◆−ごめんなさい。連載させて下さい。−丑三つ (2001/10/7 12:04:31) No.7452
 ┣ゼルとランプ―白き聖霊アメリア―−丑三つ (2001/10/8 17:57:22) No.7459
 ┃┗あらびあんないと(何言ってんだ、自分)−紫嵐 (2001/10/9 22:39:58) No.7465
 ┃ ┗わーい!しーちゃんだっvv−丑三つ (2001/10/10 00:42:44) No.7466
 ┣ゼルとランプ―緋色の盗賊リナあんどガウリィ―−丑三つ (2001/10/10 18:31:10) No.7475
 ┃┗リナ&ガウリイ参上!−紫嵐 (2001/10/13 21:40:03) No.7495
 ┃ ┗私は幸せ者!−丑三つ (2001/10/14 15:53:14) No.7507
 ┣ゼルとランプ―星空に浮かぶ想い―−丑三つ (2001/10/14 17:53:23) No.7508
 ┃┗わーい!−紫嵐 (2001/10/14 19:53:32) No.7510
 ┃ ┗幸せ実感中・・−丑三つ (2001/10/15 17:01:24) No.7516
 ┣ゼルとランプ―赤銅の魔物ジーアライフ―−丑三つ (2001/10/15 18:34:51) No.7519
 ┃┗シリアスとつにゅううううう!!(狂)−紫嵐 (2001/10/15 21:41:17) No.7522
 ┃ ┗逃走者っ!−丑三つ (2001/10/16 15:48:50) No.7525
 ┣ゼルとランプ―古の聖王都セイルーン―−丑三つ (2001/10/16 16:29:16) No.7527
 ┃┣初めまして。−花姫 (2001/10/16 17:09:03) No.7529
 ┃┃┗はじめまして。−丑三つ (2001/10/17 17:31:21) No.7540
 ┃┗シリアスへれっつらごう!(不明)−紫嵐 (2001/10/16 20:15:08) No.7530
 ┃ ┗次が山場っ!!−丑三つ (2001/10/17 17:45:00) No.7542
 ┣ゼルとランプ―失われた歴史の真実―−丑三つ (2001/10/17 18:24:01) No.7543
 ┃┗続編〜♪−紫嵐 (2001/10/17 22:11:54) No.7547
 ┃ ┗詰まったー(笑!−丑三つ (2001/10/18 21:42:56) No.7554
 ┣ゼルとランプ―二つ目の願い事―−丑三つ (2001/10/20 19:24:17) No.7572
 ┃┣願い−紫嵐 (2001/10/20 22:20:04) No.7579
 ┃┃┗願い事、一つだけ・・・−丑三つ (2001/10/27 19:54:58) NEW No.7630
 ┃┗ちょっと気になったので−文月霊次(風見霊) (2001/10/27 15:09:28) No.7623
 ┃ ┗そうなんですか(驚!?−丑三つ (2001/10/27 20:00:25) NEW No.7631
 ┗ゼルとランプ―リナの最強魔法―−丑三つ (2001/10/27 20:29:06) NEW No.7632
  ┗最強魔法!?−紫嵐 (2001/10/27 22:30:48) NEW No.7639


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7452ごめんなさい。連載させて下さい。丑三つ E-mail URL2001/10/7 12:04:31


こんにちわー。
二回目のお邪魔になります。丑三つです(ペコッ。
今日は、タイトルにもあるように連載させてもらいに来ました。
ごめんなさいー(><。
私の駄文なうえに、長いかもしれません。あと、パラレル物です。
カップリングはやっぱりゼルアメです。 



ゼルガディスと魔法のランプ********************************************* 

 
            neath Arabian moons 

            アラビアの月明かりの下 

            Hop a carpet and fly 

           絨毯に乗って飛んでみないか 

           To anoter Arabian night 

           新しいアラビアン・ナイトの世界へ 

 

 

           

  砂漠の都・アラビア。
  四方を砂漠に囲まれながらも、その都は宮殿を中心に
  円形状に連なった建物に多くの人が住み、露店は
  毎日かなりの賑わいを見せていた。
   そんな中、極彩色の魚と果物、そして大勢の人の流れから離れる様にして
  足早に歩く一人の男がいた。
  名はゼルガディス・グレイワース。
  少々すすけた白いマントをはおり、フードを目深に被っているせいで
  顔は見えにくい。
  ゼルガディスは露店に一度も目をやらずに
  これまた人通りの少なそうな場所に建っている一軒の小さな珈琲店に入った。
      リーンッチャリン
  ゼルガディスの押した布が、ドア・チャイムに触れて独特の音を響かせた。
   「いらっしゃい。」
  店のカウンターからかっぷくの良い店主の声がする。
  ゼルガディスは店主には目をやらず、スタスタとカウンターの
  最奥の席についた。
   「珈琲。」
  ゼルガディスは手短に注文をすませると、脇にかかえていた何冊かの
  やたらと分厚い本をドサリッとカウンターに広げた。
  めくる度にホコリがたっていそうな古い本。文字も今のものとは少し違うし
  劣化して読みにくそうだったが、ゼルガディスはスラスラと読み進んでいた。
   「ほい、珈琲。お待ちどうさま。」
  店主がカウンター越しに珈琲を置いた。ゼルガディスはそれを一口含むと
  また本を読み進める。
   「・・・兄ちゃん、アンタ、古代魔法に興味があるのか?」
  店主が、ゼルガディスが広げている本の背表紙を見て言った。
  カウンターに広げられた本は「失われた魔術」「魔法の時代」「古代遺跡」
  「イニシェント・マジック」・・・・。
   「・・・それがどうした。」
  ゼルガディスは本から目をあげると、鋭い目線で店主を睨んだ。
   「いや、店のお客さんからコレをもらったんだがねぇ・・・・」
  そう言って店主は、カウンターの下から古ぼけたランプを取り出した。
   「お客さんが言うには古代の魔法のランプだって言うんだけどねぇ。」
  古代魔法(ロスト・マジック)はこの国では失われてしまった魔法の事だ。
  100年以上前には魔法の全盛期であったらしいが、今ではほとんど見られない。
  かろうじて本なんかが残っているくらいである。
   「俺はどうも、こうゆう類のモンは信じられなくてねぇ。」
  店主は、苦笑いしてランプをゼルガディスに渡した。
   「良ければ、持っててやってくんないかい?」                        




 
   「魔法のランプ・・・・・か」
  ゼルガディスは宿屋のベットに腰を下ろして呟いた。
  手には先ほど店主から譲り受けたランプ。
   (ランプ自体は古いモンらしいが・・・・・・)
  シンプルなデザインの金色のランプは、所々がヘコんでいたり錆びていた。
  元はいい品だっただろうに、あまりいい扱いはされなかったらしい。
   (ランプ・・・・あぁ、何かの本に載っていたな。
               ランプの魔人の話だったか・・。)
  ゼルガディスはランプをいじりながら記憶をたどった。
   (ランプの魔人がかなえられる三つの願いを使って
              最後にはお姫さんとハッピーエンド・・・)
   「まるきりお伽話の世界だな。」
  そう言うと、ゼルガディスはランプをサイドテーブルに置いた。
   「・・・・・・。」
  こんな信憑性の無いガラクタ・・・と思いながらも
  もしかして本当に・・・と言う気持ちを抑えきれないらしく、
  ゼルガディスはテーブルの脇に立ったままランプを見つめていた。                         

  ≪青年は商人から奪った汚らしいランプをこすってみました。
                       すると・・・・・・≫  


  お伽話の一小節が、ゼルガディスの頭の中でグルグルと回っていた。
   「・・・・・フゥ。」
  ゼルガディスは短くタメ息をはくと、ランプを持ち上げた。
   (・・・ダメもとだけどな)
  ゆっくりと片手をランプに添えると、底の辺りをニ、三度こすった。
    キュキュッ
  ランプに変化は見られない。
   (やはり、お伽話はお伽話か・・・・)
  ゼルガディスが何の変哲も無いランプを見て、手を離そうとした時・・・
  
     ぼひゅ  
  
  なんだか間の抜けた音がして、ランプの口からピンク色の煙が出てきた。
   「なっ!?」
  驚いたゼルガディスは、思わずランプを落としてしまった。
     ガシャ
  金属が落ちる音がしても、もうもうとピンク色の煙はあがり続ける。
  やがて視界がピンク色に染まった。
   「こ、これは・・・」
  霧が晴れる様にピンクの煙が引いて行く。
  ピンク色の煙の中、どうする事も出来ずに突っ立っていた
  ゼルガディスの視界に入って来たのは、一人の少女だった。
   「本・・物・・・か。」
  驚きを隠せないゼルガディスをよそに、ランプから出て来た少女は
  コキコキッと身体をならしていた。
   「ん〜!!!やっぱりお外はいいです〜♪」
  外に出られて上機嫌な少女は、キョロキョロと辺りを見回し
  ゼルガディスと目が合うとニパッと笑った。
  それはまるで、幼い子供が笑う様に無邪気な笑顔だった。
   「私、アメリアと言います。あなたが封印を解いて下さったんですよね?」
   「あ・・・あぁ。」
  なんだか押され気味にうなずいたゼルガディスを確認すると
  アメリアはサッと手を差しだした。
   「よろしくお願いします。マスター♪」               


********************************************************続***********  
ランプの聖霊アメリア嬢登場。
このお話、自分でも結構頑張っているので感想とか、出来れば
頂けると嬉しいです♪
(・・・まだ始まったばっかりなのに、感想も何も無いか(汗))
それではまた次回、お邪魔いたします〜(^^/
  

                                                      

 



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7459ゼルとランプ―白き聖霊アメリア―丑三つ E-mail URL2001/10/8 17:57:22
記事番号7452へのコメント

