◆−KAITOU2&HP開設のお知らせ−緑原実華 (2001/11/27 19:19:32) No.7812
 ┗はじめまして。−清川正寛 (2001/12/19 17:43:17) NEW No.7894


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7812KAITOU2&HP開設のお知らせ緑原実華 E-mail URL2001/11/27 19:19:32


またまたお久しぶりの緑原です。
と、いうことで覚えている人がどれだけいるかきわどいところ・・・。
いきなりですがHP開設しました〜!
ゼルアメ中心で、他いろいろなジャンルありますがお暇な人はまた覗いてやって
下さい。
ではお知らせはこの辺にして、本編どうぞ!

************************************
第二ノ巻  悪党青年との出会い

あれからどれぐらいの時間が経ったのか・・・・。
あのまままっさかさまに落ちてしまったアメリアはようやく気ずいた。
「・・・んっ・・・??」
目をこすって辺りを見回すと薄暗い小さな部屋にいるようである。
そう、大きな木材で網の目状に立てられた扉・・・
「って、ここいわゆる牢屋じゃないですか〜〜〜!!」
まぎれもなく牢屋である。単刀直入にいうといとも簡単に罠にはまり
捕まってしまったというわけである。
「ふぅえ〜〜〜ん!こんなの”正義の怪盗”として情けないです〜〜!!
この話第二で終わっちゃうじゃないですか〜〜!!」
第二話で終わらすほど短くないわい!!
「こういう時は白馬に乗った王子様が助けに来てくれるものなんです
よね〜・・・・」
ここは地下深くの牢屋。んでもって今この時代は江戸!!
白馬も王子もあったもんじゃない。
ハァ〜と大きなため息をついてもう一度辺りを見回す。そこには今まで盗んだ
と見られるお宝や小判などがわんさか詰まれていた。
「う〜〜!!目の前にあって何もできないなんて〜!!この牢屋壊せないもの
でしょうか・・・?」
牢屋の扉を見るが、かなり太い木材を使用して作ってあるため、鍵なし
では無理そうである。
「・・・それにしても、さっきからどれぐらいの時間が経ってるんでしょ?
警備の人もいないみたいだし・・・まだだれもこの部屋に足を踏み入れてない?」
と、床のほこりを見て呟く。もし人が通ったなら、かなりのほこりの量である。
足跡のあとぐらいついてもおかしくないはず。それがないということは・・・
「・・・まだ顔を見られてないですよね・・・」
その時!!
ストンッ!
何かの音がした。慌てて顔だけは隠す。どんどん足音が近づいてくる。
(ど、どうしましょ〜〜!!これじゃ逃げれませんよ〜!!)
内心ハラハラでしょうがないアメリア。
が、足音は急に止まった。
(あれ?)
足音が止まった事を不信に思ったアメリアは牢屋から外を覗いてみる。
すると、一人誰かがこの地下に納められているお宝や小判をあらしまくって
いる・・・いや、正確に言えばなにやら大きな袋になにかまわず入れてる
気がするのだが・・・もしかしてこれって・・・
「ど、泥棒!!悪党ですね!!」
「!!!」
「あっ!!しまった・・つい・・」
いつものくせで思いっきり大きな声で叫んでしまったアメリア。その声に驚い
たのかさきほどまでせっせとつめていた手を止め、なにやらすごい速さでアメ
リアに近づいてきた。
(わっわっ!!ヤバイ!かなりヤバイです〜〜!!)
慌てて身を引くがなんといっても狭い牢屋である。姿すべて隠すにはおよばず。
「なんだ、お前この屋敷の役人じゃないのか・・・」
「えっ・・?」
声や体つきからいってアメリアに近づいてきたのは男のようだ。
「牢屋に入ってるってことは・・・あ〜さてはお前盗みに入って失敗しただろ?」
「うっ・・」
確かに盗みに入って失敗した・・・というのは事実である。
「私は目的があって盗みに入ったんです!!あなたみたいな悪党と同じにしな
いでください!!」
「・・・・」
男が言葉を失う。アメリアもいず知らぬ人に食いかかってしまった。
「お前・・・」
男がようやく言葉を放つ。
「お前女なのか??」
ドテッ!!!
「あのですね!!私のどこを見たら男に見えるんですか〜!!あなた
とことん失礼ですよ!!」
「そんなこと言っても・・・普通女が盗みになんて入らんだろ?」
「目的があるっていったでしょ?!さっき!!」
みず知らぬ人とここまで言い合いできるとは、さすがアメリアといった感じで
ある。
「なんの目的かしらんが・・・こんなところに一人でガキが盗みに入るもん
じゃないぞ。」
「ガ、ガキ??」
「ガキだろ?」
「〜〜〜〜!!私これでも16歳ですよ!!」
「16?やっぱりガキだな。」
「〜〜〜〜!!」
(なんなんですか、この人!!さっきから失礼なことばっかり!)
牢屋にはいってさえいなけば跳び蹴りをくらわしているところである。
「だが、ま〜どこかに売れば少しは金になるかもな。」
「か、金?!」
「お前知らないのか?ここに捕まれば最後。どこかに売られるか、はたまた
殺されるか・・・」
サーとアメリアの顔から血のけがひく。
男が鼻で笑い、吐きすてた冷たい言葉でとどめをさす。
「まぁ、運が悪かったってことだな。」
そう言いさきほどの作業(正確には盗み)を再度行おうと思った男は方向転換
したのだが、
ドテッ!!
そのままおもいっきりずっこけてしまう。
アメリアがその男の着物を掴んでいたせいである。
「〜〜〜〜!!」
おもいっきり顔面をぶつけたらしくかなり痛そう・・・
「おのれは〜〜!!何しやがる?!」
「助けてください。」
「ハァ?」
ストレートに助けを求めるアメリア。
「一応あなたはこの屋敷の役人でもなさそうですし、悪党で失礼な人ではあり
ますが・・・」
「それが”助けてください”って態度か・・・?」
「ともかく助けてください!」
そういうアメリアに男は怪しく微笑む。
「そうだな・・・どうするかなぁ〜?」
「助けてくれないのなら、今ここで大声あげますよ。”誰かがこの地下のお宝
を盗もうとしてますよ〜!!”って。」
「・・・・助ければいいんだろ。」
どうやらアメリアのほうが一枚上手だったらしい。
男は着物の裾から何やら取り出した。
「それは・・・?」
「俺の商売道具だ。」
取り出したのはどこにでもありそうな針金状の細いもの。それを牢屋の鍵に
差込み、男が少し回すと・・・
カチッ!
ものの見事に鍵は外れた。アメリアは無事に牢屋から出られた。
「すごいですね、あんな細いもので簡単にこの鍵をあけちゃうなんて・・・
悪党って感じがプンプンしますよ!」
「助けてもらって最初の一言がそれか・・・」
男も呆れ口調で呟く。
「まぁ一応お礼は言っておきます。それでは、私にはまだやることがあるので!!」
と、急いでその場を離れるアメリアの腕をとる男。
「おっと!そうはいかんぞ。」
「えっ?」
「礼言われたぐらいでこの俺が満足するとでも思ってんのか?」
この男は一体何者??
またしてもアメリアの危機迫る??

