◆−五大魔族と五人の部下達in神魔戦争−東琥珀 (2002/8/13 12:03:40) No.8763 ┣第十五話:哀しみの果て−東琥珀 (2002/8/13 12:36:08) No.8764 ┃┗哀しき…結末、ですか…?−有秋 灯 (2002/8/13 17:55:43) No.8766 ┃ ┗我ながら、どうしてこんな事になってしまったのか…−東琥珀 (2002/8/14 07:14:11) No.8772 ┣第十六話:神−東琥珀 (2002/8/13 17:24:32) No.8765 ┃┣神でなき神−ユア・ファンティン (2002/8/13 21:56:46) No.8770 ┃┃┗世の中こんなヤツもいる。(実際知り合いにライアナのモデルがいる)−東琥珀 (2002/8/14 07:29:58) No.8773 ┃┃ ┗謹んで書かせていただきます。−ユア・ファンティン (2002/8/14 23:06:16) No.8780 ┃┣…………うっ…っ…。−璃緒 (2002/8/14 01:31:32) No.8771 ┃┃┗あう……………………−東琥珀 (2002/8/14 08:30:23) No.8774 ┃┣少し私見を−Laytear (2002/8/14 12:43:23) No.8776 ┃┃┗正解。(汗)−東琥珀 (2002/8/15 18:22:18) No.8783 ┃┗・・・・・(滝涙)−らん (2002/8/14 13:26:38) No.8777 ┃ ┗…………ふ。(遠い目)−東琥珀 (2002/8/15 18:30:06) No.8784 ┣第十七話:光と闇と神と魔と−東琥珀 (2002/8/15 18:38:14) No.8785 ┃┣…っ!?−璃緒 (2002/8/15 22:25:57) No.8789 ┃┃┗ふにょ。−東琥珀 (2002/8/16 13:37:05) No.8798 ┃┗冷怒ですね・・・・・・・・・−ユア・ファンティン (2002/8/16 22:33:04) No.8806 ┃ ┗ゆ…ユアさん怖ひ(汗)−東琥珀 (2002/8/18 14:24:01) No.8814 ┣第十八話:憎悪−東琥珀 (2002/8/15 22:09:12) No.8788 ┃┣…。(どう表現すればいいかわからない)−璃緒 (2002/8/15 22:42:24) No.8790 ┃┃┗て言うか俺の脳がおかしくなってきてるのかもしれないとか思ってみたりする今日この頃−東琥珀 (2002/8/16 13:47:45) No.8799 ┃┣・・・・・・・。(バックに、焔を上げて・・・。)−ユア・ファンティン (2002/8/16 22:46:57) No.8807 ┃┃┗……冷たい炎………(汗)−東琥珀 (2002/8/18 14:29:59) No.8815 ┃┣・・・・・・・・・・・・・・(激怒中)−まい (2002/8/17 00:43:11) No.8808 ┃┃┣同感ね・・・・・。(にっこり笑顔)(←目が笑ってないけど)−ユア・ファンティン (2002/8/17 12:01:38) No.8809 ┃┃┗……………………(陰に隠れて震えてます)−東琥珀 (2002/8/18 14:54:16) No.8816 ┃┗・・・・・・・・・・−藤原清貫 (2002/8/18 15:39:45) No.8817 ┃ ┗なんか皆様『……』ていうタイトル多いのね(汗)−東琥珀 (2002/8/18 17:16:37) No.8818 ┣第十九話:狂気の発端−東琥珀 (2002/8/18 20:23:45) No.8820 ┃┗それでもね・・・・・・。(バックに、悲しげな炎)−ユア・ファンティン (2002/8/18 20:58:18) No.8822 ┃ ┗そうなんです・・・(誰か消火器持ってきてくれ)−東琥珀 (2002/8/19 13:45:36) No.8826 ┣第二十話:運命、無慈悲なその言葉−東琥珀 (2002/8/19 16:53:00) No.8827 ┃┣運命・・・・んなもん信じるか(今まで一番大きなバックの炎−ユア・ファンティン (2002/8/19 20:00:58) No.8830 ┃┃┗熱ひ(涙)−東琥珀 (2002/8/22 13:09:05) NEW No.8844 ┃┣誰か。なんとか・・・・・・・。−猫楽者 (2002/8/19 23:09:22) No.8832 ┃┃┗彼女を止める事が出来る人、いるかしら。−東琥珀 (2002/8/22 13:17:20) NEW No.8845 ┃┗あう・・・−璃緒 (2002/8/20 21:47:53) No.8836 ┃ ┗…はふぅ……(ため息)−東琥珀 (2002/8/22 13:23:17) NEW No.8846 ┣第二十一話:大切な人、物、想いさえも、全て断ち切り虚空へ飛ばす−東琥珀 (2002/8/22 14:40:18) NEW No.8847 ┃┗もう、戻らない・・・・・・。−ユア・ファンティン (2002/8/23 23:04:35) NEW No.8857 ┃ ┗ていうか戻れない。−東琥珀 (2002/8/25 12:18:38) NEW No.8869 ┣第二十二話:赤毛な犬。−東琥珀 (2002/8/23 14:27:42) NEW No.8853 ┗いきなり乱入します−723 (2002/8/24 20:13:55) NEW No.8864
8763 | 五大魔族と五人の部下達in神魔戦争 | 東琥珀 E-mail | 2002/8/13 12:03:40 |
…いきなりツリー堕ちちゃいました。 『第十四話』なんて、公開してから一日で速攻堕ち。早ッ!! やっぱり回転早いぞ早すぎるぞ書き殴り。(汗) …と言う訳で、十五話から…ですね。 おそらく十四話なんて『見てない』て言うヒトいるんでは無いでしょうか。 …………………………見てない人………………………… お願いですから過去ログか著者別行ってください。 滅茶苦茶中途半端、滅茶苦茶大事なんです。十四話。 見ないとワケわかんない事請け合いです。ええもう。 ……それでは………始めましょうか。 第十五話から…………ですね。 |
8764 | 第十五話:哀しみの果て | 東琥珀 E-mail | 2002/8/13 12:36:08 |
記事番号8763へのコメント 夜遅く。 海王は、帰ってきた。 既に冷たくなり、二度と笑みを見せる事のない娘を、その背に負って。 『オルエンが死んだ』 海王は告げた。 誰も、信じなかった。 悪い冗談だ、とリノアンでさえ笑い飛ばした。 海王は、無言のまま、娘の躰を床に、そっと、降ろした。 部屋を、沈黙が支配した。 『ウソでしょう』 リノアンが、呟いた。 『海王様、ねぇ、ウソでしょう』 海王は、答えなかった。 『オルエンと二人で、からかっているんでしょう』 リノアンの手が、オルエンの頬に触れた。 冷たかった。 人間の身に封印されていたオルエン。 躰の中を、熱い血が流れている筈のオルエン。 さっきまでは、確かに、温かかった。 リノアンは、笑った。 『オルエン、オルエン、返事しなさいよ、オルエン』 笑い顔のまま涙を流す娘を、海王は沈痛な表情でじっと見つめていた。 『オルエン、オルエン、オルエン』 返事は、無かった。 『うるさい、一度呼べばわかる、人の名前を連呼するな』 いつもの様に、そう返して欲しかった。 だけど、返ってこなかった。 オルエンは、穏やかな表情で空を見ていた。 何も無かったかのような表情で。 穏やかなオルエンの顔が、怖い程に美しかった。 人の死というものは、恐ろしく、哀しく、そして、美しい。 『私が見つけた時には、もう』 海王が言った。 『路地裏に倒れていたんです、血塗れになって』 『一面が紅い血の海でした…その中にこの子が浮かんでいたんです』 『ああ、リノアン、そんなに揺さぶってはいけません』 海王が、妹を失った姉をたしなめた。 『腕が、首が落ちます』 オルエンは、全身を切り刻まれていた。 しかも、全て急所を外されていた。 最期の最期まで苦しんで、死んだ事だろう。 『これが神の所業か』 魔竜王が吐き捨てた。 『冥王様、冥王様』 リノアンが、他軍の長に泣きついた。 『貴方の御力で、なんとかできませんか』 『ごめんね、無理なの』 冥王は、そっと首を横に振った。 『魂を、死神に持って行かれてしまっているから………』 『僕にはどうする事も出来ないの………』 『腹心の中で一番と言っても、この子を助けられないの………』 冥王は、何度も、何度も謝った。 ごめんね、ごめんね、と。 そんな父を、後ろから娘たちがそっと支えた。 『…皆さん、少し手伝ってくださいな』 海王が言った。 『オルエンを………土に還してあげなくては』 オルエンは、人間の躰のまま死んだ。 だから、塵になって消えたりはしなかった。 だから、そこに留まった。 留まって、皆に現実を突きつけた。 十九人になった魔族で、代わる代わる穴を掘った。 その中に、オルエンを横たえた。 青白い月の光を浴びて、美しい少女はまるで生きている様に見えた。 起きあがって、『ああ疲れた』と言い出しそうな。 海王は、娘の躰に土を被せて行った。 この青白い光の中、冷たい娘を背負いながら、 彼女は一体何を想ったのだろうか。 無表情のまま佇む海王、彼女もまた、例えようのない程、 美しくて、哀しかった。 オルエンは、もういない。 もう二度と、逢えない。 彼女の魂は、死神が連れて行った。 これから、彼女の魂は、どうなるのだろうか。 混沌に沈められるのだろうか。 それとも、輪廻の環を断ち切られ、神界に幽閉されるのか。 運命の環は、廻り始めた。 言い訳あんど言い逃れ。 作:………お願いですから。 今回だけ、カンベンしてください。 冥王様とどつきあいできるだけの精神力が、ありません……… 幕。 |
8766 | 哀しき…結末、ですか…? | 有秋 灯 | 2002/8/13 17:55:43 |
記事番号8764へのコメント 東琥珀さんは No.8764「第十五話:哀しみの果て」で書きました。 > > >夜遅く。 > >海王は、帰ってきた。 > >既に冷たくなり、二度と笑みを見せる事のない娘を、その背に負って。 > >『オルエンが死んだ』 > >海王は告げた。 > >誰も、信じなかった。 そう、思いますよね。 > >悪い冗談だ、とリノアンでさえ笑い飛ばした。 冗談であって欲しいです。 > >海王は、無言のまま、娘の躰を床に、そっと、降ろした。 > >部屋を、沈黙が支配した。 あぅ…(泣きかけ) > >『ウソでしょう』 > >リノアンが、呟いた。 > >『海王様、ねぇ、ウソでしょう』 > >海王は、答えなかった。 > >『オルエンと二人で、からかっているんでしょう』 > >リノアンの手が、オルエンの頬に触れた。 > >冷たかった。 > >人間の身に封印されていたオルエン。 > >躰の中を、熱い血が流れている筈のオルエン。 > >さっきまでは、確かに、温かかった。 > >リノアンは、笑った。 > >『オルエン、オルエン、返事しなさいよ、オルエン』 > >笑い顔のまま涙を流す娘を、海王は沈痛な表情でじっと見つめていた。 > >『オルエン、オルエン、オルエン』 > >返事は、無かった。 > >『うるさい、一度呼べばわかる、人の名前を連呼するな』 > >いつもの様に、そう返して欲しかった。 > >だけど、返ってこなかった。 さみしいですね…。 >オルエンは、全身を切り刻まれていた。 > >しかも、全て急所を外されていた。 > >最期の最期まで苦しんで、死んだ事だろう。 > >『これが神の所業か』 > >魔竜王が吐き捨てた。 神なんて…っ! > >『ごめんね、無理なの』 > >冥王は、そっと首を横に振った。 > >『魂を、死神に持って行かれてしまっているから………』 > >『僕にはどうする事も出来ないの………』 > >『腹心の中で一番と言っても、この子を助けられないの………』 > >冥王は、何度も、何度も謝った。 > >ごめんね、ごめんね、と。 切ないです…。 > >『オルエンを………土に還してあげなくては』 > >オルエンは、人間の躰のまま死んだ。 それが、よかったのか、悪かったのか…。 >オルエンは、もういない。 > >もう二度と、逢えない。 > >彼女の魂は、死神が連れて行った。 この野郎…!! > >これから、彼女の魂は、どうなるのだろうか。 > >混沌に沈められるのだろうか。 > >それとも、輪廻の環を断ち切られ、神界に幽閉されるのか。 それだけは嫌です…。 > > > > > > > > > > >運命の環は、廻り始めた。 > > > > > > 遅くなりましたが、はじめまして。 すみません、こんなに哀しい話にコメントしてしまって…。 でも、コメントせずにはいられませんでした。 オルエン… じゃあね。…ありがとう。 |
8772 | 我ながら、どうしてこんな事になってしまったのか… | 東琥珀 E-mail | 2002/8/14 07:14:11 |
記事番号8766へのコメント 有秋 灯さんは No.8766「哀しき…結末、ですか…?」で書きました。 > >東琥珀さんは No.8764「第十五話:哀しみの果て」で書きました。 >> >> >>夜遅く。 >> >>海王は、帰ってきた。 >> >>既に冷たくなり、二度と笑みを見せる事のない娘を、その背に負って。 >> >>『オルエンが死んだ』 >> >>海王は告げた。 >> >>誰も、信じなかった。 >そう、思いますよね。 海王の普段の性格からしても… そういうタチの悪い冗談、普段から結構飛ばしそうですし。 >> >>悪い冗談だ、とリノアンでさえ笑い飛ばした。 >冗談であって欲しいです。 冗談であったらどんなに良いか。 >> >>海王は、無言のまま、娘の躰を床に、そっと、降ろした。 >> >>部屋を、沈黙が支配した。 > >あぅ…(泣きかけ) 冷たい骸になった仲間を、皆はどんな想いで見詰めたのだろう。 > >> >>『ウソでしょう』 >> >>リノアンが、呟いた。 >> >>『海王様、ねぇ、ウソでしょう』 >> >>海王は、答えなかった。 >> >>『オルエンと二人で、からかっているんでしょう』 >> >>リノアンの手が、オルエンの頬に触れた。 >> >>冷たかった。 >> >>人間の身に封印されていたオルエン。 >> >>躰の中を、熱い血が流れている筈のオルエン。 >> >>さっきまでは、確かに、温かかった。 >> >>リノアンは、笑った。 >> >>『オルエン、オルエン、返事しなさいよ、オルエン』 >> >>笑い顔のまま涙を流す娘を、海王は沈痛な表情でじっと見つめていた。 >> >>『オルエン、オルエン、オルエン』 >> >>返事は、無かった。 >> >>『うるさい、一度呼べばわかる、人の名前を連呼するな』 >> >>いつもの様に、そう返して欲しかった。 >> >>だけど、返ってこなかった。 > >さみしいですね…。 『存在していたもの』がいなくなるという事は、さみしい事です。 ええ、とても…………。 > >>オルエンは、全身を切り刻まれていた。 >> >>しかも、全て急所を外されていた。 >> >>最期の最期まで苦しんで、死んだ事だろう。 >> >>『これが神の所業か』 >> >>魔竜王が吐き捨てた。 > >神なんて…っ! 俺の書く神って性格悪いんだなこれが。(汗) > >> >>『ごめんね、無理なの』 >> >>冥王は、そっと首を横に振った。 >> >>『魂を、死神に持って行かれてしまっているから………』 >> >>『僕にはどうする事も出来ないの………』 >> >>『腹心の中で一番と言っても、この子を助けられないの………』 >> >>冥王は、何度も、何度も謝った。 >> >>ごめんね、ごめんね、と。 > >切ないです…。 冥王様にとっても… やはり、『仲間』を失う、と言うのは結構キツいものがあるのです。 > >> >>『オルエンを………土に還してあげなくては』 >> >>オルエンは、人間の躰のまま死んだ。 > >それが、よかったのか、悪かったのか…。 『死んだ瞬間』人間だった、と言う事に対してはまだ救いがあります。 魔族と違って、輪廻転生の環に乗れる………筈ですから。 ただ、魔族の躰でいたならば、死神に負ける事は無かったでしょう。 ……となれば、やはり悪かったのでしょうか?(聞くな) > >>オルエンは、もういない。 >> >>もう二度と、逢えない。 >> >>彼女の魂は、死神が連れて行った。 >この野郎…!! 書いてて腹の立つあの死神。 >> >>これから、彼女の魂は、どうなるのだろうか。 >> >>混沌に沈められるのだろうか。 >> >>それとも、輪廻の環を断ち切られ、神界に幽閉されるのか。 > >それだけは嫌です…。 私もイヤです。 > >> >> >> >> >> >> >> >> >> >> >>運命の環は、廻り始めた。 >> >> >> >> >> >> > > >遅くなりましたが、はじめまして。 >すみません、こんなに哀しい話にコメントしてしまって…。 >でも、コメントせずにはいられませんでした。 >オルエン… >じゃあね。…ありがとう。 はじめまして。 コメント、ありがとうございます。 ………オルエンの魂は何処へ行くんでしょうね……(遠い目) 魔族の魂も、天国に、逝けるんでしょうか? (いや、あんな神族がいるなら行きたく無いな) ……………報われないなぁ…………… それでは、こんな作者の駄文ですが、 これからも付き合って頂けたら幸せです。 ではこれにて。 |
8765 | 第十六話:神 | 東琥珀 E-mail | 2002/8/13 17:24:32 |
記事番号8763へのコメント オルエンの死を、目の当たりにして。 魔族たちは、かなりの落ち込みを見せていた。 中でも一番ダメージの大きいのは……… やはり、海王であろう。 すっかり落ち込んでしまい、食事も喉を通らないらしい。 一日数回、儀式的に、誰かが海王の元へ食事を運んでいく。 だが、当然海王は手を付けようとはしない。 ただ気怠いだけの毎日。 『もうどうにでもなれ』という雰囲気が辺りに立ちこめていた。 …カサリ。 魔族たちの野営地から、少し離れた場所。 大きめの茂みが音を立てる。 「うふふーv」 がさっ、と顔を出したのは。 言うまでも無かろう。 高位神族。 死神、ライアナ。 「皆さん落ち込んでますねぇー♪」 何が可笑しいのか、くくっ、と笑う彼女。 「正解でしたね、オルエンさんにしてv」 「何がだ」 「ひゃああっ!?」 急に後ろでした声に驚き、思わず声を上げるライアナ。 「お…お姉様………」 「…お前も悪趣味な事するよ………」 顔をしかめる赤毛。 「でもでもっ、うまく行ったでしょう?ホメてホメてvv」 「………………」 呆れたように、肩をすぼめる赤毛。 「…お前…娯楽探索も良いが………先の事考えてやってるのか?」 「失礼ですぅ。当然、ちゃんとやってますよ」 にっこり笑うライアナ。 ごんっ! 「いたぁぁい!何するんですかぁ!」 赤毛がライアナを蹴り飛ばしたのだ。 「ほほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉう。 ちゃぁぁぁぁぁんとやってる、とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」 「………………………………」 思わず後ずさる金髪神族。 「…我々は神族だ。 魔族と敵対し…………お前が海王将軍の始末に成功した、と言う事は認める。 だが…………何処にあんな殺し方をする必要がある」 暗にライアナを責める赤毛。 「何故悪いんですかぁ?どうせ魔族なんて救う価値も無いんですからぁ。 どんな殺し方したって同じじゃ無いですかv」 「………お前が神族の誇りを忘れているのではないか、と言いたいのだ…私は」 先日見た情景を思い出す彼女。 路地裏。 槍を構えるオルエン。 彼女の仕草には、『絶望』というものが感じられなかった。 くくっ、と笑うライアナ。 走るオルエン。 ぶじゅっ! 嫌な音と共に。 オルエンの右足が斬り裂かれる。 彼女はたまらず倒れ………………………………なかった。 ライアナに受け止められたのだ。 『まだ、倒れるには早いですよ♪オルエンさん?』 『……………っ………………』 びぢゃっ! ぐぢゅっ! 耳をふさぎたくなるような音。 オルエンの躰が裂け、鮮血が飛び散る。 『ぎ…あ…………ああああああ………………』 オルエンのうめき声。 ためらわずに、オルエンを切り刻んでいくライアナ。 しかし。 急所には一撃も入れていない。 藻掻き、呻き、必死で逃れようとするオルエン。 『♪』 ライアナが、見えない『力』を放った。 『ぐ………が…………』 『力』が、オルエンの喉を締め上げる。 首の骨がへし折れる、一歩手前。 『苦しいでしょう?痛いでしょう?』 オルエンの顔をのぞき込むライアナ。 オルエンの瞳には…………まだ、光があった。 『……なんかその瞳、すっごくヤですぅ。気に障ります』 頬をぷうっ、とふくらませる死神。 『…………えいっ♪』 ざじゅっ! 『ぎあああああああああああああああああああっっっっ!!!!』 刃が、オルエンの『瞳』のみを斬り裂いた。 『…ああ…あああああああ……………』 オルエンの呻き声。 『恨まないでくださいね』 『ぎゃうっ!』 オルエンの傷口を、力一杯踏みつける死神。 『これも運命♪ですから♪』 にっこり笑って放った、ライアナの一撃は。 的確に、オルエンの心臓を貫いた。 「………我らに、あのような事をするメリットは無い」 「いいじゃないですか♪楽しいですし♪」 ライアナは。 変わらない笑みを浮かべた。 いつもと、全く変わらない……………………………………… 狂気の笑み。 ☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪ ………ノーコメントでお願いします。 コレに関しても。 |
8770 | 神でなき神 | ユア・ファンティン | 2002/8/13 21:56:46 |
記事番号8765へのコメント 東琥珀さんは No.8765「第十六話:神」で書きました。 どうもです。(沈み気味) >オルエンの死を、目の当たりにして。 >魔族たちは、かなりの落ち込みを見せていた。 うっっ、オルエン。 >中でも一番ダメージの大きいのは……… >やはり、海王であろう。 >すっかり落ち込んでしまい、食事も喉を通らないらしい。 >一日数回、儀式的に、誰かが海王の元へ食事を運んでいく。 >だが、当然海王は手を付けようとはしない。 >ただ気怠いだけの毎日。 >『もうどうにでもなれ』という雰囲気が辺りに立ちこめていた。 自分たち魔族でも、人の身だと死が、訪れると言う事知ってしまったせいか。 >…カサリ。 >魔族たちの野営地から、少し離れた場所。 >大きめの茂みが音を立てる。 >「うふふーv」 >がさっ、と顔を出したのは。 >言うまでも無かろう。 >高位神族。 >死神、ライアナ。 神でない神ですね。 >「皆さん落ち込んでますねぇー♪」 >何が可笑しいのか、くくっ、と笑う彼女。 >「正解でしたね、オルエンさんにしてv」 >「何がだ」 >「ひゃああっ!?」 >急に後ろでした声に驚き、思わず声を上げるライアナ。 >「お…お姉様………」 >「…お前も悪趣味な事するよ………」 >顔をしかめる赤毛。 まだ、神である神・・・。 >「でもでもっ、うまく行ったでしょう?ホメてホメてvv」 >「………………」 >呆れたように、肩をすぼめる赤毛。 >「…お前…娯楽探索も良いが………先の事考えてやってるのか?」 >「失礼ですぅ。当然、ちゃんとやってますよ」 >にっこり笑うライアナ。 >ごんっ! >「いたぁぁい!何するんですかぁ!」 >赤毛がライアナを蹴り飛ばしたのだ。 >「ほほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉう。 >ちゃぁぁぁぁぁんとやってる、とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」 >「………………………………」 >思わず後ずさる金髪神族。 >「…我々は神族だ。 >魔族と敵対し…………お前が海王将軍の始末に成功した、と言う事は認める。 >だが…………何処にあんな殺し方をする必要がある」 あるものか。(恕×∞) >暗にライアナを責める赤毛。 >「何故悪いんですかぁ?どうせ魔族なんて救う価値も無いんですからぁ。 >どんな殺し方したって同じじゃ無いですかv」 同じでは、ない。 救う価値のない奴など居ないのだ・・・。 ・・・オルエン・・。 >「………お前が神族の誇りを忘れているのではないか、と言いたいのだ…私は」 >先日見た情景を思い出す彼女。 > > > > > > > > >路地裏。 >槍を構えるオルエン。 「私は、絶望は、しない。 海王様の元に返るのだ。」 それは、かなわなかった。 >彼女の仕草には、『絶望』というものが感じられなかった。 >くくっ、と笑うライアナ。 >走るオルエン。 >ぶじゅっ! >嫌な音と共に。 >オルエンの右足が斬り裂かれる。 ・・・・・・・・・・・。 >彼女はたまらず倒れ………………………………なかった。 >ライアナに受け止められたのだ。 >『まだ、倒れるには早いですよ♪オルエンさん?』 ・・っこの神でなしっ・・・。 >『……………っ………………』 >びぢゃっ! >ぐぢゅっ! >耳をふさぎたくなるような音。 >オルエンの躰が裂け、鮮血が飛び散る。 >『ぎ…あ…………ああああああ………………』 >オルエンのうめき声。 >ためらわずに、オルエンを切り刻んでいくライアナ。 >しかし。 >急所には一撃も入れていない。 >藻掻き、呻き、必死で逃れようとするオルエン。 >『♪』 >ライアナが、見えない『力』を放った。 >『ぐ………が…………』 >『力』が、オルエンの喉を締め上げる。 >首の骨がへし折れる、一歩手前。 >『苦しいでしょう?痛いでしょう?』 >オルエンの顔をのぞき込むライアナ。 >オルエンの瞳には…………まだ、光があった。 私は、帰る・・きっと帰る。 海王様の元へ。 >『……なんかその瞳、すっごくヤですぅ。気に障ります』 >頬をぷうっ、とふくらませる死神。 >『…………えいっ♪』 >ざじゅっ! >『ぎあああああああああああああああああああっっっっ!!!!』 >刃が、オルエンの『瞳』のみを斬り裂いた。 >『…ああ…あああああああ……………』 >オルエンの呻き声。 >『恨まないでくださいね』 >『ぎゃうっ!』 >オルエンの傷口を、力一杯踏みつける死神。 >『これも運命♪ですから♪』 >にっこり笑って放った、ライアナの一撃は。 >的確に、オルエンの心臓を貫いた。 ・・苦しませるぐらいなら・・一思いにやった方がね・・。 ヴァルじゃないけど、 それが、神側の奴がする事かっ。 > > > > > >「………我らに、あのような事をするメリットは無い」 >「いいじゃないですか♪楽しいですし♪」 >ライアナは。 >変わらない笑みを浮かべた。 >いつもと、全く変わらない……………………………………… >狂気の笑み。 神は、狂い始めた・・・・。 > > > > > > > > >☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪ > > >………ノーコメントでお願いします。 >コレに関しても。 ・・・あの、東琥珀さん オルエン達海王軍を お貸し願います。 追悼の意を込め 忘却の日々を書かせてください。 楽しかったオルエンと海王様との日々を。 続くはずだった日々を。 是非書かせてください。 ウェェェェェェェェェ――――――――――――――ん。 追伸:今週の(土)に、タロット話をします。 来てみてください。(12話のレス参照) オルエンに、黙祷。 そして私の頬を伝う涙。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・涙が、止まりません・・・・・、。 |
8773 | 世の中こんなヤツもいる。(実際知り合いにライアナのモデルがいる) | 東琥珀 E-mail | 2002/8/14 07:29:58 |
記事番号8770へのコメント ユア・ファンティンさんは No.8770「神でなき神」で書きました。 >東琥珀さんは No.8765「第十六話:神」で書きました。 > >どうもです。(沈み気味) どうもです。 いつもありがとうなのです。(こっちも沈み気味) > >>オルエンの死を、目の当たりにして。 >>魔族たちは、かなりの落ち込みを見せていた。 >うっっ、オルエン。 ふと何かあるごとに彼女を思い出してしまうんですよね。 >>中でも一番ダメージの大きいのは……… >>やはり、海王であろう。 >>すっかり落ち込んでしまい、食事も喉を通らないらしい。 >>一日数回、儀式的に、誰かが海王の元へ食事を運んでいく。 >>だが、当然海王は手を付けようとはしない。 >>ただ気怠いだけの毎日。 >>『もうどうにでもなれ』という雰囲気が辺りに立ちこめていた。 >自分たち魔族でも、人の身だと死が、訪れると言う事知ってしまったせいか。 『オルエンの次は自分たちかもしれない』 『一体どうしてこんな事になってしまったのだろう』 考えても考えても仕方のない事を考えてしまう日々。 >>…カサリ。 >>魔族たちの野営地から、少し離れた場所。 >>大きめの茂みが音を立てる。 >>「うふふーv」 >>がさっ、と顔を出したのは。 >>言うまでも無かろう。 >>高位神族。 >>死神、ライアナ。 >神でない神ですね。 『神』の『肩書き』と言うモノは恐ろしいです。 >>「皆さん落ち込んでますねぇー♪」 >>何が可笑しいのか、くくっ、と笑う彼女。 >>「正解でしたね、オルエンさんにしてv」 >>「何がだ」 >>「ひゃああっ!?」 >>急に後ろでした声に驚き、思わず声を上げるライアナ。 >>「お…お姉様………」 >>「…お前も悪趣味な事するよ………」 >>顔をしかめる赤毛。 >まだ、神である神・・・。 まだ『マトモ』。 >>「でもでもっ、うまく行ったでしょう?ホメてホメてvv」 >>「………………」 >>呆れたように、肩をすぼめる赤毛。 >>「…お前…娯楽探索も良いが………先の事考えてやってるのか?」 >>「失礼ですぅ。当然、ちゃんとやってますよ」 >>にっこり笑うライアナ。 >>ごんっ! >>「いたぁぁい!何するんですかぁ!」 >>赤毛がライアナを蹴り飛ばしたのだ。 >>「ほほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉう。 >>ちゃぁぁぁぁぁんとやってる、とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」 >>「………………………………」 >>思わず後ずさる金髪神族。 >>「…我々は神族だ。 >>魔族と敵対し…………お前が海王将軍の始末に成功した、と言う事は認める。 >>だが…………何処にあんな殺し方をする必要がある」 >あるものか。(恕×∞) 無いです。ぜんっぜん。 >>暗にライアナを責める赤毛。 >>「何故悪いんですかぁ?どうせ魔族なんて救う価値も無いんですからぁ。 >>どんな殺し方したって同じじゃ無いですかv」 >同じでは、ない。 >救う価値のない奴など居ないのだ・・・。 >・・・オルエン・・。 この世界に、『いらない存在』は無い。 そう、信じたいですね。 >>「………お前が神族の誇りを忘れているのではないか、と言いたいのだ…私は」 >>先日見た情景を思い出す彼女。 >> >> >> >> >> >> >> >> >>路地裏。 >>槍を構えるオルエン。 >「私は、絶望は、しない。 > 海王様の元に返るのだ。」 >それは、かなわなかった。 『神』と呼ばれる存在が。 『人』を守る存在が。 無情にも彼女に与えたものは。 路地に転がる孤独な『死』。 >>彼女の仕草には、『絶望』というものが感じられなかった。 >>くくっ、と笑うライアナ。 >>走るオルエン。 >>ぶじゅっ! >>嫌な音と共に。 >>オルエンの右足が斬り裂かれる。 >・・・・・・・・・・・。 多分切断ぎりぎり一歩前。 >>彼女はたまらず倒れ………………………………なかった。 >>ライアナに受け止められたのだ。 >>『まだ、倒れるには早いですよ♪オルエンさん?』 >・・っこの神でなしっ・・・。 ………ふ。 いつの間にこんな性格の悪いヤツになったんだろぉな。(遠い目) >>『……………っ………………』 >>びぢゃっ! >>ぐぢゅっ! >>耳をふさぎたくなるような音。 >>オルエンの躰が裂け、鮮血が飛び散る。 >>『ぎ…あ…………ああああああ………………』 >>オルエンのうめき声。 >>ためらわずに、オルエンを切り刻んでいくライアナ。 >>しかし。 >>急所には一撃も入れていない。 >>藻掻き、呻き、必死で逃れようとするオルエン。 >>『♪』 >>ライアナが、見えない『力』を放った。 >>『ぐ………が…………』 >>『力』が、オルエンの喉を締め上げる。 >>首の骨がへし折れる、一歩手前。 >>『苦しいでしょう?痛いでしょう?』 >>オルエンの顔をのぞき込むライアナ。 >>オルエンの瞳には…………まだ、光があった。 >私は、帰る・・きっと帰る。 >海王様の元へ。 もう一度、あの方に逢いたい。 私は、死ねない。 >>『……なんかその瞳、すっごくヤですぅ。気に障ります』 >>頬をぷうっ、とふくらませる死神。 >>『…………えいっ♪』 >>ざじゅっ! >>『ぎあああああああああああああああああああっっっっ!!!!』 >>刃が、オルエンの『瞳』のみを斬り裂いた。 >>『…ああ…あああああああ……………』 >>オルエンの呻き声。 >>『恨まないでくださいね』 >>『ぎゃうっ!』 >>オルエンの傷口を、力一杯踏みつける死神。 >>『これも運命♪ですから♪』 >>にっこり笑って放った、ライアナの一撃は。 >>的確に、オルエンの心臓を貫いた。 >・・苦しませるぐらいなら・・一思いにやった方がね・・。 > >ヴァルじゃないけど、 >それが、神側の奴がする事かっ。 『神』もどんどん歪んできてます。 どうなるんだ、これから。 >> >> >> >> >> >>「………我らに、あのような事をするメリットは無い」 >>「いいじゃないですか♪楽しいですし♪」 >>ライアナは。 >>変わらない笑みを浮かべた。 >>いつもと、全く変わらない……………………………………… >>狂気の笑み。 >神は、狂い始めた・・・・。 狂い、歪み………………… ズレはどんどん大きくなる。 >> >> >> >> >> >> >> >> >>☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪ >> >> >>………ノーコメントでお願いします。 >>コレに関しても。 >・・・あの、東琥珀さん >オルエン達海王軍を >お貸し願います。 >追悼の意を込め >忘却の日々を書かせてください。 >楽しかったオルエンと海王様との日々を。 >続くはずだった日々を。 >是非書かせてください。 > 貸しましょう。 こちらから頭を下げてお願いしたいくらいです。 ………………オルエンを……………… せめて、忘却の中で、幸せにしてあげて下さい。 私には、もうそのような話は書けそうに無いのです…………。 > > > > >ウェェェェェェェェェ――――――――――――――ん。 > > > > >追伸:今週の(土)に、タロット話をします。 > 来てみてください。(12話のレス参照) > おおう。 行けたら、行きますです。 ……うーみゅ。行けるかな? ………………………………………………………………………… 土曜日の、何時ですか?………チャットですよね? > > > > オルエンに、黙祷。 >そして私の頬を伝う涙。 >・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・涙が、止まりません・・・・・、。 > …………………………………………………………………… 『神』と『魔』と『生』と『死』。 この四つが、このお話のテーマなんです。 ………いつかは避けられないと思ってましたが………… 作者も、結構ツラいです。 |
