◆−短いようで長い夜 ラストステージ−隣のLおねいさま(6/1-22:18)No.6654
 ┣こんばんわ−toto(6/2-20:14)No.6658
 ┃┗はじめましてv−隣のLおねいさま(6/2-22:56)No.6663
 ┣「短いようで長い夜」だー!!わ〜い−たつき(6/4-10:39)No.6679
 ┃┗書いててよかった(涙)ありがとう−隣のLおねいさま(6/4-22:45)No.6691
 ┣可憐にフィナーレ♪−ゆえ(6/9-10:26)No.6721
 ┃┗ゆえさ〜ん!!(叫)−隣のLおねいさま(6/9-22:51)No.6739
 ┗こんちわです♪−ゆっちぃ(6/9-16:27)No.6734
  ┣訂正(汗)−ゆっちぃ(6/9-20:09)No.6736
  ┗こんばんわですわん(はあと)−隣のLおねいさま(6/9-22:58)No.6741


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6654短いようで長い夜 ラストステージ隣のLおねいさま E-mail 6/1-22:18


    こんばんわ〜♪隣のLおねいさまです。すっごくおひさしぶりです。
 誰か覚えてくださってる人はいらっしゃるのでしょうか!?って感じです。
 やっと最後を書けました。覚えていらっしゃった方、待っててくだささってた
 方(いるのか?)おまたせしました!短いようで長い夜!これで最後です。

**********************************
   短いようで長い夜 ラストステージ

『ちょっとアメリア!どこに行ってたのよ。全く心配したわよ』

『リナさんこそどこに行ってたんですか〜?ここで待ってたんですから』

リナとアメリアの自称可憐な乙女二人組はベッドに寝転がり、宙を眺めている。このように二人でのんびり話ながらも実は今日あったことを各人それぞれ考えて いたりもする。

リナは今日のキスのことを考えるだけで頭が真っ白になった。

(きっとお酒のせいよね。あたしから・・・なんて。きっとそうよ)

『リナさん?どうしたんですか〜?顔赤いですよ』

何かを悟ったようにいじわるな顔をして顔の赤いリナを問いつめる。
直接的に聞かないのがまた小悪魔的いじわるであり、女同士の会話でもある。

『な!なんでもないわよ。ほらほらお子さまは早く寝た寝た!!』

『茶化さないでくださいよ〜。ガウリイさんと何かあったんでしょ?』

リナのベッドに向かうとおもむろに上から抱き着く。

『きゃ〜!!何すんのよ。全くこら!離れなさいってば!!』

必死でアメリアを引き離そうとするリナ。さすがに体術が得意なアメリア
さすがのリナも奇襲攻撃には弱いらしい。

『・・・!?ってことはまだここまではいってないってことですか』

かなり間の抜けた声をあげて勝手にうなだれるアメリア嬢。
何を期待していたのだろうか?

『何言ってるのよ。それよりあんたの方こそどうなのよ?』

リナはやり返すようにアメリアを引き離すと上から押さえ付ける。
こうなるとやはりリナ優勢か!?

