◆−はじめに。−キツネノテブクロ (2002/9/27 09:38:13) NEW No.9791 ┣――硝子―― 零れ落ちた沙 1−キツネノテブクロ (2002/9/27 09:42:10) NEW No.9792 ┣――硝子―― 零れ落ちた沙 2−キツネノテブクロ (2002/9/27 09:43:35) NEW No.9793 ┣1と2のまとめてあとがき。−キツネノテブクロ (2002/9/27 09:48:51) NEW No.9794 ┣――硝子―― 零れ落ちた沙 3−キツネノテブクロ (2002/9/27 12:26:43) NEW No.9800 ┃┗Re:まとめ読み−ドラマ・スライム (2002/9/27 13:25:09) NEW No.9809 ┃ ┗Re:Re:まとめ読み−キツネノテブクロ (2002/9/27 18:18:34) NEW No.9819 ┗――硝子―― 零れ落ちた沙 4−キツネノテブクロ (2002/9/27 18:14:24) NEW No.9818 ┣Re:――硝子―― 零れ落ちた沙 4−ドラマ・スライム (2002/9/27 18:49:44) NEW No.9822 ┃┗Re:――硝子―― 零れ落ちた沙 4−キツネノテブクロ (2002/9/27 19:55:53) NEW No.9828 ┣うわー。ひさびさにレスったよ自分。−雷甲子 (2002/9/27 20:51:44) NEW No.9834 ┃┗Re:うわー。ひさびさにレスったよ自分。−キツネノテブクロ (2002/9/28 06:57:42) NEW No.9841 ┗というわけで・・・・。−海藤雄馬 (2002/9/28 20:44:05) NEW No.9881 ┗Re:というわけで・・・・。−キツネノテブクロ (2002/9/29 07:12:33) NEW No.9893
9791 | はじめに。 | キツネノテブクロ | 2002/9/27 09:38:13 |
ども、キツネノテブクロです。 予告していたラダマンティス=グレイワーズの話です。 この話は、「龍皇奇譚」の話の都合上、入れると説明が増えて大変なので、別にしたものです(^^; ラダマンティスの過去にまつわるエピソード、それではお楽しみください。(ぺこり) |
9792 | ――硝子―― 零れ落ちた沙 1 | キツネノテブクロ | 2002/9/27 09:42:10 |
記事番号9791へのコメント ――硝子―― 零れ落ちた沙 青白い月がかかる夜。 王城の執務室で、ラダマンティスは溜まっていた仕事に、一区切りをつけていた。 執務室の机の椅子に体を沈め、静寂の時がゆっくりと意識を眠らせる。 こんこんっ! ノックの音に眠りかけた意識が覚醒する。 「開いてるぞ」 扉に言葉を投げ、身を起こす。 入って来たのは、青みを帯びた銀の髪を腰まで伸ばし、金混じりの琥珀の瞳を持つ、きつい顔だちの美貌の青年。 「わりい、邪魔だったか?」 聞き心地の良いハスキーな声が唇からもれる。 「いや、ちょっとうとうと仕掛けてはいたが」 そう言って、口元に微かに笑みを浮かべる。 「何か用があってきたんだろ?」 「まあな、あんたの息子の事でちょっとな・・・」 「・・・・ゼルガディスに何かあるのか・・・」 「明日、セイルーンの姫さんたちと一緒に行くそうだ。 で、俺の方の用事が済んだらあいつを元の姿に戻そうと思う」 「・・・」 「で、なんだが・・・」 「あの封印≠ヘ何だ?」 「・・・・・」 ――――――暫しの沈黙の時が流れる。 「昔話をしていいか?」 その世界は、白い神と魔が存在していた。 長きに渡る争いの果てに、疲弊しきった神と魔は一時の休戦の時をもった。 白き竜神リュシフィードと、白き魔、白霧ルグラディグドゥは、戦いの中で興味を持った人間≠ニ言う種族を、自分達で創ろうとした。 それは神と魔の狭間にあり、その両方の力を使う事の出来る、稀有な種族でもあった。 両者は互いの血肉を使い、人の子を創り出し、名を「玻璃」とつけられた。 その子の容姿は白銀の髪と雪の肌を持ち、銀の瞳を持った美しい少年だった。 