいけど・・・・と、余計な心配をしてしまいます。 腹を割って話し合うことも大事ですよね。 仲の良い人にこそ本音を言えないクセのある私には、考えさせられる事の多い二人です。 素直になろうね二人も、私も(笑) >謎の女の人も裏で動いてますっ!彼女が表だって出でくるのはいつ頃なのかな♪ >などと、主役達には嫌がられる展開を待ってる私は、極道(鬼畜ともいふ) 私のイメージではこの人(?)は表に出て何かをする訳無いかなぁ、という感じです。 やるなら裏でさんざん悪さをして自分は痛くも痒くもない♪という極悪根性を持った人(?)でしょう。きっと そしてそんな感じのイメージを思い浮かべる私ももっと鬼畜(笑) >ところで、最近はまっちゃったぞの浜あゆですが。前にビバーラーナハイの話に使った曲があるって聞いていたので、昨日そのアルバム借りてきまして。 >んで、「何かな何かな♪」とダビングしながら聞いているのですが・・・・・・・どの曲だしたっけ(滝汗) >肝心の曲名を忘れてる鳥頭がここに一人・・・・・・・・・・・(爆) >よかったらまた教えてやってくださいぃぃぃぃぃぃすみませんっ!!(ちなみにCDはヒョウあゆのやつです) おおお!!浜あゆ洗脳完了ですね♪ 私が使ったのは、アルバムのタイトルにも使われている“Duty”という曲です。その他にも、ビーパラの最終回“SCAR”を使おうかと思ってます♪ >それでは、次回たのしみにしてます♪ 黄金週間に入りますし、頑張って仕上げます!! 秘密の計画の曲選びに入っているのですが、全てが浜あゆの曲になりそうです(汗) 最後までおつきあいの程をよろしくお願い致します!! それでは、あんでぃでした!! |
6420 | BE PARASITIC NIGHTMARE 9 | あんでぃ E-mail | 4/30-12:37 |
記事番号6387へのコメント こんにちは♪あんでぃです。 あと少しで終わる予感かな? と思っています。あと、2、3話ぐらいかなあ?なんて考えています。 それまで、お付き合いくださいませv ============================================= BE PARASITIC NIGHTMARE 9 くらいくらい・・・・よるのやみ 『お前、夜に寝るのを避けているな』 夜は怖い、暗くて何も見えなくなるから・・・・・・ 『最初は・・・・・チロルの親の一件あたりからか・・・・・』 一面に広がる血の海・・・・・・ それは忌まわしい記憶を呼び起こす・・・・・・ 『・・・・・・お前には教えられない。これは俺自身の問題であって、お前には関係のないことだからな』 だから、お願い そんな事言わないで!! 暗いと何も見えなくなる!自分の顔も、みんなの顔も、何もかも・・・・・・ お願いだから置いていかないで―――― 「―――――――――!!」 目を開くと一番に見えるのは自分でつけた光球(ライティング)の光。 長持ちするように、できるだけ光量を抑えていたのだが・・・・・ いつものように口元にある両手をゆっくり外す。 そして汗をぬぐい、ゆっくり息を吐いた。 どうにか息切れが収まったリナはそっとベッドから降りる。 やはりまだ夜の闇の中を一人でいることができない。 夜中に抜け出せばグリーブが来てくれることは分かっていた。だから今までそれに甘えていたのかもしれない・・・・・ 今は、寝る気分にも外に抜け出す気にもなれない。 あんな事を言われた後、いつも通りグリーブに会う自信が無い・・・・ 「・・・・・・・・・・・?」 ふと、リナはよく晴れた夜空を見上げる。 理由や確証があったわけではない。 でも、何故だか嫌な予感がする。何かが足りない。 パジャマの上からマントをはおり、部屋を出る。 少し迷ってからグリーブの部屋へ向かい、さらに先程より少し長い間躊躇してからドアをノックする。 ――――――返事が無い完全な静寂。 寝起きの悪いグリーブのことだ。少し経ってからドアを開けるなんていつもの事、それでもいつもと明らかに様子がおかしい。 リナは軽く深呼吸をしてからドアノブを回した。 嫌な予感が現実のモノにならないように祈りながら・・・・・・・ きぃぃぃぃぃぃ・・・・・ かなりの年期の篭った建物なのであろう古くからあるディルスの王城。 その客室のドアをリナは嫌な音をたてながらもゆっくり開ける。 