◆−冥王の午後その一−東琥珀 (2002/4/14 09:10:12) No.8300
 ┣冥王の午後その二−東琥珀 (2002/4/14 18:24:56) No.8305
 ┃┗はじめまして。−かお (2002/4/14 20:52:40) No.8306
 ┃ ┗Re:はじめまして。−東琥珀 (2002/4/14 23:19:34) No.8307
 ┣冥王の午後その三−東琥珀 (2002/4/15 06:45:27) No.8308
 ┃┗間違いの訂正(『その三』読む前にお読み下さい)−東琥珀 (2002/4/15 07:23:44) No.8309
 ┣冥王の午後その四−東琥珀 (2002/4/16 18:40:31) No.8321
 ┃┗イラスト届きました!−一坪 (2002/4/20 23:22:46) No.8338
 ┃ ┗とどきましたかっ!!−東琥珀 (2002/4/21 06:56:07) No.8341
 ┃  ┗イラスト掲載しました!!−一坪 (2002/4/23 18:00:01) No.8356
 ┣冥王の午後その五…最終話−東琥珀 (2002/4/22 21:37:53) No.8345
 ┃┣はじめまして。−砂緒 (2002/4/22 22:33:11) No.8346
 ┃┃┗こちらこそはじめまして♪−東琥珀 (2002/4/23 06:05:02) No.8350
 ┃┗お疲れさまなのです♪わーいvv完結(はあと)−かお (2002/4/23 00:02:53) No.8349
 ┃ ┗Re:お疲れさまなのです♪わーいvv完結(はあと)−東琥珀 (2002/4/23 06:25:08) No.8351
 ┗五大魔族のネタが思いつかずヤケで冥王午後番外−東琥珀 (2002/4/26 19:12:01) No.8393


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8300冥王の午後その一東琥珀 E-mail 2002/4/14 09:10:12


冥王フィブリゾ。冥界の王。
魔族の最重要幹部の一人。
軍師としても指導者としても一流。
だが、彼は千年前の降魔戦争で全てを失った、哀しい人なのかもしれない。
これは降魔戦争のしばらく後の話。


魔族と神々の間は冷戦状態になっていた。

「……………ふぅ……………」
ここは滅びの砂漠。冥王フィブリゾの結界拠点。
「しかし、何で僕だけこんな乾燥した所に飛ばされちゃったんだろうね」
ため息をつくフィブリゾ。
獣王は群狼の島。海王は魔界。覇王は北の極点。魔竜王は人間として転生。
「部下も全員滅んじゃったし」
そりゃ見捨てたアンタが悪い。
「こんな所でひとりぼっち………か。なんだか寂しいね」
冥王でも『寂しい』などの感覚はあるらしい。
「…ま、落ち込んでても仕方ないし…新しい作戦でも考えるかな」
そう言うと冥王は身を翻し、滅びの砂漠に建てた自分の城………
冥王城(そのままやんけ)の中へと入っていった。
ところで。冥王は気づいていなかった。
自分の同僚達のお節介っぷりに。

「やぁぁぁぁっぱり落ち込んでいるんですのよっっ!!」
机をどんっ、と叩き主張する黒髪の美女。海王ダルフィン。
「かわいそうに…あんなに沢山いた部下を、全て失ってしまったんですのよっ!?きっと今頃悲しんでいますっっ!!」
やたらヒートアップする海王。
「………あいつがそんなヤワな玉か…………?」
「………心配せずとも大丈夫だと思うが」
つぶやく覇王グラウシェラー・獣王ゼラス=メタリオム。名前長っ。
「何を言ってるんですの!フィブは重要な戦力です!落ち込まれたりすれば、
魔族全体の士気に関わってくるんですのよ!?」
「…………………………で?どうするのだ?」
もはや説得するのは無理と悟った獣王が言う。
「それは勿論…パーティですわっっ!!!」
『は?』
「『冥王落ち込むな頑張ってパーティー』を開くんですのよっ!
ごちそうとかゲームとかも用意してっ♪」
言う海王の目がきらきらと輝いている。
単に自分が馬鹿騒ぎしたいだけらしい。
『………………………………………………………』
唖然として沈黙する獣王と覇王。
「………ゼラス………お前が普段かまってやらないからだぞ………」
「………どうして私の所為なのだ………」
目を輝かせる海王の前で。
ただただ沈黙する二人だった……………。
そういうわけで。
冥王の迷惑顧みず。
海王の計画は始動して行くのだった………。

「…………あいてっっ!!」
しばらくして。
また外の様子を見に冥王城から出てきた冥王の頭に、なにかがぶつかった。
いや、ぶつけられたと言うべきか。
思わず上を向く冥王の目に映ったのは、巨大な鳥。
ロック鳥。
首輪が着いており、でっかい文字で『メタルちゃん』と書かれている。
「………………………………………」
言葉を失う冥王。
ロック鳥を見送って、
「あれは、獣王の『使い魔』………」
ぼそりと呟く冥王。頬から一筋汗がしたたり落ちる。
「……ゼラス=メタリオムの部下で『メタル』……………」
少しズレてるぞ、冥王。
「………何か落としてったみたいだけど?」
瓶に入った手紙。
何か重りがないとまっすぐ落ちない、と言うことだったのだろうが…
「………どこぞの映画じゃあるまいし」
ぶつぶつ言いながら瓶の栓を抜く。
そして、手紙は………………………………
…………………………………………………………。
「字が汚すぎて読めない……………」
言って、そのまま砂漠のド真ん中で立ちつくす冥王だった。



言い訳あんど言い逃れ。

どぉも初めまして!東琥珀と申しますっ!
ここに投稿させて頂くのは初めてですね。
…しかし…
海王、字が下手だったのね…(笑)
いきなり止まる海王の計画。
この先どうなるのかは…作者にもわからんっっ!!!(爆)
完結できるように頑張ります。
完結できるように見守ってください。






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8305冥王の午後その二東琥珀 E-mail 2002/4/14 18:24:56
記事番号8300へのコメント

「…何やってるんだろうねぇ、あいつらは」
ため息をつく冥王。
今さっき、『メタルちゃん』とかいうフザケた名前のロック鳥が運んできた手紙を見ながら。
「この字…ダルフィンだよねぇ…だから『日ペン習え』て言ってるのに」
一応出した者は解ったらしいが、本文が読めないとどうしようもない。
「獣王の使い魔が持ってくる…て言うことはあの二人が絡んだ用件か」
ぶつぶつと呟きながら何事か考える冥王。
「新しい作戦ー…ってワケでもないよな…指揮官ボクだし………………………あーもう!字くらい丁寧に書けよっっ!!」
仕方なく、机の引き出しから紙とペンを引っ張り出してくる。
「…文字なんて書いたの何千年ぶりだろ…あれ?『海王』…って…」
もう一度手紙を出して、海王に真意を問うてみようと思ったらしい。
だが、自分も『文字』と言うものをすっかり忘れてしまったようだ。
「え…えーと…?…D…E…E…P…S…E…A…?よし、『海王』だ」
『海王』にこれだけ時間がかかるのか。
「………もう一回文字勉強しよう………」
辞書とにらめっこしながら涙を流す冥王だった。
そして。
数十分後には前と変わりないくらい文字が書けるようになった。
「海王さんからお手紙着いた♪冥王さんたら解読法わからなかった♪
仕方がないのでお手紙かぁいたさっきの手紙の御用事なぁに♪」
結構楽しそうである。
訳のわからない替え歌を歌いながら手紙に封をする。
「さて…転送転送」
と言いつつ、一匹のコウモリを召還する。
「コレ、魔海へ。『海王』に渡せ。『獣王』でも良いぞ」
「…ワカリマシタ、マスター」
コウモリがカタコトでしゃべる。
爪で手紙を掴んで飛んでいった。
よろよろふらふら飛ぶコウモリを見送る冥王。
ハンカチを振りながら、
「おみやげよろしくー」
「アリマセンッッ!!」

「フィブちゃんから手紙ですわ♪」
「…マトモに応答したか…」
「よほどヒマだったのだろう…」
「と言うわけで賭は私の勝ちだな♪」
「………ちっ………」
「あなたたち…フィブリゾが応答するか賭けてたんですか…?」
ソファに腰掛け、冥王の紋章が付いた封筒を開く。
「…………………………」
「『字が汚くて読めなかった』か………」
「解るような気も………」
「ダルフィンの文字は、ミミズがのたくったような文字だものな」
「『オリジナリティ溢れる魔法言語』ですわっ!!」
「………そんなどこぞのメガネ魔導師みたいな事を…………」
問題発言だ、獣王。
「…今度は私が書くから。手紙。」
獣王がペンを執った。