8780 | 謹んで書かせていただきます。 | ユア・ファンティン | 2002/8/14 23:06:16 |
記事番号8773へのコメント 謹んで、 オルとリノ、そして海王様の話、 書かせて頂きます。 だけど、ハッピ―・エンドでないかも知れません。 でも、『孤独な死』それだけは、避けて書きます。 アンハッピ―でも、 みんなに見守られての死のほうが・・・ね。 チャット(百物語)は、九―十時ぐらいに。 |
8771 | …………うっ…っ…。 | 璃緒 E-mail | 2002/8/14 01:31:32 |
記事番号8765へのコメント 璃緒:璃緒です。 ………………。 感想、行かせていただきます…。 (L様:…あ…っ…、あんたがっ…泣いてたら…進まないわよっ…。…うっ…) >オルエンの死を、目の当たりにして。 >魔族たちは、かなりの落ち込みを見せていた。 >中でも一番ダメージの大きいのは……… >やはり、海王であろう。 >すっかり落ち込んでしまい、食事も喉を通らないらしい。 >一日数回、儀式的に、誰かが海王の元へ食事を運んでいく。 >だが、当然海王は手を付けようとはしない。 >ただ気怠いだけの毎日。 >『もうどうにでもなれ』という雰囲気が辺りに立ちこめていた。 璃緒:すみません。皆さんにかける言葉が見つかりません…。 >…カサリ。 >魔族たちの野営地から、少し離れた場所。 >大きめの茂みが音を立てる。 >「うふふーv」 >がさっ、と顔を出したのは。 >言うまでも無かろう。 >高位神族。 >死神、ライアナ。 >「皆さん落ち込んでますねぇー♪」 >何が可笑しいのか、くくっ、と笑う彼女。 璃緒:ヒトの死がそんなにうれしいのです? そう、彼女は「ヒト」だったのに。 >「正解でしたね、オルエンさんにしてv」 >「何がだ」 >「ひゃああっ!?」 >急に後ろでした声に驚き、思わず声を上げるライアナ。 >「お…お姉様………」 >「…お前も悪趣味な事するよ………」 璃緒:悪趣味とかそれ以前の問題でしょう。 …でも、そう思うあなたはまだまともなのでしょうね。 >顔をしかめる赤毛。 >「でもでもっ、うまく行ったでしょう?ホメてホメてvv」 >「………………」 >呆れたように、肩をすぼめる赤毛。 >「…お前…娯楽探索も良いが………先の事考えてやってるのか?」 璃緒:…前言撤回。あれを「娯楽」と言い切ったあなたは同類ですね。 >「失礼ですぅ。当然、ちゃんとやってますよ」 >にっこり笑うライアナ。 >ごんっ! >「いたぁぁい!何するんですかぁ!」 >赤毛がライアナを蹴り飛ばしたのだ。 >「ほほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉう。 >ちゃぁぁぁぁぁんとやってる、とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」 >「………………………………」 >思わず後ずさる金髪神族。 >「…我々は神族だ。 >魔族と敵対し…………お前が海王将軍の始末に成功した、と言う事は認める。 >だが…………何処にあんな殺し方をする必要がある」 >暗にライアナを責める赤毛。 >「何故悪いんですかぁ?どうせ魔族なんて救う価値も無いんですからぁ。 >どんな殺し方したって同じじゃ無いですかv」 璃緒:……。(あまりの怒りに声もでない) >「………お前が神族の誇りを忘れているのではないか、と言いたいのだ…私は」 璃緒:忘れ去っていますね。 >先日見た情景を思い出す彼女。 > > > > > > > > >路地裏。 >槍を構えるオルエン。 >彼女の仕草には、『絶望』というものが感じられなかった。 >くくっ、と笑うライアナ。 >走るオルエン。 >ぶじゅっ! >嫌な音と共に。 >オルエンの右足が斬り裂かれる。 >彼女はたまらず倒れ………………………………なかった。 >ライアナに受け止められたのだ。 >『まだ、倒れるには早いですよ♪オルエンさん?』 >『……………っ………………』 >びぢゃっ! >ぐぢゅっ! >耳をふさぎたくなるような音。 >オルエンの躰が裂け、鮮血が飛び散る。 >『ぎ…あ…………ああああああ………………』 >オルエンのうめき声。 >ためらわずに、オルエンを切り刻んでいくライアナ。 >しかし。 >急所には一撃も入れていない。 >藻掻き、呻き、必死で逃れようとするオルエン。 >『♪』 >ライアナが、見えない『力』を放った。 >『ぐ………が…………』 >『力』が、オルエンの喉を締め上げる。 >首の骨がへし折れる、一歩手前。 >『苦しいでしょう?痛いでしょう?』 >オルエンの顔をのぞき込むライアナ。 >オルエンの瞳には…………まだ、光があった。 >『……なんかその瞳、すっごくヤですぅ。気に障ります』 >頬をぷうっ、とふくらませる死神。 >『…………えいっ♪』 >ざじゅっ! >『ぎあああああああああああああああああああっっっっ!!!!』 >刃が、オルエンの『瞳』のみを斬り裂いた。 >『…ああ…あああああああ……………』 >オルエンの呻き声。 >『恨まないでくださいね』 >『ぎゃうっ!』 >オルエンの傷口を、力一杯踏みつける死神。 >『これも運命♪ですから♪』 >にっこり笑って放った、ライアナの一撃は。 >的確に、オルエンの心臓を貫いた。 璃緒:………………。 L様…私…滅ぼしていいですか…? L様:……早まらないで。いづれ相応の罰を受けるわ。 璃緒:……………………。 > > > > > >「………我らに、あのような事をするメリットは無い」 >「いいじゃないですか♪楽しいですし♪」 璃緒:……楽しい? その苦しみ…同じことを味あわせねば、わからぬのかっ!! (最早敬語など使わぬっ) >ライアナは。 >変わらない笑みを浮かべた。 >いつもと、全く変わらない……………………………………… >狂気の笑み。 > > > > > > > > >☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪ > > >………ノーコメントでお願いします。 >コレに関しても。 璃緒:最初にお詫びいたします。 文中でのコメントは、東琥珀様の文お否定したいわけではございません。 不快に思われたなら…申し訳ございません…。 15・16話と続けて読ませていただきました。 ……途中で…涙出ました。本気で。 ライアナに然るべき罰を。って私が意見するべきではないのでしょうが、本気でそう思います。 …突然ですが、この小説を読んで浮かんだ詩を…もしよければ…ご覧下さい。 神と魔 光と闇 白と黒 相反する2つ 決して相容れることなど無い …本当にそうだろうか 魔が悪だ 闇は恐ろしい 黒はその象徴 どうしてそう言える? …そんなこと、だれが決めたのだ? 全ては、同じ存在から分化した ならば…全ては…同じ存在なのではないのか? ここに平等に存在するものを否定する それ、すなわち、全ての王、金色の母への反逆なり 璃緒:すみません、駄作ですιお許しください。 …では…。 |
8774 | あう…………………… | 東琥珀 E-mail | 2002/8/14 08:30:23 |
記事番号8771へのコメント 璃緒さんは No.8771「…………うっ…っ…。」で書きました。 > >璃緒:璃緒です。 > ………………。 > 感想、行かせていただきます…。 >(L様:…あ…っ…、あんたがっ…泣いてたら…進まないわよっ…。…うっ…) …………………………………………… 私も、落ち込んでます。結構。 オルエン………… 彼女の苦しみを想うと、結構ツラいものがあります……… > >>オルエンの死を、目の当たりにして。 >>魔族たちは、かなりの落ち込みを見せていた。 >>中でも一番ダメージの大きいのは……… >>やはり、海王であろう。 >>すっかり落ち込んでしまい、食事も喉を通らないらしい。 >>一日数回、儀式的に、誰かが海王の元へ食事を運んでいく。 >>だが、当然海王は手を付けようとはしない。 >>ただ気怠いだけの毎日。 >>『もうどうにでもなれ』という雰囲気が辺りに立ちこめていた。 >璃緒:すみません。皆さんにかける言葉が見つかりません…。 >>…カサリ。 >>魔族たちの野営地から、少し離れた場所。 >>大きめの茂みが音を立てる。 >>「うふふーv」 >>がさっ、と顔を出したのは。 >>言うまでも無かろう。 >>高位神族。 >>死神、ライアナ。 >>「皆さん落ち込んでますねぇー♪」 >>何が可笑しいのか、くくっ、と笑う彼女。 >璃緒:ヒトの死がそんなにうれしいのです? > そう、彼女は「ヒト」だったのに。 この死神は……………………………… 狂っていますから…………………………もう…………… >>「正解でしたね、オルエンさんにしてv」 >>「何がだ」 >>「ひゃああっ!?」 >>急に後ろでした声に驚き、思わず声を上げるライアナ。 >>「お…お姉様………」 >>「…お前も悪趣味な事するよ………」 >璃緒:悪趣味とかそれ以前の問題でしょう。 > …でも、そう思うあなたはまだまともなのでしょうね。 思考パターンなどは同じですがね。 >>顔をしかめる赤毛。 >>「でもでもっ、うまく行ったでしょう?ホメてホメてvv」 >>「………………」 >>呆れたように、肩をすぼめる赤毛。 >>「…お前…娯楽探索も良いが………先の事考えてやってるのか?」 >璃緒:…前言撤回。あれを「娯楽」と言い切ったあなたは同類ですね。 やはり……… 神と崇め奉られているうちに、 人を哀れむ気持ちなどを忘れてしまったのでしょう。 >>「失礼ですぅ。当然、ちゃんとやってますよ」 >>にっこり笑うライアナ。 >>ごんっ! >>「いたぁぁい!何するんですかぁ!」 >>赤毛がライアナを蹴り飛ばしたのだ。 >>「ほほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉう。 >>ちゃぁぁぁぁぁんとやってる、とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」 >>「………………………………」 >>思わず後ずさる金髪神族。 >>「…我々は神族だ。 >>魔族と敵対し…………お前が海王将軍の始末に成功した、と言う事は認める。 >>だが…………何処にあんな殺し方をする必要がある」 >>暗にライアナを責める赤毛。 >>「何故悪いんですかぁ?どうせ魔族なんて救う価値も無いんですからぁ。 >>どんな殺し方したって同じじゃ無いですかv」 >璃緒:……。(あまりの怒りに声もでない) 性格悪いですよねー。このカミサマ。 >>「………お前が神族の誇りを忘れているのではないか、と言いたいのだ…私は」 >璃緒:忘れ去っていますね。 忘れている……… というよりは、取り違えているのですね。 >>先日見た情景を思い出す彼女。 >> >> >> >> >> >> >> >> >>路地裏。 >>槍を構えるオルエン。 >>彼女の仕草には、『絶望』というものが感じられなかった。 >>くくっ、と笑うライアナ。 >>走るオルエン。 >>ぶじゅっ! >>嫌な音と共に。 >>オルエンの右足が斬り裂かれる。 >>彼女はたまらず倒れ………………………………なかった。 >>ライアナに受け止められたのだ。 >>『まだ、倒れるには早いですよ♪オルエンさん?』 >>『……………っ………………』 >>びぢゃっ! >>ぐぢゅっ! >>耳をふさぎたくなるような音。 >>オルエンの躰が裂け、鮮血が飛び散る。 >>『ぎ…あ…………ああああああ………………』 >>オルエンのうめき声。 >>ためらわずに、オルエンを切り刻んでいくライアナ。 >>しかし。 >>急所には一撃も入れていない。 >>藻掻き、呻き、必死で逃れようとするオルエン。 >>『♪』 >>ライアナが、見えない『力』を放った。 >>『ぐ………が…………』 >>『力』が、オルエンの喉を締め上げる。 >>首の骨がへし折れる、一歩手前。 >>『苦しいでしょう?痛いでしょう?』 >>オルエンの顔をのぞき込むライアナ。 >>オルエンの瞳には…………まだ、光があった。 >>『……なんかその瞳、すっごくヤですぅ。気に障ります』 >>頬をぷうっ、とふくらませる死神。 >>『…………えいっ♪』 >>ざじゅっ! >>『ぎあああああああああああああああああああっっっっ!!!!』 >>刃が、オルエンの『瞳』のみを斬り裂いた。 >>『…ああ…あああああああ……………』 >>オルエンの呻き声。 >>『恨まないでくださいね』 >>『ぎゃうっ!』 >>オルエンの傷口を、力一杯踏みつける死神。 >>『これも運命♪ですから♪』 >>にっこり笑って放った、ライアナの一撃は。 >>的確に、オルエンの心臓を貫いた。 >璃緒:………………。 > L様…私…滅ぼしていいですか…? >L様:……早まらないで。いづれ相応の罰を受けるわ。 >璃緒:……………………。 >> >> >> >> >> >>「………我らに、あのような事をするメリットは無い」 >>「いいじゃないですか♪楽しいですし♪」 >璃緒:……楽しい? > その苦しみ…同じことを味あわせねば、わからぬのかっ!! > (最早敬語など使わぬっ) ライアナ。 『弱い者には強い』ヒト。 >>ライアナは。 >>変わらない笑みを浮かべた。 >>いつもと、全く変わらない……………………………………… >>狂気の笑み。 >> >> >> >> >> >> >> >> >>☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪ >> >> >>………ノーコメントでお願いします。 >>コレに関しても。 > >璃緒:最初にお詫びいたします。 > 文中でのコメントは、東琥珀様の文お否定したいわけではございません。 > 不快に思われたなら…申し訳ございません…。 > 15・16話と続けて読ませていただきました。 > ……途中で…涙出ました。本気で。 > ライアナに然るべき罰を。って私が意見するべきではないのでしょうが、本気でそう思います。 いえ。 不快では無いです。 むしろ、的確なご意見嬉しく想います。 ………………………………………………………………… こんな小説書いて、 『ライアナに共感しましたv』なんて言われたら……………………………… それこそ私の立場が無いです。 ええもう。 > > …突然ですが、この小説を読んで浮かんだ詩を…もしよければ…ご覧下さい。 おおっ! ぱちぱち。 > > >神と魔 >光と闇 >白と黒 > >相反する2つ >決して相容れることなど無い > >…本当にそうだろうか > >魔が悪だ >闇は恐ろしい >黒はその象徴 > >どうしてそう言える? >…そんなこと、だれが決めたのだ? > >全ては、同じ存在から分化した > >ならば…全ては…同じ存在なのではないのか? > >ここに平等に存在するものを否定する >それ、すなわち、全ての王、金色の母への反逆なり > > >璃緒:すみません、駄作ですιお許しください。 > …では…。 駄作? 何処がっ! すばらしいですよっ!!璃緒様万歳。 ………………………そうですね。 『神=正義』では無いです。 『魔=悪』では無いんです………………… あらためて実感しましたよ。 全てはひとつから分化した……………………………か。 璃緒様、コメント本当に有り難う御座いました。 それでは、これにて。 |
8776 | 少し私見を | Laytear | 2002/8/14 12:43:23 |
記事番号8765へのコメント ライアナは単なる殺しが好きで好きでそれに快楽を感じる殺戮洶者だと考えています。 魔族を救わなくてもと言っていますがてめぇこそ救われねえし、そくもそも救おうと思う者っているのって感じ 人様のキャラクター悪口は言いたくないけど少しばかりいわせてもらいます。 |
8783 | 正解。(汗) | 東琥珀 E-mail | 2002/8/15 18:22:18 |
記事番号8776へのコメント Laytearさんは No.8776「少し私見を」で書きました。 > >ライアナは単なる殺しが好きで好きでそれに快楽を感じる殺戮洶者だと考えています。 魔族を救わなくてもと言っていますがてめぇこそ救われねえし、そくもそも救おうと思う者っているのって感じ 人様のキャラクター悪口は言いたくないけど少しばかりいわせてもらいます。 て言うか、正解。(汗) そうです。 アイツは、人を殺すのが好きなのです。 人の血が流れる様に魅せられてしまった大バカ神族です。 物凄く正直なご意見、ありがとうなのです。 ではこれにて。 |
8777 | ・・・・・(滝涙) | らん | 2002/8/14 13:26:38 |
記事番号8765へのコメント 東琥珀さんは No.8765「第十六話:神」で書きました。 こんにちは・・・・(滝涙) >オルエンの死を、目の当たりにして。 >魔族たちは、かなりの落ち込みを見せていた。 >中でも一番ダメージの大きいのは……… >やはり、海王であろう。 >すっかり落ち込んでしまい、食事も喉を通らないらしい。 >一日数回、儀式的に、誰かが海王の元へ食事を運んでいく。 >だが、当然海王は手を付けようとはしない。 海王様〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!! ううう・・・・オルエンさ〜〜ん>< >「皆さん落ち込んでますねぇー♪」 >何が可笑しいのか、くくっ、と笑う彼女。 ・・・・お気に障りましたら申し訳ありませんが・・・・ 最低です、ライアナ。 >「…我々は神族だ。 >魔族と敵対し…………お前が海王将軍の始末に成功した、と言う事は認める。 >だが…………何処にあんな殺し方をする必要がある」 >暗にライアナを責める赤毛。 >「何故悪いんですかぁ?どうせ魔族なんて救う価値も無いんですからぁ。 >どんな殺し方したって同じじゃ無いですかv」 >「………お前が神族の誇りを忘れているのではないか、と言いたいのだ…私は」 >先日見た情景を思い出す彼女。 彼女はまともな神族ですね・・・ どんな殺しかたでも構わない!?許せません! ライアナは、タダ、殺人を楽しんでいるようにしか見えません。 それに、どんな存在であろうとも救いはあるべきだと思います。 ライアナは、自分が絶対的に正しい!と思っているところもあるかも・・・と思いました。最低な神族ですね・・・・ 生を望む者たちに、崇め奉られることを当たり前としている神側に属するもの達。 もしかするとそこからおごりが生じ・・・・ 何時からか、神経が麻痺していった・・・・ 最初の頃は、それなりに、神として自覚(この表現はおかしいかもしれませんが・・・)があったと思います。そう・・・思いたいです。 それを忘れて行った・・・・のでしょうか・・・・・・ オルエンさんのご冥福をお祈りいたします・・・・・・ そして、海王様の心が救われますように・・・・・・・・ |
8784 | …………ふ。(遠い目) | 東琥珀 E-mail | 2002/8/15 18:30:06 |
記事番号8777へのコメント らんさんは No.8777「・・・・・(滝涙)」で書きました。 > >東琥珀さんは No.8765「第十六話:神」で書きました。 > > >こんにちは・・・・(滝涙) こんにちはです。 > >>オルエンの死を、目の当たりにして。 >>魔族たちは、かなりの落ち込みを見せていた。 >>中でも一番ダメージの大きいのは……… >>やはり、海王であろう。 >>すっかり落ち込んでしまい、食事も喉を通らないらしい。 >>一日数回、儀式的に、誰かが海王の元へ食事を運んでいく。 >>だが、当然海王は手を付けようとはしない。 > >海王様〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!! >ううう・・・・オルエンさ〜〜ん>< オルエン……… 彼女の一生、ロクな事無いです(汗) 改めて設定資料見てみたら(汗) 生まれてすぐ小さい戦争にかり出されてます(汗) うーん、シェーラと張り合って勝てるくらいの不幸っぷり。 > > >>「皆さん落ち込んでますねぇー♪」 >>何が可笑しいのか、くくっ、と笑う彼女。 > > >・・・・お気に障りましたら申し訳ありませんが・・・・ >最低です、ライアナ。 いえ(汗) 正直なご意見に感謝します。 > >>「…我々は神族だ。 >>魔族と敵対し…………お前が海王将軍の始末に成功した、と言う事は認める。 >>だが…………何処にあんな殺し方をする必要がある」 >>暗にライアナを責める赤毛。 >>「何故悪いんですかぁ?どうせ魔族なんて救う価値も無いんですからぁ。 >>どんな殺し方したって同じじゃ無いですかv」 >>「………お前が神族の誇りを忘れているのではないか、と言いたいのだ…私は」 >>先日見た情景を思い出す彼女。 > > >彼女はまともな神族ですね・・・ 『まだマトモ』程度ですが。 >どんな殺しかたでも構わない!?許せません! >ライアナは、タダ、殺人を楽しんでいるようにしか見えません。 …その通り………です。 >それに、どんな存在であろうとも救いはあるべきだと思います。 >ライアナは、自分が絶対的に正しい!と思っているところもあるかも・・・と思いました。最低な神族ですね・・・・ 神。 こんなヤツももしかしたらいたりしてな、と思って作ったんです。ライ。 > >生を望む者たちに、崇め奉られることを当たり前としている神側に属するもの達。 >もしかするとそこからおごりが生じ・・・・ >何時からか、神経が麻痺していった・・・・ >最初の頃は、それなりに、神として自覚(この表現はおかしいかもしれませんが・・・)があったと思います。そう・・・思いたいです。 >それを忘れて行った・・・・のでしょうか・・・・・・ > >オルエンさんのご冥福をお祈りいたします・・・・・・ >そして、海王様の心が救われますように・・・・・・・・ > 救い……… 彼女たちの魂に救い、ですか。 そうですね。 ……………救われないですよねぇ………このままじゃ。 ………一応、彼女たちの結末は決定しております。 それがお気に召すか否かはわかりませんが……… この話に、これから先も、お付き合い願います。 では。 |
8785 | 第十七話:光と闇と神と魔と | 東琥珀 E-mail | 2002/8/15 18:38:14 |
記事番号8763へのコメント 「…リノアン」 「なんですか?」 「…どうして、あの子が、あんな殺され方しなければならないのでしょうか」 「………………」 もう、何回目になるか解らない海王の問い。 「………優しい子でした……… 戦争などで、他人の命を奪う事もありましたが……… 敵…それも、敵意の感じられる者に対してだけの事でしたわ……… 退く者に対して…敵意のない者に対して武器を振るった事など一回もありませんでした… 余りにも優しすぎて…『神族に容赦は要らない』と、私が教えなければなりませんでしたわ… お腹が減った時でも、決して自分が満たされるために、他の存在を傷つけ、負の感情を得る事など無く……… 私利私欲のために戦った事など無かった……………………………………… ………………そんな優しい子が、どうして、あんな………………」 「…………………………………………………………………………………」 オルエンを失ったのは、海王軍にとって大きなダメージだった。 戦力的に、そして、精神的にも。 ………憎悪は消えない。 大切な者を失った哀しみと、失った原因への恨み。 この二つはいついつまでも留まって、心に深い深い傷跡を遺す。 それは、人間も、魔族も、同じ事。 「………私たち………これから一体どうなるんでしょうね………」 「………わかりません………わかりません、全然」 「………神族も、かなり歪んで来ているようです……… ………死神の戦線投入までやってますし」 死神は、元来戦闘にたずさわる神では無い。 死期を迎えた人間の魂を摘み取り、その処遇を決定する神。 …………………………………だからこそ…………………………………… 本来、『命ある者達を守護する』神々の間では。 死神は、嫌われ者なのだ。 あの、ライアナも。 蔑視され、疎まれ、忌み嫌われ………………………… そうしている内に、心の何処かが歪み、狂ったのだろう。 死神の働きで大切なのは、『魂の処遇決定』。 大抵の人間は混沌に沈められ、金色の母の慈悲………転生の時を待つ。 実力のある者は神界に導き、『神々の戦士』とする。 救いがたい愚衆は冥界に導き、罰を与える。 これが、本来の死神の役目。 だが。 たまに、『歪んだ』死神もいる。 魂を摘み、処遇を決めている内に。 『魂を摘む』と言う行為に愉悦を感じてしまう者。 …………………………そうなれば……………………………… 次に始まるのは、死期なんぞ訪れてもいない人間の虐殺。 恐らく、ライアナもこの道を辿った事であろう。 …………………………………………………………………………………… 勿論、いくら『死神』とは言え、この様な行為は許されない。 その内に捕らえられ、『処分』される。 実際、一年に、二、三人、『処分』される死神がいる。 ……………………一年に、二、三人もそういう死神が出る事が問題の気がするが。 人の命が消える瞬間ばかりに立ち会っていれば、その内おかしくもなるのかもしれない。 …………………………………そう。 ライアナも捕らえられた。 神々の裁判に掛けられ、処分寸前の所で。 赤の竜神が、待ったを掛けたのだ。 『最近神族も人手不足でねー。犯罪者だろーがなんだろーが、一人でも神族失うのは惜しいのよ』 『しかし…』 『なぁ〜に。人間族殺させなきゃいーのよ』 そして、赤の竜神は、ライアナを釈放した。 『魔族を始末する』と言う条件で。 『人間の殺害は、必要最低限に抑える事』とも言った。 『………………………………………………………………必要最低限?』 赤の竜神は、にっこりとライアナに微笑みかけた。 『心配しないの♪ 人間は、【また魔族の仕業だ】て思うわよ』 早い話が『罪なすりつけ』。 そして、赤の竜神は赤眼の魔王の元へと向かった。 傍の空間に、金髪の死神を従えて。 そして、人間界の『子供たち』が『父』を呼ぶまで待った。 赤眼の魔王の親バカっぷりは神族にまで知れ渡っているようで……… そうして、赤眼の魔王に、『子供たち』の所まで案内させた。 後は、『子供たち』の前で赤眼の魔王と喧嘩する。 当然『子供たち』は闘いに巻き込まれまいと逃げる。 そこで、こっそりライアナに指示を出し、『子供たち』を追わせる。 ライアナは、大分離れた所にいる『子供たち』の前に現れ………………………… バカっぽい動作と、麗しい外見で油断させ……………………… 『ゲーム』を提案する。 まさかライアナにそう大きい力があるとも思わない魔族は、そのゲームに乗った。 …………………………………後は………………………………… 好きな方法で、『潰せ』。 一回目の『ゲーム』は、途中で、予想外の『姉の乱入』。 そして、二回目の『ゲーム』……………………………………………… 魔族たちの『悪夢の日』……………………………………………………… 「…………………………………………………………………………………………」 沈黙。 …………その時。 「っ!!」 ばっ。 身構える、海王とリノアン。 海王は三又槍(トライデント)に手を伸ばし、リノアンは蒼い石のはまった錫杖を掴む。 扉の向こうに、何者かの気配。 きぃぃぃぃぃ……………………… 音と共に、扉が開く。 扉の向こうにいたのは………………………………………………………………… 気配の主は……………………………………………………………………… 金色の髪。 蒼穹の瞳。 すらりとした長い手足。 『絶世の』がつく美少女。 死神、ライアナ。 ・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪ 言い訳あんど言い逃れ。 作:………ふぅ。 ………しかし、オルエンの死は反響スゴかったねぇ……… 冥:………うん。 作:大抵の人が、『おるえぇぇぇぇぇぇんっっっ!!!!!』『ちくしょぉライアナ死ねッッ!!』だったけど。 ………ちょっと安心しました。 冥:………なんで? 作:やっぱり、『人間』と言うのは『生き物』ですから。 ………もしかしたら、神族側の味方になっちゃう人もいるかも………とか思ってたから。 (少なくとも私の周りには)いなくて良かったです。 冥:………まぁ………あれで『ライアナvカッコいいかもv』とか言われたら……………………… それこそ、オルエン立場無いよ……………………… 作:………うみゅ。マジでいなくて良かった。 冥:………しっかし………ライアナの嫌われ者っぷりも物凄いね。 作:ああ。 いつもいつも絶対に主人公より敵役を好きになる友人が、ライアナの事『なんとかしろこのアマ』と言ってきました。 冥:………はぁ。これから一体どうなっちゃうのかねー… 海王軍コテージに、ライアナ押し掛けて来ちゃったし……… 作:………どうなるのか……… 次回、お楽しみ願いまする。 幕。 |
