◆−混沌宮にまつわるいくつかの出来事 4 −紫闇影人 (2002/8/16 14:50:46) No.8800 ┗璃緒さんへ、遅れてすいません!−紫闇影人 (2002/8/16 15:02:27) No.8801 ┗紫闇様へ。−璃緒 (2002/8/16 22:17:31) No.8805 ┗そういえば璃緒さんの作品にレス付けた事が無かったなあなどと失礼な事に気づいてみたり。−紫闇影人 (2002/8/23 10:29:01) No.8850
8800 | 混沌宮にまつわるいくつかの出来事 4 | 紫闇影人 | 2002/8/16 14:50:46 |
何故だか知らねど飛び蹴りかますゼロス君の映像が脳内に焼き付いて離れなかったりする今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか? こんにちは。紫闇影人と申します。 混沌宮にまつわるいくつかの出来事4、投稿させていただきに来ましたー。 L様「いや……その前振り本編と関係無いし。 ていうかなんで飛び蹴りかますゼロスなのよ?」 何ででしょうね。 「NEXT」のビデオ借りて見てたらなんとなく「とおー」とか言いつつ飛び蹴りかましてるゼロス君思いついて。 もう5日ほど焼き付いて離れないんですけど。 しょうがないのでこれで何か書いてみようかなとか思ったり。 L様「いやそれはどうしようもない話にしかならなさそうだし。 …………忘れてみる?記憶喪失の要領で」 え、ちょ、それってつまりっ…………! ごすっ! ……………………お星様が飛んでる〜…… そ、それでは「混沌宮にまつわるいくつかの出来事」4話、よろしければどうぞ…… ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 混沌宮にまつわるいくつかの出来事 4 「問題はこれからどうするか、ね」 ミシリムがいつもと変わらない調子でそう言ったのは、「滅びの砂漠」の遺跡の前―― 数時間振りの日陰に、リナとガウリイが飛び込んだ時のことだった。 「思ったより面倒みたいですからねえ、この遺跡。 うかつに入るのはよした方がいいかもしれませんよ」 「そうは言うけど、いつまでも出てくるのを待つわけにもいかないでしょ。 この様子じゃあ、入ったのと同じ所から出てくるとはおもえないし」 そう言ってミシリムは遺跡を見上げる。 「ちょっと………なんであたし達まで、砂漠の真ん中なんて歩かなきゃいけないのよ………」 ようやく人心地ついたか、リナがミシリムに向かっていう。 「…………聞くけど、あたしやゼロスだけで行ってあのゼルガディスを納得づくで連れてこれると思う?」 「……………………思わない…………」 ミシリムのもっともすぎる一言に、リナは疲れきった声で答えた。 「ま、確かにこの暑さは少々人間にはきついかもしれませんねえ」 のほほんとした口調でゼロスが言う。 「…………あんたが言うとむしろ殺意が沸いてくるわよ」 ジト目でリナが一言。 「なあ、リナ……………」 「なによ、ガウリイ」 「ところで、おれたちなんでここに来たんだっけ?」 ずしゃ。 リナが音を立てて砂に突っ伏した。 「…あ……あんたねぇぇぇっ! 昨日、街につくまでさんっざん説明したでしょうが! ゼルガディスがこの「滅びの砂漠」の遺跡に来てて、それを探しに来たのよ!」 ガウリイの襟をつかんでがくがく揺さぶりまくるリナ。 「そうじゃないっ!そうじゃなくてだ、これ以外にも沢山遺跡ってあるんだろ?それなのに、何でこの遺跡に来たんだ?」 揺さぶられつつ叫ぶガウリイ。 その言葉にリナはぼと、とガウリイを落とす。 「そう言えば、この遺跡を指定したのはミシリム、あんただったわね。 その根拠は何かあるの?」 「未探索のもので一番近かったから」 ざしゃっ。 今度はゼロスが砂に突っ伏した。 「そ……そんな理由だったんですかっ!?」 「冗談よ」 真顔で言いきるミシリム。 (…………ひょっとするとミルガズィアさんに似てるかもしんない…………) リナは内心そう思う。 「ちょっとしたルートで、ゼルガディスがこの遺跡について調べてたって話を聞いてね。 魔道士協会とかにも裏は取ったから間違いないと思うわ」 言うミシリムに、顔をしかめてリナが待ったをかけた。 「…………待ちなさい。 魔道士協会が「裏を取りに行く先」なわけ? あんた、その情報どっから手に入れてきたのよ」 「…………いいでしょ。どこからでも」 「よくない。不正確な情報だったりしたらここまで骨折り損でしょうが」 「……………………それはありえないわよ。 嘘や不正確な情報を教えれば命が無い――そういう世界だもの。「裏」って言うのはね」 「………………………」 さらりと言ったミシリムの一言に、リナは思わず絶句した。 裏の世界でそれなりに信頼性の在る情報を「買おう」と思えば、かなりの金額と駆け引き、それに知名度が要求される。 そして、裏の世界での知名度といえば「どれだけ非道なことをしてきたか」というのとほとんど同義語。 裏の世界でも有名なゼルガディスの情報を「買える」だけのミシリムの知名度…… どれだけのことをしてきたのか、考えたくも無い。 「………どうかした?」 「……なんでもない」 聞いてくるミシリムに、内心苦いものを抱えて答えるリナ。 「まあ……じゃあ、ここにゼルガディスがいるのは間違いないんだな?」 こちらも複雑な表情のガウリイ。 「ここに『入った』のは間違いないでしょうね。 ここに『いる』かどうかは分からないけど」 「どういう意味?」 思わせぶりな台詞に聞くリナに、ミシリムは、 「この遺跡の周り、アストラルサイドが妙な風に歪んでる。 下手をするとアストラルサイドそのものにつながってるかもしれない」 「まあ、この中がまともな空間じゃないのは確実ですね。はっはっは」 「不吉な事言うなぁぁぁぁっ!」 どごっ! リナの拳がゼロスにクリーン・ヒット。 「……大丈夫よ。万が一のことがあったら、物質世界面に無理矢理道つなげて、って事も出来るんだし……」 「そーじゃなくて!不安を煽るなって言ってんのよ!あたしは!」 珍しくずれた発言をするミシリムに、頭抱えて叫ぶリナ。 「……ともかく、中に入るしかないんだろ? だったら、ちゃっちゃとゼル達見つけて帰ろうぜ。こんなとこで話し込んでても暑いだけだろ?」 「ま……ね。 じゃあ、そろそろいきましょうか!」 ガウリイの台詞に、リナがそう、答えた。 こつ、かつ、かつ、こつ、 硬質の靴音がその空間に響く。 「……まともな空間じゃない、なんて言うからクレアバイブルのあった所みたいなの想像してたんだけど……結構普通じゃない」 リナがつぶやく。 見た目、遺跡の中はごくごく普通の建物だった。 外見は崩れかけていたのに中身は新築同様である事。そして強烈な違和感と、ゼロス&ミシリムの不快をあらわにした表情を除けば、だが。 「……これのどこが普通だっていうのよ……?」 ぶつぶつとさっきから言いつづけているミシリム。 ゼロスはずっと黙り込んだままで、しぜんリナとガウリイの掛け合いにミシリムが投げやりに突っ込みを入れるという形になってゆく。 ともあれ、とりあえずは何事もなく一行は進み―― やがて、やたらとただっぴろい空間に出た。 それは、たとえるなら大聖堂。 やたらと装飾が施された天井からは柔らかな光が落ち、壁には何か荘厳な壁画が施されている。 床には何かの魔法陣。もしかしたらこれも宗教的なものかもしれない、とリナは思った。 そして、その先にはやはりまた一本道の通路。 「何か、ここって昔の教会みたいなもんだったんじゃないか?」 ガウリイが言う。 「雰囲気的にはそうよねー。 短い枝道にあった部屋、あれが神官とかの部屋で」 リナが答える。 もしかしたら、4人とも自らが思ったより疲れていたのかもしれなかった。 床の魔法陣に無造作に4人が足を踏み入れた瞬間。 ふしゅっ! 空気の抜けるような、どこかコミカルな音を立て、彼らの姿はその場から消えていた。 ――転移の魔法陣。 二つで一組の魔法陣で、一方は魔法陣に乗った物体・生命をもう一方に送り込む力があり、もう片方は受け入れる力を持つ。 一つの送入用の魔法陣に複数の受け入れ用の魔法陣を設置する事が出来る―― 「……そんな事をして何になるのかと思ってたけど……なるほど、戦力の分断には役立ちそうね?」 胸中で魔法陣に付いての記述を反芻しつつ、ミシリムは目の前に立つ人影に言い放った。 そこは周りに出入り口のいっさいない白い壁と床と天井とに囲まれた「ように見える」空間。物質世界面からも精神世界面からも切り離された亜空間―― 無理矢理つれてこられたのは明白だ。 隣に立つゼロスも、ミシリム自身も、今は緊張にその身を包んでいた。 「戦力の分断……って言うより、予定外のお客さんを排除しただけなんだけどな、ぼくは」 いって、その小柄な影は肩を竦める。 外見は13,4。赤い髪に緑の目の、まだ童顔な少年である。 ――外見は。 もちろん、精神生命体にそんな物が関係するはずもない。 「――――何者です?」 ゼロスの問いかけに、今度はにっこり微笑んで、 「ぼく? ぼくの名前はアイル。何者か……って言うのは…… そうだね。君たちが、反逆者、とかって呼んでる存在、てとこかな?」 「な…………っ!?」 あからさまに動揺するゼロス。 対してミシリムは落ち着いた様子で、 「で?そのハンギャクシャさんがあたし達になんのよう?」 