「…………………ぱーてぃ……………………?」
滅びの砂漠。
獣王の流暢な文字に目を向けながら思わず復唱する冥王。

明日人間時間午後六時より海王宮にて。
貴方のための会合なり。
是非来られたし。

形式張った獣王の文字。
「………全く、こんな時に何を考えているんだか」
苦笑し…そして、少し手紙から目を上げる。
「……………たまには…………イイよね…………っ?」
冥王のその目は笑っていた。

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8306はじめまして。かお E-mail URL2002/4/14 20:52:40
記事番号8305へのコメント

東琥珀さんは No.8305「冥王の午後その二」で書きました。
はじめまして。東琥珀さん♪
フィブがかわいー!!!!←まて(笑)
>「…何やってるんだろうねぇ、あいつらは」
>ため息をつく冥王。
暇なのでしょう(笑)
>今さっき、『メタルちゃん』とかいうフザケた名前のロック鳥が運んできた手紙を見ながら。
メタルちゃん・私はメタルスライムを思い浮かべてしましました(爆!)
>「この字…ダルフィンだよねぇ…だから『日ペン習え』て言ってるのに」
>一応出した者は解ったらしいが、本文が読めないとどうしようもない。
日ペン習っても上達するとは限りません♪←お゛い゛(笑)
ちなみに、自力で私も練習したことあり(笑)←字(爆!)
>「獣王の使い魔が持ってくる…て言うことはあの二人が絡んだ用件か」
>ぶつぶつと呟きながら何事か考える冥王。
よくもまあ、ゼラスが送ったものです(笑)
>「新しい作戦ー…ってワケでもないよな…指揮官ボクだし………………………あーもう!字くらい丁寧に書けよっっ!!」
指揮官って・・・(汗)
まあ、確かにそうかもしれないけど・・(笑)
>仕方なく、机の引き出しから紙とペンを引っ張り出してくる。
>「…文字なんて書いたの何千年ぶりだろ…あれ?『海王』…って…」
>もう一度手紙を出して、海王に真意を問うてみようと思ったらしい。
>だが、自分も『文字』と言うものをすっかり忘れてしまったようだ。
>「え…えーと…?…D…E…E…P…S…E…A…?よし、『海王』だ」
>『海王』にこれだけ時間がかかるのか。
>「………もう一回文字勉強しよう………」
>辞書とにらめっこしながら涙を流す冥王だった。
というか、精神連絡(テレパシー?)ではいけないのだろうか????
>そして。
>数十分後には前と変わりないくらい文字が書けるようになった。
>「海王さんからお手紙着いた♪冥王さんたら解読法わからなかった♪
>仕方がないのでお手紙かぁいたさっきの手紙の御用事なぁに♪」
>結構楽しそうである。
>訳のわからない替え歌を歌いながら手紙に封をする。
フィブらしさがでてます♪
>「さて…転送転送」
>と言いつつ、一匹のコウモリを召還する。
>「コレ、魔海へ。『海王』に渡せ。『獣王』でも良いぞ」
>「…ワカリマシタ、マスター」
>コウモリがカタコトでしゃべる。
>爪で手紙を掴んで飛んでいった。
冥王の使い魔が蝙蝠・・・・(笑)
なんか吸血鬼みたい・・・(爆!)
>よろよろふらふら飛ぶコウモリを見送る冥王。
>ハンカチを振りながら、
>「おみやげよろしくー」
>「アリマセンッッ!!」
さすが、フィブちゃんです♪←まて(笑)
>
>「フィブちゃんから手紙ですわ♪」
>「…マトモに応答したか…」
>「よほどヒマだったのだろう…」
>「と言うわけで賭は私の勝ちだな♪」
>「………ちっ………」
>「あなたたち…フィブリゾが応答するか賭けてたんですか…?」
>ソファに腰掛け、冥王の紋章が付いた封筒を開く。
ゼラス・・グラウシェラー・・・(笑)
あんたら、何やってる・・・(笑)
>「…………………………」
>「『字が汚くて読めなかった』か………」
>「解るような気も………」
>「ダルフィンの文字は、ミミズがのたくったような文字だものな」
>「『オリジナリティ溢れる魔法言語』ですわっ!!」
>「………そんなどこぞのメガネ魔導師みたいな事を…………」
>問題発言だ、獣王。
・・・・・レザード???←まてぃぃい!!!!!!
っとことは、レナスも出てくるのか!?(だから待てぃ!!)
>「…今度は私が書くから。手紙。」
>獣王がペンを執った。
>
>「…………………ぱーてぃ……………………?」
>滅びの砂漠。
>獣王の流暢な文字に目を向けながら思わず復唱する冥王。
目が点になってるふぃぶを思い浮かべて(はあと)
>
>明日人間時間午後六時より海王宮にて。
>貴方のための会合なり。
>是非来られたし。
というか、ダルフィンが騒ぎたいだけでは・・・???(笑)
>
>形式張った獣王の文字。
>「………全く、こんな時に何を考えているんだか」
>苦笑し…そして、少し手紙から目を上げる。
>「……………たまには…………イイよね…………っ?」
>冥王のその目は笑っていた。
なんかとんでもないことに、フィブは巻き込まれそうな予感が(爆!)
始めまして。東琥珀さん。
一の方に神出鬼没してるかおといーます(笑)
楽しく読ませていただきました(はあと)
本当は朝レスしようかと思ったのですが、時間がなくて・・・(爆!)
それでは、短いですが、感想になってない、感想でした(笑)
ごみ箱にでも捨ててやってくださいな(笑)
・・・・シェーラたちも出てくるのかなぁ?
あと、部下Sとか(爆!)
では♪

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8307Re:はじめまして。東琥珀 E-mail 2002/4/14 23:19:34
記事番号8306へのコメント

