◆−you are the angel of my life−蒼井さくや (2002/7/8 23:02:39) No.8673 ┣泣きかけた・・・。−ザズルア=ジャズルフィードゥ (2002/7/11 14:10:03) No.8683 ┃┗私も書いているとき悲しかったです−蒼井さくや (2002/7/11 21:56:54) No.8686 ┗ふぇっ・・・−きらら (2002/7/27 00:35:26) No.8722
8673 | you are the angel of my life | 蒼井さくや | 2002/7/8 23:02:39 |
限りなく広い大地。 ――私とあなただけの世界。 ―――そんな世界があれば良いのに。 セイルーンの王女アメリアはふとそんな事を思った。 今、ここはセイルーンからは程遠い地。 フィリア達と分かれそれぞれの道を歩んだ。 リナとガウリイは今は光の剣に匹敵する剣を探している。 アメリアは、現状報告を自分の国、セイルーンへ帰り父親に説明・報告をしなければいけなかった。 そして、アメリアの想い人ゼルガディス。 自分の体を元に戻すために、結界の外へと出てきたのに、フィリア達の事件に巻き込まれてしまいそれどころでは無くなってしまった。 事件が終わった今、一刻も早く人間の身体に戻りたい彼は、また一人宛の無い道を行く事になる。 アメリアは、彼が好きだった。 だから、戦いの最中聞いてみた。 『この戦いが終わったら一緒にセイルーンへ来てくれませんか?』 アメリアの切実な願い。 ――この人と共に在りたい…と。 『考えておこう。』 その時はこう言われた。 アメリアは元気良く返事を返した。 実際戦いが終わり、ゼルガディスに再び問いただしてみたアメリア。 『一緒に来てくれますか?』 だが、ゼルガディスは静かに瞳を閉じ首を弱弱しく横に振り、言った。 『すまない。』 アメリアは、顔を一回下げ、また元気良く上げた。 『ゼルガディスさんは行かなきゃ行けませんもんね。ごめんなさい。私の言った事は忘れてください。』 ゼルガディスは、アメリアを見た。 一筋の涙がアメリアの頬を伝っていた。 『これを持っていってください。わたしはあなたについては行けませんが…』 また涙がアメリアの大きな瞳から零れ落ちた。 『お元気で…また…会える時までっ…』 とうとう押さえきれなくなったのだろう。 ゼルガディスに背を向けて泣き出すアメリア。 『アメリア…』 ゼルガディスは静かにアメリアに近づき抱きしめた。 『っ…ひっく・・・ごめんなさい…』 『謝るな…』 『私、ゼルガディスさんの事笑顔で送り出そうって…決めて…っくっ…』 ゼルガディスがゆっくりとアメリアを向かい合わせにさせる。 『もう、何も言うな。』 『っく…でも…』 ゼルガディスは、愛しそうにアメリアを見て、右手でアメリアのあごを持ち上げた。 ゼルガディスの唇と、アメリアの唇が重なった。 『…!』 アメリアは最初ビックリしたが、ゆっくりとゼルガディスを受け入れていった。 ゆっくりとゼルガディスがアメリアから離れた。 アメリアはまだ名残惜しそうだった。 『お前を…出来るなら連れ去っていきたい…』 ゼルガディスは弱弱しく言った。 『だが、この姿じゃどうしてもお前を追い詰め苦しめてしまう。だから、一緒には行けないし、連れても行けない。』 アメリアが反論を言おうとしたが、ゼルガディスが軽く手で『言うな』と言った。 『お前が言いたい事は分かる。でもお前はお姫様なんだ。ただでさえ俺とお前じゃ釣り合わないのに…この姿じゃもっと…』 ゼルガディスは苦しげに言った。 アメリアも、反論しようとしたが、分かっていた。 実際、自分の父親以外はゼルガディスのことを良く思っていないことを…― 一番うるさいのは大臣達… そろそろ婚期だからとお見合い話も飛び交っている。 そんな中、じっとゼルガディスを待っているのは非常に辛かったが… 自分にはそうする事しか出来ない。 駆け落ちをしてでもずっといっしょに居たい相手でも… 今まで無茶をしていつのまにか旅に出てしまって… 自分の父親にも申し訳無いし、自分の責務を放り投げるのは嫌だったのだ。 『待っててくれとは言わない。何しろ当てのない旅だからな。いつ迎えに来れるか分からない。』 『いいえ。私待ってます。ゼルガディスさんがセイルーンに戻ってくるのを…ずっと…』 ゼルガディスは苦しそうな笑顔を見せた。 