8789 | …っ!? | 璃緒 E-mail | 2002/8/15 22:25:57 |
記事番号8785へのコメント >「…リノアン」 >「なんですか?」 >「…どうして、あの子が、あんな殺され方しなければならないのでしょうか」 ……………。 >「………………」 >もう、何回目になるか解らない海王の問い。 >「………優しい子でした……… > 戦争などで、他人の命を奪う事もありましたが……… > 敵…それも、敵意の感じられる者に対してだけの事でしたわ……… > 退く者に対して…敵意のない者に対して武器を振るった事など一回もありませんでした… > 余りにも優しすぎて…『神族に容赦は要らない』と、私が教えなければなりませんでしたわ… > お腹が減った時でも、決して自分が満たされるために、他の存在を傷つけ、負の感情を得る事など無く……… > 私利私欲のために戦った事など無かった……………………………………… > ………………そんな優しい子が、どうして、あんな………………」 ……うくっ………っ……(涙) >「…………………………………………………………………………………」 >オルエンを失ったのは、海王軍にとって大きなダメージだった。 >戦力的に、そして、精神的にも。 >………憎悪は消えない。 >大切な者を失った哀しみと、失った原因への恨み。 >この二つはいついつまでも留まって、心に深い深い傷跡を遺す。 >それは、人間も、魔族も、同じ事。 >「………私たち………これから一体どうなるんでしょうね………」 >「………わかりません………わかりません、全然」 >「………神族も、かなり歪んで来ているようです……… > ………死神の戦線投入までやってますし」 >死神は、元来戦闘にたずさわる神では無い。 Σ(゜っ゜) >死期を迎えた人間の魂を摘み取り、その処遇を決定する神。 >…………………………………だからこそ…………………………………… >本来、『命ある者達を守護する』神々の間では。 >死神は、嫌われ者なのだ。 >あの、ライアナも。 >蔑視され、疎まれ、忌み嫌われ………………………… ・…………。神々も、そんな事するのですね…。 仲間はずれとか…それじゃあ「いじめ」ですよ…。 >そうしている内に、心の何処かが歪み、狂ったのだろう。 >死神の働きで大切なのは、『魂の処遇決定』。 >大抵の人間は混沌に沈められ、金色の母の慈悲………転生の時を待つ。 >実力のある者は神界に導き、『神々の戦士』とする。 >救いがたい愚衆は冥界に導き、罰を与える。 >これが、本来の死神の役目。 >だが。 >たまに、『歪んだ』死神もいる。 >魂を摘み、処遇を決めている内に。 >『魂を摘む』と言う行為に愉悦を感じてしまう者。 >…………………………そうなれば……………………………… >次に始まるのは、死期なんぞ訪れてもいない人間の虐殺。 >恐らく、ライアナもこの道を辿った事であろう。 >…………………………………………………………………………………… >勿論、いくら『死神』とは言え、この様な行為は許されない。 >その内に捕らえられ、『処分』される。 >実際、一年に、二、三人、『処分』される死神がいる。 >……………………一年に、二、三人もそういう死神が出る事が問題の気がするが。 >人の命が消える瞬間ばかりに立ち会っていれば、その内おかしくもなるのかもしれない。 >…………………………………そう。 >ライアナも捕らえられた。 Σ(゜っ゜) >神々の裁判に掛けられ、処分寸前の所で。 >赤の竜神が、待ったを掛けたのだ。 何っ!? >『最近神族も人手不足でねー。犯罪者だろーがなんだろーが、一人でも神族失うのは惜しいのよ』 >『しかし…』 >『なぁ〜に。人間族殺させなきゃいーのよ』 >そして、赤の竜神は、ライアナを釈放した。 >『魔族を始末する』と言う条件で。 >『人間の殺害は、必要最低限に抑える事』とも言った。 >『………………………………………………………………必要最低限?』 >赤の竜神は、にっこりとライアナに微笑みかけた。 >『心配しないの♪ > 人間は、【また魔族の仕業だ】て思うわよ』 >早い話が『罪なすりつけ』。 なんと言うか…もしかして1番狂っておられるのは赤の竜神殿では…? >そして、赤の竜神は赤眼の魔王の元へと向かった。 >傍の空間に、金髪の死神を従えて。 >そして、人間界の『子供たち』が『父』を呼ぶまで待った。 >赤眼の魔王の親バカっぷりは神族にまで知れ渡っているようで……… 子に無関心な竜神殿よりは…。 >そうして、赤眼の魔王に、『子供たち』の所まで案内させた。 >後は、『子供たち』の前で赤眼の魔王と喧嘩する。 >当然『子供たち』は闘いに巻き込まれまいと逃げる。 >そこで、こっそりライアナに指示を出し、『子供たち』を追わせる。 >ライアナは、大分離れた所にいる『子供たち』の前に現れ………………………… >バカっぽい動作と、麗しい外見で油断させ……………………… >『ゲーム』を提案する。 >まさかライアナにそう大きい力があるとも思わない魔族は、そのゲームに乗った。 >…………………………………後は………………………………… >好きな方法で、『潰せ』。 >一回目の『ゲーム』は、途中で、予想外の『姉の乱入』。 >そして、二回目の『ゲーム』……………………………………………… >魔族たちの『悪夢の日』……………………………………………………… >「…………………………………………………………………………………………」 >沈黙。 >…………その時。 >「っ!!」 >ばっ。 >身構える、海王とリノアン。 >海王は三又槍(トライデント)に手を伸ばし、リノアンは蒼い石のはまった錫杖を掴む。 >扉の向こうに、何者かの気配。 >きぃぃぃぃぃ……………………… >音と共に、扉が開く。 >扉の向こうにいたのは………………………………………………………………… >気配の主は……………………………………………………………………… >金色の髪。 >蒼穹の瞳。 >すらりとした長い手足。 >『絶世の』がつく美少女。 >死神、ライアナ。 ΣΣΣ(゜っ゜) > > > >・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪ > > >言い訳あんど言い逃れ。 > > > > >作:………ふぅ。 > ………しかし、オルエンの死は反響スゴかったねぇ……… >冥:………うん。 >作:大抵の人が、『おるえぇぇぇぇぇぇんっっっ!!!!!』『ちくしょぉライアナ死ねッッ!!』だったけど。 > ………ちょっと安心しました。 >冥:………なんで? >作:やっぱり、『人間』と言うのは『生き物』ですから。 > ………もしかしたら、神族側の味方になっちゃう人もいるかも………とか思ってたから。 > (少なくとも私の周りには)いなくて良かったです。 >冥:………まぁ………あれで『ライアナvカッコいいかもv』とか言われたら……………………… > それこそ、オルエン立場無いよ……………………… >作:………うみゅ。マジでいなくて良かった。 >冥:………しっかし………ライアナの嫌われ者っぷりも物凄いね。 >作:ああ。 > いつもいつも絶対に主人公より敵役を好きになる友人が、ライアナの事『なんとかしろこのアマ』と言ってきました。 >冥:………はぁ。これから一体どうなっちゃうのかねー… > 海王軍コテージに、ライアナ押し掛けて来ちゃったし……… >作:………どうなるのか……… > 次回、お楽しみ願いまする。 > > 幕。 璃緒:…でたっ…!!極悪非道、狂った死神、…哀しい過去を持つライアナ…さん。 L様:…?あんたライアナのこと呼び捨てにするんじゃなかったの? 璃緒:…。だって…一概にライアナさんだけが悪いのではない…と思えてきまして。でも「様」「殿」ではないので。 L様:どういう基準なのよ。 璃緒:基本的にはどなたも「様」付けで呼ばせていただいてます。 「殿」は…評価が下がった…というところでしょうか。 「さん」は…呼び捨てまではいかないものの…ってところです。 L様:…ふ〜ん。 璃緒:あ、ちなみにオフラインの友人等は呼び捨ても多いです。むしろニックネームで呼んでますし。 あと、チャット等ではさん付けです。むしろ普段はさん付けです。 L様:一概にどうとも言えないのね…って、ややこしいわっ!!! 普段からさん付けなら説明すなっ!! 璃緒:ああっ!!怒らないでくださいっ! …で、話を戻しますが… L様:(またいきなり)どこからよ? 璃緒:ライアナさんだけが悪いのではない…のあたりです。 なぜかと言うと…なんだか彼女、迫害−それも理由のない−を受けてらしたようなので。 彼女だけではなく、そんな事をした神族全体…見過ごした赤の竜神にも咎があるのでは…と。 L様:…それもそうね…。 璃緒:それに、赤の竜神殿も狂っておられませんか? L様:…狂ってるかも…。全く…お仕置きが必要よね♪ 璃緒:人(?)がせっかくシリアスな話しているのに結局はそこに行き着きますかっ!! L様:シリアスなまま終わるよりいいでしょう♪ 璃緒:……。 ではっ!琥珀様、長々と失礼致しました。次の作品楽しみにお待ちしております!! L様:しーゆーあげんっ!! |
8798 | ふにょ。 | 東琥珀 E-mail | 2002/8/16 13:37:05 |
記事番号8789へのコメント 璃緒さんは No.8789「…っ!?」で書きました。 > >>「…リノアン」 >>「なんですか?」 >>「…どうして、あの子が、あんな殺され方しなければならないのでしょうか」 >……………。 本当に自分でもなんであんな死に方にしちゃったのやら(汗) >>「………………」 >>もう、何回目になるか解らない海王の問い。 >>「………優しい子でした……… >> 戦争などで、他人の命を奪う事もありましたが……… >> 敵…それも、敵意の感じられる者に対してだけの事でしたわ……… >> 退く者に対して…敵意のない者に対して武器を振るった事など一回もありませんでした… >> 余りにも優しすぎて…『神族に容赦は要らない』と、私が教えなければなりませんでしたわ… >> お腹が減った時でも、決して自分が満たされるために、他の存在を傷つけ、負の感情を得る事など無く……… >> 私利私欲のために戦った事など無かった……………………………………… >> ………………そんな優しい子が、どうして、あんな………………」 >……うくっ………っ……(涙) 優しい子…でした。 て言うか、人道主義だったのよね。オル。 >>「…………………………………………………………………………………」 >>オルエンを失ったのは、海王軍にとって大きなダメージだった。 >>戦力的に、そして、精神的にも。 >>………憎悪は消えない。 >>大切な者を失った哀しみと、失った原因への恨み。 >>この二つはいついつまでも留まって、心に深い深い傷跡を遺す。 >>それは、人間も、魔族も、同じ事。 >>「………私たち………これから一体どうなるんでしょうね………」 >>「………わかりません………わかりません、全然」 >>「………神族も、かなり歪んで来ているようです……… >> ………死神の戦線投入までやってますし」 >>死神は、元来戦闘にたずさわる神では無い。 >Σ(゜っ゜) 実はそーなのです。 >>死期を迎えた人間の魂を摘み取り、その処遇を決定する神。 >>…………………………………だからこそ…………………………………… >>本来、『命ある者達を守護する』神々の間では。 >>死神は、嫌われ者なのだ。 >>あの、ライアナも。 >>蔑視され、疎まれ、忌み嫌われ………………………… >・…………。神々も、そんな事するのですね…。 >仲間はずれとか…それじゃあ「いじめ」ですよ…。 苦しい職場環境よのぅ。(待テ) >>そうしている内に、心の何処かが歪み、狂ったのだろう。 >>死神の働きで大切なのは、『魂の処遇決定』。 >>大抵の人間は混沌に沈められ、金色の母の慈悲………転生の時を待つ。 >>実力のある者は神界に導き、『神々の戦士』とする。 >>救いがたい愚衆は冥界に導き、罰を与える。 >>これが、本来の死神の役目。 >>だが。 >>たまに、『歪んだ』死神もいる。 >>魂を摘み、処遇を決めている内に。 >>『魂を摘む』と言う行為に愉悦を感じてしまう者。 >>…………………………そうなれば……………………………… >>次に始まるのは、死期なんぞ訪れてもいない人間の虐殺。 >>恐らく、ライアナもこの道を辿った事であろう。 >>…………………………………………………………………………………… >>勿論、いくら『死神』とは言え、この様な行為は許されない。 >>その内に捕らえられ、『処分』される。 >>実際、一年に、二、三人、『処分』される死神がいる。 >>……………………一年に、二、三人もそういう死神が出る事が問題の気がするが。 >>人の命が消える瞬間ばかりに立ち会っていれば、その内おかしくもなるのかもしれない。 >>…………………………………そう。 >>ライアナも捕らえられた。 >Σ(゜っ゜) 実は囚人さんだったのです(爆) >>神々の裁判に掛けられ、処分寸前の所で。 >>赤の竜神が、待ったを掛けたのだ。 >何っ!? 掛けちゃったのです。 >>『最近神族も人手不足でねー。犯罪者だろーがなんだろーが、一人でも神族失うのは惜しいのよ』 >>『しかし…』 >>『なぁ〜に。人間族殺させなきゃいーのよ』 >>そして、赤の竜神は、ライアナを釈放した。 >>『魔族を始末する』と言う条件で。 >>『人間の殺害は、必要最低限に抑える事』とも言った。 >>『………………………………………………………………必要最低限?』 >>赤の竜神は、にっこりとライアナに微笑みかけた。 >>『心配しないの♪ >> 人間は、【また魔族の仕業だ】て思うわよ』 >>早い話が『罪なすりつけ』。 >なんと言うか…もしかして1番狂っておられるのは赤の竜神殿では…? そほかも……(何を他人事のように) >>そして、赤の竜神は赤眼の魔王の元へと向かった。 >>傍の空間に、金髪の死神を従えて。 >>そして、人間界の『子供たち』が『父』を呼ぶまで待った。 >>赤眼の魔王の親バカっぷりは神族にまで知れ渡っているようで……… >子に無関心な竜神殿よりは…。 マシ、かも知れませぬ。 >>そうして、赤眼の魔王に、『子供たち』の所まで案内させた。 >>後は、『子供たち』の前で赤眼の魔王と喧嘩する。 >>当然『子供たち』は闘いに巻き込まれまいと逃げる。 >>そこで、こっそりライアナに指示を出し、『子供たち』を追わせる。 >>ライアナは、大分離れた所にいる『子供たち』の前に現れ………………………… >>バカっぽい動作と、麗しい外見で油断させ……………………… >>『ゲーム』を提案する。 >>まさかライアナにそう大きい力があるとも思わない魔族は、そのゲームに乗った。 >>…………………………………後は………………………………… >>好きな方法で、『潰せ』。 >>一回目の『ゲーム』は、途中で、予想外の『姉の乱入』。 >>そして、二回目の『ゲーム』……………………………………………… >>魔族たちの『悪夢の日』……………………………………………………… >>「…………………………………………………………………………………………」 >>沈黙。 >>…………その時。 >>「っ!!」 >>ばっ。 >>身構える、海王とリノアン。 >>海王は三又槍(トライデント)に手を伸ばし、リノアンは蒼い石のはまった錫杖を掴む。 >>扉の向こうに、何者かの気配。 >>きぃぃぃぃぃ……………………… >>音と共に、扉が開く。 >>扉の向こうにいたのは………………………………………………………………… >>気配の主は……………………………………………………………………… >>金色の髪。 >>蒼穹の瞳。 >>すらりとした長い手足。 >>『絶世の』がつく美少女。 >>死神、ライアナ。 >ΣΣΣ(゜っ゜) 出てきちゃいましたv(ましたvじゃなくて) >> >> >> >>・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪ >> >> >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >> >> >> >>作:………ふぅ。 >> ………しかし、オルエンの死は反響スゴかったねぇ……… >>冥:………うん。 >>作:大抵の人が、『おるえぇぇぇぇぇぇんっっっ!!!!!』『ちくしょぉライアナ死ねッッ!!』だったけど。 >> ………ちょっと安心しました。 >>冥:………なんで? >>作:やっぱり、『人間』と言うのは『生き物』ですから。 >> ………もしかしたら、神族側の味方になっちゃう人もいるかも………とか思ってたから。 >> (少なくとも私の周りには)いなくて良かったです。 >>冥:………まぁ………あれで『ライアナvカッコいいかもv』とか言われたら……………………… >> それこそ、オルエン立場無いよ……………………… >>作:………うみゅ。マジでいなくて良かった。 >>冥:………しっかし………ライアナの嫌われ者っぷりも物凄いね。 >>作:ああ。 >> いつもいつも絶対に主人公より敵役を好きになる友人が、ライアナの事『なんとかしろこのアマ』と言ってきました。 >>冥:………はぁ。これから一体どうなっちゃうのかねー… >> 海王軍コテージに、ライアナ押し掛けて来ちゃったし……… >>作:………どうなるのか……… >> 次回、お楽しみ願いまする。 >> >> 幕。 > > >璃緒:…でたっ…!!極悪非道、狂った死神、…哀しい過去を持つライアナ…さん。 >L様:…?あんたライアナのこと呼び捨てにするんじゃなかったの? >璃緒:…。だって…一概にライアナさんだけが悪いのではない…と思えてきまして。でも「様」「殿」ではないので。 >L様:どういう基準なのよ。 >璃緒:基本的にはどなたも「様」付けで呼ばせていただいてます。 > 「殿」は…評価が下がった…というところでしょうか。 > 「さん」は…呼び捨てまではいかないものの…ってところです。 >L様:…ふ〜ん。 >璃緒:あ、ちなみにオフラインの友人等は呼び捨ても多いです。むしろニックネームで呼んでますし。 > あと、チャット等ではさん付けです。むしろ普段はさん付けです。 >L様:一概にどうとも言えないのね…って、ややこしいわっ!!! > 普段からさん付けなら説明すなっ!! >璃緒:ああっ!!怒らないでくださいっ! > …で、話を戻しますが… >L様:(またいきなり)どこからよ? >璃緒:ライアナさんだけが悪いのではない…のあたりです。 > なぜかと言うと…なんだか彼女、迫害−それも理由のない−を受けてらしたようなので。 > 彼女だけではなく、そんな事をした神族全体…見過ごした赤の竜神にも咎があるのでは…と。 >L様:…それもそうね…。 >璃緒:それに、赤の竜神殿も狂っておられませんか? >L様:…狂ってるかも…。全く…お仕置きが必要よね♪ >璃緒:人(?)がせっかくシリアスな話しているのに結局はそこに行き着きますかっ!! >L様:シリアスなまま終わるよりいいでしょう♪ >璃緒:……。 > ではっ!琥珀様、長々と失礼致しました。次の作品楽しみにお待ちしております!! >L様:しーゆーあげんっ!! > ………ふ。 この世の中に善いひとなんて生き物いるのかしら。 神も魔も、みんなみんな狂っちゃってる気が。 ライアナも、考えようによっちゃ可哀相な子。 ………ま、ライアナの本質は……… これから明らかになって行くかとv(待てアンタ) それでは璃緒様、毎回ありがとうなのです♪ …次は下のにレス…っと。 |
8806 | 冷怒ですね・・・・・・・・・ | ユア・ファンティン | 2002/8/16 22:33:04 |
記事番号8785へのコメント 東琥珀さんは No.8785「第十七話:光と闇と神と魔と」で書きました。 > どうもです。 幕間は、多々不躾なコメントもあるでしょうが、 どうかご容赦を。 (あたしは、怒ると敬語になりますんで・・・・。) >「…リノアン」 >「なんですか?」 >「…どうして、あの子が、あんな殺され方しなければならないのでしょうか」 >「………………」 >もう、何回目になるか解らない海王の問い。 子を思う親の思い・・・・、 それを断ち切った・・・・・あのアマは。 >「………優しい子でした……… > 戦争などで、他人の命を奪う事もありましたが……… > 敵…それも、敵意の感じられる者に対してだけの事でしたわ……… > 退く者に対して…敵意のない者に対して武器を振るった事など一回もありませんでした… > 余りにも優しすぎて…『神族に容赦は要らない』と、私が教えなければなりませんでしたわ… > お腹が減った時でも、決して自分が満たされるために、他の存在を傷つけ、負の感情を得る事など無く……… > 私利私欲のために戦った事など無かった……………………………………… > ………………そんな優しい子が、どうして、あんな………………」 優しいオルエン殿が、なぜ。(背に、焔を上げ) 殺されなければいけないのですか。 >「…………………………………………………………………………………」 >オルエンを失ったのは、海王軍にとって大きなダメージだった。 >戦力的に、そして、精神的にも。 子供であり、妹でもあるオルエン。 それを失った・・・ >………憎悪は消えない。 >大切な者を失った哀しみと、失った原因への恨み。 >この二つはいついつまでも留まって、心に深い深い傷跡を遺す。 >それは、人間も、魔族も、同じ事。 神も同じなら、赤毛を殺す・・・・ オルエン殿と同じ方法で・・・・ くくくくふふふふふふふふふふっ。 >「………私たち………これから一体どうなるんでしょうね………」 >「………わかりません………わかりません、全然」 >「………神族も、かなり歪んで来ているようです……… > ………死神の戦線投入までやってますし」 >死神は、元来戦闘にたずさわる神では無い。 >死期を迎えた人間の魂を摘み取り、その処遇を決定する神。 >…………………………………だからこそ…………………………………… >本来、『命ある者達を守護する』神々の間では。 白い羊の中の黒い羊・・・か。 >死神は、嫌われ者なのだ。 >あの、ライアナも。 >蔑視され、疎まれ、忌み嫌われ………………………… >そうしている内に、心の何処かが歪み、狂ったのだろう。 >死神の働きで大切なのは、『魂の処遇決定』。 >大抵の人間は混沌に沈められ、金色の母の慈悲………転生の時を待つ。 >実力のある者は神界に導き、『神々の戦士』とする。 原点は、北欧神話ですか。 >救いがたい愚衆は冥界に導き、罰を与える。 >これが、本来の死神の役目。 >だが。 >たまに、『歪んだ』死神もいる。 >魂を摘み、処遇を決めている内に。 >『魂を摘む』と言う行為に愉悦を感じてしまう者。 人にも居ますね。 医者なのに命を平気で、・・摘める方 >…………………………そうなれば……………………………… >次に始まるのは、死期なんぞ訪れてもいない人間の虐殺。 >恐らく、ライアナもこの道を辿った事であろう。 >…………………………………………………………………………………… >勿論、いくら『死神』とは言え、この様な行為は許されない。 >その内に捕らえられ、『処分』される。 >実際、一年に、二、三人、『処分』される死神がいる。 >……………………一年に、二、三人もそういう死神が出る事が問題の気がするが。 >人の命が消える瞬間ばかりに立ち会っていれば、その内おかしくもなるのかもしれない。 >…………………………………そう。 >ライアナも捕らえられた。 >神々の裁判に掛けられ、処分寸前の所で。 >赤の竜神が、待ったを掛けたのだ。 >『最近神族も人手不足でねー。犯罪者だろーがなんだろーが、一人でも神族失うのは惜しいのよ』 >『しかし…』 >『なぁ〜に。人間族殺させなきゃいーのよ』 狂っておられるのか、光の長が。 許される事でないですね。 >そして、赤の竜神は、ライアナを釈放した。 >『魔族を始末する』と言う条件で。 >『人間の殺害は、必要最低限に抑える事』とも言った。 >『………………………………………………………………必要最低限?』 >赤の竜神は、にっこりとライアナに微笑みかけた。 >『心配しないの♪ > 人間は、【また魔族の仕業だ】て思うわよ』 >早い話が『罪なすりつけ』。 ヴァルじゃぁあないけど それが、神のすることか。 >そして、赤の竜神は赤眼の魔王の元へと向かった。 >傍の空間に、金髪の死神を従えて。 >そして、人間界の『子供たち』が『父』を呼ぶまで待った。 >赤眼の魔王の親バカっぷりは神族にまで知れ渡っているようで……… 神よりは、ましね。 温かみがある分。 >そうして、赤眼の魔王に、『子供たち』の所まで案内させた。 >後は、『子供たち』の前で赤眼の魔王と喧嘩する。 >当然『子供たち』は闘いに巻き込まれまいと逃げる。 >そこで、こっそりライアナに指示を出し、『子供たち』を追わせる。 >ライアナは、大分離れた所にいる『子供たち』の前に現れ………………………… >バカっぽい動作と、麗しい外見で油断させ……………………… >『ゲーム』を提案する。 >まさかライアナにそう大きい力があるとも思わない魔族は、そのゲームに乗った。 >…………………………………後は………………………………… >好きな方法で、『潰せ』。 >一回目の『ゲーム』は、途中で、予想外の『姉の乱入』。 >そして、二回目の『ゲーム』……………………………………………… しつこいが、 「それが、神のすることか。」 の一言につきるな。 >魔族たちの『悪夢の日』……………………………………………………… >「…………………………………………………………………………………………」 >沈黙。 >…………その時。 >「っ!!」 >ばっ。 >身構える、海王とリノアン。 >海王は三又槍(トライデント)に手を伸ばし、リノアンは蒼い石のはまった錫杖を掴む。 >扉の向こうに、何者かの気配。 >きぃぃぃぃぃ……………………… >音と共に、扉が開く。 >扉の向こうにいたのは………………………………………………………………… >気配の主は……………………………………………………………………… >金色の髪。 >蒼穹の瞳。 >すらりとした長い手足。 >『絶世の』がつく美少女。 >死神、ライアナ。 よく顔が出せたもんだね。 > > > >・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪ > > >言い訳あんど言い逃れ。 > > > > >作:………ふぅ。 > ………しかし、オルエンの死は反響スゴかったねぇ……… >冥:………うん。 >作:大抵の人が、『おるえぇぇぇぇぇぇんっっっ!!!!!』『ちくしょぉライアナ死ねッッ!!』だったけど。 ええっ。あのアマは、死んで良し。 > ………ちょっと安心しました。 >冥:………なんで? >作:やっぱり、『人間』と言うのは『生き物』ですから。 > ………もしかしたら、神族側の味方になっちゃう人もいるかも………とか思ってたから。 > (少なくとも私の周りには)いなくて良かったです。 >冥:………まぁ………あれで『ライアナvカッコいいかもv』とか言われたら……………………… > それこそ、オルエン立場無いよ……………………… >作:………うみゅ。マジでいなくて良かった。 >冥:………しっかし………ライアナの嫌われ者っぷりも物凄いね。 >作:ああ。 > いつもいつも絶対に主人公より敵役を好きになる友人が、ライアナの事『なんとかしろこのアマ』と言ってきました。 >冥:………はぁ。これから一体どうなっちゃうのかねー… > 海王軍コテージに、ライアナ押し掛けて来ちゃったし……… >作:………どうなるのか……… > 次回、お楽しみ願いまする。 > > 幕。 好き勝手に書いてすいません。 そうそう、オルエンの話謹んで書かせて頂きます 「忘却の彼方−オルエン−」 ですが、あくまでも これを基盤にしますけど、(つまり、オルエンは、逝きます) 一人で、冷たくなるのでは、なく 海王に看取られて、 ジェラルの時に再度お仕えすると言う形になりそうです。 オルエン殿っ(涙) |
8814 | ゆ…ユアさん怖ひ(汗) | 東琥珀 E-mail | 2002/8/18 14:24:01 |
