◆−龍皇奇譚・外伝−キツネノテブクロ (2002/9/13 14:31:50) No.9176 ┣龍皇奇譚・外伝『残された想い』−キツネノテブクロ (2002/9/13 14:32:30) No.9177 ┃┗Re:龍皇奇譚・外伝『残された想い』−ドラマ・スライム (2002/9/13 17:40:14) No.9178 ┃ ┗Re:龍皇奇譚・外伝『残された想い』−キツネノテブクロ (2002/9/14 07:24:14) No.9202 ┗龍皇奇譚・外伝『幻の竜?』−キツネノテブクロ (2002/9/14 17:19:14) No.9226 ┗Re:龍皇奇譚・外伝『幻の竜?』−ドラマ・スライム (2002/9/14 18:27:04) No.9228 ┗Re:龍皇奇譚・外伝『幻の竜?』−キツネノテブクロ (2002/9/15 14:45:58) NEW No.9253
9176 | 龍皇奇譚・外伝 | キツネノテブクロ | 2002/9/13 14:31:50 |
この話は時期的に、「龍皇奇譚」と「龍の血の連なり・・・か?」の間に当たります。 思いつくたびに増えていくと、思いますので気楽に読んでみてください。 |
9177 | 龍皇奇譚・外伝『残された想い』 | キツネノテブクロ | 2002/9/13 14:32:30 |
記事番号9176へのコメント 龍皇奇譚・外伝 『残された想い』 「水の祈り(アクア・スピリット)」 水竜王の遺産と呼ばれるもの ふち立ち寄った町でそんな話を、聞いた。 「どう思うフレイ、この話」 朝っぱらから、ビールを大ジョッキで飲みながら、話すのはガーヴ。 「何とも言えぬ」 ワインを飲みつつ答えるのは、フレイ。 「それより、ヴァルはまだ寝ているのか?」 昨日遅くに町に着き、宿を取って寝たのがかなり遅かったのだ。 「このまま冬眠してなきゃ良いけどな(笑)」 「誰がとーみんしてるってえぇぇぇぇ?ええぇぇぇ、おっさん(怒)」 何時の間に起きたのか、起きぬけの不機嫌さを剥き出しにし、半目でガーヴを睨んでくるのはヴァル。 「相変わらず寝起きがわりーな、おめーは(汗)」 一度など、うっかり寝起きのヴァルをガーヴが怒らせて、クレーターができた事がある。 その時は、二人して街中でなくて良かったと思い、起きぬけのヴァルを怒らせないようにしようと誓ったとか(笑)。 「んで、そのアクア・スピリットの話を知ってる奴のところに、話を聞きに行こうとしてるわけだ」 朝っぱらからかなりの量の酒を飲んでる筈だが、全く酔っ払ってる様子が無い。 この二人は底なしの笊だったりする。 「ちなみに、おっさん達は朝っぱらから、どんだけ飲んだ?んん?」 ヴァルに聞かれ、二人は明後日の方を向く。 この三人、実質的な食費など、全くと言って良いほどかからない、出費の大半は二人が飲んだ酒代だったりする;; 「あんたら、金は無限にあるわけじゃねーんだ(怒)」 どんどん目がすわってくるヴァル。 「・・・酒は控えるからよ、そんなに怒んな(滝汗)」 「・・・・・・すまん(滝汗)」 力の上ではこの二人の方が強いはずなのでが、財布のヒモを握っているヴァルには弱かった(笑)。 水竜王の遺産、アクアスピリットを知っている人物は、町の神殿の神官長をしていた。 部屋に通されると、青い神官服に身を包んだ、五十位の男性と、客らしい二人連れがいた。 「改めて自己紹介をさせて頂こう。 私はここの神官長で、ヘリオス=ヒュペリオンです」 「俺はガーヴ。 で、こっちのおやじがフレイ、でこいつがヴァル」 「おやじとは失礼な! ないすみどると言えんのか! お前の方がおやじだろうが!!」 「なんだとお!? 俺はこれでも二十代だ、二人の子持ちがなにいってやがる!」 どごおっ!! 「やかましいオッサンども!! さ、話を続けてくれ」 ヴァルは二人を思いっきり殴り倒し、沈没する二人に目もくれず、ヘリオスの方に向き直る。 「・・・・えーと(汗)この方達は・・・」 「私がミリーナで、彼がルーク」 ミリーナとルークの額には汗が浮いていた(笑)。 