◆−遅くなりましたが外伝です−奈月るり (2002/7/9 15:15:33) No.8675 ┣イタズラは災いの元?〈1〉−奈月るり (2002/7/9 15:16:55) No.8676 ┣イタズラは災いの元?〈2〉−奈月るり (2002/7/9 15:18:32) No.8677 ┣イタズラは災いの元?〈3〉−奈月るり (2002/7/9 15:19:53) No.8678 ┣イタズラは災いの元〈4〉−奈月るり (2002/7/15 15:32:30) No.8698 ┣イタズラは災いの元?〈5〉−奈月るり (2002/7/21 15:29:41) No.8703 ┗イタズラは災いの元?〈おまけ〉−奈月るり (2002/7/23 11:35:51) No.8709
8675 | 遅くなりましたが外伝です | 奈月るり | 2002/7/9 15:15:33 |
こんにちは。 何だか忘れ去られていそうな気がして、ビクつきながら久しぶりの投稿を決意した奈月です。 レプリカ:あほかぁあぁぁあぁああぁっ! 「ひゃあ! れ、レプリカさん・・・ な、何故ここに?」 レプリカ:ひゃあも何故もへったくれもないわよ! なんで外伝第一作目の内容が変わってんのよ! これじゃあ、全然わたしが登場できないじゃないの! 「す、すみませ〜ん。 実は・・・」 レプリカ:実は。なに? 「あっちの話し、挫折しちゃいましたvえへvv」 ――ぷち―― レプリカ:奈月のばかあぁあぁぁっ!! いいもん!勝手に暴走してやるんだから!! 「あぁ!レプリカさん!! ・・・行っちゃいました・・・・・・」 じゃあ、この話しは置いておくことにして・・・ お待たせしました!(←いや。誰も待ってないから) とうとう外伝を打ち込む決意が固まったので、投稿させて頂きたいと思います! L:がんばれー♪ 「あ、Lさん。 応援ありがとうございます」 L:だってー。この話、あたしがいっぱい出てきそうな感じだし♪ 「はい。その“予定”です。 あんまり暴れないでくださいね。フォローが大変ですから」 L:そこら辺のことは大丈夫よ。 「どういうことですか?」 L:暴れるのはあたしだけじゃないってこと♪ 「え゛!?」 L:ってなワケで、それじゃあまたの機会に! バイバイ♪ 「あ!Lさ・・・」 ――ぶちっ―― ――ざーーーーーーーーーーー―― |
8676 | イタズラは災いの元?〈1〉 | 奈月るり | 2002/7/9 15:16:55 |
記事番号8675へのコメント 〈1〉 The inviting 「う〜ん、きもちい〜♪」 清々しい太陽の光がさんさんと降りそそぐセイルーン王宮の一室で、窓を開け放った寝起きのリナは、大きくのびをした。 「さっすが。王宮のはベットも枕もふかふかよねぇ♪ ……ん?」 着替えようと洋服棚に近づいて初めて、リナは机の上に置かれた白い封筒に気づいた。 「なにこれ?寝る前は、こんな封筒なかったハズだけど……しかも、あたし宛? …ん……っと……何々…………? …………………………………………………………………」 封を切って、中に入っていた紙に書かれた内容を読んだリナは、思わず絶句した。 「……って、こんなことしてる場合じゃないじゃないぃっ!」 いきなり叫ぶなりその紙を放り投げて、今までの自己最速新記録であろうほどの速さで着替えたリナは、部屋を飛び出した。その間、放り投げられた紙は、まだ床に着いてはいない。 ――ぱさ―― そしてやっと、床に紙が舞い落ちた。 紙に綴られていた分はこうだ。 《ガウリイ=ガブリエル様、ゼルガディス=グレイワーズ様、アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン様、シルフィール=ネルス=ラーダ様を、本日夕方より“本家”にご招待することとなりました。 急な手紙を送った上、誠に勝手ながらも、準備の方を、どうぞよろしくお願い申し上げます。》 「――ってなワケなんだけど…… みんな、何とか都合つく?」 ずべしゃあぁっ! リナが手紙のことを説明した途端、みんな――…ガウリイを除く三人は、『そこまでするか!?』という勢いで、椅子から転げ落ちた。 「…なんでまた、そんな手紙が……」 なんとか体を椅子の上に戻しつつ、かすれ声でゼルが言った。 「多分出したのLじゃない? こういう、外から本家に入るための許可って、Lぐらいのランクがないと出せないし。 ナスィアにも出来るけど・・・ナスィアがこんなことする理由ないし」 「L?ナスィア? 誰だ?」 「Lは【金色の魔王(ロード・オブ・ナイトメア)】のこと。名前の頭文字とってLってみんな呼んでる。 