こんにちはー^^。お邪魔します!今回は前回の続きです。
ゼルガディスとアメリアの二人しか出ていませんが、
宜しければ読んでやって下さい。
 

ゼルガディスと魔法のランプ*******************************************
 ―白き聖霊 アメリア―

 
  「よろしくお願いします。マスター♪」
 そう言って差し出された手を、ゼルガディスは手首からガシッと掴んだ。
  「お前は・・・本物のランプの魔人なのか?」
 ゼルガディスの冷たい目線にビクともせずに、アメリアは答えた。
  「魔人じゃなくて聖霊ですっ!!せーいーれーい!」
 やけに聖霊の部分を強調している。
  「お伽話じゃ・・・・無かったんだな。」
 アメリアの答えを聞いて、まだ驚いた顔をしているゼルガディスは
 掴んでいた手首を離した。
  「そうゆう事です。」
 アメリアは言うと、キョロキョロと辺りを見回し始めた。
 ベットにポンッと座り込んでみたり、壁や床を触ったり
 果ては窓を開けて外を見て
  「うわー!人がいっぱいですー♪」
 なんてワケの分からない歓声をあげている。
 「汝の願いを三つまで聞き入れよう・・・・」なんていう厳かなの
 を想像していたゼルガディスにすれば拍子抜けもいい所だった。
  「おい。」
 まだ窓から身を乗り出して覗いているアメリアに声をかける。
  「おい。」
 上半身を全部乗り出しているのでかなり危ない姿勢・・・・・。
  「おいっ!!!」
  「何ですか?マスター・・・はひゃっ!?」
 しびれを切らして大声で呼んだゼルガディスに答えようとして
 バランスが崩れ、アメリアの身体がグラリと窓の外へと傾いた。
 ここは四階。落ちたら命は無いだろう。・・・・・普通の人間ならば。
  「チッ」
 ゼルガディスは小さく舌打ちすると、傾いていくアメリアの手を引っ張って
 内側に引き寄せた。
  「・・お前は何しに来たんだ?」
 引っ張った反動で、床に転がっているアメリアを見下ろして
 ゼルガディスが言った。
  「えへへ、マスター。ありがとうございます。」
 転がったまま照れた様に笑ったアメリアは、ひょいと起き上がると
 白い踊り子の様な真っ白な衣装をパンパンとはらった。
 アメリアが動く度に、両手両足首に金の輪でつけられた大きな青い珠(たま)が
 揺れた。首には、ちょうどチョーカーの様な具合でこれもまた大きな青い珠が
 つけられていた。その大きな青い珠よりも、大きく澄んだ青い瞳が
 ゼルガディスの目を捕らえた。
  「私は、あなたの願いをかなえに来たんです。三つまで。」
 三つの所で三本指をゼルガディスに突き出しながらアメリアが言った。
  「なんでも良いのか?」
 ゼルガディスは胸に秘めた、たった一つの願いを押し殺して聞いた。
  「いえ、なんでもってワケじゃありません。」
 アメリアは「良くぞ、聞いてくれました!」とでも言う様に、
 満面の笑みで答えた。
  「まず!人を殺めたり、傷つける事は出来ません!
    恋愛に置いて相手の気持ちを変える事もダメですっ!!
                 なんたって、正義に反しますからっ!!!」
 正義の所でいつの間にかベットに上がり、虚空を指差してポーズを決めている。
 床であきれているゼルガディスを見てニコッと笑うと
  「それ以外なら、掃除、洗濯なんでもござれです♪」
 と言った。
   (・・・・・・・いいのか、こんなんで・・)
 想像していた魔人と現実の聖霊のギャップに暫し呆然とするゼルガディス。
 ブンブンと頭を振って、意識を現実に戻した。
 そして、ゼルガディスは唯一の・・・彼が望んで止まない・・願いを口にした。
  「じゃ、俺の身体を、元に、戻してくれ。」
 一言一言噛み締める様に言ったゼルガディスの願いを聞くと
 アメリアは
  「それが一つ目の願いですね?マスター。」
 と言って、部屋の中だと言うのにフードをかぶったままのゼルガディスの
 顔を覗き込んだ。
  「・・・でも、どこかお悪いんですか???」
 けげんそうな顔のアメリア。
 ゼルガディスは、小さくタメ息をついてから自分のフードに手をかけた。
 ハラリとフードが落ちて、アメリアの前に
 ゼルガディスの素顔があらわになった。
 堅い岩の肌、鋭く尖った針金製の銀色の髪・・人間の容姿とは違い過ぎる
 合成獣の身体。ゼルガディスがフードをかぶる理由も
 古代魔法の本を読み漁る理由もソレにあった。
 ゼルガディスは、居心地悪そうにアメリアから目をそらした。
 合成獣の身体になってから好奇の目で見られもしたし、恐怖される事もあった
 言われの無い疑いをかけられた事も、友好的な笑顔が凍りつくさまも
 何度となく見た。・・・・・・もう、慣れたハズだった。
 それでも、目の前の少女の無邪気な瞳が恐怖に見開かれるのは
 見たくなかった。
  「あの・・・・・」
 遠慮がちなアメリアの声がした。
  「なんだ?」
 (俺が怖いか?)胸にたまる黒い想いを持て余して、目線をはずしたまま
 そう聞いてやろうか?と思っていたゼルガディスの耳に
 思いもかけないアメリアの言葉が届いた。
  「触ってもいいですか?」
 意外な言葉に、ゼルガディスはアメリアの方に目線を戻した。
 アメリアの瞳は、驚いてはいたものの恐怖に見開かれてはいなかった。
 蒼い瞳には恐怖も驚愕も好奇の色も感じられない。
  「あ・・・あぁ。」
 信じられないアメリアの反応に、ゼルガディスの方が驚いていた。
 アメリアはそっとゼルガディスの髪に触れた。
  「・・・・・綺麗。」
 アメリアは、何かとても美しい物でも見るかの様に瞳を細めて呟いた。
  「綺麗?」
 言いながら、ゼルガディスは眉をひそめた。
  「はい!とっても、綺麗です〜♪」
 アメリアは、今度は少々乱暴にゼルガディスの髪をワシャワシャやった。
  「これなら、仮面ライ○ーの悪役、特殊メイク無しでやれますよー!」
 誉めているのか、けなしているのか・・・・。
 アメリアは心底嬉しそうに話していたが、ゼルガディスは
 ズッコケそうになるのをこらえていた。
  「・・もういい。とりあえず、この身体を元に戻してくれ。」
 これ以上、調子を狂わせまいと話を元に戻すゼルガディス。
 アメリアは「え〜・・・もったいないです・・」などと言っていたが、
 なんたって一つ目の願い事なのだから聞かないワケにはいかない。
  「ところで、なんで合成獣になったんですか?」
 と、やっとマトモな質問をし始めた。
  「なったんじゃない。されたんだ。」
  「された?どなたにですか?」
 アメリアと話しながら、ゼルガディスは不思議な気分だった。
 いつも自分が合成獣にされた時を思い出すと、黒い想いが胸を支配するのに
 今はそれが無い・・・。
  「古代遺物の盲目陰険ジジイに面白半分で古代魔法をかけられた。
         治させようにも、とっくにあの世に行っちまってる。」
  「魔法?・・・・う〜ん・・・・魔法ですかぁ・・・」
 ゼルガディスの言葉を聞くなり、アメリアは腕を組んで考えこんだ。
  「何か問題でも有るのか?」
  「問題・・・・・イエ、問題と言うか・・・」
 言いながら、アメリアはしげしげとセルガディスの身体を見回した。
 そして、また考えこむ。
  「なんだ?何かあるなら、ハッキリ言え。」
 煮え切らないアメリアの態度に、ゼルガディスが言った。
 するとアメリアは、「じゃ、ハッキリいいますよ。」と少々申し訳なさそうに
 言ってからゼルガディスに目線を合わせて言った。
 
  「私では魔法を解くのは無理です。」

      ずべしゃ
    
 今度こそ、本当にゼルガディスはズッコケた。
  「あぁ、マスターしっかりして下さいっ!!」
 駆け寄って来たアメリアの肩をつかむと、ユサユサと前後に振り回す。
  「お〜前〜はぁ〜!!!正義に反する事で無ければ
        掃除洗濯なんでもござれじゃなかったのか〜!!!」
 泣いているのか、怒っているのか複雑な表情で怒鳴るゼルガディス。
  「ひ〜ん(泣っ!!ごめんなさい〜!」
 揺さぶられながらも、必死で謝るアメリア。
  「だって、マスターにかけられた魔法をかけた人、私より
     レベル高いんです〜。私じゃ、そんな高位魔法は使えません〜。」
  「―っ!もういい、ランプに戻れ!俺に他に願いは無い!」
 自分にかけられた魔法が聖霊でも解けない魔法だと知って、
 少なからずショックを受けたゼルガディスが
 床に落ちたままのランプを指差して言った。
 ゼルガディスの言葉に、アメリアは顔を真っ青にした。
  「マスターにかけられた魔法はとけませんけど、
             他の願いは全部かなえますっ!!」
  「俺に他に願いは無いと言っているだろう!?戻れ。」
 そう言ってゼルガディスは、アメリアに背を向けた。
  「マスター・・・・」
 後ろでアメリアの心細そうな声がした。
    (なんだって言うんだ・・・?コイツは・・・・!?)
 ゼルガディスは、アメリアの自分に対する態度にとまどっていた。
 怖がられる事はあっても、無条件に慕われる事など無かった。
 キュッとマントが引っ張られた感触がする。

  「マスター、私頑張りますから・・・・」

 アメリアはゼルガディスのマントの裾を軽くにぎって言った。

  「魔法はとけませんけど、お手伝いはしますから・・・・」

 ゼルガディスはアメリアの手を払おうと、振り返った。
 ゼルガディスの目に入ったのは、今にも泣きだしそうに潤んだ瞳で
 自分をまっすぐに見つめるアメリアだった。
  「うっ・・・・」
 アメリアを見たゼルガディスの手が止まった。

  「だから・・・」

 アメリアはマントを引っ張って言葉を続けた。                                                     

  「マスターの三つの願い事をかなえるまで
              そばに居させて下さい・・・・」


 ゼルガディスを見上げるアメリアの瞳は青く、蒼く、あおく・・・・
 ゼルガディスは大きくタメ息をついた後、
  「勝手にしろ。」
 と言い放った。  

 
*********************************************************続*********
読みにくい文章でスミマセン(><;。
まだまだ続きます〜。
 

  

                                           

                



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7465あらびあんないと(何言ってんだ、自分)紫嵐 E-mail 2001/10/9 22:39:58
記事番号7459へのコメント

>こんにちはー^^。お邪魔します!今回は前回の続きです。
こんばんわ〜。紫嵐です。
前回はレスをしなかったので今回させていただきます。

>ゼルガディスとアメリアの二人しか出ていませんが、
>宜しければ読んでやって下さい。
おお!俺はアメリア嬢が好きだからおーるおっけー!!!早速読ませていただきます。


>  「私は、あなたの願いをかなえに来たんです。三つまで。」
> 三つの所で三本指をゼルガディスに突き出しながらアメリアが言った。
>  「なんでも良いのか?」
> ゼルガディスは胸に秘めた、たった一つの願いを押し殺して聞いた。
>  「いえ、なんでもってワケじゃありません。」
> アメリアは「良くぞ、聞いてくれました!」とでも言う様に、
> 満面の笑みで答えた。
>  「まず!人を殺めたり、傷つける事は出来ません!
>    恋愛に置いて相手の気持ちを変える事もダメですっ!!
>                 なんたって、正義に反しますからっ!!!」
> 正義の所でいつの間にかベットに上がり、虚空を指差してポーズを決めている。
あ、やっぱり。アメリア嬢だな、と思う瞬間。
> 床であきれているゼルガディスを見てニコッと笑うと
>  「それ以外なら、掃除、洗濯なんでもござれです♪」
> と言った。
>   (・・・・・・・いいのか、こんなんで・・)
> 想像していた魔人と現実の聖霊のギャップに暫し呆然とするゼルガディス。
さあ・・・?ディズ●ーのヤツとは随分イメージが…
アメリア嬢が青くてもヤだけど………


>読みにくい文章でスミマセン(><;。
そんなこと無いですよ!俺のよりははるかにマシかと…
今更ながら、スレイヤーズ以外の物との合作・パラレルが遣りたくなった俺。
ゼロスのが終ったらそれ遣ろうかなぁ〜

>まだまだ続きます〜。
はーい!楽しみにしてます!!
では、紫嵐でした!

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7466わーい!しーちゃんだっvv丑三つ E-mail URL2001/10/10 00:42:44
記事番号7465へのコメント

こんばんわ〜。
わーい!初めて長編で感想もらっちゃったよ!
それも、しーちゃんから^^。ありがとうございます★

>さあ・・・?ディズ●ーのヤツとは随分イメージが…
>アメリア嬢が青くてもヤだけど………
はっ!!それは・・本当に嫌ですね^^;。
ゼルなら似合いそうですけど・・・・。

>今更ながら、スレイヤーズ以外の物との合作・パラレルが遣りたくなった俺。
>ゼロスのが終ったらそれ遣ろうかなぁ〜
やるんですかぁ〜?ゼヒ、お願いします!
実は、しーちゃんの作品、読ませてもらってたりします。
コメント付けて無くて申し訳無いですけど・・。
いつか、必ず(握りこぶしっ!!

それでは、また次回でお会いしたいです。
丑三つ

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7475ゼルとランプ―緋色の盗賊リナあんどガウリィ―丑三つ E-mail URL2001/10/10 18:31:10
記事番号7452へのコメント

こんにちはー。
再びお邪魔します。丑三つです♪
今回はリナちゃんとガウリィ登場〜。ちょっぴしガウリナ風味。
でもやっぱりラブ甘ゼルアメ(笑。
それでは、読んでやって下さい。
 

ゼルガディスと魔法のランプ********************************************
 ―緋色の盗賊 リナあんどガウリィ ― 

 

  「ゼルガディスさ〜んっ!早く!早く〜!」
 数歩先でアメリアが、買い物袋を持って手招きしている。
 ゼルガディスは、アメリアの所まで足早に近寄ると
  「人を大声で呼ぶなと何度言ったら分かる。アメリア」
 とアメリアを諭した。
  「あっ、すいません。」
 アメリアはそう言って自分の口を手のひらで押さえた。
  「ホラ、もう買う物は買ったんだろう?帰るぞ。」
 そんなアメリアを見てタメ息をつくと、アメリアの持っていた買い物袋を
 持った。
 中にはいくつかの古い本にまぎれて、リンゴなんかの果物が入っていた。
 アメリアに負けて、セルガディスのそばにいつもアメリアがいる様になった
 天気の良いある日。二人は近くの市場に買い物に来ていた。
 ゼルガディスは相変わらず外に出るのは嫌いだったが・・・・。
  「♪♪♪」
 やたらと嬉しそうに自分の隣りを歩くアメリアを見て、ゼルガディスは
 不審顔。
  「ヘラヘラ笑っていると転ぶぞ。」
 少し皮肉を交えていたのだが、アメリアはそれに気づかずに
 嬉しそうな顔をゼルガディスに向けた。
  「だってゼルガディスさん、最近私の事「アメリア」って
     呼んで下さるんですもん♪前は名前で呼んで下さらなかったのに♪」
 ゼルガディスは一瞬言葉に詰まったが、すぐにそっぽを向いて返事をした。
  「それは、お前だって同じだろう。マスタ−と呼ばなくなった。」
  「えー、それはゼルガディスさんが「マスターって呼ぶな」って
                  おっしゃったからじゃないですか。」
 ゼルガディスはそっぽを向いたままだった。

 

 

  「んー????・・・・あれ、ゼルじゃないか??」
 ゼルガディスとアメリアの後方、約200mの所にいた金髪の長身の剣士が
 目の上に手をかざして少し背伸びをする仕草をした。
  「ゼル??めずらしーわね。こんな人通りの多い市場で・・。どこ?どこ?」
 剣士の隣りを歩いていた緋色の髪の少女が言った。
  「ほら、あそこ・・・なんか、女の子連れてるみたいだぞ。」
 そう言って金髪の剣士が少女の方を振り返った時には、
 すでに少女は人混みの中に消えていた。
  「・・・・あり??」 

 

 

  「やっほー!ゼルっ!」
 後ろから聞こえた聞き覚えのある少女の声に、ゼルガディスは
 振り返った。
  「・・・・・・・・・・あぁ。」
  「何よ、その嫌そ〜な顔は・・・・・・・。」
  「いや、別に。」
 ゼルガディスは「お前と会うと、ろくな事が無い」と言う言葉を飲み込んで
 話を変えるべく、口を開いた。
  「旦那は一緒じゃないのか?」
  「ガウリィならもうすぐ来るわよ。ところで・・・・」
 そこで、緋色の少女はゼルガディスの隣りで不思議そうな顔をしている
 アメリアを指差して言った。
  「・・・・誘拐でもして来たの?」
  「誰がするかっ!!誰がっ!!!!」
 思わずズッコケそうになりながら答える。
  「お知り合いの方ですか??」
 アメリアがゼルガディスに尋ねた。
  「いや、・・・知り合いというか・・・・」
 言葉を濁すゼルガディスの言葉をさえぎって、再び後ろから声が聞こえる。
  「リナ〜。置いて行くなよ〜」
 ゼルガディスは大き〜く、タメ息をついた。    

  

 

