◆−聖なる夜は甘くておっけー。(ゼルガディス&アメリア)−ろき (2002/8/20 20:04:21) No.8833 ┣ナイスロキちゃん!!!!!!−雷甲子 (2002/8/20 20:33:04) No.8834 ┃┗Re:ナイスロキちゃん!!!!!!−ろき (2002/8/20 20:56:15) No.8835 ┃ ┗あ゛う゛ー。−ろき (2002/8/22 23:05:07) No.8849 ┃ ┗あらららら。−雷甲子 (2002/8/23 12:33:33) No.8851 ┗聖なる夜は甘くておっけー。(ゼルガディス&アメリア)後編−ろき (2002/8/28 00:20:22) No.8896 ┗甘くてOK。むしろ望むし(おい)−雷甲子 (2002/8/28 10:27:19) No.8898
8833 | 聖なる夜は甘くておっけー。(ゼルガディス&アメリア) | ろき | 2002/8/20 20:04:21 |
ちょっと小説を書いてみたくて挑戦です。 うっす。がんばります。アメゼル?ゼルアメ? 何とも言えませんがギャグであることは間違いない。 聖なる夜は甘くておっけー。 第一話 姫は権威の濫用が嫌いだった。 よくそれをやっている人を見たことがあるし、それは悪人だったことが多かったというのも理由の一つだ。 だが、姫は単純にそれが嫌いだった。 ある自称美少女魔道士に無理やり濫用させられた経験はあるにはあるにしろ、自ら率先して権威を降りかざすことをするなど一生ないと信じて疑わなかった。 だが・・・・。 「・・・・・大丈夫。これは・・・そう、決戦なんですから」 目前の大荷物を眺めながら自分に言い聞かせるようにつぶやいて・・・。 姫はその視線を傍らのカレンダーへと移した。 遂に明日にせまったその日。 2月14日。 姫の喉が、一度だけごくりと音を出す。 そう、全てはその日のためにあるのだ。 姫であることを最大限利用し、最高の素材をグァーヌァーから直送したことも。ひそかに密偵を放って想い人の現在生息地を正確に調べ上げたことも。 全ては・・・・・全てはその瞬間のために。 「さー、はりきっていきますよっっっ」 思いっきり鼻息荒くして叫ぶ可愛い姫君に、それを微笑ましげに見る使いの者達。 彼らがその完成品の行く先が偉大なる王子のもとだと思って疑いもしないことも、姫にとって懺悔したくなる原因の一つだった・・・・・・。 ここに一つの英雄伝承歌がある。 それは語り継がれし恋の秘話。ヒロインとヒーローの出会うとき。 傷つき倒れた英雄は、優しい少女の贈り物で尽きかけた生を取り戻す。 そして二人は以来運命に導かれた愛を育んだという――――。 その日は2月14日。 少女の名をヴァレンタイン。 これより、この日は恋の生まれる日とされた。 女性は男性に、少女の贈り物であったチョコレートを贈り、愛を告げる。 それは真摯な、究極の想い。 これがこの世界の伝説。 つまり製菓会社の企みじゃないんだ、とそれが言いたいだけであった・・・・。 姫、アメリアが城の台所でへらとボールを武器にチョコ魔王と戦っていた、まさにそのとき。 想われ人、ゼルガディスはと言うと。 なんと言う意思の疎通であろうか。もうこれは舞台を用意しているとしか言いようがない。 そのとおり、彼は全力で。 「・・・・・・・・・・・・み・・・・みず」 行き倒れていた。 セイルーンに程近い山の中腹に彼はいる。 人体生成の神を祭る神殿があると聞きつけ、わらにもすがる思いで行ってきたところだ。真実は『人体生成』じゃなく『忍耐せいっ!!せいっ!!』などという薄らふざけたスローガンを掲げた神で、思わず「ぶっ壊したろうか・・・」などと思ったりしたがそこはぐっっっと我慢し、今は帰りの道中だった。 のだが、『忍耐』などと言うだけあって神殿は凄まじい山と谷に囲まれている。行きもそうだったが帰りはなおさらくじけそうになって挙句道に迷った。 もう二十日。 既に二十日。 遭難して二十日。 マイナー神らしく参拝客なんていやしない。つまり人なんて全然通らない。 食料はとうに尽きた。 