ナスィアは・・・ま、Lと似たような存在ってことで」 ずごしゃぁっ! またもやガウリイを除く三人は、床に這う。 「あまいわね、みんな。この程度のことでいちいちリアクションしてたら、絶対に本家行っても身がもたないわよ」 『これは人間として普通の反応だ(です)っ!』 「まあ、そんな些細な問題はさておき」 『これが些細!?』 「みんなは行くの、行かないの?」 みんなの驚愕の声をあっさりかわし、リナはハッキリとした声で言った。 「なんかよくわかんないけど、せっかく人が招待してくれたんだろ? なら、行った方がいいよな」 「ガウリイ様!?」 「ガウリイさん!そんなあっさりと!!」 「絶対に状況を理解してないだろ、旦那」 あっさりと承諾したガウリイに、みんなが次々と驚愕の声をあげる。ゼルが妙に悟りきった表情をしているのは・・・無視することにしよう。 「それじゃあ、ガウリイは決定ね♪残りのみんなどうする? あ、一応言っておいてあげるけど、差出人の名前こそないけど、こういう手紙を書く人物の“好意”を無駄にした場合、身の安全は保証できないわよ」 『ぜひ行かせて頂きます』 「…行くしかないか……」 サラリと言い放ったリナの言葉に、即答する三人。 まあ、賢明な判断であろう。 ‖|‖/―‐:・:‐―\‖|‖\―‐:・:‐―/‖|‖/―‐:・:‐―\‖|‖ なんとか〈1〉です(汗)。 今から〈2〉を続けて投稿するので、あとがきは割愛させて頂きます。 |
8677 | イタズラは災いの元?〈2〉 | 奈月るり | 2002/7/9 15:18:32 |
記事番号8675へのコメント 〈2〉 It meets. ――コンコン―― 「はい。今開けます」 ――がちゃ―― 自分の部屋の扉をのっくされたセイラは、返事をしつつ急いでかけよると扉を開く。 そこにいたのは――… 「やっほー、セイラ♪」 上機嫌オーラ出しまくりのLだった。 「Lお姉様、こんにちは。 どうかなされたんですか?やけに嬉しそうですけど…… 何かいいことでも?」 「まーね♪それで、ちょっとセイラにお願いがあるんだけど、聞いてくれる?」 「はい、かまいませんよ。何ですか?」 「今すぐリナのところ行って来て♪」 「リナさんのところ……ですか?」 「そうそう♪その後の判断は、あんたに任せるから。よろしくね☆」 訝しげな表情をするセイラを一人残して、ウインク一つ、嵐のように去っていくLだった。 「とにかく、リナさんのところに行かなきゃいけませんね。 でも、そう言えば私、今は時空次元管理プログラムの修正専用の最新データをセットしなきゃいけなかったんですよね……どうしましょう」 「わたしが代わってあげよっか?」 困っていたセイラに声をかけたのは――… 「レプリカさん!?」 「はぁい、セイラちゃん♪ 暇だったから、ちょびっと遊びに来ちゃったよん♪」 脳天気な声で驚くセイラに話しかける、レプリカ。 「いいんですか?レプリカさんの存在を知っているのは、私とLお姉様にナスィアお姉様、他はリナさんとシオンさんだけなんですよ。誰かに姿を見られたら大変なことになります」 「大丈夫、だいじょーぶ♪ わたしはそんなへましないもん♪」 心配げな表情のセイラとは裏腹に、レプリカは無意味に胸を張って威張って答える。 「データの組み込みはわたしがしといてあげるから、セイラちゃんは行ってくればいいよ」 「いいんですか?」 「わたし、嘘つかないもんね」 「本当に、どうもありがとうございます」 ニコニコ笑顔のレプリカにお礼を言うと、セイラは空間を渡ってリナのところへ向かった。 一方、ところ変わってここはセイルーンの王宮内。 「リナー!父さんから外出の許可もらってきたわよ」 「私の方も、アメリアさんのおかげで休みを頂けました」 「ほんと?やるじゃん、アメリア」 立場上勝手に出かけることの出来ないアメリアとシルフィールの都合の方も、なんとかまるく収まったようだ。 「なあ、リナ。本家ってどんなとこなんだ?」 リナに聞くガウリイ。 そう。これが、今みんなが一番知りたいことである。 「んー。まあ、一口に本家って言っても、そうとう広いからねー」 「そうなんですか?」 「うん。無意味にとことん広いわよ。お願いだから迷わないでね。 ま、構造上は大きくわけて三つかな……?」 ――トン―― 説明をリナがしようとしたその時、リナ達のいる部屋に蒼の影が現れた。 「リナさん、お久しぶりです」 軽い足音を立てて床に降り立ち、軽く会釈をしたのは、他でもないセイラ=ミルラートその人だった。 「セイラ!あの招待状、あんたからだったの?」 「…招待状…ですか……? すみません。なんのことだか、ちょっと……」 リナの言葉に、首をかしげるセイラ。 