◆−ぱにっく・in・スレイヤーズ 2−みうじっく (2002/9/24 17:09:25) No.9685
 ┣Re:ぱにっく・in・スレイヤーズ 2−Yuppy (2002/9/25 11:27:09) No.9699
 ┃┗Re:ぱにっく・in・スレイヤーズ 2−みうじっく (2002/9/25 14:43:15) No.9716
 ┣ぱにっく・in・スレイヤーズ 3−みうじっく (2002/9/25 15:37:53) No.9718
 ┃┗Re:ぱにっく・in・スレイヤーズ 3−ドラマ・スライム (2002/9/25 16:45:21) No.9724
 ┗ぱにっく・in・スレイヤーズ 4−みうじっく (2002/9/26 16:00:25) NEW No.9770


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9685ぱにっく・in・スレイヤーズ 2みうじっく 2002/9/24 17:09:25


 こんにちは、みうじっくさんです。
 まだ下にツリーはあるけど、落ちる瀬戸際なので新しく作りました。
 前回、ゼロス出すと書いときながら、実は全然出てないことを発見したので、今度こそゼロス出します。あと、エル様の名前くらいは微妙にでるかも!?
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 ぱにっく・in・スレイヤーズ 2

「ミナセ?変わった名前ですね。」
「呼びにくい?ならミーナでもいいけど。・・・・って、名前なんてどうでもいいの!ここどこ?」
「・・・・・知らないんですか?ここにいたのに。」
 水無瀬は深いため息をついて言った。
「知らないのよ。気がついたらここにいたんだから。」
「はぁ?」
 リナがやっと会話に復帰して言った。
「私は、いきなり『何か』に吹っ飛ばされて、気がついたらここにいたのよ。」
 と言って、遠い目をする水無瀬。
 しばらく沈黙が訪れた。
 そして、次に口を開いたのもまた水無瀬だった。
「他に質問は?」
「えっと・・・・、その奇妙な服は?」
「私のいた所では、ある一定の年齢の人にとっては普通の服なの。高校の制服だから。」
 ・・・・・高校と言って通じるのだろうか?
「高校とは何だ?」
 ああ、やっぱり通じなかった。
「学校の一種。」
「僕も聞きたいことがあります。」
「「「「ゼロス!」」」」
 ごっ!がんっ!
 リナ達四人は声をハモらせ、水無瀬は足を滑らせ・・・・・
・・・・・・祭壇に思いっきり頭をぶつけた。イタそう。
 いきなり現れた(とは言っても空間を渡っていきなり現れたのではなく、部屋の前まで空間を渡って、歩いて入ってきたようである)のは、言わずと知れたゼロスだ。
「ゼロス、あんた何でこんな所に?」
「それは・・・・」
「秘密でいいから、心臓に悪いことはやめてほしいんだけど、ゼロスさん。」
 横手から、頭さすってる水無瀬に台詞をとられ、ゼロスはうずくまって床に『の』の字を書き始めた。
「で、質問って何?」
 そんなゼロスを、水無瀬は少々あきれたような目で見たが、構わず続けた。
「・・・・・あなたは」
 ゼロスは、何とか立ち直り、質問をした。
「あなたは、一体何処から来たのですか?」
 水無瀬の目に、初めて動揺したような色が生じる。
 これまでは、どこか諦めたような感じだったのだが。
 長い沈黙の後、水無瀬はおもむろに口を開いた。
「それは・・・・・」
「それは?」
「・・・・・それは秘密です♪」
 ゼロス、撃沈。
 他の四人もあきれたような目で水無瀬を見ている。
 水無瀬は、付け足して言った。
「それは、今はまだ、秘密です、って言った方が正しいかな?」
「まだ?」
「そのうち話すかもしれない、ってこと。」

「それで、あの子、どうするんだ?リナ。」
「依頼人の・・・・シトリスさんの所までつれてくわよ。当たり前でしょ!?それがどうかしたの?ガウリイ。」
「ん〜・・・・。何と言うか、いやな予感がするんだ。」
「いやな予感・・・・ねぇ。まあ、ガウリイのカンは信頼できるけど・・・・」

「あぁ・・・・これって、どう考えても『スレイヤーズ』の世界よねぇ・・・・。なんでこんなことに・・・・・。運命の・・・・・いや、
 エル様のいたずらか何かかしらん?」
 水無瀬の呟きを聞けた人は誰もいなかった。

「さあて、これからが楽しみね。これで、しばらくは退屈しないですみそうだわ。」
 永遠とも思える闇の中、金の髪と目を持つ美女は誰にともなく言った。
 傍らに、数枚の紙を置いて。
 一番上にはたった一言。
   『神と魔の意識調査』
 ・・・・・・・・結局は、全ては暇つぶしなのであろうか?