 所かわって、ゼルガディス達の泊まっている宿屋のこじんまりとした食堂。
 昼時だと言うのに人は少なかったが、今日の売上は
 二人の客のおかげで高そうだ。
  「おっちゃ〜んっ!!じゃんじゃん持って来てよっ!!」
 店の奥に向かって叫びつつも、手には肉のカタマリの刺さった
 フォークを持っているのは先程の緋色の少女。
 その隣りでは、金髪の青年がこれまた凄い勢いで食べ物を口に運んでいる。
 うず高く食べ物の積まれたテーブルをはさんで、向かい側に
 アメリアとゼルガディスの姿があった。
  「・・・すごいですね・・・・。」
  「いつもの事だ。気にするな。」
 呆然とするアメリアに、珈琲を飲んでいたゼルガディスが答えた。
 支払いの事を考えると、ゼルガディスは頭が痛かった。
  「アメリア、今のうちに紹介しておこう。
           あまり、かかわりたく無いのだが・・」
 ゼルガディスはそう前置きしてから、初めに緋色の少女の方を見た。
  「緋色の髪の方がリナ、金髪の方がガウリィだ。」
 いつの間にか食事を終えたリナとガウリィが、アメリアの方を見て
 ニッコリと笑った。
  「ゼルには時々、アタシ達の仕事手伝ってもらってんのよ。」
  「仕事・・・ですか??」
 リナの言葉を受けて、アメリアがゼルガディスの方を見た。
  「あぁ、リナはこう見えても、魔導師でな。古代魔術を研究してるんだ。
     俺も古代魔術は必要だしな。時々、遺跡調査を手伝っているんだ。」
  「こう見えてもってのは余計よ。」
  「あれ?リナ、あれって遺跡調査だったのか?宝探しじゃなくて―・・・」
 
  ドガッ

  「余計な事は言わんで良し!!」
 机にのめり込んだガウリィをほっといて、リナはアメリアの方に目を向けた。
  「んで、ゼルちゃん♪その隣りのカワイイ彼女紹介してくんない?」
  「だっ、誰が彼女だっ!!」
 顔を真っ赤にして反論するゼルガディス。
 アメリアも顔を赤くしていたが、スクッと立つとリナとガウリィに向かって
 お辞儀をした。
  「はじめまして、アメリアと言います。よろしくお願いします♪」                                                                          

 

 

  「ランプの魔人?あの娘が!?」
  「正しくは「聖霊」だそうだ。」
 ゼルガディスからアメリアの事を聞いたリナが驚いた様に
 少し離れた所でガウリィと話しているアメリアを見た。  

  「ガウリィさん、市場にあった赤い果実見ましたー?」
  「ん?・・・・・そんなのあったっけか?」
  「ありましたよー。とっても美味しいんですよ。」
  「へー。オレも食ってみたいなぁ。」
  「アレ、「イチジク」って言うんですって。
        この前、ゼルガディスさんに教えてもらったんです♪」
  「そりゃ、良かったなぁ。」
 ・・・・・・・・・なんとも、ほのぼのとした会話であった。                  

  「またイメ−ジとかけ離れた聖霊ね。」
 嬉々として市場の事を話すアメリアを見て、リナが言った。
  「・・・まぁな。」
 ゼルガディスもその点については同意らしく、呆れた様な目でアメリアを見た。
 アメリアは二人の視線にはまったく気づかずに、今度は英雄箪
 (ヒロイック・サーガ)をガウリィに聞かせていた。
  「だいたい、ランプの魔人なんてのは何かしらの罪を犯して
       その罰としてランプに閉じ込められたって聞くけど・・・」
 リナが、考えこむ様に自分のあごに手をやった。
  「アメリアがランプに封じられた理由なら俺も聞いた事がある。
       ・・・もっとも「覚えてないです」って返されたけどな。」
 ゼルガディスも、もしかしたら何らかの古代魔法の情報が得られるかも知れない とアメリアにランプに封じられる以前の事を尋ねた事があった。
 アメリアは、本当に何も覚えていないらしかった。
 ただ、自分の封印を解いてくれた人の三つの願いをかなえなければならない
 事だけは知っていたようだったが・・・・。
  「もしかしたらアメリアはランプに封じられたのでは無く、
              元々ランプに宿った聖霊なのかも知れん。」
  「そうかも知れないわね・・・・」
 リナはゼルガディスの言葉に傾くと、アメリアの方をじっと見つめた。
 なにやら、しきりに首を捻っている。
  「どうした?」
 そんなリナを見て、ゼルガディスが飲みかけの珈琲カップを置いた。
  「・・ん、いや・・・どっかで見た事あんのよね。」
  「何が?」
  「アメリアの服。」
  「服?」
 言われて、ゼルガディスはアメリアの服を見直した。
 白でまとめられたアメリアの服はかなり特徴的だったから、
 他の人が着ていたのを見たとかそういう可能性は低いだろう。
 リナはまだ首をかしげている。
  「絶対にどっかで・・・・・」
 何かを思い出そうとしているリナに、声をかけようと口を開きかけた
 ゼルガディスの耳に聞き捨てならないアメリアの言葉が入った。                        

  「で、ですね。ゼルガディスさんったら、この前も部屋で―・・・」


  「っだー!アメリアっ!!余計な事は言わんでいいっ!!!」
 慌ててアメリアの口を、手で塞いだゼルガディスの腕の中で
 モゴモゴとアメリアが暴れている。
 その様子を見ていたリナは、驚いた様に目を大きくしていたが
 ガウリィと視線を合わせると人知れず微笑んだ。

  「なに、なにー♪ゼルの秘密ー???」
  「はなひぃへくらふぅふあいひょ!ひぇふがてぇふふぅあんっ!」
  「離したら、余計な事を話すだろーが。」
  「なーにー?話されちゃ困る様な事でもしてるワケ?ゼ・ル・ちゃん?」
  「聞いちゃマズかったのか?ゼルの話ならさっき聞いちまったぞ・・・??」
  「なになに?ガウリィ覚えてんの?教えて、教えて♪」
  「ガウリィーっ!!!!」
  「はなひぇてくらふぅふゃひー!!」
  「・・・・・・・・・む、スマン。忘れた・・・」
  「やっぱりか、このクラゲーっ!!!」             

 

 そんなこんなでリナとガウリィがゼルガディス達と別れ
      宿屋を出たのは、町外れに広がる砂漠に赤い夕日が沈む頃だった。

 

                  

  「・・にしてもさー、意外なモン見ちゃったわよねー。」

  「何を見たんだ?」 

 人通りの少なくなった市場を、夕日の沈む方向へと歩くリナとガウリィ。

  「ゼルの眼よ、眼。アタシ、あいつのあんな優しい眼初めて見たわよ。」

  「・・・・そーだったっけか?」

  「そーよっ!アタシ達と旅してる時だって
                あんな眼した事なかったじゃない。」

  「・・・・そーか??」 

  「・・・いいわ。アンタに話したアタシが馬鹿だった・・。」

 それきりリナは黙って、半分程沈んだ夕日を眺めていた。
               辺りも、少し暗くなって来ている。

  「・・・良かったな。」

  「へ?・・なによガウリィ、唐突に・・・」 

  「ゼルの奴が幸せそうで、さ。・・・お前さん、心配してたんだろ?」

  「しっ!心配なんて・・・・っ!!」

 リナは照れた様に声を荒げた。
 夕日に照らされたリナの顔は、余計真っ赤に見えた。

  「今のゼルには、アメリアがいる。だから、大丈夫だろ。」  

 そう言ってガウリィはポフッとリナの頭に手を置いた。                   

  「ちょっ、ちょっとガウリィッ!・・・なにすんのよっ!!」

  「な?」 

  「・・・ん・・そうね。大丈夫よね?」

  「おう。」 

  「―ガウリィにしては、いい事言うじゃないっ!」

            

 ―ゼルに初めて会った時の  あの蒼氷色の冷たい眼

          アタシ達といても  時々その眼をする事があった―

             でも

 ―きっと  あのアメリアって娘なら大丈夫

         あの 哀しみに彩られたゼルガディスの

                      光りになってくれる―

   

 

  「それにしても・・絶対、どっかで見たのよね。
                 ・・・アメリアのあの服・・。」
  
 

 
********************************************************続**********
アメリアの謎。
なんだか、話の先が見えてきそうな・・・(^^;。
も、いいや。とりあえず、今回はこれにて失礼します(ペコッ。
また次回お邪魔致します。

ちなみに、「蒼氷色」(そうひょういろ)は、なんだかそんな色があったような
気がするんですが・・・多分私の造語です。
氷みたいな蒼色と思っておいてください。(そのまんまやん!) 

 

                                    


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7495リナ&ガウリイ参上!紫嵐 E-mail 2001/10/13 21:40:03
記事番号7475へのコメント

>こんにちはー。
>再びお邪魔します。丑三つです♪
こんばんわ!みっちゃん!紫嵐です!

>今回はリナちゃんとガウリィ登場〜。ちょっぴしガウリナ風味。
>でもやっぱりラブ甘ゼルアメ(笑。
をを!やっぱり同志だ!!(待テ。)
……いや、あの…やっぱゼルアメ(ZA●)のメンバーですし…

>それでは、読んでやって下さい。
喜んで読ませて頂きます!


>アメリアの謎。
>なんだか、話の先が見えてきそうな・・・(^^;。
いや、全然見えないっス……(汗)

>も、いいや。とりあえず、今回はこれにて失礼します(ペコッ。
>また次回お邪魔致します。
楽しみに待たせていただきます!

>ちなみに、「蒼氷色」(そうひょういろ)は、なんだかそんな色があったような
>気がするんですが・・・多分私の造語です。
>氷みたいな蒼色と思っておいてください。(そのまんまやん!) 
おう!『蒼氷色』!!!なんか響きがいい♪
では、紫嵐でした!!短い上に感想になってなくてスイマセン!!

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7507私は幸せ者!丑三つ E-mail URL2001/10/14 15:53:14
記事番号7495へのコメント

>こんばんわ!みっちゃん!紫嵐です!
こんばんわですっ!って、今昼だけど・・・。みっちゃんです(笑!

>をを!やっぱり同志だ!!(待テ。)
どー転んだって同志です!(をぃ。
これからも、仲良くしてやって下さいね〜。(何をイキナリ・・・)


>いや、全然見えないっス……(汗)
本当ですか!?はー、良かったvv
自分で、こんな単純・お気楽極楽お手軽なお話で良いのか?と思って
いたもので・・・(^^;。

>では、紫嵐でした!!短い上に感想になってなくてスイマセン!!
いえいえ、もう、しーちゃんがレスくれるだけで
自分、喜んでますから(爆。

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7508ゼルとランプ―星空に浮かぶ想い―丑三つ E-mail URL2001/10/14 17:53:23
記事番号7452へのコメント

こんばんわー。
またまたお邪魔致します!丑三つですっ!
ゼルとランプの続編を投稿させてもらいます。
今回は、またまたほとんどゼルガディスとアメリアしか出てきていません(汗。
しかも甘いときたモンだ(笑。
もー少ししたら、シリアスちっくになる・・予定なんで、それまで
お付き合い下さい(^^;。
それでは、宜しければどうぞ。 

ゼルガディスと魔法のランプ********************************************
 ― 星空に浮かぶ想い ―

 

     リナとガウリィが帰った、その日の夜空は
                降るような満天の星空だった。                               

 

  「・・・・・・・・。」
 ほとんど中身の無い財布を覗いて、ゼルガディスは食堂にいた。
 ハァとタメ息をつくゼルガディス。
 昼夜ぶっ続けで食事をしていたリナ達の支払い額はそうとうな物だった。
 ブーブー言うリナをなんとか言いくるめて割りカンにしたものの、
 ゼルガディスの財布を寒くするには充分だったらしい。
  (また、リナ達の遺跡調査を手伝うしか無いな・・・)
 そう思いながら、ゼルガディスは宿泊している部屋へと続く階段を
 上がっていった。  


 食堂から部屋へと続く階段の途中には、小さめの踊り場があった。
 そこには大きな出窓がついていて、ほのかな星明りを取り入れている。
  「・・・・・?」
 ふと、ゼルガディスは出窓の側に人影を確認して足を止めた。
 出窓に腰かけて、窓ガラスに身体を持たせかけている、
 その人影は一心に星空を見上げている様だった。

 肩で切り揃えられた髪は、
 夜の闇に溶け込んでしまうかと思う程に黒く艶やか。
 身にまとった白き衣は、
 星の光を反射してほのかに輝いている様。
 海色の瞳は星空を映してはいるものの、
 どこか遠くを見つめていて憂いの表情を隠しきれていない。

 ―・・・・それは、まるで星空の女神。
 ゼルガディスは、その姿に息を飲んだ。                  

 