神と魔は少年に大陸の一つを任せた。 数年後、その大陸は地獄と化していた・・・ 「何があった?」 「我らはこれ程残酷な物を創り出したのか?」 玻璃に与えられた大陸は血の色に染まり、大気は血の芳香が漂う・・・ 血に染まった大地に白く浮き上がるように、少年は佇んでいた。 「解らないから壊した」 神と魔が少年に問うた時、少年の答えがこれだった。 少年には感情がなかった。 ただ、目に映るものを壊していった、神も魔も関係なく壊していった。 そして、壊しては直し壊しては直しを繰り返した。 ―――少年は痛みを知らなかった・・・ ―――少年は命を知らなかった・・・ ―――少年は・・・・・・心を知らなかった・・・ ―――人形・・・だった・・・ 少年は壊した、目に映ったものを、自分の知らないものを知るものを・・・ 神に属する者も、魔に属する者も、人間も・・・命があるものは、生きながら手を引き千切り、足を切り落とす・・・ 少年は恐怖そのものであり、死そのもであった。 やがて少年は死の破壊者と呼ばれた・・・ 神と魔は少年を隔離した。 血を浴びながらも血に染まらぬ白い少年が、何よりも不気味に見えた。 そして・・・・封印した・・・ <続> |
9793 | ――硝子―― 零れ落ちた沙 2 | キツネノテブクロ | 2002/9/27 09:43:35 |
記事番号9791へのコメント ――硝子―― 零れ落ちた沙 気が遠くなるほどの時が流れ・・・・・ 少年は目覚めた。 神と魔の封印は弱まり、少年を押さえつける事は出来なくなっていた。 神と魔の戦いは何時果てる事無く、続いていた。 「・・・・」 少年は感情なくそれを見ていた・・・・封印されてからも・・・ 神と魔は少年が目覚めた事を知った。 そして願った、全てを生み出せし金色の王に・・・ 少年を永遠に眠らせることを・・・ 金色の王は少年を眠らせなかった、その代わり心を与え別の世界へ飛ばした・・・少年は一人になった。 「君の名前は?」 ふと聞かれ、玻璃は戸惑った。 ただ宛もなくふらふらと歩き続けて、森に迷い込んでしまった。 何とか見つけた小さな小川の側で、適当に腰を下ろし休んでいると、砂色の髪に淡い翠の瞳の女性が声をかけてきた。 自分を森で迷子になった子供と思ったのだろう。 「・・・」 黙ったままでいると、女性は困ったような表情を浮かべる。 「名前を忘れたのかな?」 玻璃は答えない。 「じゃあ、お父さんとお母さんは?」 「・・・・いない・・・捨てた・・・俺を・・・」 小さく呟いて答える。 「帰るとこが無いのね。 じゃあ、お姉さんのとこに来る?」 優しい笑みを浮かべて、玻璃に聞いてくる、そして・・・玻璃は頷いていた。 「じゃあ、行こうか」 女性は玻璃の手を取ると、玻璃の歩くペースに会わせて歩き出した。 女性は森の中の、小さな家に一人で住んでいた。 魔道士らしく、魔道書やマジックアイテムなどがそこいらに置かれてあった。 「そうだ、君の名前どうしよっか?」 そういって暫く何かの本を見ていたが・・・ 「これなんかどうかな? ラダマンティス$_話に出てくる強い人の名前。 だめかな?」 「・・・それでいい」 玻璃は微かに頷きそう答えた。 「じゃあ、きまり。 今日から君はラダマティス=Aラダマティス=グレイワーズよ」 「グレイワーズ?」 「私の名前がマイア=グレイワーズだから。 君は今日からここに住むし、どうせならいっそ姉弟になりましょ」 「姉弟?」 「いやかな?」 マイアに言われ、玻璃・・・ラダマンティスは首を横に振る。 それを見て彼女は嬉しそうに微笑んだ。 それから五年ほどの時が流れた。 年のはっきりしないラダマティスは、マイアの家に来た日を誕生日にし、その時は十歳くらいに見えていたから、その時はそのまま十歳として勘定した。 「しかし、背が伸びたわねえ」 マイアは呆れるように言う。 たった五年で、自分の胸より下だった身長があっという間にのび、今では自分より高くなったいる。 「姉さん、俺一応男」 ラダマンティスは笑いながら、姉に言う。 この五年で、笑う事が出来るようになっていた。 