#####################################
 あとがき・・・・?
 やっと一人目!エル様がちらっと出ました。まあ、エル様には、これからも影で日向で活躍(暗躍?)していただきます。(実はエル様ファンだったりして。)
 次あたりから、一気に出てくると思います。ちなみに、募集ツリーが意外と早く沈んだので、もう少しこのツリーで募集を続けます。
 これまで募集してくださった方々、どうもありがとう!
 では、今回はこの辺で。

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9699Re:ぱにっく・in・スレイヤーズ 2Yuppy 2002/9/25 11:27:09
記事番号9685へのコメント

みうじっくさんは No.9685「ぱにっく・in・スレイヤーズ 2」で書きました。
>
こんにちは!
>
>#####################################
> あとがき・・・・?
> やっと一人目!エル様がちらっと出ました。まあ、エル様には、これからも影で日向で活躍(暗躍?)していただきます。(実はエル様ファンだったりして。)
> 次あたりから、一気に出てくると思います。ちなみに、募集ツリーが意外と早く沈んだので、もう少しこのツリーで募集を続けます。
ほうほう、まだ募集中ですか・・・・・・。じゃあ、FFZのクラウド=ストライフを。キャラの説明は過去の小説2『FFZを知らない方のための設定集』に載ってます。簡単にですが。記事番号は忘れました。見てみてください。無理ならいいです。
> これまで募集してくださった方々、どうもありがとう!
> では、今回はこの辺で。
がんばってください!

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9716Re:ぱにっく・in・スレイヤーズ 2みうじっく 2002/9/25 14:43:15
記事番号9699へのコメント

Yuppyさんは No.9699「Re:ぱにっく・in・スレイヤーズ 2」で書きました。
>
>みうじっくさんは No.9685「ぱにっく・in・スレイヤーズ 2」で書きました。
>>
>こんにちは!
>>
>>#####################################
>> あとがき・・・・?
>> やっと一人目!エル様がちらっと出ました。まあ、エル様には、これからも影で日向で活躍(暗躍?)していただきます。(実はエル様ファンだったりして。)
>> 次あたりから、一気に出てくると思います。ちなみに、募集ツリーが意外と早く沈んだので、もう少しこのツリーで募集を続けます。
>ほうほう、まだ募集中ですか・・・・・・。じゃあ、FFZのクラウド=ストライフを。キャラの説明は過去の小説2『FFZを知らない方のための設定集』に載ってます。簡単にですが。記事番号は忘れました。見てみてください。無理ならいいです。
はいはい、ありがとうございます。頑張って書きますね。
>> これまで募集してくださった方々、どうもありがとう!
>> では、今回はこの辺で。
>がんばってください!
 はい、レスありがとうございました。

>

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9718ぱにっく・in・スレイヤーズ 3みうじっく 2002/9/25 15:37:53
記事番号9685へのコメント

 こんにちは、みうじっくです。
今回あたりから少しづつリクエストして下さったキャラが出る予定。ただし、オリキャラ系は、まだ私がキャラを理解しきれていないので、もう少し後になると思います。
 今回は、オフの知り合いからもらった(押し付けられた?)フェイン=リーク=ノーヴァ、これまた押し付けられたエリュシオン=リーンウォルスが出る予定です。
#####################################
 ぱにっく・in・スレイヤーズ 3