水も三日前に尽きた。 ちなみに魔法使えない山である。(都合がいい) 「・・・・・・・・・・・(走馬灯実体験中)」 ああ・・・あんまりいい人生じゃなかったかなぁ・・・・。 なんて涙にくれながら、おセンチに世を儚んでみたりする。 空を見上げれば・・・・・・どんよりとした厚い雲。何せ真冬だ。気温的にもそろそろ死を警告しつつある。 体も心も冷え切りまくって、ゼルガディスはぼんやりと焦点の合わぬ瞳で虚空を見つめた。 「・・・・・・・・・(走馬灯佳境)」 とうとう人生も後半部。リナやガウリイが浮かび、あの馬鹿で深刻な旅路を思い出して・・・・。 なぜか最後に底抜けな笑顔が浮かんできた。 正義かぶれで明るくて、人間としては最下層にあたるだろう自分にも分け隔てなく接した不可思議なお姫様。 「・・・・・・・・・・アメリア」 最後にお前の顔を浮かべるはめになるとはな・・・。 小さな苦笑を口元に浮かべ、ゼルガディスは静かにその瞳を閉じた・・・・。 「できたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっっっっっ」 一方。 そろそろ日付も変わろうかという時間、城の調理室に馬鹿でかい叫びが響いた。 目をきらきらさせながら巨大といえる包みを抱え、アメリアはいきなりトップスピードで走り出す。 目にはもう、一人の姿しか映っていない。 「まっててくださいねっっっ!!!!ゼルガディスさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!」 その夜以来、異常な速さで走り回る奇声をあげる物体が兵士の間の怪談に加わったのは言うまでもない・・・・。 続く。 えー・・・。 予定。全二話。 お楽しみにっ。(楽しみにする人いないって) |
8834 | ナイスロキちゃん!!!!!! | 雷甲子 | 2002/8/20 20:33:04 |
記事番号8833へのコメント ろきさんは No.8833「聖なる夜は甘くておっけー。(ゼルガディス&アメリア)」で書きました。 > >ちょっと小説を書いてみたくて挑戦です。 >うっす。がんばります。アメゼル?ゼルアメ? >何とも言えませんがギャグであることは間違いない。 みょおお!!ろきたんついに書いたね・・・。ふふ、早速レス!!(早!!) >姫は権威の濫用が嫌いだった。 うみゅ。姫は嫌いでしょうな。 >「・・・・・大丈夫。これは・・・そう、決戦なんですから」 そう、愛するゼルやんのためなr(ごきょ) (立ち去っていく自流ゼルガディス君・・・。) >姫であることを最大限利用し、最高の素材をグァーヌァーから直送したことも。ひそかに密偵を放って想い人の現在生息地を正確に調べ上げたことも。 ゼルやん・・・。生息地なんだね?君・・・・。(笑) グァーヌァー・・。初めて聞いた・・・。 >ここに一つの英雄伝承歌がある。 >それは語り継がれし恋の秘話。ヒロインとヒーローの出会うとき。 >傷つき倒れた英雄は、優しい少女の贈り物で尽きかけた生を取り戻す。 >そして二人は以来運命に導かれた愛を育んだという――――。 >その日は2月14日。 >少女の名をヴァレンタイン。 >これより、この日は恋の生まれる日とされた。 >女性は男性に、少女の贈り物であったチョコレートを贈り、愛を告げる。 >それは真摯な、究極の想い。 >これがこの世界の伝説。 > >つまり製菓会社の企みじゃないんだ、とそれが言いたいだけであった・・・・。 この瞬間すべてを納得したよオイラ・・・。 >「・・・・・・・・・・・・み・・・・みず」 > >行き倒れていた。 マジっすかご主人ーーーーーーーーー!!!!!!(滝汗) >小さな苦笑を口元に浮かべ、ゼルガディスは静かにその瞳を閉じた・・・・。 このまま死ぬのかゼルやん・・・。いや!!死んでもらっちゃ困る!!俺のどりー夢のたm(ごきょめき) (黄金のハンマーを持ったまま立ち去っていく自流ゼルやん) >その夜以来、異常な速さで走り回る奇声をあげる物体が兵士の間の怪談に加わったのは言うまでもない・・・・。 アメリアらしいわ・・・。(笑)すばらしいねラヴパワー・・。(まて) >えー・・・。 >予定。全二話。 >お楽しみにっ。(楽しみにする人いないって) 楽しみにしてる奴がここに。すげえ待ってます!!!!!! |
