◆−ライバル出現!? 26−犬耳同盟 (2001/10/13 21:44:43) No.7496 ┗ライバル出現!? 27−犬耳同盟 (2001/10/13 21:50:40) No.7497 ┗イラスト掲載しました!!−一坪 (2001/10/29 15:43:29) No.7652 ┗それはそれは!!−犬耳同盟 (2001/10/29 20:17:04) No.7655
7496 | ライバル出現!? 26 | 犬耳同盟 | 2001/10/13 21:44:43 |
久しぶりです。 犬耳同盟ですー。 ここの人たちも増えましたねー。 私を覚えてくれてる人は、どのくらいいるんだろう・・・。 かなり心配・・・。 えと、 母親が許してくれたんで、 これからは土日だけパソコン出来ます。 ではこの辺で本文を。 ‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡ Sion Side 暗い・・・。 ふと気が付いたとき、おれは暗闇の中にいた。 周りも何も見ることの出来ない、真の闇の中に。 自分の手すら、見えない。 「ここ・・・どこだ―――?」 自分の声が響くのが分かる。 頭が痛い。 フィリア・・・は? 俺の耳に最後に届いたあの声。 おれ・・・どうなっちゃったんだ? 「気が付かれましたか?」 どこかで聞いたことがあるような声がする。 誰・・・だっけ・・・。 「ここは、アストラルサイドと対の世界。 つまりメテオラルサイド。 ・・・覚えていますか?」 「めて・・・お?」 俺はうっすらと目を開け、その姿を確認しようとした。 闇の中に、ぼぅっと浮かび出たような姿。 そして、蒼っぽい、黒髪が見える。 そうか・・・こいつは・・・ッ!! 「おっと、動かないで下さいね、詩穏」 金属の音がする・・・。 途端に、体が何かに縛られたような感覚を覚える。 「貴方は今、人質なんですから―――」 フィリア―――!! おれは心の中で、めいっぱいに叫んだ。 Xelloss Side 黒い灰の山を前に、僕らは為す術もなく、 それらが風に吹かれていくのを見送っていた。 「あーあー・・・、やべーね、これは」 頭を掻きながら、梨有が一歩前へ出る。 彼の足下の灰が宙に舞う。 ここは死竜族の村の中でも、最北に当たる部分。 死竜族の村には、4つの柱(守り神)があるらしく、 東西南北、全てを清めているという。 それの北―――つまり、 北に置かれた柱を中心として、その付近の家、小屋が、粉々になり、 黒く濁った灰と化していたのである。 「ひどい・・・。ひどすぎますわ・・・。 一体、誰がこんな事を・・・」 瑚殊さんが、口元を抑えながら膝をつく。 僕は黙っていた。 心当たりは、無いことはないが、 まだそうと決まったわけではない。 それに、誰かが言うだろう。 そんなめんどくさい役を、わざわざ引き受けるつもりもなかった。 「私よ」 誰かの声がする。 この声は、ティルクの・・・? 僕達は一斉に空を仰いだ。 そこには、一人の女が浮かんでいた。 「お久しぶりですね、ゼロス様―――?」 「ティルク・・・」 僕は、彼女の名前を呼んだ。 Filia Side 「てぃ・・・るく?」 ゼロスの口から発せられた聞き覚えのない名前に、 私は少し動揺していた。 今回は、私の知らないことだらけだ。 私の知らないところで、何かが起こっている。 ゼロスも、イヤミではあるが、 教えてくれていたのに・・・。 そう、前までは。 「どういうこと?ゼロスさん」 香羅さんがゼロスにくってかかる。 それでもゼロスは、平然としている。 「なんのことですか?」 「とぼけないで欲しいわね。 貴方も魔族なんでしょう? だったら・・・ッ!」 「止めとけ、香羅」 騒ぎ立てようとする香羅さんを、梨有がなだめる。 「なぁ、悪いことは言わねぇからさ、全部吐いちまいなよ。 どうせおまえさんだって、おれらには敵わないんだしさ」 ゼロスの表情が変わる。 「そんなこと・・・誰が決めたんですか? やってみなくちゃ分からないでしょう?」 ゼロスの障気と、梨有の怒りがぶつかる。 「ゼロス様、今はそんな事をしている余裕はありません。 私の相棒・・・トルクが捕獲に成功しました。 私は、貴方をお迎えに来たんです」 ティルクと呼ばれた魔族が地面に降り立つ。 「そうですか」 ゼロスは障気を抑え、ティルクに向き直る。 「では皆さん、ごきげんよう・・・」 ゼロスは、私たちに向かって一礼すると、 霧のようにかき消えてしまった。 「捕獲に・・・成功?」 私は、言葉を繰り返してみた。 そしてそれが、ついさっき攫われた詩穏のことだと気付く。 「やっぱし、魔族が詩穏を攫ったんだな」 「詩穏ちゃん・・・殺されてなければいいけど・・・」 二人共、呑気にそんな会話をしている。 か、香羅さん・・・。 『殺されてなければいいけど』なんて、言ってられませんって・・・。 「あら?長はどこにいらっしゃるんですの?」 瑚殊さんが、辺りをきょろきょろと見回しながら尋ねる。 あ、そういえば・・・。 さっきから姿を見かけないと思ったら、本当にいなかったのか。 「きっと、まださっきの所にいると思うけど・・・」 「瑚殊、確認してきますわ」 「行ってらっしゃい」 ‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡ ・・・と言うわけで「ライバル出現!? 26」でした!! ああ、これ、いつまで続くんだろう・・・。 まさか100までは行かないと思うけど・・・。 可能性がないわけではない。(おーい・・・) そうそう。 大辞典の方、「いちごみかん」を「犬耳同盟」に直しました。 ・・・で、所々一言二言増えてます。 めんどくさい人、 または、元の文章を覚えていない人。 見なくても物語には差し支えないです。 てゆか、見ない方がいいかも。 では。 |