「・・・・・・・・外だぁ・・・・。」
 水無瀬が、妙に感慨深げにつぶやく。
 あれから、とりあえず神殿の外に出ることになったのだ。そして、出るなり水無瀬が言ったのがこの一言である。
「はぁ!?当たり前でしょ?外に出るために歩いてきたんだから。」
 リナが、『何言ってるのこいつ』と言わんばかりに言ったが、水無瀬は別に気にした様子もなく、ただただ空を眺めている。ちなみに、ここは瘴気の森の中にしては開けた場所で、空も見える。
「どうかしたのか?」
 さすがにおかしいと思ったのか、ゼルが言った。
 水無瀬は、やっと視線を空からリナ達に移して言った。
「いや・・・・。どこでも空は青いんだな、って。」
「何を・・・・・」
『当たり前なことを』と言おうとしたリナは、しかし全部を言うことができなかった。水無瀬の目に宿る、不思議な色に気がついたから。
 不思議な空気があたりに満ちた。それは決して不快なものではなく、むしろ、安らぎさえ感じる、優しいものだった。
 しかし・・・・
「ファイアー・ボール!」
 攻撃は、突然きた。誰もが、一瞬反応が遅れた。狙いは・・・・
 水無瀬!
「・・・・・・・っ!」
 声もなく水無瀬は立ち尽くした。が・・・・
  ふしゅん
「?」
 確実に水無瀬に直撃するはずだった光の玉が、なぜかいきなり消えた。
「なっ・・・・」
 攻撃の主の声に向かい・・・・
「そこよ!フレア・アロー!」
 リナが魔法を放つ。しかし・・・・
「なっ・・・・」
 今度驚きの声をあげたのはリナの方だった。
 攻撃の主は、それらを体さばきだけでかわし切ったのだ。
 しかし、攻撃の主も自分の不利と見たか、身を翻すと森の奥に消えていった。
「・・・・・・一体、何なのぉ・・・・?」
 水無瀬の、呆然とした声だけがその場に響いた。

「遅かったか・・・・。」
「!」
 後ろから、声がした。落ち着いた、男の声。
「誰っ!?」
 声の主が姿を現す。薄茶色の髪、琥珀色の目をした男が。
「俺の名はフェイン。フェイン=リーク=ノーヴァという。今、そこの女・・・・」
「ミナセよ。」
 本人が注釈をいれる。
「・・・・ミナセとやらを狙った奴を追うものだ。」
「あれ、何者?」
 自分が狙われたというのに、何故か日常会話みたいにはなす水無瀬。
「あれの名はエリュシオン=リーンウォルス。とある教会の神官だ。」
「神官?神サマに仕えてるようなのが何で人を狙う?」
「『改変の神託』に関わりがあるらしい。」
「?・・・何それ。」
 
リナ達が一通り話すと、水無瀬は妙に納得したようだ。
「何となくわかった気がするけど・・・・。でもねぇ・・・・・。」
「何がわかったのよ!?」
「ヒ・ミ・ツ♪」
 水無瀬は相変わらず慌てた様子もない。
 ある意味、当たり前なのだ、彼女にとっては。
「ま、でも、簡単にやられるのもヤだし、とりあえず、やれるだけやってみますか!」
 周りそっちのけで、水無瀬は一人決意した。
 しかし、彼女にもわかっていないことがある。
 これが終わればおしまいなのではない。
 これはまだ、全ての始まりに過ぎないのだと。

#####################################
 あとがき
 はい。今回は完全にオフの友人たちにもらったのばかりになってしまいました。
 すいません、も少し待ってて下さい。
 水無瀬はなぜ狙われるのか、フェインは一体何者なのか、エリュシオンをなぜ追うのか、そして、始まりに過ぎないとはどういうことか、気長に見ていてくださいね♪

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9724Re:ぱにっく・in・スレイヤーズ 3ドラマ・スライム 2002/9/25 16:45:21
記事番号9718へのコメント