その言葉にアイルが応える。 こくん、と首を傾げ、 「うーんとね…… きみたちに、Lのところに行ってもらっちゃ困るんだよ。 だから、とりあえず死んで?」 「……なかなかな言いぐさね」 す、と、ミシリムが目を細める。まるでそれは氷の刃のような。 「…………さすがに、ここで滅びるとあのお方のお仕置きが怖いんですけど?」 何とか落ち着いたか、ゼロスがそういって錫杖を構える。 「ああ、ちょっとまってよ。 そろそろリナ=インバース達があの場所についたみたいだからね。 おもしろいものを見せてあげるよ」 いって、ぱちんっ!と指をならす。 すると、アイルの横に白霧でできたスクリーンのようなものが現れた。 そこに映し出されたのは―― 「ここがいまリナ=インバース達がいる部屋だよ。 もっとも、ちょっと身動き取れる状態じゃなさそうだけど」 部屋の真ん中で、異形のものたちにかこまれているリナ達4人――リナ、ガウリイ、ゼル、アメリアの、不鮮明な映像だった。 「……これがどうかしたのよ?」 「うん。ちょっと業務連絡」 アイルはいつの間にか手にマイクを持っている。 そしてマイクに向かって一言。 「あー。あー。 せっぱ詰まってるリナ=インバース様ご一同に、業務連絡でーす」 ふざけきった口調の物言いに、映像のリナ達がはじかれたように顔を上げる。 『貴様!何者だ!姿を見せろ!』 『あたし達をこんなとこに閉じこめて、いったいどういうつもりよっ!』 口々に叫ぶのに、アイルは楽しそうに笑って、 「うん、僕は特別ゲストの相手をしなきゃいけないから、ちょっと姿は見せられないけど……どういうつもりか、なら教えてあげるよ。 君たちがLのところに行くと、ちょっと僕たちにとって困ったことになるんだ。 だから、ちょっと死んでもらおうと思って」 『『なっ……!』』 「と言うわけで、一応紹介しとくね。 君たちの周りを囲んでる、青白い不定形の奴が「タイプ名:アストラル・イーター」。型番AI07896〜AI09338までの、比較的完成型のやつ。名前の通り、そいつに触られると精神体食べられちゃうから注意してね♪ で、さらに周りを囲んでる血まみれのゾンビみたいなのが「タイプ名:ブラッディ・ラダー」。こいつらはホントに廃棄品だから、型番BL0032〜BL0107までの雑魚どもしかいないんだ。数もないしね。 ま……もっとも、雑魚どもっていっても人間にはどうかわからないよ?」 『ちょっと!勝手なことばっかりいってるんじゃないわよ!』 『そうです!遺跡で迷った人間をこのような所に閉じこめ、あまつさえモンスターをけしかけるとは言語道断!たとえこの行い天が許しても、このアメリアが許しません!』 叫ぶリナ、何かズレてる台詞を吐くアメリアを、アイルはあっさり無視して、 「あ、一応そいつら全滅させたらそこから出られるようにはなってるから。 まあ、それまでに死んでるだろうけどね。 せいぜいがんばってね♪」 言い終わると同時に、ぱちんっ!、と再び指をならす。 するとスクリーンが霧散するように消え、マイクもどこへともなく消えてしまった。 「今の――どういうつもり?」 ミシリムが問いかける。 「簡単なことだよ。 いかに彼らと言えど、あいつらを全滅させるのはちょっと無理だと思うんだ。 君たちは彼らがいなくなると困るんだろ? だったら、早くここをでて彼らを助けにいかなきゃならないよね。 でも、僕としてはできれば君たちを確実に殺しておきたいからね。 ――この空間は僕を中心に構成されてる。僕を倒せばここからでられるし、倒さなければでられない。 そういうことだよ。 それじゃそろそろ――はじめようか」 いってアイルは手のひらに魔力をためる。 「――――そうですね」 ゼロスがアイルをにらみ据えた。 「こちらとしても、ここであなたを逃したらずっとつきまとわれそうな気がしますしね……僕嫌いなんですよ、そう言うの」 ミシリムも続く。 「あんたがなんのために反逆者なんてやってるのかは知らないけど、あたしはこれが最後なのよ………… 悪いけど、本気で――」 言葉途中で。 ぎきぃんっ! ミシリムが、虚空で何かを切りはじく! その手には、いつの間にか黒刃の長剣が握られていた。 「人の話の腰を折るのは失礼でしょう?」 ミシリムが言う。 「へぇ……なかなかすごいじゃん」 アイルが感嘆の声を漏らす。 動揺しているのは―――ゼロスの方だった。 「今のを防ぐとは…………」 口の端に、笑み。 「…………なかなか、戦りますね?」 頬を、一筋の汗が伝っていた。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 最近文字化けに苦しみまくっている今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか? こんにちは。紫闇影人です。 混沌宮にまつわるいくつかの出来事4、いかが……でし…… ……あのL様無言で人の背中に鎌突き立てないでいただけないでしょうか。すごい痛いんですけど。 L「(にっこり)……理由、わかってるんでしょ?」 ……あう…… (ずさっ)←土下座) これを読んでくださってる皆様。ならびに、「L様vs反逆者」のテーマで小説を書いた事がお有りになる皆様。 ごめんなさいすいません。かみそりもコンピュータウィルスも甘んじて受けますからどうかお許しを。 L「……うわ誠意ない…… それになんで『「L様vs反逆者」のテーマで小説を書いた事がお有りになる皆様』って一くくりにすんのよ。ちゃんと名前あげて謝りなさい」 …………その方が失礼に当たる可能性があるからです。 L「……は?」 自慢じゃないですが、わたしは書き殴りに投稿されてある小説を全部読んでない自信があります。 読んでない小説の中にそういうテーマのものがあったらそれの作者様に失礼じゃないですか。 L「……とことん誠意無いし…… となれば、お仕置き決定ね」 ………………甘んじて受けます。 ざすっ!どすどすざんっ!ばしゅっ!ぼすっ! ………………それでは。 紫闇影人でした………… ごめんなさいすいません。ホントに。 |
8801 | 璃緒さんへ、遅れてすいません! | 紫闇影人 | 2002/8/16 15:02:27 |
記事番号8800へのコメント はじめまして、璃緒さん。 レスのレスが遅れに遅れ、とうとうツリーが落ちてしまいました。すみません。 ……落ちるまでレスが付いてる事に気づかなかった私が悪いですね。はい。 こんなやつですが、これからもどうぞよろしくお願いします…… ミシリム「終わるんじゃない。」 はうっ!何であんたがここにっ!? ミシリム「何でも何も、あんたが呼んだんでしょうが……(ため息)」 >>ふと気になって一週間前にカレーした鍋を開けたら、抗生物質の素が大量発生していてかなりびびったりした今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか? >抗生物質…もしやそれはペニシリン!? >かびですか…。 >そういやこの間似たようなことがうちでも…(マテ) 大当たり。カビが大繁殖していたのです。 何せ六月の話ですからねえ……(遠い目) ミシリム「……洗いなさいよ。鍋。」 >>こんにちは。闇の結晶、改め紫闇影人と申します。 >>今回改名させていただきました。今後ともよろしくお願いします(ペこん) >こんにちはです♪こちらこそよろしくです♪ >(L様:初対面じゃないの…?) >……。細かい事は気にしない主義ですので。 そおです。細かい細かい。 ミシリム「……あんた(紫闇)の場合は厚顔無恥って言うのよ、それ」 >>……えー、そういうことで、本編どうぞっ!(前書き続き思いつかなかった・汗) >>あ、そうそう、これの前のやつ(1と2)は著者別に登録してありますから、もしよろしけれ ば。 >はい♪ >・………。 >読んできました♪ >>―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― >> >>混沌宮にまつわるいくつかの出来事 3 >> >>翌日―― >>「おはよーっ! >>さあて、今日のご飯はなっにかなーっ♪」 >>そう言いつつ、リナが食堂に下りてきたのは、もうかなり日が高く上った後のことだった。 >>「おはようございます、リナさん」 >>「おはよう、リナ」 >>「……ずいぶん遅いわね。 >>また盗賊いじめでもしてきたの?」 >>「いいじゃない、これくらい遅くなったって…… >>って、ちょっと待った!あんた、なんであたしの趣味が「盗賊いぢめ」だって知ってるのよ!?」 >>そのまま受け流しかけ、驚きの声をあげるリナに、ミシリムはあっさりと, >>「自分の二つ名、忘れたわけでもないでしょう? >>『ロバーズキラー』の『ドラまた』リナ。リナ=インバースの二つ名としては、結構有名な方だと思うけど?」 >うんうん。有名すぎるぐらい有名だね! 結界内の世界では知らない人の方がいないですよね(笑) ミシリム「…………いつかルナさんに叱られても知らないわよ、リナ」 >>言って彼女は肩をすくめる。 >>「……ああっ!リナ!昨日は妙によく眠れたと思ったら……おまえ、なんか呪文かけてただろ!」 >>「あ、久しぶりにガウリイが来ないと思ったら,ちゃんと効いてたんだ、スリーピング♪」 >さすがリナ…。 毎回幸運でスリーピングをよけまくるガウリイも、今回ばかりは効いてしまったようで。 >>「おまえなあ……」 >>「いいじゃない、どうせほっとけば社会の害悪になるだけの存在なんだし…… >>それに!あたしやガウリイの生活費は,あたしが盗賊いじめでかっぱらってきたお宝の中から出てるんだからね」 >>「そうは言うけどな、怪我したりしたらどうするんだよ?」 >いや〜、がうりいくん心配性だなあ〜♪ 自称保護者ですし♪ 一応ガウリナになればいいなあと思ったりしなくもないですから。この話。 ミシリム「……その割にはガウリイの影が薄いけど?」 ……ガウリイさん書くの苦手なんですよう…… >>「だーいじょーぶ、雑魚相手にそんなへましないわよ。 >>さてと、ご飯ご飯っ♪」 >>喜々としてメニューを開き,品定めをしはじめるリナに、ガウリイは小さなため息ひとつ。自分もメニューを開く。 >>「おばちゃーん!あたし、AセットとCセット、それから日替わりメニュー一人前ずつね!」 >>「俺は、AセットからEセットまで、一人前ずつ!」 >>「あんた達はなんにするの?……って、聞くまでもないか」 >>リナはゼロスとミシリムに問いかけるが、すぐに気付いて苦笑する。 >>「僕達は必要ありませんから……」 >>案の定、ゼロスの方も苦笑で答えた。 >>「そうは言うけど、前にいっしょに旅してたときはメシ食ってたじゃないか?」 >>「あれは、人間のフリする必要があったからですよ」 >>ガウリイののほほんした問いにゼロスがお気楽そうに答える。 >>そんなどちらかと言えばほのぼのした会話のとなりでは。 >>「ミシリム、あんたも食事がいらないってことは……あんたも魔族なんじゃないでしょうね?」 >>「……否定した覚えは無いわよ」 >>「最初に会った時言ったじゃない、「ゼロスの同類でも友達でも仲間でも、味方でもない」って」 >>「あたしは獣王配下の魔族じゃないもの。2年前の『あのこと』もあって、魔族の中枢も混乱しててね。それぞれの派閥が、仲がいいとは言いがたいのよ。 >>……個人的にも、ゼロス嫌いだし。あんなのと同類扱いされるのはごめんだわ」 >うみゅ。ゼロスと同類って言われて喜ぶやつはそうそういないと思ふ。 ミシリム「……ゼロスと似てるっていわれて喜ぶやつ、あたし知ってる……」 私の所の覇王神官殿ですね。でもあの人はこの話(混沌宮〜)に出てこないのでその話はその辺で。 >>……食堂の真ん中で魔族がどうのっていう会話を交わしてていいモンなんでしょうか? >細かい事は気にしな〜い(細かいのか?) ミシリム「……そういえば食堂の真ん中だったっけ……(汗)」 >>まあ確かに他の客は食事に夢中で気付いてないが…… >>そんなこんなを話しているうちに、リナ・ガウリイが注文した朝食が運ばれてきた。 >>それと同時に、ゼロスはふたりから距離を取る。 >>不思議そうな顔をするミシリムに、ゼロスは、 >>「ミシリムさんも離れておいた方がいいですよ。ヒドイ目に会いますから」 >>……ミシリムは、運ばれてきた朝食が全てテーブルに並んでも、その忠告に従わなかった。 >あ〜あ。 教訓、[嫌いなやつの言うことでも忠告はきちんと聞いておきましょう]ってとこでしょうか。 >> >>そして――戦いは始まった。 >> >>戦い終わって。 >>「あー、おいしかったっ!」 >>「ほんとだよなー、とくに付け合せのサラダスパゲッティの味付けは良かったよなー」 >>食後の紅茶など飲みつつ、ほのぼのなごむ二人に対し。 >>「……こっちはヒドイ目に遭ったわよ……」 >>「大丈夫ですか?ミシリムさん?」 >>ゼロスはかなり苦笑気味。ミシリムは明らかに怒っている。 >>彼女の頬からは、つうっ、と一筋血が流れだしていた。 >>先ほどの争いの余波でフォークが刺さったのだ。 >>「べつにそのくらいの怪我、わざわざ血ィ流して見せること無いでしょうに。 >>どうせ物理攻撃無効でしょ?」 >>「…………………… >>……まあいいけど」 >>ミシリムは何かを言いかけるが、不服そうに投げ捨てた。 >>「さて……じゃ、食事も終わったことだし行きましょうか?」 >>「――――どこに?」 >>勢いつけて立ち上がろうとしていたリナは、ガウリイに出鼻をくじかれる。 >>勢いそのまま、転びかけ――ようやく気付く。 >>「……そう言えば、どこに行って誰に会うのかぜんぜん聞いてなかったわね」 >>なんとか立ち直り、椅子に座りなおしてすぐのリナの一言が、これだった。 >>「あれ?言ってませんでしたっけ?」 >>「聞いてないわよ。全部で八人、ててことは最終目的地の遺跡とやらに行くまでにもまだ他の人間拾ったりするんじゃないの?」 >>こくん、と首を傾げるゼロスを、りなはかるくにらむ。 >>「……じゃあ、一応説明しておいたら?」 >>そう言ってミシリムはテーブルに地図を広げる。 >>「……んなもんいつの間にどこから出したのよ」 >>「そんな細かいこといちいち気にしてたら人生やってけないわよ」 >>「どこからとも無く地図が出てくるのは細かいことなのか?」 >>「…………」 >>ガウリイの一言に、ミシリムはぶぜんと黙り込んだ。 >大丈夫!!そんなの細かいことだよ!!ミシリム!! (ぽそ)地図が出てくるのは細かくても、その地図が精確なのは問題な気がする………… ミシリム「……なんか文句でも?」 >>「それじゃあ、一応これからの予定をお話しておきましょうか。 >>今、僕達は大体このあたりにいるわけですよね」 >>言ってゼロスが指差したところに、赤い点が浮かび上がる。 >>「これから、エルメキア帝国南部、「滅びの砂漠」との境目あたりに向かいます。 >>このあたりには最近正体不明の遺跡が数多く発見されているそうで、その遺跡を調べにどうやらゼルガディスさんが向かったようなんです」 >>言いながら、ゼロスの指が地図を滑る。それを追って、赤い曲線が地図上に現れた。 >>「エルメキアでゼルガディスさんを拾ったら、次はセイルーンに向かいます。 >>ここでアメリアさんを拾うのと……セイルーンは最近『外の世界』と交易を始めていて、そちらへ向かう船なんかも出てるんですよ。最終目的地である遺跡は『外の世界』の方にありますから、ここで船に乗ることになります」 >>「……うーん……」 >>続くゼロスの説明に、なぜかガウリイがうなり声をあげる。 >>「どうかしました?」 >>「いや、アメリアって一応王族だろ?仕事とか色々あるんだろうし…… >>連れ出すのはちょっと難しいんじゃないか?」 >>一応かい。ガウリイ。 >一応一応♪アメリアだもんね♪ ミシリム「正義一直線の突貫娘……王女様に見えないのは確かだけど……」 >>珍しくまともな意見を言うガウリイに、しかしゼロスは、 >>「ま、いざとなればゼルガディスさんを楯に取るって手もありますし」 >>「人質まがいのことすると『あの御方』に怒られるんじゃないの?」 >あの御方…?もしや…? そう、L様です。 ゼロスが命令を下されたときに、「人質取ったり脅したりしたらどうなっても知らないからね♪」との一言まで賜ってしまったようで。 ミシリム「あのゼルガディスをどうやって穏便な手段でつれて来いって……」 まあ頑張れ。 >>「うっ…………」 >>ミシリムの冷たい一言に、さすがに顔を青くするゼロス。 >>「まあ、ついたときにどうするか考えるしかないわよ。 >>もしかしたらそういうこと考えなくて済むかもしれないし」 >>「……どう言うこと?」 >>訝しげに聞くリナに、ミシリムは、 >>「とある所で、ちょっとしたうわさを聞いてね。 >>"ゼルガディス=グレイワーズが、セイルーンのアメリア王女を誘拐して逃げた"って」 >うわお♪さすがゼルちゃん(はあと) …………ほんとかどうかはお楽しみ〜♪ >>ぶはっ! >>盛大に吹き出す一同。 >>「ずいぶん大袈裟ね、その反応は……」 >>半ば呆れ顔のミシリム。 >>「元とはいえ裏の世界の人間が一国の王女さらったりしたらふつうかなり驚くと思うんですが……」 >>「それはあんたが人間の価値観に染まりすぎてるだけでしょ。 >>それはともかく、これからの予定の続きだけど。 >>外の世界に出たあと、一度セルロードスシティってところに向かうわ。 >>そこで、黄金竜と古代竜を計2匹拾ったら、大陸中央部、「閉ざされた山脈」って呼ばれているところへ。そこに最終目的地の遺跡があるはずよ」 >>「あ、ああそお………… >>………………………………… >>………………って、へっ!?」 >>いまだゼルとアメリアの話のショックから抜けきっていなかったため、気付くのが数秒遅れたらしいリナ。 >>「何?」 >>「……いやあの、今ツッコミどころがかなり複数あった気がするんだけど……とりあえず順番に。 >>黄金竜と古代竜の二人組みって……もしかしてフィリアとヴァルガーヴ?」 >>「……その通りです……」 >>かなり不服そうに答えるゼロス。 >>「……ずいぶん機嫌が悪そうね」 >>「当たり前じゃあないですかっ!なんで僕がまたあんな人達と旅しなきゃあならないんですっ!?」 >>「上の命令だから。ついでに人じゃないし」 >>「……………………………ミシリムさん、冷たいです……………………………」 >>ゼロスは、すごく寂しそうにつぶやいた。 >>「それはともかくとして……ヴァルガーヴってまだ卵のはずでしょ?連れて来れるの?」 >>「それなんですけど…… >>あのお方が、おもしろ半分に孵してしまったらしくて……」 >>ゼロスはなんだかなさけない顔をする。 >>「……おもしろ半分って…………?」 >>つぶやくミシリム。 >>だが、ゼロスはきっちりそれを無視した。 >>「リナさん、他に質問は――」 >>「あたしも気になるんだけど。その「おもしろ半分」っての」 >私も私も〜♪ L様ですから。 ミシリム「……聞きたいんだけど、何でもそれで済まされちゃうわけ?あの方ってのは…… ゼロスに聞いても同じようにはぐらかされるし……」 そういう方ですから。 ミシリム「だからね…………(脱力)」 >>「他に質問がないようなら、そろそろ出発――」 >>ゼロス、なおも無視。だが、そのほおに一筋冷や汗が流れているのをリナは見てとった。 >>「だから、その「おもしろ半分」ってのはいったい何?」 >>「じゃ、じゃあ、僕レジで会計してきますね」 >>言って伝票片手に逃げようとするゼロスの首根っこを、リナははしっと捕まえる。 >>「なんで無視するのよっ!?」 >>「なんで無視させてくれないんですっ!?」 >>「たかだか質問に答える程度でしょうがっ!」 >>「リナさんはなんにも知らないからそんなことが言えるんですよぉぉっ!」 >>机に突っ伏して泣くまねなどしつつ(マジで泣いてる可能性はあるが)なんとか追求から逃れようとするゼロス。 >>ミシリムが、ふう、とひとつため息をついた。 >>「………その辺で止めておいたら? >>あたしも気になるのは確かだけど、その様子じゃあゼロスは絶対に口を割らないでしょうし、それならこんな問答してるだけ時間の無駄よ」 >>ゼロスの襟首つかんで引っ張りながら、リナが反論しようとする。 >>「そりゃそうかもしれないけど………」 >>「…………その鬱陶しい問答止めるならここの勘定含めて10日分毎食おごるわよ」 >>「わかったやめる。」 >>しゅたっ、とか音がしそうな勢いで奇麗に元に戻るリナ。 >うあ。さすがリナ。 商売人の血が流れてますからねえ…… ミシリム「……ああああ、財布が軽い……いくら食べるのよあの二人はっ……!」 >>めまいでもするのか、ミシリムがうめいて頭を押さえた。 >>「……そ…それで……本当にもう質問は無いですよね?リナさん」 >>何とか復活し,おずおずと聞くゼロス。 >>「あ、あともう一つ。 >>遺跡に連れて行くのは全部で8人でしょ? >>でも、今から拾う予定があるのはゼルにアメリア、フィリア、ヴァルガーヴ。 >>これにあたしとガウリイ足しても6人じゃない。 >>後の二人はどうしたの?まさか、そっちは別口で遺跡に向かってるとか?」 >>そのリナの一言に、ゼロスとミシリムは顔を見合わせた。 >>ひょい、とミシリムが肩をすくめる。 >>「……ああ、あたし達よ。あたしとゼロス」 >>「……………………へ?」 >>リナが,呆けたような声をあげた。 >>「何妙な声出してんのよ。ここにいるのも4人、これから拾うのも四人で合計8人でしょ。何か間違いでもある?」 >>アイスティー(いつの間に出てきた)など飲みながら、ミシリムは冷たく言い放つ。 >>「いや……そうじゃなくて…… >>…………あんたも?」 >>リナは随分とうろたえたようす。 >>ミシリムはそれに顔をしかめた。 >>「……理由なんてこっちが聞きたいぐらいよ。 >>ゼロスの言う『呼び出されるような心当たり』には何一つかかわってないし、あたしはそもそも「金色の魔王」様の目にとまるようなことをした覚えもないわ。 >>そもそもあたしはあのお方に会えるほど位が高くないもの」 >>その答えにリナはゼロスに視線を移すが……ゼロスも困ったように首を傾げただけ。 >>リナが考え込む姿勢に入ったのを見て、ミシリムがわざとらしいため息を吐いた。 >>「……考えてても仕方がないわよ。 >>とりあえず出発しましょう。とりあえずの目的地、『滅びの砂漠』へ」 >>「…………そうね」 >>とりあえず頷いて、リナは一応立ちあがった。 >> >> >>ミシリムに対する、今までとは違う疑念を胸に。 >> >> >>――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― >>後書き(かもしれないもの) >>湿度が多いのをいいことに、なぜか風呂場にナメクジまで発生していたりする今日この頃、皆さんいかが御過ごしでしょうか? >ナメクジといえばリナちゃんですな♪ >(いやああああああああああっ!!!その名を口にしないでええええええええっ!) >…どこからか聞こえてくる声はもちろん無視♪ ナメクジな季節、リナさんいったいどう過ごしてるんでしょう…… 道歩いててふと見下ろすとナメクジが這っていたりするぐらい田舎に住んでる私としては結構気になりますが。 >>こんにちは。紫闇影人と申します。 >ども、こんにちは。璃緒です。 >>お送りしました「混沌宮にまつわるいくつかの出来事」第3話、いかがでしたでしょうか。 へぼ駄文は承知の上。読んで頂けただけでも有り難く存じます…… >へぼだなんてとんでもないですよっ♪おもしろかったですよ〜(はあと) はうっ!あ、ありがとうございますっ! >>L「……こらっ!」 >>あ、L様。どうしたんです? >きゃああああっ!!L様だっ(はあと) しばらくの間後書きにしかご登場なさらない……ううっ、書きたいのに。 >>L「どうしたんですじゃないでしょー……あんたね、あんな硬い挨拶じゃあ来ないもんも来ないわよ?」 >>…………それはレスのことでしょうか?しかも暗に「挨拶普通でもこない」と言われた気が…… >>でも珍しいですね。どうして私なぞのレスの心配してくださるんです? >>L「あんたレスないと明らかに執筆速度遅れるでしょ……ただでさえこんななのに、これじゃああんたあたしが出てくるところまで書く前に失速するでしょうがっ!」 >ああっ!失速しないでくださいっ!ここにも待っている人(?)はいますのでっ! >>なるほど。つまり「出せ」と。 >L様〜〜(はあと)出しちゃってください♪ 何とか頑張ってみますが……L様が出てくるのって、最終話直前なんですよね…… いろいろ見えないところで動いてはおられるんですが…… ミシリム「・……あんた、一応敬語使ってんのね」 一応、L様ファンのつもりですから。 >>相変わらず出番確保にはあさまし ぼぐっ。 >>L「……なんか言った?」 >>いえなんでも。 >> >>それでは、ここまで読んでくださった皆様どうもありがとうございました。 >> >>紫闇影人でした。 >> >> >> >> >> >>L「さ、とっとと次書きなさいね?」 >>あの、テストがあるんで……なんでもないです。 > >璃緒:おもしろかったです〜♪ >L様:璃緒…あんたお仕事さぼってなにやってんのかな〜(はあと) >璃緒:ああっ!L様! >L様:お仕置きね(はあと) >璃緒:ええっ!!そもそもL様がさぼるから私にまわって… >L様:うっ!!!…ま…まあ、それはともかく… >璃緒:後回しにしないでくださいっ!!これだから直属の私が苦労するんですよ… (魔族掲示板参照) >L様:な…なにはともあれまた今度っ!! >璃緒:L様〜!逃げないでくださいいいいいっ!!(泣) 璃緒さん、返す返すもレス有り難うございます〜。 ミシリム「こんなどうしようもない奴でも、それなりに見捨てないでやって」 それでは、また今度! ミシリム「…………「また」の機会を作るためにはあんたが書かなきゃいけないんでしょうがっ!」 それでは本当にこれにて。 紫闇影人でした。 |
8805 | 紫闇様へ。 | 璃緒 E-mail | 2002/8/16 22:17:31 |
記事番号8801へのコメント わざわざありがとうございます<(_ _)> こちらこそ、よろしくお願いいたします♪ 唐突ですが4話の感想です。お暇せしたら読んでやってください。 ではっ♪ > >何故だか知らねど飛び蹴りかますゼロス君の映像が脳内に焼き付いて離れなかったりする今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか? ゼロス殿の飛び蹴り…また珍しいですね…ι >こんにちは。紫闇影人と申します。 こんにちはですっ♪ >混沌宮にまつわるいくつかの出来事4、投稿させていただきに来ましたー。 ぱちぱちぱち!! >L様「いや……その前振り本編と関係無いし。 >ていうかなんで飛び蹴りかますゼロスなのよ?」 >何ででしょうね。 >「NEXT」のビデオ借りて見てたらなんとなく「とおー」とか言いつつ飛び蹴りかましてるゼロス君思いついて。 どのような話の流れでそうなったのでしょう…? >もう5日ほど焼き付いて離れないんですけど。 >しょうがないのでこれで何か書いてみようかなとか思ったり。 >L様「いやそれはどうしようもない話にしかならなさそうだし。 >…………忘れてみる?記憶喪失の要領で」 >え、ちょ、それってつまりっ…………! >ごすっ! >……………………お星様が飛んでる〜…… > >そ、それでは「混沌宮にまつわるいくつかの出来事」4話、よろしければどうぞ…… >―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― > >混沌宮にまつわるいくつかの出来事 4 > >「問題はこれからどうするか、ね」 >ミシリムがいつもと変わらない調子でそう言ったのは、「滅びの砂漠」の遺跡の前―― >数時間振りの日陰に、リナとガウリイが飛び込んだ時のことだった。 >「思ったより面倒みたいですからねえ、この遺跡。 >うかつに入るのはよした方がいいかもしれませんよ」 >「そうは言うけど、いつまでも出てくるのを待つわけにもいかないでしょ。 >この様子じゃあ、入ったのと同じ所から出てくるとはおもえないし」 >そう言ってミシリムは遺跡を見上げる。 >「ちょっと………なんであたし達まで、砂漠の真ん中なんて歩かなきゃいけないのよ………」 >ようやく人心地ついたか、リナがミシリムに向かっていう。 >「…………聞くけど、あたしやゼロスだけで行ってあのゼルガディスを納得づくで連れてこれると思う?」 >「……………………思わない…………」 私も思いません。ゼル殿ってゼロス殿のこと毛嫌いしてるからなあ…。 >ミシリムのもっともすぎる一言に、リナは疲れきった声で答えた。 >「ま、確かにこの暑さは少々人間にはきついかもしれませんねえ」 >のほほんとした口調でゼロスが言う。 >「…………あんたが言うとむしろ殺意が沸いてくるわよ」 >ジト目でリナが一言。 >「なあ、リナ……………」 >「なによ、ガウリイ」 >「ところで、おれたちなんでここに来たんだっけ?」 うあ、さすがガウリイ殿。クラゲモード発動ですね。 >ずしゃ。 >リナが音を立てて砂に突っ伏した。 >「…あ……あんたねぇぇぇっ! >昨日、街につくまでさんっざん説明したでしょうが! >ゼルガディスがこの「滅びの砂漠」の遺跡に来てて、それを探しに来たのよ!」 >ガウリイの襟をつかんでがくがく揺さぶりまくるリナ。 >「そうじゃないっ!そうじゃなくてだ、これ以外にも沢山遺跡ってあるんだろ?それなのに、何でこの遺跡に来たんだ?」 >揺さぶられつつ叫ぶガウリイ。 >その言葉にリナはぼと、とガウリイを落とす。 >「そう言えば、この遺跡を指定したのはミシリム、あんただったわね。 >その根拠は何かあるの?」 >「未探索のもので一番近かったから」 >ざしゃっ。 >今度はゼロスが砂に突っ伏した。 >「そ……そんな理由だったんですかっ!?」 >「冗談よ」 >真顔で言いきるミシリム。 >(…………ひょっとするとミルガズィアさんに似てるかもしんない…………) ということは、ミルガズィア殿のギャグに大爆笑されるのでしょうか…? >リナは内心そう思う。 >「ちょっとしたルートで、ゼルガディスがこの遺跡について調べてたって話を聞いてね。 >魔道士協会とかにも裏は取ったから間違いないと思うわ」 >言うミシリムに、顔をしかめてリナが待ったをかけた。 >「…………待ちなさい。 >魔道士協会が「裏を取りに行く先」なわけ? >あんた、その情報どっから手に入れてきたのよ」 >「…………いいでしょ。どこからでも」 >「よくない。不正確な情報だったりしたらここまで骨折り損でしょうが」 >「……………………それはありえないわよ。 >嘘や不正確な情報を教えれば命が無い――そういう世界だもの。「裏」って言うのはね」 >「………………………」 >さらりと言ったミシリムの一言に、リナは思わず絶句した。 >裏の世界でそれなりに信頼性の在る情報を「買おう」と思えば、かなりの金額と駆け引き、それに知名度が要求される。 >そして、裏の世界での知名度といえば「どれだけ非道なことをしてきたか」というのとほとんど同義語。 >裏の世界でも有名なゼルガディスの情報を「買える」だけのミシリムの知名度…… >どれだけのことをしてきたのか、考えたくも無い。 >「………どうかした?」 >「……なんでもない」 >聞いてくるミシリムに、内心苦いものを抱えて答えるリナ。 >「まあ……じゃあ、ここにゼルガディスがいるのは間違いないんだな?」 >こちらも複雑な表情のガウリイ。 >「ここに『入った』のは間違いないでしょうね。 >ここに『いる』かどうかは分からないけど」 >「どういう意味?」 >思わせぶりな台詞に聞くリナに、ミシリムは、 >「この遺跡の周り、アストラルサイドが妙な風に歪んでる。 >下手をするとアストラルサイドそのものにつながってるかもしれない」 >「まあ、この中がまともな空間じゃないのは確実ですね。はっはっは」 >「不吉な事言うなぁぁぁぁっ!」 >どごっ! >リナの拳がゼロスにクリーン・ヒット。 >「……大丈夫よ。万が一のことがあったら、物質世界面に無理矢理道つなげて、って事も出来るんだし……」 >「そーじゃなくて!不安を煽るなって言ってんのよ!あたしは!」 >珍しくずれた発言をするミシリムに、頭抱えて叫ぶリナ。 >「……ともかく、中に入るしかないんだろ? >だったら、ちゃっちゃとゼル達見つけて帰ろうぜ。こんなとこで話し込んでても暑いだけだろ?」 >「ま……ね。 >じゃあ、そろそろいきましょうか!」 >ガウリイの台詞に、リナがそう、答えた。 > >こつ、かつ、かつ、こつ、 >硬質の靴音がその空間に響く。 >「……まともな空間じゃない、なんて言うからクレアバイブルのあった所みたいなの想像してたんだけど……結構普通じゃない」 >リナがつぶやく。 >見た目、遺跡の中はごくごく普通の建物だった。 >外見は崩れかけていたのに中身は新築同様である事。そして強烈な違和感と、ゼロス&ミシリムの不快をあらわにした表情を除けば、だが。 それを普通と言い切ります…? >「……これのどこが普通だっていうのよ……?」 >ぶつぶつとさっきから言いつづけているミシリム。 >ゼロスはずっと黙り込んだままで、しぜんリナとガウリイの掛け合いにミシリムが投げやりに突っ込みを入れるという形になってゆく。 >ともあれ、とりあえずは何事もなく一行は進み―― >やがて、やたらとただっぴろい空間に出た。 >それは、たとえるなら大聖堂。 >やたらと装飾が施された天井からは柔らかな光が落ち、壁には何か荘厳な壁画が施されている。 >床には何かの魔法陣。もしかしたらこれも宗教的なものかもしれない、とリナは思った。 >そして、その先にはやはりまた一本道の通路。 >「何か、ここって昔の教会みたいなもんだったんじゃないか?」 >ガウリイが言う。 >「雰囲気的にはそうよねー。 >短い枝道にあった部屋、あれが神官とかの部屋で」 >リナが答える。 > >もしかしたら、4人とも自らが思ったより疲れていたのかもしれなかった。 >床の魔法陣に無造作に4人が足を踏み入れた瞬間。 >ふしゅっ! >空気の抜けるような、どこかコミカルな音を立て、彼らの姿はその場から消えていた。 > > >――転移の魔法陣。 >二つで一組の魔法陣で、一方は魔法陣に乗った物体・生命をもう一方に送り込む力があり、もう片方は受け入れる力を持つ。 >一つの送入用の魔法陣に複数の受け入れ用の魔法陣を設置する事が出来る―― >「……そんな事をして何になるのかと思ってたけど……なるほど、戦力の分断には役立ちそうね?」 >胸中で魔法陣に付いての記述を反芻しつつ、ミシリムは目の前に立つ人影に言い放った。 >そこは周りに出入り口のいっさいない白い壁と床と天井とに囲まれた「ように見える」空間。物質世界面からも精神世界面からも切り離された亜空間―― >無理矢理つれてこられたのは明白だ。 >隣に立つゼロスも、ミシリム自身も、今は緊張にその身を包んでいた。 >「戦力の分断……って言うより、予定外のお客さんを排除しただけなんだけどな、ぼくは」 >いって、その小柄な影は肩を竦める。 >外見は13,4。赤い髪に緑の目の、まだ童顔な少年である。 >――外見は。 >もちろん、精神生命体にそんな物が関係するはずもない。 >「――――何者です?」 >ゼロスの問いかけに、今度はにっこり微笑んで、 >「ぼく? >ぼくの名前はアイル。何者か……って言うのは…… >そうだね。君たちが、反逆者、とかって呼んでる存在、てとこかな?」 反逆者っ!?…L様への…ですよね。 >「な…………っ!?」 >あからさまに動揺するゼロス。 >対してミシリムは落ち着いた様子で、 >「で?そのハンギャクシャさんがあたし達になんのよう?」 >その言葉にアイルが応える。 >こくん、と首を傾げ、 >「うーんとね…… >きみたちに、Lのところに行ってもらっちゃ困るんだよ。 あ、やっぱりです。呼び捨てしてます。 >だから、とりあえず死んで?」 >「……なかなかな言いぐさね」 >す、と、ミシリムが目を細める。まるでそれは氷の刃のような。 >「…………さすがに、ここで滅びるとあのお方のお仕置きが怖いんですけど?」 >何とか落ち着いたか、ゼロスがそういって錫杖を構える。 >「ああ、ちょっとまってよ。 >そろそろリナ=インバース達があの場所についたみたいだからね。 >おもしろいものを見せてあげるよ」 >いって、ぱちんっ!と指をならす。 >すると、アイルの横に白霧でできたスクリーンのようなものが現れた。 >そこに映し出されたのは―― >「ここがいまリナ=インバース達がいる部屋だよ。 >もっとも、ちょっと身動き取れる状態じゃなさそうだけど」 >部屋の真ん中で、異形のものたちにかこまれているリナ達4人――リナ、ガウリイ、ゼル、アメリアの、不鮮明な映像だった。 >「……これがどうかしたのよ?」 >「うん。ちょっと業務連絡」 業務連絡って…お仕事なのですかっ!? >アイルはいつの間にか手にマイクを持っている。 >そしてマイクに向かって一言。 >「あー。あー。 >せっぱ詰まってるリナ=インバース様ご一同に、業務連絡でーす」 >ふざけきった口調の物言いに、映像のリナ達がはじかれたように顔を上げる。 >『貴様!何者だ!姿を見せろ!』 >『あたし達をこんなとこに閉じこめて、いったいどういうつもりよっ!』 >口々に叫ぶのに、アイルは楽しそうに笑って、 >「うん、僕は特別ゲストの相手をしなきゃいけないから、ちょっと姿は見せられないけど……どういうつもりか、なら教えてあげるよ。 >君たちがLのところに行くと、ちょっと僕たちにとって困ったことになるんだ。 >だから、ちょっと死んでもらおうと思って」 >『『なっ……!』』 >「と言うわけで、一応紹介しとくね。 >君たちの周りを囲んでる、青白い不定形の奴が「タイプ名:アストラル・イーター」。型番AI07896〜AI09338までの、比較的完成型のやつ。名前の通り、そいつに触られると精神体食べられちゃうから注意してね♪ >で、さらに周りを囲んでる血まみれのゾンビみたいなのが「タイプ名:ブラッディ・ラダー」。こいつらはホントに廃棄品だから、型番BL0032〜BL0107までの雑魚どもしかいないんだ。数もないしね。 >ま……もっとも、雑魚どもっていっても人間にはどうかわからないよ?」 >『ちょっと!勝手なことばっかりいってるんじゃないわよ!』 >『そうです!遺跡で迷った人間をこのような所に閉じこめ、あまつさえモンスターをけしかけるとは言語道断!たとえこの行い天が許しても、このアメリアが許しません!』 …っ!?アメリア殿とゼル殿が一緒にいたっ!? と、いうことは、あの噂は本当…? >叫ぶリナ、何かズレてる台詞を吐くアメリアを、アイルはあっさり無視して、 >「あ、一応そいつら全滅させたらそこから出られるようにはなってるから。 >まあ、それまでに死んでるだろうけどね。 >せいぜいがんばってね♪」 >言い終わると同時に、ぱちんっ!、と再び指をならす。 >するとスクリーンが霧散するように消え、マイクもどこへともなく消えてしまった。 >「今の――どういうつもり?」 >ミシリムが問いかける。 >「簡単なことだよ。 >いかに彼らと言えど、あいつらを全滅させるのはちょっと無理だと思うんだ。 >君たちは彼らがいなくなると困るんだろ? >だったら、早くここをでて彼らを助けにいかなきゃならないよね。 >でも、僕としてはできれば君たちを確実に殺しておきたいからね。 >――この空間は僕を中心に構成されてる。僕を倒せばここからでられるし、倒さなければでられない。 >そういうことだよ。 >それじゃそろそろ――はじめようか」 >いってアイルは手のひらに魔力をためる。 >「――――そうですね」 >ゼロスがアイルをにらみ据えた。 >「こちらとしても、ここであなたを逃したらずっとつきまとわれそうな気がしますしね……僕嫌いなんですよ、そう言うの」 >ミシリムも続く。 >「あんたがなんのために反逆者なんてやってるのかは知らないけど、あたしはこれが最後なのよ………… >悪いけど、本気で――」 >言葉途中で。 >ぎきぃんっ! >ミシリムが、虚空で何かを切りはじく! >その手には、いつの間にか黒刃の長剣が握られていた。 >「人の話の腰を折るのは失礼でしょう?」 >ミシリムが言う。 >「へぇ……なかなかすごいじゃん」 >アイルが感嘆の声を漏らす。 >動揺しているのは―――ゼロスの方だった。 あのゼロス殿がっ!? >「今のを防ぐとは…………」 >口の端に、笑み。 >「…………なかなか、戦りますね?」 >頬を、一筋の汗が伝っていた。 > > >―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― >最近文字化けに苦しみまくっている今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか? だ…大丈夫ですか? なにが原因なのでしょう…。 私のパソでは、(IE)表示→エンコード→日本語(自動選択)にすれば直ります。 試してみてはいかがでしょうか。 (既にしてらしたらごめんなさい) >こんにちは。紫闇影人です。 >混沌宮にまつわるいくつかの出来事4、いかが……でし…… >……あのL様無言で人の背中に鎌突き立てないでいただけないでしょうか。すごい痛いんですけど。 い…いつの間に…。 >L「(にっこり)……理由、わかってるんでしょ?」 >……あう…… >(ずさっ)←土下座) >これを読んでくださってる皆様。ならびに、「L様vs反逆者」のテーマで小説を書いた事がお有りになる皆様。 >ごめんなさいすいません。かみそりもコンピュータウィルスも甘んじて受けますからどうかお許しを。 >L「……うわ誠意ない…… >それになんで『「L様vs反逆者」のテーマで小説を書いた事がお有りになる皆様』って一くくりにすんのよ。ちゃんと名前あげて謝りなさい」 >…………その方が失礼に当たる可能性があるからです。 >L「……は?」 >自慢じゃないですが、わたしは書き殴りに投稿されてある小説を全部読んでない自信があります。 >読んでない小説の中にそういうテーマのものがあったらそれの作者様に失礼じゃないですか。 >L「……とことん誠意無いし…… >となれば、お仕置き決定ね」 >………………甘んじて受けます。 > >ざすっ!どすどすざんっ!ばしゅっ!ぼすっ! > >………………それでは。 >紫闇影人でした………… > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > >ごめんなさいすいません。ホントに。 璃緒:こん○○わ♪紫闇様。冒頭にも書きましたが、わざわざレスくださってありがとうございます<(_ _)> (きょろきょろ) あれ?珍しくL様がいらっしゃらない…? (さてはまた部下Sいじめに…) L様:ふうっ、いい汗かいたわ〜♪ ってあんた!このあたしを差し置いて、何1人でやってんのよ! 璃緒:(あ、帰ってらっしゃった) …L様がいらっしゃらなかったんですよ。 それでは紫闇様、次の作品、楽しみにお待ちしております♪ L様:早っ!!あたしの出番なしっ!?…こうなったら……。 (スッ…とカナヅチを取り出す) 璃緒:…!!な…なにをやられても終わるものは終わるのですっ!! (逃走) L様:あっ!!待ちなさいっ!! (どこからか盛大な物音が聞こえてきて…幕) |
8850 | そういえば璃緒さんの作品にレス付けた事が無かったなあなどと失礼な事に気づいてみたり。 | 紫闇影人 | 2002/8/23 10:29:01 |
記事番号8805へのコメント >わざわざありがとうございます<(_ _)> >こちらこそ、よろしくお願いいたします♪ > >唐突ですが4話の感想です。お暇でしたら読んでやってください。 >ではっ♪ こん○●は。紫闇影人です。 再びレスを下さり、どうもありがとうございます!(感謝感激雨嵐、古い?) ミシリム「…………それはいいんだけど……あんた…… 題名にもあるけど、璃緒さんの作品にレス付けた事一回も無いでしょうがっ!」 はうっ。。。璃緒さん、なんだか前回からごめんなさい続きで。 またレス返しも遅れまして……ほんとに、ごめんなさい(平伏) >>何故だか知らねど飛び蹴りかますゼロス君の映像が脳内に焼き付いて離れなかったりする今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか? >ゼロス殿の飛び蹴り…また珍しいですね…ι >>こんにちは。紫闇影人と申します。 >こんにちはですっ♪ >>混沌宮にまつわるいくつかの出来事4、投稿させていただきに来ましたー。 >ぱちぱちぱち!! >>L様「いや……その前振り本編と関係無いし。 >>ていうかなんで飛び蹴りかますゼロスなのよ?」 >>何ででしょうね。 >>「NEXT」のビデオ借りて見てたらなんとなく「とおー」とか言いつつ飛び蹴りかましてるゼロス君思いついて。 >どのような話の流れでそうなったのでしょう…? はっはっは。私も私自身ののーみそに聞いてみたいくらいです。 確かアルメテ塔の回を見ていた時なんですが。 ミシリム「脳髄にギャグの素養が染み付いてんじゃないの……?」 >>もう5日ほど焼き付いて離れないんですけど。 >>しょうがないのでこれで何か書いてみようかなとか思ったり。 >>L様「いやそれはどうしようもない話にしかならなさそうだし。 >>…………忘れてみる?記憶喪失の要領で」 >>え、ちょ、それってつまりっ…………! >>ごすっ! >>……………………お星様が飛んでる〜…… >> >>そ、それでは「混沌宮にまつわるいくつかの出来事」4話、よろしければどうぞ…… >>―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― >> >>混沌宮にまつわるいくつかの出来事 4 >> >>「問題はこれからどうするか、ね」 >>ミシリムがいつもと変わらない調子でそう言ったのは、「滅びの砂漠」の遺跡の前―― >>数時間振りの日陰に、リナとガウリイが飛び込んだ時のことだった。 >>「思ったより面倒みたいですからねえ、この遺跡。 >>うかつに入るのはよした方がいいかもしれませんよ」 >>「そうは言うけど、いつまでも出てくるのを待つわけにもいかないでしょ。 >>この様子じゃあ、入ったのと同じ所から出てくるとはおもえないし」 >>そう言ってミシリムは遺跡を見上げる。 >>「ちょっと………なんであたし達まで、砂漠の真ん中なんて歩かなきゃいけないのよ………」 >>ようやく人心地ついたか、リナがミシリムに向かっていう。 >>「…………聞くけど、あたしやゼロスだけで行ってあのゼルガディスを納得づくで連れてこれると思う?」 >>「……………………思わない…………」 >私も思いません。ゼル殿ってゼロス殿のこと毛嫌いしてるからなあ…。 ミシリム「あたしにしろゼロスにしろ交渉の余地なしだし……逆に切りかかられかねない(ため息)」 ミシリムの方にも嫌われる要素はあるし……リナたちがいても心配(汗) >>ミシリムのもっともすぎる一言に、リナは疲れきった声で答えた。 >>「ま、確かにこの暑さは少々人間にはきついかもしれませんねえ」 >>のほほんとした口調でゼロスが言う。 >>「…………あんたが言うとむしろ殺意が沸いてくるわよ」 >>ジト目でリナが一言。 >>「なあ、リナ……………」 >>「なによ、ガウリイ」 >>「ところで、おれたちなんでここに来たんだっけ?」 >うあ、さすがガウリイ殿。クラゲモード発動ですね。 ミシリム「……この人についてはもう諦めた」 何を諦めたんですか(泣) ミシリム「〔発動〕どころか常にくらげモードのような気がするんだけど。この人。」 >>ずしゃ。 >>リナが音を立てて砂に突っ伏した。 >>「…あ……あんたねぇぇぇっ! >>昨日、街につくまでさんっざん説明したでしょうが! >>ゼルガディスがこの「滅びの砂漠」の遺跡に来てて、それを探しに来たのよ!」 >>ガウリイの襟をつかんでがくがく揺さぶりまくるリナ。 >>「そうじゃないっ!そうじゃなくてだ、これ以外にも沢山遺跡ってあるんだろ?それなのに、何でこの遺跡に来たんだ?」 >>揺さぶられつつ叫ぶガウリイ。 >>その言葉にリナはぼと、とガウリイを落とす。 >>「そう言えば、この遺跡を指定したのはミシリム、あんただったわね。 >>その根拠は何かあるの?」 >>「未探索のもので一番近かったから」 >>ざしゃっ。 >>今度はゼロスが砂に突っ伏した。 >>「そ……そんな理由だったんですかっ!?」 >>「冗談よ」 >>真顔で言いきるミシリム。 >>(…………ひょっとするとミルガズィアさんに似てるかもしんない…………) >ということは、ミルガズィア殿のギャグに大爆笑されるのでしょうか…? しませんっ!!!!真顔で冗談言うところが似てるだけですっ!!!! ミシリム「……………………………………………………………………………… …………あたし、ちょっと用事ができたから。しばらく1人でやってて(怖い笑み)」 え、ちょ、どこいくっ…… ……………………? >>リナは内心そう思う。 >>「ちょっとしたルートで、ゼルガディスがこの遺跡について調べてたって話を聞いてね。 >>魔道士協会とかにも裏は取ったから間違いないと思うわ」 >>言うミシリムに、顔をしかめてリナが待ったをかけた。 >>「…………待ちなさい。 >>魔道士協会が「裏を取りに行く先」なわけ? >>あんた、その情報どっから手に入れてきたのよ」 >>「…………いいでしょ。どこからでも」 >>「よくない。不正確な情報だったりしたらここまで骨折り損でしょうが」 >>「……………………それはありえないわよ。 >>嘘や不正確な情報を教えれば命が無い――そういう世界だもの。「裏」って言うのはね」 >>「………………………」 >>さらりと言ったミシリムの一言に、リナは思わず絶句した。 >>裏の世界でそれなりに信頼性の在る情報を「買おう」と思えば、かなりの金額と駆け引き、それに知名度が要求される。 >>そして、裏の世界での知名度といえば「どれだけ非道なことをしてきたか」というのとほとんど同義語。 >>裏の世界でも有名なゼルガディスの情報を「買える」だけのミシリムの知名度…… >>どれだけのことをしてきたのか、考えたくも無い。 >>「………どうかした?」 >>「……なんでもない」 >>聞いてくるミシリムに、内心苦いものを抱えて答えるリナ。 >>「まあ……じゃあ、ここにゼルガディスがいるのは間違いないんだな?」 >>こちらも複雑な表情のガウリイ。 >>「ここに『入った』のは間違いないでしょうね。 >>ここに『いる』かどうかは分からないけど」 >>「どういう意味?」 >>思わせぶりな台詞に聞くリナに、ミシリムは、 >>「この遺跡の周り、アストラルサイドが妙な風に歪んでる。 >>下手をするとアストラルサイドそのものにつながってるかもしれない」 >>「まあ、この中がまともな空間じゃないのは確実ですね。はっはっは」 >>「不吉な事言うなぁぁぁぁっ!」 >>どごっ! >>リナの拳がゼロスにクリーン・ヒット。 >>「……大丈夫よ。万が一のことがあったら、物質世界面に無理矢理道つなげて、って事も出来るんだし……」 >>「そーじゃなくて!不安を煽るなって言っていんのよ!あたしは!」 >>珍しくずれた発言をするミシリムに、頭抱えて叫ぶリナ。 >>「……ともかく、中に入るしかないんだろ? >>だったら、ちゃっちゃとゼル達見つけて帰ろうぜ。こんなとこで話し込んでても暑いだけだろ?」 >>「ま……ね。 >>じゃあ、そろそろいきましょうか!」 >>ガウリイの台詞に、リナがそう、答えた。 >> >>こつ、かつ、かつ、こつ、 >>硬質の靴音がその空間に響く。 >>「……まともな空間じゃない、なんて言うからクレアバイブルのあった所みたいなの想像してたんだけど……結構普通じゃない」 >>リナがつぶやく。 >>見た目、遺跡の中はごくごく普通の建物だった。 >>外見は崩れかけていたのに中身は新築同様である事。そして強烈な違和感と、ゼロス&ミシリムの不快をあらわにした表情を除けば、だが。 >それを普通と言い切ります…? 見た目だけなら普通です。 ふと目をそらすと外見変化したりしないですし。 >>「……これのどこが普通だっていうのよ……?」 >>ぶつぶつとさっきから言いつづけているミシリム。 >>ゼロスはずっと黙り込んだままで、しぜんリナとガウリイの掛け合いにミシリムが投げやりに突っ込みを入れるという形になってゆく。 >>ともあれ、とりあえずは何事もなく一行は進み―― >>やがて、やたらとただっぴろい空間に出た。 >>それは、たとえるなら大聖堂。 >>やたらと装飾が施された天井からは柔らかな光が落ち、壁には何か荘厳な壁画が施されている。 >>床には何かの魔法陣。もしかしたらこれも宗教的なものかもしれない、とリナは思った。 >>そして、その先にはやはりまた一本道の通路。 >>「何か、ここって昔の教会みたいなもんだったんじゃないか?」 >>ガウリイが言う。 >>「雰囲気的にはそうよねー。 >>短い枝道にあった部屋、あれが神官とかの部屋で」 >>リナが答える。 >> >>もしかしたら、4人とも自らが思ったより疲れていたのかもしれなかった。 >>床の魔法陣に無造作に4人が足を踏み入れた瞬間。 >>ふしゅっ! >>空気の抜けるような、どこかコミカルな音を立て、彼らの姿はその場から消えていた。 >> >> >>――転移の魔法陣。 >>二つで一組の魔法陣で、一方は魔法陣に乗った物体・生命をもう一方に送り込む力があり、もう片方は受け入れる力を持つ。 >>一つの送入用の魔法陣に複数の受け入れ用の魔法陣を設置する事が出来る―― >>「……そんな事をして何になるのかと思ってたけど……なるほど、戦力の分断には役立ちそうね?」 >>胸中で魔法陣に付いての記述を反芻しつつ、ミシリムは目の前に立つ人影に言い放った。 >>そこは周りに出入り口のいっさいない白い壁と床と天井とに囲まれた「ように見える」空間。物質世界面からも精神世界面からも切り離された亜空間―― >>無理矢理つれてこられたのは明白だ。 >>隣に立つゼロスも、ミシリム自身も、今は緊張にその身を包んでいた。 >>「戦力の分断……って言うより、予定外のお客さんを排除しただけなんだけどな、ぼくは」 >>いって、その小柄な影は肩を竦める。 >>外見は13,4。赤い髪に緑の目の、まだ童顔な少年である。 >>――外見は。 >>もちろん、精神生命体にそんな物が関係するはずもない。 >>「――――何者です?」 >>ゼロスの問いかけに、今度はにっこり微笑んで、 >>「ぼく? >>ぼくの名前はアイル。何者か……って言うのは…… >>そうだね。君たちが、反逆者、とかって呼んでる存在、てとこかな?」 >反逆者っ!?…L様への…ですよね。 正解です。 L様に逆らうなんてなんて命知らずな……と言いたい所なんですけど…… >>「な…………っ!?」 >>あからさまに動揺するゼロス。 >>対してミシリムは落ち着いた様子で、 >>「で?そのハンギャクシャさんがあたし達になんのよう?」 >>その言葉にアイルが応える。 >>こくん、と首を傾げ、 >>「うーんとね…… >>きみたちに、Lのところに行ってもらっちゃ困るんだよ。 >>だから、とりあえず死んで?」 >あ、やっぱりです。呼び捨てしてます。 最初は「ちゃん」付けで呼ばせようかとも思ったんですけど。 それだとさすがに…… >>「……なかなかな言いぐさね」 >>す、と、ミシリムが目を細める。まるでそれは氷の刃のような。 >>「…………さすがに、ここで滅びるとあのお方のお仕置きが怖いんですけど?」 >>何とか落ち着いたか、ゼロスがそういって錫杖を構える。 >>「ああ、ちょっとまってよ。 >>そろそろリナ=インバース達があの場所についたみたいだからね。 >>おもしろいものを見せてあげるよ」 >>いって、ぱちんっ!