「…セイラじゃ…ない……?」 途切れ途切れにそう言ったリナの様子を見て、セイラは少し困った顔で。 「えっと…リナさんのところ行くように、Lお姉様から言われたんですけど…招待状とかいうことは何も……」 (…でも、状況から言ってあの手紙送ってきたのは、間違いなくLだと思うんだけど……) 必死に悩むリナ。 「…って言うか、なんっか大事なこと忘れてるような気がすんのよねぇ……」 「あ。リナさんもですか。私もそうなんです」 「セイラも?」 今度は二人して、脳をフル回転させる。そして――… 『あぁ!!』 二人して同時に、あることに気がつき、叫び声をあげた。 「そうよ!なんか忘れてると思ったら」 「思い出しました。今日は…」 『毎年恒例フォルド大会の日!』 二人は声を唱和させて言うと、ぱん、と手を合わせる。 「フォルド大会?」 「何ですか、それ?」 疑問の声をあげるゼルとアメリア。 「ボードゲームみたいなものよ」 「はい。とっても面白いんですよ。 本家に着いたらみんなでやりましょう」 理由は不明だが、いつの間にか本家に行くことになっているのに、誰も突っ込まないどころか気づいてもいない。 こうして一行は、影で糸を引いている(リナ推測)Lの思惑通り(?)、本家へと招待されることとなったのだった。 >×+*\▼/*+×<>×+*/▲\*+×<>×+*\▼/*+×< さらに割愛です。(^^) |
8678 | イタズラは災いの元?〈3〉 | 奈月るり | 2002/7/9 15:19:53 |
記事番号8675へのコメント 〈3〉 The resistance? 「――――となります。 ルールはこれで全部ですが、他に何か質問はありません・・・か・・・・・・」 本家の中のとある一室。フォルドゲームの説明をしていたセイラは、一区切りをつけてみんな――リナ、ガウリイ、ゼル、シルフィール、アメリアたち五人の方に振り向いた。しかし、そこでセイラの顔に、大きな冷や汗が浮かび上がる。そんなセイラに、リナは残った力を振り絞って。 「セイラ・・・あたしも人のこと言えないけど、説明長すぎ・・・・・・」 リナの指差す方を見れば、説明を聞くのに力つきて、テーブルに突っ伏した四人の姿があった。 「すみません・・・ 長かったですか?あれでも精一杯短くしたつもりなんですけど・・・」 「いや・・・確かに、説明自体は簡潔になってたんだけど・・・やっぱ、フォルドってルールややこしすぎよね。 っていうか、みんな大丈夫?」 『・・・大丈夫じゃない(です)・・・・・・』 あんまり心配してなさそうなリナの言葉に返ってきた返事は、あまりにも弱々しすぎるものだった。 「少し休ませた方がいいわね、これは」 「あ。なら、アメリアさん達には私が着いていますから、他の皆さんにあいさつをしに行ったらどうですか?」 言いつつ、もうすでに疲労に聞く薬を調合し始めているセイラ。こういうことには、素早いのである。とは言っても、他のことをするのが遅いわけではないのだが・・・ 「いいの?」 「はい」 「それじゃあ頼むわ。 ってことだから。みんな。ちょっと行って来るね」 言って、客間(本家にそんなものあったのか)を出ていくリナ。無論、疲労しまくった四人からの返答は、あるはずがなかった。 「リーナーちゃ〜ん♪」 がばぁっ! 「にょわぁあぁぁっ!」 リナは、いきなり飛びついてきた少女――レプリカに驚き、廊下中に響き渡る大声を上げた。 「レプリカ! いきなり背後から飛びつくなって言ってるでしょうが!!」 どーやら、前にも同じようなことがあったらしい。 「いーじゃん、いーじゃん♪ わたしとリナちゃんの仲なんだから♪」 「どーいう仲よ」 上機嫌のレプリカに、じと目で突っ込むリナ。相当勇気のいるハズの行動なのだが・・・まあ、リナだし。 「あのね、すっごく大事な情報持ってきたんだけど♪」 「情報?なによ、それ」 「チューしてくれたら・・・」 「どこのキャラの真似?一発殴ったら、目ぇ覚める?」 レプリカお得意のおちゃめな冗談は、マジな顔で詰め寄るリナの、冷たい言葉でさえぎられた。 「だって、わたしレプリカだもん。誰かの真似をするのは本能よ♪」 「あんたはすでに、虚無をコピーしたもんでしょうが」 たぶん、本家に来ている四人や、某神官やその上司が聞いたら、一発で吹っ飛ぶようなことをサラリと言ってのけるリナ。レプリカの方も、眉一つ動かさない。さすがというか、なんというか・・・・・・ 「ばれた?」 「いや。ばれるとかそれ以前の問題。 で、情報ってなに?」 「あ、そうそう。すっかり忘れてたわ。 あのね、今回のフォルド大会中止になりそうだよ」 笑顔でレプリカはそう言った。 ――三十秒―― ――一分―― ――二分―― ――二分十八秒経過―― 「ぬわにぃいぃぃいいいぃいぃぃっ!!!??」 「リナちゃん、反応おそい」 やっとフリーズ状態が解けて、驚愕の叫びをあげたリナに、レプリカは至極まともな突っ込みをいれた。 「いや、だってだって。どういうことよ、レプリカ!」 その突っ込みを無視して、レプリカにくってかかるリナ。そんなリナに、慌てず騒がず焦らずに、レプリカはサラリと。 「最近なんでか、ここ本家に空間跳躍をしてくる反抗分子がおおくてねー。 ま、その分わざわざ出向かなくていいから、こっちは助かってるんだけど。 それで、仕事が忙しいから中止ってこと。わかった?」 「はぅうぅぅうぅ。 そっか・・・ま、仕方ないわよね」 落胆の色をあらわに、しぶしぶ納得するリナ。反抗分子を討伐する仕事の大変さは、リナもよくわかっているのだ。 「それじゃあ、リナちゃんバイバイ♪」 「あ、うん・・・」 レプリカに手を振りかえそうとして、リナはあることに気がつき固まった。 「レプリカ!ちょっと待って!」 「なに?リナちゃん」 けっこう遠くまで走って行っていたのに、一瞬でリナの傍まで戻ってくるレプリカ。 「さっき、反抗分子が本家に空間跳躍してくるって言ってたわよね」 「うん」 「じゃあ、本家も危ないんじゃ・・・」 「いや。空間跳躍してきても、大抵は本家の空間断絶の狭間に巻き込まれて勝手に滅んでくれるから、全然大丈夫よ。まれに入ってこれるのもいるけど、かたっぱしからみんなにどつき倒されてるし」 「あ、そうなんだ」 「何か気になることあるの」 少し安堵の表情を見せたリナの顔を覗き込んで、レプリカがいつになく真面目な表情をつくる。 「いや。何かあたしのところに、あたしの友達四人へ本家への招待状が来てね。それで来たんだけど・・・」 「ちょっとまって。誰から来たの。それ」 「Lじゃない?セイラに、あたしのところに来るように言ってたみたいだから」 その言葉に、レプリカは腕を組んで、しばらく考え込んでいたが、 「ちょっとおかしいかも。それ。 だって、実はこの間、わたしとLとナスィアで、『セイラちゃんを休ませよう計画』を立てたんだけど・・・」 「セイラ・・・相変わらず睡眠取らないのね・・・・・・」 「そうなのよ。 んで、わたしとナスィアでセイラちゃんの仕事をこっそり終わらせちゃって、Lがうまくセイラちゃんを丸め込んで、リナちゃんのいる世界にでも休暇として行ってもらおうかなぁって思ってたんだけど・・・・・・ だから、Lがリナちゃんに手紙を送るなら、出来るだけセイラちゃんを引き留めるように書くはずなのよねぇ」 「じゃあ・・・!」 表情が一気に険しくなるリナ。そんなリナを落ち着かせるように、レプリカは自分の髪を二つ結びにしていたリボンの片方を外してリナに手渡し。 「セイラちゃん、リナちゃんのお友達のところにいるんでしょ。それ、セイラちゃんに渡してきて。わたしはLのところ行って来るから」 「ちょっ・・・レプリカ?」 急いでレプリカを呼び止めようとしたリナだったが、レプリカの姿はすでに虚空にかき消えた後だった。 「もう・・・いったい何なのよ!」 ワケがわからないまま、リナはやけくそになって叫ぶと、急いで来た道を戻ったのだった。 ∨∴\∵∧∧∵/∴∨▲∨∴\∵∧∧∵/∴∨▲∨∴\∵∧∧∵/∴∨ ふぅ。 一気に〈3〉まで打ち込みました。 なんと、今回のあとがきは一人称です。 レプリカさんの暴走も、何とか阻止できました。 Lさんが自分を出せと騒がしく、身の危険を感じる今日この頃ですが、頑張って〈4〉を早く打ち込めるようにしたいと思います。 次回は、Lさんがもう一人のブロンドの御方と大喧嘩・・・の予定です。危険ですので、飛んでくる魔力波動の余波に、注意しましょう。 ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございました。 よろしければ、続きもおつき合いいただけると嬉しいです。 それでは。 |
8698 | イタズラは災いの元〈4〉 | 奈月るり | 2002/7/15 15:32:30 |
