◆−合作連載なんかやってみたりしてv(琥珀の強制v)−東琥珀&七瀬玲奈 (2002/6/23 17:59:10) No.8626
 ┣Re:はじめまして−リナ&キャナ (2002/6/23 18:04:10) No.8627
 ┃┗ラプンツェルかぁ。話の存在すら忘れてた。(ぅヲイ)−東琥珀 (2002/6/24 18:25:51) No.8628
 ┣合作第二幕…メンバー探し編−東琥珀&七瀬玲奈 (2002/6/24 20:24:07) No.8630
 ┃┗レツゴー?!レツゴーのキャラですか?!!−海藤雄馬 (2002/6/26 20:52:53) No.8631
 ┃ ┗Re:レツゴー?!レツゴーのキャラですか?!!−東琥珀&七瀬玲奈 (2002/6/26 21:52:32) No.8632
 ┣合作第三幕・『配役』なんだか『物語決定』なんだか訳わかりゃしねェ。−東琥珀&七瀬玲奈 (2002/6/27 13:54:20) No.8633
 ┣とうとう第4幕 練習編−東琥珀&七瀬玲奈 (2002/6/30 12:06:09) No.8644
 ┣やっとこさ第五幕…本番編その1−東琥珀&七瀬玲奈 (2002/7/1 18:40:22) No.8650
 ┃┗第六幕 本番編その2(おいおいこれ何処まで長くなるんだ?)−東琥珀&七瀬玲奈 (2002/7/4 20:11:20) No.8657
 ┃ ┗ツリーのつけ方間違えたなアンタっ!?−東琥珀 (2002/7/6 12:30:27) No.8663
 ┣テストを挟んで第七幕v−東琥珀&七瀬玲奈 (2002/7/13 15:34:00) No.8690
 ┣第8幕 一体どうなる!!大波乱と恐怖(?)の『人魚姫』!−東琥珀&七瀬玲奈 (2002/7/22 21:06:56) No.8705
 ┣第八幕:アドリブ合戦−東琥珀&七瀬玲奈 (2002/7/31 15:12:12) No.8724
 ┃┗九幕だった(汗)−東琥珀 (2002/7/31 16:27:14) No.8725
 ┗記念すべき(?)第十幕!!−七瀬玲奈 (2002/8/7 14:34:12) No.8737


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8626合作連載なんかやってみたりしてv(琥珀の強制v)東琥珀&七瀬玲奈 2002/6/23 17:59:10


玲:参加させるな、馬鹿やろーーー!!
琥:いやー暇なのですものはっはっはv(勝手に他人の家押しかけといて…)
玲:……滅してこい…。
琥:きゃー♪いやーん♪あははははっ!!!
玲:黙れ・・・。レズっけがあるくせに・・・。
琥:そりゃアンタの勘違いだ♪
  て言うか人聞きの悪い事を言うなアホミハエルマニアっ!
  (注:某ミニ四駆漫画に出てくる美少年v)
玲:・…………それはそれ。これはこれ。それにマニアじゃありませんわ。
琥:キャラが違うぞ玲奈。
  て言うか本当に違います。信じないように。
玲:さっさと始めろ・・・。飽きた!!!
琥:ヤだねェ…年寄りは気が短くて…
  じゃ。とりあえず行くのです。(何時の間にか仕切ってる)
  今回書くのは琥珀。
  次回は玲奈…の順で進めて行きたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


事の始まり

「退屈だわっ!」
叫ぶ金色の魔王。
「いや退屈と言われましてもね」
困ったように言う赤眼の魔王。
「何か暇つぶしは無いかしらね…そうよ!」
「(………またしょーも無い事思いついたよこの人は)」
げんなりるびぃあい。
「お芝居が見たいわ」
「…なんでそんな急に話が飛ぶんですか!?」
「別世界でウチの方の作者(琥珀)が玲奈にどつかれてるみたいでね。『早く本編入れ』て」
「合作の定めですね」
ほっといてくれ(涙)
………………そーゆー訳で。
なんの脈絡も無く。
魔族たち(プラスα)でのお芝居開催決定。
これが事の始まり。
かなり展開がムチャなのは気にすんな。


「メンバーが足りない」
脚本を作りながら、ぶつくさと不機嫌そうに言うフィブリゾ。
「大体、なんでこの僕がこんな事を…っ!?」
耐えろフィブリゾ。琥珀も辛いんだ。
…どああっ、この家のパソコン使いにくぅぅっ!!
…ってまぁ外野の様子は後でお知らせ。
「メンバーが足りない…って、そんな人口密度の高い劇ですの?」
なんだかノリ気のダルフィン。
「だって…まさか人の形すら取れないのを劇に引っ張って来るワケにも行かないでしょ」
「『バイオハ●゛ード』くらいならできますわよ…」
「…今よりさらに魔族の数減らしてどーすんだよ…不景気(?)なのに」
バ●オハザード。
作者も詳しい事は知らんが。
主人公がひたすらゾンビブッ飛ばしまくるゲィム。
つまり。
主人公は魔族上層部。
ゾンビ役は下級・中級。
下級・中級魔族を血祭りに上げる劇。
「…誰がそんなもん見たがるか…」
頭を抑えるフィブリゾ。
本気で考え込んでいるところからみると…
こいつも案外ノリ気か。もしかして。
「使える人員は…えーと」
「ウチの神官たちは協力できませんことよ、言っておきますが」
「…なんで?」
「ビデオ撮り要員がいなくなってしまうではありませんの。」
がく。
盛大に机に突っ伏すフィブリゾ。
「私の晴れ舞台はしっかり押さえてもらわねば困りますのでv」
「じゃあ実際動かせるのは僕、ダルフ、ゼラス、グラウシェラー…+シェーラ・グラウ・ダイ・ノースト・ゼロス…少ねっ!八人!?」
「大道具やらもいりますしねえ…大道具に二人、ナレーションに一人」
「役者として使えるのは五人…」
「とてもお芝居はできませんわね」
むぅ…と考え込むフィブ&ダルフ。
「一人二役、て手もあるんだけどね」
「そんなの、私の美意識に反しますわぁっ!どうせやるなら完璧に行かなくては」
自分勝手な発言のダルフ。
「…ダルフらしいよ」
呆れたように言うフィブリゾ。
「…人員が足りないんじゃ、なんの劇にするか以前の問題だね」
「どうしますの?」
「…心当たり…無いことも無いけど」
「何処の誰ですの?」
「……人間だよ」
「人間!?」
顔を歪めるダルフィン。
「人間なんかに頼りますの!?誇り高き我々魔族が!」
「………………」
ぎぎぃ、とダルフィンのほうを振り返るフィブリゾ。
「二択。
@誇りを捨ててでも人間の助けを借りてお母様に満足してもらう。
A誇りにこだわってお母様に殺される」
うわストレートだなオイ。
まぁ正直で良いかもしれない。
「どっちが良い?」
「@v」
「わかればよろしい」
こっくりうなずくフィブリゾ。
「異次元の人たちだけど…腕の程は保証」
「………異次元?」
「ドイツ」
「…?」
「知らなくても無理無いよ」
にっこり笑うフィブリゾ。
そして。
何も知らない人たちをいつの間にか巻き込みつつ。
フィブリゾの計画(?)は着々と進行して行くのだった。






言い訳&言い逃れ。

琥:思った事はただ一つ。
冥:ほぅ。
琥:人のうちのパソコンって使いにくすぎv
玲:それは知らないv
琥:旧型はこれだから。
玲:旧型じゃないけどね。
冥:型何なの?
玲:Meなだけジャン。
冥:キミのは?
琥:XP。
玲:…どーせ・・・どーせ私のはMeですよ・・・。
琥:あ。いじけた。
  まぁ、それはそうと次回の話。玲ちゃんどーする?
玲:何がいい?
琥:…すみませぬ。
  作者二人の意思の疎通がちょっと上手く行かない所為で、まだ先は見えませぬ。
冥:…ダメじゃん…(鼻で笑いつつ)
玲:んじゃ、白雪姫?
冥:誰が姫で誰が王子さ?
玲:貴方が姫で、ランダムに王子を・・・。
琥:あ。それ一票。
冥:をいこら待てぇぇぇっ!!!!!
玲:それじゃアミダでもどう?他の役もついでに。
琥:グラウシェラーに姫とか当たったら悲惨だな…それ…
  いや。シェーラが姫でゼロスが王子、なんてことになっても悲惨だな。
冥:ぬぁっ!?
玲:…決定!!
冥:嫌だっ!いぃやぁだぁっ!!
琥:はっはっは。これが運命。(鬼)
玲:ま、実際はわからないけど・・・。あくまで予定だし・・・。
冥:しくしくしくしく…シェーラ…
琥:大丈夫。失恋をする事でひとは一回り成長するんだ。多分。
冥:多分かぅをいっ!?
玲:人によるもん。
冥:…こいつら…鬼だ…(涙)
玲:私は鬼じゃないよ。悪魔ですvv
琥:私も鬼では無いぞ。まぁ、他人にはよく言われるがv
玲:…。鬼じゃなかったんだ!
琥:混沌逝ってみる?
玲:い・やvハーイ座談会強制終了vv