姉の手伝いをしながらも、最近はもっぱら力仕事は彼の役目になったいた。 ――こういうのを幸せっていうのか・・・ 玻璃と言う名の頃は知らなかった、心というもの。 それを今は感じられるようになった、ただの人形だった頃と違うと・・・ 「ラダ、今日はお客さんが来るから、早めに戻ってきてね」 姉の言葉を背に、何時もの狩りに出かけるラダマンティス。 狩りを終え戻ると、姉が言っていた様に、客人が来ていた。 赤い法衣の目を閉ざした青年と、自分と同じ位の年頃の銀髪の少女。 「おや、彼は?」 青年の方がマイアに問いかける。 「私の弟。 ラダマンティスよ」 「ああ、彼が貴方の言っていた弟さんですか。 初めまして、ラダマンティス君、私はレゾ。 で、この子が私の孫でメティスですよ」 「あ・・・はじめまして」 ――それが出会いだった―― <続> |
9794 | 1と2のまとめてあとがき。 | キツネノテブクロ | 2002/9/27 09:48:51 |
記事番号9791へのコメント まだ続く ラダ:・・・・おれは化けモンか? そう見えるね;; これだと ラダ:俺って人間じゃなかったのか(TT) 何言ってるかな、人間だよ。 普通に生まれてないけど。 ラダ:昔の名玻璃≠セっけ? 今の俺には似合わん名前だな;; まあ、いいじゃないか。 ラダ:まだ続くのか? 当然。 ゼルが生まれるとこまで書きたいからね。 ラダ:そうか・・・ じゃあ、この辺で。 ラダ:次回をよろしく。 |
9800 | ――硝子―― 零れ落ちた沙 3 | キツネノテブクロ | 2002/9/27 12:26:43 |
記事番号9791へのコメント ――硝子―― 零れ落ちた沙 良く笑う子だった。 孔雀色の瞳には何時も明るい光があり、自分を見ていた。 「それにしてもラダの目、綺麗ね」 メティスは何時もそう言っていた、それがラダマンティスには嬉しかったが、同時に恐ろしかった。 自分が何者かを知れば、幾ら物事に拘らない性格のメティスでも、自分を避けるのではと思ったのだ。 「俺は、メティの目のほうが綺麗だと思う・・・不思議な色だし」 メティスの目は光の加減で、翠から蒼へとゆらめく様に変わる。 自分の冷たい銀の目などよりも、よっぽど綺麗だった。 「うーん、どうなのかしらね。 私はラダの目は綺麗だと思うし、ラダ自身もカッコイイと思うもん」 花のような笑顔をラダマンティスに向け、メティスは言葉にする。 ――メティは優しいんだな・・・ 今の自分が幸せだと思えるときでもあった。 守りたい、そう思ったのはこの時だったのかもしれない・・・ 玻璃・・・ラダマンティスはこの世界で心を知った、感情を知った。 人間と言う名の人形だった頃に無かったものを知った彼は、本当の意味で人間になったのかもしれない。 ただ形だけ創っても、中に何も無ければそれは意味の無いもの・・・ ――俺は人形じゃない 二人が恋仲になり、夫婦となるのにそれ程時はかからなかった・・・ 今ラダマンティスの腕の中に居るのは、生まれて間もない赤ん坊。 昨年お互い十八で結婚し、今年生まれた男の子。 両親に似た白に近い銀髪をして、瞳の色は父親と同じ銀色だった。 男の子はゼルガディス≠ニ名づけられた。 だがラダマンティスは、何故か言い知れぬ恐怖を感じた・・・・かつての自分がそこに居るかのような・・・ 恐怖は現実だった・・・・否・・・ゼルガディスはかつての玻璃よりも恐怖そのものだった。 幼いながらも美しい容姿に天使の微笑を浮かべ、その手を血に塗れさせる。 目に映るもの全てが壊れ、姿を変えていく・・・・ 玻璃は壊して殺し、そして直して壊し殺す・・・だが、ゼルガディスは殺さずただ壊すだけ、命あるものはその命を奪わずただ苦痛を与える。 まだ、五歳になろうかと言うような子供が、地獄を与える者だと誰も思いはしない。 この、狂気に満ちた子供のその本性を知るのは、生みの親たるメティスとラダマンティス・・・ ラダマンティスは告げた、自分のことを全て。 そして願った、血の封印を・・・白き神と魔の力により歪んでしまった者の・・・ メティスはその言葉を受け入れた、ラダマンティスとゼルガディスに幾重もの封印をかけて・・・ ラダマンティスの封印は、この世界の神と魔の力を借りて行われた。 