かおさんは No.8306「はじめまして。」で書きました。
>
>東琥珀さんは No.8305「冥王の午後その二」で書きました。
>はじめまして。東琥珀さん♪
初めましてです♪
>フィブがかわいー!!!!←まて(笑)
わお。嬉しいですねー。意識して書いたので(笑)
>>「…何やってるんだろうねぇ、あいつらは」
>>ため息をつく冥王。
>暇なのでしょう(笑)
当たり(笑)
>>今さっき、『メタルちゃん』とかいうフザケた名前のロック鳥が運んできた手紙を見ながら。
>メタルちゃん・私はメタルスライムを思い浮かべてしましました(爆!)
めたるすらいむ…って(苦笑)
>>「この字…ダルフィンだよねぇ…だから『日ペン習え』て言ってるのに」
>>一応出した者は解ったらしいが、本文が読めないとどうしようもない。
>日ペン習っても上達するとは限りません♪←お゛い゛(笑)
>ちなみに、自力で私も練習したことあり(笑)←字(爆!)
ご苦労様です(謎)
>>「獣王の使い魔が持ってくる…て言うことはあの二人が絡んだ用件か」
>>ぶつぶつと呟きながら何事か考える冥王。
>よくもまあ、ゼラスが送ったものです(笑)
海王に脅されたのでしょう(笑)多分。
>>「新しい作戦ー…ってワケでもないよな…指揮官ボクだし………………………あーもう!字くらい丁寧に書けよっっ!!」
>指揮官って・・・(汗)
>まあ、確かにそうかもしれないけど・・(笑)
というか他に言葉が思いつかなかったのです(汗)
>>仕方なく、机の引き出しから紙とペンを引っ張り出してくる。
>>「…文字なんて書いたの何千年ぶりだろ…あれ?『海王』…って…」
>>もう一度手紙を出して、海王に真意を問うてみようと思ったらしい。
>>だが、自分も『文字』と言うものをすっかり忘れてしまったようだ。
>>「え…えーと…?…D…E…E…P…S…E…A…?よし、『海王』だ」
>>『海王』にこれだけ時間がかかるのか。
>>「………もう一回文字勉強しよう………」
>>辞書とにらめっこしながら涙を流す冥王だった。
>というか、精神連絡(テレパシー?)ではいけないのだろうか????
フィブリゾの結界拠点ってのはかなり強いバリアみたいなの張ってて、
テレパシーだろうがテレポートだろうが通じない…
…………ってのはどうでしょう(大爆発)
>>そして。
>>数十分後には前と変わりないくらい文字が書けるようになった。
>>「海王さんからお手紙着いた♪冥王さんたら解読法わからなかった♪
>>仕方がないのでお手紙かぁいたさっきの手紙の御用事なぁに♪」
>>結構楽しそうである。
>>訳のわからない替え歌を歌いながら手紙に封をする。
>フィブらしさがでてます♪
そぉですか?(照れ照れ)
>>「さて…転送転送」
>>と言いつつ、一匹のコウモリを召還する。
>>「コレ、魔海へ。『海王』に渡せ。『獣王』でも良いぞ」
>>「…ワカリマシタ、マスター」
>>コウモリがカタコトでしゃべる。
>>爪で手紙を掴んで飛んでいった。
>冥王の使い魔が蝙蝠・・・・(笑)
>なんか吸血鬼みたい・・・(爆!)
なんとなく…猫だったりしたら本気でレザードになっちゃうでしょ?(汗)
>>よろよろふらふら飛ぶコウモリを見送る冥王。
>>ハンカチを振りながら、
>>「おみやげよろしくー」
>>「アリマセンッッ!!」
>さすが、フィブちゃんです♪←まて(笑)
楽観的なのです(笑)
>>
>>「フィブちゃんから手紙ですわ♪」
>>「…マトモに応答したか…」
>>「よほどヒマだったのだろう…」
>>「と言うわけで賭は私の勝ちだな♪」
>>「………ちっ………」
>>「あなたたち…フィブリゾが応答するか賭けてたんですか…?」
>>ソファに腰掛け、冥王の紋章が付いた封筒を開く。
>ゼラス・・グラウシェラー・・・(笑)
>あんたら、何やってる・・・(笑)
面白いことに飢えているのでしょう(笑)
>>「…………………………」
>>「『字が汚くて読めなかった』か………」
>>「解るような気も………」
>>「ダルフィンの文字は、ミミズがのたくったような文字だものな」
>>「『オリジナリティ溢れる魔法言語』ですわっ!!」
>>「………そんなどこぞのメガネ魔導師みたいな事を…………」
>>問題発言だ、獣王。
>・・・・・レザード???←まてぃぃい!!!!!!
>っとことは、レナスも出てくるのか!?(だから待てぃ!!)
出ない出ない出ませんごめんなさいぃぃっっっ!!(汗)
言うなれば、後から出てくるシェーラがレナス役?
個人的な設定で、『フィブリゾは色んな意味でシェーラに目を付けてる』
と言うのがありますし………三つ編みですし(だから何)
>>「…今度は私が書くから。手紙。」
>>獣王がペンを執った。
>>
>>「…………………ぱーてぃ……………………?」
>>滅びの砂漠。
>>獣王の流暢な文字に目を向けながら思わず復唱する冥王。
>目が点になってるふぃぶを思い浮かべて(はあと)
表情の変化が面白いキャラだと思いますね…(アニメ版より)
>>
>>明日人間時間午後六時より海王宮にて。
>>貴方のための会合なり。
>>是非来られたし。
>というか、ダルフィンが騒ぎたいだけでは・・・???(笑)
大当たり。わはははははははは。
>>
>>形式張った獣王の文字。
>>「………全く、こんな時に何を考えているんだか」
>>苦笑し…そして、少し手紙から目を上げる。
>>「……………たまには…………イイよね…………っ?」
>>冥王のその目は笑っていた。
>なんかとんでもないことに、フィブは巻き込まれそうな予感が(爆!)
>始めまして。東琥珀さん。
>一の方に神出鬼没してるかおといーます(笑)
>楽しく読ませていただきました(はあと)
>本当は朝レスしようかと思ったのですが、時間がなくて・・・(爆!)
>それでは、短いですが、感想になってない、感想でした(笑)
>ごみ箱にでも捨ててやってくださいな(笑)
>・・・・シェーラたちも出てくるのかなぁ?
>あと、部下Sとか(爆!)
>では♪
>
出ますよー。S様も、シェーラもー。ふふふふふ。(怪しい)
二人とも結構とんでもない役で(笑)
ヘタすりゃL様出てきそう…それは無いか。つーか無い。(断言)
後は…ゼロスも、チョイ役ですが出す予定(笑)
レス、ありがとうございました。とても嬉しくて、励みになります♪
これからも続けていきますのでよろしくぅ♪(馴れ馴れしい)
魔族の中でフィブが一番好きなのでこの話は書いてて楽しかったべさ。
それではまた『その3』でお会い致しましょうっ!!できれば!(をい!)

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8308冥王の午後その三東琥珀 E-mail 2002/4/15 06:45:27
記事番号8300へのコメント

「うぇるかむ・とぅ・ざ・ぱーてぃ!」
約束の日、時間ぴったりに。
冥王を待っていたのはこの声だった。
もちろん声だけではなく、にこにこ笑顔のダルフィンと後二人も出迎える。
「待っていましたわ♪さぁどうぞ」
一室へと案内される冥王。
途中の廊下で何度か、見たことのある顔とすれ違う。
「神官・将軍達にも手伝って貰いましたの」
「…手伝って…って…」
冥王が顔をしかめる。
「本拠地…結界拠点の見張りはどうなってるんだ?」
海王の言葉通りなら、宴の会場として選ばれた海王の結界拠点…
魔海以外はガラ空きなのだ。
ちなみに冥王はと言うと、ちゃんと出る前にヴァンパイアなど、
不死者を百体くらい配置している。さすがゾンビ王。
ヴァンパイア程度でも、戦力にはならずとも足止めには使える。
「ああ。大丈夫ですわ」
海王がぷるぷる首を振ってみせる。
「全ての神官や将軍が来てるわけではありませんから。
覇王の部下達なんか、四人もいるというのに一人しか来てませんわ」
「誰?」
「シェーラちゃんですの。他の三人は…
貴方が来ると知った瞬間悪質の魔族風邪にかかったそうですわ」
「………………………………………………」
やっぱり降魔戦争で、部下全員を捨て駒にしてしまったのはマズかった。
後々の人望にまでかなり響く。
来ているのは忠誠心の異常なまでに高いシェーラだけ、か。
「ゼラスの所も。ゼロスが魔族インフルエンザにかかったとか」
避けられてるぞ冥王。かなり徹底的に。
「それはゼラスが無理矢理引きずって来ましたわ」
「………………………………………………」
なんだか虚しい冥王だった。
「私の部下も…『あのお方に会うのだけは絶対にイヤだ』と。
『料理だけで、挨拶とかはしなくていい』と言うと、やっと納得しました」
どうやらみんな、部下を失った冥王に目を付けられるのを恐れているらしい。
なんだか涙の出てくる冥王だった。

「いらっしゃいませ冥王様♪」
一室に入って出迎えたのはお馴染み、十五、六歳の美少女。
黒髪を三つ編みにしている明るい魔族、シェーラだった。
唯一嫌がらなかったと言うこの子が接待に回されたらしい。
「………貧乏くじ引いたね………キミも………」
海王に色々と言われ、すっかり卑屈になっている冥王。
「?なんのことですか?」
微笑みを浮かべるシェーラ。
「私は主の命令に従ったまでですから」
「…………………………」
高い忠誠心。覇王将軍という立場と力。そして、外見。
破天荒すぎる性格さえ除けば、『部下になってもらいたい』ランキング恐らくナンバーワン。
今度覇王に交渉してみよう。
「ところで……みんな何処へ行ったんだい?」
「お料理の材料が足りないことに気づきましてね。
みんな慌てて手分けして買いに行かれたんです…私は接待を任されました」
しかし、この状況。
シェーラと二人っきり。(爆)
受付嬢だけやって姿を消した海王。
獣王や覇王など、ハナから姿も見えていない。
…ドッキリカメラだったりしないだろうな…コレ…
そんなことを考えながらちらっとシェーラを見る冥王。
ただの無邪気な少女に見えるが…油断してはいけない。
覇軍は、覇王本人からその部下の末端に至るまでかなりの演技派ぞろい、との噂である。
それが本当だとすればこの娘も。
なんだかくつろげない冥王。
『ぱーてぃをする』と呼ばれたものの、内容は恐らく海王の馬鹿騒ぎ。
冥王もそう思っていた。
だが、もしこの呼びかけ自体が罠だったらー………
疑心暗鬼が胸中巡る。
なんでも真剣に考え込んでしまう冥王。
「…あの…冥王様」
シェーラの呼びかけにも応えない。
「冥王様」
それでも考え続ける。
「…へるますたぁ様っっっっ!!!!!」
とうとうシェーラが怒鳴った。
仕方なく顔を上げる冥王。
「………何だい?」
「頭からケムリ出てますよ」
鏡を出す。
鏡の中には、顔を真っ赤にして頭からぴすぴす煙をだす自分がいた。
考えすぎだ。
「知恵熱ですか?」
「…僕は三歳児じゃ無いやい」
なぜだかやたら人間に起こる現象に詳しいこの二人。
二人で色々と漫才しているうちに、他の三人が帰ってきた。
そして、『ぱーてぃ』とやらが始まったのだった…。