                                                幕。

琥:ああ!終わらせやがったよコイツ!
冥:なんつー友達持ってるんだキミは。

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8627Re:はじめましてリナ&キャナ 2002/6/23 18:04:10
記事番号8626へのコメント

はじめまして。リナ&キャナと申します。
うーむ・・・わずか5人から始まる配役劇・・・
『ラプンツェル』とかなら、別に人間を入れなくてもよいのでは・・・?
ラプンツェル役と王子役、魔女役で3人。冒頭でラプンツェルの両親が出てきて5人・・・
は・・・こんなこといってたら、話そのものを否定することになる・・・

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8628ラプンツェルかぁ。話の存在すら忘れてた。(ぅヲイ)東琥珀 E-mail 2002/6/24 18:25:51
記事番号8627へのコメント

リナ&キャナさんは No.8627「Re:はじめまして」で書きました。
>
>はじめまして。リナ&キャナと申します。
東琥珀でございます。
今回の話は琥珀が考えて打ち込んだものなのでレスは私がいれまする。
玲奈のコメントが欲しい御方は次の第二話に入れてくださいませな。
>うーむ・・・わずか5人から始まる配役劇・・・
>『ラプンツェル』とかなら、別に人間を入れなくてもよいのでは・・・?
>ラプンツェル役と王子役、魔女役で3人。冒頭でラプンツェルの両親が出てきて5人・・・
魔女役と王子役の決定でモメそうですね。そりゃ。
個人的にラプンツェルはシェーラ希望。理由:三つ編みだから(ヲイ)
>は・・・こんなこといってたら、話そのものを否定することになる・・・
実は…何の劇にするか、作者陣も決めて無いんです(爆)
かなり行き当たりばったり話ですからのぅ。(汗)
何て言うか…『合作する』と言う事が思い付いてから、
インターネット接続するまで一分二十三秒。
書き殴りの新規投稿つなぐまで二十八秒。(ほぼ)
こんな作者陣ですが、よろしくおねがいいたしますv

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8630合作第二幕…メンバー探し編東琥珀&七瀬玲奈 2002/6/24 20:24:07
記事番号8626へのコメント

玲:玲奈ちゃんでっす!
 ちなみにこの話って『琥珀があらすじとストーリーの進み具合を決める』
 『その代わり玲奈がそれをパソコンに打ち込みながら修正を加えるオリキャラ   好きなアニメキャラを何体か琥珀に貸す』で成立しています。
 キャラが足りないんだってさ、琥珀だけじゃ。
 私には文章力が無いから(さすがに小学生以上あるけど・・・)
 とにかくかなりいい加減な始まりの合作なのです。
 高位魔族にこだわるからそうなるんだよ?
 自業自得だねえ、琥珀ちゃんっ♪おほほほほほほ。
 そんなわけでそろそろ始めるよ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


………ドイツ………フランクフルト。
沢山の人々が行き交う割と都会な街。
ここに住んでいる人の中にもいろいろなタイプがいる。
貴族やら平民やらその他いろいろと。
フィブリゾはここに使いを放っていた。
ぱたぱたぱたぱた…
一羽の鳩です。
しばらく街の上空を飛んでいたかと思うと、急に降下!一軒の窓の外に降り立ち、
コンコン…、とくちばしで窓枠をつつきます!!
「ん?」
中の人間がそれに気づいたんでしょう、窓の枠を開けました。
「何だこの鳩…。伝書鳩か?今時ローカルだぞ?」
独り言についてはコメントナッシング!
彼の名はシュミット=ファンゼルハウゼン=フォン=シューマッハ。
これでも貴族。
ドイツのミニ四レーサーチーム『アイゼンヴォルフ(意味は鋼鉄の狼)』のNo.2。
何でそんなものにコネがあるっかて?
きっといつか語るんじゃない?どちらかが。
さて話は戻るけど、窓の隙間から滑り込んで無断で侵入してきた鳩は、いきなり…
『全員召集』
しゃべったのです!アラまあ不思議!
「…………」
ぽかん、と目の前の見た目は普通過ぎる鳩を疑わしく見つめる。
シュミットは少しこの鳩を解剖してみたくなった。
が、それは次の瞬間跡形も無く消え去る。
『わかんない人だねーっ!アイゼン…なんだっけ?の、主要メンバー全員集合!
わかった!?』
やたら偉そうな鳩にシュミットは腹が立ったが、聞き覚えのある声だと3秒後気づく事となる。
「フィブ・・・何と言ったかな?」
『フィブリゾだよフィ・ブ・リ・ゾ!Phibrizo!』
「…あぁ!あの時の足踏み外して異次元に落下したマヌケな奴か!!」
『やかましっ!…ああもうっ!僕はキミと漫才するために使い魔喚び出したんじゃ
ないんだよっ!』
「オレだってアンタと漫才する気は無いぞ。」
『とにかく…全員というか…ミハエルとエーリッヒ呼んでよ、そこにさ。それから話すよ。』


「で、何の用?」
「同感ですね。」
ミハエル=フリードリヒ=フォン=ヴァイツゼッカー。
エーリッヒ=クレーメンス=ルーデンドルフ。
『アイゼンヴォルフ』のNo.1とNo.3。
「それが実は…」
『僕が呼んだのさ…。久し振りだね、ミハエルにエーリ。』
シュミットの声をさえぎり、鳩越しに声を掛ける冥王フィブリゾ。
またの名を超陰険ド変態グレートスペシャルデンジャラスシェーラフェチ野郎。
琥珀が大爆笑してたなぁ…この別名。私、玲奈が考えたんだけどね♪
しっかしミハエルとエーリッヒがその声の主を見ても所詮、鳩。
沈黙が突然訪れた。そして最初に口を開いたのはミハエル。
「へえー、シュミット。鳩に言葉覚えさせたんだ。」
「いったいどうやったんです?」
『違うッ!!』
同時に叫ぶ鳩とシュミット。
「…何だ新型のロボットか…。面白くない…。」
『ミハエル……。お願いだから人の話は聞こうね、ぷりぃず。』
「偉そうに誰に物言ってるんだい?ハ・ト・が!」
『げぐぅっ!?』
突然鳩の首を絞めるミハエル。かなり頭に来たようです。
まぁ、ミハエルも貴族ですから・・・。シュミットとは比べものにならないほどの…。
しかも家はお城みたいな所。恐ろしいほどの家系の人である。
「どうだい?何なら今日の晩御飯にしてあげようか?」
顔こそ笑っているものの言っている事は怖いミハエルだった。
…余談だけど、優秀な使い魔ってその身に受けた痛みなどをそのままそっくり主人に送ります。回路を切断すればそんなこと無いんだけど、まさか首を絞められるなんて予測できるわけも無く、痛みは全てフィブリゾに送られていた・・・。
鳩のくちばしから冥王の叫び声が聞こえる。
殺さない程度に鳩の首を絞めるミハエル。
世の中探しても冥王の身体ここまで痛めつけたの貴方だけですよ?わかってます?
「…なんだ回路切っちゃたの?」
『絞め殺されてたまるかっ!人間にっ!
 ……なんかふあんになってきたけど、キミ達しか頼れるのいないもんね・・・。
 ……とりあえずこのままじゃやりにくくて仕方ないからこっち来てね』
ぐったりとしてかすかに息をする鳩がふっ、と掻き消える。
『!?』
そこにいた三人が口々に驚きの声を上げる。
「よーこそ…。……ゲホゲホっ!!」
青い顔で咳き込みながらも出迎えるフィブリゾ。
その声で自分達が消えた事を理解する三人だった。
「大丈夫?レモンティーのどに良いから飲んどいたら?」
他人事のように言うミハエル。
「非常時で無かったら瞬殺だよ」
「非常時、ですか。」
「お母様がお芝居を見たいとおっしゃっている。
 でも、僕たちだけじゃ人数足理無いからね…。
 協力してもらおうと思って」
「誰だ、それ。」
シュミットが問う。
この世界の上下関係から話さなくてはならなくなったフィブリゾでした。



