◆−微妙に七夕話の前書きをば。−安井/あしよし(7/3-22:50)No.6842
 ┗在天願作比翼鳥−安井/あしよし(7/3-22:51)No.6843
  ┗……姫以下です。私(爆)−ねんねこ(7/6-11:07)No.6847
   ┗それなら私はダメダメ人間です−安井/あしよし(7/11-20:02)No.6875


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6842微妙に七夕話の前書きをば。安井/あしよし E-mail 7/3-22:50


 どうも読みまくれ2では初めましてです。何を思ったか前書きだけ独立させて見ました。特に理由はないのですが…まぁ、説明でもしてみようかなと思いまして(笑)。実は結構な解説好きだったりします(爆)。


 タイトルにも書きましたが、これは微妙な七夕っぽい季節話です(爆)。なぜならば…七夕前日でも全然お話的にOKだからです。最初は当日の筈だったのに何時の間にかこんなことになっていました…。
 お分かりの方もいるかも知れませんが、このお話には続きを書くつもりです。ただ、七日に間に合わないかもしれないので、旧暦に間に合えばいいやというかなり大雑把な時間設定に続いていくかも知れません。

 元ネタの詩ですが、分かる方と分からない方がいないと思うのでここに書いておきます。白居易の『長恨歌』です。かなり有名なのでとっても恐れ多かったりします(^^;;。
1話目のタイトルの『在天願作比翼鳥』の『比翼の鳥』は、夫婦の愛情が変わらぬ例えです。…どうしようって感じですね(汗)。
 誰かが先にこのネタで書いてそうですが、あしよしは無謀にも兆戦してます(死)。


 さて、それでは1話目はゼルアメです。その次は一応ガウリナ、それからこのお話の視点の主と続いていく予定です。このお話を、テストで頑張っている皆様に捧げたいと思います。
あしよしも明日から6日間テストです(笑)。が、残念ながら漢文は在りません(爆笑)。

                               撤収。
明日の教科は家庭科と現代社会だなぁと他人事のように思います。安井/あしよし

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6843在天願作比翼鳥安井/あしよし E-mail 7/3-22:51
記事番号6842へのコメント


「ああ、もうこんなに暗くなってたなんてっ、テスト勉強もホドホドにしないと駄目ですね。父さんに怒られちゃいますぅ。」




           ★☆在天願作比翼鳥☆★




 ここはとある街の図書館。もうすでに閉館時間となってしまった図書館からは最後の入館者である一人の少女が出てきたところだ。
肩までに切りそろえられた艶のある豊かな黒髪に透きとおった夏の青空のような瞳の可愛らしい娘だ。セーラー服が可愛らしい……高校2年生ぐらいであろうか?
どうやら図書館で期末テストの勉強をしていたらしい。いやはや、学生というのは大変なのだな。
 
「一緒に勉強してたリナさんはガウリイさん呼び出して先に二人で帰っちゃうし……もとはと言えばいつもノートをちゃんと取ってないリナさんがいけないんですっ、そのくせ私より成績良いんですから頭にきちゃいますっ!!もし私が変な人にあったりなんかしたらリナさんにも責任取ってもらいますっ。」

 なんとまあ、友人は帰ってしまったのか。それに周りも大分暗くなってしまっている。この少女が不安がるのも無理はない。しかし、友人に対して怒っているのは言っているのとは全然別の理由で怒っているように見えるのは私の気のせいなのだろうか?言っていることもかなり支離滅裂だ。
ひとしきり友人に対しての文句を吐き散らした後に少女が零した一言、これがきっと彼女が怒っている理由なのだろう。

「…リナさんばっかりガウリイさんと一緒にいて…ズルイです……私だって…ゼルガディスさんに会いたいのに……。」

少女は先ほどのまでとは打って変わって力なく言った。『ゼルガディスさん』というのは少女の恋人なのだろうか?恋人と会えない寂しさ、か………。

「はぁっ!?それより早く父さんに電話しないとっ!!!こんな遅くなっても連絡してないから、きっとスッゴク心配してますぅぅぅぅぅっっ!!!!!!」

一瞬にしてしおらしさは消えうせ、急いでカバンから携帯電話を出す少女。随分と今ドキでは過保護な家と父親なのだな。
 おや、あれは?…少女は電話をかけようとしているが…こちらに歩いてきている影はきっと―――。

「別にフィルさんに電話する必要はないぞ。」
「この声はゼルガディスさんっ!!???」

少女が暗闇の道の先を見つめるとそこにはさきほど呟いた『ゼルガディスさん』と思しき一人の青年が立っていた。すらっとした背格好で、シンプルな服を着ている。銀髪が暗闇の中でも光を跳ね返しぼんやりとしている様はとても神秘的だ。
少女は彼の姿を見止めるとすぐさま駆け寄って行った。やはり彼が彼女の『ゼルガディスさん』なのだろう。二人の雰囲気から容易に想像がつく。少女の嬉しそうな笑顔を見ているとこちらまで嬉しくなってくるようだ。