言い訳あんど言い逃れ。

作:できたー。疲れた疲れた。
冥:二日で三つもお話連打したヤツが言っても説得力無いよ。ちっとも。
作:ふふん。昔から異常に物を書くのが早いのが私の長所。
冥:いばらないのっ。キミより早い人、もっといるよ、きっと。
作:…わかってるってば。冗談じゃ無いの…。
冥:…しかし…相変わらずシャキッとしないよねー。キミの文章。
作:…ふっ。だらだらと話を長引かせるのが好きなのが私の短所。
冥:せめて完結させてよねー?全くもう。
作:それは大丈夫だ!多分。
冥:後ろに『多分』をつけるなぁ冥王降魔陣っっ!!!
ぱしびりびしゃっっ!!
冥:さぁ、作者が程良く焦げて動かなくなった所で。
  『その四』で貴方にお会いできれば幸せです。
(にっこり『天使の微笑み』を披露し、礼儀正しくお辞儀する冥王)



                            幕。

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8309間違いの訂正(『その三』読む前にお読み下さい)東琥珀 E-mail 2002/4/15 07:23:44
記事番号8308へのコメント

はっ!しまったっ!!
最初の方に『ダルフィンと後の二人も出迎えた』と書いているのに!
フィブリゾ最後の方で、
『残りの二人は姿すら見せていない』だとっ!?
…書いてる途中で話の内容忘れたな!?俺!?(爆)
うっひゃああああああっ!恥ずかしいっっ!!!(汗)
し…しかし…自分で気づいて良かった…かも…しれなひ(涙)
実は『その一』でも。
ダルの結界拠点。
『魔界』になってます。
違う違うちがっあああああああああううっっ!!!(滝汗)
『魔海』だよっ!『魔海』!!
なので…『その三』は…
『最初に出迎えた後の二人』は……………………
………声だけだった、と言うことで(爆)
ダルだけが受け付けに残ってて、
後の二人は買い出しに出かけて…
精神世界を通じてフィブに声を掛けた(をいをい)とか。
…アホな作者ですまん。
ホントは『にこにこ笑顔のダル』の後に『苦笑の獣王』と続けようと思ってた
…………付けなくて良かった………マジで………
付けてたらマジで言い逃れ効かなかったぞ。
いやぁぁぁっっ!本当すまんゴメンナサイ本気で土下座!
ああああああああああああああああ。(涙)

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8321冥王の午後その四東琥珀 E-mail 2002/4/16 18:40:31
記事番号8300へのコメント

…ふっ。
『その三』でやらかした超巨大ミスで十五時間ほどやる気を無くしてたのですが…
いつまでも落ち込んでて完結できない、て事態になったらもっとヤバい、と復活してきました………
はははははははははは…………………(乾いた笑い)
そ…それでわ本編どうぞ。(涙)



海王宮・某一室。
冥王を慰めるという名目で開かれた海王の暇つぶしは、
既に『パーティ』でも何でもなく、ただの飲み会と化していた。
「………ま、予想はしてたけど」
すっかり酔いつぶれたシェーラに目を向けながら、オレンジジュースをくいっと一口。
「ぷはぁ…」
オヤジ入ってるぞ、冥王。
冥王はオレンジジュースのペットボトルに目をやり、
「あ…もう無いや…ダルフィン〜?」
「ジュースですか?私が持ってきて差し上げましょう」
「う…うん」
珍しく優しい海王に面食らった冥王は、気づかなかった。
海王の目が一瞬きらっと光ったのを。

「はははははははは!!ほらほら、もっと飲めぜらすぅ〜!はははは!!」
「お…お前なぁぁ…酒癖悪かったのかぁぁぁ………」
顔を真っ赤にして、すっかりできあがってしまった覇王。
意外と酒に弱いようである。
なんだか盛り上がっている二人の横に、台所から戻ってきた海王が腰掛ける。
「あ〜?どこへ行ってた?だる」
「…貴様…酔っぱらい私に押しつけて…」
「まあまあ」
にっこり笑う海王。
「もうすぐ面白い物が見れますわよ♪」
「?」
海王の言葉に、二人とも視線を冥王の方へ向ける。
「ふ…ふあああああ…」
まだ酔いが醒めていないシェーラが起きあがってきた。
「ふうぇあああうああ…あぁれぇぇ…?冥王様が二人いるぅ〜」
主従そろって酒に弱いらしい。
「ひっく…へる、ますた、ぁさま、ふたごらったんれすかぁ〜?」
「…何をワケのわからんコトを…」
「ほへぇぇ…おそらにおっきいいちごがみえますぅぅ〜」
「………いちご?」
幻覚症状が出るまで飲んだらしい。
「…全く…魔族とは言え、躰には気を付けないと…」
言いながらコップにとくとくジュースを注ぎ、シェーラに渡す。
「これでも飲みなよ…お酒はちょっと早いんじゃないの?」
飲み潰れるまで呑んでから注意するか、あんたは。
「はぁぁ…ありがとぅございますぅ〜♪」
コップを冥王から受け取り、くいっと一気に飲み干す。
「いい飲みっぷりだねぇ」
苦笑しながら自分もジュースを一口。
「……………………………あ…?」
妙な味がする。
賞味期限を確認するが、切れてはいない。
「気のせいかな」
そう言って、また一口。
クセのある味だが、慣れればおいしい。
更に一口。
冥王は、気づかなかった。
ジュースを飲んだシェーラが、更に顔を赤くして寝込んでいることに。
…そして…
「…あれれ?」
気が付いたときには遅かった。
「あたまが…くらくら…」
冥王の視界に、悪戯っぽい笑みを浮かべた海王の顔が飛び込んできた。
「はわぁぁぁぁぁ…だる…ふぃん…きみ…ぃ…」
「ゆでフィブちゃん完成ですわ♪」
「ふえ…ふぇええええぇ…」
言葉を出そうとするが、言葉にならない。舌がもつれる。
「…子供の飲み物にアルコールを混入しては…」
「細かいですわね、ゼラス。落ち込んでいる時には、こうやってぱーっと忘れるのが一番良いのです」
「……………………………………」
「は…はぁう…はうあう…」
床にへたり込み、よく解らない単語を言う。
顔が真っ赤で、涙目で。
美少年好きのお姉様が見たらヨダレでも垂らしそうな光景。(例えが悪い)
「かわいいですわ〜♪」
「…本気で悪趣味だな貴様…」
「はははははははははははははははははははははは」
ひたすら笑い続ける覇王。
端から見たらはっきり言ってコワい。
「ふぇぇぇ…」
舌が回らない冥王。
いいのか、魔族の最高幹部がこんなので。
その時。
会場のドアが、ものすごい音を立てて開いた。







言い訳あんど言い逃れ。

冥:………………………………………(冷たい視線)
作:え…えへ♪こんなん出ました♪
冥:…………………………それで?
作:…そ…それで…その…
冥:多分読者に伝わったのは、この作者のうっかり者っぷりとショタコンっぷりだけだろうね。
作:………………………………(言い返せない)
冥:…ふっ。涙目で顔真っ赤な僕を見て、ヨダレ垂らすのは、『美少年好きのお姉様』じゃなくて………
  …キミじゃないの?
作:………う゛っっ……………
冥:ショタコンって…なんか見ててミジメだよ?改正する気は?
作:無い。(きっぱり)
冥:…あ、そ。
作:それに。
冥:それに?
作:私まだ十四だし!立派に許容範囲内!あはははっっ!!!
冥:……………………………………………
作:ちょっとまて!無表情で詰め寄るな!
冥:…この話…収拾付くんだろうね…?
作:え…えーと…あと二話くらいかと。
冥:…だそうです。皆様、もう少し駄文にお付き合い下さい。
作:よろしくお願い致します。(これは冗談抜きでそう思う)
(ふたりそろって深々とお辞儀)


