◆−赤い糸 8 〜disturbance〜−早坂未森(5/26-22:29)No.6590
 ┗待っていたのよぉぉぉぉ(号泣)−ゆえ(6/3-21:21)NEWNo.6674
  ┗ありがとうございますぅぅぅぅ(感涙)−早坂未森(6/4-16:07)NEWNo.6686


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6590赤い糸 8 〜disturbance〜早坂未森 E-mail URL5/26-22:29






「それで、その指輪…返してくれないかしら?」

彼女は、そう言ってにっこりと微笑んだ。



「…いいわよ」




赤い糸 8 〜disturbance〜




一瞬、辺りが沈黙に包まれた。




「………………え?」


沈黙の中、誰がそう呟いたのか、定かではない。

シルヴィンとガディルの二人を除く四人――ガウリイ達は、驚いた表情でリナを見ていた。
…ゼロスは、いつものニコ目顔だが。


「あ、そうですか、よかったわ…。それじゃあ、この指輪は返してもらいますねv
 本当に、見つけてくださって有難うございました」
「いえいえ、それほどでも」
「では、私はこれでお暇しますね。…ガディル、行くわよ」
「え?あ、ああ…」


カラン、カラン…





「ふーっ、持ち主も決まったことだし、一件落着ね♪…って、どしたのみんな」

「「「「……………………………………」」」」

にこやかにそう言ったリナに反して、まだ沈黙は続いていた。
というか、沈黙というよりも唖然としている、といったほうがいいかもしれない。
そんなわけで、リナは実力行使(?)に出ることにした。

「―黄昏よりも昏きもの
 ―血の流よりも紅きもの…」
「リ・リナっ!?こんな街中で竜斬破【ドラグ・スレイブ】はやめろっっ!」
「そーですぅ!そんなの正義じゃありませんん!!」
「お尋ね者になる気かリナっっ!!」
「なるかああああああぁぁあっっ!!!!」
すっぱああああああああああんっっ!!

「あんたらねぇっ!冗談に決まってるでしょーがっ!
 いくらあたしでも街中で竜斬破【ドラグ・スレイブ】ぶっ放したりなんかしないわよっ!」
「イヤでもリナならやりかねな…う゛ぐっ!?」
「…しまいにゃ殴るよガウリイ」
「…も、もう殴ってる…」
「なんか言った?」
「いえなにも…」

…哀れガウリイ。

「…そ、それにしても、どうしたんだリナ?
 あんなにアッサリ返しちまって」
「そうですよぉ。びっくりしたじゃないですか、リナさんがあんなにアッサリ返すなんて」
「別に…意味なんて、ないわよ」
「じゃあ、どうしてだ?」
「ただ…なんとなく。
 傍に置いとくと余計な厄介ごとが起こりそうな気がして…」

そう。
あの指輪…

根拠はないけれど、でも。

「厄介事が起こるのはいつものことじゃないですか♪」
「うっさいよ、ゼロス」
「おや、これは失礼…
 それじゃあ、僕はこれで…」
「あ、ゼロス!?」

ゼロスはそう言うと、黒い錐となり、空に消えた。

「…逃げたわね」

そう、まだあの指輪のことを聞いていなかった。
もし、本当にあの指輪になにかあったのだとしたら――…

「真実は明かされぬまま、か…」









「ねぇリナさん、本当にあの指輪、なんだったんでしょうね」
「さぁねぇ…」

旅の道中。
アメリアは、先頭を歩いているリナにそう話しかけた。

「あのシルヴィンって人の様子からすると――…結構大事なものっていう感じはあったんだけど」
「でも、なんなのかは判らずじまいでしたね。ゼロスさん逃げちゃったし」
「くっそ〜、あンのへっぽこ神官、もったいつけておいて結局何も話してないじゃないっ!」

そう言って、イライラと頭を掻き毟る。

―その時。


どおおおおおんっ!

そう近くない所から、爆発音が響いた。


「―なっ、なに!?」
「レッサー・デーモンとか、でしょうか…?」
「―いや、」

そう言ったアメリアの言葉に、ガウリイが呟く。

「これは――…」

「火炎球【ファイアー・ボール】!」
どごおおおん!

「風牙斬【ブラム・ファング】!」


「…誰かが、争ってるみたいね…」
「…あれ、この声、どっかで…」
「なんだ、どうしたガウリイ?」
「いや、なんでも…」
「そんなことより!みんな行くわ…」
どだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだ…………ずざざざざざざざざっ!

