◆−続・懺悔−ザズルア=ジャズルフィードゥ (2002/9/25 17:31:27) No.9728
 ┗Re:続・懺悔−ドラマ・スライム (2002/9/25 19:57:42) No.9745
  ┗Re:続・懺悔−ザズルア=ジャズルフィードゥ (2002/9/28 14:39:17) NEW No.9850


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9728続・懺悔ザズルア=ジャズルフィードゥ E-mail 2002/9/25 17:31:27


と、どーもどーも。ザズルア=ジャズルフィードゥです。
短編のはずなのに何故中編がついてきたのでしょう・・・?(爆)
新規にしたのはもうすぐ下のツリーが落ちそうだから。(もっとはよ書かんかい)
まぁ、とりあえずお楽しみください。

††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††

 あたしは目が覚めた。窓から見える満月は空の高いところで輝いている。
 夢を見た。知っている男の人と知らない女の人の夢。
「あれって・・・、ヴェルタニーア様だよね・・・。」



                        続・懺悔



 夢の内容はこんな感じだった。
 星たちは輝くのに月が顔を見せない夜、ヴェルタニーア様とあたしの知らない女の人が話をしていた。その話の内容と夢の中間辺りの様子は忘れたけど、最後に女の人がヴェルタニーア様のそばを離れていったことは覚えている。
「あの人がヴェルタニーア様が言っていた傷つけてしまった女性・・・?」
 つぶやき、あたしは吹き出す。
「なわけないよね!たかが夢じゃん!あっはっはっはっはっ!!」
 近所迷惑にならないくらいの声で笑い、心当たりを思い出し、笑うのをやめた。
(・・・あたし、寝る前に歌った・・・。)
 ご存じだろうが、あたしの歌には特殊な力があって、あたしが歌えば特殊な現象が起きる。その効果には限界もあるらしく、以前この歌の力でゼルガディスの身体を戻そうとしたが、彼にかけられた魔力が強すぎてだめだった。
 閑話休題。
 で、あたしはそんなことを忘れ、十五夜の月の余りの美しさに詩人の本能で一曲歌ってしまったのだ。・・・簡単に言えば「愛しきあの人はどんな夢をみてるのかなv今夜あたしもあなたと同じ夢を見たいなv」と言う感じの夢を。
 ・・・笑うな!そこ!!
 それに、あたしは見た目こそ二十代半ばのお姉さんだが、中身はまだまだ15の夢見る少女vなんだから!!
 ・・・だから笑うな!冗談だからって!!
 まぁ、冗談といっても冗談なのは言い回しだけ。言った内容は真実で、とある事情で急激に肉体が成長したため、15歳で大人そのものの身体をしているのだ。
 まぁ、そんなことはどこかそこらへんにでもおいといて。
 あたしは見た夢について思いふけった。
(ヴェルタニーア様・・・。あたしはてっきり、いつもあなたの探している思い人さんの夢を見ているのだと思ってました。
 でも・・・、その事件はヴェルタニーア様自身も深く傷ついていたようですね・・・。)
 思い、あたしは再びベッドにもぐり、眠りについた。
 再び、彼の見ている夢を見るとは知らずに・・・。




 そこは、夜の庭園だった。
 空には満月が輝き、庭園には二人の男女がいた。男性はまだ20歳前後のヴェルタニーア様。女性は――さっきの夢に出てきた女性に似ていた。
『ヴェル、太陽の下で咲く花たちも素敵だけど、月の下の花たちも神秘的で素敵だと思わない?』
 月の下で花たちに囲まれ、女性は言った。
 ヴェルタニーア様は女性が自分のことを『ヴェル』と呼んでいるのに嫌な顔一つしない。それはきっと、ヴェルタニーア様がその女性のことを特別だと思っているからだと思う。
『夜は花たちも眠っているのよ。
 花たちの寝顔は可愛いわよね。』
 女性はヴェルタニーア様に美しい笑みを向ける。ヴェルタニーア様も笑みを返す。あたしは一度も見たことのない優しい笑み。
『ねぇ、ヴェル。
 花たちの寝顔と私の寝顔、どっちが可愛い?』
 女性の突然の問いに、ヴェルタニーア様は頬を赤らめ、女性を抱き寄せて彼女の耳元で何かささやいた。きっと――『あなたですよ。』と。
 夢は、そこで終わった。
 不思議なことに、この夢を見ていたとき、そしてそれからこの夢を思い出すときも、あたしはまったく嫌な気にならないのだ。最初の夢を見ていた時は憎しみにも似た嫌悪感があったというのに・・・。
 その意味は、その後にわかるのである。


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9745Re:続・懺悔ドラマ・スライム 2002/9/25 19:57:42
記事番号9728へのコメント