あとがき
琥:フィブリゾ様哀れやのう。
玲:私の所為じゃないよ。
冥:……しくしくしくしく……
琥:負けるなフィブリゾ様。日はまた昇る。
玲:最近は曇りだけど。
琥:……。
冥:しくしくしくしくしく……(やっぱり泣)
玲:一生泣きつづけてろ。
琥:ヒドッ!冥王様に何という口の聞き方を!?
玲:だって、ウザイんですもの。泣かれると。
 とにかく次回予告よ!次告!
琥:……なぜ略…?って私か!?
玲:そうよ。
琥:えーと次回はいよいよ『配役編』です。
冥:タイトルそのまんま…。
玲:内容単純。
琥:うるさいよ!?
 …まぁ…とにかく気長にお待ちを…
 しーゆあげいん!
玲:はいはい、じゃそういうことで。
                    幕

琥:さて、英語の補習行くか…。
玲:行ってらっしゃい。

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8631レツゴー?!レツゴーのキャラですか?!!海藤雄馬 E-mail 2002/6/26 20:52:53
記事番号8630へのコメント


こんにちは、はじめまして、(だと思う)東琥珀さん、七瀬玲奈さん。
読み逃げ常習犯海藤雄馬です。(まて)
合作ですねvv
楽しみなのです!!
実は東さんの小説読んでフィブリゾさんの見方が変わった私なのですv

> ちなみにこの話って『琥珀があらすじとストーリーの進み具合を決める』
> 『その代わり玲奈がそれをパソコンに打ち込みながら修正を加えるオリキャラ   好きなアニメキャラを何体か琥珀に貸す』で成立しています。
> キャラが足りないんだってさ、琥珀だけじゃ。
アニメのキャラですかv
どんな方々が出てくるのでしょう?

>………ドイツ………フランクフルト。
>沢山の人々が行き交う割と都会な街。
ドイツ・・・・・・・?
フランクフルト・・・・・・・・・?

>「何だこの鳩…。伝書鳩か?今時ローカルだぞ?」
>独り言についてはコメントナッシング!
>彼の名はシュミット=ファンゼルハウゼン=フォン=シューマッハ。
>これでも貴族。
シュミット!!
あれですね!!某レツゴーWGP(某の意味なし)にでてきたドイツの彼!
確か、声はゼロスと同じ声優さんだった・・・・はず。
本名こんなに長かったのですねぇ〜。

>『わかんない人だねーっ!アイゼン…なんだっけ?の、主要メンバー全員集合!
>わかった!?』
>やたら偉そうな鳩にシュミットは腹が立ったが、聞き覚えのある声だと3秒後気づく事となる。
>「フィブ・・・何と言ったかな?」
>『フィブリゾだよフィ・ブ・リ・ゾ!Phibrizo!』
>「…あぁ!あの時の足踏み外して異次元に落下したマヌケな奴か!!」
あの時・・・・・・・・?
なにか接点でも・・・・・・・?
フィブさんとシュミットには何か接点でもあったのですか?

>「で、何の用?」
>「同感ですね。」
>ミハエル=フリードリヒ=フォン=ヴァイツゼッカー。
>エーリッヒ=クレーメンス=ルーデンドルフ。
>『アイゼンヴォルフ』のNo.1とNo.3。
ミハエル!
金髪のドイツの確かリーダー!
何気に物腰柔らかだったような感じで覚えてます!
エーリッヒ!
ドイツの二軍チームのときにいた唯一の一軍メンバーですねv
ちょっとグレーっぽい髪の色した彼。
彼と烈くんの試合(というか、正確にはドイツと日本の)の回が面白くて印象的なのです〜〜vv
って、語ってしまった・・・。
すみません(汗)

>「どうだい?何なら今日の晩御飯にしてあげようか?」
>顔こそ笑っているものの言っている事は怖いミハエルだった。
その笑みはきっと一見にこやかで爽やかなのですね!!
それで、なにか言い知れぬプレッシャーを感じてしまうという・・・・。

>「非常時で無かったら瞬殺だよ」
>「非常時、ですか。」
>「お母様がお芝居を見たいとおっしゃっている。
> でも、僕たちだけじゃ人数足理無いからね…。
> 協力してもらおうと思って」
>「誰だ、それ。」
>シュミットが問う。
>この世界の上下関係から話さなくてはならなくなったフィブリゾでした。
う〜〜ん。ガンバレ!!フィブくん!!
道のりは険しそうだぞ!!

>玲:そうよ。
>琥:えーと次回はいよいよ『配役編』です。
>冥:タイトルそのまんま…。
配役?!
配役ですね!!(だからそうだって言ってるのに)
だれがどの役になるのでしょう?!!
けど、くじで配役決めたら結構面白そうかも、などと思ったりv
楽しみです♪

ではでは。
続き楽しみにしてます♪

海藤雄馬



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8632Re:レツゴー?!レツゴーのキャラですか?!!東琥珀&七瀬玲奈 2002/6/26 21:52:32
記事番号8631へのコメント

第2幕は私、七瀬玲奈が担当です。

>こんにちは、はじめまして、(だと思う)東琥珀さん、七瀬玲奈さん。
確かに私は初めまして。
>合作ですねvv
>楽しみなのです!!
>実は東さんの小説読んでフィブリゾさんの見方が変わった私なのですv
そうなんですか。

>シュミット!!
>あれですね!!某レツゴーWGP(某の意味なし)にでてきたドイツの彼!
>確か、声はゼロスと同じ声優さんだった・・・・はず。
>本名こんなに長かったのですねぇ〜。
そうなんです。長いんです…。

>あの時・・・・・・・・?
>なにか接点でも・・・・・・・?
>フィブさんとシュミットには何か接点でもあったのですか?
はい…。まあ、本編にも書いた通り、いつか語られるはずです。

>ミハエル!
>金髪のドイツの確かリーダー!
>何気に物腰柔らかだったような感じで覚えてます!
>エーリッヒ!
>ドイツの二軍チームのときにいた唯一の一軍メンバーですねv
>ちょっとグレーっぽい髪の色した彼。
>彼と烈くんの試合(というか、正確にはドイツと日本の)の回が面白くて印象的なのです〜〜vv
>って、語ってしまった・・・。
>すみません(汗)
そうなんです!いくらでも語ってくれて結構です!ただし琥珀には、話さない方がいいかもしれません…。どうなるかわかりませんから。

>配役?!
>配役ですね!!(だからそうだって言ってるのに)
>だれがどの役になるのでしょう?!!
>けど、くじで配役決めたら結構面白そうかも、などと思ったりv
>楽しみです♪
でも、今のところ私にもわかりません。
>ではでは。
>続き楽しみにしてます♪
次に私が出るのは、第4幕か…。

それでは、第4幕の時にまた来ます!
                   七瀬玲奈

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8633合作第三幕・『配役』なんだか『物語決定』なんだか訳わかりゃしねェ。東琥珀&七瀬玲奈 2002/6/27 13:54:20
記事番号8626へのコメント