客室だけあって綺麗で広い部屋の中、そこは寝る前の部屋と何ら変わりがなかった。 ただ、部屋の主―――――グリーブの姿が無い事を除いては もう、何も言えずリナはその場に崩れ落ちた。 ざぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・ 「すごい雨、これを見てると春って実感が湧いてるのか湧いてないのかわかんないわね」 リナはそう言いながらカーテンを開ける。 外は朝から雨が降っていた。春雨というよりも夕立に近く、分厚い雲が辺りをよどんだ雰囲気にしていた。 湿気を含んだ空気に少し不快感を感じながら、リナは窓を閉めた。 昼だというのに今の気温はやや肌寒い、リナは冬物のセーターなんかを着込みながら階段を下りる。 外に置きっぱなしで忘れていた花の鉢植えを、家の中にしまおうと傘を引っ張り出し出入り口の扉を開けた。 地面はまるで逆さまに雨が降っているのではないかと思うくらいに雨水を跳ね返し、少し先の視界さえもが危うくなっていた。 「本当に今の季節でこんなすごい雨が降るなんて、めずらし・・・・・・・?」 ふとリナが怪訝な顔をして道の先に目を凝らす。 そこには―――― びしょ濡れになりながらも両手に記録球(メモリーオーブ)を抱え、息を切らして“彼”が立っていた。 茶色の髪の毛は額に張り付き、青い瞳は虚ろに光る。いったいいつから雨に打たれていたのだろうか? リナはそんな彼の姿を見て思わず息を飲んだ。 「グリーブ・・・・?!何してるのこんなところで!!えっと・・・・とにかく早く入って、すぐに服乾かさなきゃ!」 リナは慌ててグリーブを建物の中へと引っ張り込む。 「ほら、早くシャワー浴びてきて!!こんなびしょびしょのままで立っていられたら家が汚れるでしょ!!」 リナはタオルをグリーブの頭にのせ、シャワールームに押し込むと、勢いでグリーブから取り上げた記録球(メモリーオーブ)をしばし見つめる・・・・・・ しかし、ずっとそうしてもいられない。リナは急ぎ記録球(メモリーオーブ)をテーブルの上へ置くと階上で寝ている夫のもとへ向かった。 「ガウリイ!!起きて!!」 げしっ リナに助走つきでベッドを蹴られてガウリイがベッドから転げ落ちる。 「いてっ!!な、なんだ?」 今まで熟睡していた彼も、これにはさすがにびっくりしたのか慌てて起き上がる。 「グリーブが来たわ・・・・・・・あんたも早く起きてくれる?」 「・・・・・・・グリーブだけなのか?」 「・・・・・・・・・・・」 ガウリイの問いに沈黙で答え、リナはクロゼットをあさり、ガウリイに向かって着替えを投げつけると、もう一着、グリーブの着替えを持って階下に下りる。 シャワールームにグリーブの着替え、かつてガウリイが旅をしていた頃の服を置くと、キッチンへ入りガウリイをグリーブのためにスープを作り始める。 「・・・・・・・・・・・・」 グリーブが何をしにここへ来たのか、それを悟っていたリナの表情は終始暗かった。 「なんなんだ・・・・?」 さすがにああいった起こされ方をされると目が覚める、しかしそれでもリナの様子を見て怒る気にもなれず、首をかしげながらもガウリイが着替えて階下に降りる。 かつてリナと二人で創った森の遺跡に置いておいた記録球(メモリーオーブ)がテーブルに置いてあるのを見つけ、手に取る。 ・・・・それで、一人でここにいるグリーブが何を聞きにここへ来たのかを何となく悟る。リナの表情が硬かった訳も・・・・・・ ガウリイは黙ってテーブルにつくと、その記録球(メモリーオーブ)に改めて軽く触れる。 ―――――そこへ流れてくる数々の情報。 今までリナとガウリイが二人で旅をしたときの記憶、リナの知っている限りの“金色の魔王”の記録と“新しい可能性”、そしてグリス家の惨劇の記録・・・・・・ 全てがこの小さな球に篭められている。 それは、全てを包み隠さずに伝えようと、リナと二人で決めた事・・・・・・ 世界の色々なものを見て、世界の暗闇の断片を知って、 それでも彼ら、若い人たちはは先頭にたって『今』を生きなくてはいけないから・・・・・ だから、現役を抜け出した自分達がえらそうな事を言える立場ではない、これからの『今』は彼らが創るものなのだから。 そう、だから“それ”が彼らにどういう影響をもたらしたとしても、彼らは真実を知る権利がある。 