『嫌になったらいつでもこんな奴放り出して、結婚しても良いんだぞ?』 抱きしめながらゼルガディスが言った。 『そんなちょっと待つぐらいで嫌になる中途半端な想いじゃないです。』 まだ流れる涙。 その涙を唇で受け取ってやるゼルガディス。 そして、耳元で囁く。 『you are the angel of my life。I Love you。』(君こそは一生俺の天使だ。君を愛している。) アメリアは、溜まらなくなって、ゼルガディスをかき抱いた。 『待ってます。ずっと、ずっと…』 泣きながらもやっとその言葉だけ言って、アミュレットを渡す。 アメリアの瞳色のライトブルーの…アミュレット。 『行ってらっしゃい。』 今まで見た笑顔の中で一番美しく綺麗な笑顔だった。 ゼルガディスは、その笑顔に見送られ遥かな大地を目指し旅立っていった。 それから、三年が過ぎた。 今だゼルガディスからの連絡は何も無い。 リナたちには会ったりしたが…。 「今どの辺に居るんだろ?ゼルガディスさん。」 アメリアが、公務中によく漏らす言葉。 そしてため息をつく。 ここ三年間毎日の光景。 そんな時ふいに訪れた情報。 ――合成獣を研究していた施設が最近発見された…と…・ どうもその場所と言うのが、セイルーンからかなり離れた地で確認をとろうにも、一日二日で帰って来れる距離じゃなかった。 アメリアは悩んだ。 早く行ってみないと、盗賊に荒らされでもしたら…可能性が薄くなってしまう。 アメリアはその情報を聞いた夜の日に決断した。 「じっと待ってるのも飽きちゃいましたし、何よりっ!ゼルガディスさんのお役に立ちたいっ!!」 工務用の机にどかっと立ち上がりガッツポーズを取るアメリア姫。 そして現状に至る。 延々と続く大地。 父親に許可を取ったものの、やはり大臣達には良い顔をされなかった。 ――なるべく早く帰るつもりだが、果たして簡単に見つかってくれるだろうか? アメリアが、思ったその時、遥か遠くのほうに、遺跡が見えた。 「!あった!!」 アメリアは駆け出した。 セイルーンを出て一週間を過ぎた頃だった。 そのころのゼルガディスは、偶然リナたちに会っていてつかまっていた。 「あっ!!ゼルじゃない!久しぶり―!!」 「元気にしてたか?」 元気よく挨拶するリナと、のほほんとしているガウリイ。 ――ダークスターの戦いから早三年か… 仲間を見て今までの月日を思うゼルガディス。 「ねぇ、ゼル。あんたアメリアのとこにぜんぜん顔出してないんだって?」 リナが、アメリアの事を言ったとたんにあの笑顔を思い出す。 『行ってらっしゃい。』 「・・・ああ。」 「あの子寂しがってたわよ。勿論表立ってそうは見せてなかったけどね…。」 リナが、俯き加減で言う。 アメリアは、嘘が下手なため、ポーカーフェイスは得意としない。 だから、アメリアは顔色で今何を考えているかすぐに分かる。 そこがまた可愛いところだとゼルは思っている。 自分には無い素直な表現が出来るから。 「・・・そうか。」 「なぁ、ゼル、一回でもいいから顔出したらどうだ?」 ガウリイが言った。 ゼルガディスは首を横に振った。 「それは出来ない。『もとの姿で迎えに行く』ことがあいつとの約束だからな。」 「アメリアは、そのままでも良いと思ってるはずなんだけどな。」 ガウリイが頬を掻きながら言った。 「この姿は負い目になるからな。」 ゼルガディスが空を見ていった。 「それにしても!よ。一回くらいは顔出してあげなさいよ。そうじゃないとあの子、お見合い話でてんてこ舞いになってて…見ててこっちが疲れちゃったわ。」 「そんな事言って、見合いあいての写真見て悪口ばっかいって、楽しそうだったじゃないか。」 ぎろりと、ガウリイがリナを睨む。 「何を言うの!ほんとのこと言ってたまでじゃない。」 リナが、ガウリイに怒鳴った。 ――こいつらは相変わらずだな… ゼルガディスは、三年前と変わらない二人を見て、少し羨ましく思った。 ―自分もアメリアと変わらずずっと一緒に居られたら… 物思いにふけっているゼルをよそに、リナとガウリイはちょっとした小競り合いになっていたその時… 「ゼルガディス=グレイワーズさまですか?」 一人の男…見れば騎士風の男が居た。 その男の鎧には…セイルーンの紋章がついていた。 「アメリア様より、これをお預かりしてきました。」 