◆−赤い糸 9 〜request〜−早坂未森(6/6-17:45)No.6704 ┣あなたのお名前何て〜の?(古)−みてい(6/7-21:51)No.6714 ┃┗感謝v−早坂未森(6/10-09:09)No.6744 ┣今日という日にカンシャを込めて♪−ゆえ(6/7-23:04)No.6715 ┃┗貴女様に感謝を込めて(特大はあと)−早坂未森(6/10-09:16)No.6745 ┗赤い糸 10 〜past〜−早坂未森(6/17-10:33)No.6780
6704 | 赤い糸 9 〜request〜 | 早坂未森 E-mail URL | 6/6-17:45 |
「…ちっ…、もう来たのね…!」 リナ達の視線の先には、全身黒ずくめの、いかにも『暗殺者【アサッシン】です』といっているような格好をした男がいた。 赤い糸 9 〜request〜 「どうやら変な奴らを味方にしたようだが無駄だぞ、シルヴィン=ウィルランド」 「好い加減渡してはくれないか?アレを」 暗殺者が、シルヴィンに、問う。 「い・や・よ!」 その問いに、シルヴィンは、一語一語区切って答える。 その顔には、不敵な笑み。 「そうか。ならば…」 そう言って、言葉が途切れる。 だが微かに、口元が動いて――― 「振動弾【ダム・ブラス】」 「――――危ないっ!」 「っきゃ…!?」 どんっ! どごわぁあんっ! 「―リナっ!」 ずざざざざっ! シルヴィンの傍にいたリナが、彼女(とガディル)を突き飛ばす。 だが、リナは放たれた呪文を上手く交わせずに、衝撃に後ろに飛ばされる。 そんなリナに、思わずガウリイが叫ぶ。 その時――微かに、暗殺者が、ぴくりと反応した。 「―リ、ナ…」 呪文を放ったままの格好になっている暗殺者が、小さく呟く。 「―あのリナ=インバースか…?」 「…あの、っていうのがどれだかは知らないけど…多分、そのリナ=インバースよ」 「…………………」 暗殺者は、何かを考えている様子で、リナを見つめる。 …たっ… そして、何も言わずに去っていった。 「………行っちゃった…?」 何も言わず、あっさり引き返されて、思わず呟くシルヴィン。 「…どうしたのかしら。今までどっかの国のねばねばした豆の食べ物のよーにねちっこくやってきていたのに…? まぁ、引き返してくれて助かったけど…」 …どこの食べ物だそれは(←つっこみ) 「やっぱり、リナさんの名前を聞いたからでしょうか?」 「アメリア、それどーいう意味?」 「いっ、いえ、別に深い意味は無いですよっ!?」 「…まぁ、リナは悪いほうで名前知られてるからなあ」 ごげぃん。 「…すみません、俺が悪かった…」 「…ガウリイ、口は災いの元だぞ…」 「…ゼルガディスさん、それ言ってもガウリイさんには無駄です…」 「…確かにな…」 再び哀れガウリイ。 「…あの」 未だにガディルの首根っこを掴んでいるシルヴィンが言った。 …というか、まだ持っていたのか、シルヴィン。 「…リナさんって…、あの、リナ=インバースさん、だったんですか?」 彼女の真剣な眼差しが、周りの者を惹きつける。 「…さっきも言ったけど、多分そのリナ=インバースよ」 「…そうですか。…それなら話は早いわ。 ―――依頼が、あります」 「…依頼…?」 リナが、訝しげに呟く。 シルヴィンは、一度その瞳を伏せ、そしてまた――真剣な眼差しでリナを見つめて、言った。 「私たちの護衛と…それと、 ―――私の妹に、会ってください」 ――――――――――――――――――――――――――――――――― …今回は、割と早い…? でも短いよ、未森さん。 …いえ次、これよりは長いんで…(汗) 頑張ります… ところで、明日は未森の誕生日♪(カンケーないって) |
6714 | あなたのお名前何て〜の?(古) | みてい | 6/7-21:51 |
記事番号6704へのコメント 未森さん、誕生日おめでとうございますっ! レスをつけさせていただくのがものすっごく久し振りな気がしますのみていです。 「リナ=インバース」の名は有名なんですねv 原作では魔族も逃げてくくらいですからvvv(違) 二人の人がこの名に反応を変えてますね。 『暗殺者』はどっかに連絡しに戻っていったのでしょうか。でかいバックがついてそうですし。 シルヴィンさんも何か重要なことを次回明かしてくれるみたいですねっ。 二人が二人とも同じ理由で反応を違えたのかな…。 う〜みゅ。 続きが楽しみ楽しみ。 ではでは。ものすっごく短いですがこのへんで。 みていでございましたv |
6744 | 感謝v | 早坂未森 E-mail URL | 6/10-09:09 |