「グリーブ、ここに座れ」 ガウリイがテーブルについているイスを目で指す。 「・・・・・・・・」 グリーブは何も言わずにそれに従う。リナもスープを運びそれにならう。 「お前が聞きたいことは大体見当がついている。だから、お前が知りたいと言うのなら教える事にするよ・・・・・・・」 ガウリイはグリーブに全てを話した。 彼が知りたいと願っていたほぼ全ての事を・・・・・・・・・ 「グリーブさん、どこに行っちゃったんでしょうか?」 リゼアが雨の降る外をグリーブの部屋の窓からイスに座りながら眺めて、ポツリとつぶやく。 「・・・・・・まあまあ、手紙には“すぐ戻る” って書いてあったし、特にそう慌てなくても大丈夫よ」 リナはリゼアににっこりと笑いかけると、自分の部屋へと戻って行った。 「・・・・・サントス。やっぱり普通じゃないです。リナさんもグリーブさんの昨日からずっと様子がおかしいです。 この間もおかしいって言いましたけど、もっと、もっとなんです!!嫌ですこんなの!!」 リゼアはグリーブの部屋のベッドに座っているサントスに、泣きそうになりながら詰め寄る。 「とりあえず、グリーブさんが帰って来るのを待とう。それとそれまでリナさんを一人にしないようにしよう・・・・・・俺たちにできるのはそれぐらいだよ」 サントスがリゼアを落ち着かせようと頭をなでながらそういった。 「・・・・・・・・・分かりました。リナさんの部屋に行ってきます。 それと、・・・・・ありがとうサントス」 リゼアは立ち上がると、リナの部屋へ行った。 「・・・・それじゃあ、俺はグリーブさんがどこへ行ったか、その手がかりだけでも見つけてこようかな?」 苦笑したままサントスはベッドから立ち上がり、情報収集へ向かった。 「リナさん、グリーブさんの事ここでずっと待つつもりなんですか?」 「うん」 リゼアの問いにチロルとじゃれていたリナはにっこりと笑い、短くそう答えた。 王城の居心地は精神的にきゅうくつな事はあるが、経済的にはかなり楽ができる。 (リゼアには悪いけど、待つならここが一番よね。お金かからないし、目立つし) それに、公式な情報を収集するには王城がもっとも効率がいい。リナはこっそりそんな事を考えていた。 かつてそうしたように自分がここで待つことは決めていた。しかし、 (きのうのことがあるから・・・・) リナはかなり不安だった。 グリーブがあの時のように自分のところに帰ってきてくれるのか・・・・・・・だから 「もちろん、ただ待ってるだけじゃないよ。あたしたちを置いてどこか別の所に行っちゃわないように、グリーブがどこにいるのかだけは把握しておくつもり」 あたしはもう、ただ待ってるだけの子供じゃないよ。こっそりと左手にある指輪に手をやりながらリナはそう言うと、リゼアに向かってにやっと笑った。 置いていかれるのは嫌だ。 だから、置いていくつもりならあたしが追いかけて行ってやる。 ただ待ってるだけじゃない。どこまでも、相手がどう思おうと追いかけて行ってやる。 それが、リナがここ数年でだす事ができた結論―――――― 「そうですか、それじゃあ待ってる間に私の新しい歌でも―――――」 「いやいや、それはいいから・・・・」 「遠慮しないで下さい!!なんだったら一緒に歌います?さあ、行きますよ♪ 母なーるぅ大地ーのぉ〜♪(以下ずっと続く)」 (ごめんグリーブ・・・・あたしグリーブのとこ何かあっても行けないかも・・・・・・) リゼアの新しい正義の賛歌“大地讃○”を聞かされ早くもリナの決心は揺らぎそうになっていた・・・・・・ グリーブはただ空を見上げていた。 春が終わり夏が来る頃 自分には大きな転機があった それは、辛く、悲しく、そして優しい・・・・・・ 分かっている。こんなことしても もうあの人たちが戻ってこない事は もし あの人たちが今の自分を見ていたら 嘆いているかもしれない でも、あの人たちが大好きだったから この気持ちを消す事はできない。 はじめからなかった事になんてできない。 (だから、ごめん・・・・・・・・・) 心の中のそれは、すれ違った人にさえ聞こえない小さな言葉。 