みうじっくさんは No.9718「ぱにっく・in・スレイヤーズ 3」で書きました。
>
> こんにちは、みうじっくです。
>今回あたりから少しづつリクエストして下さったキャラが出る予定。ただし、オリキャラ系は、まだ私がキャラを理解しきれていないので、もう少し後になると思います。
> 今回は、オフの知り合いからもらった(押し付けられた?)フェイン=リーク=ノーヴァ、これまた押し付けられたエリュシオン=リーンウォルスが出る予定です。
>#####################################
> ぱにっく・in・スレイヤーズ 3
>
>「・・・・・・・・外だぁ・・・・。」
> 水無瀬が、妙に感慨深げにつぶやく。
漢字で書くと硬いような
> あれから、とりあえず神殿の外に出ることになったのだ。そして、出るなり水無瀬が言ったのがこの一言である。
>「はぁ!?当たり前でしょ?外に出るために歩いてきたんだから。」
> リナが、『何言ってるのこいつ』と言わんばかりに言ったが、水無瀬は別に気にした様子もなく、ただただ空を眺めている。ちなみに、ここは瘴気の森の中にしては開けた場所で、空も見える。
>「どうかしたのか?」
> さすがにおかしいと思ったのか、ゼルが言った。
> 水無瀬は、やっと視線を空からリナ達に移して言った。
>「いや・・・・。どこでも空は青いんだな、って。」
>「何を・・・・・」
>『当たり前なことを』と言おうとしたリナは、しかし全部を言うことができなかった。水無瀬の目に宿る、不思議な色に気がついたから。
> 不思議な空気があたりに満ちた。それは決して不快なものではなく、むしろ、安らぎさえ感じる、優しいものだった。
> しかし・・・・
>「ファイアー・ボール!」
> 攻撃は、突然きた。誰もが、一瞬反応が遅れた。狙いは・・・・
> 水無瀬!
>「・・・・・・・っ!」
> 声もなく水無瀬は立ち尽くした。が・・・・
>  ふしゅん
>「?」
> 確実に水無瀬に直撃するはずだった光の玉が、なぜかいきなり消えた。
へっ何故?
>「なっ・・・・」
> 攻撃の主の声に向かい・・・・
>「そこよ!フレア・アロー!」
> リナが魔法を放つ。しかし・・・・
>「なっ・・・・」
> 今度驚きの声をあげたのはリナの方だった。
> 攻撃の主は、それらを体さばきだけでかわし切ったのだ。
> しかし、攻撃の主も自分の不利と見たか、身を翻すと森の奥に消えていった。
>「・・・・・・一体、何なのぉ・・・・?」
> 水無瀬の、呆然とした声だけがその場に響いた。
>
>「遅かったか・・・・。」
>「!」
> 後ろから、声がした。落ち着いた、男の声。
>「誰っ!?」
> 声の主が姿を現す。薄茶色の髪、琥珀色の目をした男が。
>「俺の名はフェイン。フェイン=リーク=ノーヴァという。今、そこの女・・・・」
>「ミナセよ。」
> 本人が注釈をいれる。
>「・・・・ミナセとやらを狙った奴を追うものだ。」
>「あれ、何者?」
> 自分が狙われたというのに、何故か日常会話みたいにはなす水無瀬。
>「あれの名はエリュシオン=リーンウォルス。とある教会の神官だ。」
>「神官?神サマに仕えてるようなのが何で人を狙う?」
>「『改変の神託』に関わりがあるらしい。」
>「?・・・何それ。」
> 
>リナ達が一通り話すと、水無瀬は妙に納得したようだ。
>「何となくわかった気がするけど・・・・。でもねぇ・・・・・。」
>「何がわかったのよ!?」
>「ヒ・ミ・ツ♪」
> 水無瀬は相変わらず慌てた様子もない。
> ある意味、当たり前なのだ、彼女にとっては。
>「ま、でも、簡単にやられるのもヤだし、とりあえず、やれるだけやってみますか!」
> 周りそっちのけで、水無瀬は一人決意した。
> しかし、彼女にもわかっていないことがある。
> これが終わればおしまいなのではない。
> これはまだ、全ての始まりに過ぎないのだと。
>
>#####################################
> あとがき
> はい。今回は完全にオフの友人たちにもらったのばかりになってしまいました。
> すいません、も少し待ってて下さい。
> 水無瀬はなぜ狙われるのか、フェインは一体何者なのか、エリュシオンをなぜ追うのか、そして、始まりに過ぎないとはどういうことか、気長に見ていてくださいね♪
それではがんばってください。
僕のリクエストキャラ出るかなぁ〜

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9770ぱにっく・in・スレイヤーズ 4みうじっく 2002/9/26 16:00:25
記事番号9685へのコメント

 こんにちは!
 祝 三日連続投稿!と、言っても、そろそろペース落ちます。
 いやぁ、そろそろ部活が忙しくなるので・・・・。
 今回の初出キャラは、とりあえずいません。
 それと、ことわっておきますが、どんなキャラも(多少強引にでも)スレイヤーズの世界に組み込むので、多少の設定の差は勘弁して下さい。
#####################################
 ぱにっく・in・スレイヤーズ 4

