◆−箸休めクエスト〔プロローグ〕−水城まい (2002/7/17 01:23:23) No.8701


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8701箸休めクエスト〔プロローグ〕水城まい 2002/7/17 01:23:23


箸休めクエスト〔プロローグ〕

ガウリイとゼロスの珍道中、ガウゼロ?かも。パソコン壊れてて、直ったんですけど、今も接続がわるいんです〜。
ツリーも落ちているし、ショックです。なので・・、気分転換にギャグ満載でお送りしたい、ガウリイ、ゼロス頼んだよ〜。
リクくれた方もうちょっと待ってくださいね、ショックから立ち直るまで・・・。


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俺が気づいたとき、あたりは野っ原だった。
 タンポポの綿毛がそよそよと風に吹かれ、青空に登っていった。

 俺はまた眠くたくなって、うとうととしていた。
 そこに、空から----------。

ぐしゃっ、どどーーーーーーーん。

 ・・・痛ひ・・・、何か降ってきた・・・・。
 そいつは、黒っぽくて紫だった。

 何かに似ている、黒っぽくて、なんだっけー?
 手をポムっと叩く
  「ああ、なんだ〜、ゴキ・・・」
 すかさず、スタッフ振り下ろされた。
 ギリギリで避けたと思ったが、後ろから殴られた。
 「痛い、何すんだーーー」
 そいつは怒っているようだ・・・・。
 「リナさんは、どこですっ。デモンブラッドの波動を追ってきたのに、居るのはガウリイさんだけってどういうことです?」
 俺は首をかしげた。
 そういえば、どうしてここに居るんだっけ・・・。
 ううーーん・・・。
 「忘れた」
 黒っぽいのが、ズッコケた。
 「ところで、だれだっけーーっ」
 黒っぽいのが、頭から後ろに倒れた、げいのこまかいやつだな〜っ。
 「・・ゼロス・・です、お久しぶりです、ガウリイさん」
 何とか立ち直ったそいつは、ゼロスだった。
 「ゼロスかー、いやー、久しぶりだなー」
 俺がそいつの肩をぽむぽむ叩くと、そいつは本当に覚えているのかって疑わしそうな顔で見てくる。
 ごまかさねば・・・・・。
 「二人で夕日を見たっけなー」
 「見てませんっ」
 「一緒に遠足行ったっけ〜」
 「・・・・行ってません・・・」
 「おお、そうだーー、生の讃歌をうたったっけ〜」
 「歌ってませーーーーーんっ!」
 
 ゼロスのこめかみに、青筋が浮いていた。
 どうしよう、まずいっ。

と、ふーーっと溜息をついて、ゼロスは言った。
 「まっ、ガウリイさんですから仕方ありませんね。」
  
 よかった〜、怒りは解けたみたいだ。
・・でもデモンブラッドって、リナのだよなー、リナが物くれるわけないしなあ、借りたんだっけ?うーーん、まあ、絶対とりに来るだろうから、まってりゃいっかーー。
 「そういやあ、ゼロスなにしに来たんだ?」
 リナに会いにきたってことは、また何かやっかいごとか?
 「いやあ、魔族も数が減ってきたので、リナサンたちが居なくなるまで、お休みしようってことになったんですよーーっ、リナさんってばあるく災厄ですからv」
 今度はガウリイが、すっころんだ・・。 
・・・リナよ、魔族に災厄って言われるお前って・・・
 「だから、リナさんについて歩いたらたのしいかなーーってv、僕こんな長期休暇うまれてはじめてですう、ううっ、中間管理職とは辛いものですう。」
 ゼロスは笑ったり泣いたり、泣いたり笑ったり。
 そんなにうれしのかっ、1000年生きてて初めてって・・・・。
 ガウリイはもらい泣きをしつつ、
 「良かったなーー、ゼロス。いっぱい楽しもうっ」
と、正の気をゼロスに向けまくって、手を握りぶんぶん振り回しても、上機嫌なゼロスはニコニコしていた。
 それでいいのか・・・、高位魔族よ・・。