琥:と言う訳で。第三幕の担当は私です。
冥:あははーん♪遅れすぎだよキミぃ。
琥:目が笑ってなくて死ヌ程怖いですフィブリゾ様。
  それなりの理由があるんですから。
玲:ほほう。聞かせて貰いましょーかい。
琥:あとがきで…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「そういえば…何の劇するのさ」
「決めてない」
がく。
フィブリゾのあっさりした答えに。
思わずコケるミハエル。
「あのさぁ…僕も暇じゃないんだけど」
こめかみのあたりを押さえながらよろよろと起き上がる。
「どぉせなら決めてから呼んで欲しかったね」
「ん…まぁそれはともかくさ」
「話をずらさないで欲しいね」
「ずらさせて欲しいね」
そんな二人の会話を聞きながら。
横で(何故か)お茶を飲むエーリッヒにシュミット。
「あの二人…似たもの同士ですよね」
「思考回路が似てるんだなぁ」
「あ、シュミット、お砂糖取ってください」
「はいよ」
なんか落ち着いてやがるよ。
これを『落ち着いている』ととるか『現実逃避している』ととるかについては見解の相違が見られそうである。
「何の劇をするか…って、色々考えてみたんだけどさ」
どさどさどさっ、と『どこにこんだけ隠し持ってたんだ』とツッコみたくなるような量の本をぶちまけるフィブリゾ。
「どれもこれも、これは、て言う決定力に欠けるんだよねェ…」
自分で言って、うんうん頷く。
「人魚姫…白雪姫…シンデレラ…美女と野獣…ヴェニスの商人…なんかありきたりな物ばっかりだね」
「んー。こんなのお母様にお見せできないしね」
「『リア王』なんてのは?」
「ダメダメ。人数足りないよー」
「八人だもんねぇ…役者」
「やっぱり少ないねェ…と言ってももう使えるコネ無いし」
『使える』って。
他にも人間にコネがあるんだろぉか。
多分、精神世界から足踏み外しまくった所為で色んな世界にコネがあるんだろーな。
いや、確証ナイけどさ。
まったく同じしぐさで『うーむ』と考え込むミハフィブ。
やっぱりどっか似てるんだろーか。
「何か良い話知らない?」
「うーん…?」
更に考え込む二人。
しばらくして…
フィブが何かを思いついたよーだ。
「こーなったら」
「こーなったら?」
「クジで決めよう」
「やっぱそれか…」
どこからか白紙を取り出すフィブリゾ。
毎回毎回どこにこれだけのアイテム持ってるんだろーか。
一度追求してみると面白いかも知れない。
「白雪姫…シンデレラ…っと」
紙の下に物語の題名を書き込んでいく。
アミダだよヲイ。
小学校時代の席替えを思い出した。何故か。
「シュミットー、どれか選んで」
他人事のようにクッキーをほおばっていたシュミットにクジを引かせる。
理由。
琥珀はレツゴーのキャラミハエルしかよくわかんないから。
ミハエル以外は活躍しなくなっちゃうから出番作り。(うあ身も蓋もねーよ)
「どれどれー」
楽しそうに結果確認するフィブリゾ。
確認ー…
「……………『ニンギョヒメ』」
「……………………………………」
「ダルフが燃えるねェ…多分…」
しみじみと(?)呟くフィブリゾ。
その予測は現実となった。


「そしてー…人魚姫は泡になって消えてしまったのです」
読み聞かせおにーさんフィブリゾ。
ぱちぱちぱちぱち。
拍手する付き合いのいい高位魔族。
「という訳で、配役を決めたいと思いますー。何か希望のある人ー…または推薦」
「魔法使いアンタ」
「僕っ!?」
「王子ミハエル従者シュミットエーリッヒ」
「僕!?」
「従者…」
「…良いですけどね…もう…別に」
独断で役を決めていくダルフィン。
「…なんで?」
「雰囲気的に」
正直な御方。
「我と…ゼラスは?」
「ゼラスは隣の国の皇女様♪」
「わ…私がっ!?」
「…ちょっとキャラが違わない?」
「(無視)グラウシェラーが…姉?姫の」
「姉…って…我に女装させる気かお主っ!?」
「少しばかり姿を変化させれば済む事ですわ♪」
「いや…そりゃそーなんだが…なんかなぁ」
「なら姫は…あら!私とシェーラちゃんしか残っておりませんわね」
「意図的に配役決めただろーがアンタ」
ちなみにダイ・ノースト・グラウは大道具と小道具とナレーション。
理由:ドジ踏んでL様の怒りに触れたかナイから。
「私とシェーラちゃんと…どう思います?皆様v」
にこやかな…いや、にこやかに見える笑みを向ける海王。
そうして。
その場にいる全員を海王が『説得』するまでにそう時間はかからなかったという。





言い訳&言い逃れ。

琥:…あー。あとがきまで来ちゃったね。
冥:言ってたよネ?遅れた訳話すって。
琥:…じゃあ…ちょっと聞くが…
  私がいつもの小説のあとがきを、『言い訳あんど言い逃れ』にしてるの…
  なんでかわかるか?
冥:…ハイ?
琥:ウチのパソコンは『アンド』変換で『&』にならないのさ。
  メンド臭い作業が必要でねェ…
玲:…つまりが…
琥:ウチのパソコンでは名前が打ち込め無かっただけなのさ。はっはっは。
玲:でヒトのウチ押しかけてやってるわけだ。
琥:そゆこと。
冥:そんなわけで今回はここまでっと。
(全員そろって)さよーならーっ。

                                                 幕。

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8644とうとう第4幕 練習編東琥珀&七瀬玲奈 2002/6/30 12:06:09
記事番号8626へのコメント

玲:えーと…前回で劇は『人魚姫』に決定。
海:アンデルセンですわね。
玲:…詳しいですね、海王様。
海:ふっ。
 これくらい常識ですわ、常識。
玲:そ、そうなんですか。
海:じゃあとりあえず始めなさい。命令よ。
玲:はい…かしこまりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


配役は…
 人魚姫…………海王ダルフィン
 姉1……………覇王グラウシェラー
 姉2……………覇王将軍シェーラ
 魔女……………冥王フィブリゾ
 王子……………ミハエル=フリードリヒ=フォン=ヴァイツゼッカー
 従者A…………エーリッヒ=クレーメンス=ルーデンドルフ
 従者B…………シュミット=ファンゼルハウゼン=フォン=シューマッハ
 隣の国の王女…獣王ゼラス=メタリオム

 ナレーション…覇王将軍ノースト
 大道具…………覇王神官グラウ
 小道具…………覇王神官ダイ
 衣装・小道具…獣神官ゼロス

…なんか怖い劇になりそうだと思ってみたりする今日の良き日。
しかし、大道具小道具衣装音楽に出番があるのか?
…ま、それはともかく話を先に進める事にしましょう。
「…なんで僕が魔女なのさ」
「ハマリ役だな、フィブリゾ」
ははは、と笑うグラウシェラー。
「ふっ…キミの女装も似合ってるよ…とってもね」
言葉に皮肉を込める。
「言うなよ…頼むから」
涙を流すグラウシェラー。
「やはり私が姫というのは少し……」
「そうかしら?綺麗ですわよ、ゼラス」
「お前が言うと嫌味にしか聞こえないんだよ」
「あら…そう?」
「獣王様、すみませんが3サイズ測らせて下さい」
「…いや…テキトーに服作ってくれればそれに身体の方を合わせるが…」
「情緒が無いですわ、ゼラス!」
ぺしぺしと台本(を丸めたもの)でゼラスの頭をはたくダルフィン。
「情緒って…」
ゼラスがダルフィンと軽口を叩いている間にさささ、と3サイズを測るゼロス。
…器用だねぇ。
「よく似合うのを作りますからねー」
長い定規を振り回しながらゼロスは走り去って行った。
でも、定規で測れるのか?メジャーじゃないと無理なのでは…。
「……楽しそーだな…ゼロス」
「良い子ではありませんの」
楽しそうなダルフィン。
「………」
やっぱり海王の言葉が嫌味にしか聞こえない獣王。
「大体なんなのだ『衣装係』って…?
 姿を変えられるのだからわざわざ作る必要など無いではないか」
「情緒がないっ!」
べしっ!!
尾ひれアタック、炸裂!!
「ゼラスは劇のなんたるかというものがわかっておりませんわっ!」
「なんたるか……って……」
反論しようとダルフィンの顔を見て思わず黙り込むゼラス。
「衣装や背景、大道具に小道具!
 全て一からこつこつと!
 手間暇かけてきっちり作る!」
「…………」
思わずその迫力に圧倒されて後ずさるゼラス。
「(……燃えてる…
  …ダルフィンが…海王が燃えてる…)」
ゼラスが引きまくる中。
海王様は劇の心得がなんたるかというところから語りまくっていた。

そして。
「一度通しでお稽古するよー」
すっかり仕切っているフィブリゾ。
黒いローブで身を包んでいる。
嫌がってるワイに結構乗り気ですね。魔女役。
歩こうとして…
コケてしまいました…。
「ああ。ゴメン。」
そこら辺を歩いていたミハエルがローブの裾を踏んだらしい。
「ちょっと痛いじゃないかっ!」
「だからゴメンって言ったじゃないか」
しれっ!と返すミハエルに腹が立ったフィブリゾ。
ミハエルVSフィブリゾ。
端から見ればただの子供のケンカ…。
一同はこれを見て思いっきり不安になった。
さて練習の内容は
どーせ皆さん『人魚姫』の話知ってるだろうし省略。
冥王が裾を踏み、コケまくった事以外は
ほぼ順調に進んだと記しておきましょう…。


そして、発表会の日は訪れる…。



あとがき。

琥:次回は劇の本番でィす。
玲:……シ●ク…(ぼそり)
琥:何それ?
玲:種村有奈先生の『神風怪盗ジャンヌ』に出てくるちびドラゴン。
  語尾が『でィす』。
琥:ああ。あれ。知らん内に感化されたかな。
玲:…貴方という人は…(人じゃないか)
琥:魔族です。(inゲストブック)
玲:あっそ。別に貴方が何だろうが気にしないけど(虫・犬除く)
琥:そうスか。
  …あぁ…次回はまた私ね。
  別にいいけど。
玲:さあ次はとうとう『本番編』!ガンバレ琥珀!!
琥:おうっ!
  …それでは今回はこのへんでっ!
(二人そろって)さよーならっ!