『わ〜!!リナさんっ!許してくださいい〜!!!』

どこからともなくゴングの音が聞こえてきたような・・・。

『白状なさい〜!!』

リナのバックには何やら燃えさかる炎があったやらないやら・・・。
 

  舞台は変わってここは野郎どもの無骨(?)なお部屋。

『なあ〜ゼルともまたしばらくお別れだな〜』

『ああ・・・』

相変わらず合っているんだか合っていないんだかの二人。そのズレがなんとも言えない程合ってるような。

『さみしいな〜』

『ああ・・・』

ゼルガディスはベッドに寝転がると白い布団をかぶった。洗いたての匂いがした。色んなことが脳裏によぎる。

『なあ・・・ガウリイの旦那はこれからどうするつもりだ』

めづらしくゼルガディスの方から口を開いた。

『リナと一緒にいるさ』

まるで当たり前のような声でさらっと答えるガウリイ。お前に照れというものはないのか?という勢いだ。

『ははは!全くお前さんがうらやましい』

期待どおりの言葉にゼルガディスは久しぶりに声をあげて笑った。
ガウリイは何が何やら分らない。

『へ!?俺何か変なこと言ったか〜?』
『いやいや。素直なお前がうらやましい、それだけさ』

ゼルガディスは起き上がてベッドに座り直す。ちょうどベッドに座っていた
ガウリイとは向き合う形になる。

『お前さんに、頼みたいことがある』

ゼルガディスの瞳の奥には秘めた光がたたえられている。
淡い、だが優しい光。

『へ!?俺に??』

内心自分に一体何ができるのか?と普段使わない頭を使うガウリイであった。


またまた戻って自称可憐な乙女のお部屋

『全く〜リナさんってばいつも容赦ないんですから〜』

『ビクトリ〜!!がはは』

それって私のセリフなのに〜と訴えんばかりのアメリア。
部屋は真っ暗。二人はプロレスごっこに疲れて布団に入った。
 
それから静寂がしばらく支配する。少し開けておいた窓から優しい潮風の匂い。柔らかになびくカーテン。少し眠りに誘われかけたリナ。

『ねえ、リナさん。起きてます?』

アメリアが静寂をやぶった。静かな声で、何かを決心したような顔で。
その顔はもちろんリナには見えない。

『ん?起きてるわよ』

アメリアの真剣さに気付いたのか、リナの眠気も一気に醒めていく。

『ちょっと頼みたいことがあるんです』

『いいわよ』

   またまた野郎どものお部屋では・・・

『で、何なんだ?俺に頼みたいことって』

『ああ、勿体ぶっても仕方ないな・・・』

自分から頼んでおいて切り出すのにこまるゼルガディス。
そういう性格を分かってか無理にせかすようなことはしないガウリイ。
こういう時にやはり年の違いを感じさせる。 

『俺、アメリアのこと好きなんだ・・・』

やっと切り出した言葉にガウリイは心の中で苦笑した。

(分かってるさ、随分前からお前さん正直だから)

『しかし、あいつはセイルーンの王女。俺は・・・』

一瞬躊躇うと、首をふり一気に話してしまう。

『お願いだ!あいつがこれからしないといけない見合い話や縁談、全部お前等でなんとか破談にしてくれんだろうか?』

 しばらく沈黙が訪れる。ゼルガディスには究極の頼みごとだったに違いない。
 ガウリイにしてみればあまりにも意外な頼みごとにしばらくリアクションに
 困った。

 (ゼルって結構かわいい性格なんだな。しかしまあおれたちもそんなに暇じゃ
   ないんだけどな)

 『ああ。いいとも。お前さんはとにかく早く人間に戻ることに専念してくれ』

 ガウリイはかわいいゼルガディスの願いを聞いてやることにした。


   そんな野郎どものことはいざ知らずアメリアは話を切り出した。

『リナさん。実は頼みたいことと言うのはゼルガディスさんのことなんです』

そうきたか・・・。と心の中で苦笑するリナ。
『んで?何?あたしには何ができるの?』

アメリアは戸惑うようにかぶっていた布団をばっと足でけりあげて体を起こした。

『ゼルガディスさんってかっこいいでしょ?絶対ほうっておくと誰かに取    られちゃいますっ!!!』

『はあ?』

リナは意外な言葉にかなり間の抜けた声をあげた。

『だってそうでしょ?あのミワンさんの時だって・・・。絶対ほれっぽいんです!』

 『あ、確かに』

 と言いかけて口を思わず塞ぐリナ。

『だからお願いですっ!時々でいいですからゼルガディスさんを監視してて欲しいんですっ!』

アメリアの気迫に押されてさすがのリナも簡単にうなずいてしまった。

『ありがとうございます〜!リナさん大好きっ!』

そういって抱き着くとリナは必死に布団の中でもがくのだった。

(あ〜本当におこちゃまね)

そうして野郎どもと自称可憐な乙女たちの夜がふけていった。

 〜ぷろろ〜ぐ〜

『それにしてもまさかね〜』

リナは腕を頭の後ろで組ながら歩いていた。目の前の石ころを面白そうに蹴ってみる。

『ああ〜本当に二人とも似たものどうしだな〜』 

ガウリイがのんびりとリナの横を歩いている。


『同じこと頼むなんてね〜ま!でもそれなりの報酬は約束してくれたことだし』

と、突然リナは立ち止まる。

『でもね、なんとなく二人がそうやって心配しあう気持ちってわかるな〜』

『へ〜リナにしてはめづらしい』

すぱ〜ん!!