記事番号6714へのコメント >未森さん、誕生日おめでとうございますっ! ありがとうございます〜♪ 未森も十三歳でござい☆ >レスをつけさせていただくのがものすっごく久し振りな気がしますのみていです。 そういえば。 レスありがとですv >「リナ=インバース」の名は有名なんですねv >原作では魔族も逃げてくくらいですからvvv(違) そうなんですよね(笑) ありがたくない二つ名もこういうとき役に立…ってんのか?(爆) >二人の人がこの名に反応を変えてますね。 >『暗殺者』はどっかに連絡しに戻っていったのでしょうか。でかいバックがついてそうですし。 ついてます。 そりゃもー、きっと(マテ) >シルヴィンさんも何か重要なことを次回明かしてくれるみたいですねっ。 >二人が二人とも同じ理由で反応を違えたのかな…。 うーん、重要なんでしょうねーきっと(コラ) 二人が反応を変えたのはちょっと違う意味です。 >続きが楽しみ楽しみ。 書くの遅いですけどねv(はよ書けあほぅ) >ではでは。ものすっごく短いですがこのへんで。 >みていでございましたv レスありがとうございますv |
6715 | 今日という日にカンシャを込めて♪ | ゆえ E-mail URL | 6/7-23:04 |
記事番号6704へのコメント こんちわ〜。そしてそして。 はっぴばーすでぃ!みもちゃんvvvv お誕生日おめでとう♪♪ おねーさんからは、目一杯の『愛』を送らせていただきますぅ♪(いらんて) リナの名前聞いてあっさりと退却した暗殺者諸君。君らは正しい(待て) ねばねばした食べ物のよーにはなってはいかんぞよ(抹殺) シルヴィンさん、追われているといいますか、やはり分けアリですね。 妹さんですか〜。うう気になるっ。 さらに気になるとゆーか、心配とゆーか、未だに首根っこつかまれたままのガディルさん・・・・・♪ やはし、スレ社会は女性上位のようですな(笑) 続き楽しみにしてます♪妹さんの登場も♪ 地下であえたらいいね♪ |
6745 | 貴女様に感謝を込めて(特大はあと) | 早坂未森 E-mail URL | 6/10-09:16 |
記事番号6715へのコメント >はっぴばーすでぃ!みもちゃんvvvv >お誕生日おめでとう♪♪ >おねーさんからは、目一杯の『愛』を送らせていただきますぅ♪(いらんて) ありがとうごいざいますv 目一杯の『愛』、大きすぎて入らないです(何に?) >リナの名前聞いてあっさりと退却した暗殺者諸君。君らは正しい(待て) >ねばねばした食べ物のよーにはなってはいかんぞよ(抹殺) 確かに正しい(笑) ねばねばした食べ物のようになったら嫌われるわよvほら、この作者さんのように…(違) 未森は某食べ物が大嫌い♪でし。ふふふふふふ(虚ろな目) >シルヴィンさん、追われているといいますか、やはり分けアリですね。 >妹さんですか〜。うう気になるっ。 妹さんです。 この妹さんがかなり訳アリさんです。 >さらに気になるとゆーか、心配とゆーか、未だに首根っこつかまれたままのガディルさん・・・・・♪ >やはし、スレ社会は女性上位のようですな(笑) 女性上位はスレの常識♪(爆) 大丈夫なのかガディル。真実は全ての母のみぞ知る…(爆死) >続き楽しみにしてます♪妹さんの登場も♪ >地下であえたらいいね♪ はいですv 夜更かししていきますわっ! レスありがとうございますでしたv |
6780 | 赤い糸 10 〜past〜 | 早坂未森 E-mail URL | 6/17-10:33 |
記事番号6704へのコメント ・・…おもいっきし、オリジです。 今回(汗) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 全ての始まりは、あの時。 10 〜past〜 ある昼下がり。 明るい日差しの中、無邪気な子供の声が響く。 「ねえさま、み―つけたっ!」 その中の一人――綺麗な銀髪に、蒼い瞳の幼女――多分五歳くらいだろうか?――が、探していた人物を見つけ、声をあげる。 「―あーん、見つかっちゃった。 …だからミーディが鬼だなんてやだったのに… すぐ見つかっちゃうに決まっているもの」 そう言って出てきたのは、八歳くらいの、同じく綺麗な銀髪に、紫の瞳の幼女―――幼き日の、シルヴィン。 その姿を確認すると、幼女はにっこりと微笑む。 「だってねえさま、ねえさまがかくれるところってだいたいきまってるんだもん。 すぐわかっちゃうよぉ?」 「う…それはそうと、ガディルはもう見つけたの?