その男は、手紙を渡すとセイルーンに帰っていった。 「何々?アメリアからの手紙?」 小競り合いは終わったらしく、ゼルの手にある手紙を覗きこむリナ。 ゼルガディスは手紙を見てみた。 『ゼルガディスさんへ。 お元気ですか?私は三年前と変わらず元気です。 今回お手紙をおだししたのは、確信はありませんが合成獣の研究所が在ると言う情報を聞いたからです。 詳しい事が分かったら、またお手紙をおだしします。 アメリアより。』 簡潔な手紙。 ゼルガディスは、合成獣の研究所と言うところにくぎずけだった ――もしかしたら… 期待が胸の中で膨らんでいく。 「へぇ。じゃぁ手紙なんか待ってないで直接会って聞きにいけば良いのよね。あの子に。」 リナはにんまりと笑った後、ゼルガディスを引きずるようにセイルーンへ連れていった。 一方遺跡の中に入ることの出来たアメリアは… 「ひーんっ!トラップばっかりですぅ!!」 と嘆いていた。 いつもならゼルガディスかリナがさきにトラップを解いてくれていたから引っかかる事はまず無かったが、アメリア一人だとそうもいかない。 実際さっきから罠を全部発動させていたのだ。 「きゃー!!!岩が降って来ますぅ!!!バーストフレアッ!」 だとか、 「ひー!!合成獣!!エルメキアフレイム!!」 とか 「水がっ!迫ってきますぅ!!結界!!」 等、とにかく隅から隅までの罠を全部発動させられるのは彼女くらいだろう。 そんな彼女でも、最後の部屋にたどり着いた。 その部屋は、他の部屋とは違い綺麗な内装、まるで城の中の様だった。 「綺麗…」 アメリアが呟く。 一歩部屋に入った時、声が聞こえた。 【誰?私はまだ眠って居たいのに…】 アメリアは声のするほうを見てみた。 見た瞬間目を見開いた。 綺麗な長い白銀の髪。 透き通るような空色の肌。 瞳は、あの人と同じクールブルー。 服装と、女と言うところを覗いて、ゼルガディスそっくりだった。 【あなたは…?】 問われて、アメリアは自己紹介をした。 「私はアメリアです。えっと寝ていたんですか?起こしてしまったみたいですいません。」 謝ると、あの人そっくりの瞳で笑った。 【気にする事無いわ。久しぶりに起きたわ。】 うーんと、背伸びをする彼女。 【私はゼティ。ここの研究室最後の合成獣よ。】 彼女、ゼティはそう言って悲しそうに言った。 「えっと、私は合成獣にされてしまった人を助けたくて、ここに来ました。何か方法はありますか?」 アメリアは、聞いた。 するとゼティは微笑んだ。 【大切な人なのね。ここまでわざわざ来るという事は。】 そう言うぜティに顔を赤くするアメリア。 「お願いです。どんな方法でも良いんです。その人が無事人間に戻るのなら。」 ゼティはまっすぐアメリアを見つめた。 【本当に、どんな方法でも良いの?】 アメリアは、身体が一気に冷えたと感じた。 それぐらいゼティの瞳の色は冷たかった。 「はい。」 アメリアは、当たり前のように返事をした。 ゼティは懐から、綺麗なライトブルーの水晶をだした。 【これは、私のものなんだけど、私は興味無いからあげる。】 そう言うとアメリアに手渡した。 「これは?」 【これはね。なんでも叶えてくれる不思議な球なんだけど。少し、リスクがあるの。】 ゼティは、瞳を伏せた。 【その人が最も大切に思っている人への愛情が、他の誰かに注がれてしまうの。】 アメリアは、身が凍る想いだった。 「そんな…」 【その人とちゃんと同意の上で行ってね。この球を粉々にして、その人にふりかければ良いだけだから。】 ゼティは、笑っていった。 アメリアは、少し迷ったが球を受け取った。 「えっ!!アメリア一人で確認しに行ったぁ?!!!」 セイルーンの王室で素っ頓狂な声を上げたのは、リナ。 ガウリイもゼルガディスも、驚いていた。 「おぬし達が来る一週間前じゃな。アメリアが行ったのは。ついさっき手紙があったから、あと一日すれば帰ってくるじゃろう。」 フィル王子が差し出した手紙には、こう書いてあった。 『父さんへ。 無事、ゼルガディスさんの身体が戻る方法を見つけました。 後一日で帰ります。 アメリア。』 簡潔な手紙。 「やったじゃないゼル!!元に戻れるわよっ!!」 リナが喜ぶ。 だが、ゼルガディスはいまいち反応が無い。 「?ゼル?」 ゼルガディスは、アメリアの手紙を指差した。 「この…涙の痕は…なんだ?」 