記事番号8675へのコメント 〈4〉The worst situatuon ――ばんっ!―― 「セイラ!」 「あ、早かったですね。リナさん」 扉を突き破るような勢いで部屋に入ってきたリナに、セイラは少しも動じた様子もなく、笑顔で話しかけた。 「・・・よかった・・・・・・」 ガウリイ達四人が、疲労から立ち直りかけているところ以外は、先程と何も変わっていない様子に、リナは安堵の表情を浮かべる。それと同時に、へた、っと床に座り込んでしまった。 「り、リナさん?」 そんなリナを見て、急いでセイラが駆け寄ってくる。 心配顔のセイラに『大丈夫』と言って、リナはレプリカから渡されたリボンをセイラに渡す。疑問符を浮かべるセイラに、リナはさっきレプリカに会ったときのことを全て話した。もちろん、レプリカ達がセイラに休暇を取らせようとしたことは、上手く省いているのだが。 「そうなんですか・・・ じゃあ、皆さんには、帰っていただいた方がいいですよね」 「そこんとこは、まだちょっと・・・ 今レプリカが、Lのとこ行ってるはずだから。多分、Lのことだから、すぐに来るわよ」 ばたんっ! 「リナ、セイラ!」 「ほら来た・・・」 まるで頃合いを見計らったように、(空間移動すればいいのに)扉をぶち破ってLが部屋に入ってきた。当然と言えば当然のことなのだが、レプリカの姿はない。いや・・・確かにどこにでもいるけど、“一応”姿を見られたいけない人(?)だから。説得力ないかもしれない・・・ 「リナ。本当にあんたのところに、本家への招待状届いたの?」 「うん」 Lの言葉に頷くリナ。 「で、問題は誰がそんなことをしたかってことよね」 「そんなことをして、得をする人がいますか?」 「いないわよ」 う〜ん。 口々に言って、考え込む三人。 ――くい、くい―― 「何?アメリア」 「何かあったの?リナ」 「あー・・・うん。ちょっとね。 それがわかんないから、今こうやって考えてるんだけど・・・」 疑問符を浮かべて、四人の代表として聞いてくるアメリアに、リナは言葉を濁して答える。 いくらリナ達でも、状況をよく把握するには、あまりにも手掛かりが少なすぎる。 「それと、今入ってきたあっちの金髪の女の人って・・・」 恐る恐るといった風に、尋ねてくるアメリア。他の三人が遠巻きにその様子を眺めているのを考えると、おそらく尊い犠牲者とされたのだろう。 「あぁ。あれがLよ。 失礼なこと言ったりしたら、命の保証はないから、そこんとこ注意しといてね」 「・・・はい・・・・・・」 涙ながらに頷くアメリアの様子を見て、自分の嫌な予感が的中したと知ったシルフィールが倒れかけているが・・・ま、命に別状はないでしょ。で、すませているリナだった。 良い子も悪い子も真似しないで、友達はちゃんと気遣いましょう。 「取りあえず・・・」 「リナちゃん、セイラちゃん!」 『あたし達は帰ることにするわ』と言いたかったリナだったが、その声は第二の乱入者によって遮られた。 緩やかなウェーブのかかった、Lと同じ見事な金髪。背も程々に高く、スタイルは抜群。身にまとった白いドレスが、その必要以上の華々しさを抑え、絶妙な組み合わせとなっていた。はじめて“彼女”を見たアメリア達は、Lが入ってきたときと同じように(描写なかったけど/汗)見とれてしまって、開いた口が塞がらない状態である。 (うあ!めちゃめちゃバットタイミングだし!!) ぴぎっ! リナが心の中で悲鳴を上げたのとほぼ同時に、部屋の空気が不可解な音を立てて軋んだ。部屋の温度も、二、三度くらい下がったような気がする。 立った今入ってきたこの女性の名はナスィアと言い、力量はほぼLと同等という存在なのだが・・・なんというか、Lとは犬猿の仲以前の問題で、相性が最悪なのである。会(遭)う度に、虚無をまき散らしての大喧嘩がはじまるのは、もう日常茶飯事である。 (レプリカ!ナスィアとLを同じ場所に送り込むなんて、あんたいったい何考えてるのよぉ!!) そんなリナの心の叫びをよそに、Lvsナスィアの睨み合いがはじまったのだった。 ▽/▲\▽/▲\▽/▲\▽/▲\▽/▲\▽/▲\▽ 奈月:ホームページ作りに精を出していたら、打ち込みが遅くなるという事実が、本日未明に発見されました! L:素直に、『打ち込みさぼってごめんなさい』って言わんかぁああぁぁあぁぁぁあぁっ!! 奈月:すみません〜〜〜〜っ!(滝涙) 本当にごめんなさい! L:それよりも! なんでナスィアなんか出すのよ! あたしの出番が減った上に、邪魔なことこの上ないわ! 奈月:だって、『ナスィア出して♪』って友人から言われちゃったんですよぉ! それに、〈3〉のあとがきにちゃんと、そのことをにおわすようなことを書いてあるじゃないですかぁ! L:そーいう問題じゃない! しかも、こともあろうにホームページ作りでこのあたしの出る話の打ち込みを遅らせるとは・・・そんな横車を押すようなことは、言語道断よ! 奈月:横車を押しているのは、Lさんですぅ(涙) L:どこが! 奈月:全部です! L:うーみゅ・・・ちゃんと反論できるようになってきたか・・・・・・ 奈月:それでは、何やら無駄に長い言い争いに発展してしまいましたが、これで終わりたいと思います。 また〈5〉でお会いしましょう。 L:じゃーねー♪ |