その影響により、ラダマンティスの瞳は創造主たちの色である銀色から、この世界の色であるルビー色に変わった。 ゼルガディスの封印も同じように行われた、がその瞳は母であるメティスと同じ孔雀色に変わった。 メティスはさらに、ゼルガディスの記憶も封印した・・・ ゼルガディスが五歳の時に生まれた妹の瞳は、母と同じ孔雀色をしていた・・・血の封印によりラダマンティスの闇の血は受け継がれる事はなかった・・・ その後、レゾの中の魔王がゼルガディスの中にある異界の血と、自らの魔の血による暴走を恐れ、キメラという手を使ってさらに封印を施した・・・ <続> あと(あ)がき 最後が暗っ! ラダ:・・・・・・・・・・・・・ どしたのさ? ラダ:俺だけじゃなくゼルまで化け物扱い(泣) そーいうつもりじゃないいんですけど(汗) 書いてる人間が壊れてるだけだからねえ;; ラダ:お前がか そう。 ラダ:自分で言うか!? えっ? 実の兄に壊れてる呼ばわりされたぞ、私は ラダ:おいおい(滝汗) ま、この話は多分次くらいで終る予定。 ラダ:ふーん じゃあこの辺で。 ラダ:次回もよろしく。 |
9809 | Re:まとめ読み | ドラマ・スライム | 2002/9/27 13:25:09 |
記事番号9800へのコメント とりあえず面白かったです。 相変わらず凄い文章です。 それではまたお会いしましょう |
9819 | Re:Re:まとめ読み | キツネノテブクロ | 2002/9/27 18:18:34 |
記事番号9809へのコメント ドラマ・スライムさんは No.9809「Re:まとめ読み」で書きました。 > >とりあえず面白かったです。 有難う御座います。 >相変わらず凄い文章です。 うーん、これはどう反応すれば;;; ラダ:俺に聞くなよ;; >それではまたお会いしましょう はい、またよろしくです。 |
9818 | ――硝子―― 零れ落ちた沙 4 | キツネノテブクロ | 2002/9/27 18:14:24 |
記事番号9791へのコメント ――硝子―― 零れ落ちた沙 ―――――話し終えた時、その場を満たしたのは冷たい静寂・・・ 「・・・・なぜ?・・・」 「似てるとは言わんが・・・・近いだろ?」 「神と魔に振り回された者か・・・」 「・・・・・・・・・ああ」 神と魔に振り回され、今もまだ切れることなく続く業・・・・それを知るのは当事者のみ。 「ゼルの体を元に戻すのは構わんが・・・きっと封印も解ける。 そのままにしておけば、ゼルガディスは俺から受け継ぐ狂気の血を、再び覚醒させるだろう」 声に滲むのは苦渋と・・・後悔・・・・ 「俺が封印をしておくさ。 その話を聞いてほっとける奴もいないだろ」 「・・・・封印はしてくれ。 だが、この話はしないでくれ・・・あいつには」 「何故だ?」 「俺が話す・・・あいつが全てを受け入れられるほど、強くなったら・・・」 「そうか。 なら俺は何も言わない、あんた達親子の事はあんた達で決めるべきだろうしな」 「すまん」 「誤る事でもねえだろ」 そう言うと、柔らかい笑みを浮かべた。 柔らかな月明かりの下、金色の王は一人だれも居ない王城の庭に居た。 気配感じ振り向いた先には、青白い光を纏った青年・・・・ 「ヴァル・・・」 金色の王の髪は月明かりを受け、その見事な金髪は更なる輝きを増している。 「あんた、あの親子の事知ってただろ」 「・・・・玻璃≠フこと?」 表情を浮かべずに金色の王を見る目は、何処か泣き出しそうにも見え、問いかける声も自然躊躇いがちになる。 「聞いたんだ、玻璃のことを・・・あの子は哀しい子でしょ?」 「ああ・・・そしてその血をひく者も・・・」 神と魔の歪みが生んだ狂気の血・・・それを闇の血と呼ぶ者の哀しい声・・・ 「どうすんの?」 「・・・・殺さねえ・・・・殺せねえ・・・」 「・・・・」 「だから・・・封じる・・・」 「・・・そう・・・」 二人の間に静かに風が吹く・・・ ―――――――――ただ・・・緩やかに・・・・・・ <終> あとがき。 