かすかに残っている、涙の痕。 「方法が見つかって安心して泣いちゃったんじゃないの?」 リナが、言った。 ゼルはそれだけじゃないような気がしてしょうがなかった。 そんな事も露知らずセイルーンへ帰ってきたアメリア。 アメリアはため息をつき、自室へと行こうとした。 その時、空から声がした。 「アメリアァァァァァ!!!」 「へ…・?…っきゃぁぁぁぁぁぁ!!!」 空から声が降っていたのではなく、リナ自身が降って来た。 どしーん!!! 「いったた…ごめん、アメリア大丈夫?」 リナが、アメリアを下敷きにしていた。 「はい…久しぶりですね!どうしたんですか?」 リナはアメリアを起こしながら言った。 「へへ…あそこの誰かさんが手紙もらったから気になってついね…」 リナが指差した方向に… とくん……ドクッ 心臓がはねた…と、同時にココロが嫌な音を立てた。 ――どうしよう… アメリアは、ゼルガディスの姿を見とめたとたん顔を背けてしまった… 「?アメリア?」 リナも、変に思ったのだろう。 アメリアの名を呼んだ。 「あ…すいません…少し休みたいので、少し一人にさせてもらえますか?」 アメリアは、一方的にそう言うとリナたちを見ないように、自室へと戻っていった。 「なんかあるわね…」 リナが、用意された客室にガウリイ、ゼルと一緒に居た時の事。 なかなかアメリアが自室から出てこないため、ここに居るしかないのだが。 「あんたは、ずっと会っていないって言ってたから、あんたに何かされたとかじゃないだろうし…?」 リナはゼルガディスを見ながら言った。 「お前…俺をどう言う目で見てんだ…?」 リナは、ゼルガディスの意見をまったく無視した。 「やっぱし、向こうで何かあったとは思うんだけど…本人が話してくれないんじゃぁ…」 リナもゼルガディスもお手上げ状態だった。 そこに、突然ガウリイの声が部屋に響いた。 「ゼル…お前が聞いてくれば良いんじゃないか?」 「ガウリイ?」 いつもよりかなり真面目な顔をして言うガウリイ。 リナが驚いて名を呼んだ。 「お前の体元に戻すために、わざわざ遠いとこまでいってきたんだ。一言礼を言ってもばちは当たらないと思うけどな…俺は。」 ゼルガディスの目を見て言うガウリイ。 ゼルガディスは、ふうっと小さなため息をつき、客室を出ていった。 ゼルガディスが出ていった後で… 「ガウリイにしては良い事言うじゃない?」 リナがガウリイを見ていった。 「本当の事だろ?」 「まぁね。」 ゼルガディスは、アメリアの自室の前で止まっていた。 ――中に入ってなんて言えばいい? 『俺のために手を尽くしてくれて有難う…??』 『お前にも仕事があるはずなのに余計な事をさせてしまったな…???』 『迷惑かけてすまなかった・・????』 いろんな言葉がさっきから頭の中を駆け回る。 ――ええいっ!ここで悩んでいてもし方がないっ!ままよっ!! 三年会っていなかった反動だろうか? とても緊張してしまう自分が居る。 「アメリア?入るぞ…」 緊張して少し足が、がくがくする。 「ゼルガディスさん?どうぞ、入ってください。」 中ではアメリアがベットの上で座っているのが見えた。 ただし、ドアには背を向けて… 「アメリア…」 ゼルが声をかける。 びくんっ 異常なまでの反応。 少し、気まずい雰囲気の中アメリアが突然ゼルに声をかけた。 「ゼルガディスさん…」 「なんだ?」 「元の身体に戻りたいですか?」 か細い声。 「ああ…」 迷い無き答えが返ってきた。 「そうですか…そうですよね。今までそれだけのために頑張ってきたんですもんね…」 アメリアがゼルと向き合った。 アメリアの頬には、いくつもの涙の痕があった。 「アメリア?」 「私は、ゼルガディスさんの事が大好きです…愛してます…今も…これからもずっと…」 「?アメリア?」 少し様子がおかしい。 「私は今でも…幸せです。ゼルガディスさんにも幸せになっていただきたいです。だから…」 アメリアはそう言うとライトブルーの水晶を取り出した。 「それは?…」 「あなたが、元に戻るために必要なものです。」 アメリアはにっこり笑った。 「これを粉々に割ってください。そうすれば元に戻りますから…」 そう言うアメリアの頬にまた一筋の涙の痕… 「?何故泣く?」 「ゼルガディスさんが元に戻れると思うと嬉しくて…」 ――勿論それだけじゃぁ無いけれど… 「いいのか?」 