記事番号8806へのコメント ユア・ファンティンさんは No.8806「冷怒ですね・・・・・・・・・」で書きました。 > >東琥珀さんは No.8785「第十七話:光と闇と神と魔と」で書きました。 >> > >どうもです。 >幕間は、多々不躾なコメントもあるでしょうが、 >どうかご容赦を。 >(あたしは、怒ると敬語になりますんで・・・・。) あー。 私は怒るとやたら笑顔になります。 (…そして嬉しい事があった時は無表情←ヲイ) > >>「…リノアン」 >>「なんですか?」 >>「…どうして、あの子が、あんな殺され方しなければならないのでしょうか」 >>「………………」 >>もう、何回目になるか解らない海王の問い。 >子を思う親の思い・・・・、 >それを断ち切った・・・・・あのアマは。 ………ふ。 子を思う気持ち………か。 『強いもの』の代名詞、ですね。 >>「………優しい子でした……… >> 戦争などで、他人の命を奪う事もありましたが……… >> 敵…それも、敵意の感じられる者に対してだけの事でしたわ……… >> 退く者に対して…敵意のない者に対して武器を振るった事など一回もありませんでした… >> 余りにも優しすぎて…『神族に容赦は要らない』と、私が教えなければなりませんでしたわ… >> お腹が減った時でも、決して自分が満たされるために、他の存在を傷つけ、負の感情を得る事など無く……… >> 私利私欲のために戦った事など無かった……………………………………… >> ………………そんな優しい子が、どうして、あんな………………」 >優しいオルエン殿が、なぜ。(背に、焔を上げ) >殺されなければいけないのですか。 不条理よねェ。 >>「…………………………………………………………………………………」 >>オルエンを失ったのは、海王軍にとって大きなダメージだった。 >>戦力的に、そして、精神的にも。 >子供であり、妹でもあるオルエン。 >それを失った・・・ 合掌。 >>………憎悪は消えない。 >>大切な者を失った哀しみと、失った原因への恨み。 >>この二つはいついつまでも留まって、心に深い深い傷跡を遺す。 >>それは、人間も、魔族も、同じ事。 >神も同じなら、赤毛を殺す・・・・ >オルエン殿と同じ方法で・・・・ >くくくくふふふふふふふふふふっ。 怖いッ!!ユアさん怖ひですッ!!(滝汗) >>「………私たち………これから一体どうなるんでしょうね………」 >>「………わかりません………わかりません、全然」 >>「………神族も、かなり歪んで来ているようです……… >> ………死神の戦線投入までやってますし」 >>死神は、元来戦闘にたずさわる神では無い。 >>死期を迎えた人間の魂を摘み取り、その処遇を決定する神。 >>…………………………………だからこそ…………………………………… >>本来、『命ある者達を守護する』神々の間では。 >白い羊の中の黒い羊・・・か。 を、そういう表現もあったか。 >>死神は、嫌われ者なのだ。 >>あの、ライアナも。 >>蔑視され、疎まれ、忌み嫌われ………………………… >>そうしている内に、心の何処かが歪み、狂ったのだろう。 >>死神の働きで大切なのは、『魂の処遇決定』。 >>大抵の人間は混沌に沈められ、金色の母の慈悲………転生の時を待つ。 >>実力のある者は神界に導き、『神々の戦士』とする。 >原点は、北欧神話ですか。 本来『ヴァルキリー』だったんですけどねー。ライ。 アレを『ヴァルキリー』と呼称するはちょっと抵抗があったのさ。 >>救いがたい愚衆は冥界に導き、罰を与える。 >>これが、本来の死神の役目。 >>だが。 >>たまに、『歪んだ』死神もいる。 >>魂を摘み、処遇を決めている内に。 >>『魂を摘む』と言う行為に愉悦を感じてしまう者。 >人にも居ますね。 >医者なのに命を平気で、・・摘める方 ………腐敗した世の中よ。 >>…………………………そうなれば……………………………… >>次に始まるのは、死期なんぞ訪れてもいない人間の虐殺。 >>恐らく、ライアナもこの道を辿った事であろう。 >>…………………………………………………………………………………… >>勿論、いくら『死神』とは言え、この様な行為は許されない。 >>その内に捕らえられ、『処分』される。 >>実際、一年に、二、三人、『処分』される死神がいる。 >>……………………一年に、二、三人もそういう死神が出る事が問題の気がするが。 >>人の命が消える瞬間ばかりに立ち会っていれば、その内おかしくもなるのかもしれない。 >>…………………………………そう。 >>ライアナも捕らえられた。 >>神々の裁判に掛けられ、処分寸前の所で。 >>赤の竜神が、待ったを掛けたのだ。 >>『最近神族も人手不足でねー。犯罪者だろーがなんだろーが、一人でも神族失うのは惜しいのよ』 >>『しかし…』 >>『なぁ〜に。人間族殺させなきゃいーのよ』 >狂っておられるのか、光の長が。 >許される事でないですね。 ………長い長い年月の中で。 狂ってしまわれたのでしょう。 >>そして、赤の竜神は、ライアナを釈放した。 >>『魔族を始末する』と言う条件で。 >>『人間の殺害は、必要最低限に抑える事』とも言った。 >>『………………………………………………………………必要最低限?』 >>赤の竜神は、にっこりとライアナに微笑みかけた。 >>『心配しないの♪ >> 人間は、【また魔族の仕業だ】て思うわよ』 >>早い話が『罪なすりつけ』。 >ヴァルじゃぁあないけど >それが、神のすることか。 『神』か。 結局『神』ってなんなんだろうなぁ(タメ息) >>そして、赤の竜神は赤眼の魔王の元へと向かった。 >>傍の空間に、金髪の死神を従えて。 >>そして、人間界の『子供たち』が『父』を呼ぶまで待った。 >>赤眼の魔王の親バカっぷりは神族にまで知れ渡っているようで……… >神よりは、ましね。 >温かみがある分。 そうね……… >>そうして、赤眼の魔王に、『子供たち』の所まで案内させた。 >>後は、『子供たち』の前で赤眼の魔王と喧嘩する。 >>当然『子供たち』は闘いに巻き込まれまいと逃げる。 >>そこで、こっそりライアナに指示を出し、『子供たち』を追わせる。 >>ライアナは、大分離れた所にいる『子供たち』の前に現れ………………………… >>バカっぽい動作と、麗しい外見で油断させ……………………… >>『ゲーム』を提案する。 >>まさかライアナにそう大きい力があるとも思わない魔族は、そのゲームに乗った。 >>…………………………………後は………………………………… >>好きな方法で、『潰せ』。 >>一回目の『ゲーム』は、途中で、予想外の『姉の乱入』。 >>そして、二回目の『ゲーム』……………………………………………… >しつこいが、 >「それが、神のすることか。」 >の一言につきるな。 それしか言う事が無いですな。 >>魔族たちの『悪夢の日』……………………………………………………… >>「…………………………………………………………………………………………」 >>沈黙。 >>…………その時。 >>「っ!!」 >>ばっ。 >>身構える、海王とリノアン。 >>海王は三又槍(トライデント)に手を伸ばし、リノアンは蒼い石のはまった錫杖を掴む。 >>扉の向こうに、何者かの気配。 >>きぃぃぃぃぃ……………………… >>音と共に、扉が開く。 >>扉の向こうにいたのは………………………………………………………………… >>気配の主は……………………………………………………………………… >>金色の髪。 >>蒼穹の瞳。 >>すらりとした長い手足。 >>『絶世の』がつく美少女。 >>死神、ライアナ。 >よく顔が出せたもんだね。 >> 図太いですよ……この人。色んな意味で。 >> >> >>・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪・:*:・゜'★.。・:*:・゜'☆♪ >> >> >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >> >> >> >>作:………ふぅ。 >> ………しかし、オルエンの死は反響スゴかったねぇ……… >>冥:………うん。 >>作:大抵の人が、『おるえぇぇぇぇぇぇんっっっ!!!!!』『ちくしょぉライアナ死ねッッ!!』だったけど。 >ええっ。あのアマは、死んで良し。 死に方にしても、並大抵の死に方じゃ納得しなさそうスね皆さん(汗) >> ………ちょっと安心しました。 >>冥:………なんで? >>作:やっぱり、『人間』と言うのは『生き物』ですから。 >> ………もしかしたら、神族側の味方になっちゃう人もいるかも………とか思ってたから。 >> (少なくとも私の周りには)いなくて良かったです。 >>冥:………まぁ………あれで『ライアナvカッコいいかもv』とか言われたら……………………… >> それこそ、オルエン立場無いよ……………………… >>作:………うみゅ。マジでいなくて良かった。 >>冥:………しっかし………ライアナの嫌われ者っぷりも物凄いね。 >>作:ああ。 >> いつもいつも絶対に主人公より敵役を好きになる友人が、ライアナの事『なんとかしろこのアマ』と言ってきました。 >>冥:………はぁ。これから一体どうなっちゃうのかねー… >> 海王軍コテージに、ライアナ押し掛けて来ちゃったし……… >>作:………どうなるのか……… >> 次回、お楽しみ願いまする。 >> >> 幕。 > >好き勝手に書いてすいません。 > >そうそう、オルエンの話謹んで書かせて頂きます > > > >「忘却の彼方−オルエン−」 >ですが、あくまでも >これを基盤にしますけど、(つまり、オルエンは、逝きます) >一人で、冷たくなるのでは、なく >海王に看取られて、 >ジェラルの時に再度お仕えすると言う形になりそうです。 > > >オルエン殿っ(涙) > > > > > ジェラル………ジェラルディーン=ガブリエフ。 『転生話』ではまだちびっちゃいガキだったからなぁ。 影薄いっス。 …………うーみゅ。多分オルの時の記憶は………あるとは思う。うみゅ。 …………ユアさん。 オルエンを、リノアンを、よろしくお願いしマスです。 期待してますよ。 それでは。 |
8788 | 第十八話:憎悪 | 東琥珀 E-mail | 2002/8/15 22:09:12 |
記事番号8763へのコメント 「こんばんは♪お元気ですかぁ?」 入ってきた金髪の少女は、ぺこり、と頭を下げて、こう言った。 「………元気な訳無いでしょう」 二人の目に籠もるは殺意と敵意。 「ヤですねぇ。今日は戦うつもりなんてありませんよぉ。 ほら、武器も持って無いでしょ」 言って、ひらひらと手を振る彼女。 その行為が、二人の怒りを更に倍増させる。 「………海王様………っ」 「………落ち着きなさい、リノアン」 海王が、死神に跳び掛かろうとするリノアンを制止する。 ………本当は、自分も腑が煮えくり返っていて、自分自身今すぐライアナをどうにかしてやりたいくらいなのだが、 相手の出方が解らない以上、そう安易に攻撃に移る訳にも行かない。 ………もし、これでリノアンまで逝ってしまえば、それこそ海王軍は終わりである。 ………それだけは、絶対に避けたい。 「………で………用件は、何ですかしら」 心の中に湧き出る、どろどろとした黒い闇。 海王は、この闇の名称を知っていた。 憎悪。 「…あのですねー。今日は、落し物をお返しに来たんですvv」 「…落し物?」 胡散臭げに聞き返すリノアン。 「これですぅ…オルエンさんのでしょぅ?」 ぽいっ、と小さな赤い布袋を投げてよこすライアナ。 「…オルエンの…?」 ぱしっ、と受け止め、中を確認し… 「いやぁぁぁぁぁぁっ!!」 海王は、思わず叫び声を上げた。 覗き込み… 「きゃぁっ!!」 リノアンも、同じく。 袋の中から出てきたのは… 指。 「…………………っ」 「こ…これ…っオル…の…っ!?」 絶句する二人。 ライアナは迷惑そうな顔で自分の服の袖を見せる。 「ほら。私の服って、こう、袖の部分にスペースがあるんですぅ。 オルエンさんってば、逝く間際に抵抗して。 私の袖に、斬れた身体の一部が入っちゃってまして…お返ししますよぉ」 ……………………………………………………………………………っ!! よく見ると、『赤い布袋』と思ったものは、血で汚れた白い布袋だった。 「ほんとーに…あのヒトってば、無駄な抵抗してくれちゃいましてぇ… 人間の状態で私に勝てるなんて思わないで欲しいですよぉ… これだから、自分を知らないヒトってヤなんですぅぅ… あ、ヒトなんて上等なもんじゃ無かったんですねvあははははははははははははははっ♪」 「………」 床にうずくまっていた海王が。 ゆらり、と立ち上がった。 憎悪の眼差しで、金色の少女を睨め付ける。 「…全く…私の服も汚れちゃいましたよぉ。 こんな汚れた血のついた服着るわけにもいきませんから… 新しい服にしたんですっ♪ どうです?似合いますかぁ?」 きゃははっ、と笑い、その場でくるりっ、と一回転。 「…アンタの服なんか、知ったこっちゃ無いわよ」 正直に、ぼそり、と感想を述べるリノアン。 「…まぁっ!」 ショックを受けたように、ふるふる首を振るライアナ。 「…そ…そんな…折角作ったのに、似合わないなんてッ!!」 「……………………」 「オルエン…さぞかし無念だった事でしょう」 「…死んでも死に切れないわ…こりゃあ」 「…あらぁ。ずいぶん失礼なことを仰いますね」 「失礼はお互い様よ」 「…そんな事言うと… 泣いちゃいますっ!しくしくっ!!」 「…………………………………………………………………………」 募るのは、情けなさと怒り。 「…用は…それだけ?」 「ええ、そうですよ♪ …あ、そろそろおやつの時間なので帰りますぅ♪」 「…待ちなさいよ。 まだ、こっちの用は済んでないわ」 「…えー? …悪いんですけどぉ、貴女たちなんかの為におやつ棒に振る気は無いですし♪」 「…フザケんじゃ無い…っ」 派手な音立てて、光球を放つリノアン。 「♪」 直前で、空間に解け消えるライアナ。 「………っ」 オルエンの指を持ったまま。 床にへたり込み、泣き始める海王。 「…なんなのよ、もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!」 リノアンの。 涙交じりの絶叫が、夜の空に響いた。 言い訳あんど言い逃れ。 作:…ライアナ…鬼…(汗) 指ってアンタ… 冥:ああああ… この後一体どーなる事やら。 作:…予測…不可能v(涙) 幕。 |
8790 | …。(どう表現すればいいかわからない) | 璃緒 E-mail | 2002/8/15 22:42:24 |
記事番号8788へのコメント 璃緒:Σ(゜っ゜) L様:なに驚いてるのよ。 璃緒:琥珀様…早いですっ!!(尊敬のまなざし) 十七話の感想書き上げたらすぐ下にもう十八話がっ!! L様:あんたが遅いから… 璃緒:うぐっ!そ…それでは感想です。 >「こんばんは♪お元気ですかぁ?」 >入ってきた金髪の少女は、ぺこり、と頭を下げて、こう言った。 >「………元気な訳無いでしょう」 >二人の目に籠もるは殺意と敵意。 >「ヤですねぇ。今日は戦うつもりなんてありませんよぉ。 > ほら、武器も持って無いでしょ」 >言って、ひらひらと手を振る彼女。 >その行為が、二人の怒りを更に倍増させる。 >「………海王様………っ」 >「………落ち着きなさい、リノアン」 >海王が、死神に跳び掛かろうとするリノアンを制止する。 >………本当は、自分も腑が煮えくり返っていて、自分自身今すぐライアナをどうにかしてやりたいくらいなのだが、 >相手の出方が解らない以上、そう安易に攻撃に移る訳にも行かない。 >………もし、これでリノアンまで逝ってしまえば、それこそ海王軍は終わりである。 >………それだけは、絶対に避けたい。 >「………で………用件は、何ですかしら」 >心の中に湧き出る、どろどろとした黒い闇。 >海王は、この闇の名称を知っていた。 >憎悪。 …無理もないです…。むしろ当然でしょうね…。 >「…あのですねー。今日は、落し物をお返しに来たんですvv」 >「…落し物?」 >胡散臭げに聞き返すリノアン。 >「これですぅ…オルエンさんのでしょぅ?」 >ぽいっ、と小さな赤い布袋を投げてよこすライアナ。 >「…オルエンの…?」 >ぱしっ、と受け止め、中を確認し… >「いやぁぁぁぁぁぁっ!!」 >海王は、思わず叫び声を上げた。 >覗き込み… >「きゃぁっ!!」 >リノアンも、同じく。 >袋の中から出てきたのは… >指。 Σ(゜っ゜) >「…………………っ」 >「こ…これ…っオル…の…っ!?」 >絶句する二人。 >ライアナは迷惑そうな顔で自分の服の袖を見せる。 >「ほら。私の服って、こう、袖の部分にスペースがあるんですぅ。 > オルエンさんってば、逝く間際に抵抗して。 > 私の袖に、斬れた身体の一部が入っちゃってまして…お返ししますよぉ」 >……………………………………………………………………………っ!! >よく見ると、『赤い布袋』と思ったものは、血で汚れた白い布袋だった。 >「ほんとーに…あのヒトってば、無駄な抵抗してくれちゃいましてぇ… > 人間の状態で私に勝てるなんて思わないで欲しいですよぉ… > これだから、自分を知らないヒトってヤなんですぅぅ… > あ、ヒトなんて上等なもんじゃ無かったんですねvあははははははははははははははっ♪」 貴女はっ…!! >「………」 >床にうずくまっていた海王が。 >ゆらり、と立ち上がった。 >憎悪の眼差しで、金色の少女を睨め付ける。 >「…全く…私の服も汚れちゃいましたよぉ。 > こんな汚れた血のついた服着るわけにもいきませんから… > 新しい服にしたんですっ♪ > どうです?似合いますかぁ?」 >きゃははっ、と笑い、その場でくるりっ、と一回転。 >「…アンタの服なんか、知ったこっちゃ無いわよ」 >正直に、ぼそり、と感想を述べるリノアン。 >「…まぁっ!」 >ショックを受けたように、ふるふる首を振るライアナ。 >「…そ…そんな…折角作ったのに、似合わないなんてッ!!」 >「……………………」 >「オルエン…さぞかし無念だった事でしょう」 >「…死んでも死に切れないわ…こりゃあ」 >「…あらぁ。ずいぶん失礼なことを仰いますね」 >「失礼はお互い様よ」 >「…そんな事言うと… > 泣いちゃいますっ!しくしくっ!!」 >「…………………………………………………………………………」 >募るのは、情けなさと怒り。 >「…用は…それだけ?」 >「ええ、そうですよ♪ > …あ、そろそろおやつの時間なので帰りますぅ♪」 >「…待ちなさいよ。 > まだ、こっちの用は済んでないわ」 >「…えー? > …悪いんですけどぉ、貴女たちなんかの為におやつ棒に振る気は無いですし♪」 >「…フザケんじゃ無い…っ」 >派手な音立てて、光球を放つリノアン。 >「♪」 >直前で、空間に解け消えるライアナ。 >「………っ」 >オルエンの指を持ったまま。 >床にへたり込み、泣き始める海王。 >「…なんなのよ、もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!」 >リノアンの。 >涙交じりの絶叫が、夜の空に響いた。 > > > > >言い訳あんど言い逃れ。 > > >作:…ライアナ…鬼…(汗) > 指ってアンタ… >冥:ああああ… > この後一体どーなる事やら。 >作:…予測…不可能v(涙) > > 幕。 璃緒:…。 L様:……。どうするの? 璃緒:どうしましょう。 L様:あんた…。 璃緒:十七話のレスで「ライアナはさん付け」…としましたが… L様:どうするのよ。 璃緒:…その答えは保留ってことで。 L様:…まあいいけど。 璃緒:今回は短いですが… L様:しーゆーあげんっ!! 璃緒:今後の展開、期待しております。 ではっ!(^_^)/~ |
8799 | て言うか俺の脳がおかしくなってきてるのかもしれないとか思ってみたりする今日この頃 | 東琥珀 E-mail | 2002/8/16 13:47:45 |
記事番号8790へのコメント 璃緒さんは No.8790「…。(どう表現すればいいかわからない)」で書きました。 > >璃緒:Σ(゜っ゜) >L様:なに驚いてるのよ。 >璃緒:琥珀様…早いですっ!!(尊敬のまなざし) > 十七話の感想書き上げたらすぐ下にもう十八話がっ!! >L様:あんたが遅いから… >璃緒:うぐっ!そ…それでは感想です。 > えへんっ! なんてったって、早いのだけが取り柄ですから!(爆) ………全く誉められたものではありません(汗) > >>「こんばんは♪お元気ですかぁ?」 >>入ってきた金髪の少女は、ぺこり、と頭を下げて、こう言った。 >>「………元気な訳無いでしょう」 >>二人の目に籠もるは殺意と敵意。 >>「ヤですねぇ。今日は戦うつもりなんてありませんよぉ。 >> ほら、武器も持って無いでしょ」 >>言って、ひらひらと手を振る彼女。 >>その行為が、二人の怒りを更に倍増させる。 >>「………海王様………っ」 >>「………落ち着きなさい、リノアン」 >>海王が、死神に跳び掛かろうとするリノアンを制止する。 >>………本当は、自分も腑が煮えくり返っていて、自分自身今すぐライアナをどうにかしてやりたいくらいなのだが、 >>相手の出方が解らない以上、そう安易に攻撃に移る訳にも行かない。 >>………もし、これでリノアンまで逝ってしまえば、それこそ海王軍は終わりである。 >>………それだけは、絶対に避けたい。 >>「………で………用件は、何ですかしら」 >>心の中に湧き出る、どろどろとした黒い闇。 >>海王は、この闇の名称を知っていた。 >>憎悪。 >…無理もないです…。むしろ当然でしょうね…。 これで…… 憎悪を感じない方が妙でしょう。 >>「…あのですねー。今日は、落し物をお返しに来たんですvv」 >>「…落し物?」 >>胡散臭げに聞き返すリノアン。 >>「これですぅ…オルエンさんのでしょぅ?」 >>ぽいっ、と小さな赤い布袋を投げてよこすライアナ。 >>「…オルエンの…?」 >>ぱしっ、と受け止め、中を確認し… >>「いやぁぁぁぁぁぁっ!!」 >>海王は、思わず叫び声を上げた。 >>覗き込み… >>「きゃぁっ!!」 >>リノアンも、同じく。 >>袋の中から出てきたのは… >>指。 >Σ(゜っ゜) 白くて細い、女性の指。 >>「…………………っ」 >>「こ…これ…っオル…の…っ!?」 >>絶句する二人。 >>ライアナは迷惑そうな顔で自分の服の袖を見せる。 >>「ほら。私の服って、こう、袖の部分にスペースがあるんですぅ。 >> オルエンさんってば、逝く間際に抵抗して。 >> 私の袖に、斬れた身体の一部が入っちゃってまして…お返ししますよぉ」 >>……………………………………………………………………………っ!! >>よく見ると、『赤い布袋』と思ったものは、血で汚れた白い布袋だった。 >>「ほんとーに…あのヒトってば、無駄な抵抗してくれちゃいましてぇ… >> 人間の状態で私に勝てるなんて思わないで欲しいですよぉ… >> これだから、自分を知らないヒトってヤなんですぅぅ… >> あ、ヒトなんて上等なもんじゃ無かったんですねvあははははははははははははははっ♪」 >貴女はっ…!! 何処までもヒトを見下した御方♪(滝汗) >>「………」 >>床にうずくまっていた海王が。 >>ゆらり、と立ち上がった。 >>憎悪の眼差しで、金色の少女を睨め付ける。 >>「…全く…私の服も汚れちゃいましたよぉ。 >> こんな汚れた血のついた服着るわけにもいきませんから… >> 新しい服にしたんですっ♪ >> どうです?似合いますかぁ?」 >>きゃははっ、と笑い、その場でくるりっ、と一回転。 >>「…アンタの服なんか、知ったこっちゃ無いわよ」 >>正直に、ぼそり、と感想を述べるリノアン。 >>「…まぁっ!」 >>ショックを受けたように、ふるふる首を振るライアナ。 >>「…そ…そんな…折角作ったのに、似合わないなんてッ!!」 >>「……………………」 >>「オルエン…さぞかし無念だった事でしょう」 >>「…死んでも死に切れないわ…こりゃあ」 >>「…あらぁ。ずいぶん失礼なことを仰いますね」 >>「失礼はお互い様よ」 >>「…そんな事言うと… >> 泣いちゃいますっ!しくしくっ!!」 >>「…………………………………………………………………………」 >>募るのは、情けなさと怒り。 >>「…用は…それだけ?」 >>「ええ、そうですよ♪ >> …あ、そろそろおやつの時間なので帰りますぅ♪」 >>「…待ちなさいよ。 >> まだ、こっちの用は済んでないわ」 >>「…えー? >> …悪いんですけどぉ、貴女たちなんかの為におやつ棒に振る気は無いですし♪」 >>「…フザケんじゃ無い…っ」 >>派手な音立てて、光球を放つリノアン。 >>「♪」 >>直前で、空間に解け消えるライアナ。 >>「………っ」 >>オルエンの指を持ったまま。 >>床にへたり込み、泣き始める海王。 >>「…なんなのよ、もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!」 >>リノアンの。 >>涙交じりの絶叫が、夜の空に響いた。 >> >> >> >> >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >> >>作:…ライアナ…鬼…(汗) >> 指ってアンタ… >>冥:ああああ… >> この後一体どーなる事やら。 >>作:…予測…不可能v(涙) >> >> 幕。 > > >璃緒:…。 >L様:……。どうするの? >璃緒:どうしましょう。 >L様:あんた…。 >璃緒:十七話のレスで「ライアナはさん付け」…としましたが… >L様:どうするのよ。 >璃緒:…その答えは保留ってことで。 >L様:…まあいいけど。 >璃緒:今回は短いですが… >L様:しーゆーあげんっ!! >璃緒:今後の展開、期待しております。 > ではっ!(^_^)/~ > 余談ですが。 私の友人は、彼女を『らいらい』と呼んでたり(汗) ……………………………………………………………………………………… いや、そう呼べってワケじゃ無くて。(滝汗) 『こういう呼び方もある』と言う事を……… ……………………………………………………………………………………… 余計なお世話でした。ごめんなさい。 |
8807 | ・・・・・・・。(バックに、焔を上げて・・・。) | ユア・ファンティン | 2002/8/16 22:46:57 |
記事番号8788へのコメント 東琥珀さんは No.8788「第十八話:憎悪」で書きました。 どうも、 以下17話と同文です。 >「こんばんは♪お元気ですかぁ?」 >入ってきた金髪の少女は、ぺこり、と頭を下げて、こう言った。 >「………元気な訳無いでしょう」 >二人の目に籠もるは殺意と敵意。 >「ヤですねぇ。今日は戦うつもりなんてありませんよぉ。 > ほら、武器も持って無いでしょ」 >言って、ひらひらと手を振る彼女。 >その行為が、二人の怒りを更に倍増させる。 戦う意思がなくとも―。 >「………海王様………っ」 >「………落ち着きなさい、リノアン」 >海王が、死神に跳び掛かろうとするリノアンを制止する。 >………本当は、自分も腑が煮えくり返っていて、自分自身今すぐライアナをどうにかしてやりたいくらいなのだが、 >相手の出方が解らない以上、そう安易に攻撃に移る訳にも行かない。 >………もし、これでリノアンまで逝ってしまえば、それこそ海王軍は終わりである。 >………それだけは、絶対に避けたい。 もう1人の我が子を失う事だけは。 >「………で………用件は、何ですかしら」 >心の中に湧き出る、どろどろとした黒い闇。 >海王は、この闇の名称を知っていた。 >憎悪。 >「…あのですねー。今日は、落し物をお返しに来たんですvv」 >「…落し物?」 >胡散臭げに聞き返すリノアン。 >「これですぅ…オルエンさんのでしょぅ?」 >ぽいっ、と小さな赤い布袋を投げてよこすライアナ。 >「…オルエンの…?」 >ぱしっ、と受け止め、中を確認し… >「いやぁぁぁぁぁぁっ!!」 >海王は、思わず叫び声を上げた。 >覗き込み… >「きゃぁっ!!」 >リノアンも、同じく。 >袋の中から出てきたのは… >指。 >「…………………っ」 >「こ…これ…っオル…の…っ!?」 >絶句する二人。 >ライアナは迷惑そうな顔で自分の服の袖を見せる。 >「ほら。私の服って、こう、袖の部分にスペースがあるんですぅ。 > オルエンさんってば、逝く間際に抵抗して。 > 私の袖に、斬れた身体の一部が入っちゃってまして…お返ししますよぉ」 ・・・・・・・。(怒りのあまり言葉に出来ないねっ。) >……………………………………………………………………………っ!! >よく見ると、『赤い布袋』と思ったものは、血で汚れた白い布袋だった。 >「ほんとーに…あのヒトってば、無駄な抵抗してくれちゃいましてぇ… > 人間の状態で私に勝てるなんて思わないで欲しいですよぉ… > これだから、自分を知らないヒトってヤなんですぅぅ… > あ、ヒトなんて上等なもんじゃ無かったんですねvあははははははははははははははっ♪」 ・・・・・殺してもいいでしょうか、この馬鹿を。(口だけの笑顔) あれ。基本的に、オルエン殿は、人だったよねぇ。 ・・神との約束違反になりませんか。 >「………」 >床にうずくまっていた海王が。 >ゆらり、と立ち上がった。 >憎悪の眼差しで、金色の少女を睨め付ける。 >「…全く…私の服も汚れちゃいましたよぉ。 > こんな汚れた血のついた服着るわけにもいきませんから… > 新しい服にしたんですっ♪ > どうです?似合いますかぁ?」 >きゃははっ、と笑い、その場でくるりっ、と一回転。 >「…アンタの服なんか、知ったこっちゃ無いわよ」 >正直に、ぼそり、と感想を述べるリノアン。 >「…まぁっ!」 >ショックを受けたように、ふるふる首を振るライアナ。 >「…そ…そんな…折角作ったのに、似合わないなんてッ!!」 このっ。はまち女が。 >「……………………」 >「オルエン…さぞかし無念だった事でしょう」 >「…死んでも死に切れないわ…こりゃあ」 >「…あらぁ。ずいぶん失礼なことを仰いますね」 >「失礼はお互い様よ」 >「…そんな事言うと… > 泣いちゃいますっ!しくしくっ!!」 >「…………………………………………………………………………」 >募るのは、情けなさと怒り。 >「…用は…それだけ?」 >「ええ、そうですよ♪ > …あ、そろそろおやつの時間なので帰りますぅ♪」 >「…待ちなさいよ。 > まだ、こっちの用は済んでないわ」 あなたを殺すと言う用事が。 >「…えー? > …悪いんですけどぉ、貴女たちなんかの為におやつ棒に振る気は無いですし♪」 >「…フザケんじゃ無い…っ」 >派手な音立てて、光球を放つリノアン。 >「♪」 >直前で、空間に解け消えるライアナ。 >「………っ」 >オルエンの指を持ったまま。 >床にへたり込み、泣き始める海王。 >「…なんなのよ、もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!」 >リノアンの。 >涙交じりの絶叫が、夜の空に響いた。 > > > > >言い訳あんど言い逃れ。 > > >作:…ライアナ…鬼…(汗) > 指ってアンタ… >冥:ああああ… > この後一体どーなる事やら。 >作:…予測…不可能v(涙) > > 幕。 どうもです。 私、イリス以上に、 切れると、 悪役になります。 続き、待っています。 短い上に、変なレスですいません。 |
8815 | ……冷たい炎………(汗) | 東琥珀 E-mail | 2002/8/18 14:29:59 |
記事番号8807へのコメント ユア・ファンティンさんは No.8807「・・・・・・・。(バックに、焔を上げて・・・。)」で書きました。 > >東琥珀さんは No.8788「第十八話:憎悪」で書きました。 > >どうも、 >以下17話と同文です。 うう。 毎度済まぬね、ゴホゴホ。(誰だアンタ) > >>「こんばんは♪お元気ですかぁ?」 >>入ってきた金髪の少女は、ぺこり、と頭を下げて、こう言った。 >>「………元気な訳無いでしょう」 >>二人の目に籠もるは殺意と敵意。 >>「ヤですねぇ。今日は戦うつもりなんてありませんよぉ。 >> ほら、武器も持って無いでしょ」 >>言って、ひらひらと手を振る彼女。 >>その行為が、二人の怒りを更に倍増させる。 >戦う意思がなくとも―。 こっちは戦う意志充分さー。 >>「………海王様………っ」 >>「………落ち着きなさい、リノアン」 >>海王が、死神に跳び掛かろうとするリノアンを制止する。 >>………本当は、自分も腑が煮えくり返っていて、自分自身今すぐライアナをどうにかしてやりたいくらいなのだが、 >>相手の出方が解らない以上、そう安易に攻撃に移る訳にも行かない。 >>………もし、これでリノアンまで逝ってしまえば、それこそ海王軍は終わりである。 >>………それだけは、絶対に避けたい。 >もう1人の我が子を失う事だけは。 オルエンも……… 生き残った者の幸せを願うでしょうし。 >>「………で………用件は、何ですかしら」 >>心の中に湧き出る、どろどろとした黒い闇。 >>海王は、この闇の名称を知っていた。 >>憎悪。 >>「…あのですねー。今日は、落し物をお返しに来たんですvv」 >>「…落し物?」 >>胡散臭げに聞き返すリノアン。 >>「これですぅ…オルエンさんのでしょぅ?」 >>ぽいっ、と小さな赤い布袋を投げてよこすライアナ。 >>「…オルエンの…?」 >>ぱしっ、と受け止め、中を確認し… >>「いやぁぁぁぁぁぁっ!!」 >>海王は、思わず叫び声を上げた。 >>覗き込み… >>「きゃぁっ!!」 >>リノアンも、同じく。 >>袋の中から出てきたのは… >>指。 >>「…………………っ」 >>「こ…これ…っオル…の…っ!?」 >>絶句する二人。 >>ライアナは迷惑そうな顔で自分の服の袖を見せる。 >>「ほら。私の服って、こう、袖の部分にスペースがあるんですぅ。 >> オルエンさんってば、逝く間際に抵抗して。 >> 私の袖に、斬れた身体の一部が入っちゃってまして…お返ししますよぉ」 >・・・・・・・。(怒りのあまり言葉に出来ないねっ。) どこまでも魔族見下しとりますね。 >>……………………………………………………………………………っ!! >>よく見ると、『赤い布袋』と思ったものは、血で汚れた白い布袋だった。 >>「ほんとーに…あのヒトってば、無駄な抵抗してくれちゃいましてぇ… >> 人間の状態で私に勝てるなんて思わないで欲しいですよぉ… >> これだから、自分を知らないヒトってヤなんですぅぅ… >> あ、ヒトなんて上等なもんじゃ無かったんですねvあははははははははははははははっ♪」 >・・・・・殺してもいいでしょうか、この馬鹿を。(口だけの笑顔) ……… いずれ……… 罰を受けるでしょうがね。 金色の母の罰を。 > >あれ。基本的に、オルエン殿は、人だったよねぇ。 >・・神との約束違反になりませんか。 ライ:元が魔族ですからねぇ。 性根はやっぱり腐ってますでしょうしぃ……うーん……… ならやっぱり死で償ってもらいませんとねぇ♪ 『生まれた』と言う罪を。 赤毛:………………………………………………。 >>「………」 >>床にうずくまっていた海王が。 >>ゆらり、と立ち上がった。 >>憎悪の眼差しで、金色の少女を睨め付ける。 >>「…全く…私の服も汚れちゃいましたよぉ。 >> こんな汚れた血のついた服着るわけにもいきませんから… >> 新しい服にしたんですっ♪ >> どうです?似合いますかぁ?」 >>きゃははっ、と笑い、その場でくるりっ、と一回転。 >>「…アンタの服なんか、知ったこっちゃ無いわよ」 >>正直に、ぼそり、と感想を述べるリノアン。 >>「…まぁっ!」 >>ショックを受けたように、ふるふる首を振るライアナ。 >>「…そ…そんな…折角作ったのに、似合わないなんてッ!!」 >このっ。はまち女が。 >>「……………………」 >>「オルエン…さぞかし無念だった事でしょう」 >>「…死んでも死に切れないわ…こりゃあ」 >>「…あらぁ。ずいぶん失礼なことを仰いますね」 >>「失礼はお互い様よ」 >>「…そんな事言うと… >> 泣いちゃいますっ!しくしくっ!!」 >>「…………………………………………………………………………」 >>募るのは、情けなさと怒り。 >>「…用は…それだけ?」 >>「ええ、そうですよ♪ >> …あ、そろそろおやつの時間なので帰りますぅ♪」 >>「…待ちなさいよ。 >> まだ、こっちの用は済んでないわ」 >あなたを殺すと言う用事が。 うみゅっ。(納得)←するな >>「…えー? >> …悪いんですけどぉ、貴女たちなんかの為におやつ棒に振る気は無いですし♪」 >>「…フザケんじゃ無い…っ」 >>派手な音立てて、光球を放つリノアン。 >>「♪」 >>直前で、空間に解け消えるライアナ。 >>「………っ」 >>オルエンの指を持ったまま。 >>床にへたり込み、泣き始める海王。 >>「…なんなのよ、もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!」 >>リノアンの。 >>涙交じりの絶叫が、夜の空に響いた。 >> >> >> >> >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >> >>作:…ライアナ…鬼…(汗) >> 指ってアンタ… >>冥:ああああ… >> この後一体どーなる事やら。 >>作:…予測…不可能v(涙) >> >> 幕。 > >どうもです。 >私、イリス以上に、 >切れると、 >悪役になります。 > > >続き、待っています。 > > >短い上に、変なレスですいません。 > > > > > 続き、待ってて下さい。 ……………………………………… 恐らく、ここから神魔戦争ラストを飾る闘いが動き出しますから。 それでは、また。 |