                           幕。


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8338イラスト届きました!一坪 E-mail 2002/4/20 23:22:46
記事番号8321へのコメント

こんばんは一坪です。
イラスト届きました。ありがとうございます!
今、体調がアレですぐには無理ですが、なるべく早く掲載しますね。

では、これからもよろしくお願いします。

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8341とどきましたかっ!!東琥珀 E-mail 2002/4/21 06:56:07
記事番号8338へのコメント

一坪さんは No.8338「イラスト届きました!」で書きました。
>
>こんばんは一坪です。
>イラスト届きました。ありがとうございます!
>今、体調がアレですぐには無理ですが、なるべく早く掲載しますね。
>
>では、これからもよろしくお願いします。
>
わお。届きましたかー。
なんだかうれしい。(ナゼだ)
…体のほう、本当に大丈夫ですか?
無理しないで、養生に努めて下さいね。それでは。

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8356イラスト掲載しました!!一坪 E-mail 2002/4/23 18:00:01
記事番号8341へのコメント
こんばんは一坪です。
遅くなりましたがイラスト掲載いたしました。
またチェックして下さいね。

では、これからもよろしくお願いします!

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8345冥王の午後その五…最終話東琥珀 E-mail 2002/4/22 21:37:53
記事番号8300へのコメント

大きな音を立ててドアを蹴り開け入ってきたのはー…。
『……………………のぁっ!!!?』
海王・獣王の驚きの声がハモった。
べろべろに酔っていた覇王までがすっかり酔いが醒めた様子である。
其処に立っていたのは…
彼らの上司…
赤眼の魔王…シャブラニグドゥ(七分の一)。
最近の降魔戦争の所為で、カタート山脈で氷漬け中のはずの部下S…
もとい、北の魔王・レイ=マグナス=シャブラニグドゥ。
冥王の計画で、人間の中に眠ってた所を叩き起こされ、寝惚けた頭抱えながら
同じく冥王の計画で水竜王にケンカ売る羽目になり、トドメにその計画の代償に部下の一人に裏切られるわ自分は氷漬けにされるわ、
最近では後書きで万物の母により頭にスコップ突き刺されるわ…と
多分この世界一の苦労人であろう、S様だった。
「な…なんで…」
かすれた声で問う海王。
「カタート山脈で…氷の中に…いらっしゃった…ハズ…」
「……………………………………」
黙ったまま、つかつか部屋に入ってくるS様。
すっかり(元からだが)目が据わってしまっている。
「あへ〜…るびぃあいさまぁ〜♪」
酔ってしまってコトの意外さに気付かない冥王。
精神世界一の軍師、形無し。
酔わされて泥酔状態の冥王の前に立つ。
そのまま冥王の肩をがしっと掴み、引き寄せる。

ごめんなさいフィブ。私の所為でー…

海王の胸の内にこういう言葉が駆け巡る。
海王の頭の中では既に、
『自分が氷漬けになってるってのに呑気な五腹心→腹が立つ→リーダーである冥王粛清』
という方程式(?)が成り立っていたのだ。
獣王と覇王の心の中にも同じ様な式が成り立ったようで、三人とも、赤眼の魔王と冥王から目を背けた。

…………………………………………………しーん

「……………………………………………………」
やたら静かな部屋の中。
おそるおそる振り向く獣王。
「……………………………………………………」
振り向いた瞬間、獣王の目に飛び込んできた光景は。
頬を真っ赤に紅潮させながら、冥王を抱きしめる上司の姿。
『………………………………………………………………』
硬直する海王・獣王・覇王。
そう。
三人は忘れていた。
赤眼の魔王は、自分たちの上司である以前に自分たちの親であることを。
そして、自分たちの親は、とてつもない親馬鹿であることを。
S様は、しばらく冥王を抱きしめた後ー…
ようやく口をぽかんと開けたまま硬直している三人に目を向ける。
「ああ…すみません…」
万物の母にイジメられた結果、誰に対しても敬語になってしまったS様。
いいのか、そんなので。赤眼の魔王。
「貴方達もかわいいですよvただ…ちょっとフィブが…フィブが…っ!!」
『……………………………………………………』
言葉が見つからない三人。
色んな単語が頭に浮かび、そして消えた。
そんな様子の三人を見て、口を開く赤眼の魔王。
「ちょっと…話せば長くなりますが…」
ぽつり、ぽつり、と赤眼の魔王が語り始める。
金色の魔王にいつもイジメられているコト。
特別な情報網で、このパーティの事を知ったコト。
自分も我が子を励ましてやりたい、と願ったコト。
それでも氷漬けの躰では行けはしない、と嘆いたコト。
それを万物の母に見咎められたコト。
問いつめられ、とうとう本音を漏らしてしまったコト。
そして、万物の母が、ふと気紛れを起こしたコト………
「今日限定です」
どこぞの中間管理職魔族の様に、指を唇に当て、左右に振って見せる。
「…………………………………」
はっ、と我に返る三人。
「つ…つまり、この馬鹿騒ぎに参加するためだけに…」
「氷から解き放たれた、と………」
「…そういうことなのですか…?」
「そういうことなのです」
悪戯っぽく笑う魔王。
紅い瞳…血の色の瞳がきらきらと楽しそうに輝く。
「ただ、一つL様から出された条件があるのです」
「条件?」
訝しげな顔になる獣王。
「一つはお土産話を沢山沢山持って帰るコト」
混沌宮で退屈しているらしい金色の魔王。
「そして後一つが」
魔王の顔に満面の笑みが拡がる。
「『今日一日、楽しんで楽しんで、明日からまた頑張るのよっ』と」
その言葉に、三人の顔にも笑顔が拡がった。
まだ顔が紅い冥王も楽しそうににっこりと笑う。
「じゃあ、久しぶりに家族ほぼ全員集合だね」
「ええ…ガーヴがいないのは残念ですが」
「大丈夫…滅んだワケじゃ無いんだし」
「そうそう…滅びさえしなければなんとかなるというものですわ」
「いつかきっと…」
「赤眼の魔王様の完全体と、ガーヴもそろった僕たち五人で…」
「また、パーティが開けます」
「それじゃあ…」
「今夜は…」
「その本番のパーティの前祝いってコトで…」
『思いっきり、楽しもうっっっ!!!!』
その場にいる全員の顔に弾けるような笑顔が溢れた。
楽しそうに笑い、歌い、語り合い…………







これは、第一次降魔戦争の少し後の話。
結局、冥王の願いは成就されることは無かった。
赤眼の魔王が七体全て揃うことは無かった。
魔竜王は帰っては来なかった。






冥王が、幸せに存在していた、そんな午後の日の話…………。







言い訳あんど言い逃れ


作:お待たせいたしましたぁぁぁぁ!!!完結ぅぅぅぅぅっっっ!!!
冥:ようやくぅぅぅぅっっ!!!…つーか待ってた人いるの?
作:それは言わないお約束。
冥:あ、そ…………ところで、なんで最後だけシリアスタッチなの?
作:俺の気紛れ。
冥:……………………………………………………………
(何かを刃物で切り裂くような音。拡がる鉄サビのような臭い)
冥:さて、作者がどっかいっちゃった所で。
  この話はこれでお終いですv読んで下さった方、ありがとうっv
  また逢えたらいいなーっvvv
  ……………あっ!
(手に持っていたノコギリを隠し、深々と一礼)







                         幕。

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8346はじめまして。砂緒 2002/4/22 22:33:11
記事番号8345へのコメント

東琥珀さん、はじめまして〜。砂緒と申します。

今まで時間がなくてレスできませんでしたが、『冥王の午後』、いつも楽しく読んでました。
いやぁ・・・こんなにフィブリゾが可愛くていいのでしょうか(笑)
それとも、これは一種の精神攻撃なのでしょうか?(←違うって)

>作:お待たせいたしましたぁぁぁぁ!!!完結ぅぅぅぅぅっっっ!!!
>冥:ようやくぅぅぅぅっっ!!!…つーか待ってた人いるの?
ここにひとりいますけど?(笑)

ともかく、連載おつかれさまでした!