8835 | Re:ナイスロキちゃん!!!!!! | ろき | 2002/8/20 20:56:15 |
記事番号8834へのコメント 早速レスっていただけるとはっっ。もう幸福のきわっ・・・・きわっっ・・・・きわっっみっっっ。(発作) でもギャグっぽくなかったですね。ちょっと反省。 >>「・・・・・大丈夫。これは・・・そう、決戦なんですから」 > >そう、愛するゼルやんのためなr(ごきょ) >(立ち去っていく自流ゼルガディス君・・・。) 遂に自流ゼルーーー。見たいーーーーっっっ。 ゼル現在全力増殖中っすな。そのうちに100人ゼルとか?くっっ、幸せになれそうだ。(元ネタ:100人マリオ) >>姫であることを最大限利用し、最高の素材をグァーヌァーから直送したことも。ひそかに密偵を放って想い人の現在生息地を正確に調べ上げたことも。 > >ゼルやん・・・。生息地なんだね?君・・・・。(笑) >グァーヌァー・・。初めて聞いた・・・。 はっはっはっ。・・・・・・・・ガーナをもじってみました。(汗汗) >>小さな苦笑を口元に浮かべ、ゼルガディスは静かにその瞳を閉じた・・・・。 > >このまま死ぬのかゼルやん・・・。いや!!死んでもらっちゃ困る!!俺のどりー夢のたm(ごきょめき) >(黄金のハンマーを持ったまま立ち去っていく自流ゼルやん) ふっっ、主人公は死んではなりませんとも。(私の中ではゼルが主人公) 黄金ハンマーを持って、彼は今日も旅の空です。(笑) >>えー・・・。 >>予定。全二話。 >>お楽しみにっ。(楽しみにする人いないって) > >楽しみにしてる奴がここに。すげえ待ってます!!!!!! ありがとうございますーーーっっ。もーっ・・もーっ・・・しあっ・・・しあわ・・・幸せでっっ・・・・・(発作) もう速攻かきますっ。そりゃもう三日以内にっ。 目指せ毎秒1000文字っ!!(不可能) がんばりますっ。がんばらせていただきます。よろしくです。 コメント本当にありがとうございましたーーっっ。 |
8849 | あ゛う゛ー。 | ろき | 2002/8/22 23:05:07 |
記事番号8835へのコメント すみません・・・・体調不良でぶったおれました・・・・。 三日以内とか言っておきながら遅れます・・・・あの日と風邪が重なるとはーー。くーーっ、全力でへだっく。 というわけでごめんなさいーーー。 |
8851 | あらららら。 | 雷甲子 | 2002/8/23 12:33:33 |
記事番号8849へのコメント 風邪とな?!!!! む・・ムリはあかんよ!!!!ゆっくり休みなさいと言う事さ!!! ま、書ける日を楽しみにまってるさ。 ゆっくり直すんだよーーーー!!!!(誤字) |
8896 | 聖なる夜は甘くておっけー。(ゼルガディス&アメリア)後編 | ろき | 2002/8/28 00:20:22 |
記事番号8833へのコメント 後編でーす。 だいぶ時間がたってしまいました。うう、すみません。 聖なる夜は甘くておっけー。後編 アメリアは走っていた。 目指す先はただ愛を感じる人。愛をくれた人。 愛されることを恐れているけれどとても優しいあの人の下。 会いたい。 その思いだけが彼女を突き動かす。周りなんて全く見えていない。 怒涛のようなその走りが何人の人間をはねようが轢こうが(大多数は悲しくもカップル)全くこれっぽっちも全然知ったことではない。 そのうちの何人かの男性が女性を無視して「恐るべきスピードの物体」から逃げ、聖夜にさようならなんて事態になろうがアメリアは関知しない。 ただ走り続ける。彼のもとへ。 ゼルガディスさんに会いたい――――。 アメリアの内を支配するのはささやかなこの気持ちだけであった。 「アメリア・・・?」 どこか遠いところから懐かしい声が聞こえた気がして、彼は閉じかけた瞳を開いた。 