8808 | ・・・・・・・・・・・・・・(激怒中) | まい E-mail URL | 2002/8/17 00:43:11 |
記事番号8788へのコメント こんにちは。東さん。只今、ライアナに対し、激怒中のまいでございます。 ・・・・・・なんなんだっ!!!!貴様!!コラ!!ライアナ!! オマェ、うちのラグナよりも性質悪いぞ!!!!!! ラグナ:・・・・・・どういう意味だよ・・・・・それ・・・・ 君だって死神でしょ?!・・・・まぁ、私のオリキャラだけど・・・・ ラグナ:まぁな。でもさ、あのライアナって奴は許せん。あの可愛かったオルエンちゃんを・・・っ(怒) 君は人間の虐殺するけど、それってサ、根性腐りきった奴だけでしょ?! なのにっ!!!このライアナは・・・・ ・・・・・・オルエンちゃん・・・・・(大泣) ラグナ:そうだぞ!!死神憲法その八百六拾九!!馬鹿な人間以外の虐殺は許されない!! 守ってねぇじゃねぇか!!! エル:はいはい。まいもラグナもそう怒らないの。 あの死神があたしのところに返ってきたら・・・・んふふvv エル様・・・是非!!是非頼みます!!オルエンちゃんの敵をぉぉ!!! それでは!!東さん!!レスじゃなくてただの愚痴(酷い奴)をお聞きくださってありがとうございました。 もう、削除しても何しても良いです。私はただ・・・ライアナに対しての怒りを口に出したかっただけですから・・・ すみませんでした!!!!!!ごめんなさい!!!(土下座) 壊れているまいでした!!! |
8809 | 同感ね・・・・・。(にっこり笑顔)(←目が笑ってないけど) | ユア・ファンティン | 2002/8/17 12:01:38 |
記事番号8808へのコメント まいさんは No.8808「・・・・・・・・・・・・・・(激怒中)」で書きました。 > 初めまして、ユアと言います。 あのアマ(ライアナ)への評価が気になりまして、 呼んでまして、共感できたので、レスをする次第で。 > > こんにちは。東さん。只今、ライアナに対し、激怒中のまいでございます。 > ・・・・・・なんなんだっ!!!!貴様!!コラ!!ライアナ!! > オマェ、うちのラグナよりも性質悪いぞ!!!!!! あのクソアマは、万回死んでも足りませんわ。 > ラグナ:・・・・・・どういう意味だよ・・・・・それ・・・・ > > 君だって死神でしょ?!・・・・まぁ、私のオリキャラだけど・・・・ > > ラグナ:まぁな。でもさ、あのライアナって奴は許せん。あの可愛かったオルエンちゃんを・・・っ(怒) > > 君は人間の虐殺するけど、それってサ、根性腐りきった奴だけでしょ?! > なのにっ!!!このライアナは・・・・ あんな良い子をね。 > ・・・・・・オルエンちゃん・・・・・(大泣) > > ラグナ:そうだぞ!!死神憲法その八百六拾九!!馬鹿な人間以外の虐殺は許されない!! > 守ってねぇじゃねぇか!!! 基本ぐらい守れや。 > エル:はいはい。まいもラグナもそう怒らないの。 > あの死神があたしのところに返ってきたら・・・・んふふvv > > エル様・・・是非!!是非頼みます!!オルエンちゃんの敵をぉぉ!!! > それでは!!東さん!!レスじゃなくてただの愚痴(酷い奴)をお聞きくださってありがとうございました。 > もう、削除しても何しても良いです。私はただ・・・ライアナに対しての怒りを口に出したかっただけですから・・・ > すみませんでした!!!!!!ごめんなさい!!!(土下座) > 壊れているまいでした!!! > > いいえ、思って、当然の事をあのアマは、したのですからね。 今度、まい先生のところへ、レスしに行きますね。 それでは、 |
8816 | ……………………(陰に隠れて震えてます) | 東琥珀 E-mail | 2002/8/18 14:54:16 |
記事番号8808へのコメント まいさんは No.8808「・・・・・・・・・・・・・・(激怒中)」で書きました。 > > > > こんにちは。東さん。只今、ライアナに対し、激怒中のまいでございます。 ライ:嫌われちゃいましたねェっ……… しくしくしく。 酷いですぅ………………………………… 琥珀:(……げェッ!!ライアナ出てきたしッ!!) > ・・・・・・なんなんだっ!!!!貴様!!コラ!!ライアナ!! > オマェ、うちのラグナよりも性質悪いぞ!!!!!! > > ラグナ:・・・・・・どういう意味だよ・・・・・それ・・・・ > > 君だって死神でしょ?!・・・・まぁ、私のオリキャラだけど・・・・ > > ラグナ:まぁな。でもさ、あのライアナって奴は許せん。あの可愛かったオルエンちゃんを・・・っ(怒) 琥珀:(ライアナを必死でドアの方へ押して行きながら) ………それは………ッ………オルエンも………… 喜ぶ…………事……………………でしょう…………………………ッ!! そこまで………皆に………ッ…………… 死を………悲しんで………貰えるなら………………ッ!! 死を………悲しまれないのは………… かなり……………苦しい………っつーかツライ………ですしッ!! ………………………………………………………………………… ライアナっ………アンタ重いね…………意外と………… ライ:がーんっ!!(滝汗) > > 君は人間の虐殺するけど、それってサ、根性腐りきった奴だけでしょ?! > なのにっ!!!このライアナは・・・・ > ・・・・・・オルエンちゃん・・・・・(大泣) オル:………………………海王様…………………………………… 申し訳ありません……………………………………………… 戻れませんでした…………うっうっ…………… 琥珀:…………………………………………………………………… (混沌から拾ってきたオルエンパーツを組み合わせつつ) うーん、レス返しってなんでもアリだなぁ。(遠い目) > > ラグナ:そうだぞ!!死神憲法その八百六拾九!!馬鹿な人間以外の虐殺は許されない!! > 守ってねぇじゃねぇか!!! > エル:はいはい。まいもラグナもそう怒らないの。 > あの死神があたしのところに返ってきたら・・・・んふふvv ライ:いやんッ!!(滝汗) 琥珀:……………………………まぁ……………………………… した事に対する裁きはきっちり受けてもらうけどね。 > > エル様・・・是非!!是非頼みます!!オルエンちゃんの敵をぉぉ!!! > それでは!!東さん!!レスじゃなくてただの愚痴(酷い奴)をお聞きくださってありがとうございました。 > もう、削除しても何しても良いです。私はただ・・・ライアナに対しての怒りを口に出したかっただけですから・・・ > すみませんでした!!!!!!ごめんなさい!!!(土下座) > 壊れているまいでした!!! > > 琥珀:………うーみゅ。 ライアナって、書いてて『コイツ性格悪いなー』思いますからね。 なまじ外見が可愛い分タチ悪い。見かけによらなくて。 ライ:………えーと……… 私の外見ってぇ、えーと、確かぁ……… 琥珀:…………フランス人形。 『死神』を出す上で、『どんなタイプにしようか』て考えて…… 『ものすごい美形のお姉様』から『子供タイプ』『おばさんタイプ』 いっその事『動物』とかもアリかなー…とか考えてて………… 目に止まったのが、壁に掛けてあったフランス人形の絵。 『そーだ。フランス人形な死神だ。』と。 オル:………フランス人形に殺されたのか。私。 琥珀:………そう考えたら情けないスね。 オル:………しくしくしく。 ライ:うふふv 琥珀:……………………………。 そしてー……… それに、友人Aの性格を組み合わせたらこうなった。 オル:………どんな友人だ。 琥珀:聞くな。(おびえの表情) ………あ、そうそう、オルエン。これ切符。 オル:をう。有り難う。 ライ:えー?えー?何処に行くんですかぁ? オル:寄るなッ!(汗)お前はッ!! 転生先への切符だよ。 琥珀:リナによろしくねー。 ライ:おみやげよろしくねー。 オル:誰が買うかッ!!(汗) |
8817 | ・・・・・・・・・・ | 藤原清貫 | 2002/8/18 15:39:45 |
記事番号8788へのコメント 東琥珀さんは No.8788「第十八話:憎悪」で書きました。 どうもこんにちは琥珀さん。藤原清貫なのです。 今まで、「五大魔族〜」はずっと読んではいたのですが、なかなかレスする機会がなくてのびのになっていました。 けど、さすがにこんな場面は見過ごせないのです。ですから、この機会を利用していっぺんにレスしてみようと思うのです。 >「こんばんは♪お元気ですかぁ?」 >入ってきた金髪の少女は、ぺこり、と頭を下げて、こう言った。 >「………元気な訳無いでしょう」 >二人の目に籠もるは殺意と敵意。 オルエンのあんな姿を見た後ですから・・・無理もないですよね。 ライアナもよく来られたもんだ。こんな二人の前に。 よほど自信があるのか、はたまた無神経なだけなのか・・・。 >「ヤですねぇ。今日は戦うつもりなんてありませんよぉ。 > ほら、武器も持って無いでしょ」 >言って、ひらひらと手を振る彼女。 >その行為が、二人の怒りを更に倍増させる。 >「………海王様………っ」 >「………落ち着きなさい、リノアン」 >海王が、死神に跳び掛かろうとするリノアンを制止する。 ををををををっ!?実は海王様人格者だったんですね! 普段はあんなにわがままいっぱいなのに・・・(マテ)。 海王様偉いです。仮にも海王軍を束ねるだけのことはあります。私だったら絶対怒りを抑えきれなかったと思うのです。 いや、怒るより先に呆れてモノも言えなかったと思うのです・・・。 >………本当は、自分も腑が煮えくり返っていて、自分自身今すぐライアナをどうにかしてやりたいくらいなのだが、 >相手の出方が解らない以上、そう安易に攻撃に移る訳にも行かない。 >………もし、これでリノアンまで逝ってしまえば、それこそ海王軍は終わりである。 >………それだけは、絶対に避けたい。 >「………で………用件は、何ですかしら」 >心の中に湧き出る、どろどろとした黒い闇。 >海王は、この闇の名称を知っていた。 >憎悪。 本来自分達が糧としている感情。それを振りまく海王様とリノアン。 その憎悪に歪んだ表情を薄ら笑いを浮かべながら見つめるライアナ。 どっちが魔族なんだかわかなんないですよね・・・。 >「…あのですねー。今日は、落し物をお返しに来たんですvv」 >「…落し物?」 >胡散臭げに聞き返すリノアン。 >「これですぅ…オルエンさんのでしょぅ?」 >ぽいっ、と小さな赤い布袋を投げてよこすライアナ。 >「…オルエンの…?」 >ぱしっ、と受け止め、中を確認し… >「いやぁぁぁぁぁぁっ!!」 >海王は、思わず叫び声を上げた。 >覗き込み… >「きゃぁっ!!」 >リノアンも、同じく。 >袋の中から出てきたのは… >指。 んなっ・・・・・!? >「…………………っ」 >「こ…これ…っオル…の…っ!?」 >絶句する二人。 >ライアナは迷惑そうな顔で自分の服の袖を見せる。 >「ほら。私の服って、こう、袖の部分にスペースがあるんですぅ。 > オルエンさんってば、逝く間際に抵抗して。 > 私の袖に、斬れた身体の一部が入っちゃってまして…お返ししますよぉ」 >……………………………………………………………………………っ!! >よく見ると、『赤い布袋』と思ったものは、血で汚れた白い布袋だった。 >「ほんとーに…あのヒトってば、無駄な抵抗してくれちゃいましてぇ… > 人間の状態で私に勝てるなんて思わないで欲しいですよぉ… > これだから、自分を知らないヒトってヤなんですぅぅ… > あ、ヒトなんて上等なもんじゃ無かったんですねvあははははははははははははははっ♪」 元より戦は甘いものではない。利を、権力を奪い合い、互いが血眼になって殺しあう戦が甘いわけがない。 それにしてもっ・・・! 「この世には神も仏もいないのか!」 って叫んびたくなります・・・・・。 >「………」 >床にうずくまっていた海王が。 >ゆらり、と立ち上がった。 >憎悪の眼差しで、金色の少女を睨め付ける。 >「…全く…私の服も汚れちゃいましたよぉ。 > こんな汚れた血のついた服着るわけにもいきませんから… > 新しい服にしたんですっ♪ > どうです?似合いますかぁ?」 >きゃははっ、と笑い、その場でくるりっ、と一回転。 >「…アンタの服なんか、知ったこっちゃ無いわよ」 >正直に、ぼそり、と感想を述べるリノアン。 >「…まぁっ!」 >ショックを受けたように、ふるふる首を振るライアナ。 >「…そ…そんな…折角作ったのに、似合わないなんてッ!!」 まるで自分がやったことに対する罪の自覚がないライアナ。 自分が魔族以下の惨めな存在になってしまったことにさえ気が付かない。可愛そうなライアナ。 自分を貶めているのは自分自身なのに。自分の手を汚し続けているのは自分自身なのに・・・。 彼女もいじめられてた、って聞いていますけど・・・。 いじめられていたからこそ、他人には優しくしてほしかったのです。いじめられてたからって他人をいじめてもいい、っていう理由にはならないと思うのです。 とても難しいことかも知れませんけど、いじめっ子がいじめる立場に立ったところで、何も前とは変わらない――いえ、それどころか前よりもっと惨めになるだけなのだと思うのです。 それは乗り越えることじゃなくて、忘れること。自分のコンプレックスを覆い隠そうとする「逃げ」の行為でしかないと思うのです・・・。 >「……………………」 >「オルエン…さぞかし無念だった事でしょう」 >「…死んでも死に切れないわ…こりゃあ」 >「…あらぁ。ずいぶん失礼なことを仰いますね」 >「失礼はお互い様よ」 >「…そんな事言うと… > 泣いちゃいますっ!しくしくっ!!」 >「…………………………………………………………………………」 >募るのは、情けなさと怒り。 「社会の害悪となる害虫を一匹駆除した」程度の感慨しか抱いていない――抱けないライアナ。 そう思うことで、自分自身の心が傷つくことを守ろうとするかのように。 平然と殺しを続ける辛い現実から、目をそむけるかのように――。 そしてそして。仇を目の前にしながら手出しができない海王様とリノアンの無念はいかばかりのものか。 生まれてくるのはライアナに対する憎しみ。そして、それ以上に大きな、自分自身に対する怒り。情けなさ。 悲しすぎる光景だと思うのです。ライアナも、海王様もリノアンも、みんな不幸になってしまったと思うのです。 一体本当に悪いのは誰なのか・・・・・やりきれないですよね。 >「…用は…それだけ?」 >「ええ、そうですよ♪ > …あ、そろそろおやつの時間なので帰りますぅ♪」 >「…待ちなさいよ。 > まだ、こっちの用は済んでないわ」 >「…えー? > …悪いんですけどぉ、貴女たちなんかの為におやつ棒に振る気は無いですし♪」 >「…フザケんじゃ無い…っ」 >派手な音立てて、光球を放つリノアン。 >「♪」 >直前で、空間に解け消えるライアナ。 >「………っ」 >オルエンの指を持ったまま。 >床にへたり込み、泣き始める海王。 >「…なんなのよ、もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!」 >リノアンの。 >涙交じりの絶叫が、夜の空に響いた。 お話を読んでいるうちに、思い出したことがあるのです。 ちょうど、ちょっと前に第二次世界大戦中の日本軍によって行われた中国大陸での三光作戦(燃やし尽くせ、奪い尽くせ、殺し尽くせ)の実態について書かれた本を見ていたのです。 虫一匹殺せなかった温厚な人が、中国人の農民の人を平然と虐殺する描写を見て、なんともやりきれない気分になったのです。 自分たちが死に物狂いで働いた結果、命がけで得た華々しい戦果のその裏側には、敗者のいくつもの死と悲しみが横たわっていることに気が付いていないのでしょうね。 戦争って本当に悲しいのです。不幸しか生み出さないのです。絶対起ってほしくないのです。 ・・・・・って、ちょっと話がズレてしまいましたが(汗)。 >言い訳あんど言い逃れ。 > > >作:…ライアナ…鬼…(汗) > 指ってアンタ… >冥:ああああ… > この後一体どーなる事やら。 >作:…予測…不可能v(涙) > > 幕。 ホント・・・どうなってしまうんでしょうね? 続きをとても楽しみにしています〜。 ・・・で、最後にふっと思ったことがあるのです。 ライアナは、実は誰かに止めてほしかったのではないのでしょうか? 殺戮を止められなくなってしまった自分を。 でも、私としてはぜひ彼女は自分で自分のやったことに気が付いてほしいと思うのです。そのほうがきっと彼女のためだと思いますし。 オルエンも、せめて転生先では幸せになってほしいのです。 来世でも、オルエンがいい子でありますように・・・。 そして、琥珀さんも暗い話ですけど、どうか気を落とさずお話の続きが書けますように・・・。 ではでは、またです〜 |
8818 | なんか皆様『……』ていうタイトル多いのね(汗) | 東琥珀 E-mail | 2002/8/18 17:16:37 |
記事番号8817へのコメント 藤原清貫さんは No.8817「・・・・・・・・・・」で書きました。 > >東琥珀さんは No.8788「第十八話:憎悪」で書きました。 > > どうもこんにちは琥珀さん。藤原清貫なのです。 > 今まで、「五大魔族〜」はずっと読んではいたのですが、なかなかレスする機会がなくてのびのになっていました。 > けど、さすがにこんな場面は見過ごせないのです。ですから、この機会を利用していっぺんにレスしてみようと思うのです。 ををっ。藤原さんなのです。 なんか感動なのです。(何故) ……………………………………………………………………………… 他に言う事もナイのでレス返し参るのです。(ぅヲイ。) > >>「こんばんは♪お元気ですかぁ?」 >>入ってきた金髪の少女は、ぺこり、と頭を下げて、こう言った。 >>「………元気な訳無いでしょう」 >>二人の目に籠もるは殺意と敵意。 > > オルエンのあんな姿を見た後ですから・・・無理もないですよね。 > ライアナもよく来られたもんだ。こんな二人の前に。 > よほど自信があるのか、はたまた無神経なだけなのか・・・。 多分両方v(コラ) そしてもう一つ、『こういう事をすると相手が傷つく』と解っているから。 ………………………………………………………………………………………… 性格悪ぅ。 > >>「ヤですねぇ。今日は戦うつもりなんてありませんよぉ。 >> ほら、武器も持って無いでしょ」 >>言って、ひらひらと手を振る彼女。 >>その行為が、二人の怒りを更に倍増させる。 >>「………海王様………っ」 >>「………落ち着きなさい、リノアン」 >>海王が、死神に跳び掛かろうとするリノアンを制止する。 > > ををををををっ!?実は海王様人格者だったんですね! > 普段はあんなにわがままいっぱいなのに・・・(マテ)。 > 海王様偉いです。仮にも海王軍を束ねるだけのことはあります。私だったら絶対怒りを抑えきれなかったと思うのです。 > いや、怒るより先に呆れてモノも言えなかったと思うのです・・・。 > …やっぱり… ただの猪突猛進には設定しないでしょ。部下Sも。(その呼称やめい) やっぱり、海王軍のような個性溢れる(爆)ヤツらまとめてるんですから… ある程度頭のキレる方だ、と私は認識しております。 …………………………………………………………と言うか。 『ある程度』どころか。 『大分』じゃ無いと。 フィブリゾ様を理論で丸め込んだりできないです。(いつも丸めこんでるウチのダルフ) >>………本当は、自分も腑が煮えくり返っていて、自分自身今すぐライアナをどうにかしてやりたいくらいなのだが、 >>相手の出方が解らない以上、そう安易に攻撃に移る訳にも行かない。 >>………もし、これでリノアンまで逝ってしまえば、それこそ海王軍は終わりである。 >>………それだけは、絶対に避けたい。 >>「………で………用件は、何ですかしら」 >>心の中に湧き出る、どろどろとした黒い闇。 >>海王は、この闇の名称を知っていた。 >>憎悪。 > > 本来自分達が糧としている感情。それを振りまく海王様とリノアン。 > その憎悪に歪んだ表情を薄ら笑いを浮かべながら見つめるライアナ。 > どっちが魔族なんだかわかなんないですよね・・・。 > わかんないですねー。 て言うか、もうこうなると魔族より数倍性質悪し。 『自分は世界の守護者』だなんて奢りを抱いてる分。 >>「…あのですねー。今日は、落し物をお返しに来たんですvv」 >>「…落し物?」 >>胡散臭げに聞き返すリノアン。 >>「これですぅ…オルエンさんのでしょぅ?」 >>ぽいっ、と小さな赤い布袋を投げてよこすライアナ。 >>「…オルエンの…?」 >>ぱしっ、と受け止め、中を確認し… >>「いやぁぁぁぁぁぁっ!!」 >>海王は、思わず叫び声を上げた。 >>覗き込み… >>「きゃぁっ!!」 >>リノアンも、同じく。 >>袋の中から出てきたのは… >>指。 > > んなっ・・・・・!? > ……………………………………………………いきなりですが………… いつの時代かも忘れたが…………………………………………………… 日本兵が中国の辺りいった時に……(本気でいつの話だそりゃ) ………敵の首をいくつ取ったかで手柄は決まるが、首なんか日本に送ってられないから………… 耳やら鼻やら塩漬けにして送ったっつぅけど。 …………………………………………………………………………… 何故今頃そんなもん思い出す。俺。 ……あぁ。何故かは知らんが其れ思い出しまひた。(本気で何故) >>「…………………っ」 >>「こ…これ…っオル…の…っ!?」 >>絶句する二人。 >>ライアナは迷惑そうな顔で自分の服の袖を見せる。 >>「ほら。私の服って、こう、袖の部分にスペースがあるんですぅ。 >> オルエンさんってば、逝く間際に抵抗して。 >> 私の袖に、斬れた身体の一部が入っちゃってまして…お返ししますよぉ」 >>……………………………………………………………………………っ!! >>よく見ると、『赤い布袋』と思ったものは、血で汚れた白い布袋だった。 >>「ほんとーに…あのヒトってば、無駄な抵抗してくれちゃいましてぇ… >> 人間の状態で私に勝てるなんて思わないで欲しいですよぉ… >> これだから、自分を知らないヒトってヤなんですぅぅ… >> あ、ヒトなんて上等なもんじゃ無かったんですねvあははははははははははははははっ♪」 > > 元より戦は甘いものではない。利を、権力を奪い合い、互いが血眼になって殺しあう戦が甘いわけがない。 > それにしてもっ・・・! > 「この世には神も仏もいないのか!」 >って叫んびたくなります・・・・・。 > ………………………んにゅ。 戦争ってのはねぇ………ツラいんだよぉぉ………… 勝っても負けても………ツラいものです…………ゴホゴホ。(あんた誰) >>「………」 >>床にうずくまっていた海王が。 >>ゆらり、と立ち上がった。 >>憎悪の眼差しで、金色の少女を睨め付ける。 >>「…全く…私の服も汚れちゃいましたよぉ。 >> こんな汚れた血のついた服着るわけにもいきませんから… >> 新しい服にしたんですっ♪ >> どうです?似合いますかぁ?」 >>きゃははっ、と笑い、その場でくるりっ、と一回転。 >>「…アンタの服なんか、知ったこっちゃ無いわよ」 >>正直に、ぼそり、と感想を述べるリノアン。 >>「…まぁっ!」 >>ショックを受けたように、ふるふる首を振るライアナ。 >>「…そ…そんな…折角作ったのに、似合わないなんてッ!!」 > > まるで自分がやったことに対する罪の自覚がないライアナ。 > 自分が魔族以下の惨めな存在になってしまったことにさえ気が付かない。可愛そうなライアナ。 > 自分を貶めているのは自分自身なのに。自分の手を汚し続けているのは自分自身なのに・・・。 > 彼女もいじめられてた、って聞いていますけど・・・。 > いじめられていたからこそ、他人には優しくしてほしかったのです。いじめられてたからって他人をいじめてもいい、っていう理由にはならないと思うのです。 > とても難しいことかも知れませんけど、いじめっ子がいじめる立場に立ったところで、何も前とは変わらない――いえ、それどころか前よりもっと惨めになるだけなのだと思うのです。 > それは乗り越えることじゃなくて、忘れること。自分のコンプレックスを覆い隠そうとする「逃げ」の行為でしかないと思うのです・・・。 > おお。 ライアナを『可哀相』とは新意見。 ……この話レス入れてくれる人って…… みんな、『オルエンは可哀相、ライアナはもう万回死んでも足りん』なので。 斬新斬新。 ………まぁ………確かに、初期キャラ設定書(創ったらしい)にも 『可哀相な子なのかも』書いてますけどね。 >>「……………………」 >>「オルエン…さぞかし無念だった事でしょう」 >>「…死んでも死に切れないわ…こりゃあ」 >>「…あらぁ。ずいぶん失礼なことを仰いますね」 >>「失礼はお互い様よ」 >>「…そんな事言うと… >> 泣いちゃいますっ!しくしくっ!!」 >>「…………………………………………………………………………」 >>募るのは、情けなさと怒り。 > > 「社会の害悪となる害虫を一匹駆除した」程度の感慨しか抱いていない――抱けないライアナ。 > そう思うことで、自分自身の心が傷つくことを守ろうとするかのように。 > 平然と殺しを続ける辛い現実から、目をそむけるかのように――。 > そしてそして。仇を目の前にしながら手出しができない海王様とリノアンの無念はいかばかりのものか。 > 生まれてくるのはライアナに対する憎しみ。そして、それ以上に大きな、自分自身に対する怒り。情けなさ。 > 悲しすぎる光景だと思うのです。ライアナも、海王様もリノアンも、みんな不幸になってしまったと思うのです。 > 一体本当に悪いのは誰なのか・・・・・やりきれないですよね。 > 悪いのは…………………………………………………か。 それ言い出すとキリがナイですけどね。 元より戦いに『絶対の正義』などあるハズも無く。 ただお互いに、自分の信念を貫くために頑張るだけ。 ………ああ。なんつーか報われない。 ひたすら報われないぞー。 なんかこの話書いてる時って物凄く寂しい。 ………ふぅ。(汗) >>「…用は…それだけ?」 >>「ええ、そうですよ♪ >> …あ、そろそろおやつの時間なので帰りますぅ♪」 >>「…待ちなさいよ。 >> まだ、こっちの用は済んでないわ」 >>「…えー? >> …悪いんですけどぉ、貴女たちなんかの為におやつ棒に振る気は無いですし♪」 >>「…フザケんじゃ無い…っ」 >>派手な音立てて、光球を放つリノアン。 >>「♪」 >>直前で、空間に解け消えるライアナ。 >>「………っ」 >>オルエンの指を持ったまま。 >>床にへたり込み、泣き始める海王。 >>「…なんなのよ、もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!」 >>リノアンの。 >>涙交じりの絶叫が、夜の空に響いた。 > > お話を読んでいるうちに、思い出したことがあるのです。 > ちょうど、ちょっと前に第二次世界大戦中の日本軍によって行われた中国大陸での三光作戦(燃やし尽くせ、奪い尽くせ、殺し尽くせ)の実態について書かれた本を見ていたのです。 > 虫一匹殺せなかった温厚な人が、中国人の農民の人を平然と虐殺する描写を見て、なんともやりきれない気分になったのです。 > 自分たちが死に物狂いで働いた結果、命がけで得た華々しい戦果のその裏側には、敗者のいくつもの死と悲しみが横たわっていることに気が付いていないのでしょうね。 > 戦争って本当に悲しいのです。不幸しか生み出さないのです。絶対起ってほしくないのです。 > ・・・・・って、ちょっと話がズレてしまいましたが(汗)。 > ズレてますねv(笑顔で言うな笑顔で) ………戦争ってのは人を狂わせますから。 ………この話、一概にライアナだけを責める事が出来ないんです。 ………あ。答出たかも。 悪いのは『戦争』ですね。(まとめるなよだから) >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >> >>作:…ライアナ…鬼…(汗) >> 指ってアンタ… >>冥:ああああ… >> この後一体どーなる事やら。 >>作:…予測…不可能v(涙) >> >> 幕。 > > ホント・・・どうなってしまうんでしょうね? >続きをとても楽しみにしています〜。 > ・・・で、最後にふっと思ったことがあるのです。 > ライアナは、実は誰かに止めてほしかったのではないのでしょうか? > 殺戮を止められなくなってしまった自分を。 > でも、私としてはぜひ彼女は自分で自分のやったことに気が付いてほしいと思うのです。そのほうがきっと彼女のためだと思いますし。 >オルエンも、せめて転生先では幸せになってほしいのです。 >来世でも、オルエンがいい子でありますように・・・。 >そして、琥珀さんも暗い話ですけど、どうか気を落とさずお話の続きが書けますように・・・。 > ではでは、またです〜 > …………………………………………ふぅ。 この話、書いてて転生話の50,2689倍は疲れるんですよねー。 転生話はもぉギャグ話でしたから。(最終回以外) ライアナを止める事ができるのは………………………………… ………………………………………………………………………… 自分で止まるような状況か。アレ?(聞くなっつぅのだから) …………………………………………………………………………ふぅ。 ところで……………………………………………………………… 最近、思う事。 もしかしたら。 名前が未だに出てこない、ライアナ姉が一番不幸かも知れない。(爆) |
8820 | 第十九話:狂気の発端 | 東琥珀 E-mail | 2002/8/18 20:23:45 |