  「・・・アメリア?」
 その人影は、とっくに寝たと思っていた少女の物だった。
 ゼルガディスの声に気づいた女神がコチラを向くと、
 いつものアメリアの笑顔で窓から降りた。
  「ゼルガディスさんっ。」
  「・・・寝たんじゃなかったのか?」
 内心の動揺を隠して、ゼルガディスが問う。
 アメリアは、少しバツが悪そうに笑うと
  「すっごく、星がキレイだったものですから・・・。」
 と言った。
 アメリアの言葉に、ゼルガディスは窓に近づくと夜空を見上げた。
 なるほど、言われるまで気づかなかったが今宵の夜空は綺麗だった。
 ほのかに紫がかった紺色の空に、白や橙色の大小様々な星が
 夜空を覆っていた。
  夜空を見上げるゼルガディスに、アメリアも近づいてきて再び窓に
 身を寄せた。
  「・・・不思議なんです。」
 魅入られた様に、空を見上げたままアメリアが呟いた。
 その言葉に、ゼルガディスはアメリアの方を向く。
 星に照らされたアメリアの横顔に、再び女神の姿が重なった。
  「私、ランプに封印される前の事は全然覚えて無くて、
           この町だって初めてのトコロなのに・・。」
 ゼルガディスは続きを促すように、アメリアを見つめている。
  「なんだか、空とか風とか星空を見ていると、
               すっごく懐かしいんです。」
 そう言うと、アメリアはゼルガディスの方を見て、笑った。
 初めて見る、大人びた儚い笑顔。
   気づいた時には、もうゼルガディスの口は動いていた。
  「アメリア・・一つ目の願い事だ。」
  「え?・・・あっ、ハイ!何でしょう?」
 アメリアは、突然の願い事にビックリしていた様だったが
 すぐにゼルガディスの方に向き直るといつもの笑顔で微笑んだ。
  「少し散歩に付き合ってくれ。」
  「さ・・んぽ・・ですか?でも、魔法を使わないですし
                  散歩なら、いつでも・・」
 不可解な願い事に首をかしげるアメリア。
 ゼルガディスは、窓から見える星空を指差した。
  「魔法なら使ってもらうさ。・・・散歩したいのは空だからな。」                                               

 

  「浮遊(レビテーション)。」
 ゼルガディスの腰に抱きつくように腕を回したアメリアが、古代魔法を
 唱えるとゼルガディスの身体がフワリと持ち上がった。
 そのまま窓から出ると、どこまでも続く星空が二人を包んだ。
  「どうした?」
 ゼルガディスの胸に顔を沈めて、一向に動かないアメリアを見て
 ゼルガディスが不思議そうに聞いた。
  「うぅ・・・な、なんだか恥ずかしいですぅ。」
 綺麗な黒髪からのぞく耳が、真っ赤である。
 まさかご主人様を吊り上げるワケにも行かず、かと言って相手に触れなければ
 一緒に飛ぶことは出来ない。
 その結果、かなり身体を密着させて抱き合う様な格好になっているのだ。
 しかも、アメリアの方から。
 ゼルガディスは、そんなアメリアを見て自分も顔をほんのりと
 赤く(紫?)染めた。
 困ったように片手で口元を覆う。もう片方の手をアメリアの肩に乗せ、
 なるべく優しく言ってみた。
  「ホラ、顔を上げろ。・・・折角の景色がもったいない。」
  「・・・うぅ。」
 ゼルガディスに言われて、アメリアがおずおずと顔を上げた。              
   アメリアの青い瞳に飛び込んできたのは―・・・
   小さく見えるアラビアの町と
   どこまでも続く闇色の砂漠
   それをすべて覆う
   いくつもの星  星  星 ・・・・

  「わ、あぁっ!」
 さっきまでの恥じらいはどこへやら。子供のような素直な歓声を
 上げるアメリア。
  「すっごーい!すごいですっ!ゼルガディスさんっ!!
                  空に包まれてるみたいっ!!」
 興奮した面持ちで、ゼルガディスの方を見た。
  「あぁ。そうだな。」
 ゼルガディスは、少し苦笑したような顔で笑っていた。
 でも、とても優しい笑顔。
 そのゼルガディスを見ていたアメリアが、ふと思い当たったかのような
 顔をした。
  「なんだ?」
  「・・いえ、ゼルガディスさん、もしかして・・・
           願い事・・・私が空を見上げてたから・・??」
 不思議そうな、申し訳なさそうなアメリアを見て、ゼルガディスは
 視線を逸らして言った。
  「いや、そうじゃない。・・・ただ、俺が見たかったんだ。」
  言っている事に嘘は無い。
  ただ、少し言葉は足りないが・・。
 ≪星空≫を見たかったんじゃない。アメリアの≪笑顔≫が見たかった。
 例え、どんな笑顔であろうと一番、近くで・・・。
 それがあの時のゼルガディスの、素直な願い事だった。                   

  「ゼルガディスさん・・・・」
 まだ星空を見ていたアメリアが、ふいに呟いた。
  「世界は、こんなに広いんですね。」
 どこまでも続く星空は、世界がどこまでも続くことを示している。
  「だから、私あると思うんです。
       ゼルガディスさんの身体を元に戻す方法が・・・どこかに。」
 そこで、アメリアは真っ直ぐにゼルガディスを見つめた。  

     「だから、探しましょうね。一緒にっ!」

 アメリアは笑った。どんな光よりも明るく、白いその笑顔で・・。
 ゆっくりと、ゼルガディスの手がアメリアの頬へと伸びる。
  「ゼルガディスさん・・??」
 きょとりとした表情で、アメリアはゼルガディスを見た。 
 

       それは、アラビアの夜空がかけた魔法だったのか・・・
              それとも・・・?

 
 ゼルガディスは、そっと、アメリアに顔を寄せた。
  「アメリア・・・・」
 アメリアは、身動きが取れなかった。
 ゼルガディスの、優しくて、ひどく切ない蒼い眼に捕らえられて・・・。
  「ゼ・・ル・・・んっ・・」                                       

                   

         diamond sky and honey moon
        ダイアモンドの空 と 蜂蜜色の月 

         black desert became crystal
         黒い砂漠が クリスタルになる

             for you and me
           私 と あなた のタメに

           all in arabian nights
            すべて アラビアの夜に

   

   いつの間にか出た、アラビアの月が
           一つに合わさった影を照らし出していた・・・・・

 

 



  その、蜂蜜色の光は
        アラビアの町を照らし
                 砂漠を照らし
                      そして・・・・・
                この、赤銅色の洞窟も照らし出した・・・・                     

 洞窟の奥深く、百年もの間潜んでいた魔物の口が開かれる。
  「やっと見つけた・・」
 魔物の手にある白濁とした水晶に映るは、月の光に照らされた
 合成獣の青年と聖霊の少女。
 魔物の唇が、ニヤリとつり上がる。  

       「・・・プリンセス・アメリア・・・・。」

  

 
*******************************************************続***********
シリアスちっくの予感・・・??
甘いのより、とことん暗い方が書きやすいです。
(でも、甘い話の方が好きvv)
という事で、また次回にお邪魔致します。
                                               

                                 



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7510わーい!紫嵐 E-mail 2001/10/14 19:53:32
記事番号7508へのコメント

>こんばんわー。
>またまたお邪魔致します!丑三つですっ!
こんばんわ!またまたレスを差せていただきます!!紫嵐です!!!

>ゼルとランプの続編を投稿させてもらいます。
わ〜い!えらく投稿ペース早いっスね。俺とは大違い…(泣)

>今回は、またまたほとんどゼルガディスとアメリアしか出てきていません(汗。
>しかも甘いときたモンだ(笑。
おお!やっぱり同志だ!!
ゼルアメ!!(叫)
………………すいません、壊れてます。

>もー少ししたら、シリアスちっくになる・・予定なんで、それまで
>お付き合い下さい(^^;。
それでなくても絶対付き合せて頂きます!!

>それでは、宜しければどうぞ。 
また読ませてもらいます!!




>*****************************************************************
>シリアスちっくの予感・・・??
予感♪予感♪プリンセス・アメリアかー。何処に言ってもアメリアは姫だ!
でもでも、ギャグでも好きだー!!(すいません。本気でどっか壊れてます)

>甘いのより、とことん暗い方が書きやすいです。
>(でも、甘い話の方が好きvv)
あ、それ解るかも(^_^;)
甘い話は好きだけど、暗い話の方が書きやすい…(泣)

>という事で、また次回にお邪魔致します。
次回を楽しみにしながら、紫嵐でした!!

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7516幸せ実感中・・丑三つ E-mail URL2001/10/15 17:01:24
記事番号7510へのコメント

>こんばんわ!またまたレスを差せていただきます!!紫嵐です!!!
こんばんわっ!またもやレスして頂けて、只今幸せ実感中ですウフフ・・・(怪。>>わ〜い!えらく投稿ペース早いっスね。俺とは大違い…(泣)
何故投稿ペースが早いのか?・・・それは、単にストックがあるからですっ!
もー少ししたら、ストック分が無くなるので
遅くなります・・・・多分(汗。


>それでなくても絶対付き合せて頂きます!!
もー、離しませんよっ!?覚悟して下さいっ(何をだ!

>予感♪予感♪プリンセス・アメリアかー。何処に言ってもアメリアは姫だ!
>でもでも、ギャグでも好きだー!!(すいません。本気でどっか壊れてます)
私、姫なアメリアが大好きなのです♪
それに、ギャグも好きですー。(でも書けないし・・・(^^;))

>あ、それ解るかも(^_^;)
>甘い話は好きだけど、暗い話の方が書きやすい…(泣)
ですよねー。同志発見(笑!
あぁ。らぶらぶな話を自然に書いてみたいもんだ。

>次回を楽しみにしながら、紫嵐でした!!
ありがとうございましたー^^。

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7519ゼルとランプ―赤銅の魔物ジーアライフ―丑三つ E-mail URL2001/10/15 18:34:51
記事番号7452へのコメント

こんばんわ^^。
続けてお邪魔します。丑三つですっ!
またもや、ゼルとランプの続編を投稿させてもらいに来ましたー。
すいません、今回はオリジナルキャラが登場致します(><。
それでは、お暇でしたらどうぞ。 

ゼルガディスと魔法のランプ********************************************
 ― 赤洞の魔物  ジーアライフ ―

 

 砂ぼこりを含んだ風の舞う、アラビアの昼。
 なにやら複雑な顔で、大通りを歩く一人の白い少女。
  「うぅ・・。」
 言わずと知れたランプの聖霊・アメリアであった。
 アメリアは、そっと自分の唇を指でなぞる。
  (ゼルガディスさんと・・・キス・・・しちゃった。)
 ポンッと彼女の頬が赤くなる。
  (・・・ゼルガディスさんの瞳、キレイだった・・・な。)
 アメリアさん、顔が崩れてます。
  (で、でも、なんでゼルガディスさん・・私にキスしたんだろう・・??)
 今度は、彼女の整った眉根が寄せられる。
 昨日の晩、ゼルガディスはアメリアにキスはしたものの
 その後は何も言わずにサッサッと部屋に消えてしまったのであった。
  「むぅぅ・・・」
 まともな意見を言えば、アメリアは聖霊であるしゼルガディスは
 曲がりなりにも人間であるから色々と問題はあるのだが、彼女には
 大きな問題では無いらしい。
  (それに、ゼルガディスさんって魔法も使えるみたいですし・・)
 それは昨日知った事だった。
 ゼルガディスにキスされた事で、集中が途切れてしまったアメリアは
 もう少しで落ちるところをゼルガディスが唱えた「浮遊」によって
 助けられたのだった。
 もっとも、ゼルガディスは「遺跡巡りのついでに身につけたんだ。
 たいしたモノじゃないし、俺は攻撃魔法の方が得意だ。」と言って
 すぐにアメリアの「浮遊」と代わったのだが・・・・。
  (私、いらないって思われてたら、どーしましょーうぅ。)
 そこでまたしても落ち込みながら、アメリアは突然こぶしを空に突き上げる。
  「いえっ!例え、そう思われていてもこの正義に燃える心でぇっ!!」
 周囲の視線を一身に集めて、彼女はガッツポーズを決めていた。
 彼女のマスターであるゼルガディスが側に居たら、タメ息をつきながら
 こう言うだろう。「どーでもいいから、早く買い物を済ませろ。」と。      

 

  「えーと、ゼルガディスさんに頼まれた物は・・・と。」
 アメリアは手持ちの小袋の中から紙切れを取り出して確認した。
  「インク良ーし!フルーツ良ーし!」
 古ぼけた布の小袋の中身を、一つ一つ指差し確認。
  「良しっ!これで全部ですね。」
 満足そうに頷いて袋を閉じた。
 足は、宿の方へと向く。
  (早く帰らないと、ゼルガディスさん心配しますし。)
 赤や黄色の布で飾られた屋台の中を、アメリアは
 少し急ぎ足で歩いて行った。                  

    「そこの白き娘・・・・・」

 しわがれた声に振り向くと、周りの原色の屋台に取り囲まれて
 一人の黒衣の婆がいた。
 婆の前の簡素な木製の台の上には、何か丸い物が乗っていたが
 赤銅色の布に覆われていて何かは分からなかった。
 婆の目線はフードで見えない。
 アメリアは、周りを見渡して自分しか白い衣は着ていないと見ると
 ゆっくり自分を指差した。
  「私・・・ですか?」
 婆はゆっくりと顔をあげる仕草をした。
 もっとも、それでもまだ婆の顔は見えずらかったが。
 フードからは白い髪がもれていた。
  「娘・・・お前の願いをかなえてやろうか?」
  「願い?」
 アメリアはけげんそうに顔をしかめた。
 アメリア自身にも分からなかったが、なんだか嫌な感じがした。
 自分は願いをかなえる立場にいるのだ。
 その自分に願いなど・・・・・
  「お前にも、かなわぬ願いがあるだろう?」
 かなわぬ願い?  