「先にお聞きしたいのですが、何故『水の祈り(アクア・スピリット)』を探しておいでなのです?」 「何故そんな質問を?」 ヘリオスの問いを問いで返すミリーナ。 「あなた方の答え次第では、お教えするわけにはいきません」 「何?」 「もし、水竜王の遺産をマジックアイテムか何かだと思っているのなら、なおさらです」 ヘリオスは静かな表情で語る。 「・・・・私は水竜王の生まれ変わりを探している」 思い沈黙が落ちる・・・ 「何故ですか?」 「・・・・・知らぬ方が良い・・・・唯人ならな」 暫くヘリオスはフレイを凝視していたが、軽いため息をつき言う。 「フレイ殿、貴方を案内しよう・・・・他の方には遠慮願います」 案内されたのは神殿の地下の一室。 部屋の中央に形の定まらない、光が浮いている。 「あれが、そうか?」 「はい」 フレイは光に近づき、手を伸ばし触れようとする。 光は人の形をとり、フレイを抱きしめるように包み込むと、部屋を光で満たした。 フレイは光の中に居た・・・ 流れ込んでくる意識に身を任せる。 それは懐かしくも愛しい、自分が探す者の思いだった。 そして、フレイは知らずに涙を流していた。 また何処かで会うかもしれない、そう言ってルークとミリーナは立ち去っていった。 そして、フレイたちもまた、旅を続けていた。 <終> あとがき。 何と無く、ルークとミリーナ出したくて書いたら、こんな話になってしまった。 ルーク:なんで、俺とミリーナがらぶらぶじゃないんだあああ!!! さあ? まあ、甘ったるいラブラブ話は私にゃ無理だと思うよ。 ルーク:・・・・ ま、諦めな。 ルーク:・・・・・ 何か聞くことある? ルーク:(首を横に振ってる) あそ。(汗) じゃあこの辺で。 気が向いたら読んでやってくださいませ(ぺこり) |
9178 | Re:龍皇奇譚・外伝『残された想い』 | ドラマ・スライム | 2002/9/13 17:40:14 |
記事番号9177へのコメント 読みました。 面白かったです。(こんな事しか言えない) 龍皇・・(すみませんよめません) がんばってください。(腹心漬もっと読みたいな) |
9202 | Re:龍皇奇譚・外伝『残された想い』 | キツネノテブクロ | 2002/9/14 07:24:14 |
記事番号9178へのコメント ドラマ・スライムさんは No.9178「Re:龍皇奇譚・外伝『残された想い』」で書きました。 > >読みました。 >面白かったです。(こんな事しか言えない) 面白いと言われるのが、一番嬉しいです。 >龍皇・・(すみませんよめません) 龍皇奇譚(りゅうおうきたん) 奇譚とは、変わった話とか面白い話と言う意味です。 >がんばってください。(腹心漬もっと読みたいな) > 有難う御座います。 腹心漬に新しい話を追加してますので、宜しければ読んでみてください。 |
9226 | 龍皇奇譚・外伝『幻の竜?』 | キツネノテブクロ | 2002/9/14 17:19:14 |
記事番号9176へのコメント 龍皇奇譚・外伝 『幻の竜?』 「誰かさん達が大酒飲むせいで、路銀が尽きかけてるんですが(怒)」 宿屋の食堂で、爽やかに朝食をとっていると、こめかみを引きつらせ、半目で睨むヴァルの言われた。 「それで、どうしろと?」 「はあ・・・」 盛大にため息をつきつつ、フレイとガーヴの二人は町の大通りを歩いている。 「自業自得・・・・かねえ・・」 二人は今、宿屋の主人の紹介で、町長の家に向かっていた。 ヴァルはと言えば「ちっと、憂さ晴らしに行ってくる」と、そのまま何処かに行ってしまった。 「ヴァルが納得するだけの、依頼料が入ればいいけどな」 大の男が二人、ため息ついて歩く姿は、鬱陶しいものがあった。 町長の家はそこらの家より大きい程度で、一瞬ここでいいのかと二人は思った。 呼び鈴を鳴らすと、出てきたメイドに案内される。 「良く来られた。 宿屋の主人から聞いたそうですな」 「詳しくは聞いてはいないが」 フレイが答えると、町長は依頼内容を話し始めた。 