記事番号8763へのコメント 『お姉様』 『ん?どうした、ライアナ?』 『…私、やっぱりヒトの死ぬ所なんか視たくナイですぅ……』 『……優しい子だな、お前は』 微笑み、まだ小さい妹の頭を撫でる。 『…だがな。これが我々、死神として生を受けた者の運命なのだ』 『………ウン、メイ………?』 『そう。運命だ。私たちは絶対に運命から逃れられない』 『………………………………』 『人の魂を狩る事………確かに楽な仕事ではないし………蔑まれる事も多い。 だが、この仕事は重要な仕事だ』 『……………………………?』 『我々の仕事は、神族全体に利益をもたらす。 そして、それがまた世界全体の安定にもつながるのだ』 『世界の………安定?』 『そうだ』 『神族の利益が………世界の安定?』 『ああ』 『神族が幸せなら、みんな幸せ?』 『ああ……そして、その幸せのために……我々は、魂を狩るのだ』 『………………………………』 『蔑むヤツもいるが、気にするな。言いたいヤツには、言わせておけ』 『………………………………お姉様………………』 『……………………………?』 『私たちは、人を殺さないと幸せになれないのですか?』 『………………………………………………………』 『……………私たちって………………』 ふと、下を向いて。 妹が発した言葉。 未だにこの耳に焼き付き、離れない。 『私たちって、生まれた時から終わってるのですね』 生まれた時から……………………………終わってるのですね………………… 遠い遠い、昔の出来事。 朝。 世界中が光に満ちる時。 金色の光が全てのものを照らし出す…………………………… 「んー………ん」 光の下で。 ぷるぷるっ、と首を振る少女が一人。 「………あー………よく寝たv」 ふよふよと空を飛ぶ彼女。 すいっ、と泉の近くに降り立ち、水面をのぞき込む。 「♪」 さっさっ、と髪の毛をとき、ひらひらの神官服を整える。 「うんっ♪今日もカンペキっ♪」 「何が完璧かッ!」 ぱぺん。 ばべしゃっ! 背後から妹に足払いを掛ける姉。 泉の中に突っ伏すライアナ。 「…っ」 泥の中から顔を抜き、姉に食って掛かるライアナ。 「なぁぁぁにするんですかぁあぁぁぁ!!!」 「そりゃこっちのセリフだぁぁぁぁぁぁ!!」 負けじと怒鳴り返す赤毛。 「お前はッ!一体何を考えているッッ!!!?」 「日々を楽しく過ごす事」 「……………………………………………………」 赤毛は、思わず頭を抱えた。 だが、すぐに気を取り直す。 「あのなぁ…お前の任務はなんだ?」 「魔族の抹殺」 「わかっているではないか」 ため息をつく。 「なのに!昨夜、お前がやった事はなんだ!?」 「………落とし物をお返しにぃ」 「火に油を注ぎに行っただけだろーが!」 「火事になっちゃいますね」 「……………………………………」 ………なんとかしてくれ。この妹。 赤毛は心の中で呟いた。 …………………………………………………………………………… ……………いつから、こうなったのだろうか。この子は。 ……………優しい子だったのに。 ……………いつから、殺人を楽しむようになったのだろうか。 ……………いつから、こうなったのだろうか……………… …………………………………………………………………………… ……………しかし…………… 姉は、妹を視た。 ……………この子は。 ……………元々は、心の優しい子だった。 ……………この子を狂わせたのは、私なのか? ……………この子に人殺しを教えたのは、私。 ……………それが、いつか世界のためになると信じていたから。 …………………………………………………………………………… 「お姉様?」 「………いや………なんでもない」 狂気の発端は、なんだったのだろう? 初めて、人が死ぬのを見た時? 初めて、自らの手で人の命を断った時? それとも……… 死神として、生まれた時? いや…………… 神族として、生まれた時………? 生まれた時から終わっている者。 その者に救いはあるのだろうか。 言い訳あんど言い逃れ。 作:過去話でした。今回は。 冥:………優しい子だったんだね……初めは。 作:………初めはね。 ……『何がライアナを狂わせたのか』……… 冥:これからの闘いのテーマかもね。 作:………うーみゅ。 ………ま、なんとかなるか。 冥:………てゆーか………なんとかしなきゃならないんだよ。 作:そっか。 ………ま、頑張りますわ。とりあえず。 幕。 |
8822 | それでもね・・・・・・。(バックに、悲しげな炎) | ユア・ファンティン | 2002/8/18 20:58:18 |
記事番号8820へのコメント 東琥珀さんは No.8820「第十九話:狂気の発端」で書きました。 どうも、アンニョハシムカ。 > >『お姉様』 >『ん?どうした、ライアナ?』 >『…私、やっぱりヒトの死ぬ所なんか視たくナイですぅ……』 >『……優しい子だな、お前は』 >微笑み、まだ小さい妹の頭を撫でる。 こ−ゆ―時もあったんですね。(棒読み) >『…だがな。これが我々、死神として生を受けた者の運命なのだ』 【運命】ねぇ。 >『………ウン、メイ………?』 >『そう。運命だ。私たちは絶対に運命から逃れられない』 【運命】ってのは、 立ち向かうためにあるのでしょうに。 >『………………………………』 >『人の魂を狩る事………確かに楽な仕事ではないし………蔑まれる事も多い。 > だが、この仕事は重要な仕事だ』 >『……………………………?』 >『我々の仕事は、神族全体に利益をもたらす。 > そして、それがまた世界全体の安定にもつながるのだ』 >『世界の………安定?』 >『そうだ』 >『神族の利益が………世界の安定?』 >『ああ』 >『神族が幸せなら、みんな幸せ?』 >『ああ……そして、その幸せのために……我々は、魂を狩るのだ』 >『………………………………』 >『蔑むヤツもいるが、気にするな。言いたいヤツには、言わせておけ』 >『………………………………お姉様………………』 >『……………………………?』 >『私たちは、人を殺さないと幸せになれないのですか?』 昔は、まともだったんですね。 >『………………………………………………………』 >『……………私たちって………………』 >ふと、下を向いて。 >妹が発した言葉。 >未だにこの耳に焼き付き、離れない。 >『私たちって、生まれた時から終わってるのですね』 > > > > >生まれた時から……………………………終わってるのですね………………… > > > > >遠い遠い、昔の出来事。 > > > > >朝。 >世界中が光に満ちる時。 >金色の光が全てのものを照らし出す…………………………… >「んー………ん」 >光の下で。 >ぷるぷるっ、と首を振る少女が一人。 >「………あー………よく寝たv」 >ふよふよと空を飛ぶ彼女。 >すいっ、と泉の近くに降り立ち、水面をのぞき込む。 >「♪」 >さっさっ、と髪の毛をとき、ひらひらの神官服を整える。 >「うんっ♪今日もカンペキっ♪」 >「何が完璧かッ!」 >ぱぺん。 >ばべしゃっ! >背後から妹に足払いを掛ける姉。 >泉の中に突っ伏すライアナ。 >「…っ」 >泥の中から顔を抜き、姉に食って掛かるライアナ。 >「なぁぁぁにするんですかぁあぁぁぁ!!!」 >「そりゃこっちのセリフだぁぁぁぁぁぁ!!」 >負けじと怒鳴り返す赤毛。 >「お前はッ!一体何を考えているッッ!!!?」 >「日々を楽しく過ごす事」 >「……………………………………………………」 >赤毛は、思わず頭を抱えた。 >だが、すぐに気を取り直す。 >「あのなぁ…お前の任務はなんだ?」 >「魔族の抹殺」 >「わかっているではないか」 >ため息をつく。 >「なのに!昨夜、お前がやった事はなんだ!?」 >「………落とし物をお返しにぃ」 >「火に油を注ぎに行っただけだろーが!」 そうです。心をえぐり返して、 塩とチリソ−ス塗りこむなよ。 >「火事になっちゃいますね」 >「……………………………………」 >………なんとかしてくれ。この妹。 >赤毛は心の中で呟いた。 >…………………………………………………………………………… >……………いつから、こうなったのだろうか。この子は。 >……………優しい子だったのに。 >……………いつから、殺人を楽しむようになったのだろうか。 >……………いつから、こうなったのだろうか……………… >…………………………………………………………………………… >……………しかし…………… >姉は、妹を視た。 >……………この子は。 >……………元々は、心の優しい子だった。 >……………この子を狂わせたのは、私なのか? >……………この子に人殺しを教えたのは、私。 >……………それが、いつか世界のためになると信じていたから。 >…………………………………………………………………………… >「お姉様?」 >「………いや………なんでもない」 > > >狂気の発端は、なんだったのだろう? >初めて、人が死ぬのを見た時? >初めて、自らの手で人の命を断った時? >それとも……… >死神として、生まれた時? >いや…………… >神族として、生まれた時………? すべては、神が、狂い始めたときから、 ・・・・・始まった・・・・・・・・のだろう。・・・・か。 > > > > > > > >生まれた時から終わっている者。 > > > > >その者に救いはあるのだろうか。 そんな者にも、救いありたもうれ。 > > > > > > > > > > > > > >言い訳あんど言い逃れ。 > > >作:過去話でした。今回は。 >冥:………優しい子だったんだね……初めは。 >作:………初めはね。 > ……『何がライアナを狂わせたのか』……… >冥:これからの闘いのテーマかもね。 >作:………うーみゅ。 > ………ま、なんとかなるか。 >冥:………てゆーか………なんとかしなきゃならないんだよ。 >作:そっか。 > ………ま、頑張りますわ。とりあえず。 > > > > 幕。 どんな、理由でアレ、 昔より今、今より未来が、大事だと思うのね。 それをライアナは、壊した。 それは、許されぬ事。 |
8826 | そうなんです・・・(誰か消火器持ってきてくれ) | 東琥珀 E-mail | 2002/8/19 13:45:36 |
記事番号8822へのコメント ユア・ファンティンさんは No.8822「それでもね・・・・・・。(バックに、悲しげな炎)」で書きました。 > >東琥珀さんは No.8820「第十九話:狂気の発端」で書きました。 >どうも、アンニョハシムカ。 ぐーてんたーく。 >> >>『お姉様』 >>『ん?どうした、ライアナ?』 >>『…私、やっぱりヒトの死ぬ所なんか視たくナイですぅ……』 >>『……優しい子だな、お前は』 >>微笑み、まだ小さい妹の頭を撫でる。 >こ−ゆ―時もあったんですね。(棒読み) こーゆー時もあったんですよ(同じく棒読み) >>『…だがな。これが我々、死神として生を受けた者の運命なのだ』 >【運命】ねぇ。 運命…かぁ。無慈悲なお言葉。 >>『………ウン、メイ………?』 >>『そう。運命だ。私たちは絶対に運命から逃れられない』 >【運命】ってのは、 >立ち向かうためにあるのでしょうに。 自分で作ってもオッケ。運命。 >>『………………………………』 >>『人の魂を狩る事………確かに楽な仕事ではないし………蔑まれる事も多い。 >> だが、この仕事は重要な仕事だ』 >>『……………………………?』 >>『我々の仕事は、神族全体に利益をもたらす。 >> そして、それがまた世界全体の安定にもつながるのだ』 >>『世界の………安定?』 >>『そうだ』 >>『神族の利益が………世界の安定?』 >>『ああ』 >>『神族が幸せなら、みんな幸せ?』 >>『ああ……そして、その幸せのために……我々は、魂を狩るのだ』 >>『………………………………』 >>『蔑むヤツもいるが、気にするな。言いたいヤツには、言わせておけ』 >>『………………………………お姉様………………』 >>『……………………………?』 >>『私たちは、人を殺さないと幸せになれないのですか?』 >昔は、まともだったんですね。 昔は……ねぇ。(遠い目) >>『………………………………………………………』 >>『……………私たちって………………』 >>ふと、下を向いて。 >>妹が発した言葉。 >>未だにこの耳に焼き付き、離れない。 >>『私たちって、生まれた時から終わってるのですね』 >> >> >> >> >>生まれた時から……………………………終わってるのですね………………… >> >> >> >> >>遠い遠い、昔の出来事。 >> >> >> >> >>朝。 >>世界中が光に満ちる時。 >>金色の光が全てのものを照らし出す…………………………… >>「んー………ん」 >>光の下で。 >>ぷるぷるっ、と首を振る少女が一人。 >>「………あー………よく寝たv」 >>ふよふよと空を飛ぶ彼女。 >>すいっ、と泉の近くに降り立ち、水面をのぞき込む。 >>「♪」 >>さっさっ、と髪の毛をとき、ひらひらの神官服を整える。 >>「うんっ♪今日もカンペキっ♪」 >>「何が完璧かッ!」 >>ぱぺん。 >>ばべしゃっ! >>背後から妹に足払いを掛ける姉。 >>泉の中に突っ伏すライアナ。 >>「…っ」 >>泥の中から顔を抜き、姉に食って掛かるライアナ。 >>「なぁぁぁにするんですかぁあぁぁぁ!!!」 >>「そりゃこっちのセリフだぁぁぁぁぁぁ!!」 >>負けじと怒鳴り返す赤毛。 >>「お前はッ!一体何を考えているッッ!!!?」 >>「日々を楽しく過ごす事」 >>「……………………………………………………」 >>赤毛は、思わず頭を抱えた。 >>だが、すぐに気を取り直す。 >>「あのなぁ…お前の任務はなんだ?」 >>「魔族の抹殺」 >>「わかっているではないか」 >>ため息をつく。 >>「なのに!昨夜、お前がやった事はなんだ!?」 >>「………落とし物をお返しにぃ」 >>「火に油を注ぎに行っただけだろーが!」 >そうです。心をえぐり返して、 >塩とチリソ−ス塗りこむなよ。 あ、タバスコも追加しましょう。ついでに。(ヲイ) >>「火事になっちゃいますね」 >>「……………………………………」 >>………なんとかしてくれ。この妹。 >>赤毛は心の中で呟いた。 >>…………………………………………………………………………… >>……………いつから、こうなったのだろうか。この子は。 >>……………優しい子だったのに。 >>……………いつから、殺人を楽しむようになったのだろうか。 >>……………いつから、こうなったのだろうか……………… >>…………………………………………………………………………… >>……………しかし…………… >>姉は、妹を視た。 >>……………この子は。 >>……………元々は、心の優しい子だった。 >>……………この子を狂わせたのは、私なのか? >>……………この子に人殺しを教えたのは、私。 >>……………それが、いつか世界のためになると信じていたから。 >>…………………………………………………………………………… >>「お姉様?」 >>「………いや………なんでもない」 >> >> >>狂気の発端は、なんだったのだろう? >>初めて、人が死ぬのを見た時? >>初めて、自らの手で人の命を断った時? >>それとも……… >>死神として、生まれた時? >>いや…………… >>神族として、生まれた時………? >すべては、神が、狂い始めたときから、 >・・・・・始まった・・・・・・・・のだろう。・・・・か。 それは誰にもわからなひ。 >> >> >> >> >> >> >> >>生まれた時から終わっている者。 >> >> >> >> >>その者に救いはあるのだろうか。 >そんな者にも、救いありたもうれ。 あるの……か?(聞くなって) >> >> >> >> >> >> >> >> >> >> >> >> >> >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >> >>作:過去話でした。今回は。 >>冥:………優しい子だったんだね……初めは。 >>作:………初めはね。 >> ……『何がライアナを狂わせたのか』……… >>冥:これからの闘いのテーマかもね。 >>作:………うーみゅ。 >> ………ま、なんとかなるか。 >>冥:………てゆーか………なんとかしなきゃならないんだよ。 >>作:そっか。 >> ………ま、頑張りますわ。とりあえず。 >> >> >> >> 幕。 >どんな、理由でアレ、 >昔より今、今より未来が、大事だと思うのね。 >それをライアナは、壊した。 > >それは、許されぬ事。 > > > > > > はい。 罪は、償わないといけません。 たとえ、どんな理由があろうとも。 |
8827 | 第二十話:運命、無慈悲なその言葉 | 東琥珀 E-mail | 2002/8/19 16:53:00 |
記事番号8763へのコメント がさがさ。 「エイル、これはどうだ?」 「ダメダメ、食べられるものじゃ無いわ」 「これは?」 「…それ、毒草。」 野草を物色する冥王軍。 理由。 買い出しに行って襲われたらヤだから。 でも、食料はほぼ尽きてしまった。 そう言う訳で、とうとう野草を食べてみる事にしたのだ。 ………………………………………崖っぷち。 六人ががさごそと草をかきわけていると…………… 「にゃあ。」 ぴょこり、と猫が出てきた。 「…アンタ、ゼロスの使い魔じゃナイの?」 ひょい、と使い魔を抱き上げるスクルド。 「にぃ」 「あれ?ケガしてる」 「ホント…どうしたんでしょうね」 「…私、ちょっと手当てしてあげますわ」 スクルドから猫を受け取るヴェルダンディー。 「ん。早く戻って来なさいよ」 「はーい」 猫を抱え、ぽてぽてと冥王軍のコテージへと向かう。 「もうすぐ手当てしてあげますわ♪」 猫にも優しいヴェルダンディー。 「確かカバンの中に、お薬が入っていたハズですわ」 リュックサックの中を確かめ……… 塗り薬を、猫の後ろ足に塗布する。 「これで大丈夫♪すぐに良くなりますわ」 「にゃー」 「…一応、ゼロスさんにもご報告するべきですわね」 もう一度猫を抱き上げ、コテージの外へ…………………………… …………………………………………………………………………… 出れなかった。 「………はい?」 思わず、間の抜けた声を上げるヴェルダンディー。 なんと言うか……………… コテージのドアを開けても、またコテージだったのだ。 前方にはもう一つドア。 見慣れた自分の後ろ姿。 「…………………………………………」 状況を判断しようとするヴェルダンディー。 「……ムダですよぅ」 背後でした声に。 ばっ、と振り向く。 「私の張った結界…そんな簡単に破れるもんじゃナイですから」 「っ!」 ふよふよと浮かぶ、金色の死神。 「ヴェルダンディーさん♪二人きりでお話しするのは初めてですね♪」 「………ええ」 ぱたん、とドアを閉め、ライアナと向き合う。 「………そして………これが最後なんですよぅ………」 「………ええ」 ヴェルダンディーが。 腰に差した短剣を、抜いた。 「………あれ?抵抗するんですかぁ?」 「………当然でしょう」 「………う〜ん………貴女なら抵抗しないかな、て思ったんですが」 「………どうしてですの?」 「だって…お名前…ヴェルダンディー…さんでしょ?」 「………………」 「運命の女神じゃナイですかぁ♪ ……運命、受け入れてくれるかなっ、て、ちょっと期待しましたよぉ」 「………残念でしたわね」 眼光そのままで、ヴェルダンディーが言う。 「………お父様が私たちにこの名を授けてくれたのは……… 運命を受け入れさせる為ではありませんもの」 「………へー………?」 「………創って頂いたその日に、話して頂きましたもの…… 『運命を自分で決めていける様な子になるように…』って」 自分たちは……………………… 自分たち冥王軍は……………………… 他軍のように、『創られたから』という理由で従っているワケではない。 …………冥王が………… 冥王が、自分に『存在価値』をくれたから。 『………………………………ヴェルダンディー……………………………… 運命の女神三姉妹次女、『必然』の女神、『現在』の象徴……………… ………キミがそこにいる事は必然…………………………………………… だから……………………………………………………………………………』 『自分に自信を持って、自分の存在を必然と確信できる子になるように』。 これは…………… 魔族としていかがなものか、な発言であろう。 ………だが、ヴェルダンディーは嬉しかった。 その時、誓ったのだ。 自分は、この人に付いていく。 何があっても、絶対に。 「………冥王様は………私の全て……… あの方の存在が………私の全て……… そして冥王様は………お父様は……… 私の存在を『必然』と仰った…………」 「……………………………………………」 「………私も………確信したい……… 自分の存在が、『必然』であることを……」 ……………………………私は、ここにいたい。 ……………………………お父様のお側に…………………… ……………………………ずっとずっと、一緒にいたい。 「………おしゃべりは、それでおしまいですかぁ?」 ぱちぱちと手を叩くライアナ。 「………残念ですけど………… 私は、貴女の存在が必然だなんて想えないんですぅ」 う゛んっ。 急に目の前からライアナが消えた。 「…………………………?」 何が起こったかわからず、硬直するヴェルダンディー。 その瞬間……………………………………… 「………くあっ!?」 背後から、首を締め付けられる。 「……く……あ…………あ…………」 「私にとってぇ………魔族ってのはぁ……… 生まれた事自体が罪なんですよぅ」 物凄い力で首を締め上げながら。 世間話でもするかのような口調のライアナ。 「罪を犯した人は……罰せられなければいけませんよね?」 「……ぐ…がっ!」 ヴェルダンディーが、血の泡を吹いている。 気管を傷つけたのだ。 「………あ、そうそうヴェルダンディーさん……… ヒョウホン、て知ってますか?」 そう言って……… ライアナは、にっこりと笑い……… 数本の剣を見せた。 「おっそいわねぇ………ヴェルダンディー」 遅い同僚の帰りを、スクルドが見に来た。 ぎぃぃぃ……… ドアを開く。 「んなっ!?」 スクルドは、硬直した。 「………きゃあああああああああああああああああああああっっっっ!!!!」 部屋の中では………… ヴェルダンディーの無惨な姿があった。 剣で足、首、腕、胸を貫かれ……………………………… 虚ろな目で空を見詰めている、ヴェルダンディーが。 ………そう。 蝶の標本のように、壁に貼り付けられて。 言い訳あんど言い逃れ。 作:ライアナちゃん鬼畜度更に増してますね(汗) 冥:………………………………………………… 作:あ。白髪になってる(汗) 幕。 |
8830 | 運命・・・・んなもん信じるか(今まで一番大きなバックの炎 | ユア・ファンティン | 2002/8/19 20:00:58 |
記事番号8827へのコメント 東琥珀さんは No.8827「第二十話:運命、無慈悲なその言葉」で書きました。 あ−。二−ハオ。 消火器ごときで、私の焔は、消せると思って。 > >がさがさ。 >「エイル、これはどうだ?」 >「ダメダメ、食べられるものじゃ無いわ」 >「これは?」 >「…それ、毒草。」 >野草を物色する冥王軍。 >理由。 >買い出しに行って襲われたらヤだから。 来そうですよね、あのクソアマ。 >でも、食料はほぼ尽きてしまった。 >そう言う訳で、とうとう野草を食べてみる事にしたのだ。 >………………………………………崖っぷち。 >六人ががさごそと草をかきわけていると…………… >「にゃあ。」 >ぴょこり、と猫が出てきた。 >「…アンタ、ゼロスの使い魔じゃナイの?」 >ひょい、と使い魔を抱き上げるスクルド。 >「にぃ」 >「あれ?ケガしてる」 これもあの女の罠か・・・。 >「ホント…どうしたんでしょうね」 >「…私、ちょっと手当てしてあげますわ」 >スクルドから猫を受け取るヴェルダンディー。 >「ん。早く戻って来なさいよ」 >「はーい」 >猫を抱え、ぽてぽてと冥王軍のコテージへと向かう。 >「もうすぐ手当てしてあげますわ♪」 >猫にも優しいヴェルダンディー。 でもその子も・・・・・。 (涙をはらはら流しつつも、バックにでっかい焔) >「確かカバンの中に、お薬が入っていたハズですわ」 >リュックサックの中を確かめ……… >塗り薬を、猫の後ろ足に塗布する。 >「これで大丈夫♪すぐに良くなりますわ」 >「にゃー」 >「…一応、ゼロスさんにもご報告するべきですわね」 >もう一度猫を抱き上げ、コテージの外へ…………………………… >…………………………………………………………………………… >出れなかった。 >「………はい?」 >思わず、間の抜けた声を上げるヴェルダンディー。 >なんと言うか……………… >コテージのドアを開けても、またコテージだったのだ。 >前方にはもう一つドア。 >見慣れた自分の後ろ姿。 >「…………………………………………」 >状況を判断しようとするヴェルダンディー。 >「……ムダですよぅ」 >背後でした声に。 >ばっ、と振り向く。 >「私の張った結界…そんな簡単に破れるもんじゃナイですから」 >「っ!」 >ふよふよと浮かぶ、金色の死神。 でましたね、クソアマ。 >「ヴェルダンディーさん♪二人きりでお話しするのは初めてですね♪」 >「………ええ」 >ぱたん、とドアを閉め、ライアナと向き合う。 >「………そして………これが最後なんですよぅ………」 >「………ええ」 >ヴェルダンディーが。 >腰に差した短剣を、抜いた。 >「………あれ?抵抗するんですかぁ?」 >「………当然でしょう」 >「………う〜ん………貴女なら抵抗しないかな、て思ったんですが」 >「………どうしてですの?」 >「だって…お名前…ヴェルダンディー…さんでしょ?」 >「………………」 >「運命の女神じゃナイですかぁ♪ > ……運命、受け入れてくれるかなっ、て、ちょっと期待しましたよぉ」 >「………残念でしたわね」 >眼光そのままで、ヴェルダンディーが言う。 >「………お父様が私たちにこの名を授けてくれたのは……… > 運命を受け入れさせる為ではありませんもの」 >「………へー………?」 >「………創って頂いたその日に、話して頂きましたもの…… >『運命を自分で決めていける様な子になるように…』って」 >自分たちは……………………… >自分たち冥王軍は……………………… >他軍のように、『創られたから』という理由で従っているワケではない。 >…………冥王が………… >冥王が、自分に『存在価値』をくれたから。 > > >『………………………………ヴェルダンディー……………………………… > 運命の女神三姉妹次女、『必然』の女神、『現在』の象徴……………… > ………キミがそこにいる事は必然…………………………………………… > だから……………………………………………………………………………』 > > >『自分に自信を持って、自分の存在を必然と確信できる子になるように』。 >これは…………… >魔族としていかがなものか、な発言であろう。 >………だが、ヴェルダンディーは嬉しかった。 >その時、誓ったのだ。 >自分は、この人に付いていく。 >何があっても、絶対に。 > >「………冥王様は………私の全て……… > あの方の存在が………私の全て……… > そして冥王様は………お父様は……… > 私の存在を『必然』と仰った…………」 >「……………………………………………」 >「………私も………確信したい……… > 自分の存在が、『必然』であることを……」 それが、ただ一つの願い・・・。 >……………………………私は、ここにいたい。 >……………………………お父様のお側に…………………… >……………………………ずっとずっと、一緒にいたい。 …………………………生きたい。・・・・・。 >「………おしゃべりは、それでおしまいですかぁ?」 >ぱちぱちと手を叩くライアナ。 >「………残念ですけど………… > 私は、貴女の存在が必然だなんて想えないんですぅ」 貴方の存在も必然とは、思えません・・・・・。 >う゛んっ。 >急に目の前からライアナが消えた。 >「…………………………?」 >何が起こったかわからず、硬直するヴェルダンディー。 >その瞬間……………………………………… >「………くあっ!?」 >背後から、首を締め付けられる。 >「……く……あ…………あ…………」 >「私にとってぇ………魔族ってのはぁ……… > 生まれた事自体が罪なんですよぅ」 ならば、主も、魔族であろう。 われを害す物こそ、魔族の定義・・。 >物凄い力で首を締め上げながら。 >世間話でもするかのような口調のライアナ。 >「罪を犯した人は……罰せられなければいけませんよね?」 >「……ぐ…がっ!」 >ヴェルダンディーが、血の泡を吹いている。 >気管を傷つけたのだ。 >「………あ、そうそうヴェルダンディーさん……… > ヒョウホン、て知ってますか?」 >そう言って……… >ライアナは、にっこりと笑い……… >数本の剣を見せた。 おぬしは、本当に、神か。 神なら、なぜ、子を奪う。 > > > > > > > >「おっそいわねぇ………ヴェルダンディー」 >遅い同僚の帰りを、スクルドが見に来た。 >ぎぃぃぃ……… >ドアを開く。 >「んなっ!?」 >スクルドは、硬直した。 >「………きゃあああああああああああああああああああああっっっっ!!!!」 >部屋の中では………… >ヴェルダンディーの無惨な姿があった。 >剣で足、首、腕、胸を貫かれ……………………………… >虚ろな目で空を見詰めている、ヴェルダンディーが。 >………そう。 >蝶の標本のように、壁に貼り付けられて。 ヴェルお姉様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ。 > > > > > > > > >言い訳あんど言い逃れ。 > >作:ライアナちゃん鬼畜度更に増してますね(汗) >冥:………………………………………………… >作:あ。白髪になってる(汗) > > > > 幕。 私の焔は、あの女が、滅びない限り、 ・・・・・・燃け続ける。 ゆらゆらと。 ヴェルダンディ−に黙祷。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ほおを伝う涙。 |
8844 | 熱ひ(涙) | 東琥珀 E-mail | 2002/8/22 13:09:05 |