 サイラーグに程近い、街道沿いの宿屋。リナ達一行はとりあえず、ここに今日の宿をとった。
 そして、食事・・・・・・
「ガウリイ!それとった!」
「ふぁっ!ヒハ、ふふいほ!(訳:あっ!リナ、ずるいぞ!)」
 積み重なる皿、まるでブラックホールに吸い込まれるかのように、見る間に料理が消えていく。
「・・・・・・・・・・」
 水無瀬は、食欲減退を起こしていた。
(そりゃあね、スレイヤーズファンとして、覚悟はしてたつもりだったよ。でも・・・・これはさすがに・・・・)
 心の中でぼやく水無瀬。しかし、そんなのが伝わるわけがなく、今もなお、皿は増えていくのであった。
「あのー・・・・。私、部屋に行ってますね・・・・・・。」
 聞こえていないことを覚悟で、水無瀬は言って席を立った。

「ふう・・・・。」
 水無瀬は小さくため息をつく。
(いろいろあったよなぁ・・・・今日一日で。)
 なんとなく思いを馳せつつ、水無瀬はささやく程度の声で歌いだした。
(歌は、好き。こういうときでも、心が落ち着く・・・・。)
 水無瀬の声は、よく通る。高く、低く・・・・。
 水無瀬は、高校ではコーラス部に入っている。そこで、ソリストをやっていることからも分かるように、上手だ。

 Laudamus te Benedicimus te
Adoramus te Glorificamus te

 水無瀬は歌う。と、そこに!
「ミナセさん!大変です。ゼロスさんが・・・・!」
「ゼロスさんがどしたの?アメリアさん。」
「それが・・・・」

「はぁ!?倒れた?」
「はい。」
 (まさか。魔族が倒れる?)
 水無瀬は完全に疑いながらも下へ降りてゆく。すると・・・・

(まぢ?)
 本当に倒れていた。
「ちょっと、どうしたのよ?」
「・・・・・・・・・・」
 ささやきを聞き取ろうと、リナが耳を近づける。
「・・・・・・はぁ?」
「何て言ったの?」
 水無瀬が問う。リナは答えて言った。
「とりあえず、ここじゃ話しにくいから部屋に行きましょ。」

「で?」
 部屋につくなり水無瀬は切り出した。
「・・・・・その前に、実はミナセ・・・・」
 リナが言いにくそうに話す。が、水無瀬はさらっと言った。
「ゼロスさんが魔族ってことはわかってるから、さっさと話を進めて。」
「な・・・・・」
「何で知ってるかはまだ言えないけど・・・・。」
「お前・・・・」
 さすがにゼルが声を荒げる。
「けど、これだけは言える。ゼロスさんが、危ないってこと。で、リナさん。」
 四人は、多少不満そうながらも先を聞くためにリナをうながした。
「・・・・何か、物凄い正の感情が、って言ってたけど。」
 水無瀬は、一瞬にして思い当たった。
「・・・・・ごめん、それ、私のせいかもしんない。」
「え・・・・どういうこと?」
「つまり・・・・」
 いって、また歌い始めた。
  びくうっ!
 ゼロスが、いきなりのけぞる。
「あ、やっぱり・・・・。」
 四人が一斉に聞いた。
「「「「何なの(何なんだ)、それ?」」」」
 それに答えて水無瀬は一言。
「賛美歌。」
「「「「・・・・・・・・・・は?」」」」
「神をたたえる歌。・・・・まさかこうなるなんて思わなかったけど・・・・よく考えたら、さすがに千数百年分の正の気のつまった歌はきついかな・・・・?」
 沈黙が、あたりを包んだ。

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 あとがき・・・・ってか座談会。
みうじっく(以下み):こんにちは!やってしまいましたよ、ついに!
響(以下き):こんにちは。みうじっくとは、オフでも友達やってます、I・Tの響です。やりましたね、みうじっく。
み:はい、ついにやっちゃいました!『対魔族用兵器、賛美歌の恐るべき力!』
き:もともと、私が考えたのをみうじっくに話したら、「よっしゃ!それ採用!」とか言われて・・・・まさか使うとは思ってなかった。
み:響と私って、前合作してたから、響の考えたネタは大体私も使える。それに、私もちょくちょく協力してたし。
き:ま、いいけどね。どうせ私じゃ使わないし。
二人:では、この辺で失礼します♪