     ― ≪ 俺の 身体を 元に 戻してくれ ≫ ―

  ゼルガディスさんの願い―・・・
        私には、かなえられない願い―・・・・
              ゼルガディスさんの 一番の願い―・・・・・ 

  「お前の願いは、ここにある。」
 婆が台の上の赤銅色の布をスルリと外した。
 思わず、アメリアの視線がそこにゆく。
 台の上に現れたのは、白濁とした丸い水晶―・・。
  「・・・ここにある。」
 白濁とした水晶が、アメリアの大きな青い瞳に映った。
 と、アメリアの瞳が一瞬大きく見開かれ、どんどん濁っていく。
 どんどん・・・・どんどん・・・・・。
 やがて瞳は閉じられ、力を失った白い身体が
 地面に吸い込まれる様に崩れていく。
 婆は水晶を片手に、アメリアの身体を受け止めた。
  「プリンセス・アメリア・・・・やっと我が手に・・」
 生気無き、アメリアの手から小袋が滑り落ちた。 

 周りに居た者達は、何事も無かったかのように過ごしていた。
             そう、何事も無かったように―・・・・・

   そこには、すでに黒衣の婆と白き娘の姿など無かった―・・・・・・

 

   

  パラパラ
 静かな宿屋の部屋で、ゼルガディスはいつものごとく魔法書を読んでいた。
 ページをめくる音が部屋に響く。
  パラパラ
                  
   昨晩の、頬を染めたアメリアの顔がちらつく
   思わずキスしてしまった自分に、自分で驚いて
   何も言わずに寝入ってしまった
   きっと、彼女は不審に思っているだろう―・・・
   なんと言い出したものか?自分でも解らないような想いを

  パラパラ
 ゼルガディスは、本をめくっていた手を止めると窓の外を見た。
 少し、日が傾いただろうか?アメリアが出て行ってからは、かなりの時間が
 たっていた。振り返って、ドアの方を眺めたゼルガディスは
 小さく舌打ちをするとガタリと椅子から立ち上がった。           
               
  「・・・ったく、アイツはどこまで行ったんだ?」
 ゼルガディスはアメリアを探すべく、町中にいた。
 軽く辺りを見渡してみても、あの白い服は見えない。
 実は、アメリアは前にも買い物に出て迷子になった事があった。
 今度もそうだろうと、歩き出すゼルガディス。
 しかし、いくら歩いてもアメリアの姿は無い。
  「・・?そんなに遠くまで行くハズ無いんだが・・?」
 不審に思い始めたゼルガディスの靴先に当たるものがあった。
  「?」
 それは小さな袋。
 拾い上げて見ると、中身はインク壷とフルーツ・そしてアメリアが書いていた
 メモ用紙が一枚。
  「・・・アメリア?」  

 


 アラビアの町から離れた砂漠の中。
 赤銅色のその洞窟の最奥・・・・・・・・。
  「う・・・・ん?」
 洞窟とは思えない程広いその場所。
 ちょうど岩の隆起が椅子の様になってる場所にアメリアは座らされていた。
 縛られてはいなかったので、動く事が出来る。
 アメリアはボッーとする頭を無理やり起こすと、きょろきょろと
 辺りを見渡した。
  「ここは・・・?」
 赤銅色の土壁。
 その壁一面に巨大な五ぼう星が描かれていた。
  「・・・封印の呪?」
  「・・・そう。我が身を100年もの間封印して来た、忌まわしき
                       セイルーンの呪印。」
  「!!?」
 アメリアは、よく通る穏やかな男の声に驚いて振り向いた。
 アメリアと少し距離をとった位置に赤銅色の男が立っていた。
 伸ばしさらしの長い髪も、少々筋肉質な身体には不似合いな
 神官の服も洞窟に溶け込みそうな赤銅色であった。
 唯一、瞳だけは濁ったような金色。
 片手には白濁とした水晶を掲げ、邪まな笑いを浮かべていた。
  「・・・・・・・!?」
 聖霊の勘、とでも言うのだろうか?
 アメリアは感じ取っていた。
 この男の異様な空気を・・・・。
  (・・・この男(ヒト)、絶対に悪ですっ・・・!!!)
 男が微笑んだ。                                                    

  (・・・・―おかしい。)
 その頃、ゼルガディスは先程のアメリアの買い物袋を持って
 大通りに立っていた。
 あれから、道行く人にも露店の人にもアメリアの行方を尋ねていたが
 知っている者はいなかった。
 (あれだけ目立つヤツなんだぞ?覚えていないなんて事、ありえない―・・)
 「くそっ。」
 周り周って、ゼルガディスはアメリアの小袋を見つけた場所に戻って来ていた。
 そこには、黒衣の婆が居た分の不自然なスペースが空いていた。
  (ここに・・・なにかあったのか?)
 空いたスペースから覗く、乾いた土壁に手をあてた。
 ザラザラとした感触、土壁の一部が崩れて砂地の地面に舞い落ちた。
 それを目で追っていたゼルガディスが、砂地の地面に何かを見つけた。
  「・・・・?」
 黄色のいつもの見慣れた砂に混じって、いくつかの見慣れぬ色の砂粒。
 ゼルガディスはその砂粒を指先で挟んだ。
  「赤銅色・・・・。」  


  「か弱きお婆さんの振りをして、人をこんな辺境の洞窟に連れ込むなんてっ
      言語道断、横断歩道っ!!名を名乗りなさいっ!!
             このアメリアが正義の鉄槌を―・・・・・・・」
 いつものごとく、アメリアが赤銅色の男に向かって正義の口上を言い始めた。
 洞窟なので高い所には登れなかったが、腰に手を当てビシッと
 目の前の男を指差している。
  「フッフフフフ・・・・」
  「何がおかしいんですかっ!?」
 突然小さな声で笑い出した男を、アメリアは相変わらず例のポーズのままで
 問いただした。
  「いえ、失礼。あまりにも変わられていなかったので・・・100年前と。」
  「・・・100年?」
 男の言葉に、アメリアは指差していた手を下げた。
  「貴女は、100年前と全然お変わりない・・・と言う事ですよ。」
  「・・・・どういう事ですか?」
 すると男は、頭を下げ礼儀正しい礼をした。
  「我が名はジーアライフ。宜しくお見知りおきを。
                   ・・・・・・プリンセス?」
 赤銅色の男・・・ジーアライフは腰を曲げたまま、頭だけ上げると
 ニヤリと笑った。
  「100年前にも、同じように貴女に自己紹介をしましたよ?」 

  
****************************************************続**************
オリキャラ・ジーアライフさん登場。
やっとこさっとこシリアス突入。
これがシリアスなんかいっ!?と言うツッコミは少々置いておいて・・。
とりあえず、また次回(逃っ!! 

                   

 

                  



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7522シリアスとつにゅううううう!!(狂)紫嵐 E-mail 2001/10/15 21:41:17
記事番号7519へのコメント

>こんばんわ^^。
>続けてお邪魔します。丑三つですっ!
こんばんわ、みっちゃん!紫嵐です!!

>またもや、ゼルとランプの続編を投稿させてもらいに来ましたー。
>すいません、今回はオリジナルキャラが登場致します(><。
おお!オリキャラだ!楽しみ楽しみ!

>それでは、お暇でしたらどうぞ。 
はーい(ぱたぱた(←?!))

>******************************************************************

>オリキャラ・ジーアライフさん登場。
ぱちぱちぱちぱち〜!!

>やっとこさっとこシリアス突入。
>これがシリアスなんかいっ!?と言うツッコミは少々置いておいて・・。
>とりあえず、また次回(逃っ!! 
十分にシリアスだって。みっちゃん自信持ってそういえるよ。
お?なんか屋根から屋根へ飛び移る影・発見。みっちゃんかな?
おーい、みっちゃーん!!(叫)
あ、逃げた。追い掛けよっと!では、みっちゃんを追跡(ホーミング)開始!!

                  紫嵐でした

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7525逃走者っ!丑三つ E-mail URL2001/10/16 15:48:50
記事番号7522へのコメント

>こんばんわ、みっちゃん!紫嵐です!!
いつもありがとう、しーちゃん♪丑三つですっ^^!
オリキャラ・・・どーしてもスレキャラの中から当てはめれなくて
即興で作った敵役なんで、期待しないでください・・(泣。

>はーい(ぱたぱた(←?!))
あぁっ、アラビアンナイトの世界へっ!?

 
>十分にシリアスだって。みっちゃん自信持ってそういえるよ。
これから暫くシリアスです。
って、本当ですかっ!?あんなんでもシリアスと呼んで良いですかっ!?
くー、嬉しいです(><!

>お?なんか屋根から屋根へ飛び移る影・発見。みっちゃんかな?
>おーい、みっちゃーん!!(叫)
>あ、逃げた。追い掛けよっと!では、みっちゃんを追跡(ホーミング)開始!!
はっ!後ろから誰か来るぅっ!!しーちゃんだっ!
逃げねばっ!!(←何故?(汗))

ピョーン ピョーン (屋根に飛び移る音)

ピョーン・・・・・ぼてっ (運動神経ゼロの為、屋根から落ちた音)

うぅ(痛。丑三つでした。


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7527ゼルとランプ―古の聖王都セイルーン―丑三つ E-mail URL2001/10/16 16:29:16
記事番号7452へのコメント

こんにちわ〜。しつこくお邪魔いたします。
丑三つです!今回も懲りずに続編を投稿させてもらいに来ましたー。

それでは お暇潰しによろしければどうぞ 

ゼルガディスと魔法のランプ********************************************
― 古の聖王都 セイルーン ― 

 

  「100年前にも同じように貴女に自己紹介をしましたよ?」
 そう言って、ジーアライフは姿勢を正した。
  「私は、あなたにお会いするのは今日が初めてです・・・。」
 身構えるように姿勢を低くしてアメリアが応える。
  「おや、本当に忘れてしまわれた様ですね。」
 そう言うと、ジーアライフは心底楽しそうに笑った。
 そして、そっと手にしていた水晶を持ち上げる。
 白濁として、何も映っていなかったその石。
 しかし、ジーアライフが持ち上げた途端に霧が晴れるように透き通って行き
 水晶には見慣れた青年の姿が現れた。
  「―・・ゼルガディスさんっ!?」
  「この合成獣の男が、貴女のマスターですね?」
  「ゼルガディスさんをどうするつもりですかっ!?」
 途端に厳しい顔になったアメリアを見て、ジーアライフは満足気に
 言葉を紡いだ。
  「いえ、少し貴女の記憶を取り戻すのを手伝って頂こうか・・と。」
 パチリとジーアライフの指が鳴る。
 すると水晶が再び白く濁り、アメリアのすぐ後ろでズシャッと派手な音がした。
  「ゼルガディスさんっ!!?」
  「―っつ!?」
 暗い洞窟にアメリアのマスターであるゼルガディスがいた。
 頭を打ったらしく、手をあててさすっている。
  「あ、アメリアっ!?お前、今までどこに―・・・・」
 アメリアを見つけると驚いたように目を見開いた。
 そして、そのままゼルガディスの視線はジーアライフの方へ・・・・。
  「誰だ?」
 刺すような鋭いゼルガディスの視線。
 ジーアライフは、先程アメリアにしたように礼儀正しく礼をする。
  「お初にお目にかかります。ジーアライフと申します。」
  「アメリア、知り合いか?」
 ジーアライフに厳しい視線を送ったまま、ゼルガディスがアメリアに問う。
  「いえ、私の知り合いにこんな怪しさ大爆発な人いませんっ!!」
 ビシッとアメリアがジーアライフを指差す。
  「本当にお忘れになってしまわれたんですね・・・・。」
  「お前、ランプに封印される前のアメリアを知っているのか?」
  「ええ。だから貴方を呼んだのです。」
  「・・・・・どういう事だ?」
 ジーアライフの右手がスッと持ち上げられる。
 その手には、赤く輝く魔法球。
  「やはり、失った記憶と言う物を取り戻すには、その時の再現が
                      良いと思いましてね。」
  「っ!!!」       
       
   ドガッ

   

   「・・・・・・ん?」
 ガウリィはふと窓の外を見る。
 窓に広がるは、荒涼とした砂漠、砂漠、砂漠・・・・・・。
 ガウリィは「はて?」と頭を傾げると、隣りの部屋のドアを開けた。
  「なー、リナ。なんか今、音しなかったか・・・」
   ばささささっ
  「あー!もー!なんて事すんのよっ!?」
  「・・・・なにしてたんだ?」
  「見りゃ分かんでしょっ!?見りゃっ!」
 本当なら広いはずの部屋が、所狭しと並べられた本のせいで狭くみえる。
 その部屋のほぼ中央で、リナが崩れてきた本に埋もれていた。
 どうやら、ガウリィが扉を開けたせいで積んであった本が崩れたらしい。
  「・・掃除?」
  「これのどこが掃除してるよーに見えんのよっ!?
                調べ物よっ!しーらーべーもーのっ!」
  「なにをだよ?」
  「どーも気になんのよね。・・・アメリアのあの・・・んっ?」
 崩れてきた本を拾い上げていたリナの手が、一冊の本を掴んで止まった。
 その本をなにやら熱心に読んでいる。
  「何か分かったのか?」
  「セイルーン・・・・」
  「せい・・?」
  「アメリアのあの服、セイルーン王族の衣装だったんだわっ!!」      

 
 ザッと音をたてて、アメリアを抱えたゼルガディスが砂煙をたて
 横へ飛んだ。
 赤い魔法球はゼルガディスの横を通り過ぎて行く。
  「ほう。なかなかすばしっこい。」
 今だ笑みを浮かべるジーアライフに、ゼルガディスがスチャと剣を構える。
  「―貴様、どういうつもりで・・・・」
 ゼルガディスの言葉は、怒気を含んだアメリアの声にかき消された。
  「ゼルガディスさんになんて事するんですかっ!
              ― 烈閃槍(エルメキア・ランス)っ!!」
  「って、オイ。アメリア!いきなりそれかっ!?」
 アメリアの両手から白い光線が飛ぶ。
 烈閃槍―・・それは「人ではない者」に対する有効な魔法の一つである。
 しかし、ジーアライフはアメリアの発した白い光線を
 右手で柔らかに受け止めた。
  「っえぇ!?そんなっ!?」
  「人間・・・と言う事か・・。」
 ジーアライフの右手に受け止められた光は煙のように消えて行く。
  「いえ・・・私は「人」では無いですよ?」
 言いながら、ジーアライフは微笑んだ。
  「・・でもっ、アレはっ!!」
  「プリンセス・アメリア。・・・やはり貴女には思い出して
                  もらわなければいけませんね。
             なぜ、私がセイルーンを襲ったのか・・・・を。」
 ジーアライフの言葉に、ゼルガディスが反応を示した。
  「セイルーン・・だと?」                                     