記事番号8830へのコメント ユア・ファンティンさんは No.8830「運命・・・・んなもん信じるか(今まで一番大きなバックの炎」で書きました。 > >東琥珀さんは No.8827「第二十話:運命、無慈悲なその言葉」で書きました。 > >あ−。二−ハオ。 >消火器ごときで、私の焔は、消せると思って。 ぬぅ。 ダメだったか。 > > >> >>がさがさ。 >>「エイル、これはどうだ?」 >>「ダメダメ、食べられるものじゃ無いわ」 >>「これは?」 >>「…それ、毒草。」 >>野草を物色する冥王軍。 >>理由。 >>買い出しに行って襲われたらヤだから。 >来そうですよね、あのクソアマ。 オルエンは、其れで死にましたし。 >>でも、食料はほぼ尽きてしまった。 >>そう言う訳で、とうとう野草を食べてみる事にしたのだ。 >>………………………………………崖っぷち。 >>六人ががさごそと草をかきわけていると…………… >>「にゃあ。」 >>ぴょこり、と猫が出てきた。 >>「…アンタ、ゼロスの使い魔じゃナイの?」 >>ひょい、と使い魔を抱き上げるスクルド。 >>「にぃ」 >>「あれ?ケガしてる」 >これもあの女の罠か・・・。 ぴんぽん。 >>「ホント…どうしたんでしょうね」 >>「…私、ちょっと手当てしてあげますわ」 >>スクルドから猫を受け取るヴェルダンディー。 >>「ん。早く戻って来なさいよ」 >>「はーい」 >>猫を抱え、ぽてぽてと冥王軍のコテージへと向かう。 >>「もうすぐ手当てしてあげますわ♪」 >>猫にも優しいヴェルダンディー。 >でもその子も・・・・・。 >(涙をはらはら流しつつも、バックにでっかい焔) しくしくしく。 >>「確かカバンの中に、お薬が入っていたハズですわ」 >>リュックサックの中を確かめ……… >>塗り薬を、猫の後ろ足に塗布する。 >>「これで大丈夫♪すぐに良くなりますわ」 >>「にゃー」 >>「…一応、ゼロスさんにもご報告するべきですわね」 >>もう一度猫を抱き上げ、コテージの外へ…………………………… >>…………………………………………………………………………… >>出れなかった。 >>「………はい?」 >>思わず、間の抜けた声を上げるヴェルダンディー。 >>なんと言うか……………… >>コテージのドアを開けても、またコテージだったのだ。 >>前方にはもう一つドア。 >>見慣れた自分の後ろ姿。 >>「…………………………………………」 >>状況を判断しようとするヴェルダンディー。 >>「……ムダですよぅ」 >>背後でした声に。 >>ばっ、と振り向く。 >>「私の張った結界…そんな簡単に破れるもんじゃナイですから」 >>「っ!」 >>ふよふよと浮かぶ、金色の死神。 >でましたね、クソアマ。 呼ばれて飛び出て…(ヲイ) >>「ヴェルダンディーさん♪二人きりでお話しするのは初めてですね♪」 >>「………ええ」 >>ぱたん、とドアを閉め、ライアナと向き合う。 >>「………そして………これが最後なんですよぅ………」 >>「………ええ」 >>ヴェルダンディーが。 >>腰に差した短剣を、抜いた。 >>「………あれ?抵抗するんですかぁ?」 >>「………当然でしょう」 >>「………う〜ん………貴女なら抵抗しないかな、て思ったんですが」 >>「………どうしてですの?」 >>「だって…お名前…ヴェルダンディー…さんでしょ?」 >>「………………」 >>「運命の女神じゃナイですかぁ♪ >> ……運命、受け入れてくれるかなっ、て、ちょっと期待しましたよぉ」 >>「………残念でしたわね」 >>眼光そのままで、ヴェルダンディーが言う。 >>「………お父様が私たちにこの名を授けてくれたのは……… >> 運命を受け入れさせる為ではありませんもの」 >>「………へー………?」 >>「………創って頂いたその日に、話して頂きましたもの…… >>『運命を自分で決めていける様な子になるように…』って」 >>自分たちは……………………… >>自分たち冥王軍は……………………… >>他軍のように、『創られたから』という理由で従っているワケではない。 >>…………冥王が………… >>冥王が、自分に『存在価値』をくれたから。 >> >> >>『………………………………ヴェルダンディー……………………………… >> 運命の女神三姉妹次女、『必然』の女神、『現在』の象徴……………… >> ………キミがそこにいる事は必然…………………………………………… >> だから……………………………………………………………………………』 >> >> >>『自分に自信を持って、自分の存在を必然と確信できる子になるように』。 >>これは…………… >>魔族としていかがなものか、な発言であろう。 >>………だが、ヴェルダンディーは嬉しかった。 >>その時、誓ったのだ。 >>自分は、この人に付いていく。 >>何があっても、絶対に。 >> >>「………冥王様は………私の全て……… >> あの方の存在が………私の全て……… >> そして冥王様は………お父様は……… >> 私の存在を『必然』と仰った…………」 >>「……………………………………………」 >>「………私も………確信したい……… >> 自分の存在が、『必然』であることを……」 >それが、ただ一つの願い・・・。 たった一つの、私のわがまま。 >>……………………………私は、ここにいたい。 >>……………………………お父様のお側に…………………… >>……………………………ずっとずっと、一緒にいたい。 >…………………………生きたい。・・・・・。 存在したい……………………………… >>「………おしゃべりは、それでおしまいですかぁ?」 >>ぱちぱちと手を叩くライアナ。 >>「………残念ですけど………… >> 私は、貴女の存在が必然だなんて想えないんですぅ」 >貴方の存在も必然とは、思えません・・・・・。 ………『必然』なんてもの、この世の中にあるのでしょうか? >>う゛んっ。 >>急に目の前からライアナが消えた。 >>「…………………………?」 >>何が起こったかわからず、硬直するヴェルダンディー。 >>その瞬間……………………………………… >>「………くあっ!?」 >>背後から、首を締め付けられる。 >>「……く……あ…………あ…………」 >>「私にとってぇ………魔族ってのはぁ……… >> 生まれた事自体が罪なんですよぅ」 >ならば、主も、魔族であろう。 >われを害す物こそ、魔族の定義・・。 『性悪説』かね。ライって。 >>物凄い力で首を締め上げながら。 >>世間話でもするかのような口調のライアナ。 >>「罪を犯した人は……罰せられなければいけませんよね?」 >>「……ぐ…がっ!」 >>ヴェルダンディーが、血の泡を吹いている。 >>気管を傷つけたのだ。 >>「………あ、そうそうヴェルダンディーさん……… >> ヒョウホン、て知ってますか?」 >>そう言って……… >>ライアナは、にっこりと笑い……… >>数本の剣を見せた。 >おぬしは、本当に、神か。 >神なら、なぜ、子を奪う。 >> 狂神スから。 >> >> >> >> >> >> >>「おっそいわねぇ………ヴェルダンディー」 >>遅い同僚の帰りを、スクルドが見に来た。 >>ぎぃぃぃ……… >>ドアを開く。 >>「んなっ!?」 >>スクルドは、硬直した。 >>「………きゃあああああああああああああああああああああっっっっ!!!!」 >>部屋の中では………… >>ヴェルダンディーの無惨な姿があった。 >>剣で足、首、腕、胸を貫かれ……………………………… >>虚ろな目で空を見詰めている、ヴェルダンディーが。 >>………そう。 >>蝶の標本のように、壁に貼り付けられて。 >ヴェルお姉様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ。 死んじゃいましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ。 > >> >> >> >> >> >> >> >> >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >>作:ライアナちゃん鬼畜度更に増してますね(汗) >>冥:………………………………………………… >>作:あ。白髪になってる(汗) >> >> >> >> 幕。 > >私の焔は、あの女が、滅びない限り、 > >・・・・・・燃け続ける。 >ゆらゆらと。 > > > > > > ヴェルダンディ−に黙祷。 > > >・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ >ほおを伝う涙。 > > > > > …………………………………………………………………………………… 燃え尽きないように、気を付けてくださひ(汗) そりでは。 |
8832 | 誰か。なんとか・・・・・・・。 | 猫楽者 E-mail | 2002/8/19 23:09:22 |
記事番号8827へのコメント 東琥珀さんは No.8827「第二十話:運命、無慈悲なその言葉」で書きました。 > >がさがさ。 >「エイル、これはどうだ?」 >「ダメダメ、食べられるものじゃ無いわ」 >「これは?」 >「…それ、毒草。」 >野草を物色する冥王軍。 >理由。 >買い出しに行って襲われたらヤだから。 >でも、食料はほぼ尽きてしまった。 >そう言う訳で、とうとう野草を食べてみる事にしたのだ。 > 野草料理ですか。 覇王軍とか獣王軍とかは 魚釣りとか、狩をしているとか。 > >………………………………………崖っぷち。 >六人ががさごそと草をかきわけていると…………… >「にゃあ。」 >ぴょこり、と猫が出てきた。 >「…アンタ、ゼロスの使い魔じゃナイの?」 >ひょい、と使い魔を抱き上げるスクルド。 >「にぃ」 >「あれ?ケガしてる」 >「ホント…どうしたんでしょうね」 >「…私、ちょっと手当てしてあげますわ」 >スクルドから猫を受け取るヴェルダンディー。 >「ん。早く戻って来なさいよ」 >「はーい」 >猫を抱え、ぽてぽてと冥王軍のコテージへと向かう。 >「もうすぐ手当てしてあげますわ♪」 >猫にも優しいヴェルダンディー。 >「確かカバンの中に、お薬が入っていたハズですわ」 >リュックサックの中を確かめ……… >塗り薬を、猫の後ろ足に塗布する。 >「これで大丈夫♪すぐに良くなりますわ」 >「にゃー」 > 猫さん。良かったですね。 > >「…一応、ゼロスさんにもご報告するべきですわね」 >もう一度猫を抱き上げ、コテージの外へ…………………………… >…………………………………………………………………………… >出れなかった。 >「………はい?」 >思わず、間の抜けた声を上げるヴェルダンディー。 >なんと言うか……………… >コテージのドアを開けても、またコテージだったのだ。 >前方にはもう一つドア。 >見慣れた自分の後ろ姿。 >「…………………………………………」 >状況を判断しようとするヴェルダンディー。 > こ・・・これは、まさか。 > >「……ムダですよぅ」 >背後でした声に。 >ばっ、と振り向く。 >「私の張った結界…そんな簡単に破れるもんじゃナイですから」 >「っ!」 >ふよふよと浮かぶ、金色の死神。 > やっ・・・・・やっぱりいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ。 でたな、死神。 いや、もはや狂ってしまった神。 > >「ヴェルダンディーさん♪二人きりでお話しするのは初めてですね♪」 >「………ええ」 >ぱたん、とドアを閉め、ライアナと向き合う。 >「………そして………これが最後なんですよぅ………」 >「………ええ」 >ヴェルダンディーが。 >腰に差した短剣を、抜いた。 >「………あれ?抵抗するんですかぁ?」 > 誰か。誰でも良いから、この状況に気づいてくれ! まだ、魔族のままの仲間達、全員で力を合わせれば死神に勝てるかも。 > >「………当然でしょう」 >「………う〜ん………貴女なら抵抗しないかな、て思ったんですが」 >「………どうしてですの?」 >「だって…お名前…ヴェルダンディー…さんでしょ?」 >「………………」 >「運命の女神じゃナイですかぁ♪ > ……運命、受け入れてくれるかなっ、て、ちょっと期待しましたよぉ」 >「………残念でしたわね」 >眼光そのままで、ヴェルダンディーが言う。 >「………お父様が私たちにこの名を授けてくれたのは……… > 運命を受け入れさせる為ではありませんもの」 >「………へー………?」 >「………創って頂いたその日に、話して頂きましたもの…… >『運命を自分で決めていける様な子になるように…』って」 >自分たちは……………………… >自分たち冥王軍は……………………… >他軍のように、『創られたから』という理由で従っているワケではない。 >…………冥王が………… >冥王が、自分に『存在価値』をくれたから。 > > >『………………………………ヴェルダンディー……………………………… > 運命の女神三姉妹次女、『必然』の女神、『現在』の象徴……………… > ………キミがそこにいる事は必然…………………………………………… > だから……………………………………………………………………………』 > > >『自分に自信を持って、自分の存在を必然と確信できる子になるように』。 >これは…………… >魔族としていかがなものか、な発言であろう。 >………だが、ヴェルダンディーは嬉しかった。 >その時、誓ったのだ。 >自分は、この人に付いていく。 >何があっても、絶対に。 > >「………冥王様は………私の全て……… > あの方の存在が………私の全て……… > そして冥王様は………お父様は……… > 私の存在を『必然』と仰った…………」 >「……………………………………………」 >「………私も………確信したい……… > 自分の存在が、『必然』であることを……」 >……………………………私は、ここにいたい。 >……………………………お父様のお側に…………………… >……………………………ずっとずっと、一緒にいたい。 > 冥王様。ヴェルダンディーさんの危機に気づいてください。 ヴェルダンディーさん、諦めないで戦う あなたの方が、死神なんかより、遥に輝いて見えます。 > >「………おしゃべりは、それでおしまいですかぁ?」 >ぱちぱちと手を叩くライアナ。 >「………残念ですけど………… > 私は、貴女の存在が必然だなんて想えないんですぅ」 >う゛んっ。 >急に目の前からライアナが消えた。 >「…………………………?」 >何が起こったかわからず、硬直するヴェルダンディー。 >その瞬間……………………………………… >「………くあっ!?」 >背後から、首を締め付けられる。 >「……く……あ…………あ…………」 >「私にとってぇ………魔族ってのはぁ……… > 生まれた事自体が罪なんですよぅ」 >物凄い力で首を締め上げながら。 > 死神!仮にも神族なら、せめて苦しまないように、逝かせてあげられないのですか。 > >世間話でもするかのような口調のライアナ。 >「罪を犯した人は……罰せられなければいけませんよね?」 > 罪。たしかに魔族は滅びを望むもの。 いろいろな罪を犯して来たでしょう。 だけど、あなたのやっていることの方が、よほど怖いです。 命を、もてあそんでいるような気がしますが。 > >「……ぐ…がっ!」 >ヴェルダンディーが、血の泡を吹いている。 >気管を傷つけたのだ。 >「………あ、そうそうヴェルダンディーさん……… > ヒョウホン、て知ってますか?」 >そう言って……… >ライアナは、にっこりと笑い……… >数本の剣を見せた。 > > > > > > > > >「おっそいわねぇ………ヴェルダンディー」 >遅い同僚の帰りを、スクルドが見に来た。 >ぎぃぃぃ……… >ドアを開く。 >「んなっ!?」 >スクルドは、硬直した。 >「………きゃあああああああああああああああああああああっっっっ!!!!」 >部屋の中では………… >ヴェルダンディーの無惨な姿があった。 >剣で足、首、腕、胸を貫かれ……………………………… >虚ろな目で空を見詰めている、ヴェルダンディーが。 >………そう。 >蝶の標本のように、壁に貼り付けられて。 > > ヴェルダンディーさん。 さぞ苦しかったことでしょう。 悔しくて、悲しかったことでしょう。 せめて、安らかにお眠りください。 そして、猫さん。ご無事ですか。 > > > > > > >言い訳あんど言い逃れ。 > >作:ライアナちゃん鬼畜度更に増してますね(汗) >冥:………………………………………………… > 封印が解けたら・・・・・・冥王様・・・・・・・。 何をするか、考えると恐ろしいですね。 > >作:あ。白髪になってる(汗) > 腹心の皆さん。 このままでは、各個撃破されてしまいます。 バラバラに行動しないで、戦力を集中して戦ってください。 お願いです。誰でも。誰でも良いから。 もうこれ以上の犠牲を出さないで。 赤の竜神。あなたは、この非道な行いを知っているのですか。 > > > 幕。 |
8845 | 彼女を止める事が出来る人、いるかしら。 | 東琥珀 E-mail | 2002/8/22 13:17:20 |
記事番号8832へのコメント 猫楽者さんは No.8832「誰か。なんとか・・・・・・・。」で書きました。 > >東琥珀さんは No.8827「第二十話:運命、無慈悲なその言葉」で書きました。 >> >>がさがさ。 >>「エイル、これはどうだ?」 >>「ダメダメ、食べられるものじゃ無いわ」 >>「これは?」 >>「…それ、毒草。」 >>野草を物色する冥王軍。 >>理由。 >>買い出しに行って襲われたらヤだから。 >>でも、食料はほぼ尽きてしまった。 >>そう言う訳で、とうとう野草を食べてみる事にしたのだ。 >> > >野草料理ですか。 >覇王軍とか獣王軍とかは >魚釣りとか、狩をしているとか。 のんびりと、やってそうですねー… 「覇王様、糸引いてますっ」 「をっ!?」 「ゼロス、追い込めっ!」 「は、はいっ!」 ………………………………………………………………………………… 楽しそうね。(爆) > >> >>………………………………………崖っぷち。 >>六人ががさごそと草をかきわけていると…………… >>「にゃあ。」 >>ぴょこり、と猫が出てきた。 >>「…アンタ、ゼロスの使い魔じゃナイの?」 >>ひょい、と使い魔を抱き上げるスクルド。 >>「にぃ」 >>「あれ?ケガしてる」 >>「ホント…どうしたんでしょうね」 >>「…私、ちょっと手当てしてあげますわ」 >>スクルドから猫を受け取るヴェルダンディー。 >>「ん。早く戻って来なさいよ」 >>「はーい」 >>猫を抱え、ぽてぽてと冥王軍のコテージへと向かう。 >>「もうすぐ手当てしてあげますわ♪」 >>猫にも優しいヴェルダンディー。 >>「確かカバンの中に、お薬が入っていたハズですわ」 >>リュックサックの中を確かめ……… >>塗り薬を、猫の後ろ足に塗布する。 >>「これで大丈夫♪すぐに良くなりますわ」 >>「にゃー」 >> > >猫さん。良かったですね。 良かった良かった。 > >> >>「…一応、ゼロスさんにもご報告するべきですわね」 >>もう一度猫を抱き上げ、コテージの外へ…………………………… >>…………………………………………………………………………… >>出れなかった。 >>「………はい?」 >>思わず、間の抜けた声を上げるヴェルダンディー。 >>なんと言うか……………… >>コテージのドアを開けても、またコテージだったのだ。 >>前方にはもう一つドア。 >>見慣れた自分の後ろ姿。 >>「…………………………………………」 >>状況を判断しようとするヴェルダンディー。 >> > >こ・・・これは、まさか。 空間ねじまげられちゃってますね。はっはっは。(笑い事か) > >> >>「……ムダですよぅ」 >>背後でした声に。 >>ばっ、と振り向く。 >>「私の張った結界…そんな簡単に破れるもんじゃナイですから」 >>「っ!」 >>ふよふよと浮かぶ、金色の死神。 >> > >やっ・・・・・やっぱりいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ。 >でたな、死神。 >いや、もはや狂ってしまった神。 > > 彼女を改心させられる人募集中。 >> >>「ヴェルダンディーさん♪二人きりでお話しするのは初めてですね♪」 >>「………ええ」 >>ぱたん、とドアを閉め、ライアナと向き合う。 >>「………そして………これが最後なんですよぅ………」 >>「………ええ」 >>ヴェルダンディーが。 >>腰に差した短剣を、抜いた。 >>「………あれ?抵抗するんですかぁ?」 >> > >誰か。誰でも良いから、この状況に気づいてくれ! >まだ、魔族のままの仲間達、全員で力を合わせれば死神に勝てるかも。 …………………………………ふ。 勝てるでしょうけど。 ……………………………… 気付かないんだな誰も(汗) > >> >>「………当然でしょう」 >>「………う〜ん………貴女なら抵抗しないかな、て思ったんですが」 >>「………どうしてですの?」 >>「だって…お名前…ヴェルダンディー…さんでしょ?」 >>「………………」 >>「運命の女神じゃナイですかぁ♪ >> ……運命、受け入れてくれるかなっ、て、ちょっと期待しましたよぉ」 >>「………残念でしたわね」 >>眼光そのままで、ヴェルダンディーが言う。 >>「………お父様が私たちにこの名を授けてくれたのは……… >> 運命を受け入れさせる為ではありませんもの」 >>「………へー………?」 >>「………創って頂いたその日に、話して頂きましたもの…… >>『運命を自分で決めていける様な子になるように…』って」 >>自分たちは……………………… >>自分たち冥王軍は……………………… >>他軍のように、『創られたから』という理由で従っているワケではない。 >>…………冥王が………… >>冥王が、自分に『存在価値』をくれたから。 >> >> >>『………………………………ヴェルダンディー……………………………… >> 運命の女神三姉妹次女、『必然』の女神、『現在』の象徴……………… >> ………キミがそこにいる事は必然…………………………………………… >> だから……………………………………………………………………………』 >> >> >>『自分に自信を持って、自分の存在を必然と確信できる子になるように』。 >>これは…………… >>魔族としていかがなものか、な発言であろう。 >>………だが、ヴェルダンディーは嬉しかった。 >>その時、誓ったのだ。 >>自分は、この人に付いていく。 >>何があっても、絶対に。 >> >>「………冥王様は………私の全て……… >> あの方の存在が………私の全て……… >> そして冥王様は………お父様は……… >> 私の存在を『必然』と仰った…………」 >>「……………………………………………」 >>「………私も………確信したい……… >> 自分の存在が、『必然』であることを……」 >>……………………………私は、ここにいたい。 >>……………………………お父様のお側に…………………… >>……………………………ずっとずっと、一緒にいたい。 >> > >冥王様。ヴェルダンディーさんの危機に気づいてください。 >ヴェルダンディーさん、諦めないで戦う >あなたの方が、死神なんかより、遥に輝いて見えます。 冥王様、ファイト。 > > >> >>「………おしゃべりは、それでおしまいですかぁ?」 >>ぱちぱちと手を叩くライアナ。 >>「………残念ですけど………… >> 私は、貴女の存在が必然だなんて想えないんですぅ」 >>う゛んっ。 >>急に目の前からライアナが消えた。 >>「…………………………?」 >>何が起こったかわからず、硬直するヴェルダンディー。 >>その瞬間……………………………………… >>「………くあっ!?」 >>背後から、首を締め付けられる。 >>「……く……あ…………あ…………」 >>「私にとってぇ………魔族ってのはぁ……… >> 生まれた事自体が罪なんですよぅ」 >>物凄い力で首を締め上げながら。 >> > > >死神!仮にも神族なら、せめて苦しまないように、逝かせてあげられないのですか。 本気で『仮』神族ってカンジのこの人でした。 > >> >>世間話でもするかのような口調のライアナ。 >>「罪を犯した人は……罰せられなければいけませんよね?」 >> > >罪。たしかに魔族は滅びを望むもの。 >いろいろな罪を犯して来たでしょう。 > >だけど、あなたのやっていることの方が、よほど怖いです。 >命を、もてあそんでいるような気がしますが。 > 自覚がナイ人って、怖いわねェ。 >> >>「……ぐ…がっ!」 >>ヴェルダンディーが、血の泡を吹いている。 >>気管を傷つけたのだ。 >>「………あ、そうそうヴェルダンディーさん……… >> ヒョウホン、て知ってますか?」 >>そう言って……… >>ライアナは、にっこりと笑い……… >>数本の剣を見せた。 >> >> >> >> >> >> >> >> >>「おっそいわねぇ………ヴェルダンディー」 >>遅い同僚の帰りを、スクルドが見に来た。 >>ぎぃぃぃ……… >>ドアを開く。 >>「んなっ!?」 >>スクルドは、硬直した。 >>「………きゃあああああああああああああああああああああっっっっ!!!!」 >>部屋の中では………… >>ヴェルダンディーの無惨な姿があった。 >>剣で足、首、腕、胸を貫かれ……………………………… >>虚ろな目で空を見詰めている、ヴェルダンディーが。 >>………そう。 >>蝶の標本のように、壁に貼り付けられて。 >> >> > >ヴェルダンディーさん。 >さぞ苦しかったことでしょう。 >悔しくて、悲しかったことでしょう。 > >せめて、安らかにお眠りください。 > >そして、猫さん。ご無事ですか。 > >> ………………………………………………………………… 猫。 ………………………………………………………………… さぁて、どぉでしょうねぇ(怪笑) >> >> >> >> >> >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >>作:ライアナちゃん鬼畜度更に増してますね(汗) >>冥:………………………………………………… >> > >封印が解けたら・・・・・・冥王様・・・・・・・。 >何をするか、考えると恐ろしいですね。 > >> 復讐の炎に其の身をゆだねる……かも。(かもって) >>作:あ。白髪になってる(汗) >> > >腹心の皆さん。 >このままでは、各個撃破されてしまいます。 > >バラバラに行動しないで、戦力を集中して戦ってください。 > >お願いです。誰でも。誰でも良いから。 >もうこれ以上の犠牲を出さないで。 > >赤の竜神。あなたは、この非道な行いを知っているのですか。 > >> >> >> 幕。 > ………………………………………………………………… ライアナは……………………………………………………… もう少し、やりたい放題やり続けるでしょぉねぇぇ……………… 赤の竜神は……………………………………………… 知ってるでしょうね。 見て見ぬ振り、てヤツですか。 ……………………………………………………………………… ヤなカミサマだな。マジに。 |
8836 | あう・・・ | 璃緒 E-mail | 2002/8/20 21:47:53 |
記事番号8827へのコメント >がさがさ。 >「エイル、これはどうだ?」 >「ダメダメ、食べられるものじゃ無いわ」 >「これは?」 >「…それ、毒草。」 >野草を物色する冥王軍。 >理由。 >買い出しに行って襲われたらヤだから。 ライアナ…さんならやりそうです…。 >でも、食料はほぼ尽きてしまった。 >そう言う訳で、とうとう野草を食べてみる事にしたのだ。 >………………………………………崖っぷち。 だ…大丈夫!!野草っていっても美味しいものだってたくさんあるのですから!! >六人ががさごそと草をかきわけていると…………… >「にゃあ。」 >ぴょこり、と猫が出てきた。 >「…アンタ、ゼロスの使い魔じゃナイの?」 >ひょい、と使い魔を抱き上げるスクルド。 >「にぃ」 >「あれ?ケガしてる」 >「ホント…どうしたんでしょうね」 >「…私、ちょっと手当てしてあげますわ」 >スクルドから猫を受け取るヴェルダンディー。 ヴェルダンディー様…優しいのです…。 >「ん。早く戻って来なさいよ」 >「はーい」 >猫を抱え、ぽてぽてと冥王軍のコテージへと向かう。 >「もうすぐ手当てしてあげますわ♪」 >猫にも優しいヴェルダンディー。 >「確かカバンの中に、お薬が入っていたハズですわ」 >リュックサックの中を確かめ……… >塗り薬を、猫の後ろ足に塗布する。 >「これで大丈夫♪すぐに良くなりますわ」 >「にゃー」 >「…一応、ゼロスさんにもご報告するべきですわね」 >もう一度猫を抱き上げ、コテージの外へ…………………………… >…………………………………………………………………………… >出れなかった。 Σ(゜っ゜) >「………はい?」 >思わず、間の抜けた声を上げるヴェルダンディー。 >なんと言うか……………… >コテージのドアを開けても、またコテージだったのだ。 >前方にはもう一つドア。 >見慣れた自分の後ろ姿。 >「…………………………………………」 >状況を判断しようとするヴェルダンディー。 >「……ムダですよぅ」 出ましたッ!? >背後でした声に。 >ばっ、と振り向く。 >「私の張った結界…そんな簡単に破れるもんじゃナイですから」 >「っ!」 >ふよふよと浮かぶ、金色の死神。 >「ヴェルダンディーさん♪二人きりでお話しするのは初めてですね♪」 >「………ええ」 >ぱたん、とドアを閉め、ライアナと向き合う。 >「………そして………これが最後なんですよぅ………」 >「………ええ」 >ヴェルダンディーが。 >腰に差した短剣を、抜いた。 >「………あれ?抵抗するんですかぁ?」 >「………当然でしょう」 >「………う〜ん………貴女なら抵抗しないかな、て思ったんですが」 >「………どうしてですの?」 >「だって…お名前…ヴェルダンディー…さんでしょ?」 >「………………」 >「運命の女神じゃナイですかぁ♪ > ……運命、受け入れてくれるかなっ、て、ちょっと期待しましたよぉ」 だれかが決める運命なんて本物じゃないです。 >「………残念でしたわね」 >眼光そのままで、ヴェルダンディーが言う。 >「………お父様が私たちにこの名を授けてくれたのは……… > 運命を受け入れさせる為ではありませんもの」 >「………へー………?」 >「………創って頂いたその日に、話して頂きましたもの…… >『運命を自分で決めていける様な子になるように…』って」 そうです!! 自分で決めたもの以外は運命だなんていえません!! >自分たちは……………………… >自分たち冥王軍は……………………… >他軍のように、『創られたから』という理由で従っているワケではない。 >…………冥王が………… >冥王が、自分に『存在価値』をくれたから。 > > >『………………………………ヴェルダンディー……………………………… > 運命の女神三姉妹次女、『必然』の女神、『現在』の象徴……………… > ………キミがそこにいる事は必然…………………………………………… > だから……………………………………………………………………………』 > > >『自分に自信を持って、自分の存在を必然と確信できる子になるように』。 >これは…………… >魔族としていかがなものか、な発言であろう。 >………だが、ヴェルダンディーは嬉しかった。 >その時、誓ったのだ。 >自分は、この人に付いていく。 >何があっても、絶対に。 ヴェル様…っ!! > >「………冥王様は………私の全て……… > あの方の存在が………私の全て……… > そして冥王様は………お父様は……… > 私の存在を『必然』と仰った…………」 >「……………………………………………」 >「………私も………確信したい……… > 自分の存在が、『必然』であることを……」 >……………………………私は、ここにいたい。 >……………………………お父様のお側に…………………… >……………………………ずっとずっと、一緒にいたい。 >「………おしゃべりは、それでおしまいですかぁ?」 >ぱちぱちと手を叩くライアナ。 >「………残念ですけど………… > 私は、貴女の存在が必然だなんて想えないんですぅ」 貴女に思ってもらわなくても、他の誰かが必然だといえば、それはその人にとって必然になるのです!!誰が何と言おうと!! >う゛んっ。 >急に目の前からライアナが消えた。 >「…………………………?」 >何が起こったかわからず、硬直するヴェルダンディー。 >その瞬間……………………………………… >「………くあっ!?」 >背後から、首を締め付けられる。 >「……く……あ…………あ…………」 >「私にとってぇ………魔族ってのはぁ……… > 生まれた事自体が罪なんですよぅ」 それは…金色の王への反逆ではないのでしょうか? >物凄い力で首を締め上げながら。 >世間話でもするかのような口調のライアナ。 >「罪を犯した人は……罰せられなければいけませんよね?」 ならば…貴女も罰せられるべきではないのでしょうか? 何より、罰するのは貴女ではないはずです。 そもそも何の罪を犯したというのですか!? >「……ぐ…がっ!」 >ヴェルダンディーが、血の泡を吹いている。 >気管を傷つけたのだ。 >「………あ、そうそうヴェルダンディーさん……… > ヒョウホン、て知ってますか?」 >そう言って……… >ライアナは、にっこりと笑い……… >数本の剣を見せた。 > > > > > > > > >「おっそいわねぇ………ヴェルダンディー」 >遅い同僚の帰りを、スクルドが見に来た。 >ぎぃぃぃ……… >ドアを開く。 >「んなっ!?」 >スクルドは、硬直した。 >「………きゃあああああああああああああああああああああっっっっ!!!!」 >部屋の中では………… >ヴェルダンディーの無惨な姿があった。 >剣で足、首、腕、胸を貫かれ……………………………… >虚ろな目で空を見詰めている、ヴェルダンディーが。 >………そう。 >蝶の標本のように、壁に貼り付けられて。 > …っ……!!!! > > > > > > >言い訳あんど言い逃れ。 > >作:ライアナちゃん鬼畜度更に増してますね(汗) >冥:………………………………………………… >作:あ。白髪になってる(汗) > > > > 幕。 読んでいる途中でもらい泣きしました(号泣) ヴェルダンディー様…っ……黙祷……………。 ……冥王様…(かける言葉が見つかりません…) |