8703 | イタズラは災いの元?〈5〉 | 奈月るり | 2002/7/21 15:29:41 |
記事番号8675へのコメント 〈5〉It doesn’t permit sudden spread. 「争いからは何も生まれないものよね」 「そうよね、リナ」 「あぁ、俺もそう思う」 「難しいことはよくわからが、オレもだ」 「わたくしもですわ」 口々に感想を述べる、リナ達五人。 「・・・で。この非常事態にLとナスィアがケンカした結果が、この虚無で穴だらけになったこの空間ってワケだ」 「そうなんですよ、シオンさん。 Lさんとナスィアさんのお二人には、今日中に報告書を提出して頂くことにしましょう」 Lとナスィアがまき散らした虚無に驚いて駆けつけたシオンの呆けた声と、どこまでもにこやかな笑顔なのにどこか空恐ろしいセイラの声が、ついさっき起こった出来事に呆然とするアメリア達四人の耳に届いた。しかし、理解できているかどうかはいまいち怪しいものである。なにしろ目の前で、虚無が撒き散って辺りのものが全て混沌へと還り行くところを見てしまったのだ。普通の人間で、この光景を見て平然としていられる人物がいれば、ぜひその様子を拝んでみたいものだ。 「あんたが悪いのよ!ナスィア!!」 「先に攻撃してきたのは、L、あなたでしょう!」 「何よ!あたしにケンカ売ってるわけ?」 「それはこっちのセリフよ!なんなら買ってあげましょうか?」 セイラに睨みつけられて、力の放出は止めた二人だったが、未だに口喧嘩を続けている。そんな二人を見て、セイラはため息一つ。 「ここがこの状態じゃ、安全も何もない状態みたいですし、やっぱりお帰りになった方がいいみたいですね」 『ぜひ、そうさせて下さい』 セイラの言葉に、リナを含めた五人のセリフが見事に唱和したのだった。 「それじゃあ、巻き込まれる前にとっとと帰らせてもら・・・」 「はーっはっはっはっはっはっ!!! また、私の罠にかかったな!」 ――ぴくん!―― 突如響いてきた中年男の声に、リナとシオン、そして、口喧嘩をしていたLとナスィアが敏感に反応した。 「まあ、無理もあるまい! この私の立てた、自然なシチュエーションと緻密な計算の元に立てられた計画を見破れるものなど、存在しな・・・」 『また、お前が全ての元凶かぁああぁぁぁぁああぁあぁぁっ!!!』 どしゅぐをあぁああぁぁあぁぁあぁぁぁああぁあぁっ! 「ぐほぁっ!?」 黒ずくめの見るからに怪しそうな格好をした男の、勝利の余韻に満ちた演説が終わる前に、リナとシオンとLとナスィア、この四人の放った衝撃波が、その男を天井(だったぼろ板)を破って吹っ飛ばした。 ひゅるるるるるるるるる――・・・ べしゃ! 四人の衝撃波でまともに吹っ飛んだ“それ”は、ぼろぼろになって落ちてきた。 「うが・・・こ、腰が・・・・・・」 そして、もうすでに何やら大ダメージを受けているその男のまわりを、四人が音もなく囲んだ。 「あ、ドリスさん」 セイラが今気づいたと言わんばかりに、驚いた表情をしてみせる。 「知り合いなんですか?セイラさん。見るからに諸悪の根元とゆう格好をした人ですけど」 アメリアがさらりと言ったかなりひどい一言入りのコメントに、セイラは。 「えっと・・・なんと言えばいいんでしょうか・・・・・・ 取りあえず、私達に対する悪意はもっていないんですが、何というかイタズラ好きで・・・」 『悪意ありまくりだってば』 セイラの言葉にリナ達四人は、ドリスに詰め寄るのを一時中断してまで突っ込みをいれる。 「何を言ってるんだ、お前達。善良市民の私の、いったいどこに悪意があると?」 『自覚無さ過ぎのセリフ、どうどうと吐くんじゃないぃいぃぃいぃぃぃっ!!!』 ばきゃあぁあぁぁあぁっ! 「ぐほっ!」 四人のセリフはまたもや唱和し、全く同時のタイミングでそれぞれの鉄拳制裁が決まった。 「あんた・・・あたしに前、いったい何したか憶えてるわけ・・・・・・?」 「こんだけ引っかき回してくれちゃって・・・後始末大変なんだけど・・・・・・?」 「イタズラですむ内容じゃないわ・・・・・・」 「どんだけ俺たちが大変な思いしたことか・・・・・・」 腕まくりをしながら、口々に言って再びドリスと言う男に詰め寄るリナ達。ちなみにセリフの順番は、リナ、L、ナスィア、シオンである。 『死ねぇえぇぇぇえぇぇぇえええぇっ!!!』 どこすかばきぼこっ! 「でにょわえろえあぁああぁぁぁあぁぁ〜〜〜〜っ!!!!!」 かくして、必殺連携コンボの練習という名目で、リナ達のドリスたこ殴り大会がはじまったのだった。 「みなさん。私の部屋でお茶会でもしませんか?」 