「はい。どうぞ。」 アメリアは水晶をゼルに渡した。 「ありがとう、アメリア。」 そう言うと今まで見せた事の無い笑顔をアメリアに向ける。 アメリアも微笑み返した。 がしゃぁぁぁん ゼルの意識は暗転した。 それから2年後―― ゼルガディスはめでたく人間の身体に戻れた。 今は結婚してセイルーンの近郊に住んでいる。 相手は…アメリアではない… あの水晶のおかげでもどれはしたものの、ゼティの言う通りアメリアへの愛情はまったく別の女性へと向けられてしまった。 勿論リナやガウリイ、シルフィールなどに散々色々言われた。 だが、アメリアは穏やかな顔をしてはっきり言い切った。 「あの人の幸せが私の幸せです。」―――と… アメリアは王位に付き結婚はしないが姉のグレイシアの子供を引き取って育てている。 王位の事に関してはこれでなんにも言われなくなった。 夕焼けはあの人と…ゼルガディスさんと初めてキスをした日を思い出す… 『you are the angel of my life。I Love you。』(君こそは一生俺の天使だ。君を愛している。) あの人の言葉を思い出す。 夕焼けの時間だけはあの人を思い出して… あの人に抱かれているような感覚に囚われる… 「私も…愛しています…」 アメリア女王の告白を聞いているのは沈みかけている太陽だけ… 「愛しています…ずっと…」 切ない声で…かすれるような声で言った告白は夕闇に溶けていった。 FIN |
8683 | 泣きかけた・・・。 | ザズルア=ジャズルフィードゥ | 2002/7/11 14:10:03 |
記事番号8673へのコメント こんにちは、ザズルア=ジャズルフィードゥです! 今回のお話・・・、読んでてけなげなアメリアに思わず泣きそうになりました。(他の誰かと重ね合わせている可能性大←ぉぃ)その姿、まさに人魚姫。 恋愛の過去形は死ぬほど苦手です。(今現在) 是非今度、アメリアを幸せにしてあげてください。(あぁっ!最近のあたしって批評気味!!) P.S 『グレイシアの子供を引き取った』って・・・。(驚) |
8686 | 私も書いているとき悲しかったです | 蒼井さくや | 2002/7/11 21:56:54 |
記事番号8683へのコメント ザズルア=ジャズルフィードゥさんは No.8683「泣きかけた・・・。」で書きました。 > >こんにちは、ザズルア=ジャズルフィードゥです! こんにちは!蒼井さくやです。感想有難うございますm−−m > >今回のお話・・・、読んでてけなげなアメリアに思わず泣きそうになりました。(他の誰かと重ね合わせている可能性大←ぉぃ)その姿、まさに人魚姫。 >恋愛の過去形は死ぬほど苦手です。(今現在) 私もあまり好きではないんですけどね^^;(おい) 実はこのお話はアメリアがゼルの変わりに合成獣になりそれでもアメリアと結婚するゼルと言うシナリオもあったんですけどね^^ 漫画で描いて見るのも良いかもしれない… 今は落書きで堕天使アメリアかいてますけど^^; >是非今度、アメリアを幸せにしてあげてください。(あぁっ!最近のあたしって批評気味!!) 幸せにしてあげたいですね^^(おい) なんか、ジーンとさせる話を書きたいなと思うといっつもアンハッピーーー; 今度こそは!! > >P.S 『グレイシアの子供を引き取った』って・・・。(驚) えっと;; アメリアに他の男の人と・・・と言うのはとても嫌なので(この辺ゼルアメ狂ですね)おねいさんの子供にしてみました。 グレイシア=ナーガなんですけど、相手だれだれだろう;; ではでは有難うございました。 今後とも宜しくお願いしますね! |
8722 | ふぇっ・・・ | きらら | 2002/7/27 00:35:26 |
記事番号8673へのコメント こんばんわ。きららです。 ゼルガディスさんが元の姿に戻れたのは良いけどバッドエンド?? すっごく悲しいです・・・ でも,アメリアちゃんも強いですね。 ゼルガディスさんがせっかくもとの姿に戻れたのに・・・こんな・・・ あんなに、アメリアちゃん頑張ったのに・・・(泣) って・・・ナーガのこども?? ・・・高笑いな女王様になりそうですね・・・ でも,今度は,ハッピーエンドを書いてください!お願いします(号泣) 次の創作も楽しみにしています。 短い文でごめんなさい。 |