「迎えに来てくれたんですね、ゼルガディスさん♪
でも、どうして場所知ってたんですか?」

彼女は駆け寄ると彼の腕を取り並んで歩き始める。その行動に照れたのか少し顔に赤みを増しつつ彼は答えた。

「リナの奴がご丁寧に電話してきたんだ。アメリアがまだ図書館にいるから迎えに行け。フィルさんには自分から電話するから心配するなってな。全くお節介焼きが……。」
「リナさんが!?」

なるほどそういうことか、良い友人を持ったな少女よ。

「まあ、そう言うわけだ。しかし遅れてしまってすまなかった。本当はもう少し早く来るつもりだったんだ。」
「そんな、来てくれただけでスッゴク嬉しいです。」
「テストの方はどうだ?」
「明日が漢文と英語のリーディングなんですけど、ちょっと漢文の方が心配なんですけど。」

そういって少女は苦笑する。少女のそんな表情を見て、青年は少し立ち止まって辺りを見まわす。彼の目に留まったのは道の脇にある家の玄関先に飾られていた一本の笹。この家の子供が作ったのであろうか、身の丈ほどの笹には沢山の折り紙で出来た飾りと短冊が結び付けてある。

「天に在りては願わくは比翼の鳥となり」

「??何ですかそれ?」

突然に話の方向を変えた青年に少女は首をかしげる。どうやら何かの引用のようだが少女は知らぬらしい。

「いいや、何でもない。」
「すっごく気になる言い方なんですけど…。」
「タダ少し連想しただけさ。それよりも、今のやつが分からないで漢文は大丈夫か?かなり有名な漢文の詩だぞコレは。」
「ええっ!!本当ですかっ??全然知りませんでした。明日のテストにはでませんよね??」

そう言って少女は真剣に明日のテストの心配をし始める。だが受験ならばまだしも普通の学校のテストというのは範囲の中からしか出ないのではないか?

「それなら…漢皇色を重んじて傾国を思う、というのは知っているか?」
「あ、それが今回のテスト範囲になってるとこです。」
「それの一番最後の部分だ。ならばきっとそのうちに習う事だから大丈夫だな。それに不安な部分があると言うなら、お前の家についてから質問を受け付けてやるぞ。」
「ホントですねっ!!約束してくださいねっ!!!」

真剣になるのはいいが、青年の襟首掴んでガックンガックンするのはよくないぞ…。青年はその少女の攻撃(笑)に首を縦にして頷く。

「そうと決まったら急いで家に帰りましょうっ!!」

少女は青年から手を放すと一足先に走り始める。それ故に青年がぼそりと言った一言を聞いてはいなかった。少女よ、惜しい事をしたな。

「約束ならこちらの方が良いのだが…『在天願作比翼鳥』…か……まぁまだまだ無理か。」

青年は自分の本音に赤くなりつつ、前を駆けて行く少女を追う。赤くなるなら言うなと言いたいぞ、青年。まあいつか言えると良いがな…何年後かは知らぬが。
少女は青年が追い付くとそのまま手を取って引っ張りながら夜道を走る。

「ゼルガディスさん、もっと急いで下さいっ!!!」
「ついでに夜食も作って行くが何かリクエストはあるか?」
「えっと…ゼルガディスさんが作るものなら何でもいいです。」

二人は道路を失踪して行って、そんな会話も夜の暗闇の遠くから聞こえてきた。そのうち姿が闇に消えただけでなく、声すら聞こえなくなった。


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6847……姫以下です。私(爆)ねんねこ E-mail URL7/6-11:07
記事番号6843へのコメント


本日はお日柄もよく、いかがお過ごしでしょうか。
お天気が良いとどうしても授業をサボりたくなるのよね、と微笑みながら学校抜け出して近くのネットカフェへとひなたぼっこにきている(待て)ねんねこだったりします。

……というか。
かんぶんってなに?おいしいたべものなのかな?
―――的状態なんですがっ!わたしっ!?(笑)
漢文なんて中学からずっとやってませんからね。漢文知識は姫以下です。
…………………私もゼルやん★(←やはり★は必須)に習いたい……(遠い目)

それでは短いですが(汗)
この話のナレーションを石っころにやらせてみたらちょうどいい具合に笑えた(ごめんなさい)ねんねこでした♪





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6875それなら私はダメダメ人間です安井/あしよし E-mail 7/11-20:02
記事番号6847へのコメント


  ごめんなさいです。お返事遅れてしまって(汗)
実はあしよしさん、右手が腱鞘炎になってしまいました。
それゆえにこれも左手だけで打っているんですが、かなりきついものがあります。
せっかくHPの方も飾っていただいたのに何もしてなくて申し訳ないです。
レスの方と贈り物は後日日を改めてやらせていただきます。
親からパソ禁止令が出ているのでこの辺で失礼致します。
それでは、撤収!!