                      幕。

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8650やっとこさ第五幕…本番編その1東琥珀&七瀬玲奈 E-mail 2002/7/1 18:40:22
記事番号8626へのコメント

冥:やっと本番かぁ…長かったね…
琥:長かったですね…(遠い目)
  今回は私です。多分本番編は五つか六つにぶっちぎられるかと………
  今回はL様来てから劇始まるまで。
冥:い…いつつかむっつ!?そんな長いの!?
琥:いや…私も玲奈も忙しくて、あんまり長い文打ち込めなくて…
冥:そんなもん根性でなんとかしてよっ!
琥:……………………………『なんとか』っ!?
  私たちの中学校は今ちょうど定期テスト一週間前っ!
  玲奈は雑誌投稿の原稿描くの頑張ってる漫画描きっ!
  私は最近友人の誕生日多い所為でお祝いの小説書きに忙しい…
  そうそうそういえば玲奈明日誕生日なんだよねおめでとさん!
冥:根性根性。
琥:私は!それプラス!
  ストレス性胃腸炎までなっちゃったのさ!はははっ!(涙)
冥:……………………………………………………………………………
琥:じゃ、とりあえず始めまする。

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪

「やっほv来たわよv」
やたら脳天気なその声に。
顔を引き攣らせる五人。
其れと対照的に目をぱちくりさせる三人。
もう既にお解りかと思うが………
顔を引き攣らせたのは魔族陣、目をぱちくりさせたのは人間陣。
ぽん、とフィブリゾの肩を叩くミハエル。
面倒くさそうに、『ああ?何さこんな時に』と言いたげな顔で振り向く冥王。
「………あの女の人がキミの言ってた『お母様』かい?」
「…………そーだよ」
「…………似てないね」
がく。
「あ。なんか脱力してる」
「…もう一度魔族の躰の構造についての講義を受けたいよーだね」
「冗談だよ…もういいって」
「真顔で笑えない冗談を言う癖を早い内に治す事がキミの今後の課題だね」
「はいはい…………
 それにしても、随分聞いてたイメージと違う様だね………
 綺麗で華奢な貴婦人に見えるけど?」
「…………世の中……………」
ふっ、と笑いながら空を仰ぐ冥王フィブリゾ。
「外見と内面が比例するとは限らないもんなんだよ………」
そう……見た目どおりならばどんなに良いか。
心の中で呟く。
今度はシュミットに目を向けるフィブリゾ。
「シュミットはどう思う?」
「あの女性ですか?」
「他に無いよ」
「………そーですね………普通の女性に見えますね………一見は」
「エーリッヒ」
「………右に同じ………大体は」
「『一見』?『大体』?」
「一見しては普通の女性ですが………なんて言うか………『違う』」
「『違う』ね………鋭いね」
にっ、と笑うミハエル。
彼も気付いていた。
目の前にいる女性からは『何も感じられない』事を。
そう。
『生気』を初めとした、『生きとし生けるものなら逃れられないもの』
感情の変化、などと言ったモノまでが全く感じられないのである。
シュミットは、フィブリゾと偶然出会った日の事を思い出していた。
いつもの様に、いつものルートを散歩していた時、不意に目の前に黒髪の少年が現れた。
『不意に何もない空間から少年が現れた』と言う事にも驚いた。
だが、それ以上に『少年から何の気配も感じられない』事に驚いた。
見た目十一、二歳の男の子。
遊び盛りの、生気に満ちているであろう年。
『しまった』と言いたげな少年と目があった時………
背筋が凍った。
少年の目の中にあった底冷えする様な色の光。
『虚無の色』。
それを見た時と同じ様なカンジがする……………
ぱんっ!
不意に女性が手を打ち合わせる。
「さぁさ♪見せてくれるんでしょ?お芝居…さっさと始めなさいよ」
「は、はい、お母様!」
とっとこ走って所定の位置に着く一同。
そして………
演劇界史上、もっとも波乱に満ちる(であろう)芝居が幕を開ける…………




言い訳あんど言い逃れ。

琥:はぅぅぅ…………(タメ息)
冥:よしよし……(ぽんぽん背中を叩く)
琥:最近ロクな事が無くてのぅ。
  不幸は連続するし、玲奈はますます凶暴化するし。
冥:…………………………そ、そう……………………(滝汗)
琥:初めて会った時(in雪山にて)はもうちょっと大人しかった様な………
冥:時の流れは人を変えるんだよ。
琥:………そうかもしれぬ………
  それでは次回予告!どうぞ我が君!
冥:次回は本番編其の2っ!
  トラブル続きのこの劇は、果たして丸く収まるのか!?
琥:個人的には『収まらない』希望。
冥:玲奈に殴られるよ………キミ………
琥:何も言わなくても一日五発は殴る蹴るされてるし。
  一発増えた所でどうって事無かろう。
  余談だが今日はマジで線路に突き落とされかけた。
冥:………キミの友人関係ってさぁ〜…………
琥:色々大変なのよね………(汗)
  それでは又次回v頼むぜ玲奈っ!

                                              幕。

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8657第六幕 本番編その2(おいおいこれ何処まで長くなるんだ?)東琥珀&七瀬玲奈 2002/7/4 20:11:20
記事番号8650へのコメント