ザズルア=ジャズルフィードゥさんは No.9728「続・懺悔」で書きました。
>
>と、どーもどーも。ザズルア=ジャズルフィードゥです。
>短編のはずなのに何故中編がついてきたのでしょう・・・?(爆)
>新規にしたのはもうすぐ下のツリーが落ちそうだから。(もっとはよ書かんかい)
>まぁ、とりあえずお楽しみください。
はい〜
>
>††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††
>
> あたしは目が覚めた。窓から見える満月は空の高いところで輝いている。
> 夢を見た。知っている男の人と知らない女の人の夢。
>「あれって・・・、ヴェルタニーア様だよね・・・。」
>
>
>
>                        続・懺悔
>
>
>
> 夢の内容はこんな感じだった。
> 星たちは輝くのに月が顔を見せない夜、ヴェルタニーア様とあたしの知らない女の人が話をしていた。その話の内容と夢の中間辺りの様子は忘れたけど、最後に女の人がヴェルタニーア様のそばを離れていったことは覚えている。
>「あの人がヴェルタニーア様が言っていた傷つけてしまった女性・・・?」
> つぶやき、あたしは吹き出す。
>「なわけないよね!たかが夢じゃん!あっはっはっはっはっ!!」
笑うか?
> 近所迷惑にならないくらいの声で笑い、心当たりを思い出し、笑うのをやめた。
>(・・・あたし、寝る前に歌った・・・。)
> ご存じだろうが、あたしの歌には特殊な力があって、あたしが歌えば特殊な現象が起きる。その効果には限界もあるらしく、以前この歌の力でゼルガディスの身体を戻そうとしたが、彼にかけられた魔力が強すぎてだめだった。
ゼルディガス・・・キメラのまま
> 閑話休題。
> で、あたしはそんなことを忘れ、十五夜の月の余りの美しさに詩人の本能で一曲歌ってしまったのだ。・・・簡単に言えば「愛しきあの人はどんな夢をみてるのかなv今夜あたしもあなたと同じ夢を見たいなv」と言う感じの夢を。
> ・・・笑うな!そこ!!
> それに、あたしは見た目こそ二十代半ばのお姉さんだが、中身はまだまだ15の夢見る少女vなんだから!!
ほーなの
> ・・・だから笑うな!冗談だからって!!
> まぁ、冗談といっても冗談なのは言い回しだけ。言った内容は真実で、とある事情で急激に肉体が成長したため、15歳で大人そのものの身体をしているのだ。
> まぁ、そんなことはどこかそこらへんにでもおいといて。
> あたしは見た夢について思いふけった。
>(ヴェルタニーア様・・・。あたしはてっきり、いつもあなたの探している思い人さんの夢を見ているのだと思ってました。
> でも・・・、その事件はヴェルタニーア様自身も深く傷ついていたようですね・・・。)
> 思い、あたしは再びベッドにもぐり、眠りについた。
> 再び、彼の見ている夢を見るとは知らずに・・・。
うおオーーー『?』
>
>
>
>
> そこは、夜の庭園だった。
> 空には満月が輝き、庭園には二人の男女がいた。男性はまだ20歳前後のヴェルタニーア様。女性は――さっきの夢に出てきた女性に似ていた。
>『ヴェル、太陽の下で咲く花たちも素敵だけど、月の下の花たちも神秘的で素敵だと思わない?』
> 月の下で花たちに囲まれ、女性は言った。
> ヴェルタニーア様は女性が自分のことを『ヴェル』と呼んでいるのに嫌な顔一つしない。それはきっと、ヴェルタニーア様がその女性のことを特別だと思っているからだと思う。
>『夜は花たちも眠っているのよ。
> 花たちの寝顔は可愛いわよね。』
> 女性はヴェルタニーア様に美しい笑みを向ける。ヴェルタニーア様も笑みを返す。あたしは一度も見たことのない優しい笑み。
>『ねぇ、ヴェル。
> 花たちの寝顔と私の寝顔、どっちが可愛い?』
> 女性の突然の問いに、ヴェルタニーア様は頬を赤らめ、女性を抱き寄せて彼女の耳元で何かささやいた。きっと――『あなたですよ。』と。
> 夢は、そこで終わった。
> 不思議なことに、この夢を見ていたとき、そしてそれからこの夢を思い出すときも、あたしはまったく嫌な気にならないのだ。最初の夢を見ていた時は憎しみにも似た嫌悪感があったというのに・・・。
> その意味は、その後にわかるのである。
『スレイヤーズ寄せ鍋風』は『悪夢無き地の物語:王国と魔:』として開始されました。
読んで感想書いてくださるとうれしいです。
現在プロローグまで書かれています。
>
>