8846 | …はふぅ……(ため息) | 東琥珀 E-mail | 2002/8/22 13:23:17 |
記事番号8836へのコメント 璃緒さんは No.8836「あう・・・」で書きました。 > >>がさがさ。 >>「エイル、これはどうだ?」 >>「ダメダメ、食べられるものじゃ無いわ」 >>「これは?」 >>「…それ、毒草。」 >>野草を物色する冥王軍。 >>理由。 >>買い出しに行って襲われたらヤだから。 >ライアナ…さんならやりそうです…。 やります。 確実に。 ええもう。 >>でも、食料はほぼ尽きてしまった。 >>そう言う訳で、とうとう野草を食べてみる事にしたのだ。 >>………………………………………崖っぷち。 >だ…大丈夫!!野草っていっても美味しいものだってたくさんあるのですから!! てんぷらにして食べるとうまいっ!(←やった事ある人) >>六人ががさごそと草をかきわけていると…………… >>「にゃあ。」 >>ぴょこり、と猫が出てきた。 >>「…アンタ、ゼロスの使い魔じゃナイの?」 >>ひょい、と使い魔を抱き上げるスクルド。 >>「にぃ」 >>「あれ?ケガしてる」 >>「ホント…どうしたんでしょうね」 >>「…私、ちょっと手当てしてあげますわ」 >>スクルドから猫を受け取るヴェルダンディー。 >ヴェルダンディー様…優しいのです…。 冥王軍一情け深いのです。 >>「ん。早く戻って来なさいよ」 >>「はーい」 >>猫を抱え、ぽてぽてと冥王軍のコテージへと向かう。 >>「もうすぐ手当てしてあげますわ♪」 >>猫にも優しいヴェルダンディー。 >>「確かカバンの中に、お薬が入っていたハズですわ」 >>リュックサックの中を確かめ……… >>塗り薬を、猫の後ろ足に塗布する。 >>「これで大丈夫♪すぐに良くなりますわ」 >>「にゃー」 >>「…一応、ゼロスさんにもご報告するべきですわね」 >>もう一度猫を抱き上げ、コテージの外へ…………………………… >>…………………………………………………………………………… >>出れなかった。 >Σ(゜っ゜) かなりびっくりした事でありませう。 >>「………はい?」 >>思わず、間の抜けた声を上げるヴェルダンディー。 >>なんと言うか……………… >>コテージのドアを開けても、またコテージだったのだ。 >>前方にはもう一つドア。 >>見慣れた自分の後ろ姿。 >>「…………………………………………」 >>状況を判断しようとするヴェルダンディー。 >>「……ムダですよぅ」 >出ましたッ!? 出ちゃいましたッ!! >>背後でした声に。 >>ばっ、と振り向く。 >>「私の張った結界…そんな簡単に破れるもんじゃナイですから」 >>「っ!」 >>ふよふよと浮かぶ、金色の死神。 >>「ヴェルダンディーさん♪二人きりでお話しするのは初めてですね♪」 >>「………ええ」 >>ぱたん、とドアを閉め、ライアナと向き合う。 >>「………そして………これが最後なんですよぅ………」 >>「………ええ」 >>ヴェルダンディーが。 >>腰に差した短剣を、抜いた。 >>「………あれ?抵抗するんですかぁ?」 >>「………当然でしょう」 >>「………う〜ん………貴女なら抵抗しないかな、て思ったんですが」 >>「………どうしてですの?」 >>「だって…お名前…ヴェルダンディー…さんでしょ?」 >>「………………」 >>「運命の女神じゃナイですかぁ♪ >> ……運命、受け入れてくれるかなっ、て、ちょっと期待しましたよぉ」 >だれかが決める運命なんて本物じゃないです。 自分で創る物です、運命は。 >>「………残念でしたわね」 >>眼光そのままで、ヴェルダンディーが言う。 >>「………お父様が私たちにこの名を授けてくれたのは……… >> 運命を受け入れさせる為ではありませんもの」 >>「………へー………?」 >>「………創って頂いたその日に、話して頂きましたもの…… >>『運命を自分で決めていける様な子になるように…』って」 >そうです!! >自分で決めたもの以外は運命だなんていえません!! そぉですっ! 自分の行く先は自分で決めるものですッ!! >>自分たちは……………………… >>自分たち冥王軍は……………………… >>他軍のように、『創られたから』という理由で従っているワケではない。 >>…………冥王が………… >>冥王が、自分に『存在価値』をくれたから。 >> >> >>『………………………………ヴェルダンディー……………………………… >> 運命の女神三姉妹次女、『必然』の女神、『現在』の象徴……………… >> ………キミがそこにいる事は必然…………………………………………… >> だから……………………………………………………………………………』 >> >> >>『自分に自信を持って、自分の存在を必然と確信できる子になるように』。 >>これは…………… >>魔族としていかがなものか、な発言であろう。 >>………だが、ヴェルダンディーは嬉しかった。 >>その時、誓ったのだ。 >>自分は、この人に付いていく。 >>何があっても、絶対に。 >ヴェル様…っ!! 冥王軍出生秘話になってる気がするここたへん。 >> >>「………冥王様は………私の全て……… >> あの方の存在が………私の全て……… >> そして冥王様は………お父様は……… >> 私の存在を『必然』と仰った…………」 >>「……………………………………………」 >>「………私も………確信したい……… >> 自分の存在が、『必然』であることを……」 >>……………………………私は、ここにいたい。 >>……………………………お父様のお側に…………………… >>……………………………ずっとずっと、一緒にいたい。 >>「………おしゃべりは、それでおしまいですかぁ?」 >>ぱちぱちと手を叩くライアナ。 >>「………残念ですけど………… >> 私は、貴女の存在が必然だなんて想えないんですぅ」 >貴女に思ってもらわなくても、他の誰かが必然だといえば、それはその人にとって必然になるのです!!誰が何と言おうと!! そぉ! 『誰にとっても必然』なんてものはありませんっ! >>う゛んっ。 >>急に目の前からライアナが消えた。 >>「…………………………?」 >>何が起こったかわからず、硬直するヴェルダンディー。 >>その瞬間……………………………………… >>「………くあっ!?」 >>背後から、首を締め付けられる。 >>「……く……あ…………あ…………」 >>「私にとってぇ………魔族ってのはぁ……… >> 生まれた事自体が罪なんですよぅ」 >それは…金色の王への反逆ではないのでしょうか? 反逆です。(キッパリ) >>物凄い力で首を締め上げながら。 >>世間話でもするかのような口調のライアナ。 >>「罪を犯した人は……罰せられなければいけませんよね?」 >ならば…貴女も罰せられるべきではないのでしょうか? >何より、罰するのは貴女ではないはずです。 >そもそも何の罪を犯したというのですか!? 謎。 >>「……ぐ…がっ!」 >>ヴェルダンディーが、血の泡を吹いている。 >>気管を傷つけたのだ。 >>「………あ、そうそうヴェルダンディーさん……… >> ヒョウホン、て知ってますか?」 >>そう言って……… >>ライアナは、にっこりと笑い……… >>数本の剣を見せた。 >> >> >> >> >> >> >> >> >>「おっそいわねぇ………ヴェルダンディー」 >>遅い同僚の帰りを、スクルドが見に来た。 >>ぎぃぃぃ……… >>ドアを開く。 >>「んなっ!?」 >>スクルドは、硬直した。 >>「………きゃあああああああああああああああああああああっっっっ!!!!」 >>部屋の中では………… >>ヴェルダンディーの無惨な姿があった。 >>剣で足、首、腕、胸を貫かれ……………………………… >>虚ろな目で空を見詰めている、ヴェルダンディーが。 >>………そう。 >>蝶の標本のように、壁に貼り付けられて。 >> >…っ……!!!! イタいんだなこれが。 >> >> >> >> >> >> >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >>作:ライアナちゃん鬼畜度更に増してますね(汗) >>冥:………………………………………………… >>作:あ。白髪になってる(汗) >> >> >> >> 幕。 > > >読んでいる途中でもらい泣きしました(号泣) >ヴェルダンディー様…っ……黙祷……………。 >……冥王様…(かける言葉が見つかりません…) > ……………………………………………… 第二の犠牲者は、ヴェルダンディーでした。 ……………………………………………… 次は…………………………………………………………………… |
8847 | 第二十一話:大切な人、物、想いさえも、全て断ち切り虚空へ飛ばす | 東琥珀 E-mail | 2002/8/22 14:40:18 |
記事番号8763へのコメント 「…………………………………………」 五人は、額を集めて話し合いを行っていた。(その内二人はほぼ放心状態なので実質三人だが) 議題は………当然、例の死神。 「………どうするよ………この状況」 獣王が口を開く。 「………さぁ」 覇王が呟く様に言う。 「あの死神が…次に誰を殺そうとするか…それさえ解ればなんとか対抗策も………」 「それがわかりゃ苦労しねーっつーの」 魔竜王もやや憮然としたように言う。 そりゃそうだ。 少し考え込む一同。 「……………………………!」 魔竜王が、何かに気付いた。 「そうかっ!」 ぽん、と膝を叩いて声を上げる。 「…何かわかったのかっ!?」 期待の声を上げる一同。 「オルエンもヴェルダンディーも、名前に『ル』と『ン』がつくっ!」 ………………………………………………………………………………………………………………… ぷち。 何かが切れた。 『フザケんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!!!』 ごぎゅるぃぃっっ!!! 冥王海王ダブルキック。 「…ったく…『でりかしー』ってもんを知らないおっさんだねッ!」 「サイテーですわッ!!」 「なんなんだ一体ッッッ!!!」 覇王獣王の氷よりも冷たい視線に気付かず怒る魔竜王。 「………………………………………………」 立ち上がる冥王。 「………僕、もう休むよ………」 「えー?まだ八時だぞ?これだからお子様は…ぐがっ!?」 状況の解っていない魔竜王の足を、力一杯踏みつける獣王。 「何すんだゼラスっ!」 「黙れ」 ジト目獣王。 「……………………………………………………………」 魔竜王の顔を呆れたように見る冥王。 しばらくして、思い出したように言う。 「……………じゃ、おやすみ」 「ああ、また明日」 獣王が返した。 「うん…また明日」 海王のコテージ(に集まっていたのだ)から出て……………………… 冥王が、空を仰ぐ。 「今夜は、星がキレイだねぇ………」 誰にともなく呟く。 間の抜けた光景だが、とにかく、何かに話しかけないと寂しくて、哀しくてやってられないのだ。 ………………………………また明日……………………………か……… 心の中で、獣王の言葉を暗唱する。 冥王は解っていた。 獣王は、『明日も必ず生きていろ?死んだり逃げたりしたら承知しないからな』と、言った事を。 ……………………………………僕だって………・……………………………… …・…………………………………僕だって、逃げたくなんかナイやい。 ……………………………………だけど…・・・・・・・・・・………………………… 「…ヴェルダンディー」 ふと、名前を呼ぶ。 「…このまま会いに行ったら、怒るだろうねぇ…キミはっ」 はふぅ、とタメ息を付く。 「……………………………………………こんな事考えてても仕方ナイね」 自嘲し、コテージへと向かう。 紅い鮮血の華で飾られたコテージも、もう掃除が済んで前と変わらない。 まるで、何事も無かったかのようになっている。 何事も、無かったかのように……………。 「………本当に、何もなかったのならどんなに良いんだろうねぇ………」 ぶつぶつ呟きつつ、コテージに入ろうとした時……… がさっ。 そばの茂みが音を立てる。 「ん?」 ふと、茂みを覗き込むと……… 「うひゃおうっ!?」 ワケのわからない声を上げて思わず後ずさる冥王。 ごそごそ。 ぱたり。 茂みの中から人が出てきて、そのまま力尽きる。 「…………………………………」 ゆっくり近づいて、様子を見る。 「………っ!」 茂みから出てきたのは……… ライアナの姉。 言い訳あんど言い逃れ。 ………ふぅ。 お姉様が出てきました。 ………どぉなるのかねー…これから。 あ、ところで。 二十話と二十一話と、 タイトルをつなげたら一つの文になるの、お気づき? 幕。 |
8857 | もう、戻らない・・・・・・。 | ユア・ファンティン | 2002/8/23 23:04:35 |
記事番号8847へのコメント 東琥珀さんは No.8847「第二十一話:大切な人、物、想いさえも、全て断ち切り虚空へ飛ばす」で書きました。 こにゃにゃちわ。 おひさっす。 > >「…………………………………………」 >五人は、額を集めて話し合いを行っていた。(その内二人はほぼ放心状態なので実質三人だが) >議題は………当然、例の死神。 >「………どうするよ………この状況」 20人中(+1)の内2人が、戦死。 >獣王が口を開く。 >「………さぁ」 >覇王が呟く様に言う。 >「あの死神が…次に誰を殺そうとするか…それさえ解ればなんとか対抗策も………」 >「それがわかりゃ苦労しねーっつーの」 >魔竜王もやや憮然としたように言う。 >そりゃそうだ。 >少し考え込む一同。 >「……………………………!」 >魔竜王が、何かに気付いた。 >「そうかっ!」 >ぽん、と膝を叩いて声を上げる。 >「…何かわかったのかっ!?」 >期待の声を上げる一同。 >「オルエンもヴェルダンディーも、名前に『ル』と『ン』がつくっ!」 もしくは、『人』いう器に封じられた者・・・。 >………………………………………………………………………………………………………………… >ぷち。 >何かが切れた。 >『フザケんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!!!』 >ごぎゅるぃぃっっ!!! >冥王海王ダブルキック。 私も加えてトリプルキック。 >「…ったく…『でりかしー』ってもんを知らないおっさんだねッ!」 うんうん、デリカシ−なし。 >「サイテーですわッ!!」 >「なんなんだ一体ッッッ!!!」 >覇王獣王の氷よりも冷たい視線に気付かず怒る魔竜王。 >「………………………………………………」 >立ち上がる冥王。 >「………僕、もう休むよ………」 冥王も、つらいのか・・・。 >「えー?まだ八時だぞ?これだからお子様は…ぐがっ!?」 >状況の解っていない魔竜王の足を、力一杯踏みつける獣王。 >「何すんだゼラスっ!」 >「黙れ」 >ジト目獣王。 >「……………………………………………………………」 >魔竜王の顔を呆れたように見る冥王。 >しばらくして、思い出したように言う。 >「……………じゃ、おやすみ」 >「ああ、また明日」 >獣王が返した。 >「うん…また明日」 >海王のコテージ(に集まっていたのだ)から出て……………………… >冥王が、空を仰ぐ。 >「今夜は、星がキレイだねぇ………」 >誰にともなく呟く。 >間の抜けた光景だが、とにかく、何かに話しかけないと寂しくて、哀しくてやってられないのだ。 >………………………………また明日……………………………か……… >心の中で、獣王の言葉を暗唱する。 >冥王は解っていた。 >獣王は、『明日も必ず生きていろ?死んだり逃げたりしたら承知しないからな』と、言った事を。 >……………………………………僕だって………・……………………………… >…・…………………………………僕だって、逃げたくなんかナイやい。 >……………………………………だけど…・・・・・・・・・・………………………… >「…ヴェルダンディー」 >ふと、名前を呼ぶ。 >「…このまま会いに行ったら、怒るだろうねぇ…キミはっ」 自殺は、簡単、でもそれは、逃げ・・・。 >はふぅ、とタメ息を付く。 >「……………………………………………こんな事考えてても仕方ナイね」 >自嘲し、コテージへと向かう。 >紅い鮮血の華で飾られたコテージも、もう掃除が済んで前と変わらない。 >まるで、何事も無かったかのようになっている。 >何事も、無かったかのように……………。 >「………本当に、何もなかったのならどんなに良いんだろうねぇ………」 >ぶつぶつ呟きつつ、コテージに入ろうとした時……… >がさっ。 >そばの茂みが音を立てる。 >「ん?」 >ふと、茂みを覗き込むと……… >「うひゃおうっ!?」 >ワケのわからない声を上げて思わず後ずさる冥王。 >ごそごそ。 >ぱたり。 >茂みの中から人が出てきて、そのまま力尽きる。 >「…………………………………」 >ゆっくり近づいて、様子を見る。 >「………っ!」 >茂みから出てきたのは……… >ライアナの姉。 はい。ライアナにやられたか。 > > > > > > > > >言い訳あんど言い逃れ。 > > > >………ふぅ。 >お姉様が出てきました。 >………どぉなるのかねー…これから。 >あ、ところで。 >二十話と二十一話と、 >タイトルをつなげたら一つの文になるの、お気づき? > > > > > 幕。 多少、心の焔も収まってきました。 オルエンの話入れました。 オルエンは、やはり死にますが・・・・。 それと、オリジキャラ名前だけ、 1人他1人と ダイアリィ―の出演予定のミリルティ―ナさんが出てきます。 読んでレスをしてくれたら嬉しいです。 それでは、 |
8869 | ていうか戻れない。 | 東琥珀 E-mail | 2002/8/25 12:18:38 |
記事番号8857へのコメント ユア・ファンティンさんは No.8857「もう、戻らない・・・・・・。」で書きました。 > >東琥珀さんは No.8847「第二十一話:大切な人、物、想いさえも、全て断ち切り虚空へ飛ばす」で書きました。 > >こにゃにゃちわ。 >おひさっす。 何処の挨拶ですかそりゃ。 > >> >>「…………………………………………」 >>五人は、額を集めて話し合いを行っていた。(その内二人はほぼ放心状態なので実質三人だが) >>議題は………当然、例の死神。 >>「………どうするよ………この状況」 >20人中(+1)の内2人が、戦死。 戦況は、かなり悲惨です。 >>獣王が口を開く。 >>「………さぁ」 >>覇王が呟く様に言う。 >>「あの死神が…次に誰を殺そうとするか…それさえ解ればなんとか対抗策も………」 >>「それがわかりゃ苦労しねーっつーの」 >>魔竜王もやや憮然としたように言う。 >>そりゃそうだ。 >>少し考え込む一同。 >>「……………………………!」 >>魔竜王が、何かに気付いた。 >>「そうかっ!」 >>ぽん、と膝を叩いて声を上げる。 >>「…何かわかったのかっ!?」 >>期待の声を上げる一同。 >>「オルエンもヴェルダンディーも、名前に『ル』と『ン』がつくっ!」 >もしくは、『人』いう器に封じられた者・・・。 ぐはぁ。 なんであなたと言う人はそう先の展開言い当てるよーな事言うんだろ。 >>………………………………………………………………………………………………………………… >>ぷち。 >>何かが切れた。 >>『フザケんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!!!』 >>ごぎゅるぃぃっっ!!! >>冥王海王ダブルキック。 >私も加えてトリプルキック。 痛いなー…そりは。 >>「…ったく…『でりかしー』ってもんを知らないおっさんだねッ!」 >うんうん、デリカシ−なし。 て言うか間がわるすぎ。 >>「サイテーですわッ!!」 >>「なんなんだ一体ッッッ!!!」 >>覇王獣王の氷よりも冷たい視線に気付かず怒る魔竜王。 >>「………………………………………………」 >>立ち上がる冥王。 >>「………僕、もう休むよ………」 >冥王も、つらいのか・・・。 ツライのよ……… >>「えー?まだ八時だぞ?これだからお子様は…ぐがっ!?」 >>状況の解っていない魔竜王の足を、力一杯踏みつける獣王。 >>「何すんだゼラスっ!」 >>「黙れ」 >>ジト目獣王。 >>「……………………………………………………………」 >>魔竜王の顔を呆れたように見る冥王。 >>しばらくして、思い出したように言う。 >>「……………じゃ、おやすみ」 >>「ああ、また明日」 >>獣王が返した。 >>「うん…また明日」 >>海王のコテージ(に集まっていたのだ)から出て……………………… >>冥王が、空を仰ぐ。 >>「今夜は、星がキレイだねぇ………」 >>誰にともなく呟く。 >>間の抜けた光景だが、とにかく、何かに話しかけないと寂しくて、哀しくてやってられないのだ。 >>………………………………また明日……………………………か……… >>心の中で、獣王の言葉を暗唱する。 >>冥王は解っていた。 >>獣王は、『明日も必ず生きていろ?死んだり逃げたりしたら承知しないからな』と、言った事を。 >>……………………………………僕だって………・……………………………… >>…・…………………………………僕だって、逃げたくなんかナイやい。 >>……………………………………だけど…・・・・・・・・・・………………………… >>「…ヴェルダンディー」 >>ふと、名前を呼ぶ。 >>「…このまま会いに行ったら、怒るだろうねぇ…キミはっ」 >自殺は、簡単、でもそれは、逃げ・・・。 僕は、逃げられない。 >>はふぅ、とタメ息を付く。 >>「……………………………………………こんな事考えてても仕方ナイね」 >>自嘲し、コテージへと向かう。 >>紅い鮮血の華で飾られたコテージも、もう掃除が済んで前と変わらない。 >>まるで、何事も無かったかのようになっている。 >>何事も、無かったかのように……………。 >>「………本当に、何もなかったのならどんなに良いんだろうねぇ………」 >>ぶつぶつ呟きつつ、コテージに入ろうとした時……… >>がさっ。 >>そばの茂みが音を立てる。 >>「ん?」 >>ふと、茂みを覗き込むと……… >>「うひゃおうっ!?」 >>ワケのわからない声を上げて思わず後ずさる冥王。 >>ごそごそ。 >>ぱたり。 >>茂みの中から人が出てきて、そのまま力尽きる。 >>「…………………………………」 >>ゆっくり近づいて、様子を見る。 >>「………っ!」 >>茂みから出てきたのは……… >>ライアナの姉。 >はい。ライアナにやられたか。 っさぁ………(滝汗) >> >> >> >> >> >> >> >> >>言い訳あんど言い逃れ。 >> >> >> >>………ふぅ。 >>お姉様が出てきました。 >>………どぉなるのかねー…これから。 >>あ、ところで。 >>二十話と二十一話と、 >>タイトルをつなげたら一つの文になるの、お気づき? >> >> >> >> >> 幕。 > > >多少、心の焔も収まってきました。 > >オルエンの話入れました。 > > >オルエンは、やはり死にますが・・・・。 > >それと、オリジキャラ名前だけ、 >1人他1人と >ダイアリィ―の出演予定のミリルティ―ナさんが出てきます。 > >読んでレスをしてくれたら嬉しいです。 > > >それでは、 > > > > > オルエン…… なまあたたかく見守らせて頂きますv(普通に見守れ) ………それはそうと。 オルエン、リノアンの細部設定とか、いります? 一応、『創られた時に交わされた会話』とか、あるんですよ。 まぁ、私の設定に縛られる必要は、貴方には無いのですが。 …もしそういうの要るなら…… メール下され。 すぐにお送りしますので。 |
8853 | 第二十二話:赤毛な犬。 | 東琥珀 E-mail | 2002/8/23 14:27:42 |
記事番号8763へのコメント 「………………………………………………ん………?」 目覚めたのは、布団の上だった。 「……………あれ?」 起きあがろうとして……… ずきんッ! 「っ!」 凄絶な痛みが腹部を襲う。 「………っ」 「………動いちゃ、ダメだよ」 「!?」 布団の横に、一人の少年がいた。 戦場で、見かけた事がある。 そっと相手に忍び寄り、相手が気付いた時にはもう遅い。 冷静に、残忍に、逃げ道を断ち……… 『チェックメイト』。 チェス勝負をするかのような策を使ってきて、神族を苦戦させた……… 魔族側の最高軍師……………………… 「………冥王………フィブリゾ…………ッ!?」 「………今は、そう大したもんじゃナイよ」 哀しげに言う。 「………子供の一人も守れない様な親なんて、ね」 「……………………………………」 「いいから、横になって………傷口が開くよ」 「……………………………………」 赤毛は、大人しく横たわる。 「………何故、助けた」 「……………………………………理由が要るの?倒れて動けない他人を助けるのに」 ふっ、と笑みを浮かべてみせる。 「神族だからって………重傷人を殺すのも寝覚めが悪いから、助けさせて貰っただけなんだけどね」 「………そうか………」 話に聞いていたイメージと違うようだが……と思いつつも、テキトーに相槌を打つ。 「それに…キミに八つ当たりしても、ヴェルダンディーは帰ってこない………」 「…………………………」 「もう一つ………キミには、恩もあるし」 「?」 「最初に、ライアナに追っかけられた時、助けてくれただろ」 一回目の『ゲーム』の時である。 「………あれは、ライアナを止めたかっただけだ………貴様らを助けたかったワケでは無い」 「でも、結果的には助かったのだもの………だったらやっぱりお礼を言わないとね」 「……………………………………………」 やはり、聞いていたイメージとは違う。 「あ、安心して大丈夫だよ。キミがここにいる事は、みんなにはナイショにしてあるから」 「…何故、そこまでしてくれるのだ?」 「…なんでもない…ただ…気紛れに『いいひと』してみたくなったの」 「………いい人………なぁ………」 「あ、そろそろ包帯替えなきゃ」 「………ほうた………いッ!?」 今気が付いた。 自分の腹部やら胸部やらに包帯が何重にも巻かれている。 当然ながら、服の下に。 「………………………………」 「脱いで。包帯替えるから。」 「『脱いで』ってお前なぁ………」 「ん?」 少し考え……… 「ああ♪」 ぽん、と手を打ちにっこり笑い、 「大丈夫大丈夫♪いくらなんでも、神族に欲情する程堕ちてないから♪ 神族相手にするならレッサーデーモンでも相手にしてたほうがまだあぐはうっ。」 何やら結構失礼な言葉を吐いていた冥王の顔に、コークスクリューパンチを入れる赤毛。 「………………痛ひ………………」 「お前が悪い」 鼻を押さえて、恨みがましい視線を向ける冥王に言い返す。 「………でも、包帯は替えなきゃ」 「………貸せ。自分で替える………あと外に出とけ」 「はいはい」 言われたとおりに外に出る冥王。 ぱたん、と閉められたドアを見詰め……… 「………ヘンなヤツ」 ぽそり、と呟いた。 そして、正直に包帯を替えようと服を脱ぎ……… 替えようとして………… 「………………………」 包帯を改めてじっくり見詰める。 「…………なんかヘンな仕掛けでもしてないだろーな………」 様子に不審な所は無かったが………万が一呪いでも仕掛けられていた日には後々面倒である。 「………………………」 考えて………… 「ええいッ!もぉええわいッ!どーせどう動いた所で魔族の掌の上だここッ!」 案外短気な赤毛姉様。 自分に言い聞かせるように言う。 「…呪い…仕掛けられてたら…そん時ゃそん時ッッ!!」 端から見たら……… 包帯握りしめながら、空に向かって一人で叫ぶ変な人。 しかし……………………………… そんな事、冥王にとっちゃあ知ったこっちゃ無いのだった。 「フィブリゾ様」 「スクルド…」 コテージから出た冥王に走り寄る冥王将軍スクルド。 「大丈夫ですか?犬」 「うん、なんとかね」 こくこく頷く冥王。 「もぉ…びっくりしましたよぉ。いきなり『犬拾ってきた』なんて」 「あははは…ごめんね…ほっとけなかったもんだからさ」 「で、調子はどうなんです?」 「んー…まだちょっと悪いかな」 「包帯多めに買って置いて良かったですね」 「ホントホント…僕、あんなおっきい犬初めて見たよ」 「えー…そんなに大きいんですか?見たいです」 「ダメだよ…神経質な犬でね。 やっと僕に懐いてくれた所なんだ、もう少し待ってね」 「はい」 どうやら冥王。 赤毛神族を『神経質な犬』と説明し、人払いをしているらしい。 ………怒るぞ。本人が聞いたら。 「あ、僕水汲んでくるから。その間、誰も入ってこないように見張りしてくれる?」 「了解デス☆」 とてとてとてとて。 歩いていく冥王。 「………………」 待っているスクルド。 「………………」 ちらり。 コテージを見る。 ああいったものの、やはり気になるらしい。 「………………」 五分経過。 「……………………………………………………………………………………」 じぃっ、とドアを見詰めているスクルド。 更に三分経過。 「……………ちょっとだけ」 覗いてみる事に決めたらしい。 「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっっ!!!!!」 「………あっちゃあ」 遠くから響いてきた娘の悲鳴に。 思わず額を抑えた冥王だった。 言い訳あんど言い逃れ。 作:なんかよくわかんないけど、フィブりんがめちゃくちゃいい人(笑) 冥:……いいんじゃないかなー…こぉいぅのも…たまには…たまには…ね…うふ…ふふふふ……… 作:…………あー。まだちょっぴり壊れてるのね。 ところで…姉が何故怪我して魔族軍のコテージにいるのか……… 其れは次回明らかになります。(ちゃんと考えてますよ) 冥:………………ふふふふふふふふふふふ………………… 作:………あー。どぉしよぅ。 冥王様壊れちゃったよ(汗) 幕。 |
8864 | いきなり乱入します | 723 | 2002/8/24 20:13:55 |
記事番号8763へのコメント こんばんわ。 ずっと、読もう読もうと思っていたのですがなかなか進まず、 一昨日ようやく読み終わりました。 はじめはギャグ調だったのがだんだんシリアス調に移り変わっていく、王道の転換が見事ですね。 ツリーの雰囲気的に、こういうことを申し上げるのは不適切かもしれませんが………。 正直に告白します。 ライアナちゃん可愛いっ! ……流石に共感はできませんが、オリキャラ陣の中では一番好きだったりします。 なんというか、最近の私が書く(って書いてなかったり公表してなかったりしますが)海王様と鬼畜技勝負して勝てそうなぐらいの悪魔ぶりがっ!(マテ) ゴメンナサイ、実際にいたりしたら絶対近づきたくないですが、残酷でSな女の子、2次元だと結構好きだったりします。 勢いで絵まで描いちゃいました……。 こちらの魔族様方はイイヒトばかりですね……イイヒトすぎて切ないくらいです。 本来ならばこちらに私の名が出た時点でコメントをつけるべきだったのでしょうが、 全て読む前につけるのも失礼かな……と思っていたら、 このような結果となってしまいました。すみません……。 |