それはとても、あの明るい姫の声に似ている。 優しく、甘えるように、でもはっきりと自分を呼ぶ少女の声に。 いつのまにか視線を外せなくなっていた、あの娘の声に。 我知らず優しい笑みを浮かべ、ゼルガディスはゆっくりと空へ目をやる。どんよりと重く立ち込めた雲に、先ほど感じた死の気配はなかった。 雲の間から光など見えないが、それでも満たされている自分の心はなんなのか・・・。 答えなど出ない。わかっている。 セイルーンの傍を通ったときに、もう全ては気づいていた。 万人に思われる美しい姫君に、醜い自分はつりあうか? 否。 否。 否。 きっと誰もがそう口にする。彼女に近づくたび、憎しみのこもった瞳が自分を見ている錯覚に襲われることがある。 近づいてはいけない。 それは知覚よりむしろ感覚的なものだった。彼は自分をいさめることで過ごしてきた生を、そうして貫き通す覚悟でいる。 あいつのもとに、俺は行けない また。 小さな微笑をもらして、ゼルガディスは空を見上げた。 ふと、変わることなく自分を見下ろす雲の合間から、小さな白い綿毛が降りてくることに気づく。 それはふわふわと儚く、彼の青黒い色をした手に落ちて。 音もなく消えていった。 「・・・・・・・・・雪?」 普段ならこの状況を憎んだであろう。 真冬の山で、食料も水もそ底を尽き、あまつさえ雪まで降ってくる。これはもう死を宣告されたようなものだ。 だが、なぜかこのとき彼の心に浮かんだのは絶望ではなかった。 手に触れ、頬に触れ消えていく小さな白に、感じるのはかすかな喜び。 彼には聞こえていた。 ゼルガディスさん、私はここにいますよ 彼には確かに聞こえていた。 私はここにいるんですよ 幻でもいい、彼には聞こえていたのだ。 だからゼルガディスさんも私のそばにいて 「ああ、わかっているさ・・・・・・・」 つぶやいて、また微笑んで。 彼はその瞳を閉じた。 次に目を開けたとき、目の前にいる存在を半ば確信しながら。 彼は静かに目を閉じた。 「・・・・・・・・はあ・・・・・・・・・・はあ・・・・・・・・・・・はあ」 相当に息を荒げながら、アメリアは街を抜け山道を疾走していた。 ゼルガディスがこの山の中にいるというのは確かに聞いている。下山したという情報もない。だが、正確な現在位置の情報もまたない。 捜査は足。 昔からの言い伝えにしたがってアメリアは山の中をしらみつぶしに走り回っていた。 「ゼ・・・・ゼルガディスさーーーん」 そろそろ限界を告げつつある喉で何度も名を呼ぶが返事がない。先ほどから雪もちらほらし始めている。 しかも試してみれば魔法が使えないときたものだ。 「国の・・・・近くに・・・・こんなところがあるなんて・・・・・聞いてませんよぉ・・・」 ちょっぴり泣きが入り始めた気持ちを奮い立たせて、再度急斜面を登っていく聖王国のオヒメサマ一人。 ひいこらとか古い疲れ方をしながらやっとの思いで90度近い坂を駆け上って(崖とも言う)。 彼女はそこに、光を見た。 淡い蒼の光に包まれた美青年が一人。静かに眠っている。 そこにはなぜかうっすらと積もり始めた雪もなく、地面がそのまま顔を出していた。 雪の代わりに飛ぶのは、小さな白い魂たち。 「・・・・・・・・精霊?」 確信はない。だが、アメリアにはそう思えた。幻想的な輝きが青年を中心に広がっている。 そこでやっと青年のほうに視線を向けたアメリアは思い切り息を飲んだ。 風に流れる白に近い銀糸。透けるような象牙色の肌。 見たことはない。だが面影はある。 間違いない。 「ゼルガディスさん!?」 瞬間。 それまで彼の周りを漂っていた精霊たちがぱっと宙に散る。輝きが失われ、白は雪の舞う暗闇に消えていった。 一瞬うろたえながらも、アメリアはゼルガディスに手を伸ばした。 「ゼルガディスさん?」 言って、二、三度まばたき。 伸ばした手に触れたのは硬い岩。目に映るのも青黒い岩の肌。 「・・・・・見間違いだったのかな?」 先ほど確かに、人間であるゼルガディスが見えたように思ったのに・・・・。 「・・・・・・・・・・アメ・・・・・リア?」 