おわり。 しかもみぢかっ! ラダ:おい(怒) タイトル説明(無視) 硝子=玻璃・ラダマンティス 沙=ゼルガディス ラダ:良く解らん あんたはガウリイか;; 玻璃って言うのは、硝子とか水晶とかのことなんだよ! で、零れ落ちた沙ってのが、硝子の欠片つまり、ラダ氏の闇の血をひいちゃったゼルガディスのことっ! これでいいか(怒) ラダ:たぶん。 ・・・・ ラダ:この話はこれで終わりなんだな? そう。 ラダ:これを読んで俺を人間だと認識する奴いるのか?(汗) 知らん! でもラダ氏は人間なの! ラダ:・・・・・ これ以上は単なる喧嘩にしかなりそうにないんで、このへんで。 ラダ:次に会うのは「龍皇奇譚」でだと思うぜ。 そんときゃよろしくな。 |
9822 | Re:――硝子―― 零れ落ちた沙 4 | ドラマ・スライム | 2002/9/27 18:49:44 |
記事番号9818へのコメント キツネノテブクロさんは No.9818「――硝子―― 零れ落ちた沙 4」で書きました。 > >――硝子―― > 零れ落ちた沙 > > > > > > >―――――話し終えた時、その場を満たしたのは冷たい静寂・・・ > > >「・・・・なぜ?・・・」 > >「似てるとは言わんが・・・・近いだろ?」 > >「神と魔に振り回された者か・・・」 > >「・・・・・・・・・ああ」 > > >神と魔に振り回され、今もまだ切れることなく続く業・・・・それを知るのは当事者のみ。 > > >「ゼルの体を元に戻すのは構わんが・・・きっと封印も解ける。 >そのままにしておけば、ゼルガディスは俺から受け継ぐ狂気の血を、再び覚醒させるだろう」 なるほどこのために・・・ >声に滲むのは苦渋と・・・後悔・・・・ >「俺が封印をしておくさ。 >その話を聞いてほっとける奴もいないだろ」 >「・・・・封印はしてくれ。 >だが、この話はしないでくれ・・・あいつには」 >「何故だ?」 >「俺が話す・・・あいつが全てを受け入れられるほど、強くなったら・・・」 >「そうか。 >なら俺は何も言わない、あんた達親子の事はあんた達で決めるべきだろうしな」 >「すまん」 >「誤る事でもねえだろ」 >そう言うと、柔らかい笑みを浮かべた。 > > >柔らかな月明かりの下、金色の王は一人だれも居ない王城の庭に居た。 >気配感じ振り向いた先には、青白い光を纏った青年・・・・ > >「ヴァル・・・」 > >金色の王の髪は月明かりを受け、その見事な金髪は更なる輝きを増している。 > >「あんた、あの親子の事知ってただろ」 >「・・・・玻璃≠フこと?」 >表情を浮かべずに金色の王を見る目は、何処か泣き出しそうにも見え、問いかける声も自然躊躇いがちになる。 >「聞いたんだ、玻璃のことを・・・あの子は哀しい子でしょ?」 >「ああ・・・そしてその血をひく者も・・・」 >神と魔の歪みが生んだ狂気の血・・・それを闇の血と呼ぶ者の哀しい声・・・ > >「どうすんの?」 > >「・・・・殺さねえ・・・・殺せねえ・・・」 > >「・・・・」 > >「だから・・・封じる・・・」 > >「・・・そう・・・」 > >二人の間に静かに風が吹く・・・ > >―――――――――ただ・・・緩やかに・・・・・・ > > ><終> > > >あとがき。 > >おわり。 >しかもみぢかっ! > >ラダ:おい(怒) > >タイトル説明(無視) >硝子=玻璃・ラダマンティス >沙=ゼルガディス > >ラダ:良く解らん > >あんたはガウリイか;; >玻璃って言うのは、硝子とか水晶とかのことなんだよ! >で、零れ落ちた沙ってのが、硝子の欠片つまり、ラダ氏の闇の血をひいちゃったゼルガディスのことっ! >これでいいか(怒) うおおおっーーー > >ラダ:たぶん。 > >・・・・ > >ラダ:この話はこれで終わりなんだな? > >そう。 > >ラダ:これを読んで俺を人間だと認識する奴いるのか?(汗) > >知らん! >でもラダ氏は人間なの! > >ラダ:・・・・・ > >これ以上は単なる喧嘩にしかなりそうにないんで、このへんで。 > >ラダ:次に会うのは「龍皇奇譚」でだと思うぜ。 >そんときゃよろしくな。 それでは〜 |