 

  「せ・・るーる??なんだ?そりゃ??」
 いつもの如く、ハテナ・マークを飛ばすガウリィ。
 崩れ落ちた本はそのままに、リナが大きなタメ息を吐いた。
  「セイルーンよ。セ・イ・ルーン。・・・無駄だと思うけど
             一応説明するから、寝るんじゃないわよっ!?」
 「おう♪」と、これまたいつもの如く最初だけは元気なガウリィの返事を
 聞くと、リナは先程まで読んでいた本をガウリィに向かって広げた。
  「セイルーン・・「白魔法に守られた巨大王都」。
         100年前、このアラビアの地にあった国よ。
        100年以上前の魔法の全盛期は、この王国があったからだ
        とも言われているわ。
        セイルーンの王族は、とても強力な白魔法の使い手だったのよ。
        でも、100年前に王宮が崩れ王族は全員行方不明、国は滅亡状態。
      聖王都セイルーンは歴史から謎の失踪を遂げたのよ・・・・って。」
 グーグー・・・・
  「言ったそばから寝るなぁっ!!!!」
   バコッ
 リナがどこからとも無くスリッパを取り出す。
 それは、到底スリッパとは思えない音を立ててガウリィに直撃した。  

 

  「セイルーンの滅亡に、お前が関わっていたと言うのか?」
 ゼルガディスが、剣を構えたまま聞く。
 かたわらでは、アメリアがこちらもまだ戦闘態勢を崩す事なくいる。
  「・・・少し、昔話をしましょうか?」
 ジーアライフは、言いながら岩のくぼみに腰かけた。
  「昔、ある所に一匹の魔物がいました・・・・・                
        ジーアライフはゆったりとした口調で話し始めた。

 魔物は力を欲していました。
 何者にも及ばぬ力を・・・魔物は、そのタメに時の権力国・セイルーンを
             襲うことにしました。
 セイルーンの王族はとても強い魔力を持っていると噂だったからです。
 魔物はまず国を滅ぼし、王族のほとんどを取り込み、自分の魔力とする事に
 成功しました。
 しかし国王の最後の抵抗に会い、姫を一人取り逃がし、あろう事か
 辺境の洞窟に封印されてしまったのです・・・ 

 ・・・・どうです?面白かったですか?
   アメリア・ウィ・テスラ・セイルーン・・・プリンセス・アメリア?」

 ゼルガディスが驚いてアメリアを見る。
 しかし、当の本人が一番驚いているようである。
  「わ、私が王族ですかぁっ!??」
 信じられない様子で、自分を指差し口をパクパクさせている。
  「・・・お前、本当に記憶が無いのか?」
 ゼルガディスの問いかけに、アメリアは大き〜く頷いた。
  「・・・自分の事くらい、覚えとかんか。」
  「誰だって、100年間もランプに閉じ込められてればそーなりますっ!!」
  「そこで威張るな。」
 ゼルガディスの冷たいツッコミに、アメリアがブッ−と頬を膨らませた。
  ボッ
  「!」
  「!!」
 ゼルガディスとアメリアが話している間に、ジーアライフの右手には
 先程見た魔法球が出来ていた。
  「・・ですから、思い出させて差し上げますよ?プレンセス・アメリア?」
 ジーアライフの右手が大きく振り上げられる。
 ゼルガディスがアメリアから距離を取って、防御の姿勢を取る。

            ドガッ  

        

  「音?」
  「あぁ。さっき砂漠の方で音がしてたぞ。」
 リナが窓を開けて、外を睨んだ。
 そこには、変わらぬ砂漠が広がる。
  「封印されてたセイルーンのお姫様か・・・・・。
             なんか、イヤな予感がするわね・・。」
 リナの後ろでは、ガウリィが散らばった本を片付けている。
  「―・・ガウリィ!ゼルデガィスのトコまで行くわよっ!」
  「お?おうっ!」
 返事をした拍子に、ガウリィの腕から本が何冊か滑り落ちた。
  「・・・とりあえず、ソレ片付けてからね。」

 

****************************************************続**************
えーと、闘いの予感??
ついでに、ゼルとアメリア危機??
な感じでした(^^;。
闘いの情景描写ってサッパリ分からない・・・。
緊迫した雰囲気が少しでも伝わっていたら幸いです。
それでは。また次回ー。                                            

              



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7529初めまして。花姫 2001/10/16 17:09:03
記事番号7527へのコメント

ええと、初めまして。
もっぱら投稿小説1に出没している、花姫ともうします。
どうぞよろしくです。

全部読ませていただきました〜♪
ラブラブですねv私は基本的にガウリナ派ですが、ゼルアメも好きです。
設定も面白いですね★
続きはどうなるのでしょうか〜?(聞くなよ)

ではでは、訳わからんまま終わらせていただきます。
花姫でした。

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7540はじめまして。丑三つ E-mail URL2001/10/17 17:31:21
記事番号7529へのコメント

>どうぞよろしくです。
こちらこそ、宜しくお願いします。
小説2でしか現れていませんけど・・丑三つです^^。
>全部読ませていただきました〜♪
ありがとうございます〜(><!
ほんと、嬉しいです!
>ラブラブですねv私は基本的にガウリナ派ですが、ゼルアメも好きです。
すいません・・。私がラブラブ書くと、アホかっ!?てくらい
なラブラブになる傾向がありまして・・。
>設定も面白いですね★
>続きはどうなるのでしょうか〜?(聞くなよ)
続きはですね・・・(←言うなよ。)
これから、投稿させてもらいます。
>ではでは、訳わからんまま終わらせていただきます。
>花姫でした。
はい、ありがとうございました。
これからも、宜しく(をい。

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7530シリアスへれっつらごう!(不明)紫嵐 E-mail 2001/10/16 20:15:08
記事番号7527へのコメント

>こんにちわ〜。しつこくお邪魔いたします。
>丑三つです!今回も懲りずに続編を投稿させてもらいに来ましたー。
こんばんわ!!紫嵐です!今回も懲りずにレスをさせて頂きました。

>それでは お暇潰しによろしければどうぞ 
暇・・・ではないのですが、アラビアンナイトの世界へれっつらゴーしてきます!!!(だっしゅ)


>******************************************************************


>えーと、闘いの予感??
おお!

>ついでに、ゼルとアメリア危機??
ゼルガディスはともかく(待テ)アメリア嬢の危機?!

>な感じでした(^^;。
確かにそんな感じでした(一発変換で、『多子化にそんな漢字で下』と出た(汗))。

>闘いの情景描写ってサッパリ分からない・・・。
俺も解らない…
俺の場合イメージが湧いても書けない(泣)。だから友にその技をかけてみたりして(多いに待テ)

>緊迫した雰囲気が少しでも伝わっていたら幸いです。
>それでは。また次回ー。                          
伝わりました!
それでは、次回を期待しつつ、落ちたみっちゃんをまた追い掛けつつ、紫嵐でした!!

トップに戻る
7542次が山場っ!!丑三つ E-mail URL2001/10/17 17:45:00
記事番号7530へのコメント

>こんばんわ!!紫嵐です!今回も懲りずにレスをさせて頂きました。
大歓喜!
 
>暇・・・ではないのですが、アラビアンナイトの世界へれっつらゴーしてきます!!!(だっしゅ)
気をつけて下さいねー(^^/〜

>ゼルガディスはともかく(待テ)アメリア嬢の危機?!
いや、同意見です。(←自分で書いておいて何を言う。
アメリア至上っ!

>確かにそんな感じでした(一発変換で、『多子化にそんな漢字で下』と出た(汗))。
変な変換って多いですよねー。
私も上の「同意見」っての「同意権」って出ましたから(^^;。

>俺も解らない…
>俺の場合イメージが湧いても書けない(泣)。だから友にその技をかけてみたりして(多いに待テ)
うーん。やはり、経験してないからかも知れませんね。
よし!私も友達に強力要請をば(笑。
ちょーど今、男子の体育剣道だしっ!!
                          
>伝わりました!
>それでは、次回を期待しつつ、落ちたみっちゃんをまた追い掛けつつ、紫嵐でした!!
伝わりましたかっ!
あぁっ!ちょっと待って追いかけないでぇ〜。
また落ちるぅぅぅ〜。

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7543ゼルとランプ―失われた歴史の真実―丑三つ E-mail URL2001/10/17 18:24:01
記事番号7452へのコメント

こんにちは。
連続でお邪魔してます。丑三つですー^^。
今回の続編は、多分、この話の中で一番暗い(?)話かな・・と。
アメリアの記憶編。
それでは、読んでやって下さい♪  

ゼルガディスと魔法のランプ*******************************************
 ― 失われた  歴史の真実 ―

 「思い出させて差し上げますよ?プリンセス?」
  
 ジーアライフの手から、魔法球が現れた・・・・・・。
 
  「っ!?」
 ジーアライフが投げた魔法球はゼルガディスの方には行かなかった。
 赤く輝く魔法球は真っ直ぐにアメリアの方へ―・・・それもすごい速さで。
  「っ!!アメリアぁっ!!!」
 ゼルアガディスは素早く反応してアメリアの方へ走りこむ。
 アメリアは急いで防御呪文を唱えていた。
  (ダメだっ!魔法じゃ間に合わんっ!!)
 アメリアが魔法を唱えている間に、魔法球はもはやアメリアの眼前まで
 迫っていた。
 ジ−アライフがにやりと笑う。
 アメリアは、迫り来る魔法球に堅く目を閉じた。
  (―・・・・・っ!!!)   

      ドガッ

 耳をつんざく爆音。
      硝煙と熱気。
       しかし、一番感じるはずの痛みは無かった・・・・。

         (・・・・・?)

        そぉっと目を開ける。 

  ゼルガディスの白い背中が、崩れ落ちていくのが見えた。 

      セナカ  クズレオチル   セナカ 

 アメリアは言葉を発する事さえ出来ずに、ゼルガディスに駆け寄った。
 白い服ににじむ、大量の赤いゼルガディスの血。

      アカイチ  シロイフク  アカイチ 

  「あ・・・・あ・・・い、や・・・いや・・」
 血の気の失せたゼルガディスの顔。
 流れる血は、止まらない。
 アメリアの瞳から大粒のナミダがこぼれ出した。
 カタカタと小刻みに震えている。                 

 クズレオチルセナカ  アカイチ  
           シロイフク  セナカ  アカイチ   シ  

     「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」
 血に濡れたゼルガディスを抱いたまま、アメリアは泣き叫んだ。  

  「・・・100年前にも、貴女は自分を庇って死に行く
                   誰かの背中を見たでしょう?」

 ジーアライフの言葉も、もはやアメリアには届かない。
 ナミダを流すアメリアの瞳は、我を失っていた。              

 ゼルガディスサン  アカイチ  ゼルガディスサン
   クズレオチルセナカ  ゼルガディスサン  ゼルガディスサン

           クズレオチルセナカ
                  

           クズレオチルセナカ                    

 

 

「・・・・・―リア、アメリア。」 

                   「・・・・かあさま?」

「どうしたの?うなされていたわよ。」 
                  「あのね、こわいゆめを見たの。」
「ゆめ?どんな?」
           「・・かあさまは、ずっとアメリアの側にいる?」              
「・・・・・えぇ。いるわよ。ずっと貴女の側に。」

         「とうさまも?ねえさまも?ずっと?ずっと皆いっしょ?」

「えぇ。父様もグレイシアも、みんなずっと一緒よ。
        だから、もう寝なさい。・・・・ね?」

           「うん。・・・・分かった。おやすみなさい。」

      「おやすみ。可愛いアメリア・・・・」


  ボウゥンッッ
  ドガッ
  「逃げて下さいっ!王っ!!魔物が王宮を襲っていますっ!!」      

     ―・・・・・なに?
    ・・・・なに?どうしたの?なんで皆でにげるの?                  
  「ならんっ!!国民の安全の確保が先じゃっ!!」
  「アナタっ!!」
  「逃げて下さいっ!!魔物の狙いは王ですっ!後の事は我らが・・・!」

  ダムッ
  「フィリオネル・セイルーンとその家族だな?」
  「お主はっ!?」
  「我が魔力のため、死んでもらおう。」 

    ―・・・だれ?
    ・・・・あの、あかいひとはだれ?どうしてお城をこわすの?

  「まずは・・・・お前らからだ。」
   ボッ
  「っ!!グレイシアぁっ!!!!」                   

    ―・・・・ねえさま??
     ・・・・どうしたの?ねえさまはドコ?

  「次は・・・・お前。」
  「アメリアっ!!!」
   ボッ                      

    ―・・・・かあさま?
         かあさま?かあさま?かあさま?かあさま?

 クズレオチルセナカ   カアサマハ  ワタシノセイデ  シンダノ? 