と指をならす。 >>すると、アイルの横に白霧でできたスクリーンのようなものが現れた。 >>そこに映し出されたのは―― >>「ここがいまリナ=インバース達がいる部屋だよ。 >>もっとも、ちょっと身動き取れる状態じゃなさそうだけど」 >>部屋の真ん中で、異形のものたちにかこまれているリナ達4人――リナ、ガウリイ、ゼル、アメリアの、不鮮明な映像だった。 >>「……これがどうかしたのよ?」 >>「うん。ちょっと業務連絡」 >業務連絡って…お仕事なのですかっ!? お仕事ですよ。 一応反逆者の組織の中堅ですから。 >>アイルはいつの間にか手にマイクを持っている。 >>そしてマイクに向かって一言。 >>「あー。あー。 >>せっぱ詰まってるリナ=インバース様ご一同に、業務連絡でーす」 >>ふざけきった口調の物言いに、映像のリナ達がはじかれたように顔を上げる。 >>『貴様!何者だ!姿を見せろ!』 >>『あたし達をこんなとこに閉じこめて、いったいどういうつもりよっ!』 >>口々に叫ぶのに、アイルは楽しそうに笑って、 >>「うん、僕は特別ゲストの相手をしなきゃいけないから、ちょっと姿は見せられないけど……どういうつもりか、なら教えてあげるよ。 >>君たちがLのところに行くと、ちょっと僕たちにとって困ったことになるんだ。 >>だから、ちょっと死んでもらおうと思って」 >>『『なっ……!』』 >>「と言うわけで、一応紹介しとくね。 >>君たちの周りを囲んでる、青白い不定形の奴が「タイプ名:アストラル・イーター」。型番AI07896〜AI09338までの、比較的完成型のやつ。名前の通り、そいつに触られると精神体食べられちゃうから注意してね♪ >>で、さらに周りを囲んでる血まみれのゾンビみたいなのが「タイプ名:ブラッディ・ラダー」。こいつらはホントに廃棄品だから、型番BL0032〜BL0107までの雑魚どもしかいないんだ。数もないしね。 >>ま……もっとも、雑魚どもっていっても人間にはどうかわからないよ?」 >>『ちょっと!勝手なことばっかりいってるんじゃないわよ!』 >>『そうです!遺跡で迷った人間をこのような所に閉じこめ、あまつさえモンスターをけしかけるとは言語道断!たとえこの行い天が許しても、このアメリアが許しません!』 >…っ!?アメリア殿とゼル殿が一緒にいたっ!? >と、いうことは、あの噂は本当…? それは……また次回のお楽しみ、と言う事で♪ >>叫ぶリナ、何かズレてる台詞を吐くアメリアを、アイルはあっさり無視して、 >>「あ、一応そいつら全滅させたらそこから出られるようにはなってるから。 >>まあ、それまでに死んでるだろうけどね。 >>せいぜいがんばってね♪」 >>言い終わると同時に、ぱちんっ!、と再び指をならす。 >>するとスクリーンが霧散するように消え、マイクもどこへともなく消えてしまった。 >>「今の――どういうつもり?」 >>ミシリムが問いかける。 >>「簡単なことだよ。 >>いかに彼らと言えど、あいつらを全滅させるのはちょっと無理だと思うんだ。 >>君たちは彼らがいなくなると困るんだろ? >>だったら、早くここをでて彼らを助けにいかなきゃならないよね。 >>でも、僕としてはできれば君たちを確実に殺しておきたいからね。 >>――この空間は僕を中心に構成されてる。僕を倒せばここからでられるし、倒さなければでられない。 >>そういうことだよ。 >>それじゃそろそろ――はじめようか」 >>いってアイルは手のひらに魔力をためる。 >>「――――そうですね」 >>ゼロスがアイルをにらみ据えた。 >>「こちらとしても、ここであなたを逃したらずっとつきまとわれそうな気がしますしね……僕嫌いなんですよ、そう言うの」 >>ミシリムも続く。 >>「あんたがなんのために反逆者なんてやってるのかは知らないけど、あたしはこれが最後なのよ………… >>悪いけど、本気で――」 >>言葉途中で。 >>ぎきぃんっ! >>ミシリムが、虚空で何かを切りはじく! >>その手には、いつの間にか黒刃の長剣が握られていた。 >>「人の話の腰を折るのは失礼でしょう?」 >>ミシリムが言う。 >>「へぇ……なかなかすごいじゃん」 >>アイルが感嘆の声を漏らす。 >>動揺しているのは―――ゼロスの方だった。 >あのゼロス殿がっ!? まあめったな事では動揺しそうに無い人ですよね……たとえば自分の攻撃防がれても。 いえ、あくまでたとえ、たとえですけどね(にやり) >>「今のを防ぐとは…………」 >>口の端に、笑み。 >>「…………なかなか、戦りますね?」 >>頬を、一筋の汗が伝っていた。 >> >> >>―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― >>最近文字化けに苦しみまくっている今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか? >だ…大丈夫ですか? >なにが原因なのでしょう…。 >私のパソでは、(IE)表示→エンコード→日本語(自動選択)にすれば直ります。 >試してみてはいかがでしょうか。 >(既にしてらしたらごめんなさい) あ、そっちの文字化けじゃなくて。 打ち込み一段落して保存して、また再開しようとしてファイル開くと一面特殊記号で埋まってたり。 おかげで2ヵ月も……(泣) >>こんにちは。紫闇影人です。 >>混沌宮にまつわるいくつかの出来事4、いかが……でし…… >>……あのL様無言で人の背中に鎌突き立てないでいただけないでしょうか。すごい痛いんですけど。 >い…いつの間に…。 前口上やってる間に刺されました…… ミシリム「ま、パクリまがい……どころかそのものをやってるんだから、それくらいはね」 あ、いつの間にか戻ってきた。どこ行ってたんです? ミシリム「んっんっんっ……ちょぉおっとね。 あたしが竜族のギャグで笑いこけるんじゃ、とか言ったやつ全員の所にちょっとした仕掛けを、ねえ(目だけ笑ってない。こわい)」 …………どんな? ミシリム「一抱えぐらいのボールなんだけど、中にラウグヌト・ルシャヴナかけまくったネズミやらなんやらがたくさん詰まってるのよ。 発見されて10秒後に爆発するようになってて、それまでは標的につきまとい続けるし。 リナのには、それにくわえて生きたナメクジ入りv(イっちゃった笑み)」 り、リナさんの所にまで……あんた、いつの間に読心術覚えたんですか。 ミシリム「(やはり怖い笑みで)あんた(紫闇)の後ろにもあるわよ?」 ……………………………………えっ……? >>L「(にっこり)……理由、わかってるんでしょ?」 >>……あう…… >>(ずさっ)←土下座) >>これを読んでくださってる皆様。ならびに、「L様vs反逆者」のテーマで小説を書いた事がお有りになる皆様。 >>ごめんなさいすいません。かみそりもコンピュータウィルスも甘んじて受けますからどうかお許しを。 >>L「……うわ誠意ない…… >>それになんで『「L様vs反逆者」のテーマで小説を書いた事がお有りになる皆様』って一くくりにすんのよ。ちゃんと名前あげて謝りなさい」 >>…………その方が失礼に当たる可能性があるからです。 >>L「……は?」 >>自慢じゃないですが、わたしは書き殴りに投稿されてある小説を全部読んでない自信があります。 >>読んでない小説の中にそういうテーマのものがあったらそれの作者様に失礼じゃないですか。 >>L「……とことん誠意無いし…… >>となれば、お仕置き決定ね」 >>………………甘んじて受けます。 >> >>ざすっ!どすどすざんっ!ばしゅっ!ぼすっ! >> >>………………それでは。 >>紫闇影人でした………… >> >> >> >>ごめんなさいすいません。ホントに。 > >璃緒:こん○○わ♪紫闇様。冒頭にも書きましたが、わざわざレスくださってありがとうございます<(_ _)> > (きょろきょろ) > あれ?珍しくL様がいらっしゃらない…? > (さてはまた部下Sいじめに…) >L様:ふうっ、いい汗かいたわ〜♪ > ってあんた!このあたしを差し置いて、何1人でやってんのよ! >璃緒:(あ、帰ってらっしゃった) > …L様がいらっしゃらなかったんですよ。 > それでは紫闇様、次の作品、楽しみにお待ちしております♪ >L様:早っ!!あたしの出番なしっ!?…こうなったら……。 >(スッ…とカナヅチを取り出す) >璃緒:…!!な…なにをやられても終わるものは終わるのですっ!! > (逃走) >L様:あっ!!待ちなさいっ!! >(どこからか盛大な物音が聞こえてきて…幕) か、かなづち……大丈夫ですかっ!? リザレクション使える人材はここにいるけど……やってくれないだろうし(泣)がんばってください。 ミシリム「(聞いてない。ぽん、と手を打ち)そういえば最近やってなかったわね、アレ」 ……あれ、とは? ミシリム「(やはり聞いてない)黒魔術はまずいし……やっぱり、ブラスト・ボムね」 うひぃぃぃぃいっ!さっきのグロい物入り爆弾でせーしん的なダメージは十分負ったのにぃっ! ミシリム「シャドウ・スナップ。」 ……はい……?ああっ!問答無用だよぉぉぉっ!このヒトぉぉぉぉぉっ! ミシリム「やっぱり、締めはこれよね(怖い笑み)……ブラスト・ボムっ!」 うぢゅっ!(←何だかすごい音だと思って) そ、それでは…… 紫闇影人でした。 |