◆−あなたの望みは何ですか? 第四十五話−amy (2002/9/21 21:32:35) No.9508
9508 | あなたの望みは何ですか? 第四十五話 | amy E-mail | 2002/9/21 21:32:35 |
またしてもかなりの間が!(汗) 本当に申し訳ありませんんん!!! ううう、、、努力します、、、、、 ちゃんと、ちゃんと連載終了させますんで!!!(必死) 〜注意〜 これはシリアスゼロゼルです。 そういった類いが苦手な方はご遠慮下さい。 気分を害されても私は一切責任を取りません。 また、非難・中傷のなどのメールは送らないで下さい。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 しばらく俯いた後、俺はゆっくりと顔を持ち上げた。 遠くから地響きと争う声のようなものが聞こえてくる。 エルフ達が魔族と闘っているのだ。 「、、、、、私はあちらへ行く」 俺が音のする方を目で見ていたことに気付いたのだろう、ミルガズィアは 言った。 「、、、、、どうする?」 静かなその声に、哀れみは一切なかった。 俺はゆっくりと立ち上がる。 顔を見ないまま、ことさらゆっくりと俺は言った。 「俺も、行く」 視界の端には、もげた女ドラゴンの首と、アリシアの遺体だけが転がって いた。 アリシアがかけてくれた回復呪文のおかげで、俺の魔力は完全にとは行か ないまでも回復していた。 レビテーションでミルガズィアの後ろに付いて行く。 やがてエルフ達と魔族の混戦している真上に辿り着いた。 びゅううういんんん!! 付いた早々、ミルガズィアが口を開いてレーザー・ブレスをお見舞いす る。 若いエルフを奇妙な触手で締め上げていた魔族を、そのレーザー・ブレス が両断する。 必然的に地に落ちたエルフがミルガズィアを見て、咳き込みながらも頷い た。 ミルガズィアもそれに頷き返す。 その横で、俺は剣を引き抜いてアストラル・ヴァインをかけた。 ずどむっ! 赤く光る剣を構え、エルフと向かい合っていた魔族を後ろから袈裟掛けに 有無を言わさず切りさく。 卑怯だろうが何だろうがこの際関係はない。 自分より戦闘力が優れている相手にまで騎士道を重んじる程馬鹿ではな かった。 「エルメキア・フレイム!」 賢者の石で威力を増幅した呪文を手近にいた魔族にお見舞いする。 小さな悲鳴をあげて、その魔族は大きく後ろに下がった。 体勢を立て直す暇を与えず、呪文無しで次の攻撃を放つ。 「ゴズ・ヴ・ロー!」 黒い影が魔族を覆い込み、そのまま押しつぶして消えた。 それを見届ける時間も惜しんで、俺は剣を振りながら大きく後ろを振り向 く。 後ろに迫っていた下級魔族に魔術をかけた剣で一撃食らわせてやる。 視線を忙しなく移動させながら、俺は氷の山を必死に探した。 氷漬けになっている魔王を倒さなければ、この闘いは終わらない。 魔力浪費を避けるように剣で切り倒しながら、俺はひたすらに走り回り、 目的の敵を探して回った。 ざむっ!! 一体自分が何匹の魔族を倒したのか数えるのもいい加減面倒になった。 それでも一向にターゲットは見つからない。 焦れて、俺は呪文を唱えた。 「レイ・ウィング!」 大空へ飛び立ち、上空から下をゆったりと見下ろした。 キメラゆえに発達した視覚を駆使して辺りを見回す。 、、、、ない。 魔王が封印されているであろう氷山が見つからなかった。 まだ遠い所にそれはあるのかもしれない。 混戦の最中、魔族が一ケ所に偶然固まったのを見て取って、俺は無意識の 内に呪文を唱えていた。 「ダイナスト・ブラス!!」 ばぢばぢいっ!! 電気にも似た魔力が固まっていた魔族を直撃し、そのまま強く薙ぎ払う。 いくらかの魔族が脆くも崩れ、残ったいくらかが悲鳴じみた声を上げた。 何でだか、、、もうちょっと続きます(泣) |