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8350こちらこそはじめまして♪東琥珀 E-mail 2002/4/23 06:05:02
記事番号8346へのコメント

砂緒さんは No.8346「はじめまして。」で書きました。
>
>東琥珀さん、はじめまして〜。砂緒と申します。
>
>今まで時間がなくてレスできませんでしたが、『冥王の午後』、いつも楽しく読んでました。
>いやぁ・・・こんなにフィブリゾが可愛くていいのでしょうか(笑)
…というか、私にとってフィブリゾはあのイメージしか無いです(爆)
>それとも、これは一種の精神攻撃なのでしょうか?(←違うって)
そうかもしれませんよぉぉぉ?(笑)
>
>>作:お待たせいたしましたぁぁぁぁ!!!完結ぅぅぅぅぅっっっ!!!
>>冥:ようやくぅぅぅぅっっ!!!…つーか待ってた人いるの?
>ここにひとりいますけど?(笑)
待っててくださったのですか!?うっわ!
もっとマトモなもの書けばよかったぁぁっっっ!!!(笑)
>
>ともかく、連載おつかれさまでした!
…ふぅ…終わった…といっても暇人な作者のことですから…
すぐに別作品が発動するでしょう…………(笑)
感想ありがとうございました。
またいつか………お会いできますように…………

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8349お疲れさまなのです♪わーいvv完結(はあと)かお E-mail URL2002/4/23 00:02:53
記事番号8345へのコメント

東琥珀さんは No.8345「冥王の午後その五…最終話」で書きました。
>
こんにちわ♪東琥珀さん♪
あ、長編への感想、ありがとうなのです(はあと)
>大きな音を立ててドアを蹴り開け入ってきたのはー…。
>『……………………のぁっ!!!?』
>海王・獣王の驚きの声がハモった。
>べろべろに酔っていた覇王までがすっかり酔いが醒めた様子である。
>其処に立っていたのは…
>彼らの上司…
>赤眼の魔王…シャブラニグドゥ(七分の一)。
・・・Sやんだ(笑い)
>最近の降魔戦争の所為で、カタート山脈で氷漬け中のはずの部下S…
>もとい、北の魔王・レイ=マグナス=シャブラニグドゥ。
>冥王の計画で、人間の中に眠ってた所を叩き起こされ、寝惚けた頭抱えながら
>同じく冥王の計画で水竜王にケンカ売る羽目になり、トドメにその計画の代償に部下の一人に裏切られるわ自分は氷漬けにされるわ、
>最近では後書きで万物の母により頭にスコップ突き刺されるわ…と
>多分この世界一の苦労人であろう、S様だった。
そして、司会者としても定番になっているS・・・(笑)
>「な…なんで…」
>かすれた声で問う海王。
>「カタート山脈で…氷の中に…いらっしゃった…ハズ…」
>「……………………………………」
>黙ったまま、つかつか部屋に入ってくるS様。
>すっかり(元からだが)目が据わってしまっている。
>「あへ〜…るびぃあいさまぁ〜♪」
>酔ってしまってコトの意外さに気付かない冥王。
>精神世界一の軍師、形無し。
はははははははははは!!!!!!!!(馬鹿笑い)
>酔わされて泥酔状態の冥王の前に立つ。
>そのまま冥王の肩をがしっと掴み、引き寄せる。
>
>ごめんなさいフィブ。私の所為でー…
>
>海王の胸の内にこういう言葉が駆け巡る。
>海王の頭の中では既に、
>『自分が氷漬けになってるってのに呑気な五腹心→腹が立つ→リーダーである冥王粛清』
>という方程式(?)が成り立っていたのだ。
>獣王と覇王の心の中にも同じ様な式が成り立ったようで、三人とも、赤眼の魔王と冥王から目を背けた。
おいおい(笑)
>
>…………………………………………………しーん
>
>「……………………………………………………」
>やたら静かな部屋の中。
>おそるおそる振り向く獣王。
>「……………………………………………………」
>振り向いた瞬間、獣王の目に飛び込んできた光景は。
>頬を真っ赤に紅潮させながら、冥王を抱きしめる上司の姿。
>『………………………………………………………………』
>硬直する海王・獣王・覇王。
>そう。
>三人は忘れていた。
>赤眼の魔王は、自分たちの上司である以前に自分たちの親であることを。
>そして、自分たちの親は、とてつもない親馬鹿であることを。
親ばか・・・(笑)
なんかSらしいかも・・・(かなりまて!!!)
 姫:あなたの所のSもじゃない(はあと)
かお:・・・・です(汗)
>S様は、しばらく冥王を抱きしめた後ー…
>ようやく口をぽかんと開けたまま硬直している三人に目を向ける。
>「ああ…すみません…」
>万物の母にイジメられた結果、誰に対しても敬語になってしまったS様。
>いいのか、そんなので。赤眼の魔王。
よっぽとひどい目に・・・(合掌・・)
>「貴方達もかわいいですよvただ…ちょっとフィブが…フィブが…っ!!」
>『……………………………………………………』
>言葉が見つからない三人。
あまりにかわいくて・・・(笑)
>色んな単語が頭に浮かび、そして消えた。
>そんな様子の三人を見て、口を開く赤眼の魔王。
>「ちょっと…話せば長くなりますが…」
>ぽつり、ぽつり、と赤眼の魔王が語り始める。
>金色の魔王にいつもイジメられているコト。
エル:無能だからよ!!!!
>特別な情報網で、このパーティの事を知ったコト。
い・・・いったい(笑)
>自分も我が子を励ましてやりたい、と願ったコト。
>それでも氷漬けの躰では行けはしない、と嘆いたコト。
>それを万物の母に見咎められたコト。
>問いつめられ、とうとう本音を漏らしてしまったコト。
・・・・よく無事だったなぁ・・・・(笑)
>そして、万物の母が、ふと気紛れを起こしたコト………
>「今日限定です」
>どこぞの中間管理職魔族の様に、指を唇に当て、左右に振って見せる。
・・・・おいおい(笑)
>「…………………………………」
>はっ、と我に返る三人。
>「つ…つまり、この馬鹿騒ぎに参加するためだけに…」
>「氷から解き放たれた、と………」
>「…そういうことなのですか…?」
>「そういうことなのです」
>悪戯っぽく笑う魔王。
>紅い瞳…血の色の瞳がきらきらと楽しそうに輝く。
・・・魔王ぅぅぅぅ!!!!
それでいいのか!?シャブラニグドゥ!!!!!!!!(爆笑)
>「ただ、一つL様から出された条件があるのです」
>「条件?」
>訝しげな顔になる獣王。
>「一つはお土産話を沢山沢山持って帰るコト」
>混沌宮で退屈しているらしい金色の魔王。
・・・お土産って・・・・(汗)
>「そして後一つが」
>魔王の顔に満面の笑みが拡がる。
>「『今日一日、楽しんで楽しんで、明日からまた頑張るのよっ』と」
>その言葉に、三人の顔にも笑顔が拡がった。
エル様にしては、なんて優しい・・・・。
エル:ん♪何かいった(はあと)
かお:って!!エル様!!その手にしてる虹色のから揚げは!!!!!
エル:あんたにたべさせてあげる(はあと)
かお:い・・・いやぁぁぁぁ!!!舞の手料理はいやぁぁぁぁあ!!!!!
 姫:えいvvvv
かお:(・・・・・風解しました・・・・・・)
>まだ顔が紅い冥王も楽しそうににっこりと笑う。
>「じゃあ、久しぶりに家族ほぼ全員集合だね」
>「ええ…ガーヴがいないのは残念ですが」
>「大丈夫…滅んだワケじゃ無いんだし」
>「そうそう…滅びさえしなければなんとかなるというものですわ」
>「いつかきっと…」
>「赤眼の魔王様の完全体と、ガーヴもそろった僕たち五人で…」
>「また、パーティが開けます」
>「それじゃあ…」
>「今夜は…」
>「その本番のパーティの前祝いってコトで…」
>『思いっきり、楽しもうっっっ!!!!』
>その場にいる全員の顔に弾けるような笑顔が溢れた。
>楽しそうに笑い、歌い、語り合い…………
ってことは、降魔戦争が終わった直後くらいですね(はあと)
だって、まだガーヴが離反してないし♪
>
>
>
>
>
>
>
>これは、第一次降魔戦争の少し後の話。
>結局、冥王の願いは成就されることは無かった。
>赤眼の魔王が七体全て揃うことは無かった。
>魔竜王は帰っては来なかった。
・・あんたが滅ぼしたでしょーが(爆!)冥王!!(笑)
欠片はリナに喧嘩を売ったのが、運の尽き・・ということで(笑)
>
>
>
>
>
>
>冥王が、幸せに存在していた、そんな午後の日の話…………。
幸せ・・・なのか!?(笑)
>
>
>
>
>
>
>
>言い訳あんど言い逃れ
>
>
>作:お待たせいたしましたぁぁぁぁ!!!完結ぅぅぅぅぅっっっ!!!
おめでとうなのですぅぅ!!!!!!
私はいつになるかがわかりません!!!!!!←断言すな!!!!
>冥:ようやくぅぅぅぅっっ!!!…つーか待ってた人いるの?
ここにいます(はあと)
>作:それは言わないお約束。
>冥:あ、そ…………ところで、なんで最後だけシリアスタッチなの?
>作:俺の気紛れ。
>冥:……………………………………………………………
>(何かを刃物で切り裂くような音。拡がる鉄サビのような臭い)
・・・・鉄さびって・・・(汗)
どこかの世界の肉食性のギルガメスじゃあ、あるまいし・・・(汗)
>冥:さて、作者がどっかいっちゃった所で。
>  この話はこれでお終いですv読んで下さった方、ありがとうっv
>  また逢えたらいいなーっvvv
>  ……………あっ!
>(手に持っていたノコギリを隠し、深々と一礼)
のこぎりでって・・せめて電動のこぎりで・・・!!!!←こらこら(汗)
完結、オメデトウなのです♪
わーいvv
フィブがかわいかったです(はあと)
・・・私もいい加減に見果てぬ夢のフィブリゾ偏・・・打ち込まないとなぁ・・・(汗)
ではでは、次回作品も期待してますのです♪
それでは♪
>
>
>
>
>
>
>
>                         幕。

