◆−もしロケット団がスレイヤーズの世界に来たら?(ギャグです)−Yuppy (2002/9/9 17:55:39) No.9075


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9075もしロケット団がスレイヤーズの世界に来たら?(ギャグです)Yuppy E-mail 2002/9/9 17:55:39


めずらしく魔族は出ませ・・・・・・あ、ゼロスが出ます。


 正義の仲良し4人組(アメリア命名)プラス1がある森の中の街道を歩いていたときのことだった。因みに5人は1週間ほど町には出ていない。そのため、食料はとっくの昔に底が尽きていて、ゼロス以外のみんなはピリピリしている。あのゼルガディスもだ。まあ、ゼロスにとってはいい食事だろう。付け加えておくが、ガウリイはTRYのときの様にミイラと化し、それをリナがずるずると引っ張っていたりする。
「あああ!なんで町に出ないのよ!」
「そうです!こんなの正義じゃありません!」
 アメリア、言ってることが意味不明。
「えし〜〜〜〜えしはおこら〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
(訳:飯〜〜〜〜飯はどこだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)
「・・・・・・・・・・・・・・・」
 ゼル、無言で怖い。
「ぜえろおおすうううううううう。あんたちょっと空間渡って町さがしてきてよ」
「しょうがないですねえ」
 言ってゼロスは虚空に消えた。
 しばらくしてゼロスが戻ってきた。
「ゼロス!町は?町はどこなのよおおおおおおおおおお!」
「リナさん落ち着いてください。町ですが、ここから3日行ったところにゴーストタウンがあります」
「は?」
「ですから・・・・・・」
「いやそうじゃなくて、あんた今、ごおすとたうん、って言った?」
「言いましたよ。だって、リナさんは人間の住む町とは言いませんでしたよね?」
 ぷちっ。
 なにかが切れた。
「ふっふっふ。いい度胸してんじゃない。悪夢の王の一片よ・・・・・・」
 リナが呪文を唱え出したそのとき!街道の両脇で爆発が起きた!
 なぜか色のついた煙が辺りを漂う。
 いつのも4人なら気配を感じたかもしれないが、今は空腹状態。無理だろう。ゼロスは気付いてたかもしれないが、面白いことが好きな魔族だから、黙ってたんだろう。
「な、なに!?なんなのよ!」
 思わず呪文を中断して叫ぶリナ。
「なんだかんだと訊かれたら・・・・・・」
 出た!
「答えてあげるが世の情け・・・・・・」
 煙が晴れてゆき、ふたつの影が浮き上がる。
「世界の破壊を防ぐため」
「世界の平和を守るため」
 アメリアがその登場シーンと台詞に感動し、『素敵です・・・・・・』とかなんとか呟いている。
「愛と真実の悪を貫く!」
 アメリアの表情が変わった!もうお分かりだろう、このあとの展開が。
「ラブリーチャーミーな敵役!」
「ムサシ!」
 ポーズを取る。
「コジロウ!」
 どこからともなく真紅のバラを取り出しポーズを取る。
「銀河を翔けるロケット団の二人には!」
「ホワイトホール、白い明日が待ってるぜ!」
「にゃーんてな!」
 なぜか空から猫が落ちてくる。リナたちは気付かないが、空にはニャース型の気球が浮かんでいる。そこから飛び降りたのだ。
 煙が完全に晴れた。
 しばらくその場に静寂がおりる。
 やがてビシ!っと3人・・・・・・もとい、2人と1匹を指差し高らかに言ったのは!
「許せません!登場シーンと最初の方の台詞はかっこいいのですが、その『悪を貫く』というのはなんですか!このアメリア=ウィル=テスラ=セイルーンが正義の鉄鎚を下します!」
 そう、アメリアである。
「なんなのこのジャリンコガールは」
「お黙りなさい!おばさん!」
 うあ、それは禁句(笑)。
「お、おばさん・・・・・・(怒)」
「オレたちは悪の組織ロケット団の一員なんだぜ」
「あ、悪の組織!?それ、ある意味魔族よりタチが悪いですね!」
「あの、アメリアさん・・・・・・?」
 生ゴミ魔族ことゼロスを無視してアメリアが続ける。
「覚悟なさい!」
 呪文を唱え始める。
「おばさんですってえええええ!?ゆけ!アーボック!」
 ムサシがモンスターボールを投げ、中からアーボックが飛び出す!
 だが。
「氷の矢!」
 凍りついた。
 しいいいいいいいん。
 ムサシが硬直する。
「こ、こうなったら、行くのよソーナンス!」
 次に出てきたのはソーナンス。
「ソ〜ナンスッ!」
 鳴き声そのままだし。
 だが、アメリアはささっと横に移動する。
「等しく滅びを与えん事を!」
 そう、リナの呪文に気付いたのだ。
「竜破斬!」
 どっか〜〜〜〜〜〜〜〜ん!
 空腹のために狙いが上手く定まらず、リナの放った竜破斬はロケット団の足元に着弾!爆風で吹っ飛ぶロケット団!
『やなかんじ〜〜〜〜〜〜〜』
「ソ〜〜〜〜〜〜ナンス〜〜〜〜」
 お星様になりました(爆)。
「あいつら、何しにでてきたんだ・・・・・・?」
 ゼルの呟きが風に溶け消えた。

終わり

後書き
・・・・・・ごめんなさい。
私が悪かったです。