ミーディ」 ミーヴィと呼んだその幼女に、彼女は冷や汗を流しながらも尋ねた。 「ううん、まだ。 ガディルお兄ちゃんは、シヴィンねえさまとはちがってかくれんぼ上手だねv」 「…ミーディ、口は災いの元、っていうことわざしってる?」 「…なぁに、それ?」 「………まぁいいや。いっしょにガディルさがそっか、ミーヴィ」 「うん!」 多分、姉なのだろう彼女の言葉に、ミーディ、いや――ミディアは笑顔で頷いた。 「ガディルー!」 「ガディルお兄ちゃーん!」 幼い女の子の声が、辺りに響く。 「まったく…どこいっちゃったんだろ、ガディルってば」 「ホントにガディルお兄ちゃんて、かくれるのうまいねー」 「それ以外にとりえはないけどね」 「…ねえさま、それひどい…ホントのことだけど」 「………ま・ね」 哀れガディル。 「でも、どこに隠れたのかなぁ、ガディルお兄ちゃん」 「そーだねー…つまんない」 「あたしもー…」 そう言いながら、がさごそと茂みの中を探したりする二人。 いっこうに、ガディルの姿は見つからない。 「…こーなったら、最後のしゅだんで行こうかなぁ」 「さいごのしゅだん?」 「そう。―――――いいかげん出てこないと、もう遊んでやんないからねっ、ガディル!!!!!」 ぶわきいぃっ!! どかべきどすんっ!! シルヴィンの叫びに、二人の後ろの木から物凄い音が響いた。 急いで振り返ると―――幼き日のガディルが、折れた木の枝と共にいた。 「あーっ、ガディルお兄ちゃん、みーっけ♪」 「ってててて……はっ、シヴィンっ!!ごめん悪かったから許してお願いもう遊ばないなんて言わないでっっ!!!!!!」 その涙目にシルヴィンの姿を捕らえると、がばっと起きて手を合わせ絶叫する。 …どうやら、シルヴィンの言葉に動揺して落ちてきてしまったらしい。 なんという、情けない… そんなガディルに、シルヴィン。 「ばーか」 「ふぇ?」 「ウソに決まっているでしょ?ばかねー」 「…ほんと?」 「ほんと」 「…………よかったああああああ」 はあああ…と、安心したような顔で溜息をつく。 よっぽど先ほどの言葉が堪えたらしい。 「…ねぇ、シヴィン」 「なぁに?」 「…ミーディは?」 「…え?」 ガディルの言葉に、慌てて辺りを見回す。 だが、先ほどまでいたはずのミディアの姿が、ない。 「ミーディっ!?」 いない。 傍にいたはずの、彼女が。 「やだ…っ、どこに行っちゃったの!?」 「…あっ、あそこ!あそこ、とびらが開いてる!」 「え、あそこ…」 ガディルの指差した所には、一つの物置――蔵と言ってもいいかもしれない――が、あった。 確かに、扉が開いている。 「でもあそこ、かあさまたちに入っちゃいけないって…」 「でも、とびら開いてるし…」 何故だかは知らないが、シルヴィンとミディアの二人は、両親や祖父母、親戚達、そして知り合いの家族達にまで、『あそこに入ってはいけない』と言われていた。 だが、『入ってはいけない』と言われているだけで、その理由は聞かせていない。―否、教えてくれない。 人間そんなことを言われると入ってみたくなるのが性(さが)なのだが、シルヴィンは好奇心から一度入ってみようとして―――こっぴどく怒られたことがある。 それも、親戚中から。 両親や祖父母、そして叔父や叔母、従兄弟達、知り合いの家族、その親戚にまで、である。 さすがにそんなことまでされて、シルヴィンは二度と入ろうとはしなかった。 かわいい妹にまでそんな思いをさせたくなかったので、ミディアに自分からも入ってはいけないと言っていた。 だが―― ことん… 中から、小さな物音が聞こえた。 扉の前には、ぬかるんだ地面に残された、小さな足跡。 「…ミーディ…?」 きぃ… そんな音を立てて、扉が更に開かれる。 扉の、中には。 予想したとおり、ミディアが、いた。 だが。 「…ミー…、ディ……?」 振り向いたその瞳には光がなく。 その小さな手には、紅い指輪が、あった。 紅い、血のような――暗闇の中、自ら紅く光っているように見えた――指輪。 それが、はじまり。 すべては、このときはじまった。 運命の歯車は、もう―――止まらない。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 正直に言いましょう。 ミディアの名前、何回も変わりました(爆) ミルヴィン、ミルヴィア、etc・・・ しかし。 どれもこれもねこ姉やゆえさん達のオリキャラさまと名前がかぶってて。 一生懸命考えたですよ〜(汗) んで、結局ミディアになったです。 …どーなるんでしょ、このさき…(マテ) |