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8351Re:お疲れさまなのです♪わーいvv完結(はあと)東琥珀 E-mail 2002/4/23 06:25:08
記事番号8349へのコメント

かおさんは No.8349「お疲れさまなのです♪わーいvv完結(はあと)」で書きました。
>
>東琥珀さんは No.8345「冥王の午後その五…最終話」で書きました。
>>
>こんにちわ♪東琥珀さん♪
>あ、長編への感想、ありがとうなのです(はあと)
こんにちわですぅぅぅ。
>>大きな音を立ててドアを蹴り開け入ってきたのはー…。
>>『……………………のぁっ!!!?』
>>海王・獣王の驚きの声がハモった。
>>べろべろに酔っていた覇王までがすっかり酔いが醒めた様子である。
>>其処に立っていたのは…
>>彼らの上司…
>>赤眼の魔王…シャブラニグドゥ(七分の一)。
>・・・Sやんだ(笑い)
Sやんです(笑)仁王立ちです。
>>最近の降魔戦争の所為で、カタート山脈で氷漬け中のはずの部下S…
>>もとい、北の魔王・レイ=マグナス=シャブラニグドゥ。
>>冥王の計画で、人間の中に眠ってた所を叩き起こされ、寝惚けた頭抱えながら
>>同じく冥王の計画で水竜王にケンカ売る羽目になり、トドメにその計画の代償に部下の一人に裏切られるわ自分は氷漬けにされるわ、
>>最近では後書きで万物の母により頭にスコップ突き刺されるわ…と
>>多分この世界一の苦労人であろう、S様だった。
>そして、司会者としても定番になっているS・・・(笑)
哀しい人ですよね…ある意味…人じゃありませぬが…
>>「な…なんで…」
>>かすれた声で問う海王。
>>「カタート山脈で…氷の中に…いらっしゃった…ハズ…」
>>「……………………………………」
>>黙ったまま、つかつか部屋に入ってくるS様。
>>すっかり(元からだが)目が据わってしまっている。
>>「あへ〜…るびぃあいさまぁ〜♪」
>>酔ってしまってコトの意外さに気付かない冥王。
>>精神世界一の軍師、形無し。
>はははははははははは!!!!!!!!(馬鹿笑い)
だ…大丈夫ですか、そんなに笑って(汗)
>>酔わされて泥酔状態の冥王の前に立つ。
>>そのまま冥王の肩をがしっと掴み、引き寄せる。
>>
>>ごめんなさいフィブ。私の所為でー…
>>
>>海王の胸の内にこういう言葉が駆け巡る。
>>海王の頭の中では既に、
>>『自分が氷漬けになってるってのに呑気な五腹心→腹が立つ→リーダーである冥王粛清』
>>という方程式(?)が成り立っていたのだ。
>>獣王と覇王の心の中にも同じ様な式が成り立ったようで、三人とも、赤眼の魔王と冥王から目を背けた。
>おいおい(笑)
自分勝手な人たちです。
>>
>>…………………………………………………しーん
>>
>>「……………………………………………………」
>>やたら静かな部屋の中。
>>おそるおそる振り向く獣王。
>>「……………………………………………………」
>>振り向いた瞬間、獣王の目に飛び込んできた光景は。
>>頬を真っ赤に紅潮させながら、冥王を抱きしめる上司の姿。
>>『………………………………………………………………』
>>硬直する海王・獣王・覇王。
>>そう。
>>三人は忘れていた。
>>赤眼の魔王は、自分たちの上司である以前に自分たちの親であることを。
>>そして、自分たちの親は、とてつもない親馬鹿であることを。
>親ばか・・・(笑)
>なんかSらしいかも・・・(かなりまて!!!)
> 姫:あなたの所のSもじゃない(はあと)
>かお:・・・・です(汗)
私の中では『赤眼の魔王は親バカ』という公式が成り立ちつつあります…
>>S様は、しばらく冥王を抱きしめた後ー…
>>ようやく口をぽかんと開けたまま硬直している三人に目を向ける。
>>「ああ…すみません…」
>>万物の母にイジメられた結果、誰に対しても敬語になってしまったS様。
>>いいのか、そんなので。赤眼の魔王。
>よっぽとひどい目に・・・(合掌・・)
わたしも合掌…………………
>>「貴方達もかわいいですよvただ…ちょっとフィブが…フィブが…っ!!」
>>『……………………………………………………』
>>言葉が見つからない三人。
>あまりにかわいくて・・・(笑)
私も言葉が見つからなかったんですよ…(笑)
>>色んな単語が頭に浮かび、そして消えた。
>>そんな様子の三人を見て、口を開く赤眼の魔王。
>>「ちょっと…話せば長くなりますが…」
>>ぽつり、ぽつり、と赤眼の魔王が語り始める。
>>金色の魔王にいつもイジメられているコト。
>エル:無能だからよ!!!!
酷いです(笑)←笑うんかい
>>特別な情報網で、このパーティの事を知ったコト。
>い・・・いったい(笑)
私も解りません…お心当たりの方ご一報を(笑)
>>自分も我が子を励ましてやりたい、と願ったコト。
>>それでも氷漬けの躰では行けはしない、と嘆いたコト。
>>それを万物の母に見咎められたコト。
>>問いつめられ、とうとう本音を漏らしてしまったコト。
>・・・・よく無事だったなぁ・・・・(笑)
何も言わない方が酷い目に遭うかと(汗)
>>そして、万物の母が、ふと気紛れを起こしたコト………
>>「今日限定です」
>>どこぞの中間管理職魔族の様に、指を唇に当て、左右に振って見せる。
>・・・・おいおい(笑)
やってみたかったんですよvきっとv(待テ)
>>「…………………………………」
>>はっ、と我に返る三人。
>>「つ…つまり、この馬鹿騒ぎに参加するためだけに…」
>>「氷から解き放たれた、と………」
>>「…そういうことなのですか…?」
>>「そういうことなのです」
>>悪戯っぽく笑う魔王。
>>紅い瞳…血の色の瞳がきらきらと楽しそうに輝く。
>・・・魔王ぅぅぅぅ!!!!
>それでいいのか!?シャブラニグドゥ!!!!!!!!(爆笑)
いいんじゃ無いでしょうか…たまには(笑)
>>「ただ、一つL様から出された条件があるのです」
>>「条件?」
>>訝しげな顔になる獣王。
>>「一つはお土産話を沢山沢山持って帰るコト」
>>混沌宮で退屈しているらしい金色の魔王。
>・・・お土産って・・・・(汗)
ヒマなのですよ、L様も…
>>「そして後一つが」
>>魔王の顔に満面の笑みが拡がる。
>>「『今日一日、楽しんで楽しんで、明日からまた頑張るのよっ』と」
>>その言葉に、三人の顔にも笑顔が拡がった。
>エル様にしては、なんて優しい・・・・。
>エル:ん♪何かいった(はあと)
>かお:って!!エル様!!その手にしてる虹色のから揚げは!!!!!
>エル:あんたにたべさせてあげる(はあと)
>かお:い・・・いやぁぁぁぁ!!!舞の手料理はいやぁぁぁぁあ!!!!!
> 姫:えいvvvv
>かお:(・・・・・風解しました・・・・・・)
私の中では実は、L様も親バカです…(笑)
イジメてるのは愛情の裏返し(爆)
>>まだ顔が紅い冥王も楽しそうににっこりと笑う。
>>「じゃあ、久しぶりに家族ほぼ全員集合だね」
>>「ええ…ガーヴがいないのは残念ですが」
>>「大丈夫…滅んだワケじゃ無いんだし」
>>「そうそう…滅びさえしなければなんとかなるというものですわ」
>>「いつかきっと…」
>>「赤眼の魔王様の完全体と、ガーヴもそろった僕たち五人で…」
>>「また、パーティが開けます」
>>「それじゃあ…」
>>「今夜は…」
>>「その本番のパーティの前祝いってコトで…」
>>『思いっきり、楽しもうっっっ!!!!』
>>その場にいる全員の顔に弾けるような笑顔が溢れた。
>>楽しそうに笑い、歌い、語り合い…………
>ってことは、降魔戦争が終わった直後くらいですね(はあと)
>だって、まだガーヴが離反してないし♪
大当たりですー。(『その1』の冒頭にちょこっと書いてます)
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>これは、第一次降魔戦争の少し後の話。
>>結局、冥王の願いは成就されることは無かった。
>>赤眼の魔王が七体全て揃うことは無かった。
>>魔竜王は帰っては来なかった。
>・・あんたが滅ぼしたでしょーが(爆!)冥王!!(笑)
>欠片はリナに喧嘩を売ったのが、運の尽き・・ということで(笑)
冥王も本当はガーヴにもう一度会いたかったんだ、
結果的に滅ぼしてはしまったけども、
一緒にパーティ開いて騒ぎたかったんだ…ということで。
かけらさんは…はい、全くその通りだと(おい)
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>冥王が、幸せに存在していた、そんな午後の日の話…………。
>幸せ・・・なのか!?(笑)
まだ幸せでしょおおおおおぉぉおぉ。このときはあああ。
うあああああ。何で死んでんフィブ様ぁぁぁぁぁあぁ!!(号泣)
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>言い訳あんど言い逃れ
>>
>>
>>作:お待たせいたしましたぁぁぁぁ!!!完結ぅぅぅぅぅっっっ!!!
>おめでとうなのですぅぅ!!!!!!
>私はいつになるかがわかりません!!!!!!←断言すな!!!!
そんなこと仰らないで(笑)待っていますよ(マジで)
>>冥:ようやくぅぅぅぅっっ!!!…つーか待ってた人いるの?
>ここにいます(はあと)
うっうっ…まさか本当にいるとは(感涙)
>>作:それは言わないお約束。
>>冥:あ、そ…………ところで、なんで最後だけシリアスタッチなの?
>>作:俺の気紛れ。
>>冥:……………………………………………………………
>>(何かを刃物で切り裂くような音。拡がる鉄サビのような臭い)
>・・・・鉄さびって・・・(汗)
>どこかの世界の肉食性のギルガメスじゃあ、あるまいし・・・(汗)
ははははははははははは。(苦笑爆笑)
>>冥:さて、作者がどっかいっちゃった所で。
>>  この話はこれでお終いですv読んで下さった方、ありがとうっv
>>  また逢えたらいいなーっvvv
>>  ……………あっ!
>>(手に持っていたノコギリを隠し、深々と一礼)
>のこぎりでって・・せめて電動のこぎりで・・・!!!!←こらこら(汗)
>完結、オメデトウなのです♪
>わーいvv
>フィブがかわいかったです(はあと)
>・・・私もいい加減に見果てぬ夢のフィブリゾ偏・・・打ち込まないとなぁ・・・(汗)
>ではでは、次回作品も期待してますのです♪
>それでは♪
はいー。期待…するに値するかはわかりませんが…
なるべく早くお会いできますようにがんばりますのでー。
そちらもがんばってくださいね♪(期待と言う名の重圧)
フィブは…もっとかわいくしたかったんだぁぁぁっっ!!(物凄い叫び)
私の文才じゃ…とても…しくしく。
次はもっとかわいくするぞっ!(をい)
(ていうか『次』って。次もフィブリゾものなのか、あんた。)
感想ありがとうございましたです。
それでは、また何処かでお会いできますように………。
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>
>>                         幕。
>