9828 | Re:――硝子―― 零れ落ちた沙 4 | キツネノテブクロ | 2002/9/27 19:55:53 |
記事番号9822へのコメント >>――硝子―― >> 零れ落ちた沙 >> >> >> >> >> >> >>―――――話し終えた時、その場を満たしたのは冷たい静寂・・・ >> >> >>「・・・・なぜ?・・・」 >> >>「似てるとは言わんが・・・・近いだろ?」 >> >>「神と魔に振り回された者か・・・」 >> >>「・・・・・・・・・ああ」 >> >> >>神と魔に振り回され、今もまだ切れることなく続く業・・・・それを知るのは当事者のみ。 >> >> >>「ゼルの体を元に戻すのは構わんが・・・きっと封印も解ける。 >>そのままにしておけば、ゼルガディスは俺から受け継ぐ狂気の血を、再び覚醒させるだろう」 >なるほどこのために・・・ ヴァルがゼルを元に戻した後の行動はここが原因です。 >>声に滲むのは苦渋と・・・後悔・・・・ >>「俺が封印をしておくさ。 >>その話を聞いてほっとける奴もいないだろ」 >>「・・・・封印はしてくれ。 >>だが、この話はしないでくれ・・・あいつには」 >>「何故だ?」 >>「俺が話す・・・あいつが全てを受け入れられるほど、強くなったら・・・」 >>「そうか。 >>なら俺は何も言わない、あんた達親子の事はあんた達で決めるべきだろうしな」 >>「すまん」 >>「誤る事でもねえだろ」 >>そう言うと、柔らかい笑みを浮かべた。 >> >> >>柔らかな月明かりの下、金色の王は一人だれも居ない王城の庭に居た。 >>気配感じ振り向いた先には、青白い光を纏った青年・・・・ >> >>「ヴァル・・・」 >> >>金色の王の髪は月明かりを受け、その見事な金髪は更なる輝きを増している。 >> >>「あんた、あの親子の事知ってただろ」 >>「・・・・玻璃≠フこと?」 >>表情を浮かべずに金色の王を見る目は、何処か泣き出しそうにも見え、問いかける声も自然躊躇いがちになる。 >>「聞いたんだ、玻璃のことを・・・あの子は哀しい子でしょ?」 >>「ああ・・・そしてその血をひく者も・・・」 >>神と魔の歪みが生んだ狂気の血・・・それを闇の血と呼ぶ者の哀しい声・・・ >> >>「どうすんの?」 >> >>「・・・・殺さねえ・・・・殺せねえ・・・」 >> >>「・・・・」 >> >>「だから・・・封じる・・・」 >> >>「・・・そう・・・」 >> >>二人の間に静かに風が吹く・・・ >> >>―――――――――ただ・・・緩やかに・・・・・・ >> >> >><終> >> >> >>あとがき。 >> >>おわり。 >>しかもみぢかっ! >> >>ラダ:おい(怒) >> >>タイトル説明(無視) >>硝子=玻璃・ラダマンティス >>沙=ゼルガディス >> >>ラダ:良く解らん >> >>あんたはガウリイか;; >>玻璃って言うのは、硝子とか水晶とかのことなんだよ! >>で、零れ落ちた沙ってのが、硝子の欠片つまり、ラダ氏の闇の血をひいちゃったゼルガディスのことっ! >>これでいいか(怒) >うおおおっーーー >> >>ラダ:たぶん。 >> >>・・・・ >> >>ラダ:この話はこれで終わりなんだな? >> >>そう。 >> >>ラダ:これを読んで俺を人間だと認識する奴いるのか?(汗) >> >>知らん! >>でもラダ氏は人間なの! >> >>ラダ:・・・・・ >> >>これ以上は単なる喧嘩にしかなりそうにないんで、このへんで。 >> >>ラダ:次に会うのは「龍皇奇譚」でだと思うぜ。 >>そんときゃよろしくな。 >それでは〜 > 次をよろしくです。 ラダ:次の俺の出番は? えーと・・・・「龍皇奇譚」の第五話には出ないから、早くて第六話かな・・・多分。 |
9834 | うわー。ひさびさにレスったよ自分。 | 雷甲子 | 2002/9/27 20:51:44 |