玲:ハーイ玲ちゃん。少々遅くなりましたけど書き込みに来ました。
海:本当に遅かったですわね。
玲:はうっ!か、海王しゃま・・・。いらしゃったんですか?
海:ええ、それはもう。それよりさっさと始めなさい!
玲:は、はい!では、本編開始!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「部下S、ポップコーン買って来なさい…あ、コーラもね」
「ポップコーン…って…」
お供に(運悪く)今回も選ばれてしまった赤眼の魔王であった。
ポップコーンを買いに行きながら心の中で思う。
「(…もし…もしあの子達の誰かが失敗でもしたら・・・!
  いやいやまさか…失敗なんてする訳が無い、あの子達に限って…!
  …いやでももしもという事もありえるし・・・いやいや・・・)」
シャブラニグドゥ女々しいぜ!(笑)
まぁ…確かに劇で失敗なんかして…
それがL様の気に入らなければただでは済まないでしょうね・・・。
(何故か売ってた)ポップコーンを金色の魔王に手渡す。
「ありがと。コーラは?」
「あ、はい」
「やっぱり舞台と言えばポップコーンとコーラよねーvv」
ちなみに。
琥珀はオレンジジュースが良いそうです。(炭酸嫌いなんだって)
私、玲奈は時と場合による人なんで聞かないで下さい。
「あ、始まるみたいですよ」
部隊の袖のあたりに、ノーストがマイクを持って現れる。
「ナレーションはあの子みたいね」
「覇王将軍ノースト、です。」
ゆっくりとノーストが語り出す。
「昔々ある所にとても美しい人魚がいました」
幕が開き…
現れたのは巨大な水槽。
イルカショーに使うようなのを想像して頂ければよろしいです。
「本当に水を使うのねー・・・セットじゃナイんだ」
「そうです…ねぇぇぇっ!?」
「何よっ!急にっ!」
「あ…あれは……」
目を見開いている赤眼の魔王。
その視線の先には。
優雅に水中を泳ぐ海王ダルフィン。
「海王じゃない。…あれがどーかしたの?役者でしょ」
がたん、と立ち上がり涙混じりに叫ぶ赤眼の魔王。
「ダルフぅぅぅぅぅっ!!!!何ですかそのカッコはぁぁぁぁぁっ!?」
その声に思わず硬直する海王。
「胸元をそんなに見せてはいけませんっ!お嫁入り前なのにっ!」
いや、海王様はお嫁に行かないと思いますよ??
「くぅっ!大和撫子魂は何処へっ!?」
あの…海王様は大和撫子ではないと思いますよ???
「ダルフぅっ!お父さんは…お父さんは…っ!」
赤眼の魔王、親バカ大爆発。
「やかましい。」
ごす。
どうやら客席も静かになったようである。
頭にスコップの一撃を受け、倒れる赤眼の魔王。
苦労(?)の多い人である。
…そして…舞台は順調に(?)進み。
『嵐の夜、王子を助ける』シーン。
舞台裏を見てみましょう。
「ヤだよっ!溺れるなんてっ!本物の水使うなんて聞いてないよっ!?」
「仕方ないだろうがそういう劇なんだからっ!?
 おまえがおぼれないと人魚姫と王子が出会わないんだからっ!」
そして…
お姫様ゼラス(結構似合う)は。
嫌がるミハエルの背中を押し…
だっぱん。
見事に水しぶきをあげて水槽に落ちるミハエル。
ごめんね…。怨むのならこんな仕打ちにした琥珀を怨んでね…。
「アーメン」
「ジーザス」
他人事のように(実際他人事なんだろうけど)祈っているシュミット&エーリッヒ
ちなみにプロテスタント。(関係ないけど)
「どわわわわっ!?」
いきなり水の中に落とされ、慌てもがくミハエル。
それをじーーっと見つめているダルフィン。
別に意地悪しているワケではない。
人魚姫が助けたのは『意識を失った王子』であって『溺れてもがく王子』で無い。
つまり、ミハエルが落ち着かないと助けるに助けられないのです。
早く気づいてくれミハエル!本当に貴方が危ない!!
…20秒後。
それに気づいたミハエルだが、すでに時遅し。
本当に溺れてしまわれた・・・。
舞台裏では。
十字を切るシュミットと、聖書を開くエーリッヒ。
何でそんなもの持ってるんですか?エーリッヒ。
「あっ。人が溺れてる」
何を今更。
何もなかったように、すいっとミハエルに泳ぎ寄るダルフィン。
沈みかけたミハエルを抱えそのまま舞台袖へと泳ぎ去る。
「ミハエル?生きてますか?」
ダルフィンからミハエルを受け取ったエーリッヒ。
勝手に殺すなエーリ!!
今、必死に救助活動が行われているというのに!!
「次っ!浜辺浜辺!浜辺のシーン!砂の用意っ!」
「えーと…水槽何処に置いとくんですかっ!?」
「異次元にでも突っ込んどいてっ!」
冥王フィブリゾ指揮によるセットが行われている。
『闇を撤くもの』ごめんよっ!
水槽の突っ込み先も決まったようだ。
指パッチンで水槽を消し、一瞬にして代わりの大量の砂が現れる。
人魚姫が王子を浜辺に転がしておくシーン。
まだ完全に復活していないミハエルを砂の上に転がすダルフィン。
なんとか水は吹き出したし。
獣王の出番。
浜辺で倒れているミハエルに近寄り揺さぶるが…
反応0。
「………」
少し考え……
どすっ!
「ごふっ!?」
腹に一発鉄拳を入れる。
ミハエル意識復活。
「大丈夫ですか?」
かなり外れまくっていますよ、ゼラス様。
しかしさすがはミハエル。
一瞬にして状況を把握した。
引きつった笑みを浮かべつつ
「貴女が僕を助けてくださったのですか?」
目が笑ってないがそれはそれ。
「はい。私は隣の国の王女です。貴方はこの国の王子ですね?」
棒読み。
そりゃゼラスがこんなセリフ感情込めて言えないのはわかるけど。
多分N●Kのひ●りでで●るもんのまいちゃんのほうが演技力あるぞ。
(あれ。超棒読みだなと思うのは琥珀だけだろぉか・・・?)
うん。少なくとも玲奈は思わなかったよ。
「はい、そうです。
 よければ僕のお城にいらしてくれませんか?お礼がしたい」
「喜んで」
うわお。
小学校の演劇祭見たーい。
(この嫌味に気づく人、何人居るのかな・・・)
稚拙な二人の演技に青筋を一瞬立てるダルフィン。
だが、それも一瞬の事。
すぐに自分の役割を思い出す。
「…なんて事…助けたのは私なのに…」
よよよ、と大げさに泣いてみせる海王。
そこで終わった第一幕。
舞台の袖に引っ込む皆。




あとがき

玲:次は琥珀です。
海:お疲れ様ですわ。
ミハ:苦しかった…
玲:それは琥珀の原作の所為。あれでもちょっとマシにしたんだよ?
ミハ:何処が。
玲:あはははははは……
海:一体これ、あとどれだけ続くんですの?
玲:さあ?琥珀に聞いてください。
海&ミハ:(うっわ、人任せ!!(ですわ))
玲:はい、今回終了。

                   幕

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8663ツリーのつけ方間違えたなアンタっ!?東琥珀 2002/7/6 12:30:27
記事番号8657へのコメント

玲奈のボケぇぇぇっ!!!(汗)
どーやって第七幕入れるんだよこの後ぉぉぉぉぉっ!

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8690テストを挟んで第七幕v東琥珀&七瀬玲奈 E-mail 2002/7/13 15:34:00
記事番号8626へのコメント

冥:…遅れたね…
琥:遅れましたね…
玲:このド阿呆………
琥:ドを付けるなドを………


☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪


「うしっ!出番だぁっ!」
ガッツポーズで気合を入れるフィブリゾ。
やっぱり嫌がってた割にはなんか乗り気。
ま、いいけど。
「頑張ってくださいね冥王様〜」
偶然端にいたシェーラが声援を送る。
こくこく頷く冥王。
「………って、貴方の部下達が生きてたら言ったんでしょーねー」
「…………………………………………………………………………」
思いっきりブルーになる冥王だった。
因みに観客席では。
ぽりぽりとポテチ(うすしお)をかじるL様と、お付きのS様。
「面白いわね」
「………そうですかね…………」
「あたしが面白いって言ったら面白いのよっ!」
「は…はぁ…」
そして………第二幕が始まった……………

「くやしーっ!王子助けたの私ですのにぃぃっ!」
「まぁまぁ、世の中そんな事もあるんですよ」
慰めてんだか茶化してんだかわかんない姉役シェーラ。
だが演技はしっかりしている。
うーむ流石だ演技派覇軍。
将来はその演技力が役に立つんだから頑張って欲しいもんである。
「もし、どうしてもその王子が忘れられないのなら、魔法使いに相談してみると良いですよ」
「魔法使い?」
「…………この海の底に住んでいる魔法使いだ……………」
ぼそりと呟く様に言うグラウシェラー。
姉役その2。
女装似合ってるぞ、にーちゃん。
「お前が陸に上がる方法もきっと知っている事だろう」
ちょっとは口調変えろにーちゃん。
「本当ですの!?早速行ってみますわっ」
「気を付けて行って来い」
「おみやげよろしくお願いします」
やっぱりどこかカタい姉陣であった。

「ふふふふ………陸に上がる方法かい?」
「そうですわ、知っているのでしょう?」
「知らない事も無いねぇ………ふっふっふっふ」
怪しく含み笑いをする魔法使い役フィブリゾ。
やっぱりハマり役でやんの。
きゃー、ステキよフィブリゾ様ー。(棒読み)
「なんでもしますわ、教えてくださいな」
「………なんでも…………?」
上目遣いで海王の顔を見る。
「そうだね………それなら………」
とことことこ、と歩いて薬棚の前に行く。
棚の上から(梯子を使って)薬を取って、海王の元へと行き、薬瓶を差しだそうとした所で………
コケた。
裾を踏んでコケる冥王。(またかい)
がっしゃん。
硬直する辺りの空気。
薬瓶を割ってしまったのである。
「………………………………………………………………………………………」
静寂が辺りの空間を支配したー………



言い訳あんど言い逃れ。

琥:………はぁ。
  とんでもないことになりましたな。
冥:………瓶………割っちゃった………(涙)
琥:…………これから先の展開は………………
  頑張れ。玲奈。
玲:同情するな!肩叩くな!
  原作は全部アンタのハズだぞっ!?
  あたしは打ち込みと改良のハズ……
冥:『ネタ出すの手伝え』て事でしょ。
玲:……………………………………
琥:それでは今回はこの辺でっ!
  さよーならっ!