************************************
変なところで切ってしまいました・・・。
アメリアに危機迫る?





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7894はじめまして。清川正寛 2001/12/19 17:43:17
記事番号7812へのコメント

緑原実華さんは No.7812「KAITOU2&HP開設のお知らせ」で書きました。
>
>またまたお久しぶりの緑原です。
>と、いうことで覚えている人がどれだけいるかきわどいところ・・・。
>いきなりですがHP開設しました〜!
>ゼルアメ中心で、他いろいろなジャンルありますがお暇な人はまた覗いてやって
>下さい。
>ではお知らせはこの辺にして、本編どうぞ!

はじめまして。清川といいます。職業柄(?)時代劇っぽい話は大好きなので、拝見させてもらいに来ました(笑)
小説2のほうはずいぶんとご無沙汰していたので、この作品の存在さえ知りませんでした・・・ごめんなさい(汗)
ホームページのほうは、今度覗かせてもらいますね。

>
>************************************
>第二ノ巻  悪党青年との出会い
>
>あれからどれぐらいの時間が経ったのか・・・・。
>あのまままっさかさまに落ちてしまったアメリアはようやく気ずいた。
>「・・・んっ・・・??」
>目をこすって辺りを見回すと薄暗い小さな部屋にいるようである。
>そう、大きな木材で網の目状に立てられた扉・・・
>「って、ここいわゆる牢屋じゃないですか〜〜〜!!」
>まぎれもなく牢屋である。単刀直入にいうといとも簡単に罠にはまり
>捕まってしまったというわけである。
>「ふぅえ〜〜〜ん!こんなの”正義の怪盗”として情けないです〜〜!!
>この話第二で終わっちゃうじゃないですか〜〜!!」
>第二話で終わらすほど短くないわい!!
>「こういう時は白馬に乗った王子様が助けに来てくれるものなんです
>よね〜・・・・」
>ここは地下深くの牢屋。んでもって今この時代は江戸!!
>白馬も王子もあったもんじゃない。
>ハァ〜と大きなため息をついてもう一度辺りを見回す。そこには今まで盗んだ
>と見られるお宝や小判などがわんさか詰まれていた。
>「う〜〜!!目の前にあって何もできないなんて〜!!この牢屋壊せないもの
>でしょうか・・・?」
>牢屋の扉を見るが、かなり太い木材を使用して作ってあるため、鍵なし
>では無理そうである。
>「・・・それにしても、さっきからどれぐらいの時間が経ってるんでしょ?
>警備の人もいないみたいだし・・・まだだれもこの部屋に足を踏み入れてない?」
>と、床のほこりを見て呟く。もし人が通ったなら、かなりのほこりの量である。
>足跡のあとぐらいついてもおかしくないはず。それがないということは・・・
>「・・・まだ顔を見られてないですよね・・・」
>その時!!
>ストンッ!
>何かの音がした。慌てて顔だけは隠す。どんどん足音が近づいてくる。
>(ど、どうしましょ〜〜!!これじゃ逃げれませんよ〜!!)
>内心ハラハラでしょうがないアメリア。
>が、足音は急に止まった。
>(あれ?)
>足音が止まった事を不信に思ったアメリアは牢屋から外を覗いてみる。
>すると、一人誰かがこの地下に納められているお宝や小判をあらしまくって
>いる・・・いや、正確に言えばなにやら大きな袋になにかまわず入れてる
>気がするのだが・・・もしかしてこれって・・・
>「ど、泥棒!!悪党ですね!!」
>「!!!」
>「あっ!!しまった・・つい・・」
>いつものくせで思いっきり大きな声で叫んでしまったアメリア。その声に驚い
>たのかさきほどまでせっせとつめていた手を止め、なにやらすごい速さでアメ
>リアに近づいてきた。
>(わっわっ!!ヤバイ!かなりヤバイです〜〜!!)
>慌てて身を引くがなんといっても狭い牢屋である。姿すべて隠すにはおよばず。