リナがそう言い終わらないうちに、爆発のあった方から人がかけてきて、止まった。
辺りには凄まじいほどの砂埃。

「ちょっとそこの人っ!旅の魔道士と剣士みたいだけど、助けてもらえな…あら?」
『…あ』
「?」
「…」

『シルヴィンさん!?』
「あ…昨日の人!?」

そう、そこにいたのは―――シルヴィンだった。
そして、シルヴィンの脇には、何故か首根っこを掴まれたガディルの姿。
どうやら彼女に引きずられてきたらしい。
…よくもまぁ、大の男を引きずりながら走れたものである。

「ちょうどいいわ、今私達ちょっと狙われているの、助けてくれないかしら」
「あ、まぁ、それはいいんですけど…ガディルさんでしたっけ?彼、大丈夫なんですか?」
「大丈夫です」

アメリアの言葉に、あっさりきっぱり答えるシルヴィン。
…とても大丈夫のようには見えないが…
ちなみに今ガディルは今、目をぐるぐるまわしている。はっきり言ってかなり苦しそうである。

どごおおおおおおんっ!

「―!!」

「ククククク…逃げられると思うなよ、シルヴィン=ウィルランド…!」




―――――――――――――――――――――――――

あとがきといふ名の駄文。


…てへっv
やっとできました、続き。
…いやあの、もっと続くんで。
もっと早く書けるよう頑張るですよι

さてさて。
アッサリ指輪返しちゃったリナちゃん!彼女に一体なにがあった!?
そしてなんだかあやしーヤツに狙われてるシヴィンちゃん!やっぱりなんかワケあり!?
…この先どーなるかは作者(未森)も知りません(どかべきばこっ☆)
あぅ…頑張ります。はい。中途半端は嫌なんでι
そーいや、今回は結構ながいかも・・・?

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6674待っていたのよぉぉぉぉ(号泣)ゆえ E-mail URL6/3-21:21
記事番号6590へのコメント

なのにこんなにレス遅刻っっ。あああああ、でも本当にまっていたのよっ!!
・・・・・のっけから、ごめんなさいです。ゆえです(汗)

もう、続きが気になっていたのでおねーさんは、小躍りましたよん♪(あまり人のことは言えないよーな)

指輪。かえしゃったんですね。
リナには何か思うことががあるよーですが。うう、気になる・・・・
ゼロスも相変わらずだしっ。だぁっっ、説明せんかいっニコ目神官っっ(って、ぺらぺらと口の軽い魔族もどーかと思うけど (汗))

ガディルさんの首ねっこもって引きずっているシルヴィンさんが私はとても好きです♪
ガディルさんには申し訳ないのですが(苦笑)
敵さんが出てきましたねぇ。

やっばり続きか気になってしたかだないですよ〜。みもちゃんっ。
とゆーことで、おねーさんは印字機と共に正座をしつつ、お待ち申し上げてます♪
(無論この話は印字済み)

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6686ありがとうございますぅぅぅぅ(感涙)早坂未森 E-mail URL6/4-16:07
記事番号6674へのコメント


>なのにこんなにレス遅刻っっ。あああああ、でも本当にまっていたのよっ!!
>・・・・・のっけから、ごめんなさいです。ゆえです(汗)
だいじょぶですっ!
こーしてレスくれたこと、それが真実ですわっっっ!!!
(ワケワカメ。ついでに日本語変)

>もう、続きが気になっていたのでおねーさんは、小躍りましたよん♪(あまり人のことは言えないよーな)
ありがとうございますぅぅぅぅぅぅぅぅぅ(TT)
なのに、こんなにおくれちゃって。てへv(てへじゃないだろ)

>指輪。かえしゃったんですね。
>リナには何か思うことががあるよーですが。うう、気になる・・・・
>ゼロスも相変わらずだしっ。だぁっっ、説明せんかいっニコ目神官っっ(って、ぺらぺらと口の軽い魔族もどーかと思うけど (汗))
指輪、返しちゃいました。
だって返しちゃわないと話すすまないもん♪(死)
ゼロスも…言ったら話進まないもーん(爆死)

>ガディルさんの首ねっこもって引きずっているシルヴィンさんが私はとても好きです♪
>ガディルさんには申し訳ないのですが(苦笑)
>敵さんが出てきましたねぇ。
ガディル…どーやらスレの男キャラさんはことごとく女性陣に虐げ…じゃない、尻に敷かれてるよーです(笑)
というか、ホントに大丈夫なのか(笑)
首根っこっていうのは…まぁ、服の襟ということで。それでも十分苦しいかも(笑)

>やっばり続きか気になってしたかだないですよ〜。みもちゃんっ。
>とゆーことで、おねーさんは印字機と共に正座をしつつ、お待ち申し上げてます♪
>(無論この話は印字済み)
おお、素晴らしい…!
ありがとうございますぅぅぅぅ(感涙)
これ結構長くなるかなとは思いますが、なにとぞどーぞよろしくおねがいしますです(ぺこり)