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8393五大魔族のネタが思いつかずヤケで冥王午後番外東琥珀 E-mail 2002/4/26 19:12:01
記事番号8300へのコメント

タイトルにある通りです。ええもう。
どうなってんだい私の脳味噌。
舞台設定は五人(正確には+シェーラ)が飲み明かした翌朝。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:
「あいたたたたたたたたたた…………………………………」
倒れた人の山の中から身を起こす冥王。
「飲み過ぎたぁぁぁぁ………………」
がんがんする頭を抱えながら台所に向かう。
途中海王の腹を踏みつけたが、何も言わないし無視。
「……………………………………」
昨夜、赤眼の魔王が倒れていた所にはもう誰もいなかった。
『一日限定』の言葉は本当だった様である。
「……………………………………」
昨日の事を思い出す。
酔ってくらくらする自分や他の三人を、『私の大事な子供達』と何度も抱き締めた赤眼の魔王。
“私の大事な”………………………………
「……………………………………」
感傷に耽る冥王。
「ぐ………う………」
後ろからした声に、我に返る冥王。
「ゼラス………」
「すまん………水を一杯………」
「あ、はいはい」
二日酔いの獣王(自分もだが)にコップを渡す。
一気に飲み干す獣王。
「………何を考えていた?」
「ん?………ああ、ちょっと結界拠点の事を」
適当に返事を返す冥王。
「ふーん………」
獣王は、くるりと後ろを向き、
「ま、余り思い詰めるなよ」
「……………………」
バレてやんの。
「ふぅ………」
ため息をつく冥王。
「…………赤眼の魔王様」
名を呼んでみる。
「…………お父様」
呟くその姿は、『冥王』の威厳など全く無い。
父親を恋しがる子供そのもの。
「………いつか、もう一度貴方に会いたいです」
海王宮を出る冥王。
空を見上げる。
蒼く蒼く、どこまでも澄みきった空。
冥王は空を見ながら、色々な事を思い出す。
創られた日の事。
初めて目を開けた時、目に映ったのはお父様の紅い瞳だった。
にこにこ笑って言ったセリフをまだ覚えている。
『はじめまして。私があなたの創り主ですよ………
貴方の名前は………そうだ、フィブリゾ。これにしましょう………
今日からよろしくお願いしますよ、フィブ』
初戦闘の日の事。
まだまだ戦い慣れずにふらふらして、
ミスをしてしまった自分を優しく慰めてくれた。
ガーヴとの喧嘩を止めた事。
大事な任務を自分に任せてくれた事。
一生懸命頑張って、成功した重大任務。
頭を撫でてくれた事。
あふれ出す想い出。
「お父様」
もう一度呟く冥王。
いや、『フィブリゾ』。
「早く会いたいです………………」
蒼い蒼い空を見上げ。
フィブリゾは、少しだけ泣いた。







言い訳あんど言い逃れ。


今回何故かシリアスタッチ。
フィブがダルのおなか踏んづける所以外は。(笑)
五人の腹心もので、初めてのシリアスだった気が。
最後で、フィブの呼称を『冥王』から『フィブリゾ』に変えたのは………
この少年は、『冥王』である以前に、『フィブリゾ』であり、
私たちと同じように、親から生まれた子供なんですよ、て事で。
………そして………
なんかゼラスの姉御が良い役とってんねぇ(笑)
ダルフィンだとからかい口調になりそうだし、グラウシェラーだと………想像するとちょっと怖い事になったので。
精神衛生上言う事は避けます。(をいをい)
それではまた。『五大魔族』で。
感想など頂けたら幸せですわ。ホホホ。
どんどん図々しくなっていく琥珀でした。