                                         幕。

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8705第8幕 一体どうなる!!大波乱と恐怖(?)の『人魚姫』!東琥珀&七瀬玲奈 2002/7/22 21:06:56
記事番号8626へのコメント

琥:……遅れたね。
玲:……遅れたわね。
冥:……遅れたね。
琥:………………
玲:………………
冥:…………で?
琥:…ごめんなさい…私が悪うございました(涙)←原作
玲:わかればいいよ、わかれば。←打ち込み
冥:うん。←第三者A
海:全くですわ。←第三者B

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


永遠にも似た静寂が、空間を支配した。
目を見開いてこうちょくする海王と、
手で口元を押さえて青くなっている冥王。
割れたビンからは液体が流出し、床を浅い瑠璃色に染める。
楽屋のメンバーと客席の部下Sもついでに硬直。
ただ一人、変わらぬ調子でポテトチップスとポップコーンを口に運ぶL様。
「(………えーと………)」
冥王は必死に考えていた。
無理に取り繕えば不自然さが残る。
演技に支障をきたした劇なんて見たって面白くないし、誰も喜ばないしなぁ…。
しかも今日の観客は最強ジョーカーお母様。
その背後にある『絶対の滅び』
………イヤだ。僕はまだ滅べない。
彼が出した結論は。
冥王は大げさな身振りで、いかにもわざとらしく。
「お〜や。割れちゃったね〜ェ」
言いつつ、ダルフィンにウインク。
『この際アドリブで』という指示。
ダルフィンは呆然としていたが。
しばらくして、『仕方ないですわね』と言うように軽く首を振り…
「ちょぉぉぉぉっと!あなた!今、ワザと割りましたわねっ!?」
ロープをまとったフィブリゾに詰め寄り、胸ぐらをつかんで揺さぶる。
がこがこがこ。
それを見ているゼラスin楽屋。
「ををっ!迫真の演技だ、海王!アドリブにしてはッ!」
「…そうかな…?」
ジト目のミハエル。
「あれは…どー見ても…」
「本心だな。」
正解です!!さすがシュミットとエーリッヒ。
「うえ〜んお姉ちゃんこわ〜い」
「誰が『おねいちゃん』よッ!!」
キャラが変わってますよ、海王様。
「どーしてくれますのぉぉぉっ!?」
「わかっ…た…か…ら…ゆさぶ…る…のや…め…て…
 僕…は…キ…ミとち…がっ…てデリケート…なんだ…から」
火に油を注ぐ冥王。
いや…木くずがあちこちに飛んでる部屋にガソリン撒いてマッチ投げ込んだのか。
(注:かなり悲惨な事に…)
「なにをぅっ!?」
がこがこがこがこがこがこがこがこがこがこがこがこ。
「やめ…てっ…て…ば」
「………」
楽屋で黙って状況を観察している覇王。
「なあ、ゼラス。」
「?」
「フィブリゾ、そろそろ失神しかけに見えるのだが」
「あ…ホントだ」
「白目むいてるねー」
「泡も吹いてますよ」
「どうする?」
「どうしよう?」
「ほっておけ」
「シュミットの意見にさんせーいvv」
見捨ててしまいましたね。しかもさわやかに。
そのころ舞台では。
「どーしましょーかしら、このアホ魔法使い」
手足をだらんとさせた冥王を左手にぶら下げて云う海王。
しかもマジで。
なぜなら、彼がいないとどうにもこうにも動くに動けない。
もう一度戻って楽屋。
獣王もそのことに気づいていた。
「どうするんだ…海王…
 単独で話を進めるのは少々困難だぞ」
ちょんちょん、とミハエルがゼラスのわき腹をつつく。
「おねーさん、おねーさん」
「ん?」
「僕にいい考えがあるんだけど」
「…一応聞いておこう」
「アドリブで演技することになったんでしょ、僕達。」
「ああ」
「なら、どんな展開にしてもいいんだよねえ?」
「…やむをえまい」
「なら…シュミット!」
ちょうど目標の近くにいたシュミットを呼ぶミハエル。
「Ja!(ドイツ語で『はい』という意味)」
そしてミハエルの言いたい事を即座に理解し・・・
どんっ!!
「きゃあぁぁぁぁぁっっ!?!?」
どんっ!!
とシェーラを舞台へ突き出した。
代役投入ってやつねvv
「(ああぁぁぁぁぁっっ!?)」
心の中で叫ぶ覇王。
「(シェーラぁぁ頼むから上手くまとめてくれぇぇ!)」
覇王としては、できるだけ自分の軍内の者に
ポカをやらかして欲しくない一心である。
「…なぜシェーラ…?」
「僕の勘だよ」
不適に笑うミハエルがそこにいた。




あとがき
玲:…ふう。
海:何が、『ふう。』ですのっ!!
玲:というわけで、今回のゲストはシュミットさんです。
 うふふふふふふ。
海:(な、何ですの、この熱さ・・・)
シュミット(以下シュ):本当に出番が少ないぞ!!
玲:文句は言わないでくださいっ!
 琥珀の原作では、今回なんて影も形もなかったんだからっ!!
シュ:あいつ・・・っ!!(怒)
海:(ま、またしても熱い・・・ですわ・・・)
シュ:しかしよく増やせたな。
玲:だって、琥珀のヤツエーリッヒを多くするんだもん。
シュ:なんだとっっ!!凡人のくせに!!
  おのれ、許せん!!
玲:まあまあ。
 そこの部分をあなたに変えたのだから良かったでしょう?
シュ:そこの所だけだがな。
玲:はうっ!!
海:で、どうなりますの?この先。
玲:…琥珀に聞いてくださいませ。
シュ:私の出番…
玲:エーリッヒより目立って、ミハエルより目立たないよう言っておきます。
シュ:そりゃ、リーダーより目立つとなぁ…
ミハ:何か言った?
玲:いいえ。何も言っていませんよ。ただ、貴方は真の天才だという事以外は。
シュ&海:((誤魔化してる…))
ミハ:そ!じゃ、僕はお茶でも飲んでくるから。
シュ:お供いたします…。
玲:……………………
海:行ってしまいましたわね。
玲:……………………うぅっ!!
海:どうかしたんですのっ!?
玲:私も連れてってぇ〜〜!!
海王コケル。
海:…では、これでお開きですわね…。


                      幕




玲:わ〜〜。お茶がおいしそーvv
シュ:なぜ、ここにっ!?
ミハ:いーんじゃない。楽しければ、僕はそれでいいよ。
玲:そうそう!みんなでやるから、お茶会は楽しいのよ!!
シュ:何だかな〜…。

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8724第八幕:アドリブ合戦東琥珀&七瀬玲奈 2002/7/31 15:12:12
記事番号8626へのコメント

ああああああああああああああああああああああああああああああああああ。
シェーラの頭の中はこれで一杯だった。

 どぉしろってゆぅのよこの状況ぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!!!?
 だぁぁっ、これだから人間ってのは後先考えて無くてヤなのよぉぉっ!!!