『ぜひ』 セイラのお茶のお誘いに、現実逃避しかけたアメリア達四人が即頷いたのは、記すまでもないだろう。 「セイラさんに質問があるんですけど」 「はい。なんでしょうか?」 お茶菓子をつまんでいた手を休め、アメリアは意を決したようにセイラに話しかけた。 「ひょっとしてリナ、あのドリスって人に酷い恨み持ってたりする?」 「えぇ、持ってますよ。でも、どうしてそう思ったんですか?」 「えっと・・・なんていうか・・・・・・」 「やっぱり、仲間だからな」 返答に困ったアメリアに、ゼルガディスがさらりと助け船を出す。 「それに、目つきが尋常ではありませんでしたし・・・」 「リナはいつだって気に入らないことがあったときは、目がすわってるぞ」 「いつも以上ってことですよ、ガウリイさん。 でも、確かにそうですよね」 ため息の後のシルフィールのセリフに、ガウリイが笑顔で本人がこの場にいたなら、即呪文で吹っ飛ばされそうなことを言い、アメリアがそれに同意して頷く。 「リナは、あのドリスとか言う男からいったいどんな目に遭わされたんだ?」 危うく脱線しかけた話の内容を、元に戻すゼルガディス。 「あ・・・あのことですか・・・・・・」 ゼルガディスからの問いに、セイラは苦笑いを浮かべる。 「まあ、リナさんのあの怒りようも無理はないと思うんですけどね。 以前、リナさんと一緒に今みたいな感じでお茶を飲んでたんですが、その時にドリスさんがすぐ近くの空間で召喚呪文を唱えて失敗なさったみたいで、私達のいた空間に何故かナメクジが大量発生してしまったんです」 『ナメクジ?』 (それってリナの大嫌いな生き物では・・・) セイラの話の中にかなり奇なる単語を見つけ、思わず出た声を唱和させてしまった四人だったが、取りあえずそれは胸の内にしまっておくことにした。 「それだけなら、まだ良かったかもしれないんですが・・・ナメクジが、丁度リナさんが口をつけていたティーカップからナメクジ柱となって吹き出したんです」 ぶぴっ! 四人は一斉に飲んでいたお茶を吹き出した。 ごほごほごほごほごほごほ! 何やらむせまくっているゼルと、恐怖のあまり声も出ずに顔面蒼白となっているアメリアとシルフィール。さすがのガウリイも苦虫をかみつぶしたような表情をしている。 そして、長い、長い間を挟み、アメリアとシルフィールがやっとの思いで絞り出した感想は。 「そ、そうなんですか・・・」 「リナのあの怒りようも、無理ないわ・・・」 だった。 確かに、他にコメントのしようがない。 セイラは苦笑いを浮かべて、四人のそんな様子を眺めていたが、飲み終えたティーカップをテーブルの上に置いて立ち上がり。 「そろそろたこ殴り大会も終わっていることでしょうし・・・お帰りになった方がいいと思います」 「え?」 「でも、まだここに来てから二時間ぐらいしかたってないぞ」 セイラの言葉に、アメリアとガウリイが疑問の声をあげる。しかし、セイラはさらりと。 「こっちでの一分は、向こうでの一時間にあたります。つまり、ガウリイさん達がここに来てから二時間たったということは、分に換算して百二十分。向こうでたった時間は百二十時間になります。一日は二十四時間なので、向こうでは五日たっている計算になりますよ」 『でぇえええぇぇえぇえぇぇぇぇっっ!!!??』 四人は驚愕の叫びをあげた。 そのなかでも、一番悲惨な顔をしているのはアメリアだ。 「父さんに怒られます〜!」 そう叫んで、涙をぼろぼろ流している。 「あの・・・アメリアさんのお父さんって、そんなに・・・・・・?」 「言うな・・・俺もこの間はじめてあったときは、もう、この世の何も信じられない気分になったさ・・・」 「おお。あれはすごかったよなあ」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 セイラの呆然とした言葉に、ゼルは一人黄昏て、ガウリイは本当に憶えているのかどうかいまいち怪しいリアクションで答え、シルフィールはあの忌まわしい過去の出来事をリピートしてしまったのか、顔面蒼白で言葉を失っている。 「時間のことなら、リナさんに頼めば大丈夫ですよ」 『へ?』 「リナさんに頼んで、皆さんの世界に戻るときに時五日分遡ればいいんですよ」 セイラは事も無げに言う。 「出来るのか・・・?」 「はい。もちろんです。 じゃあ、リナさんを呼んできますね」 「あ!セイラさん、ちょっと・・・ ・・・行っちゃいました」 言って空間を渡ろうとしたセイラに、アメリアは急いで声をかけようとしたが、その前にセイラの姿は虚空にかき消えた。 「にしても・・・」 「時を遡る?」 四人の疑問の種は尽きない。 そして、やっとのことで元の世界に戻れたアメリア達を、再び災難が襲うことになるのだが・・・それは、また今度の話である。 /△\◆△●\◇/●△◆/△\▼/△\◆△●\◇/●△◆/△\ 終わりましたー。 よかったです。何とか収まって。 次は、リナさんの過去の話です。 また、少し間が開くかもしれませんが、がんばります。 それでは、Lさんとレプリカさんがドリスさんをどつきまわしている内に・・・ さようなら。 ここまで読んで下さって、本当にありがとうございました。 |
