◆−Only one word (LINA)−紫嵐 (2001/9/12 20:53:45) No.7330
 ┗きゃうっvvv(何)−風林みつき (2001/9/14 22:36:39) No.7341
  ┗ぐふっ!(・・・ばか?)−紫嵐 (2001/9/15 19:19:11) No.7343


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7330Only one word (LINA)紫嵐 E-mail 2001/9/12 20:53:45


やっと書いたぜリナのシリアスっっ!!!!!!
と、いうことのなのでお読みください。

○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。

Only one word

    あたしの旅は、たった一言で始まった。
    そう。あのたった一言で。

『火炎球(ファイヤー・ボール)!!』

  つどおおおおおおん…

「ね?すごいでしょ??姉ちゃん!!」
 あたし…美少女魔道士、リナ=インバースは自慢げに姉ちゃん……ルナ=インバースに話し掛けた。
「へー。すごいわねーvリナちゃんvv」
「…姉ちゃんなんか怖い……………」
「森がぜーんぶ消える前にどうにかしなさいよv」

      森は四分の一ほど焼失した。

「ふー………何とか消えたぁー」
「で?森を焼け野原にしようとした代償は?」
 姉ちゃんの厳しい言葉があたしに突き刺さる。
「あ、あはははははははは…………」
 もう、笑うしかない。
 にこーっと。にこーっと普段なら浮かべないような笑みを、姉ちゃんが浮かべた。
 その後、あたしがぢごくを見たのは言うまでもない。


(姉ちゃんもキツイよぉ〜〜〜何も気絶した所を、水かけて起こして………また始める事ないぢゃない………)
 もう拷問に等しい……いや、それ以上の罰を受けた後………姉ちゃんに聞こえないよう、心の中でそう思いながら、あたしは自分に治癒(リカバリィ)をかけていた。
 この街じゃ、試せる魔法も試せない(姉ちゃんが居るから)。
 明日、先ほどの森とは別の樹海に行こう。奥には洞窟もあるし。
 お宝捜し&冒険&魔法実験!!!!!!!
 あたしは決心をすると、姉ちゃんにどやされる前にお風呂に向かった。


『爆術法(グレイ・ボム)!!』

  つどむっ!

 あたしの一撃に、そこらへんの木や石が吹っ飛んだ。街じゃあ使えない、地形の爆発魔法。
 やっとそれが使えたと思うそれに、あたしはちょっぴり感動。
「もう一発!!」
 あたしはそう叫ぶと、呪文詠唱して………
『爆裂陣(メガ・ブランド)ォ!!!!』

  ドヴァッ!

「ひゃっほう!次行くわよ〜〜!!」
 あたしは好きなだけ魔法を使いまくった。

   あんなことに…
   あんなことにあうなんて思わなかった


 洞窟を探検して、お宝まで手に入れて…………浮かれた気分で家路についた。
「ん?……あ…………………」
 それを見た瞬間、あたしは言葉を失った。
 魔道士教会で見たことがある。知っている。間違いない。
「レッサー……デーモン………」
 あたしは思わず呟いた。
 恐らく、召喚士が召喚するだけして、ほっといたのか………制御しきれなくて殺されたか………どっちみち、こんな所にレッサーデーモン二、三十匹が居るって事は、前者にしろ後者にしろ野良に違いない。

―――逃げなきゃ。
―――今は…さっき魔法撃ちまくった所為で力がない
―――逃げなきゃ!!

 そう思って、ゆっくりと後ずさる。

  ガッ

「ぅきゃっ!」

  どさぁっ!

 事もあろうに、足が木の根に引っかかってこけた!起き上がると、レッサーデーモンがあたしを見ている。
 ……ゆっくりと。だけど…確実にあたしに向かってくる!
 じょーだん!
『青魔烈弾波(ブラム・ブレイザー)っ!』
 青い衝撃波がレッサーデーモンを一体倒した。
 だめっ!こんな量倒せない!!!
 あたしは慌てて踵返して走った。

『地精道(ベフィス・ブリング)っ!』
 トンネル掘りの術を使って、レッサーデーモンの足元に深い竪穴を作る。その中に一体落ちた。
 物理的な攻撃が、レッサーデーモンに効かないことなど百の承知。しかし、数を減らすにはちょうどいい!!

  グオオオォオオ…

 獣のような雄叫びを上げてレッサーデーモンが、数十本の炎の矢(フレアー・アロー)を創りだす!!
 やばっ!

  キュドドッ!

「あうっ!」
 あたしの右足に焼けるような痛みが走った。いや、実際焼けてるんだろうけど……
 よろよろと、近くの木の根元にあたしはへたり込んでしまった。
 魔力も体力もすでに限界に達してる。

―――もう……逃げられない……
―――あたし………ここで死ぬの…………?

 レッサーデーモンは雄叫びを上げながら、あたしに向かって鋭い爪を振り上げた。
 あたしは目を閉じた。

  ぞぐんっ!
  ざしゅっ!