それが遠く離れた人たちには聞こえるはずも無く、 ただ、そこにあるばかり さよならさえ上手に 伝えられなかったのは また会えるような気が したから それとも・・・ 「俺は、カタートへ・・・・・・・」 一人で・・・・・・・ ============================================= ☆途中書き☆ 今回使った歌はやっぱり浜崎で(笑)“SCAR”という曲の一部です。 最終回にも使う予定の曲です。歌詞が好きですvこの曲。 他にも何曲か歌詞は出していませんが、浜崎の曲の片鱗が見せられています(汗) あと、リゼアの歌った曲は知っている人も結構いるんじゃないかと・・・・ ちなみに私はアルトです(関係ない) 長い付き合いの曲でして、中学の卒業式でも歌いました。 高校でも歌ってますし、正義っぽい歌ですし。出せてちょっと嬉しいです♪(合唱好き) ちょっと途中でオリジナルのリナちゃんを出しましたが、リナリナなのでだませるかなぁ?なんて思いましたが、そんな事できるほどの腕を持っていませんでした(泣) あと何話かでとりあえずは終了すると思われます。 それまでお付き合いしていただけると嬉しいですm(_ _)m それでは、あんでぃでした!! |
6423 | なつかし〜いっ!o(><)o | みてい | 4/30-18:43 |
記事番号6420へのコメント みていでございます。 足元で柏餅(落とした)を相伴した花子(犬)が「まだ無いか」とうろついております。 >今回使った歌はやっぱり浜崎で(笑)“SCAR”という曲の一部です。 >最終回にも使う予定の曲です。歌詞が好きですvこの曲。 >他にも何曲か歌詞は出していませんが、浜崎の曲の片鱗が見せられています(汗) わかんなかった(汗) というか今時の曲さっぱりなんすよ私。 >あと、リゼアの歌った曲は知っている人も結構いるんじゃないかと・・・・ >ちなみに私はアルトです(関係ない) みていもアルトでした。アルトだけで練習すると面白くないのなんのって。 >長い付き合いの曲でして、中学の卒業式でも歌いました。 中学のときは、在校生側の曲でした。卒業生だけが練習でき歌うことが許される(ってそこまで大げさなものでもないですが)曲がありました。混声四部合唱なんですよ=v >高校でも歌ってますし、正義っぽい歌ですし。出せてちょっと嬉しいです♪(合唱好き) もぉ冒頭の歌詞だけで思い出せてしまいましたっ! > >ちょっと途中でオリジナルのリナちゃんを出しましたが、リナリナなのでだませるかなぁ?なんて思いましたが、そんな事できるほどの腕を持っていませんでした(泣) いや、ガウリイが出てくるまで気が付きませんでした。(本当) >あと何話かでとりあえずは終了すると思われます。 >それまでお付き合いしていただけると嬉しいですm(_ _)m >それでは、あんでぃでした!! おつきあいいたしますぅ! ではではみていでございました。 |
6428 | 他にもなつかしの正義の歌ってあるでしょうか(笑)? | あんでぃ E-mail | 5/1-21:58 |
記事番号6423へのコメント >みていでございます。 >足元で柏餅(落とした)を相伴した花子(犬)が「まだ無いか」とうろついております。 こんばんわ!まだ新さんが若々しい暴れん坊将軍にと二人で見とれているあんでぃです(暴れん坊将軍が大好きな女/汗) レスありがとうございます(T T)返事が遅くなってしまいましたが、ひたすら感謝でございます!! >わかんなかった(汗) >というか今時の曲さっぱりなんすよ私。 分からない人がいるかも・・・・とは思いましたが(汗) 歌詞だけなので何とかなるかなあ・・・・?なんて、かなり安易でした(汗) 気になるようでしたら言ってくだされば、郵送させていただきますので。 >みていもアルトでした。アルトだけで練習すると面白くないのなんのって。 私たちもいつか、女の子四人でソプラノ、アルト、テナー、バスすべてを担当して合唱したりしてました(笑) 私は声が低い方なのでバスとかやってたり(笑) >中学のときは、在校生側の曲でした。卒業生だけが練習でき歌うことが許される(ってそこまで大げさなものでもないですが)曲がありました。混声四部合唱なんですよ=v みていさんの所も合唱わりと盛んだったのですねv 私のところは中学の時は良かったのですが、今はあんまり歌ってない人が多いです。カラオケではバリバリ歌う人が歌ってなかったり、矛盾を感じます・・・・ >もぉ冒頭の歌詞だけで思い出せてしまいましたっ! 知っている人がいてよかったです(^ ^) 思いのほか知名度の高い曲だったようです。ハモると綺麗ですよねこの曲。好きです♪ >いや、ガウリイが出てくるまで気が付きませんでした。(本当) 良かったです(ほっ)だんだんセイリナのしゃべり方が元祖リナちゃんとかけ離れたものになりつつあるので、バレバレかと思ったのですが。 今回の目的はこれで達成されました(笑) >おつきあいいたしますぅ! >ではではみていでございました。 ありがとうございます!! 私もイズさんが早くゼルの元へプレゼントをお届けできる事を願っております!! それでは、あんでぃでした!! |