8709 | イタズラは災いの元?〈おまけ〉 | 奈月るり | 2002/7/23 11:35:51 |
記事番号8675へのコメント 〈おまけ〉 「んだーっ!離してよ、セイラ!まだ殴り足りないのよ!!」 「リナさんが時間を遡って下さらないと、皆さんが元の世界に帰れないんですぅ!」 「あんたでも出来るでしょうが、それぐらい!」 「私がすると、報告書が山のように来るんです!リナさんは今休暇中ですから、やっても大丈夫でしょう?」 何やら扉の向こうからもめる声が聞こえたかと思うと。 ばたんっ! 大きな音を立てて扉が開き、セイラに引きずられるようにリナが入ってきた。 「後はもう、Lお姉様達に任せて」 「わかったわよ」 投げやりにリナは言うと、どこから持ってきたのか朱い刀身の抜き身の剣を取り出した。そして、呆然とその様子を眺めていた四人の方を向くと。 「んじゃ、みんな。 何しに来たのか良くわかんなかったけど、もう帰ってもいい?」 「父さんの怒りを買わずにすむのなら、もう、どうでもいいですぅ〜」 「アメリア?何泣いてんのよ。 とにかく帰るわよ」 もう涙ぼろぼろのアメリアは、ほっておくことにしたらしい。リナは剣を面倒くさそうに掲げると、何やら小さく呟いた。すると、刀身が朱い光をほのかに発し、複雑な見慣れない紋様が浮かんでくる。 ひゅっ! その剣をリナが無雑作に振るうと、それは空気を切る音を立て紋様を虚空に刻み込んだ。それがリナ達五人を包みこむ。 「じゃ、帰るわね、セイラ」 「はい。それでは・・・」 セイラがリナに笑顔で手を振ったその時。 「リナ。俺たちも連れて行け」 『へ?』 突然の乱入者の声に、リナとセイラは同時にその方向を見た。 「シオン?」 「シオンさん・・・って、きゃ!」 次の瞬間には、その声の主――シオンは、セイラの腕を掴むと、リナ達のいる朱い光の中に入っていた。 「だぁ!!シオン、あんた!」 リナのそんな叫びも虚しく、一度実行された術はキャンセルされるわけもなく、セイラとシオンを含めた六人を連れて時空を越えていったのだった。 「どういうことか、説明してもらいましょうか?シ・オ・ン・くぅ〜ん♪」 「まあまあ。落ち着けよ、リナ」 「落ち着けるかぁ!!!」 尋常じゃない目つきで、シオンの襟首掴んでにこやかに話しかけるリナ。しかし、動じることなく逆にリナをなだめにかかるシオンに、リナはさらに怒りの頂点に差しかかる。 「俺とセイラ、レ・・・は禁句だったか。つまり、L達から休暇もらってきたんだよ。で、Lが『遊びに行くなら、やっぱりリナのいる世界でしょ♪』って言ってさぁ」 「そう言う理由かぁっ!!!」 「もち」 「あっそ・・・」 どこまでもスマイリーなシオンにつき合うのにも疲れて、リナはシオンを離した。そして、出かけたときから数分もたっていない部屋に戻って来れたことに感激しているアメリアを、びしっと指差して。 「アメリア。セイラとシオンの部屋の確保と身分証明よろしくね♪」 と、悪魔の微笑みを浮かべたのだった。 合掌。 ∧▼△\◆△\◇/△◆/△▼∧★∧▼△\◆△\◇/△◆/△▼∧ 奈月:おまけを書いた奈月です。 レプリカ:いや。おまけになってない、ない。 奈月:あ、やっぱりですか? レプリカ:うん。おもいっきし。 ま、次はリナの過去話で『過去に捧げるレクイエム』だっけ? 奈月:はい、そうです。 誰の一人称にしようか迷ってるんですけど。 レプリカ:私とか♪ 奈月:やっぱり三人称にしようかなぁって。 レプリカ:・・・いいんじゃない、別に。 奈月:拗ねてませんか? レプリカ:別に・・・・・・ 奈月:わかった! 『ドリスさんたこなぐり大会』に参加できなかったことを根に持ってる んですね。 レプリカ:そうよ!あれだけ暴れまくってこの私に迷惑をかけまくった諸悪の根元 を、この手で冥土に葬ってやれないだなんて・・・むぅーかぁーつぅー くぅうぅぅうぅううぅぅぅ〜っ! 奈月:じゃあ、今から行って来たら・・・ レプリカ:いいの!? 奈月:はい。 レプリカ:やったぁ♪ ドリスをどつきにレッツゴー♪ 奈月:レプリカさんを含め、みなさんドリスさんに八つ当たりしてご機嫌よう なので、今うちに締めちゃいます。 それでは♪ |