  「かあさまぁぁぁぁっ!!!!」
  「・・・・外したか。まぁ、いい。次は・・・」
  「これ以上は許さぬっ!!!」

  ≪白き輝星の聖霊よ 天に統べる五つ星
            五つの星神の名において 今ここに我願う
  
  「クッ、・・・・呪文の完成の前に殺してやるっ!」
   ボッ    
  「ぐぅっ・・がっ・・

  ≪我の半身と五星の力にて 邪まなる者を永久に封ぜよ
                ―五星封呪(バーム・ロック)!!≫」
 
  「ぐっ・・グワァァァァァァッ!!!!」

    ―・・・・こわい。こわいよ。
           とうさま、とうさま・・・・・・。

     アカイチ   シロイフクニ ツイタ  アカイチ

  「コ・・コノママ、フウジラレテナルモノカァッ!!!」
  「ハァッ・・ぐっ・・ア、アメリア・・お前だけでも・・」

 ≪古より伝わりし黄金のランプよ その力を持って
          聖なる血を引きし者を守れ 封印の解けしその日まで≫   

   ―・・・・ねえさまはドコ?
              かあさまはドコ?
                   とうさまは・・・・・・・?
             みんな ドコ??    

  ≪成生聖霊守(フィフス・レイヴ)≫
  「蛇烈勢(ブレア・コブラ)!!!!」

 ドウゥゥンッ
    ―・・・・・・ドコ?みんなはドコ?
              ねえさま?かあさま?とうさま?
        みんないっしょだって・・・・・いったのに・・
            おいていかないで。ひとりはイヤだよ。                             

      シロイフク  アカイチ  クズレオチルセナカ

           ミンナ  ドコ  ?

  


  「・・リア・・ア・・メリア。」
 アメリアはゼルガディスを見ているようで、どこか彼方を見つめて
 カタカタと震えている。
 ゼルガディスは、荒い呼吸と焼け付くような痛みを無理やり押さえて
 とめどなくナミダの流れるアメリアの頬に手をやった。
 白い頬に、赤い血の跡がつく。
  「こっちを・・・見ろ。」
  「ねえさ・・・かあさんが・・・・わたしのせいで・・。」
  「俺は・ぐっ・・ここにいる。」
  「とうさ・・とうさん。みんな・・いな・・い。死・・死。」
 こんな時には、少しだけこの丈夫な忌まわしき身体に感謝する。
  「アメリア。見ろ・・残念ながら俺は、まだ・・死んじゃいない。」
 少し手に力をいれて、無理にこちらを向かせた。
 アメリアの瞳がすぅっとゼルガディスを捕らえる。
  「ゼルガ・・・・ゼルガディスさんっ!!!!」
 今度はしっかりとゼルガディスを見つめて、
 復活(リザレクション)を唱えているアメリアを見て
 ゼルガディスは暖かな癒しの光に身を任せた。

******************************************************続**********  うぅ。なんかこの話だけ浮いてる(泣。
ちなみに、話の中で出て来た「五星封呪」と「成生聖霊守」「蛇烈勢」は
私の創作呪文です(汗。
それでは、なにやら時間も差し迫っておりますので
この辺で失礼します。また次回、お邪魔致します^^。

                          



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7547続編〜♪紫嵐 E-mail 2001/10/17 22:11:54
記事番号7543へのコメント

>こんにちは。
>連続でお邪魔してます。丑三つですー^^。
こんばんわ。
連続でレスをしています。紫嵐ですー^^。(真似してみたり(←止めれ))

>今回の続編は、多分、この話の中で一番暗い(?)話かな・・と。
>アメリアの記憶編。
おお!
ということは、これから先はどうなるんだろう…?

>それでは、読んでやって下さい♪  
またまたアラビアンナイトの世界ヘトリップしてきます!!



>うぅ。なんかこの話だけ浮いてる(泣。
そーですか?

>ちなみに、話の中で出て来た「五星封呪」と「成生聖霊守」「蛇烈勢」は
>私の創作呪文です(汗。
俺も現在書いているゼロスの小説にてオリジナル呪文を出す予定です。
ちなみに、竜王達の力を使った呪文だったり。

>それでは、なにやら時間も差し迫っておりますので
時間!?

>この辺で失礼します。また次回、お邪魔致します^^。
俺もこの辺でしつれーします!また次回、レスをさせていただきます!
落ちてできたみっちゃんに傷に、かなりしみる薬草をかけつつ(激しく待テ)、紫嵐でした!!

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7554詰まったー(笑!丑三つ E-mail URL2001/10/18 21:42:56
記事番号7547へのコメント

>こんばんわ。
>連続でレスをしています。紫嵐ですー^^。(真似してみたり(←止めれ))
こんばんわ。
しーちゃんの連続レスに幸せ感じてる丑三つですー^^(真似っこ♪)

>おお!
>ということは、これから先はどうなるんだろう…?
これからはですねー、ジーアライフを何とかしなきゃなので
そっちの方向の話になるかと・・・(←何故ネタ暴露。


>またまたアラビアンナイトの世界ヘトリップしてきます!!
事故にお気をつけ下さいー(笑。

>俺も現在書いているゼロスの小説にてオリジナル呪文を出す予定です。
>ちなみに、竜王達の力を使った呪文だったり。
ちゃんと、魔王さまの力を借りた呪文創ったんですね!
私なんてカンペキオリジナル・・・・(--;。

>時間!?
後ろで母が、さっさっと勉強しろと怒っていたのであります(情けな。

>俺もこの辺でしつれーします!また次回、レスをさせていただきます!
>落ちてできたみっちゃんに傷に、かなりしみる薬草をかけつつ(激しく待テ)、紫嵐でした!!
う!痛ー!!しーちゃん、しみるよ、しみるよぅ!
ハッ。でも血が止まった!さすが「良薬口に苦し」(?)。
ありがとうございます。また次回会いたいです。
しかし・・ストックがなくなってしまったので次回まで間が空くと思います〜。




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7572ゼルとランプ―二つ目の願い事―丑三つ E-mail URL2001/10/20 19:24:17
記事番号7452へのコメント

こんばんわー!
少し間が空いてしまいましたが・・・丑三つです。
例のごとく、ゼルとランプの続編を投稿させてもらいにお邪魔しました。
えー・・・、出来れば読んでやって下さいな。
それでは、どうぞ
 

ゼルガディスと魔法のランプ*****************************************
 ―二つ目の願い事―      

 

  「記憶・・戻ったみたいですね?」
 ジーアライフの言葉に、アメリアはキッと鋭い目線を送った。
  「・・・貴方はっ・・・悪ですっ!」
 自らの記憶を失っていた事への悔しさか、それとも
 ジーアライフの行いに対してか・・表情を歪めるアメリアを見て、
 ジーアライフは満ち足りた笑顔を見せた。
  「それは、どうも。」

   ボッ

 言い終わらぬうちに、ジーアライフの手から魔法球が飛ぶ。
  「!」
  ボッ      ボッ
 連発して飛ばされる魔法球を、アメリアとゼルガディスは四方に散って
 何とかよけていた。
 ゼルガディスの傷は、先程のアメリアの復活(リザレクション)で
 癒えてはいたが、白い服に赤黒い染みが残っていた。
  ボッ       ボッ
 そう広くは無い洞窟の中に、いくつもの魔法球が飛ぶ。
 威力の少ないぶん、間隔が早く、攻撃に転じるヒマがない。
 このままでは、いつか体力が限界に来るのは目に見えていた。
 ジーアライフは笑みを浮かべたまま魔法球を発し続けている。
 魔法球の合間をぬって、アメリアはゼルガディスと背中を合わせた。
  「このままじゃラチが空きませんっ!ここは一発ドカンと―・・」
  「待て。俺に考えがある。」
  「何ですか?」
 ゼルガディスは魔法球を打ち続けるジーアライフを一瞬見ると、
 再び言葉を続けた。
  「いいか?これから俺の言う事を、良く聞け。」
  「はいっ!!」
 アメリアは意気込んで答える。
  「―・・・二つ目の願い事だ。アメリア。」
 ゼルガディスの目線は、ジーアライフを捕らえたまま。     

     「逃げろ。」 

  「―・・えっ?」
 アメリアの反応もままならぬうちに、ゼルガディスは
 ジーアライフに向かって魔法を放った。

 ―大地の底に眠り在る 凍れる魂持ちたる覇王  我に与えん氷結の怒り―
       ≪覇王氷河烈(ダイナスト・ブレス)!≫
        
  「うっ!?」
 以外な高位魔法にジーアライフが少しひるむ。
 連発されていた魔法球が消えた。
 ゼルガディスはすかさず、今度はアメリアに向かって手をかざした。
    ≪翔封界(レイ・ウィング)≫
 途端、アメリアの周りを風の結界が包む。
  「ゼルガディスさんっ!?」
 アメリアが、ゼルガディスの行動の意味を知って叫ぶ。
 しかし、もはやこの声も風に阻まれ、ゼルガディスには届かない。
 風の結界はアメリアの身体を絡めとリ、宙に浮かせた。   

洞窟の赤銅色の壁が、ジーアライフが、砂漠が
        ―・・・ゼルガディスの姿が・・・
               どんどんアメリアから遠ざかっていく・・・

   「ゼルガディスさんっ!!!ゼルガディスさんっ!!!」

 声の限りに叫ぶが、風の結界は無慈悲にアメリアを
                    ゼルガディスから遠ざける。
 

   一瞬、ゼルガディスと目が逢った。
             なぜだか、とても優しい瞳で・・・・
     
           ≪アイシテイル≫

               そう言っていた気がした。


     「ゼルガディスさんっっーーーーー!!」

 



   「・・・それで、プリンセスを逃がしたつもりか?」
  アメリアを包んだ翔封界(レイ・ウィング)が砂漠の向こうへ
  飛んで行くのを見送っていたゼルガディスに、ジーアライフが声をかける。
   「あぁ。・・・これでお前は、アイツに手は出せない。」
  ゼルガディスがゆっくりとジーアライフと向き合う。
   「ふっ。お前はもう少し切れると思っていたぞ?
     お前を殺して、それからプリンセスを取り込めばいいだけの事。」
  ジーアライフがそれまで見せていた、どこか上品な笑みでは無く
  口端の吊り上った、下卑た笑みを見せる。
   「・・・お前は俺を殺せないし、今のままではアメリアにも
                  手出しは出来ない。そうだろう?」
   「・・・・。」
  ジーアライフが無言なのを見て、ゼルガディスは言葉を続けた。
   「気づいていない、とでも思っていたのか?
     お前がわざわざ俺をこんな辺境の洞窟まで呼び寄せた理由に。」
   「・・・・。」
   「ただアメリアを取り込みたいだけなら、
     さっさっと取り込めば良かったんだ。
       チャンスはいくらでもあったハズだ。
        だが、なぜそれをしなかったか・・?
          いや、出来なかったか・・と言った方がいいか?」
  ゼルガディスが優勢の、微かな笑みを見せる。
   「お前の話から察するに、アメリアはランプに封じられていたのでは無く、
      守られていたようだな?と、言う事は
       今もまだアメリアはランプに守られた状態にあるわけだ。
        ・・もちろん、俺が三つの願いを言って
             アイツを開放してしまえば話は別だが?」
  ジーアライフの表情が微かに強張った。
   「お前はアメリアがランプに守られている間は手が出せないんだろう。
      だから、マスターである俺を呼んだ。
       ・・・死なない程度に痛めつけて三つの願いを言わせるタメに。
        まぁ、アメリアの記憶を蘇らせたあたり、
         セイルーン国王への私怨なんかもあったみたいだがな?」
  ちゃきりと、ゼルガディスが再び剣を構える。
  ジーアライフはハッと一笑すると、手を高く掲げた。
   「それがどうしたっ!?例え、そうだとしても同じ事。
       お前を痛めつけて三つ目の願いを言わせるまで!
                  「俺を助けてくれ。」と、なっ!」
  ドゥンッ    
  赤銅色の洞窟に派手な音が響いた。

 

  じゃり
  少々の砂煙と一緒に、風の結界がアメリアを開放したのは
  アラビアの都の裏通りにあるゼルガディス(とアメリア)が
  泊まっている宿の前だった。
   「ゼ・・ルガディスさん・・・」                   

      オイテ  イカナイデ
  ヒトリハ  イヤダヨ    モウ  ヒトリハ  イヤ・・・・

  ぼろぼろと流れる涙を拭って、アメリアはキッと前方を見つめた。
  じゃっと砂を蹴って、表通りへ飛び出す。
  行き交う人は見知らぬ人ばかりで、セルガディスのいる洞窟が
  どの辺りなのかも分からなかった。
  でも、立ち止まっているワケにはいかなかった。
   (もう、嫌です!何も出来ないで・・私のせいで・・
                大切な人がいってしまうのはっっ!)
  アメリアは、勢い良く人混みの中に飛び込んだ―・・・・と
   ごすっ 
  「いたっ!」
  「うわっ!」
  「きゃっ!?」
  前方から歩いてきていた人物と、思いっきりぶつかった。
  「いったー!ちょっと、アンタ乙女のやわ肌になんて事―・・・
                       って、あれ?アメリア?」
  「どうしたんだ?そんなに急いで??」
  「リナさんっ!?ガウリィさんっ!?」
  アメリアとぶつかった人物は、緋色の髪の魔導師と金色の髪の剣士・・・・
  まぎれもなくリナとガウリィであった。   

****************************************************続*************
展開早過ぎじゃないでしょうか(汗??
うーむ。とりあえず、レイ・ウィングを他人に対して使えるのか?と
言うと多分使えないとは思うのですが・・・・。
使える事にしといて下さい(--;。
じゃないと、アメリアは絶対にゼルガディスを置いて逃げないと
思うので。
そいでは、ダーシュッ!!!