いくら心の中で叫んで見たところで今の状況がなんとかなるわけでもないのだが。
いきなり突き出された舞台の上で、必死で考えるシェーラ。
しかし。
共演者は、考える時間を与えてはくれなかった。
「お姉様!」
叫ぶダルフィン。
忘れてる人もいると思うので言うが、シェーラは元々『人魚姫の姉そのニ』である。
これ幸いとばかりにシェーラに歩み寄り、うるうる涙目で彼女の手をがしっ、と掴む。
「何故お姉様がこんな所に!?」
もはや人魚姫じゃ無い。
「い、いや、あのそんな…」
in楽屋裏。
「シェーラぁぁぁぁぁっ!!ヘマだけはするなぁぁぁっ!!」
怒涛の涙グラウシェラー。
他人事のようにお茶を飲んでいる人間陣。(+ゼラス)
…獣王現実逃避。
ちなみに。
その頃。
舞台では。
「…う…ん?」
やたら乙女ちっくな声をあげて。(をとめじゃ無いが)
冥王復活。
復活するとすぐ。
「ちょっと何さこのじょうきょむぐっ!?」
文句を言おうとして海王に封じられる。
………………………………………………………………………………………………
大丈夫か。この劇。
「…えーと…」
頑張れ演技派覇王軍。私は知らん。(ヲイ)
「…こうなったら…」
口の中でぼそり、と呟くシェーラ。
なんらかの覚悟を決めたらしい。
そして…
「ああああああああああ!しっかりして魔法使いさんっ!!」
……………………………………………………………………
「はい?」
目を点にする冥王フィブリゾ…もとい魔法使い。
それを見ていた海王…
にやり、と笑い…
ずさっ、と後退し…
「まぁぁぁぁっ!なんてことぉぉぉっ!!!!???
 お…お姉様と魔法使いが…デキていただなんてぇぇえええええぇぇえっっ!!」
「はいっ!?」
今度はシェーラが目を点にする番であった。
「ふ…不潔よお姉様!」
ふるふる首を横に振ってみせる。
ただただ目を点にする冥王あーんどシェーラ。
…はっ、と我に返り、
「ふふ…愛に種族や職業なんて関係ないのよっ!!」
「…ちょっとちょっとシェーラ…」
「冥王様は黙ってらしてくださいっ!!」
「はいっ!」
それでいいのか冥王。
いや、私としては良いんだけどさ。
転生後の関係の一片が伺えますな。(ニヤリ)
(『転生話』最終話参照〜♪)
「それよりも…私の薬はどーなりますのっ!!
そのバカ魔法使いがビンを割ってしまいましたのよ!」
「そ、それはー…」
考え込みー…
「材料から調達して作り直すしか無いですね」
「なんですの?材料…って?」
「♪」
ニヤリ、と笑い………………………………
「大道具さんと小道具さん一人づつ♪」
「は…?」
目を点にする海王あーんどシェーラ。
「♪」
どんっ。
「きゃああああああああっ!!!?」
「ひあっ!!?」
ミハエルくん押し出し攻撃。
覇王神官ズ、ピンチ。
「え…え!?」
きょろきょろするダイとグラウ。
「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」
その前に立ちはだかるフィブリゾ。
どこからか包丁を取り出していたり。
「………………………っ!?」
冷や汗をだらだら流しながら後ずさる。
まぁ無理も無し。
がしっ。
後ろから二人を羽交い絞めにするシェーラ。
「シェーラてめェェェェェェェっっ!!!?」
「後で覚えてろよぉぉぉぉぉぉっっ!!!?」
なにやらぎゃいぎゃい騒ぎまくる二人。
「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」
含み笑いと共に…
フィブリゾが、包丁を振り下ろした。



言い訳あんど言い逃れー。


玲:どーすんだよをぉぉぉぉぉいっ!!
  殺すな!スレキャラを殺すな!!
琥:死なないよ。多分。
玲:多分ってなんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!
琥:ちなみに包丁は当然ながら魔力込めずみね♪
  なんてったって魔族製だから。ふふん♪
玲:何が『ふふん』だぁぁぁぁ!!!!!
琥:…ま…私知らない後よろしく♪
玲:逃げるなぁぁぁぁっ!!!!
  うあ…熱で頭ラリってるよ…!!


                                               幕。

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8725九幕だった(汗)東琥珀 2002/7/31 16:27:14
記事番号8724へのコメント

ミスった(汗)

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8737記念すべき(?)第十幕!!七瀬玲奈 2002/8/7 14:34:12
記事番号8626へのコメント

玲:とうとう2ケタ行ったよ!!この話!!
海:なんかおめでたいですわね。
  あら…でもそういえば…
玲:?
海:夏休み中どうやって琥珀とコンタクト、取るんですの?
玲:そ…それは…っ!?
と、とにかく!本編をどーぞ!!
海:お待ちなさい!!

…………………………………………………………………………………………………


ひゅんっ。
風を切る音。
「あうあうあうあうあうあうあうあうっっ!?」
「あわあわあわあわあわあわあわあわっっ!?」
言葉になっていない声。
ちなみにその頃観客席。
「フィブ…vなんて素敵な包丁さばきv
 いいお婿さんになれますねv」
「そ…そーかしら…?」
まさか赤眼の魔王のこの言葉が数十年後に実現するとは、さしもの金色の魔王も思うまい。
「…ふふ…フィブにはどんなお嫁さんがいいのやら…」
「アンタ、魔族の自覚ある?」
「私、魔族だったんですか?」
「……もういいわ……」
「ああっ!冗談!冗談ですってばっ!」
「アンタの冗談は笑えないのよっ!ったく…!」
こちらも少し上下関係こじらせているようである。
ついでにその頃楽屋裏。
「紅茶というのはうまいものだな…」
「でしょう?本場ものなんですよ〜」
「エーリッヒ、砂糖取ってきてよ」
「はいはい…」
渋々と砂糖を取りに行くエーリッヒ。
「自分で取りに行けば良いのに…(ぽそり)」
と呟いた言葉をミハエルは聞き逃していなかった。
哀れエーリッヒ。
恐怖の反省会が君を待っている!!
「(自業自得だな…)」
とシュミットが思っていたことを付け足しておく。
そんな空気の重い中。
一人のんびりとしている人物がいた。
「ゼラス…頼むから他人事のようにくつろがないでくれ」
なんと獣王だった。
「いや実際他人事だし」
そしてずずー…っとお茶をすする。種類はアールグレイ。
「薄情者……」
ただ涙する覇王だった。
頑張れグラウシェラー。
君の不幸は今に始まった事じゃない。(ヲイ)
そして…舞台では。
ぱたりと倒れる不運な覇王神官ズ。
「ふっ…たわいもない…」
はいはい。刃の部分をナメるのはやめよーね。冥王様。
見た目に滅茶苦茶怖いからと琥珀が言ってるから。
「……よいしょっと」
ひょいとダイとグラウをかつぎ上げるフィブリゾ。
図にすると妙なものがあるけどこの際
『それは秘密ですv』ってことで。
「ほほいのほい…っと」
何処からか大鍋を取り出す。(そんなもんどっから出した)
そしてその中に二人を入れ、更に水を大鍋一杯に入れる。
「ちょっと!もしかしてそのまま本当に煮ちゃうんですかっ!?」
さすがに不安になったらしいシェーラが言う。
「ちょっぴりダシを取るだけだから大丈夫v」
「ダシっ!?」
「これに大根とワカメと…」
「ミソ汁かっ!?」
「琥珀の家ではダシを取った後のニボシ食べちゃうそーだよっ☆」
それを聞いた楽屋裏の方々。
「ってコトはダイとグラウ(=ニボシ)食べるってコトになるんじゃないの…?」
「……………………」
沈黙がその場を支配する。
一方、舞台。
「聞いてませんっ!そんなコトっ!つーかなんで知ってるんですかっ!」
シェーラがツっこむ。
そんなこと気にもせず、しばらくでっかい棒でくるくる水をかき混ぜた後、
鍋の中から二人を取り出す。
「…生きてます?」
「多分」
「ちょっとっ!?」
こんな所で同僚減らされてはたまったもんではない。
彼らだって死んでも死にきれないだろう。
フィブリゾがダシを取った水に何かの粒を入れると、あっという間に水が薄赤い液体になった。
「何入れたんです?」
「食紅」
小声で会話を交わす。
そして冥王はコップにその液体を入れ、笑顔で
「飲め!」
と海王に突き出した。
「………え?」
「ほら、くいっと一気にv」
「……………」
無言でコップとにらめっこ。
そりゃそーだ。
フツーはこんなもん飲みたかない。
しかし飲まないと話が進まないのだ。
海王は覚悟を決め一気に飲み干した。
「…………………」
唖然とする冥王。
まさかバカ正直に飲むとは思いもよらなかったのだ。
…『飲む振りをしてこぼす』なんてことできなかったんでしょうねえ…
ぷはっ。
ダルフィンが口元をぬぐう。
なんて男らしい人魚姫…(笑)
「…………………………っ!?」
その時。
海王に変化が起こった。
「…あの…冥王様……もしかして、アレ…」
「…『本物』の『薬』だよ…」



あとがき。
海:これはどういう事ですのっ!
玲:落ち着いてください、海王様。
海:いいえっ!許せませんわっ!この私をこんなめに…っ!!
玲:頭冷やしてください。
ばっしゃあああぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!
海:…本当に水をかけるなんて。
玲:あとがきがあなたの愚痴になっては困るので。
海:まあ、一理ありますわね。
玲:さあ!今回のゲストッ!!
……あれ?
海:どうかしたんですの?
玲:いや、ゲストが置き手紙に…。
海:『先を急ぎたいので失礼する。 ゼルガディス=グレイワーズ』…!?
玲:ゲストがいなくなったし冥王様一言どーぞ。
冥:お味噌汁…vv
玲&海:………………。
玲:今回はこれで終わりか…。
海:ええっ!?ちょっとっ!!
玲:はぁ…次のゲストはマシなのを連れてきますね…。
アディオス!


                          幕



海:い、いきなり終わるなんて…。