「この町の外れに、昔どこかの魔道士が建てた塔がありましたな、その塔に最近、見たことも無い種類のドラゴンが住み着きましてな。 町に被害さえ出なければ、どんな方法でも構いません、追い出すか退治するかしてください」 「どんな方法でも構わないのだな?」 「ええ、構いません」 「ふむ・・・・解った、お受けしよう。 で、依頼料だが・・・」 この後、一時間に渡って、料金交渉が行われた・・・ 「まずは、その塔にいるドラゴンに会いに行ってみるか」 「そーだなー」 その塔は、思った以上に大きかった。 「これなら、ドラゴンがすむことが出来るか」 ガーヴはちょっと呆れている、これを建てた魔道士は何を考えていたのやら・・・ 「誰だ!」 誰何の声に振り向けば、年のころなら十四・五才の少年が立っていた。 「ほう・・珍しい、幻竜か・・・」 「なっ、絶滅種じゃねーか!」 少年は二人に対し、警戒心を剥き出しにしている。 その少年の様子に、フレイは優しい表情を浮かべ、声をかける。 「名は何と言う?」 「・・・・・・ヘスティア・・・・」 しばし、沈黙が落ちる・・・ 「おまえもしかして女か?」 ガーヴは驚いたように訊く。 「いや、違う。 幻竜に男女の別は無い、あるのは両性か無性だ」 「じゃあ、こいつは・・・」 「ヘスティア、何故この塔に住む? この地に住む人間が、お前におびえている」 ガーヴの声をさえぎり、優しい声でフレイは話しかける。 ヘスティアの方も、警戒心が薄れてきていた、そして袖を捲くり上げ、腕をさらす。 「酷い傷だ、私が治してやろう」 「おまえ、この傷のせいでここに留まってたのか?」 ガーヴの言葉に、ヘスティアはうなずく。 フレイはヘスティアの傷の上に手をかざす、赤い光がヘスティアの傷を癒していく。 「これでよい」 「もう、ここから立ち去りな」 「僕、ついて行く、火の竜の貴方に」 フレイを真っ直ぐ見て、ヘスティアは言う。 ヘスティアの目には、フレイの本来の姿が見えている。 「僕、姿を変えられる」 そう言うと、ヘスティアは竜の形の篭手になり、フレイの左腕に装着されていた。 竜を塔から追い出したとして、町長からしっかり依頼料を貰い、3+αの竜達は旅を続ける。 <終> あとがき。 また変なものを出しちゃったかな・・・・ ヴァル:今回俺の出番が無かったが、俺は何してたんだ? 盗賊いぢめ。 ヴァル:はあ? 憂さ晴らしついでに懐も潤う。 ヴァル:俺はどこぞの魔道士か(ため息) 気にしない方が良いって。 ヴァル:・・・ 何かいうことある? ヴァル:無い じゃあこの辺で。 ヴァル:こんなんでも、読んでやるとキツネは喜ぶぞ。 |
9228 | Re:龍皇奇譚・外伝『幻の竜?』 | ドラマ・スライム | 2002/9/14 18:27:04 |
記事番号9226へのコメント キツネノテブクロさんは No.9226「龍皇奇譚・外伝『幻の竜?』」で書きました。 > >龍皇奇譚・外伝 >『幻の竜?』 > > > > >「誰かさん達が大酒飲むせいで、路銀が尽きかけてるんですが(怒)」 >宿屋の食堂で、爽やかに朝食をとっていると、こめかみを引きつらせ、半目で睨むヴァルの言われた。 >「それで、どうしろと?」 > > >「はあ・・・」 >盛大にため息をつきつつ、フレイとガーヴの二人は町の大通りを歩いている。 >「自業自得・・・・かねえ・・」 >二人は今、宿屋の主人の紹介で、町長の家に向かっていた。 >ヴァルはと言えば「ちっと、憂さ晴らしに行ってくる」と、そのまま何処かに行ってしまった。 憂さ晴らし・・・ >「ヴァルが納得するだけの、依頼料が入ればいいけどな」 >大の男が二人、ため息ついて歩く姿は、鬱陶しいものがあった。 > > >町長の家はそこらの家より大きい程度で、一瞬ここでいいのかと二人は思った。 >呼び鈴を鳴らすと、出てきたメイドに案内される。 >「良く来られた。 >宿屋の主人から聞いたそうですな」 >「詳しくは聞いてはいないが」 >フレイが答えると、町長は依頼内容を話し始めた。 >「この町の外れに、昔どこかの魔道士が建てた塔がありましたな、その塔に最近、見たことも無い種類のドラゴンが住み着きましてな。 >町に被害さえ出なければ、どんな方法でも構いません、追い出すか退治するかしてください」 >「どんな方法でも構わないのだな?」 塔を壊すとか・・・ >「ええ、構いません」 >「ふむ・・・・解った、お受けしよう。 >で、依頼料だが・・・」 >この後、一時間に渡って、料金交渉が行われた・・・ なっ永ひ > > >「まずは、その塔にいるドラゴンに会いに行ってみるか」 >「そーだなー」 >その塔は、思った以上に大きかった。 さて壊しましょう >「これなら、ドラゴンがすむことが出来るか」 >ガーヴはちょっと呆れている、これを建てた魔道士は何を考えていたのやら・・・ > >「誰だ!」 > >誰何の声に振り向けば、年のころなら十四・五才の少年が立っていた。 >「ほう・・珍しい、幻竜か・・・」 >「なっ、絶滅種じゃねーか!」 >少年は二人に対し、警戒心を剥き出しにしている。 >その少年の様子に、フレイは優しい表情を浮かべ、声をかける。 >「名は何と言う?」 >「・・・・・・ヘスティア・・・・」 >しばし、沈黙が落ちる・・・ >「おまえもしかして女か?」 >ガーヴは驚いたように訊く。 >「いや、違う。 >幻竜に男女の別は無い、あるのは両性か無性だ」 >「じゃあ、こいつは・・・」 >「ヘスティア、何故この塔に住む? >この地に住む人間が、お前におびえている」 >ガーヴの声をさえぎり、優しい声でフレイは話しかける。 >ヘスティアの方も、警戒心が薄れてきていた、そして袖を捲くり上げ、腕をさらす。 >「酷い傷だ、私が治してやろう」 >「おまえ、この傷のせいでここに留まってたのか?」 >ガーヴの言葉に、ヘスティアはうなずく。 >フレイはヘスティアの傷の上に手をかざす、赤い光がヘスティアの傷を癒していく。 >「これでよい」 >「もう、ここから立ち去りな」 >「僕、ついて行く、火の竜の貴方に」 >フレイを真っ直ぐ見て、ヘスティアは言う。 >ヘスティアの目には、フレイの本来の姿が見えている。 >「僕、姿を変えられる」 >そう言うと、ヘスティアは竜の形の篭手になり、フレイの左腕に装着されていた。 > > >竜を塔から追い出したとして、町長からしっかり依頼料を貰い、3+αの竜達は旅を続ける。 依頼料貰えるのはかなり珍しいと思ふ・・・ > > > ><終> > > >あとがき。 > >また変なものを出しちゃったかな・・・・ > >ヴァル:今回俺の出番が無かったが、俺は何してたんだ? > >盗賊いぢめ。 > >ヴァル:はあ? > >憂さ晴らしついでに懐も潤う。 > >ヴァル:俺はどこぞの魔道士か(ため息) > >気にしない方が良いって。 > >ヴァル:・・・ > >何かいうことある? > >ヴァル:無い > >じゃあこの辺で。 > >ヴァル:こんなんでも、読んでやるとキツネは喜ぶぞ。 と言う事で読みました。 これからもがんばってください。 僕の作品も読んでくださいね〜 ツリー下のほうにいってますが・・・ |
9253 | Re:龍皇奇譚・外伝『幻の竜?』 | キツネノテブクロ | 2002/9/15 14:45:58 |
記事番号9228へのコメント ドラマ・スライムさんは No.9228「Re:龍皇奇譚・外伝『幻の竜?』」で書きました。 > >キツネノテブクロさんは No.9226「龍皇奇譚・外伝『幻の竜?』」で書きました。 >> >>龍皇奇譚・外伝 >>『幻の竜?』 >> >> >> >> >>「誰かさん達が大酒飲むせいで、路銀が尽きかけてるんですが(怒)」 >>宿屋の食堂で、爽やかに朝食をとっていると、こめかみを引きつらせ、半目で睨むヴァルの言われた。 >>「それで、どうしろと?」 >> >> >>「はあ・・・」 >>盛大にため息をつきつつ、フレイとガーヴの二人は町の大通りを歩いている。 >>「自業自得・・・・かねえ・・」 >>二人は今、宿屋の主人の紹介で、町長の家に向かっていた。 >>ヴァルはと言えば「ちっと、憂さ晴らしに行ってくる」と、そのまま何処かに行ってしまった。 >憂さ晴らし・・・ >>「ヴァルが納得するだけの、依頼料が入ればいいけどな」 >>大の男が二人、ため息ついて歩く姿は、鬱陶しいものがあった。 >> >> >>町長の家はそこらの家より大きい程度で、一瞬ここでいいのかと二人は思った。 >>呼び鈴を鳴らすと、出てきたメイドに案内される。 >>「良く来られた。 >>宿屋の主人から聞いたそうですな」 >>「詳しくは聞いてはいないが」 >>フレイが答えると、町長は依頼内容を話し始めた。 >>「この町の外れに、昔どこかの魔道士が建てた塔がありましたな、その塔に最近、見たことも無い種類のドラゴンが住み着きましてな。 >>町に被害さえ出なければ、どんな方法でも構いません、追い出すか退治するかしてください」 >>「どんな方法でも構わないのだな?」 >塔を壊すとか・・・ >>「ええ、構いません」 >>「ふむ・・・・解った、お受けしよう。 >>で、依頼料だが・・・」 >>この後、一時間に渡って、料金交渉が行われた・・・ >なっ永ひ 少なかったらヴァルが怒りますから(笑) >> >> >>「まずは、その塔にいるドラゴンに会いに行ってみるか」 >>「そーだなー」 >>その塔は、思った以上に大きかった。 >さて壊しましょう >>「これなら、ドラゴンがすむことが出来るか」 >>ガーヴはちょっと呆れている、これを建てた魔道士は何を考えていたのやら・・・ >> >>「誰だ!」 >> >>誰何の声に振り向けば、年のころなら十四・五才の少年が立っていた。 >>「ほう・・珍しい、幻竜か・・・」 >>「なっ、絶滅種じゃねーか!」 >>少年は二人に対し、警戒心を剥き出しにしている。 >>その少年の様子に、フレイは優しい表情を浮かべ、声をかける。 >>「名は何と言う?」 >>「・・・・・・ヘスティア・・・・」 >>しばし、沈黙が落ちる・・・ >>「おまえもしかして女か?」 >>ガーヴは驚いたように訊く。 >>「いや、違う。 >>幻竜に男女の別は無い、あるのは両性か無性だ」 >>「じゃあ、こいつは・・・」 >>「ヘスティア、何故この塔に住む? >>この地に住む人間が、お前におびえている」 >>ガーヴの声をさえぎり、優しい声でフレイは話しかける。 >>ヘスティアの方も、警戒心が薄れてきていた、そして袖を捲くり上げ、腕をさらす。 >>「酷い傷だ、私が治してやろう」 >>「おまえ、この傷のせいでここに留まってたのか?」 >>ガーヴの言葉に、ヘスティアはうなずく。 >>フレイはヘスティアの傷の上に手をかざす、赤い光がヘスティアの傷を癒していく。 >>「これでよい」 >>「もう、ここから立ち去りな」 >>「僕、ついて行く、火の竜の貴方に」 >>フレイを真っ直ぐ見て、ヘスティアは言う。 >>ヘスティアの目には、フレイの本来の姿が見えている。 >>「僕、姿を変えられる」 >>そう言うと、ヘスティアは竜の形の篭手になり、フレイの左腕に装着されていた。 >> >> >>竜を塔から追い出したとして、町長からしっかり依頼料を貰い、3+αの竜達は旅を続ける。 >依頼料貰えるのはかなり珍しいと思ふ・・・ >> >> >> >><終> >> >> >>あとがき。 >> >>また変なものを出しちゃったかな・・・・ >> >>ヴァル:今回俺の出番が無かったが、俺は何してたんだ? >> >>盗賊いぢめ。 >> >>ヴァル:はあ? >> >>憂さ晴らしついでに懐も潤う。 >> >>ヴァル:俺はどこぞの魔道士か(ため息) >> >>気にしない方が良いって。 >> >>ヴァル:・・・ >> >>何かいうことある? >> >>ヴァル:無い >> >>じゃあこの辺で。 >> >>ヴァル:こんなんでも、読んでやるとキツネは喜ぶぞ。 >と言う事で読みました。 >これからもがんばってください。 有難う御座います。 何時も感想頂いて嬉しいです。 >僕の作品も読んでくださいね〜 >ツリー下のほうにいってますが・・・ ドラマ・スライム様の作品も、読ませていただきました。 設定とかがしっかりしてて、面白かったです。これからも頑張ってください。 |