不意にかけられた声に慌ててアメリアが彼の頬から手を離す。少しだけ、顔が赤い。 今の感触で完全に目を覚ましたらしいゼルガディスも少しだけ顔を赤くしつつ、驚きで目をぱちくりさせている。 「お前・・・・・どうしてここに?」 「えっ?」 沈黙。 あごに手をあてて、じーーっと考えるアメリアに、なぜか苦笑しつつゼルガディスは答えを待った。 しばらくの後、思いついたらしくアメリアがぽんっと手をうつ。 「ゼルガディスさんに渡したいものがあって来ましたっ」 「ほう」 なぜか服の中から(どこに入っていたのか)巨大な包みを差し出して、アメリアはにっこりと微笑んだ。 思わず受け取ってしまってゼルガディスはまた目をぱちくりさせる。 「開けてみてください。私の想いがどどーんと入ってます」 どどーんと来たか。 言われて逆らいもせず、がさがさと包みを開けるゼルガディス。 見えてきた中身は・・・・・。 「・・・・・なるほどな」 「むっ、なんですか?なるほどってー」 「いや・・・・・・英雄伝承歌好きのお前らしい」 ゼルガディスはふわり微笑んで、 「俺としてもお前の気持ちは・・・・」 『ゴーン・・・・・・ゴーン・・・』 「・・・・・?」 ゼルガディスの言葉をさえぎり、遠くから重い鐘の音が聞こえてくる。 「あ。あれはセイルーンの時報です。ちょうど今、日付が変わりました」 振り向いて、遠いセイルーンの灯を背に、アメリアが微笑む。 「えへへ、ヴァレンタインに間に合いました」 その笑顔は酷くまぶしくて。 自分の醜さを余計に引き立てるようで。 俺は。 「ねえ、ゼルガディスさん」 「?」 「ゼルガディスさんが人間になる旅、私も連れていってください」 「!?そんなこと出来るかっ」 「でも私のためなんですっ」 「なっ、なんで俺が人間に戻ることがお前のために・・・・」 「だって・・・・」 突然、真っ赤になってアメリアがうつむく。 「・・・・だって」 「・・・・・なんだ」 「人間に戻ったゼルガディスさんって・・・・とっても綺麗だったんです」 「・・・・・・・・・・・は?」 真っ赤になってしまった二人を中心に、ひらひらと雪が舞っている。 遠いセイルーンの灯が彼らを照らしている。 ホワイトヴァレンタイン。 白い聖少女。 彼女の魂は永劫、暖かに恋人たちを見守り続ける。 時に美しい幻を彼らに与えながら。 少女は傷ついた英雄に愛を与え。 二人は永遠を、その日誓った。 完 あ、あれ? ギャグじゃない・・・・。 恋愛小説じゃんっっっ。 ちょっと予想外でしたが、もしここまで読んで下さった方がい他ならば心からの感謝を。 それではまたどこかでー。 |
8898 | 甘くてOK。むしろ望むし(おい) | 雷甲子 | 2002/8/28 10:27:19 |
記事番号8896へのコメント ろきさんは No.8896「聖なる夜は甘くておっけー。(ゼルガディス&アメリア)後編」で書きました。 まってたよおおおおろっきぃいいいいいいいいいいい!!!!!!わくわくv >後編でーす。 >だいぶ時間がたってしまいました。うう、すみません。 私的には全然OK。(きっぱり)終わらせてるだけマシ!!(はよリターンかけや) >聖なる夜は甘くておっけー。後編 > > >アメリアは走っていた。 >目指す先はただ愛を感じる人。愛をくれた人。 >愛されることを恐れているけれどとても優しいあの人の下。 >会いたい。 >その思いだけが彼女を突き動かす。周りなんて全く見えていない。 >怒涛のようなその走りが何人の人間をはねようが轢こうが(大多数は悲しくもカップル)全くこれっぽっちも全然知ったことではない。 >そのうちの何人かの男性が女性を無視して「恐るべきスピードの物体」から逃げ、聖夜にさようならなんて事態になろうがアメリアは関知しない。 >ただ走り続ける。彼のもとへ。 > >ゼルガディスさんに会いたい――――。 > >アメリアの内を支配するのはささやかなこの気持ちだけであった。 ささやかな願いだけど・・・。いいのか?人撥ねて・・・。(汗) >あいつのもとに、俺は行けない 行けるよ!!