リナのスリッパがガウリイの頭にクリティカルヒットした。

『全く人をなんだと思ってんのよ』

『もちろん好きな人』

後ろからガウリイが手をまわす。最近は慣れてきたのかリナも抵抗しなくなった。

『連距離恋愛だもん。離れてるなんてさみしいよね、やっぱり』

ガウリイの髪の毛の先で遊びながらリナは宙を見上げた。

『ああ。二人の気持ちも分らんことはないな・・・』

『ま!あたしたちは一緒だもんね』

リナはガウリイから離れると走り出す。

『おいおい!一緒って言っておきながら走っておいてくなよ〜』

ガウリイも走り出す。

『だってもう少しで次の街〜♪お腹もすいたことだし〜♪』

『俺より食い物か〜!!』

ガウリイの苦痛な叫びが初夏のそらにこだました。

                          (おわり)
  ********************************
 みなさまこんばんわ。やっと最後まで書けました。大学が始まるとなかなか
 文章を打つ時間が持てなくて・・・ってすごいいいわけでしたね。
 最後はちょっとギャグ風に仕上げてました。今まで暗かったんで。
 ちょっとゼルが情けなすぎって批判が起こりそうで恐いですが・・・。 
  



  

 

      

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6658こんばんわtoto URL6/2-20:14
記事番号6654へのコメント

はじめまして、totoと申します。お話読ませていただきました。アメリアとリナの恋ばな(?)が修学旅行の様な雰囲気で、とっても素敵でした。面白かったです♪

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6663はじめましてv隣のLおねいさま E-mail 6/2-22:56
記事番号6658へのコメント

>はじめまして、totoと申します。お話読ませていただきました。アメリアとリナの恋ばな(?)が修学旅行の様な雰囲気で、とっても素敵でした。面白かったです♪

 こちらこそはじめまして(はあと)隣の・・・って長いんで適当に
略してくださって結構です。

 修学旅行ですか?うん!なんか自分で書いてる途中でそんな感じだな〜
って思ってしまったぐらいです。当初はまじめに終わろうとは思ってた
んですけど書いてるうちにお笑いの方向になってしまって(汗)

 私自身はまくらなげで発生したほこりによって喘息気味になってしまい
息が出来なくなって、布団でダウン。修学旅行の夜女同士で暴れたこと
ないんです(涙)ちょっと想像して書いてみました。
そう感じてくれたらすっごくうれしいです。

 コメントありがとうございます!Lでした(はあと)

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6679「短いようで長い夜」だー!!わ〜いたつき 6/4-10:39
記事番号6654へのコメント

 初めまして。たつきといいます。「短いようで長い夜」お待ちしておりました。読めてすっごく嬉しいです。 ゼルガディスったらすっごい可愛いですね。

 ガウリナ、ゼルアメのカップリングがそれぞれ入ってて、読んでてとても楽しかったです。これからもがんばってください!!

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6691書いててよかった(涙)ありがとう隣のLおねいさま E-mail 6/4-22:45
記事番号6679へのコメント



> 初めまして。たつきといいます。「短いようで長い夜」お待ちしておりました。読めてすっごく嬉しいです。 ゼルガディスったらすっごい可愛いですね。

はじめましてです(はあと)私のことは適当に略して呼んでくださいね。
長いハンドルつけた私が悪いんだ(笑)
う〜(涙)こんなに喜んでいただけるなんてうれしです。
あ〜本当に書いてて良かったなって思う瞬間です。

 自分自身ゼルはシリアスよりもおちゃめきゃらって思ってるんで。
ごめんね、ゼルちゃん(笑)


> ガウリナ、ゼルアメのカップリングがそれぞれ入ってて、読んでてとても楽しかったです。これからもがんばってください!!

 なんとか無理矢理カップリング入れ込みました。初めはガウリナのプロローグが入ってなかったのですが、せっかくここまでがんばって一人一人
書いたのでちょっとほのぼの(?)ってことで付け足してみました。

 これからもがんばります。ありがとうございましたv

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6721可憐にフィナーレ♪ゆえ E-mail URL6/9-10:26
記事番号6654へのコメント

こんにちは〜。ゆえです。

ついにラストステージとなりましたね。お疲れさまでした♪♪
テレながらも、しっくり収まってるガウリイvリナ組に対して、ゼルvアメリアは遠距離恋愛ですものね。何かと心配なんでしょう(笑)
ゼルのガウリイに頼んだお願いゴトが妙に可愛かったりvv
まあ、本人達はその気じゃなくてもアメリアの縁談話の近くにいたら、リナがぶちこわしてるんでしょーが(笑)さすが「赤い糸切りのリナ」(待て)

4人それぞれの思いがとてもステキでした。

また、次の連載を楽しみにしてます♪

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6739ゆえさ〜ん!!(叫)隣のLおねいさま E-mail 6/9-22:51
記事番号6721へのコメント

>こんにちは〜。ゆえです。

 こんばんわ。おひさしぶりですっ!ああ〜覚えてくださってたんですね。

>ついにラストステージとなりましたね。お疲れさまでした♪♪

 いえいえ。こんな大したことないものにいつまでかかってんだ!?って
 かんじですよね?はうう(汗)