記事番号9818へのコメント キツネノテブクロさまへ。 ラダ氏最高。 人間なのに人間離れしてるとこが最高。 ってかもう、惚れましたわラダ氏。くだs(めっきょん) 自ゼ「はい、おひさしぶりです。ゼルはそーいう子だったのか、 さすが残酷な魔剣士。すごく納得してる今。(本気) ・・・最高だよ。今までレスあんまりしてなかったけど(ってか初レスか!?このシリーズ!!) ちゃんと読んでるよーvvvもう続き楽しみですーvvvv |
9841 | Re:うわー。ひさびさにレスったよ自分。 | キツネノテブクロ | 2002/9/28 06:57:42 |
記事番号9834へのコメント 雷甲子さんは No.9834「うわー。ひさびさにレスったよ自分。」で書きました。 > >キツネノテブクロさまへ。 >ラダ氏最高。 >人間なのに人間離れしてるとこが最高。 >ってかもう、惚れましたわラダ氏。くだs(めっきょん) あ・・・だいじょうぶですか?;; >自ゼ「はい、おひさしぶりです。ゼルはそーいう子だったのか、 そーいう子なんです。 >さすが残酷な魔剣士。すごく納得してる今。(本気) >・・・最高だよ。今までレスあんまりしてなかったけど(ってか初レスか!?このシリーズ!!) >ちゃんと読んでるよーvvvもう続き楽しみですーvvvv 有難う御座います。 まだまだ続きそうですあのシリーズは;; |
9881 | というわけで・・・・。 | 海藤雄馬 E-mail URL | 2002/9/28 20:44:05 |
記事番号9818へのコメント こんにちは、キツネノテブクロさん。 というわけで、ラダさんのお話♪読ませていただきましたv 只者ではないとは思っていましたが・・・(汗) えっと・・・・と、特殊な生まれなのですね!!! 人間として創られたので、一応人間なのですね!! エクト:人間外にしか思えませんけどねvv うやああああああああああああああ!!(汗) エクトくん!!そういう失礼なこと言わないで下さい!!(滝汗) エクト:はじめまして、キツネノテブクロさん♪これのオリキャラのエクトですv以後お見知りおきを♪ ついに、こんなとこまで進入のエクトくん・・・(汗) エクト:僕、レス要員ですから♪ ま、とにかく!! ラダさん!! 素敵です!! いい味だしてます!! 今後の活躍期待大(←強調)してますvvv ということで、またしても短いですが・・・(しかもレスになってない) これにて。 ではでは。 |
9893 | Re:というわけで・・・・。 | キツネノテブクロ | 2002/9/29 07:12:33 |
記事番号9881へのコメント 海藤雄馬さんは No.9881「というわけで・・・・。」で書きました。 > > >こんにちは、キツネノテブクロさん。 > こんにちはです。 >というわけで、ラダさんのお話♪読ませていただきましたv > >只者ではないとは思っていましたが・・・(汗) >えっと・・・・と、特殊な生まれなのですね!!! >人間として創られたので、一応人間なのですね!! 人間ですv > >エクト:人間外にしか思えませんけどねvv ラダ:やっぱそう見えるか・・・・ 悪かったな;; 人類外な書きかたしてさ;; > >うやああああああああああああああ!!(汗) >エクトくん!!そういう失礼なこと言わないで下さい!!(滝汗) > >エクト:はじめまして、キツネノテブクロさん♪これのオリキャラのエクトですv以後お見知りおきを♪ こちらこそ、よろしくです。 ラダ:俺もよろしく♪ > >ついに、こんなとこまで進入のエクトくん・・・(汗) > >エクト:僕、レス要員ですから♪ > >ま、とにかく!! >ラダさん!! >素敵です!! >いい味だしてます!! >今後の活躍期待大(←強調)してますvvv 活躍させたいというのはいっぱいあります。 あのシリーズにも意地でも出てくるでしょう、嫁さんと一緒に(笑) > > >ということで、またしても短いですが・・・(しかもレスになってない) > >これにて。 >ではでは。 > レス有難うございます。 ラダ氏を気に入っていただけたようで嬉しいです。 |