人間になれば釣り合うよ!だって赤法師の孫だし!!血筋的にはOKさ!!!頭もいいし(以下省略) >彼には聞こえていた。 > >ゼルガディスさん、私はここにいますよ > >彼には確かに聞こえていた。 > >私はここにいるんですよ > >幻でもいい、彼には聞こえていたのだ。 > >だからゼルガディスさんも私のそばにいて > > >「ああ、わかっているさ・・・・・・・」 > >つぶやいて、また微笑んで。 >彼はその瞳を閉じた。 >次に目を開けたとき、目の前にいる存在を半ば確信しながら。 >彼は静かに目を閉じた。 いやあああああああああ!!ぜええるううう!!!ナイス!!ナイスよろきちょん!!! >ひいこらとか古い疲れ方をしながらやっとの思いで90度近い坂を駆け上って(崖とも言う)。 崖かい(ツッコミ)。姫ならありうるけども。(おい) >淡い蒼の光に包まれた美青年が一人。静かに眠っている。 >そこにはなぜかうっすらと積もり始めた雪もなく、地面がそのまま顔を出していた。 >雪の代わりに飛ぶのは、小さな白い魂たち。 >「・・・・・・・・精霊?」 >確信はない。だが、アメリアにはそう思えた。幻想的な輝きが青年を中心に広がっている。 >そこでやっと青年のほうに視線を向けたアメリアは思い切り息を飲んだ。 > >風に流れる白に近い銀糸。透けるような象牙色の肌。 人間バージョンじゃんーーーーーーーーー!!!!!!(歓喜絶叫) >あごに手をあてて、じーーっと考えるアメリアに、なぜか苦笑しつつゼルガディスは答えを待った。 >しばらくの後、思いついたらしくアメリアがぽんっと手をうつ。 >「ゼルガディスさんに渡したいものがあって来ましたっ」 >「ほう」 >なぜか服の中から(どこに入っていたのか)巨大な包みを差し出して、アメリアはにっこりと微笑んだ。 >思わず受け取ってしまってゼルガディスはまた目をぱちくりさせる。 >「開けてみてください。私の想いがどどーんと入ってます」 >どどーんと来たか。 >言われて逆らいもせず、がさがさと包みを開けるゼルガディス。 >見えてきた中身は・・・・・。 >「・・・・・なるほどな」 >「むっ、なんですか?なるほどってー」 >「いや・・・・・・英雄伝承歌好きのお前らしい」 >ゼルガディスはふわり微笑んで、 >「俺としてもお前の気持ちは・・・・」 >『ゴーン・・・・・・ゴーン・・・』 >「・・・・・?」 >ゼルガディスの言葉をさえぎり、遠くから重い鐘の音が聞こえてくる。 >「あ。あれはセイルーンの時報です。ちょうど今、日付が変わりました」 >振り向いて、遠いセイルーンの灯を背に、アメリアが微笑む。 >「えへへ、ヴァレンタインに間に合いました」 うふふ、ナイス姫。このまま結婚へGO・・ってダメ?(ダメ) >その笑顔は酷くまぶしくて。 > >自分の醜さを余計に引き立てるようで。 > >俺は。 > >「ねえ、ゼルガディスさん」 >「?」 >「ゼルガディスさんが人間になる旅、私も連れていってください」 >「!?そんなこと出来るかっ」 >「でも私のためなんですっ」 >「なっ、なんで俺が人間に戻ることがお前のために・・・・」 >「だって・・・・」 >突然、真っ赤になってアメリアがうつむく。 >「・・・・だって」 >「・・・・・なんだ」 > >「人間に戻ったゼルガディスさんって・・・・とっても綺麗だったんです」 > >「・・・・・・・・・・・は?」 うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ♪ >少女は傷ついた英雄に愛を与え。 >二人は永遠を、その日誓った。 うふ、いい感じ・・・・。混沌に還ろっと・・・。(おい) >あ、あれ? >ギャグじゃない・・・・。 >恋愛小説じゃんっっっ。 それもそれでOKよん。ろっきぃ!!!! >ちょっと予想外でしたが、もしここまで読んで下さった方がい他ならば心からの感謝を。 >それではまたどこかでー。 よみましたとも、読みましたともさ!!!!!!最高ロッキィ!!! 次回作・・あるかなあ・・・・。楽しみvVふふふ・・・♪ |