>テレながらも、しっくり収まってるガウリイvリナ組に対して、ゼルvアメリアは遠距離恋愛ですものね。何かと心配なんでしょう(笑)
>ゼルのガウリイに頼んだお願いゴトが妙に可愛かったりvv
>まあ、本人達はその気じゃなくてもアメリアの縁談話の近くにいたら、リナがぶちこわしてるんでしょーが(笑)さすが「赤い糸切りのリナ」(待て)

 ゼルにキャラじゃないのに苦悩してます、私。書いてちょっと後悔。
 遠距離恋愛にはちょっと憧れてるんです。遠距離で続くってのは
 近くにいることよりも難しいから。

 リナには暴れてもらいたいですねvなんというかリナは私の中では
 アメリアのお姉さんと化してますから。しっかり文句を言いながらも
 面倒みてるんでしょうね。

>4人それぞれの思いがとてもステキでした。

 いえいえ。駄作ですっ(汗)

>また、次の連載を楽しみにしてます♪

 はうう。次はいつになるのやら?とにかく今は勉強がんばって早く
 自由になりたいですわ/

  コメントありがとうございました(はあと)

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6734こんちわです♪ゆっちぃ URL6/9-16:27
記事番号6654へのコメント

お久し振りです、ゆっちぃです〜。
帰宅途中、iモードよりお邪魔してみたら、ラストステージ投稿されてて思わず飛び上がりました///(半分実話)
iモードからは500字しか入んない事が判明したため、気を取り直してPCからお邪魔してみました♪

に、しても。
いつ見ても素敵な二人です、L様の書かれるゼルとアメリアってばv(惚)
ウチの魔剣士さんなんか最近どーにも手が早くて×2(汗)
そのせいか、こちらの二人を見てるとみょーに気分が和むです(笑)
姫かわいいし♪魔剣士さんも素直でかわいいし♪
二人揃って似たような事考えてるとことか、まさにおしどり夫婦!って感じで凄いイイです〜〜(嬉)
次回作も期待して待ってますです☆(……プレッシャー?(汗))


でわでわ。
感想、もの凄く遅れてしまってすみませんでした(>_<)

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6736訂正(汗)ゆっちぃ 6/9-20:09
記事番号6734へのコメント

間違い発見ゆえ、訂正にやって参りました(汗)
iモード、『500文字まで』でなく、正確には『500バイトまで』なのです。
馬鹿ですな自分・・・(しかも結局iモードからレスってるし(爆))

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6741こんばんわですわん(はあと)隣のLおねいさま E-mail 6/9-22:58
記事番号6734へのコメント

>お久し振りです、ゆっちぃです〜。

 おひさひぶりです(はあと)お元気でしたか?

>帰宅途中、iモードよりお邪魔してみたら、ラストステージ投稿されてて思わず飛び上がりました///(半分実話)
>iモードからは500字しか入んない事が判明したため、気を取り直してPCからお邪魔してみました♪

 今を時めくiモードですね?私はちなみにezwebですわ。学割ですっ!(汗)

>に、しても。
>いつ見ても素敵な二人です、L様の書かれるゼルとアメリアってばv(惚)

 いえいえ。うそっぽい二人です。

>ウチの魔剣士さんなんか最近どーにも手が早くて×2(汗)

 手が早いのもまたそれでよしっ!!男はそうでなくちゃね(おい)
 女の子って話を聞くところによると『手を出さない』が長く続くと
 心配になるんだってさ。女として自信がなくなるらしです。
 って私も女なんですけどね〜。そういう経験ないもんですから。
 あくまでも耳年増(はあと)

>そのせいか、こちらの二人を見てるとみょーに気分が和むです(笑)
>姫かわいいし♪魔剣士さんも素直でかわいいし♪
>二人揃って似たような事考えてるとことか、まさにおしどり夫婦!って感じで凄いイイです〜〜(嬉)

 性格は全く違うけれども一緒にいて一緒に行動して戦ったりすると
 自然と似てくるものではないのかと思いまして。今回はそろえてみまし
 た。夫婦ですか〜?そういわれるとバッドエンディングも書いてみたく
 なってしまう悪人な私。

>次回作も期待して待ってますです☆(……プレッシャー?(汗))

 プレッシャーです、はい(汗)勉強が忙しいのでいつになるのやら?
 とにかく今はアイデアまちですね。最近は感傷に浸る暇もなくて
 あんまり落ち着いて考えられないんです。

>でわでわ。
>感想、もの凄く遅れてしまってすみませんでした(>_<)

 いえいえ。ありがとうございました!Lでした(はあと)