6429 | 人の子ら、その立つ土に感謝せよ。 | あごん E-mail | 5/2-00:50 |
記事番号6420へのコメント こんばんわ〜〜vvあごんですvvvvvvvv やぁっとレスできます(謝)。 う〜〜にゅ。 サントスとリゼアの出番が少ないですね。 駄目ですよぅ! グリーブと孫リナの出番を減らしてでもサンリゼ書かないと(非道)! 嘘です(本気ですが)。 孫リナ、悩んでますねぇぇぇぇ。 う〜〜〜〜みゅ。本家リナにはない繊細さだ(笑)。 グリーブ君も、なにやら抱え込んでいるようで。 それはガウリイや本家リナにも関係してるんですかね? ・・・してるんでしょうねぇ・・・。 推理してみましょうか・・・・。 えぇっと・・・・。 実はグリーブ君はガウリイとリナの間に出来た子供だったとか(笑)!! 「が・・・ガウリイ!どーしよぉ。 いまさらだけど、また妊娠しちゃったわっ!!」 「えええええええええええっ!? ・・・・まだ「女」だったのか、お前」 どげしっ。 とかは、どーでしょう?(なにがだ) そんで孫リナとは叔父と姪にあたるから結婚できないっと。 ああ、そりゃ悲劇だわ(笑)。 などとちょっと壊れつつ!! あごんでした!! モルダウの流れとかも知ってます(笑)? 私もアルトですぅぅ!! |
6432 | ボヘニアの川よ、モルダウよ♪(歌詞にはあまり自信無し/汗) | あんでぃ E-mail | 5/2-22:27 |
記事番号6429へのコメント >こんばんわ〜〜vvあごんですvvvvvvvv >やぁっとレスできます(謝)。 こんばんは〜♪あんでぃですv お仕事ご苦労様ですm(_ _)mそして、レスありがとうございます〜(T T) 今日学校帰りにおきた大事件にかなり私はへこんでいます・・・・・聞いてください〜!! その事件は、学校帰りに『今日は早く帰れるわ〜♪うほほい(爆)♪』などと思いながらちゃきちゃき自転車をこいでいた時に起きました!! 雨が降りそうだったので、友達と別れた後一人で急いで帰っていたのですが、なんと通りすがりのカラスが私の肩にフンを落としていきました・・・・・・(泣) カラスのフンですからえらく巨大で臭くって悲しくって、久々に泣きそうになりました(泣) >う〜〜にゅ。 >サントスとリゼアの出番が少ないですね。 >駄目ですよぅ! >グリーブと孫リナの出番を減らしてでもサンリゼ書かないと(非道)! >嘘です(本気ですが)。 次回はサントスの一人称になる予定ですので、それで許してください(汗) サンリゼは・・・・・頑張ります(^ ^; ところでグリーブ×曾孫リナって、グリーナになるんでしょうか(笑)? >孫リナ、悩んでますねぇぇぇぇ。 >う〜〜〜〜みゅ。本家リナにはない繊細さだ(笑)。 がふぅ(吐血)!! どんどん性格が変わっていく彼等(汗)グリーブあたりはネコかぶっているという事でごまかしてみたり(笑)リゼアなんて外見から違いますし(汗) >グリーブ君も、なにやら抱え込んでいるようで。 >それはガウリイや本家リナにも関係してるんですかね? >・・・してるんでしょうねぇ・・・。 彼らは当事者ではないですが、秘密を知っている数少ない方々です。 だから、グリーブが聞きに行ったのですね。 >推理してみましょうか・・・・。 >えぇっと・・・・。 >実はグリーブ君はガウリイとリナの間に出来た子供だったとか(笑)!! なんて事があったら面白いかもしれない・・・・・(笑) でも、こういう設定をする勇気がないです私(汗)読むことすら怖いという小心者ですから(汗) >「が・・・ガウリイ!どーしよぉ。 > いまさらだけど、また妊娠しちゃったわっ!!」 >「えええええええええええっ!? > ・・・・まだ「女」だったのか、お前」 > どげしっ。 > >とかは、どーでしょう?(なにがだ) なんて事を言うのでしょう(笑)ガウリイ(汗) それにしても、なんだかんだ言ったって結局手出してるんじゃないですか(笑) >そんで孫リナとは叔父と姪にあたるから結婚できないっと。 >ああ、そりゃ悲劇だわ(笑)。 そうしたら二人で愛の逃避行(笑) 二人にしかいけない世界へ行こう(by 白鳥の湖) >などとちょっと壊れつつ!! >あごんでした!! 私はカラスのフンから未だ立ち直れず(笑) でも、生物の授業で鳥の体の構造を習っているため文句も言えず(涙) >モルダウの流れとかも知ってます(笑)? >私もアルトですぅぅ!! もちろん知ってます!!そして意外と多いアルトの方(笑) でも、アルトだけじゃあハモらせる事ができません(泣) 誰かテナーの人とかいないかしら(笑)のあんでぃでした!! |
6512 | BE PARASITIC NIGHTMARE 10 | あんでぃ E-mail | 5/22-01:46 |
記事番号6387へのコメント こんばんは♪試験のまっただなかに投稿する命知らずなあんでぃです(苦笑) 私の試験の事はさておき、今回はサントスサイド(最後だけ違いますが/汗)です。 会長のご命令通り(笑)サンリゼを意識しました(汗)お気に召していただけるでしょうか? それ以前にここの存在が誰かに気付いてもらえるでしょうか?(汗) いろいろ不安になりつつ、それでは、どうぞ♪ ================================================== BE PARASITIC NIGHTMARE 10 グリーブ=グリス グリス家・・・・・ 普通の人は知らないかもしれない。 家柄も普通だし、それほど良い生活をしているわけでもない。 俺の知っている限りでは、グリス家の当主が頭の固い古い人間だったとか、人から恨まれるようなあくどい事をやっていたとか、そういった話は聞いた事がない。 グリス家・・・・・ そう、どこにでもある普通の家庭。 だからこそ、今まであの機密が漏洩することはなかったのだ・・・・・・・・ 「へっ?さっきまでリナさんの所にいたんですか?」 ディルスの王宮にある隔幻話室(ヴィジョンルーム)で、リナさんのひいおばあさんであるリナ=ガブリエフさんに確認のために連絡を取っていた時、突如として出た彼の名前に思わず驚き俺は思わず声をあげる。 ・・・・・・なんか、探す手間省けたな。 あんまりにもあっさりグリーブの行方が掴め、あまりのあっけなさに思わずサークレットの上から額をがしがしとかく。 「まね、それにしてもあんたたちが今いるところってディルスでしょう?一日でここまで来たときにはびっくりしたわよ」 リナさんは今年で・・・・・えっと、“ななじゅうななさい”になるにもかかわらず、若々しい声でびっくりしたようにそう言った。 「それで、グリーブさんにはあの事は・・・・・」 「言ったわ、というか知ってたはずよ。リナに渡した記録球(メモリーオーブ)に全て入れておいたもの」 俺の質問にリナさんはわずかにこちらから視線をずらし、それでもしっかりとした口調でそう言った。 そっか、知ってたか・・・・・ だからあの時あんなに反応したんだな? 「全てを知る事は、時にすごく辛い事だけど。それを知らないままでいる事で、誰かが傷つくことの方が嫌。あたしは」 リナはそう言うと真っ直ぐとこちらを見返してきた。 そこにあるのは、変わらない気持ち。変わらない信念。 ・・・・・さすがにかつて聖王国(セイルーン)の王族の気持ちさえも動かした人の発言は違う。 「いつもながら尊敬に値します。リナさん」 「当たり前でしょ♪」 俺が心から尊敬して言ったその言葉に、リナさんは満足げに微笑んだのだった。 さぁぁぁぁぁ・・・・・・ 未だに雨は止まずに、それでも先程よりは弱くなっていた。 「リナさん、今グリーブさんがどこにいるか分かったよ」 ディルス王国王城、そこで俺たちに割り当てられた客室の中でチロルに芸をさせていた少女二人のうち、栗色の髪を持つ少女に部屋の戸口から向かって俺は声をかけた。 「え?セイルーンのリナおねえちゃんのところじゃなくて?」 栗色の髪の少女、リナさんは俺の言葉にきょとんとして聞き返してきた。 ・・・・・・・・どうして知ってるんだ? 「あ、えっとね・・・・・グリーブはまず最初はリナおねえちゃんのところに行く事は予想できてたの。グリーブの目的があたしの予想に反していなければ、ね。だからグリーブがそこを出てからあたしたちのところに帰ってきてくれなかったら・・・・・・・」 愕然とした俺の表情を見て、どうして知っているのか疑問に思った事が伝わったのかリナさんが早口でそう答えてきた。 しかし、早口だったその言葉も途中から尻つぼみに小さくなって行き・・・・最後の方の言葉は俺には聞き取る事ができなかったが、リナの隣で事情がわからずきょとんとしていたリゼアには聞こえていたらしい、リナの言葉を聞いたとたんに彼女から表情が消えていた。 リゼアが一体何を聞いたのかは分からないが・・・・・ しょうがないかなぁ・・・・・あんまり気が進まないんだけど 「ちょっと失礼」 ぴしっ 「あいたっ!」 「サントス!何をするん―――――」 やっとリゼアによって部屋に招き入れられた(女性の部屋に許可無しで入るのは礼儀に反する!!)俺は、下を向いてしまったリナさんに向かってデコピンをした。 「―――――リナさん、リナさん・・・・・あー、元祖リナさんから伝言!!」 そして、声をあげるリゼアを遮ってリナさんに向かってびしぃ!!と人差し指をつきつけた。 それにしてもリナ、リナで分かり辛いったらねえよな・・・・・ただでさえ同じ顔なのによ・・・・ 「“リナがもしへこんでたら、問答無用でデコピンしてやって!それであの子に言ってやって!こんなんでへこむようなヤワな子にした覚えはない!!ってね♪”・・・・・だってさ」 おでこを押さえたままのリナさんはきょとんとこちらを見返してくる。リゼアもこちらに言いかけていた何かをひっこめて、今は嬉しそうに微笑んでいる。 ・・・・・・二人してそんな目で見ないでほしいんだけどな、俺としては・・・・ 「とにかく、もうグリーブさんはセイルーンを出たって言ってたからな、今どこにグリーブさんがいるかな?」 「・・・・グリーブがもう少ししてここへ戻ってこなかったら、あたしたちもここを出るわ」 俺が呟くとリナさんがしばらく考え込んだ後、そう言った。 「どこに?」 俺の質問にリナさんはなんとも言いようのない笑みをこちらに向けただけだった。 「ねぇ、サントス・・・・・私にもデコピンしてください」 「へ?」 あれからリナさんに一人になりたいから、という事で俺とリゼアは部屋を追い出され、俺とリゼアは何をどうともできず部屋でうろうろしていた。 突然のリゼアの言葉に俺はどうしたらいいのか分からずに思わず動きを止める。 「私、今考えちゃいけないことを考えました。こんな事思うのは正義じゃないです。 だからデコピンしてください」 「・・・・・・・・・・・」 俺はリゼアが何を考えたのかは分からない。しかし、リゼアの表情はひどく真剣で・・・・・ さっきよりもっと気が進まないんだけど・・・・・・・仕方ないか。 ぺち 「・・・・・・・・・・・・・・・・痛くないです」 「そうか?」 俺ができるだけ思い切ってやったデコピンに、リゼアが不満そうに俺を睨む。 ・・・・当たり前だ、これ以上力入れられるかっ! 「何を考えたか知らないけどな、お前がへこんでどうするよ。俺達にできることは、すべてを受け入れることだ」 「・・・・・・・・分かりました」 リゼアはそう言うと少しだけ笑った。 「それが、私達の正義なら」 ざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・ 「また、雨が強くなってきたね。月も見えないや・・・・・」 真夜中に入ってさらに強くなった雨、雨雲の所為で真っ暗な部屋の中でリナは窓の外を恨めしそうに見た。 くらい くらい 夜のやみ 暗いのは嫌い、あの時の事を思い出させるから・・・・・ 暗闇の中で見た惨劇、暗闇の中でもなおどす黒く光る血の海・・・・・・ 生命の気配が消え失せ、さっきまで元気に生きていた人たちは冷たくなって・・・・ 「グリス家・・・・・」 ポツリとリナは呟く。 これは、グリーブも知らない事。 リナでさえこれを知ったのは偶然。 