>「なんだ、お前この屋敷の役人じゃないのか・・・」
>「えっ・・?」
>声や体つきからいってアメリアに近づいてきたのは男のようだ。
>「牢屋に入ってるってことは・・・あ〜さてはお前盗みに入って失敗しただろ?」
>「うっ・・」
>確かに盗みに入って失敗した・・・というのは事実である。
>「私は目的があって盗みに入ったんです!!あなたみたいな悪党と同じにしな
>いでください!!」
>「・・・・」
>男が言葉を失う。アメリアもいず知らぬ人に食いかかってしまった。
>「お前・・・」
>男がようやく言葉を放つ。
>「お前女なのか??」
>ドテッ!!!
>「あのですね!!私のどこを見たら男に見えるんですか〜!!あなた
>とことん失礼ですよ!!」
>「そんなこと言っても・・・普通女が盗みになんて入らんだろ?」
>「目的があるっていったでしょ?!さっき!!」
>みず知らぬ人とここまで言い合いできるとは、さすがアメリアといった感じで
>ある。
>「なんの目的かしらんが・・・こんなところに一人でガキが盗みに入るもん
>じゃないぞ。」
>「ガ、ガキ??」
>「ガキだろ?」
>「〜〜〜〜!!私これでも16歳ですよ!!」
>「16?やっぱりガキだな。」
>「〜〜〜〜!!」
>(なんなんですか、この人!!さっきから失礼なことばっかり!)
>牢屋にはいってさえいなけば跳び蹴りをくらわしているところである。
>「だが、ま〜どこかに売れば少しは金になるかもな。」
>「か、金?!」
>「お前知らないのか?ここに捕まれば最後。どこかに売られるか、はたまた
>殺されるか・・・」
>サーとアメリアの顔から血のけがひく。
>男が鼻で笑い、吐きすてた冷たい言葉でとどめをさす。
>「まぁ、運が悪かったってことだな。」
>そう言いさきほどの作業(正確には盗み)を再度行おうと思った男は方向転換
>したのだが、
>ドテッ!!
>そのままおもいっきりずっこけてしまう。
>アメリアがその男の着物を掴んでいたせいである。
>「〜〜〜〜!!」
>おもいっきり顔面をぶつけたらしくかなり痛そう・・・
>「おのれは〜〜!!何しやがる?!」
>「助けてください。」
>「ハァ?」
>ストレートに助けを求めるアメリア。
>「一応あなたはこの屋敷の役人でもなさそうですし、悪党で失礼な人ではあり
>ますが・・・」
>「それが”助けてください”って態度か・・・?」
>「ともかく助けてください!」
>そういうアメリアに男は怪しく微笑む。
>「そうだな・・・どうするかなぁ〜?」
>「助けてくれないのなら、今ここで大声あげますよ。”誰かがこの地下のお宝
>を盗もうとしてますよ〜!!”って。」
>「・・・・助ければいいんだろ。」
>どうやらアメリアのほうが一枚上手だったらしい。
>男は着物の裾から何やら取り出した。
>「それは・・・?」
>「俺の商売道具だ。」
>取り出したのはどこにでもありそうな針金状の細いもの。それを牢屋の鍵に
>差込み、男が少し回すと・・・
>カチッ!
>ものの見事に鍵は外れた。アメリアは無事に牢屋から出られた。
>「すごいですね、あんな細いもので簡単にこの鍵をあけちゃうなんて・・・
>悪党って感じがプンプンしますよ!」
>「助けてもらって最初の一言がそれか・・・」
>男も呆れ口調で呟く。
>「まぁ一応お礼は言っておきます。それでは、私にはまだやることがあるので!!」
>と、急いでその場を離れるアメリアの腕をとる男。
>「おっと!そうはいかんぞ。」
>「えっ?」
>「礼言われたぐらいでこの俺が満足するとでも思ってんのか?」
>この男は一体何者??
>またしてもアメリアの危機迫る??
>
>************************************
>変なところで切ってしまいました・・・。
>アメリアに危機迫る?

むぅ。危機迫る感じで終わってますね。男の正体も謎ですし。続きが気になります。
では、またちょくちょく拝見させてもらいに来るかもしれません。ご迷惑かもしれませんけど(汗)
またですぅ〜