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9850Re:続・懺悔ザズルア=ジャズルフィードゥ 2002/9/28 14:39:17
記事番号9745へのコメント

ドラマ・スライムさんは No.9745「Re:続・懺悔」で書きました。
>> あたしは目が覚めた。窓から見える満月は空の高いところで輝いている。
>> 夢を見た。知っている男の人と知らない女の人の夢。
>>「あれって・・・、ヴェルタニーア様だよね・・・。」
>>
>>
>>
>>                        続・懺悔
>>
>>
>>
>> 夢の内容はこんな感じだった。
>> 星たちは輝くのに月が顔を見せない夜、ヴェルタニーア様とあたしの知らない女の人が話をしていた。その話の内容と夢の中間辺りの様子は忘れたけど、最後に女の人がヴェルタニーア様のそばを離れていったことは覚えている。
>>「あの人がヴェルタニーア様が言っていた傷つけてしまった女性・・・?」
>> つぶやき、あたしは吹き出す。
>>「なわけないよね!たかが夢じゃん!あっはっはっはっはっ!!」
>笑うか?
笑いません?(あたしだけ!?)
>> 近所迷惑にならないくらいの声で笑い、心当たりを思い出し、笑うのをやめた。
>>(・・・あたし、寝る前に歌った・・・。)
>> ご存じだろうが、あたしの歌には特殊な力があって、あたしが歌えば特殊な現象が起きる。その効果には限界もあるらしく、以前この歌の力でゼルガディスの身体を戻そうとしたが、彼にかけられた魔力が強すぎてだめだった。
>ゼルディガス・・・キメラのまま
そんなすぐには戻しません。薄情な言い方ですが。
>> 閑話休題。
>> で、あたしはそんなことを忘れ、十五夜の月の余りの美しさに詩人の本能で一曲歌ってしまったのだ。・・・簡単に言えば「愛しきあの人はどんな夢をみてるのかなv今夜あたしもあなたと同じ夢を見たいなv」と言う感じの夢を。
>> ・・・笑うな!そこ!!
>> それに、あたしは見た目こそ二十代半ばのお姉さんだが、中身はまだまだ15の夢見る少女vなんだから!!
>ほーなの
そーなの。
>> ・・・だから笑うな!冗談だからって!!
>> まぁ、冗談といっても冗談なのは言い回しだけ。言った内容は真実で、とある事情で急激に肉体が成長したため、15歳で大人そのものの身体をしているのだ。
>> まぁ、そんなことはどこかそこらへんにでもおいといて。
>> あたしは見た夢について思いふけった。
>>(ヴェルタニーア様・・・。あたしはてっきり、いつもあなたの探している思い人さんの夢を見ているのだと思ってました。
>> でも・・・、その事件はヴェルタニーア様自身も深く傷ついていたようですね・・・。)
>> 思い、あたしは再びベッドにもぐり、眠りについた。
>> 再び、彼の見ている夢を見るとは知らずに・・・。
>うおオーーー『?』
>>
>>
>>
>>
>> そこは、夜の庭園だった。
>> 空には満月が輝き、庭園には二人の男女がいた。男性はまだ20歳前後のヴェルタニーア様。女性は――さっきの夢に出てきた女性に似ていた。
>>『ヴェル、太陽の下で咲く花たちも素敵だけど、月の下の花たちも神秘的で素敵だと思わない?』
>> 月の下で花たちに囲まれ、女性は言った。
>> ヴェルタニーア様は女性が自分のことを『ヴェル』と呼んでいるのに嫌な顔一つしない。それはきっと、ヴェルタニーア様がその女性のことを特別だと思っているからだと思う。
>>『夜は花たちも眠っているのよ。
>> 花たちの寝顔は可愛いわよね。』
>> 女性はヴェルタニーア様に美しい笑みを向ける。ヴェルタニーア様も笑みを返す。あたしは一度も見たことのない優しい笑み。
>>『ねぇ、ヴェル。
>> 花たちの寝顔と私の寝顔、どっちが可愛い?』
>> 女性の突然の問いに、ヴェルタニーア様は頬を赤らめ、女性を抱き寄せて彼女の耳元で何かささやいた。きっと――『あなたですよ。』と。
>> 夢は、そこで終わった。
>> 不思議なことに、この夢を見ていたとき、そしてそれからこの夢を思い出すときも、あたしはまったく嫌な気にならないのだ。最初の夢を見ていた時は憎しみにも似た嫌悪感があったというのに・・・。
>> その意味は、その後にわかるのである。
>『スレイヤーズ寄せ鍋風』は『悪夢無き地の物語:王国と魔:』として開始されました。
>読んで感想書いてくださるとうれしいです。
>現在プロローグまで書かれています。
はい、部活の時など時間を見つけて読ませていただいてますv(レス入れろってば)