そして、それが決して知るべきではなかったという事を知ったのは、もっと後・・・・・・グリス家の人たちがグリーブを残してみんな殺されてしまった時、そしてその原因を知った時・・・・ その時になってやっと、知るべきじゃなかった事に気がついた 「グリーブに言えなかったのは、あたしが弱かったから・・・・・」 グリーブに言えなかったのは、自分が可愛いかったから? ・・・・・・・もう、終わりにしよう。今までの弱い自分は。 すべて、彼に話そう。 リナおねえちゃんさえ知らない本当の真実を・・・・・・・ リナはチョーカーにつけた銀色の宝珠(オーブ)に軽く手を触れる。 (あの方には迷惑かもしれないけど・・・・・・全て告白するしかないんだ・・・・・) 全ての事は自分が原因。 だから もう 逃げない。 ==================================================== ☆途中書き☆ 最後だけリナサイド、それ以外はサントスサイド・・・・・よく分からない事になっています(汗) しかもこの話が出来上がってから2週間(汗)その間お前は何をやっていた(汗)すみません(笑)地下にこもってました(笑) この話は伏線の回です(おい)一応、バレバレの伏線(これは本当に伏線と呼べるのか・・・・・?/汗)を張りました(汗) 終わりが近いという事で、伏線さんに気がついてやってくださると幸いです(> <) 地下にこもりながら投稿した私を誰か1発殴っちゃってください(汗) それでは、明日は3教科中2教科は得意でよかった(ほっ)のあんでぃでした☆ |
6523 | 愛の刺付きはんまぁ♪ | ゆえ E-mail URL | 5/22-21:45 |
記事番号6512へのコメント こんにちは〜、ゆえです♪......って、いいんですかぁ?!あんでぃさん?! 読める私は嬉しいのですが(^^; サントスのでこぴん☆ さりげにリゼアには思いっきり出来ないあたりが良いですね♪ しかし、気になる「グリス家」の謎。 名付け親としては、画数が悪かったのか・・・・・と心配でなりませんっ(数えたのか、お前は) リナも知っている様子ですし、あああ、伏線がっ! 続き楽しみにしてます♪ でも、テストの後で良いですからね(汗) がんばれ〜〜 |
6554 | がふぅ!!(血まみれ/笑) | あんでぃ E-mail | 5/24-23:31 |
記事番号6523へのコメント こんばんは♪ やっとこさ試験終了(遠い目/これについては何も語るまい・・・・)☆のあんでぃです!! ゆえさんの愛のムチ☆ありがたく頂きました(> <)ありがとうございます♪ 血まみれで、まさしくにょんがーですが(笑) さっき知らない人から電話がかかってきて、怖かったのでかなりひどい扱いをして切りました(爆) ・・・・・・その人にいつか後ろから刺されたりして(汗)というかあなたは誰(汗)? >こんにちは〜、ゆえです♪......って、いいんですかぁ?!あんでぃさん?! >読める私は嬉しいのですが(^^; はっはっはっ(汗) 一応現実逃避の集大成だと思ってください(笑) しかし、何ヶ月かかっているんでしょうね(笑)この話に・・・・・(汗) >サントスのでこぴん☆ さりげにリゼアには思いっきり出来ないあたりが良いですね♪ 後が怖いのかも知れません(笑) サントスはリゼアには勝てませんから(笑)4人組を強い順に並べてみたんですが、結局誰が一番強いのか分からずじまいでした(笑) >しかし、気になる「グリス家」の謎。 >名付け親としては、画数が悪かったのか・・・・・と心配でなりませんっ(数えたのか、お前は) 画数・・・・ひーふーみー・・・・って、違いますって(笑) グリス家の秘密は後ほど明らかになると・・・・・良いですねぇ(遠いめ/第2弾☆) >リナも知っている様子ですし、あああ、伏線がっ! それは山のてっぺんについてからのお話になるかと・・・・(汗)←希望推量 そういえば、最初グリーブが悪役になる予定だったのに、最近ではリゼアがその役を(笑) >続き楽しみにしてます♪ >でも、テストの後で良いですからね(汗) >がんばれ〜〜 ありがとうございます!!レス返しがテストの後になってしまって申し訳ないです(汗)!! レスが遅くなったわりには現実逃避はしまくりだったじゃねえか、というツッコミが天から聞こえてきそうです(汗) 何はともあれ、頑張って最後まで終わらせますので、おつきあいの程よろしくお願いします!! それでは、あんでぃでした☆ |