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7579願い紫嵐 E-mail 2001/10/20 22:20:04
記事番号7572へのコメント

>こんばんわー!
わんばんこー!

>少し間が空いてしまいましたが・・・丑三つです。
全然間なんて開いてないっスよ。俺に比べれば……(遠い目)

>例のごとく、ゼルとランプの続編を投稿させてもらいにお邪魔しました。
>えー・・・、出来れば読んでやって下さいな。
>それでは、どうぞ
続編♪だけど二つ目の願い?!アメリア嬢はどうなってしまうのだろう?!
取合えず、その世界へトリップ!!!!!!!!!!!!!!!!!

>*****************************************************************

>展開早過ぎじゃないでしょうか(汗??
そでもないですよ!(帰ってきたらしい)

>うーむ。とりあえず、レイ・ウィングを他人に対して使えるのか?と
>言うと多分使えないとは思うのですが・・・・。
>使える事にしといて下さい(--;。
しときます。(^−^)

>じゃないと、アメリアは絶対にゼルガディスを置いて逃げないと
>思うので。
姫〜!!取合えずそいつおいて逃げろ(激しく待テ)

>そいでは、ダーシュッ!!!
そいでは、(みっちゃんを追い掛けて)ダーシュッ!!!

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7630願い事、一つだけ・・・丑三つ E-mail URL2001/10/27 19:54:58
記事番号7579へのコメント

>わんばんこー!
ばんこんわー!・・・って、なんか変でしょうか??やっぱり(汗。
タイトルに意味は無いです。ごめんなさい(謝。

>全然間なんて開いてないっスよ。俺に比べれば……(遠い目)
今回は、もっと間が空きましたね・・・。
これからドンドン広がって行くのだろうか・・。
ツリー落ちたらどうしよう・・・(--。
>続編♪だけど二つ目の願い?!アメリア嬢はどうなってしまうのだろう?!
>取合えず、その世界へトリップ!!!!!!!!!!!!!!!!!
例のごとく、事故にお気を付けて〜!

>そでもないですよ!(帰ってきたらしい)
おかえりなさいまし^^。

>しときます。(^−^)
どうもです。
>姫〜!!取合えずそいつおいて逃げろ(激しく待テ)
あ、私も言いたいです(笑。
逃げてしまえ。きっとそいつはちょっとやそっとじゃ死なないから(ヲイ。
あぁ、ゼルファンのコメントじゃないですね(^^;。
でも、アメリア至上だし・・・いっか♪
>そいでは、(みっちゃんを追い掛けて)ダーシュッ!!!
あぁ・・・・!!しーちゃんに追い抜かれたぁ(←遅。

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7623ちょっと気になったので文月霊次(風見霊) 2001/10/27 15:09:28
記事番号7572へのコメント

丑三つさんは No.7572「ゼルとランプ―二つ目の願い事―」で書きました。
>うーむ。とりあえず、レイ・ウィングを他人に対して使えるのか?と
>言うと多分使えないとは思うのですが・・・・。
>使える事にしといて下さい(--;。
使えたんじゃないかな…
スレイヤーズ本編第3巻に使っている記述があった気がします…
たしか…お魚さんに使う記述が…
これだけなんですけどね^^;
>じゃないと、アメリアは絶対にゼルガディスを置いて逃げないと
>思うので。
>そいでは、ダーシュッ!!!
これだけ言って私も逃げます。
初めまして♪(遅)
それではバイバ〜イ^^;

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7631そうなんですか(驚!?丑三つ E-mail URL2001/10/27 20:00:25
記事番号7623へのコメント

>使えたんじゃないかな…
>スレイヤーズ本編第3巻に使っている記述があった気がします…
>たしか…お魚さんに使う記述が…
>これだけなんですけどね^^;
使えたんですかっ!?ビックリです!!
すいません、本編はあんまり詳しく無いモノで・・(^^;。
もっぱら、記憶にあるのはアニメのNEXTなのです。
お魚さんですか・・・。どう使ったんだろう??
>これだけ言って私も逃げます。
>初めまして♪(遅)
>それではバイバ〜イ^^;
初めましてでした^^。
読んで下さって嬉しいです。
わざわざ、ありがとうございました〜♪

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7632ゼルとランプ―リナの最強魔法―丑三つ E-mail URL2001/10/27 20:29:06
記事番号7452へのコメント

こんばんわ。
性懲りも無く、丑三つです^^。
そして、またしても続編です。
だんだんこのツリーも下の方になって来ましたねー。
本当に、みなさんのお話の素晴らしさには感服ですね。
誰か・・・・私の話を何とかして下さい(グスン。
気を取り直して・・・そいでは、どうぞ〜。 

*ゼルガディスと魔法のランプ******************************************
  ―リナの最強魔法―            

 

  ザッシュ
 赤い魔法球が、ゼルガディスの足をかすめた。
 鈍い痛みと共に、ゼルガディスの裂けた服が赤く染まる。
  「ッ・・・ハァッ・・」
 肩で息をして、なんとか持ちこたえた。
 だが、ゼルガディスの服は所々赤く染まり、呼吸は荒い。
 体力的にかなり消耗している事は、すぐに見てとれた。
  「つらいだろう?」
 一方、ジーアライフの方は先程から魔法球を連発し続けている
 にもかかわらず汗すらかいていなかった。
  「楽になれる方法は、簡単だぞ?」
 力の差は歴然。
 それでも、ゼルガディスは剣を再び握り直し、ジーアライフに斬りかかった。
   キィンッ
  「ぐっぅ!!」
 振り払われて、洞窟に叩きつけられる。
 そのままズルズルと、洞窟の壁にもたれかかったゼルガディスを見て、
 ジーアライフはなにか考え込むような仕草を見せ、ニヤリと笑った。
  「あぁ・・そういえば、最低口さえ動けばいいんですから・・・・
   良いですよ?つまらない心残りなど吹き飛ばして差し上げましょうか?」
 ゼルガディスは荒い息をして、顔を上げジーアライフと目線を合わせた。
 身体は、今だ洞窟の壁に預けたままのゼルガディスが見たのは
 ジーアライフの右手に宿った赤い円すい状の輝き。
  「腕の一本でも無くなれば、決心もつくでしょう?」
 ギリッとゼルガディスがジーアライフを睨みつけた。                   

 

  「ちょっーと待ったぁー!!!」
 と、突然、赤銅色の洞窟に明るいよく通る声が響いた。
 聞き覚えのある声に、ゼルガディスが振り向く。
 ジーアライフはけげんそうな顔をして声のした方を向くと、
 右手に出ていた魔法球を消した。
  「お前は・・・?」
 声の主は、その様子を見てニッと笑うと再び声を張り上げた。
  「美少女天才魔導師リナ・インバース参上っ!!」
  「―と、その保護者ガウリィ・ガブリエフ!」
 そう言って、腰に手をあてているリナの後ろから、
 ひょこりともう一人飛び出す。
  「ゼルガディスさんっ!!!!」
  「アメリア・・・・!?」
 アメリアは、転がるようにゼルガディスに駆け寄ると
 傷の具合を見て、泣きそうな瞳を向けた。
  「大丈夫ですかっ??」
  「・・どうして戻って来た?俺は「逃げろ」と願ったはずだぞ・・?」
 ゼルガディスの半分睨むような視線に、アメリアは少したじろいだ。
  「でっ・・・でも・・・。一度はちゃんと「逃げ」ましたしっ!!
       「逃げ」た後の指示はもらってませんから、
                   戻って来ても良いはずですっ!!」
  「どこに、わざわざ殺されに戻って来るバカがいるんだ・・・・」
 ゼルガディスは呟くと、今度はリナに目線を向ける。
  (どうして、アメリアをココへ連れてきた・・・!?)
 アメリアは一人でココには来れないと踏んで、逃がしたのだから
 リナが連れてきたに違いない。
 実際、口に出しはしなかったが、そう言いたげなゼルガディスの目を見て
 リナは意味ありげなウィンクを返した。                                   

 

  「プリンセスを連れて来て頂けるとはありがたい。」
 リナはジーアライフの言葉に向き直ると、余裕の笑みを見せた。
  「お礼言われる事でも無いわよ。私はアンタを倒しに来たんだから。」
  「おや、貴女もですか?」
  「別にアンタに私怨は無いけどね。」
 ジーアライフが意外そうな顔をして、ゼルガディスの方を一瞥した。
  「・・・・止めて置かれた方が宜しいかと存じますがねぇ・・」
 可笑しそうに笑う。
  「そう?後悔しても遅いんだからね?」
 そう言って、リナは魔法の詠唱体制に入った。
  (何を唱えるつもりなんだ・・・・?)
 不思議に思ったゼルガディスは、ガウリィの方を伺って見るが
 コチラもぼっーとリナの方を見て何も分かっていない様子。
  「おい・・リナ。中途半端な魔法じゃ倒せんぞ・・・」
 声をかけたゼルガディスに、リナがジーアライフの方を向いたまま答えた。
  「安心して・・・。この前、遺跡で見つけたばっかの魔法なんだけど
                     中途半端な魔法じゃないから。」
  「面白い。」
 ジーアライフが例の魔法球を出す。
 どうやら、魔法の力比べでもするらしい。
  「ただし!唱えるのはコレが始めてだけどっ!!」
  「何ィ!?」
 リナの爆弾発言にセルガディスが驚くのもつかの間
 リナはすぐに魔法の詠唱にかかった。
  「ガウリィ、ゼル!可能な限り下がってて!!」      

 

      ≪黄昏よりも昏きもの   血の流れより紅きもの≫

        リナの手の間にほのかな黄色の光が生まれる。

       ≪時の流れに埋もれし  偉大な汝の名において≫ 

       一歩、また一歩とリナがジーアライフに近づいていった。

             ≪我ここに闇に誓わん≫
 
      ゼルガディス、アメリア、ガウリィはじっとリナを見守っている。

      ≪我らが前に立ち塞がりし  すべての愚かなるものに≫

       リナの歩みが止まり、緋色の瞳がジーアライフを捕らえた。

       ≪我と汝が力もて  等しく滅びを与えんことを≫

          「竜破斬(ドラグ・スレイブ)っ!!!!!」  

         

   リナの両手の黄色の光が、キャノン砲のようになって
             真っ直ぐにジーアライフに向かっていった。

   「こ、この威力はっ・・・・!!?」

 ジーアライフの魔法球は、いとも簡単に黄色の光に飲み込まれていった。


             ガゥンッ 

                 

 耳が潰れるような激音。
 洞窟内に今日一番の激震が走る。
  「くっ・・!!」
  「よっ・・と。」
 衝撃に吹き飛ばされたリナを、控えていたガウリィが上手く抱きとめた。
  「・・・・・・・。」
 ゼルガディスは、もうもうと土煙が立つ方へと目をこらしていた。
 先程の魔法がリナの・・・いや、こちらから出来る最強の攻撃魔法だった。
 これで効いていなければ、もう打つ手は無い。
  (頼むっ・・・・!!)
 祈るような気持ちで見るゼルガディスの眼に、土煙の中から見え隠れする
 赤銅色の髪が入った・・・・。
  「・・・・っ!おい、リナっ!まだ―・・」
 ゼルガディスがリナの声をかけた途端、
 サァッと土煙が引いて、ジーアライフの姿が現れた。
 さすがにダメージを受けたようで、服は汚れ腕の辺りから血を流してはいたが
 どうみても致命傷では無い様子。
  「グゥッ・・・。人間ごときにこんな魔法が操れるとは―・・。」
 体勢を整えようとしているジーアライフを見て、先程の魔法でかなり
 疲労したのだろう・・・ガウリィにもたれかかったままのリナが
 声を張り上げた。
  「今よっ!!アメリアっ!!!」
  「はいっ!!!」 
 


*****************************************************続************* リナちゃん大活躍の巻〜♪
そして、アメリア姫ご活躍の兆し〜。
でした(^^;。
ドラグスレイブの詠唱・・・やや不安ですが・・。
ついでにキャノン砲の記憶もあいあまい・・・・。
多分、大砲みたいな感じだったような??(←ンな、あいまいなモン書くな。
すいません。色んなモンがあやふやですm(--)m
ごめんなさいー!!
そいではまた今度―っ(><!!!!                 

                  

 



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7639最強魔法!?紫嵐 E-mail 2001/10/27 22:30:48
記事番号7632へのコメント

>こんばんわ。
わんばんこ。

>性懲りも無く、丑三つです^^。
性懲りも無く、紫嵐です^^。(マネ(ヲい))
みっちゃんの続編発見したのでレス〜

>そして、またしても続編です。
>だんだんこのツリーも下の方になって来ましたねー。
そですね。

>本当に、みなさんのお話の素晴らしさには感服ですね。
>誰か・・・・私の話を何とかして下さい(グスン。
がんばれ〜!!

>気を取り直して・・・そいでは、どうぞ〜。 
うぉっ!?空間に出来た渦にのま…………!!

>****************************************************************** 

>そして、アメリア姫ご活躍の兆し〜。
ぱちぱちぱち〜

>でした(^^;。
でした♪。

>ドラグスレイブの詠唱・・・やや不安ですが・・。
あってますよ。詠唱。

>ついでにキャノン砲の記憶もあいあまい・・・・。
>多分、大砲みたいな感じだったような??(←ンな、あいまいなモン書くな。
ん〜・・・確かドラグスレイブ(一発変換で『どらぐス零部』と出た)は赤の光だったような…

>すいません。色んなモンがあやふやですm(--)m
>ごめんなさいー!!
>そいではまた今度―っ(><!!!!                 
すいません。レスになってないです。m(--)m
すまん!!
そいではまた今度ーっ(><!!!!