7497 | ライバル出現!? 27 | 犬耳同盟 | 2001/10/13 21:50:40 |
記事番号7496へのコメント 続けて2個目です。 母親にばれないように、小説だけは書き続けていたので、 結構貯まってます。 では早速。 ‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡ Kokoto side 長の姿が見えない。 香羅は、まださっきいた場所―――つまり、 村の中心部にいるだろうと言うのだが、胸騒ぎがする。 「長―――・・・」 駄目だ。 人型 では、時間がかかる。 私は、ぴたりと足を止める。 ・・・この技は、魔力の消費が激しい上に、 いつでも使えるというのではないから、 あまり使いたくなかったのだが・・・!! 『来たる滅びに身をゆだね、 真の姿を見極めん。 大地は枯れて、死を招く。 そこに我等は偽を築く・・・!! ブラッディ・ミスト!!!』 私の体を、赤い霧が覆う。 ちくちくと焼けるような痛み。 これで私は、死竜族本来の姿へと変わる! Bii side 大きな音に驚いて、皆が走っていったとき、 儂はまだそこにいた。 辺りには、砕けた家の欠片が散らばっていた。 「何故・・・こんな事に」 言葉が口から滑り出る。 そうだ。 我々は、平和に暮らしていたのではなかったか? 争いを起こそうともせず、 静かに暮らしていたのではなかったのか? 詩穏があの高位魔族と関わってから、 ろくな事が起こっていない。 その魔族にまで狙われてしまっている。 「儂は・・・」 長として、この村を救わなくてはいけない。 戦力的には問題がない。 圧倒的にこちらが有利だ。 しかし。 奴らが詩穏の力を借りて、我々以上になったらどうだろう。 いや、それよりも。 詩穏を盾にされたとき、 儂は皆に、攻撃命令が出来るか―――? 「長! ここに居らしたんですの!?」 向こうから、真紅の竜が飛んでくる。 しかしその声は、確かに瑚殊の物であった。 「瑚殊」 儂は、その方を振り向いた。 「皆さんは、あちらで待っておいでですわ。 長も、早く―――」 瑚殊は舞い降り、乗れとでも言うように背を向けた。 儂は―――皆の元へなど、行くつもりはなかった。 「儂のことは、ほっといてくれても良い、瑚殊」 「どういうことですの?」 瑚殊は振り向く。 「ここで少し、考え事がしたい」 瑚殊は少し黙った。 そして、心を決めたように儂を見る。 「一刻を争うんですわ」 その一言は、儂にとって、 何の事だか分からないだけだった。 実は、あらゆる出来事をひとまとめにした物だったわけだが。 「・・・?何のことだ」 儂は、詩穏が捕らえられたらしいことを、瑚殊から聞かされた。 「詩穏が・・・」 しかしそれでも、自分の心に嘘などつけない。 「少し・・・一人にしておいてくれ」 「長―――」 そして瑚殊は諦めたように、 「・・・伝えてtまいりますわ」 とだけ言い、もときた方へと飛び去っていった。 瑚殊の姿を見送った儂は、誰に聞かせるでもなく呟いていた。 「儂は一体・・・何がしたいのだ?」 ‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡††‡ はい!! 「ライバル出現!? 27」です!! ・・・てゆか、 何か最後、 「んな事、知らねーよ」 みたいな感じで終わってますねー・・・。 気にせずに、気にせずに。 あ、そういえば、 さいきんSO2にはまりつつある犬耳同盟です。 ・・・コミックの方、終わったけど。 ではこの辺で。 |
7652 | イラスト掲載しました!! | 一坪 E-mail | 2001/10/29 15:43:29 |
記事番号7497へのコメント こんにちは一坪です。 イラストありがとうございました!! さっそく掲載いたしました。 あ、それとイラストの投稿方法は変わってないです。 パソ、土日だけとはいえ解禁よかったですね。(⌒ー⌒) また、これからもよろしくお願いします! |
7655 | それはそれは!! | 犬耳同盟 | 2001/10/29 20:17:04 |
記事番号7652へのコメント > >こんにちは一坪です。 どうもです〜。 >イラストありがとうございました!! >さっそく掲載いたしました。 あは、されちゃいました♪ >あ、それとイラストの投稿方法は変わってないです。 なるほど。 でも、メールに付けて送るっての、やり方が分からない・・・。 未だに・・・。(泣) >パソ、土日だけとはいえ解禁よかったですね。(⌒ー⌒) >また、これからもよろしくお願いします! いやー、わざわざどうもです。 頑張ってみます。(ビミョー・・・) |