 そんな音がした。

「リナッ!」
「姉ちゃん?!」
「そこでじっとしてなさい!」
 あたしが見てる目の前で……………姉ちゃんは短剣(ダガー)一本でレッサーデーモンを全滅させた。


 それから、姉ちゃんはあたしに一言も言わなかった。
 どうやら街の入り口は近かったらしく、姉ちゃんはあたしを担いで街に入ると、魔法医の所にあたしを預けた。

 そして次の日。
 ご飯を食べた後、姉ちゃんは二階に部屋があるあたしの所に来た。
「リナ」
「ね…姉ちゃん……」
「必要最低限の荷物で………旅の準備をしなさい」
 ただそれだけ言い放つと、姉ちゃんは踵返して下に降りる。


「……………」
「姉ちゃん……?旅の準備して来たけど………?」
 あたしは姉ちゃんに怯えながら言う。姉ちゃんはあたしのほうを見て、姿を見た。
 ショルダーガードにマント。動きやすい服。そしてバンダナ。姉ちゃんはふーんと言うと、たった一言。
「世界を見て来なさい。」
「はぁ?」
 姉ちゃんの一言に、あたしは思わず間の抜けた声を出した。
「世界を見て来い。」
「え?ちょっと……姉ちゃん?!」
 姉ちゃんはあたしをぐいぐい引っ張って、外に放り出す。
「世界を見てきなさい。」
 ばたんと。
 ばたんと音がなって、扉がしまった。

    それが、あたしの無限への旅立ちの……
    たった一つの言葉だった。

○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。○・。●・。◎・。
後書き対談

紫嵐:やっと終った!!!!(男泣き)
Lily:本っっっっ当に長かったわね。(とかいいつつラリアット)
紫:ぐふっ!
L:遅すぎるっての。読者の皆様に忘れられてたらどうすんの?
紫:しくしく。思い出してください…(泣)
 しっかし………理科の授業中にこれの下書きかいてる俺って一体?一番後の席だからいいものの。
L:そんだけのこといっつもやってりゃいいのに。で?「One more day (後編)」は?
紫:………………………………………………………(滝汗)
 さあて!次回は、ゼロスです!!皆さん俺のことを忘れないでくださいッス!!ツリーが落ちてちょっぴり焦ってる紫嵐でした!!!!
L:さってと。今回の「他のジャンルから借りてくるシリーズ!!」は…よっこらしょ。
(Lily、刀身がガラスのような剣を持ち出す)
紫:ん?それは……変態が持つ武器………………やっぱお前へんた………!!!!!!
L:アレイアードスペシャル!!
紫:うわあああああああああああああああ!!!(吹っ飛んだ)
L:さて、今回もゼル君同様、私が題名をつけました。『Only one word』は、たった一つの言葉と言う意味です。では、紫嵐が吹っ飛んだところで閉めさせていただきます。
 弟の駄文に付き合っていただき、どうも有り難う御座いました。
(Lily、深深と礼をする。去る)

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7341きゃうっvvv(何)風林みつき 2001/9/14 22:36:39
記事番号7330へのコメント

こんばんは、どうもです。
読ませていただきましたよ、リナさん過去話っ!!ヽ(>_<)。
レス短いのは勘弁してください・・・苦手なもので・・・
あたしのとこのツリーに、『最後がギャグみたい』と書いていましたが、もう一度言います、とんでもないですよっ!!バッチリシリアスです!!
ルナ姉様はきっと、リナさんが、自分にとっては敵とも言わないレッサーデーモンに不覚をとった、自分の力を過剰評価している節があることが静かに許せなかった(爆)のでしょう。・・・とか勝手に考えてみちゃったり。
とにかく、この小説はとっても素晴らしいですよっ!
ホントにそのまま原作に通じそうですしっ。

ではっ、本気で短いですが、このへんで。次回ゼロぽん(でしたよね?)も楽しみにしていますっ!!

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7343ぐふっ!(・・・ばか?)紫嵐 E-mail 2001/9/15 19:19:11
記事番号7341へのコメント

>こんばんは、どうもです。
こんばんわ、紫嵐です。

>読ませていただきましたよ、リナさん過去話っ!!ヽ(>_<)。
よ〜ん〜だ〜な〜?(なんだよ)

>レス短いのは勘弁してください・・・苦手なもので・・・
俺もそんなんです。でも、あまり短いとは思わないっス。
あ、『〜ス』ってもともと俺の言葉遣いなんで気にしないでほしいっス。
とある方に指摘されて直してたんスけど、長くは持たなかったっス。

>あたしのとこのツリーに、『最後がギャグみたい』と書いていましたが、もう一度言います、とんでもないですよっ!!バッチリシリアスです!!
そう言って貰えると嬉しいっス!!!感謝感激雨嵐!!

>ルナ姉様はきっと、リナさんが、自分にとっては敵とも言わないレッサーデーモンに不覚をとった、自分の力を過剰評価している節があることが静かに許せなかった(爆)のでしょう。・・・とか勝手に考えてみちゃったり。
そうっス。ほんとはオマケでルナとリナの母さんの会話をちょこっと入れたかったんスけど・・・
それかいたらもう一度投稿しておくっス。

>とにかく、この小説はとっても素晴らしいですよっ!
>ホントにそのまま原作に通じそうですしっ。
ありがとうっス!!

>ではっ、本気で短いですが、このへんで。次回ゼロぽん(でしたよね?)も楽しみにしていますっ!!
短くないっス!立派な感想っス!!
俺の方こそ短い御返事ですいませんっス!では!!紫嵐でした!!!!